2024/12/14 (土)
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイルオンラインII」第11話
新型NPCテストプレイゲーム編、続き、城塞突入合同ミッション編。
やっぱりバトルが佳境に入って敵も味方もバンバン死んでいく(脱落していく)展開になると楽しくなるな。
レンの突入シーンのアクションがスピード感・躍動感・緊迫感十分で見せ場らしくなかなかに見応えのある仕上がりだった。
2024/12/13 (金)
「ネガポジアングラー」第11話
貴明の失踪編。
ハナちゃんからヒントというか、きっかけ作りはして貰ったけど、特に劇的な展開もないまま、基本的には常宏が自力で地道に心を回復させていく流れだったのがよかったな。
また、話の内容に見合った地に足のついた演出のトーンでじっくりと丁寧に描いているのもラス前のタメ作りとしてはとてもよく出来ていてなかなかに良い塩梅だった。
「アオのハコ」第11話
夏休み突入編。
雛メイン回でラブコメ指数の高い勘違い・すれ違い展開の諸々のゆらぎが観ていてなかなか楽しかったな。
また、要所要所の雛のアップの美修正も眼福で大変素晴らしかった。
「メカウデ」第11話
ジュンたちのビル崩落現場からの脱出ミッション編とヒカル蘇生ミッション編の二部構成。
ラス前にも関わらず、ラスボスの攻撃に巻き込まれて瓦礫に埋もれた脇役たちの脱出劇に半パート丸々使う大胆な構成に驚きつつも感心する。
あと、久々に朴璐美の熱血少年演技を聴いたが往年の輝きそのままで感動してしまったよ。
・・・・・・にしても、本当にジュンくんは立ち位置・心情の変化が観ていて楽しい、魅力的なキャラになったもんだな。
絶妙な予想のズラし方と変遷していく状況への丹念なフォローがどちらもシリーズ通してなかなかに上手くいっていて秀逸だった。
2024/12/12 (木)
2024/12/11 (水)
2024/12/10 (火)
2024/12/09 (月)
2024/12/08 (日)
「らんま1/2(2024年版)」第10話
格闘ペアスケート決着→シャンプー来日編。
シャンプーは作中屈指の「華」のあるキャラクターだが、その華やかさが今回のアニメ化でもキッチリと押えられていてよろしかった。
あと、今回、あらためて本作を観直して思ったけど、九能小太刀、白鳥あずさ、シャンプーと「マイペースで人の話を聞かない美少女」を三連続で描きながらも、それぞれキャラが全く被っていなくて固有のキャラクターがしっかりと立っているのが何気に凄くて今さらながらに感心してしまったよ。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第10話
「ラブライブ!」東京大会と結ヶ丘女子二代目生徒会長誕生編。
これまで恋ときな子の影が微妙に薄かったのはシリーズ終盤にこの会長職の継承イベントが予定されていたからか。
会長職の継承はやっておくべきテーマだし、主人公たち(Leilla!)のなかでなら次期生徒会長に相応しいのはきな子が妥当な感じもするが、何となく最後に(明確なパートナー不在の)あまりもの同士をくっつけた感もなくはないかな(苦笑)。
恋ときな子の絡みは新鮮で楽しく、1話丸々かけてたっぷりと二人の話を描いているのも好印象。
あと、新鮮といえば今回の話にかのんが全くタッチしていないのも珍しくって新鮮だった。
これまでかなり意識的にかのんを中心にした構造にしていたっぽいのにここでそれを崩したということは、前後編だった上海編と同様に今回は今回でかなりスペシャルな回だったっていうことだったりするのだろうか。
2024/12/07 (土)
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇」第9話
ヘスティアの神威解放編。
自分の感覚だと、フレイヤの蛮行に対するケジメはフレイヤが天界に強制送還される以外ない気がするんだけど、フレイヤから「取引」(ウォーゲーム)を持ちかける余地がまだ残っているんだな。
ヘルメス、ウラノス、ヘスティアによる神々の暗黙の連係トリプルプレーでまさに盤面をひっくり返すような一発逆転劇が展開されていく流れがなかなかに痛快でよろしかった。
また、フレイヤはベルくんに対してはもちろんこと、シルに対しても、ヘルンに対しても、リューに対しても、感情を優先した対応をしたことが全て裏目に出て、「完全犯罪」の綻びとなり、敗北への道を舗装していくことになるのも皮肉が利いていて面白かったな。
あと、今回はベルくん(ごとき)に痴話喧嘩の口論で負けて思わず手が出るフレイヤさまが女神の威厳ゼロで矢鱈にかわいらしかった。
「ケンガンアシュラ Season2」第10話
加納VS.ガオラン戦の決着と速水派閥のクーデター勃発編。
