2018年
07月

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2018/07/31 (火)

「ヤマノススメ サードシーズン」第5話
大理石村ロックハート城レジャー編。

松尾祐輔一人作画回で、ヒロインたちが途中からお姫様コスにドレスアップする展開はキャラデザ担当者の作画らしいキャラ画のかわいらしさを最大限に活かした展開で素晴らしかった。

あと、今回は「大理石村ロックハート城」というロケーションもなかなかに洒落ていて好かったな。

「キャプテン翼(2018年版)」第18話
南葛SC VS.難波FC、武蔵FC VS.常陸FC戦の二部構成。

3メートルはありそうな中西くんのサイズ感がいい意味で漫画的で楽しい。

そして翼を殺しにいった(笑)中西ハンマーのくだりの演出・作画のフリキレ具合も凄くて超人バトルアニメみたいなインパクトのある絵面が大変可笑しくも面白かった。


2018/07/30 (月)

「あそびあそばせ」第4話
前多登場編、遊び人四天王(のうちの一人)来訪編、手押し相撲編、香純さんの自作BL小説編の四本立て。

シリーズ1/3終了のタイミングでリアルな世界観から完全に離脱。

鍵のない部屋で秘め事をはじめる香純さんはさすがのバカキャラという感じ(笑)。
異性に対する猛烈な嫌悪と、年頃らしい異性に対する性的好奇心がせめぎ合うところも味わい深くて面白かった。

「はねバト!」第5話
合宿・VS.コニー編・後編。

北小町もフレ女も先輩たちの人間が出来ていてよかったな、というお話。

試合と試合後と帰宅時のノリのアップダウンが凄まじくってビックリする(笑)。
いささか唐突な感じもしたが緊張感のあるムードを一貫してキープしつつも、大きく一息ついて緩急をつける構成は上手かった。

あと、これはこれまでのシリーズ全体を通して言えることだけど、各キャラクターのトラウマや軋轢を強調することで棘のある人間関係を構築しつつも、個々人の人格は極めて善良で悪人はいない、というバランスの取り方が絶妙な塩梅でなかなかによく出来ている。

「進撃の巨人 Season3」第2話
憲兵団によるエレン&ヒストリア拉致事件編。

みんな同じことを思ったと思うけど、エレンはいつも誰かに拉致られてんな(苦笑)。

ま、それはさておき今回はドラマもアクションもストーリー展開も見どころ盛りだくさんな好編だった。

最大の見せ場のリヴァイの立体機動アクションは密度の高い画面のまま、激しく凝った殺陣をたっぷりと描く、精度とケレンとボリュームがまさに圧巻で完全にTVサイズを超えたクオリティに惚れ惚れとしてしまう。

また、今回はアルミン、ジャン、リヴァイという役回りの配置が完璧な、アルミンの「殺人」に纏わるドラマ、というか議論の掘り下げもよかったし、切羽詰まった状況に相応しく敵味方のリアクションが早い、話の展開もテンポがよくて面白かった。


2018/07/29 (日)

「PERSONA5 the Animation」第17話
アリババ/佐倉双葉攻略編、続き。

双葉は見た目も最高にかわいいが、引きこもりキャラらしい悠木碧の頓狂な演技も楽しくってその点なんかもよかったな。

「HUGっと!プリキュア」第26話
さあやのママンの職場見学編。

田中裕太演出回。

さあやママンだけ回想シーンからほとんど老けていないのがさすが大女優という感じ。

今回はルールーの食いしん坊キャラとか、さあやママンのドラマの謎のネギ推し展開とか、田中裕太演出回らしくコメディ演出のセンスがよくって面白かった。

「Fate/EXTRA Last Encore」第11話、第12話、第13話(最終回)
レギュラー放送枠では消化しきれなかった11話~最終13話までに「イルステリアス天動説」という副題をつけ、2時間の特番枠で一挙放送。

第七階層(11話、12話)、最上層(13話)攻略編。

各キャラクターのドラマにはきちんと決着をつけ、因果関係も概ね回収し、設定も消化して思いのほかちゃんとキレイに終わったな。

ただ、3ヶ月以上も猶予があったワリには作画が全体的に緩かったのが残念。
ネロVS.ガウェインの剣戟シーンや、爆発のエフェクト全般など、要所には見応えのあるところもあるのだが、全体としてはあまり詰めきれていない感じだったな。
元々それほど作画的に秀でた作品ではないので普段通りといえばそうなんだけど、最初からスケジュールをとっておいた上での特番枠編成だったので余計な期待をしてしまったぶん、ちょっとガッカリしてしまったよ。


2018/07/28 (土)

「ちおちゃんの通学路」第4話
タバコの吸い殻ゲット編と新聞配達編とまななちゃんの通学路編の三本立て。

タバコの吸い殻ゲット編。
ちおちゃんと真奈菜の、女子高生の皮を被った中学生男子ぶりが大いに炸裂していてその頭の悪さが楽しくも、とても愛おしいお話だった。

新聞配達編。
相変わらずキレキレなちおちゃんのパンモロアクションが眩しくも痛快でよろしかった。

「ハイスコアガール」第3話
御花園グループデート編と、大野さんの転校編の二部構成。

クライマックスのハルオが空港へ向かうシーンは、ハルオの背中を押すゲームキャラたちの凝ったコラージュが場の熱量をグングンと高める作りになっているのが非常によく出来ていて素晴らしかった。

「はるかなレシーブ」第4話
はるかなペアの水着選び編。

尻アニメぶり&百合アニメぶりが今回も相変わらず絶好調。

あと、今回は無駄毛処理の話もネタのパンチ力に加え、かなたが巻き込み被害に遭うオチも愉快で面白かった。


2018/07/27 (金)

「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」第4話
魔族の軍勢襲来編・後編。

話の展開自体はベタだけど、お手本のように「ピンチと逆襲」の演出的な引きと押しのメリハリがよく利いていて面白かった。

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第3話
愛城華恋VS.天堂真矢編。

前半の学園もの展開の、映像のリズムが素晴らしくって感心する。

また、後半のバトル展開もダイナミックなカメラワークが迫力のある仕上がりでこちらもなかなかよく出来ていた。


2018/07/26 (木)

「Free!-Dive to the Future-」第3話
凜と桐嶋兄の邂逅編。

Aパートの冒頭の、凜の起床から家を出るまでのくだりが、CMか、PVみたいな矢鱈に洒落た仕上がりでストレートにカッコよく、なかなかに目を惹くものがあった。


2018/07/25 (水)

「ルパン三世 PART5」第16話
パダールクーデター編の決着編。

尺に対してキャラやエピソードが過多なため、掘り下げ不足に感じる部分や詰めきれていないように見える部分もあったけど、ラストのアミとドルマの「恋バナ」で締める別れのくだりと、ルパンと不二子のくだりのスカした感じはどちらもこの作品らしい粋なまとめでなかなか好かった。

「深夜!天才バカボン」第3話
映画出演編と子作り編の二本立て。

映画出演編。
高橋克典が本人役でゲスト出演。
同じ有名芸能人でこっちはちゃんと声の出演までしてくれているのに初回登場のYOSHIKIとはえらく扱いに差があるけれど、芸能人強度の差なのだろうか。
(現在の高橋克典のポジションってイマイチよくわからんのだが)

子作り編。
深夜枠らしいネタ。
パパが子作りの仕方を忘れているとかいう展開と、最後にハジメちゃんが子作りの説明をする流れが狂っていてちょっとよかった。

「カードキャプターさくら クリアカード編」第17話
調理実習編。

利佳ちゃん登場、原作では小学生時代に淫行教師と不適切な関係だっただけあって、中学一年生にはとても見えない大人びた雰囲気と中の人の芝居だな(笑)。

あと、今回は「顕現」のカードによって生み出されたロールケーキの化け物が(一応)メイン視聴者層の子供が観たらトラウマになるレベルのグロさでこの作品らしからぬ造形にちょっと驚いた。


2018/07/24 (火)

「ヤマノススメ サードシーズン」第4話
あおいのひなた以外のクラスの友達いない問題解消/カラオケ編。

松本憲生の一人原画回。
ただし作画的なケレンミは控えめ。

カラオケのくだりラストのあおいの歌唱シーンは、観ているこっちが居たたまれなくなるようなあおいのか細い歌い出しから、友達がデュエットしてくれて徐々に盛り上がり、最後はみんなで合唱になる流れが丁寧な構成で上手かった。
あと、第二期シリーズ前期OPの「夏色プレゼント」という選曲も劇中の盛り上がりにファンも一体になれる良い選曲でその点なんかも上手かったな。


2018/07/23 (月)

「あそびあそばせ」第3話
指上げゲーム編と、樋口先生の相談編と、遊び人研究会VS.将棋部編の三本立て。

白人はほぼワキガらしいが、それにしてもワキガキャラとか、オリヴィアちゃんは美少女キャラとしては重すぎる業を背負ってんな(苦笑)。

あと、今回は香澄さんがワキを嗅がれるくだりがエロくて大変よろしかった。

「進撃の巨人 Season3」第38話
約1年間の充電期間を挟んで再開した「進撃の巨人」の第三期TVシリーズ。

新生リヴァイ班のエレン&クリスタ護衛ミッション編。

1年以上のブランクがあって、放送局も変わったけど、「これまでのあらすじ」的なものはなくて普通に続きから再開。

大ヒット作の初回らしくヴィジュアルが充実していてキャラクターの描き込み密度はさらに上がり、造形もちょっと耽美な感じになった印象。

お話的にはちょっとキャラの立っている新・女性キャラがいきなりあっさり死ぬのがそれらしい開幕だったな(笑)。
相変わらず「誰が、どこで、いつ死ぬのか」わからない緊張感のある作りが健在で面白かった。


2018/07/22 (日)

「ゆらぎ荘の幽奈さん」第2話
救沌衆の報復編と、温泉卓球編の二部構成。

原作通りに描いただけなのかもしれないが、シリアスな会話をしている呑子さんと狭霧を並べてローアングルのパンモロショットで描くカットの、悪ふざけぶりが極まっていて笑ってしまった。

「PERSONA5 the Animation」第16話
アリババ/佐倉双葉の攻略編。

冒頭のビビった真が無意識にお姉ちゃんに助けを求める姿が最高にかわいくてナイスであった。


2018/07/21 (土)

「フルメタル・パニック! Invisible Victory」第11話、第12話(最終回)
レギュラー放送枠で落とした最終2話を特別枠で2話連続放送。
第11話・レナードの潜伏拠点襲撃・かなめ奪還作戦編。
第12話・レナードの潜伏拠点襲撃・かなめ奪還作戦、続き、レーバテインの初陣編。

今回のTVシリーズは「原作の最後までやるプロジェクト」なのだと思っていた(分割2クール或いは劇場版に続く編成なんだと思っていた)けど、続編の告知はなく、EDラストの英文コメントも「続編“希望”」といった感じだったのでこのシリーズはこれで本当におしまいみたいだな。

ま、それはともかく本編の内容ついて。

2話続けてAS戦メインの展開。
本命の敵とはニアミスして終わりなのは煮え切らないが、「スーパーAS大戦」みたいな感じで多種多様な機体が続々と登場する展開はシリーズのクライマックスらしいサービスと盛り上がりで悪くない。
また、最後にまさに満を持して登場する新主役機の活躍を描いて終わる流れも「とりあえずのラスト」としてはよかったし、ギミック・装備もりだくさんなレーバテインのメカ描写も充実していてナイスであった。

あと、かなめが最後の最後で覚悟が決まったことを告白するラストの切り返しもちょっとカッコよかったな。

あとあと、レコード会社の枠を超えて第一期シリーズのOP・EDをかけるサプライズもなかなかに粋な計らいで非常に好印象だった。

「ちおちゃんの通学路」第2話
「ブラッディ・バタフライ事件」の後日談編と、カバディ部勧誘編の二本立て。

こんなスポーツセンスの塊みたいな「中の下」いるか(笑)。

優れた観察眼と判断力を駆使した戦術、それを完遂する類い希な身体能力が凄すぎる、ちおちゃんのカバディがカッチョよすぎてシビれたわ。

「ハイスコアガール」第2話
大野さんのハルオ宅お見舞い編と、伝説の10円ゲーセン編の二部構成。

主人公のキャラが急に変わり、初回の卑小さはすっかり脱臭されてしまって、矢鱈に面倒見の良い保護者的キャラになってしまったな。
冷静に考えればコミュ障の大野さん相手のラブコメなんだから、主人公がリードする形にならないと成立しないのはわかるんだけど、初回の内容を観た段階で「ゲームだけが取り柄のクラスの日陰者」にふさわしい「ゲームに全てを捧げた、端からみれば『灰色の青春』しか見えないけど、それはそれで楽しかった青春模様」みたいなものを期待してしまっていたのでちょっと肩透かしを食らった感じ。