大会屈指の実力者同士が持てる力の全てを出し切って戦う頂上対決に相応しい、これが決勝戦でもいいくらいの濃密で高密な試合内容で面白かった。
加納が様々な仕掛けを用いて何とか流れを変えようとするも、逐次対応して最終盤まで戦いの主導権を渡さないガオランとの息をつく暇もない、激しい攻防戦に思わず見入ってしまったよ。
両者の実力が拮抗していたため、最後までどちらが勝ってもおかしくない雰囲気をキープしていたのも緊張感があってよかったな。
闘技者のなかではガオランが一番好きなキャラなので戦いに負けても格が全く落ちず、加納とほぼ同格のポジションのままなのがちょっと嬉しかった。
にしても、ラスボスっぽい加納が劇中二度目の戦いで早くも余裕のポーズが取れなくなってしまったのは少し意外で驚いたな。
2024/12/06 (金)
「ネガポジアングラー」第10話
常宏の余命宣告バレと貴明の過去の秘密編。
自身の余命と弟の死、デリケートすぎる問題を抱えた常宏と貴明、二人の歩み寄りとすれ違いを内容に見合った繊細なタッチで丁寧に描いていてよく出来ていた。
また、この話に栗田新一を単独作監で投入したところも注力すべきところをよく心得た手堅い配置でソツがなかったな。
「ダンダダン」第10話
セルポ星人との再戦のエピローグ。
ドーバーデーモンのくだりは露骨にキャトルミューティレーションから逆算して作っているのがわかる内容だったなあ。
人気女性声優たちによるヤケクソみたいな田村正和(古畑任三郎)と阿部寛のモノマネがどちらもヒドすぎて面白かった。
あと、今回は何と言っても保健室での和解と釈明のイチャイチャが相変わらずの甘さとかわいらしさでよかったな。
「メカウデ」第10話
フィストの野望の開示編。
医者メガネ2号、声も同じ人なのが徹底していて面白かった。
「とりあえずこの作品のために温めていた設定は極力全部使い切ろう」という雰囲気で内容詰め詰め、そのせいか展開もバタバタしていて「ムラサメ姉妹VS.アマリリスの因縁再戦は一撃で決着」とか、全体的に忙しない感じだったなあ。
それでも小まめにコメディ展開をねじ込んでシリアスな流れになりすぎないようにしっかりとバランスを取っているところはよかったな。
詰め詰めでも、バタバタしていても要所要所に笑いがちゃんと入ってくるだけで緩急の間ができるから途中で飽きたり、ダレてしまったりせずに観られたよ。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」第34話
逆刃刀・最初の抜刀編。
「25周年記念 るろうに剣心展」で展示されていたというネームを元にした初アニメ化エピソード。
・・・・・・といっても、それ以外は特別なことはあまりなく、基本的にはライデンフィルム版「るろうに剣心」らしい可も無く、不可も無い内容だった。
悪役を維新志士にして、最早維新志士ではない「不殺のるろうに」になった剣心の立ち位置を説明台詞を用いずにわかり易く示したところはスマートでちょっとよかったな。
2024/12/05 (木)
「戦国妖狐 千魔混沌編」第19話
「無の民」との抗争の決着編。
山内重保コンテ・演出回。
長きに渡る「無の民」との抗争が何でも知っている八卦猫さんに相談しただけであっさり解決してしまう、という壮絶な脱力展開だったなあ (苦笑)。
「八卦猫の存在を誰も知らない(或いは山戸猛しか知らない)」とか、「話を聞いて貰うにはクリアしなければならない条件がある」とか、「『いま』、『ここ』でしか相談できる機会がなかった」ならまだわかるんだけど、「誰も八卦猫に相談することを思いつかなかったせいでこんな回り道をするはめになった」というのはさすがに萎える展開すぎてちょっと呆れてしまったよ。
また、演出・映像のテンション的にも「無の民」との決着後の展開の方が高く、力が入っているので「無の民」との長い戦いの結末が最終的にはそれに全て押し流されてしまっているのもかなり残念な感じだった。
2024/12/04 (水)
2024/12/03 (火)
2024/12/02 (月)
2024/12/01 (日)
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4」第9話
浪巫謠の魔族完全覚醒編と、殤不患たちの地上帰還編と、覇王玉と花無蹤の駆け落ち編の三部構成。
劇中、最高の知恵者・凜雪鴉でさえ呆気にとられる覇王玉と花無蹤の駆け落ち展開の「斜め上」への行きっぷりが相当なものだったな。
あと、今回は少年時代の殤不患(?)がメチャクチャ美少年でビックリしたよ。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第33話
ハーフタイムと糸師兄弟の過去編。