ま、それはさておき、今回は明るくて愉快な主人公の母親役に新井里美というキャスティングのハマリ具合が素晴らしかったな。

「はるかなレシーブ」第2話
「はるかな」ペア、ビーチバレー部入部編。

自分好みな金髪碧眼堅物メガネさんの登場に俺興奮。

にしても、自分から成美をビーチバレーに誘ったくせにパートナーの成美の意見も聞かず、自分のプライドを優先して勝手に一抜けするとか、かなたちゃんもなかなか罪な女だな(苦笑)。

「僕のヒーローアカデミア(第三期シリーズ)」第53話
仮免試験開始編。

デクさん、すっかりクラスのリーダー的存在やな(笑)。

とりえあず今回は巨乳で挌闘専門キャラらしく二の腕がたくましいMs.ジョークの体つきが健康的にエロくてよかった。


2018/07/20 (金)

「すのはら荘の管理人さん」第3話
生徒会のメンバーのキャラ紹介編。

すのはら荘にはスケベ人間しかいないのな。

菫さんの尻もエロいが、会長の無防備な格好と態度の合わせ技もなかなかに強烈でエグかった。

「天狼 Sirius the Jaeger」第2話
ユーリィの華田博士邸宅療養編。

博士のミスリードはあまり上手くはない感じだったが、娘を素直でいい子な女の子としてとてもかわいく描くことで、彼女が巻き込まれるラストのバトル展開に適度なスリルを与える構造はよく出来ていて面白かった。

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第2話
VS.星見純那、リベンジマッチ編。

NO.1らしく真矢さんが最後に全てを持っていく展開だったなあ(笑)。

中の人をグループアイドルとして売り出す企画でもあるだけあって、初回の噛ませ犬だった純那ちゃんも捨てキャラにはならず、直ぐさまフォローが入る構成。

このままドロドロした感じになるのかと思いきや、負けたあとの純那ちゃんは憑き物が落ちたみたいにサッパリしていて、全てが明るくかわいく爽やかに流れていく軽やかなラストのまとめがよかったな。


2018/07/19 (木)

「STEINS;GATE Ø」第14話
かがりの失踪から数ヶ月後、再洗脳されて襲撃者になったかがりと鈴羽の再会編。

第二期は第一期と対になる形で冬の話なのか、と思っていたが、後半は再び夏の話になるんだな。

キャラが夏服になり、冬服のときよりもさらにおっぱいアニメ力が増しているのがよろしかった。

「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第65話
VS.モモシキ戦の決着編。

黄成希絵コンテ・演出・作画監督(共同)による、海外若手アニメーター中心の作画アニメ回。

確かに「作り直しなんだから、直す前より良くなっていなければやる意味がない」というのは一つの正論なんだけど、ハイクオリティな劇場版のなかでも一際力の入ったクライマックスパートを、ほぼ全部作り直して超えてくるとはただただ脱帽するしかない。

「作画は全部が見どころ」といっていい力の行き届きぶりだったが、自分的にはバトル序盤のたっぷりと描かれた組み手が特に印象的だった。

演出的には螺旋丸の継承シーンの変更と、「天手力」を使った戦法の見せ方がよかったな。

あと、これは劇場版を観たときも思ったけど、ナルトとサスケが(カグヤ戦のときのように完全に和解したワケではない「とりあえず」の共闘ではなく)親友・相棒として戦場に並び立つ姿はまさにナルトの本懐が実現した光景で何度観てもグッとくるものがありますな。


2018/07/18 (水)

「深夜!天才バカボン」第2話
ウナギイヌ登場編と目ン玉つながりのおまわりさんの合コン編の二部構成。

OPアニメーションに大城勉。
「NARUTO-ナルト- 疾風伝」の担当から外れてからしばらく観る機会が減っていたので(現在は主に「パズドラ」シリーズで活躍中らしいが自分は観ていないので)久しぶりにたっぷりと仕事ぶりを堪能できてよろしかった。

本編の内容的には後半の合コンコントがハイテンション&ハイテンポな勢いのある作りでなかなか面白かったな。

「カードキャプターさくら クリアカード編」第16話
苺鈴の帰国、VS.「揺動」のカード編、続きと、VS.「争闘」のカード編。

「争闘」のカードとの格闘戦の、丁寧に組み立てられた殺陣がなかなか良い出来だった。

あと、今回はさくらと苺鈴の関係をわかり易くちゃんと進展させて終わっているのもよかったな。


2018/07/17 (火)

「邪神ちゃんドロップキック」第2話
氷ちゃんの召喚編、ぺこら餌付け編、トライデント編、メデューサのキャラ紹介編の四部構成。

完全に鈴木愛奈の怪演堪能アニメだな(笑)。

あと、2話目にして幼女(型氷属性悪魔のレモン味)の尿(がかかったかき氷)を食す邪神ちゃんの汚れっぷりのブーストアップも凄かった。


2018/07/16 (月)

「はねバド!」第3話
羽咲綾乃、藤沢エレナの北小町高校バドミントン部入部編。

エレナが綾乃のことを気に掛ける理由を「自分にはない『打ち込める何か』を持っているのが眩しくて、羨ましくて、愛おしいから」と、前回なぎさのことを気に掛けていた退部した部員のそれとシンクロさせることで綾乃となぎさの二人が似たもの同士であることを間接的に補強する構造になっているのが上手かった。

あと、今回はのり子さんが三つ編みメガネの見た目の麗しさだけでなく、アクティブな恋愛至上主義キャラとして矢鱈にいい味を出していて非常にナイスだったなあ。


2018/07/15 (日)

劇場用アニメ「ニンジャバットマン」を観る。
神風動画制作、中島かずき脚本による「バットマン」のスピンオフ3DCGアニメ。
タイトル通り戦国時代にタイムスリップしたバットマンとジョーカーらヴィランズとの戦いを描く、忍者戦国活劇もの。

評判通りお話も、映像もアイデア、サービス盛りだくさんなひたすらに濃厚な内容だったなあ。
序盤のバットモービルで亜火無城に乗り込むくだりまでだけでも充分な盛り上がりと内容量で「これって30分アニメだったかな」って思ってしまうくらいだったよ(笑)。

映像面に関してはアクションやガジェット、城ロボなどのメカ描写が優れているのは当然のこととして、ジョーカーたちが記憶喪失になるくだりのサプライズ手描き作画アニメパートが凄かったな。
単純に絵面自体も面白かったし、どう見ても茶番、フェイクにしか見えない退屈な展開を見どころの一つに変えるアイデアとしても素晴らしかった。

バットマンが負けてばっかり、一泡吹かされてばっかりでイマイチ冴えなかったり、バットマンの仲間たちとか、ジョーカーとゴリラ以外のヴィランたちとか、顔見せ程度の出番しかないキャラが多かったり、と気になるところもあるにはあったが、全体としてはユニークで楽しいジェットコースタームービーに仕上がっていて面白かった。

あと、ベテラン・実力派揃いのキャスト陣の活き活きとした競演ぶりもなかなかの聴き応えでその点なんかもよかったな。


「ゆらぎ荘の幽奈さん」第1話
「少年ジャンプ」のお色気漫画枠・怪異系ヒロインハーレムラブコメもの。

主人公・冬空コガラシの「ゆらぎ荘」入居編。

今期一気にブレイクした印象の島袋美由利、先行する「はねバド!」、「はるかなレシーブ」では低い声の強面キャラをやっていたのでゆるふわキャラな幽奈さんとのギャップが凄い。

内容全体的にはあえて腐すほど悪いワケではないが、「お仕事モード」でこなしている印象だったなあ。
作画にも演出にも充分な熱量が感じられず、イマイチパッとしなかった。

「PERSONA5 the Animation」第15話
アリババ/佐倉双葉の依頼編。

田口智久絵コンテ・演出のレイアウトアニメ回。

ほぼ全編に渡ってレイアウトがキメキメで徹底的に凝った、緊張感の途切れぬ画作りが素晴らしかった。

「HUGっと!プリキュア」第24話
ナイトプール編。

薄い本でもないのにプリキュアがナイトプールに行くとは、長らく続いた「海に行っても水着にならない」禁欲暗黒時代の「プリキュア」からは想像もつかない凄い時代になったもんだ。

あと、死人が出るようなアニメではないとはいえ、先週死んだ(消滅した)ダイガン部長が今週早くも再生&漂白されて再登場したのにもビックリしたな。
チャラリート、パップルも復活していたが総じて全く説明がなく、勢いでウヤムヤにしているのがこれまたなかなか凄かった(笑)。

真面目なところでは水着回に相応しく華やかな高橋晃作監の美修正が眼福だったな。
特にライブシーンは止め画ではあるがまるで版権イラストのような仕上がり具合が上々で見せ場に見合った素晴らしい出来栄えだった。


2018/07/14 (土)

「はるかなレシーブ」第2話
VS.遠井・立花ペア、リベンジマッチ編。

初回以上に尻推し描写が豊富になった素晴らしき尻アニメ。

また、試合シーンも初回以上によく出来ていてバレー描写はカッコいいし、軽快なBGMのセンスもいいし、レシーバーのスイッチだけでなくツーアタックもかましてくる二段構えの決まり手も予定調和を気持ちよく崩す展開で面白かった。

あと、登場人物たちの思いやりの掛け違いによる軋轢を主人公が持ち前の明るさと前向きさと節度のあるお節介で解消していく優しいドラマもなかなか好印象だったなあ。

「ちおちゃんの通学路」第2話
VS.暴走族編、細川さんスニーキング編、「細川さんの友達の座」を巡るちおちゃんと真奈菜の醜い争い編の三部構成。

ちおちゃんと真奈菜の見事なまでに感性が噛み合ったマブダチぶりが羨ましい。

特にラストの「細川さんの友達の座」を巡る争いは秀逸で最終的におっさんまでも巻き込むどんでん返しの連続が楽しく、オチの先生のノリツッコミも凄まじいキレ味で面白かった。

「ハイスコアガール」第1話
90年代のデジタルゲーム文化を題材にした青春ラブコメディ。

主人公・ハルオとヒロイン・大野晶のゲームセンター邂逅編、駄菓子屋劣悪筐体編、「スプラッターハウス」編、チンパンカップルゲーマー編、駄菓子屋雨宿り編の五部構成。

自分にはゲームに関するリテラシーがあまりないので描かれるシチュエーションに共感しまくりでテンションが上がるようなことはないんだけど、主人公の卑小さ、ボンクラぶりはなかなかに程よいリアリティがあって感情移入しやすかった。

あと、3DCGのモデリング、芝居付けも違和感がなくってよかったな。

「ハッピーシュガーライフ」第1話
美少女同士の監禁純愛サイコホラーもの。

ヒロイン・松坂さとうの新しいバイト編。

この作品の肝は萌えアニメのような可憐な絵柄でエグいサイコホラーものをやるギャップにあると思うのだが、それにしては画が弱いのがいささか厳しい。

キャラ作画も背景もチープなせいで話も含めて安さが悪目立ちするB級ホラーのような印象になってしまっているのが残念だった。

「ぐらんぶる」第1話
実質的には「飲みサー」と化しているダイビングサークルを舞台にしたキャンパスライフコメディもの。

主人公・北原伊織のキャンパスライフスタート編。

主人公が視聴者代表的な一般人ポジションだった前半はイマイチ振るわなかったが、主人公が一線級の変態キャラとしての本領を発揮しだした後半はコントの勢いとキレが増し増しになって面白かった。
特に飲み会が始まってからの「急性アルコール中毒待ったなし」なデス・コントは高まるテンションと、クレイジーなノリが極まっていて非常に楽しい仕上がりだったな。

あと、今村耕平役を木村良平が担当しているのは金髪キャラが「どうして俺が中心の女子高生美少女ハーレムサークルがないんだよ!!」っていう声優ネタ(?)のためのキャスティングなのかどうか、観ていてメチャクチャ気になったよ(笑)。


2018/07/13 (金)

「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」第2話
人喰いの森、マダラスネイク討伐ミッション編。

初回に続き今回もラストのエロコントが力の入った仕上がりでなかなかに眼福だった。

「すのはら荘の管理人さん」第2話
体育祭特訓編と、散髪編と、管理人さんの弱点調査編の三部構成。

チアコスの管理人さん(C.V.佐藤利奈)が「がんばれ♡がんばれ♡」という奇跡的な巡り合わせにさらに上乗せしてエンドカードに伊東ライフを召喚するという、チャンスを逃さず畳みかけるネタの活かし方が素晴らしかった。

「天狼 Sirius the Jaeger」第1話
「花咲くいろは」以来、久々の安藤真裕監督×P.A.WORKS制作のTVアニメオリジナル作品で、昭和初期の東京を舞台にしたヴァンパイア・ハンター伝奇アクションもの。