「兄には一方的に終了宣言されたが、世界一の夢を追った日々をなかったことになんてできない」から「兄貴、ぶっ殺す」に至る凜のロジックの飛躍があらぬ方向に何段も飛びすぎていて意味がよくわからない
(苦笑)。
クライマックスの糸師兄弟の対決は初回のアバンでも先取りして使われていただけのことはある力の入りようで映画のような雰囲気と迫力のある画作りがよく出来ていてなかなかの見応えだった。
「BLEACH 千年血戦篇 -相剋譚-」第35話
京楽VS.リジェ・バロ編。
今回は総隊長VS.最初の星十字騎士団という、強キャラ同士の超常バトルに相応しい、派手で大仰な演出の畳みかけ、ヴィジュアルの充実ぶりがなかなかのもので非常に見応えのある仕上がりだった。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第9話
「ラブライブ!」地区予選編。
「マル」だと「サンシャイン」の国木田花丸と被るからマルガレーテは「マルマル」なのか。
OP映像をほぼのそのまま、本編のライブシーンに流用する演出を観ながら、それが最終回毎回の定番だった「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズを思い出す。
前回、マルガレーテがあっさりLeilla!に迎合したのには困惑したが、さすがにマルガレーテをこのまま何のわだかまりもなく、なし崩し的にLeilla!に合流させるようなかたちにはしなかったか。
Leilla!合流決断時の葛藤は冬毬に、合流直後の問題はマルガレーテに分担して委ねる構成はいささか作為的すぎるけど、今シリーズはキャラの多さ、タスクの多さに対して尺的に余裕がないからこういうかたちにせざるを得なかったんだろうなあ。
目的にない行動(お友達づきあい)には積極的になれないマルガレーテに、目的を与えて対処するっていう解決方法はわかり易くてよかったな。
その結果、厳しい対応をされようとも、マルガレーテに他意がないのはわかるし、いまのLeilla!のメンバーならその全てを汲んで十分に応えられるというのも相応に説得力のある展開だった。
あと、今回は澁谷妹の出番が多くて自分的には嬉しかったな。
何だかんだで半年近く同居生活をしているからというのもあるのだろうが、素直で明るく気さくな性格で気難しいマルガレーテとも自然と仲良くなっている感じが大変かわいらしくて非常に好感触だった。
2024/11/30 (土)
OVA「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII」を地上波TV放送で観る。
「天然温泉・お風呂の神様ケヒトの湯」を巡る騒動編。
温泉施設を舞台にしたドタバタエロコメ。
安直な想像だが、たぶん最初のOVAがエロコメものでセールスがよかったから、続編の「II」・「III」(実質的には分割2クール)のOVAも同じネタになったんだろうな。
大畑清隆のコンテで大畑カラーが強く前に出たハイテンションな仕上がりだった。
本編とは違いすぎるアクの強いノリ、コメディ色が強すぎるせいであまりエロく感じない肌色シーンと、出来の良し悪し以前にファンサービスOVAなのにあまりファンのニーズに応えるようなかたちになっていないのが観ていて何とも気になったな。
「ドラゴンボールDAIMA」第8話
悟空VS.タマガミ・ナンバー・スリー編。
今期の日笠陽子は本当に方々で暗躍しまくりだな。
日笠声の黒幕・策略家キャラ、俺がいま観ているアニメだけでも5本(「GGOII」、「ダンまちⅤ」、「シャンフロ2」、「メカウデ」、本作)もあるよ。
前半の悟空VS.タマガミ・ナンバー・スリーのバトル展開、ハイクオリティで丁寧な格闘バトルアクションを長尺でたっぷりと見せる/魅せる作りがよく出来ていてなかなか大したものだったな。
ドラゴンボールゲットのための試練、このシリーズの見どころのひとつに相応しい注力ぶりで観客の期待にしっかりと応えるかたちになっているのもなかなか好印象だった。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」第9話
和泉愛依のキャラ変問題編。
愛依と冬優子の朝チュン展開、当然狙ってやっていることは明白なのであざとすぎるがそれでもやっぱり美味しかったな。
愛依の葛藤、冬優子のフォロー、あさひの奔放さと、三者三様のキャラの活かし方、問題への向き合わせ方・関わせ方が上手かった。
あと、愛依の暴露動画で「明かされた素顔」に全くマイナス要素がなくって明らかに「失うモノよりも得るモノの方が大きい」結果になりそうな感じなのにはちょっと苦笑いしてしまったよ。
「スキャンダルそのものが主題ではない」のであまり大事にはできないが、無視できるようなものにもできない、というバランス調整が微妙すぎてサジ加減を大幅に間違えてしまったって感じだったりするのだろうか?