吸血鬼カーシュナー一派とそれを追う「狩人」たちの来日編。

「狩人」と吸血鬼の単純な二項対立にしないで、軍の諜報部と反政府組織の暗闘も絡ませ背景に変化をつける工夫はしているが、それでも全体の印象としてはありきたりな感じでパッとしない。

ただ、アクションアニメを作らせたら天下一品な腕前の、安藤真裕が監督をしているだけあってアクションシーンの出来栄えは素晴らしく、アガサとの追跡戦がはじまってからの後半の展開はキレのあるアクションのつるべ打ちがまさに圧巻の仕上がりで面白かった。

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第1話
「アニメ」と「ミュージカル」が相互リンクする「新感覚ライブエンターテイメント」のアニメ版。
演劇学校を舞台にした美少女バトルロイヤルもの。

神楽ひかりの聖翔音楽学園転入編。

「輪るピングドラム」のOP&ローテ絵コンテ、「ユリ熊嵐」の副監督などで幾原邦彦の下で仕事をする機会が多かった古川知宏の初監督作だからか、変身BANKシーンの演出がおもいっきり幾原調。

最初はソシャゲアニメのように区別のつきにくい美少女キャラが一挙にたくさん出てきて参ったが、後半、転校生が来てからは凝った演出のキレ味がグングン増していき、ラストのバトルで一気に弾ける構成が上手くてなかなか面白かった。


2018/07/12 (木)

「重神機パンドーラ」第15話
VS.カイロポーダ編・後編。

今回は決まり手の三位一体合体技&謎の「縦列・横列理論」が完全に「アクエリオン」にしか見えない展開だった(苦笑)。

「Free!-Dive to the Future-」第1話
丁度4年ぶりになる「Free!」の第三期TVシリーズ。

遙の大学水泳部入部→新人戦編。

まるでソシャゲ原作ものアニメのようなイケメンキャラの物量戦にビックリ(笑)。

「映画 ハイ☆スピード! -Free! Starting Days-」の内容を使い、第一期のような「過去の過ち(すれ違い)にとらわれた同窓会もの」展開をもう一度再現し、一度キレイに畳んだ物語を無理なく再び開いてさらに大きく拡げているのがよく出来ていて感心する。

第二期のラストで一度余力を残さずキレイに終わっているのでどうするんだろう、と思っていたのだが、「こうきたか」、「このための『ハイ☆スピード!』だったのか」と思わず膝を打ちたくなるような鮮やかなシリーズの再構築ぶりが大したもので面白かった。

「アンゴルモア元寇合戦記」第1話
タイトル通り「元寇」を題材にした時代劇、軍記物。

主人公・朽井迅三郎の対馬流刑編。

地に足のついた語り口に、丁寧な演出・作画が上手くマッチしていて好印象。

「元寇」については「鎌倉時代、モンゴル帝国が二度に渡って日本に侵攻をするも『神風』によって水際で撃退される」という小学生レベルの理解しかないので今後どのようにディティールを詰めてくるのかも興味深い。


2018/07/11 (水)

「オーバーロードIII」第1話
「オーバーロード」の第三期TVシリーズ……ということになっているが、実質的には二度目のTVアニメシリーズの分割2クール後半戦。

ナザリック地下大墳墓の休日編。

サキュバスのくせに純潔とか、アルベドさんのキャラがますます美味しく、面白くなってきましたな(笑)。

本編の内容全般的にはドラマCDとか、TV未放映話数系のOVAとかにありそうな他愛もない話だったが、初回(シリーズ再開一発目)らしくキャラ作画は良好だったのでまぁ、それなりに楽しめた。

「ルパン三世 PART5」第14話
パダール王国クーデター勃発前夜編。

前回に引き続き、劇場版のようなスケールと緊張感のある作りが好感触。
王都の新市街と旧市街の街並みの紹介シーンとか、地味なシーンも丹念に作り込んでいるのが全体のクオリティを上手に底上げしていてよろしかった。

あと、今回はルパンにすっかりお熱なアミがヒロインなせいか、ひたすらルパンがカッコいい(最後は矢に討たれてやられたが)のもよかったな。

「深夜!天才バカボン」第1話
「おそ松さん」のヒットを受け、18年ぶりにTVアニメ化された「天才バカボン」のTVシリーズ第5弾。

「18年ぶりのアニメ化」ネタ編。

原作の漫画も、諸々のアニメシリーズもそれほど熱心な読者、視聴者ではないんだけど、バカボンのパパの不条理で理不尽で押しの強いキャラはいかにもな感じで懐かしい。

あと、声優ネタがかなりフィーチャーされているのが現代の深夜アニメっぽかったな。

「カードキャプターさくら クリアカード編」第15話
さくらたちが小学生のときにやった演劇のビデオの鑑賞会編。

あえてわざわざ「劇場版 カードキャプターさくら 封印されたカード」に出てきたエピソードに触れるということは「『封印されたカード』で遊園地になったハズのエリオルハウスが再建されて詩之本邸になっていること」にもちゃんと意味があるのかな?

ま、それはさておき、今回は「知世の無慈悲な公開処刑に仏のさくらも遂に反撃」、「さくらのビデオ鑑賞会が全く興味のない自分の歌のビデオの鑑賞会に切り替わってテンションダダ下がりな知世」の流れがこの作品にしてはちょっと珍しいキレ味のあるコント展開で何か矢鱈に面白かったな。


2018/07/10 (火)

「邪神ちゃんドロップキック」第1話
ゴスロリ女子大生のヒロインと、悪魔・邪神ちゃんとの同居生活を軸にした美少女コメディ。

すき焼きパーティ編と、バール編と、誕生日サプライズ編の三部構成。

設定も、キャラも、やっていることもありふれた感じで新鮮味はないが、作画はキャラもアクションもなかなかに丁寧な仕事をしていて悪くなかった。

「ヤマノススメ サードシーズン」第2話
登山靴購入編。

ちな演出・一人原画回。

いい感じに作画アニメしていてよかったな。

あと、紳士で丁寧に説明してくれる店長さんのキャラも好印象。

ただ、リアルな感じにしたかったのかもしれないが、結局、登山靴が機能的にそれほど優れたものに見えないまま終わっているのは正直ちょっと気になったな。

「ガンダムビルドダイバーズ」第15話
要塞攻略タイムトライアルミッション「ロータス・チャレンジ」編。

寺岡巌・綿田慎也共同コンテ回。

今回はまさに「自分がこの作品で観たい話」だったなあ。

一連の要塞攻略タイムトライアルミッションを通して、主人公チーム全員にバランスよく見せ場を割り振った構成がよく出来ている。

また、寺岡巌コンテらしいセンスがよくて躍動感のあるメカアクションも上々で新主役機お披露目回……というか、ビームマスター、零丸も強化された新生ビルドダイバーズお披露目回に相応しい見応えだった。

それに黒田洋介脚本らしい細かい「ガンダム」ネタの挟み方も上手かったし、攻略戦の戦術の見せ方、攻防の押し引きもソツが無くって面白かった。


2018/07/09 (月)

「プラネット・ウィズ」第1話
漫画家・水上悟志のネームを基にしたTVアニメオリジナルのロボットもの。
人気漫画家が原作・原案的なポジションに立ったTVアニメオリジナル作ということで、作品の成り立ち的には「Re:CREATORS」みたいな感じなのかな。

謎の巨大物体の侵攻編。

「新世紀エヴァンゲリオン」のヒットのあと(90年代後半から00年代初頭)に流行ったクリエーターの作家性重視なTVアニメオリジナル作品群みたいな雰囲気だったな。
王道ではなくちょっと捻った感じで、1話を観ただけでは作品の内容がいま一つ把握しづらいのがそれっぽい。

キャラやメカのデザインや作画などのヴィジュアル面は独自のセンスが上手くあらわれていて悪くなかった。

ただ善悪が最後にひっくり返るサプライズ展開はどうせやるならもっとあざとく、劇的にやった方がよかったかも。

「あそびあそばせ」第1話
「遊び人研究会」を舞台にした萌えよりもギャグよりの駄弁り部系美少女コメディ。

今期の岸誠二監督枠。

あっち向いてホイ編と、ナイフゲーム編と、指相撲編と、ビニールプール編の四本立て。

初回から黒澤桂子の一人原画というサプライズ。

水彩画のような淡く繊細な色彩と描線が美しく、キャラ画も端麗でヴィジュアル面は矢鱈に充実。

コントの内容的には推しネタの顔芸がバリエーションが豊富なのは良いけれど、ちょっと作為が透けすぎていて(「可笑しいでしょ、ここで笑って下さい」と押しつけられているようで)「クサい」かな。
連発しすぎなせいか、イチイチコントの流れが止まるのも引っかかる。

ただ、最後のビニールプール編の変態先生のくだりはいい感じに狂っていてよかったな。

「はねバド!」第2話
なぎさのスランプ脱出編。

劇場用アニメのような映像のクオリティは2話目になっても無事継続。

主人公が微妙に嫌な娘のまま中途半端にほったらかしなのは気になるが、なぎさの葛藤とコーチの完璧な指導によるなぎさの再起のドラマもよく出来ていて面白かった。

あと、演出的には状況の定点観測的に描かれる買い食いシーンの反復が上手くてなかなかよかったな。

「銀魂.」第354話
3ヶ月間の休止期間を挟んで再開した「銀ノ魂篇」の後半戦。

鬼兵隊設立秘話編。

アバンの小ネタ、狙って合わせたのか、奇跡的な偶然なのかはわからんが、原作の最新展開とまさかのシンクロでホントにビックリ。

本編の方はシリーズ再開一発目なのにアクションシーンが動かない省力作画で、「ポロリ篇」後半以降から続く作画の低調ぶりが3ヶ月間の休止期間を挟んでもあまり解消された様子ではないのが観ていてちょっと気になった。


2018/07/08 (日)

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」第24話(最終回)
ストレリチア・真アパスのVIRM母星殲滅作戦と、残されたコドモたちによる地上の再生編。

やりたいこと、言わんとすることは何となくわかるが、語り口が箇条書き的なので全く心に響いてこない。
特にヒロの窮地を地上に残ったコドモたちが応援するくだりなんかは、段取りを横着しすぎで唐突な展開とキャラのノリに困惑するしかなかったな。

宇宙と地上、ヒロとゼロツーの種族を超えた恋愛話と、人間的/旧時代的な生活に回帰していくコドモたちの物語がほとんどリンクしていないので二元中継同時進行展開が上手く機能していないのも冴えない感じ。

全体的にまだ叩き台しか出来ていない状態の物語を見せられているみたいな印象で、作画以外は総じて練り込み不足な内容が観ていて何とも振るわなかった。

「はたらく細胞」第1話
人体を巨大都市に見立てた、細胞擬人化もの。

肺炎球菌撃退編。

これはいい花澤香菜奇声堪能アニメだな。

おそらく元々原作がよく出来るからというのも大きいんだろうけど、初回は単発読み切り作品としてとてもよく出来ていて感心する。
話の運び・押し引き・起伏の付け方や作品の世界観・キャラの見せ方にソツが無くって面白い。

また、人体を巨大生産施設に見立てた作品世界に合わせた奥行きのあるレイアウト、緻密な背景美術も良好で画的にも見応えのある仕上がりだった。

「HUGっと!プリキュア」第23話
クライアス社・社長プレジデント・クライとの初対戦編。

まるでシリーズ終盤のような怒濤の展開。

ダイガン部長が戦う前に粛清されて、クライアス社の幹部人事が刷新されるという予定調和崩しが非常に劇的で面白かった。

あと、今回ははなと社長の雨宿りのくだりの犯罪臭がいつにも増して凄くって矢鱈に可笑しかったなあ。


2018/07/07 (土)

「ちおちゃんの通学路」第1話
タイトル通り「通学路」をテーマにした美少女コメディ。

ちおちゃんの屋根伝い登校編と、細川さんとの偶発遭遇登校編の二本立て。

これはいい大空直美劇場&メガネっ娘ヒロイン&ナチュラルパンチラアニメだな。

学内では「自称・中の下」くらいのポジションにいる主人公の、ちょっと卑屈で小市民な自意識と、その小ささとは裏腹な大胆な行動力(暴走力)のギャップを巧みに駆使したシチュエーションコントもよく出来ていて面白かった。

また、屋根伝い登校や、ちおちゃんの七転八倒ぶりなど画で魅せるシーンも多いんだけど、作画も丁寧な仕上がりでなかなかに良い出来だったなあ。

「暦物語」第1話・第2話
「物語シリーズ」の短編集WebアニメのTVシリーズ再編集版。

校舎裏の謎の石像(?)編と、屋上の謎の花束編の二本立て。

2話ともオチが簡単に想像できてしまうのは物足りないが、「物語シリーズ」の冗長なやり取りに付き合うのが億劫になってきている今の自分には丁度いいサイズにまとまっていて悪くなかった。

「はるかなレシーブ」第1話
今期のきらら枠。
ビーチバレーを題材にした美少女スポーツもの。

ヒロイン・大空遥の沖縄引っ越し編。

島袋美由利は「はねバド!」に続き、こちらでもピリピリしたガチンコスポーツ女子役なのな。

ま、それはともかく。

女体の肉感が素晴らしい水着アニメだったなあ。
特に下半身の肉付きとお尻作画が絶品で眼福。
きらら作品にしては珍しいキャラクターの高い頭身も自分好み&身体を扱う作品の内容にも合っていてよろしかった。
意外にも露骨なエロ演出はないんだけど、下手にエロスを強調せずとも充分に女体を魅力的に描けているので眺めているだけでとても愉しい仕上がりだったな。


2018/07/06 (金)

「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」第1話
タイトル通りの異世界転生ファンタジー無双もの。

魔王ディアヴロの召喚編。

陵辱したらヒロインの好感度が爆上がりとか、なかなか頭を柔らかくする必要がありそうなエロアニメロジックがまかり通っていて困惑する(苦笑)。

「異世界転生ファンタジー無双もの」というジャンルとしては退屈なくらい類型的な内容ではあったが、エロアニメとしてはキャラ作画はいいし、表現も攻めているしで「魅せるべきものはキッチリと魅せる」的確に力の入った内容になっており、思いのほかけっこう楽しめた。

「すのはら荘の管理人さん」第1話
学生寮を舞台にしたおねショタハーレムラブコメディ。

椎名亜樹の「すのはら荘」入寮編。

成人指定がかかりそうな直接描写は避けているだけで、内容的には完全にエロアニメだな。
管理人さんのあっくんに接する対応がその道のプロのヒトの対応すぎて完全にそういうプレイ動画にしか見えない(苦笑)。

まぁ、何はともあれ管理人さんの麗しい爆乳描写がイチイチ素晴らしくって眼福だった。
自分にはおねショタ属性は全くないのでその部分に関してはあまりピンとこないのだが、年上キャラも、爆乳キャラも、エロコメも他の要素は全部大好物なんでこの内容には大満足。
しかも今回終盤には管理人さんがメガネJKコスをするという俺得すぎるサービス展開もあったりして本当に最高だった。

「BANANA FISH」第1話
ニューヨークを舞台に裏社会の住人たちによる新型麻薬を巡る暗闘を描くサスペンスアクションもので、近年流行の90年代前後のヒットタイトルリブートもの。

コルシカ・マフィアによるスパイ粛清騒動に端を発するストリートギャングとコルシカ・マフィアの軋轢と、アッシュと英二の出会い編。

全編に渡る洋画のような雰囲気が好感触。

一連のアッシュとコルシカ・マフィアの軋轢と駆け引きを通して主要登場人物たちのキャラクターとそれぞれの立ち位置・関係性をソツなく描いていき、最後は派手なアクション展開でキッチリと盛り上がって終わる作りがなかなかに手堅くてよく出来ている。
また、林明美によるキャラクターデザイン・作画も端麗なタッチが格調高い作品の世界観にマッチしていてよろしかった。


2018/07/05 (木)

「STEINS;GATE Ø」第13話
かがりの記憶一部回復と、かがりの記憶欠落部本格調査編。

初回以来の稲吉智重単独作監回で全編に渡って完璧な美修正がつけられたとても端正なキャラ作画が眼福だった。

「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第64話
VS.大筒木残党、リベンジマッチ編。

「丹」化したキンシキ食後・パワーアップしたモモシキのデザインは劇場版のデザインではなく、漫画版のデザインの方を採用。
おもいっきり鬼の化け物みたいな劇場版のデザインより顔が整ったままの漫画版のデザインの方が単純にカッコいいからなんだろうけど、ラストバトル一連のアクションシーンで劇場版の映像をそのまま流用しない選択をしたのはちょっと意外な感じだったな。


2018/07/04 (水)

「ハイスクールD×D HERO」第12話(最終回)
一誠VS.サイラオーグ、決着編。

一誠VS.サイラオーグのバトルは冒頭の一誠がクイーンに昇格した時点で既に勝負はついていて、あとはサイラオーグがどれだけ粘れるか、みたいな展開になってしまってイマイチ燃えない。
また、アクションの見応えもラス前に比べると落ちていてそういう意味でも物足りなさが残ったな。

ラス前の盛り上がりがいい感じだっただけに最後にちょっと失速して終わってしまったのが残念だった。

「ルパン三世 PART5」第13話
アミ再登場&ドルマ登場、アヌシー女学院テロリスト占拠騒動編。

これはいいアミ&不二子メイン回。

アミの協力を引き出したところも含めて、独力で武装テロリスト集団を制圧する不二子のかっこよさが完璧すぎてシビれる。

そして今話のもう一人のヒロイン、再登場したアミも人間性を獲得したファースト・エピソードラストのかわいらしさをしっかりと引き継いでいてメチャクチャキュートだったなあ。
ドルマとの変人はみ出しっ子同士意気投合するくだりもいいが、何と言っても色仕掛けのくだりの頑張りぶりと不二子にその背伸びをからかわれるところの赤面ぶりが本当にかわいくって堪らんかった。

また、今回は「この学園を舞台にしたテロリストとの一大活撃もこれから起こる物語の序章にすぎない」という導入編としてのハッタリのかまし方も上手くてその点なんかもよかったな。

「カードキャプターさくら クリアカード編」第14話
さくらの友達獣人化騒動編。

「幻影」のカードが見せる幻はさくらの心理状態の影響を受けているらしいが、山羊の獣人になった知世が魔王にしか見えないのが面白すぎて笑う。

あと、今回は雷が大木に落ちるあたりから、助けに来た小狼がさくらと抱き合うくだりあたりまでの一連のヴィジュアルが矢鱈にドラマチックな画の連続で非常に見応えのある仕上がりだった。


2018/07/03 (火)

「ヤマノススメ サードシーズン」第1話
「ヤマノススメ」4年ぶりの第三期TVシリーズ。

筑波山ナイトハイク編。

レズと登山、作品の二大テーマをしっかりと押さえた手堅い内容だったなあ。

作画や背景の丁寧な作りも変わらず、OVAの仕上がりから予想した通り、第三期もこれまで同様に安心して楽しめる作品になりそうでホッとする。

あと、今回はひなた以外のクラスメイトが接近してきたらすかさず編み物に逃げるあおいの内弁慶人見知りぶりが妙にリアルで可笑しかったな。

「ガンダムビルドダイバーズ」第14話
ガンダムダブルオースカイ誕生編。

アヤメさんのリアルがついに解禁。
大きいお友達的にはダブルオースカイの登場よりもこちらの方が大きなトピック(笑)。
アバターに比べておっぱいが控えめなのは残念極まるが、衒いなくかわいいJKだったのでアヤメの人気はこれで更に上がりそうな感じだな。


2018/07/02 (月)

「ISLAND」第1話
美少女ゲーム原作の離島を舞台にしたドラマチックSFラブストーリー。

三千界切那の「浦島」漂着編。

思わせぶりな展開・描写の連続に、エキセントリックなキャラクター、派手で生活感のない絵柄と、シリアス系美少女ゲームの様式に彩られた内容だったが、久しぶりに続編・シリーズもの&スマホゲーム原作もの以外の、30分尺の美少女ゲーム原作ものを観たので何だかちょっと懐かしい気分になった。

「はねバド!」第1話
バドミントンを題材にした本格的な女子部活スポーツもの。

羽咲綾乃と荒垣なぎさの再会編。

美少女スポーツものとは思えぬほどのハードな作品という噂は耳にしていたが、初回からなかなかに重量感のある仕上がりで面白かった。

様々な軋轢が連鎖的に同時多発する状況を、台詞で安易に説明せずに状況描写の丹念な積み重ねで語る作りが緊張感の途切れぬ雰囲気を作り出していて上手かった。

また、立体感のある人物作画に、キレのある力強いアクション作画が掛け合わさったバドミントンシーンも迫力があってなかなかの見応えだった。

「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」第12話(最終回)
ホニャラランドクーデター編。

堅物の過激派を説得する展開が二回も繰り返される構成はもう少し工夫を凝らして欲しかったが、クライマックスのパワーアップ&必殺技アレンジバンクシーンはゴージャスになったヴィジュアルに、更にアガるノリになった挿入歌の合わせ技が最終回最後の見せ場に相応しい盛り上がりでなかなかに良い仕上がりだった。


2018/07/01 (日)

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」第23話
ヒロたちのアパス追走・火星行編。

諸々のクライマックスのドサクサに紛れて9’s(ナインズ)が適当に全滅したけど、アイツらなんであんなに無駄に思わせぶりだったんだろうなあ(苦笑)。

ま、それはさておき。

今回は宇宙大戦争展開も、ミツルとココロの話も、ヒロとゼロツーの話も、ラストのストレリチア真・アパスのインパクトのあるデザインも内容・見どころ盛りだくさんで面白かった。

ただ、欲を言えばそれぞれもっとじっくりと時間をかけて見たかったかも。
ラス前の余裕のない状況で畳みかけるように消化されていくのはちょっと勿体ない気がしたなあ。

あと、余裕がない状況と言えばラストのストレリチア真・アパスの覚醒をスイッチにしてVIRMの本拠地へのワープゲートが発生し、ストレリチア真・アパスのVIRMの本拠地自爆テロ作戦が自動的に発動するという展開もご都合主義すぎてビックリしたな(苦笑)。
(おそらく今回の宇宙大戦争展開と合わせて「トップをねらえ!」のオマージュなんだろうけど)

「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」第12話(最終回)
セカンド・スクワッド・ジャム、決着編。

セカンド・スクワッド・ジャムの決着はもちろんのこと、ピトフーイの問題の解消もちゃんと済ましてとてもキレイに終わったな。

LFとPM4のバトルの決着は「詰み」の一手がなかなか決まり切らず、決着がつきそうでつかない、粘りの利いた展開が面白かった。
また、レンのトドメの一撃が頸動脈への噛みつきというのもまさに狂犬そのもの、ピトフーイも負けを認める勝利への執念と狂気がわかり易くあらわれていてよかったな。

「鬼灯の冷徹 第弐期その弐」第13話(最終回)
座敷童無表情問題編と、原理原則遵守派VS.感覚派・閻魔庁意識調査編の二本立て。

ミキちゃんのダンス作画が端麗かつ丁寧な動きで眼福だった。

最終回っぽくない話で平常運転のまま終わるのかな?と思っていたら閻魔庁意識調査アンケートがオールキャスト総登場展開に繋がり、最後に蓬が意識調査をネタに鬼灯の人物像とそれに支えられた現在の閻魔庁の在り方を総括して、何気に上手く最終回っぽい雰囲気を出してまとめたな。

あと、作画もキャラデザ(共同)作監回で全体的にいつもよりも端整な仕上がりだったのがなかなかに良い塩梅だった。

「HUGっと!プリキュア」第22話
キュアブラックとキュアホワイトの召喚編、続き/ツインラブギター誕生編/パップルの最期編。

ちょっと早めな秋の劇場版宣伝コラボ回。

パップルの失恋展開は女児向けアニメにしてはなかなか対象年齢高めな感じ。
つーか、失恋して自暴自棄になっている年増女の説得に、恋も知らない小学生とアンドロイドが向かうとか、火に油を注ぐようなマネにしか見えなくて観ていてかなりハラハラしたよ(苦笑)。

オシマイダー化したパップルとのバトルアクションシーンは中ボス戦に相応しく全編良好。
空間の使い方がダイナミックな「HUGっと!プリキュア」のアクションも、勢いのある挌闘戦がパワフルな「ふたりはプリキュア」のアクションもカッコよくって見応えがあった。

内容全般的にもキュアブラックとキュアホワイトのサプライズゲスト回、新装備/新必殺のお披露目回、幹部の退場回と重大イベントが三つも重なる重要話数だけあって演出・作画ともに力の入った仕上がり、サービスもよく利いていて見どころ盛りだくさんな内容だったな。

ただ、本筋との関係性が薄いキュアブラックとキュアホワイトの召喚イベントが本筋のパップル戦とあまり上手く噛み合っていなくてバランスがとれていないのは残念だった。
いろんな都合や事情があって重大イベントに重大イベントが重なる内容にせざるを得なかったんだろうけど、キュアブラックとキュアホワイトのサプライズゲスト回とパップルの退場回はそれぞれ別の話で扱って貰いたかったな。