2024/11/29 (金)
「ネガポジアングラー」第9話
大型台風到来編。
大型台風到来によって開店休業状態&帰宅困難になりエブリマートに待機することになった主人公たちによる、駄弁り→酒盛り・鍋パーティを1話丸々かけて丹念に描く、釣りお休み回。
緩く、自堕落ではあるが、急に出来た(実質的な)余暇を浪費せずにキッチリと楽しみきった主人公たちの充実ぶり、多幸感が半端なくって羨ましい。
また、釣りも話にちゃんと絡んでくるし、主人公たちの拠点のコンビニ、取り立て屋トリオの再登場と、本筋から外れた内容でも作品のテーマ、設定、キャラクターをちゃんと盛り込んで料理しているところなんかも上手くてなかなかよかったな。
「ダンダダン」第9話
VS.セルポ星人&ドーバーデーモン&ネッシー編。
1話丸々バトル回。
三種類→三種合体の敵と、水浸しの学校、水中とバトルフィールドを変えながら戦う、多種多様な戦闘をこの作品らしい凝った作画・凝った演出、様々な表現方法で描いていて面白かった。
ただ、全体通していま一つメリハリに欠けるのは観ていて少し気になったな。
ベタなコント、シュールでマニアックな笑いや小ネタ、シリアスなピンチ、アツいバトルが目まぐるしく行き交う構成なんだけど、緩急をつける余裕がなく、捌くのに精一杯になっているように見えるところがいくつかあって、ダラダラとした進行になってしまっている箇所があるのは惜しかった。
また、水中戦も、レーザーも、危険度が相当に高いはずなのにあまりそういう風には見えなくて微妙に緊張感が足りないのもダレた雰囲気を助長していてもう少しどうにかして欲しかったな。
「メカウデ」第9話
VS.オルデラ編。
アマリリス、OPに初っ端から出てくるのはただの中ボスの枠には収まらないこのしぶとさ(また復活して再々登場しても驚かないと思う)があるからか。
パワーアップしたライバルとの最強タッグと、敵味方を超えた総力戦体制によるサポートによって、ラスボスの風格十分な「デカくて強すぎる敵」を打倒する、まるで最終回・ラストバトルみたいな展開をそれ相応のスケールのあるヴィジュアルと演出のテンションで描ききっていて素晴らしかった。
あと、今回に限らずだけど、シリーズ通してジュンくんをかなり大事に扱っているのが面白いな。
典型的なライバルキャラ、二番手キャラにはしないように強くしたり、活躍させたり、主人公とは別の切り口のドラマを展開させたりして独自の自立性のあるキャラクターとして立たせようとしている感じがする。
その目論見が功を奏して(か?)ユニークなキャラクターに仕上がりつつあるのが観ていてなかなか良い塩梅だな。
2024/11/28 (木)
「デリコズ・ナーサリー」第13話(最終回)
ナーサリーの解散編。
他のシリーズで活躍するらしい子供たちの未来の姿(実際の未来とは異なるifの世界らしいが)を描いたAパートも、黒幕の暗躍は続くかたちで終わるED前も、シリーズのファン向けな印象が強くて一見様には置いてけぼり感が半端ない。
敵も味方も子供たちも数は多いが持て余し気味、「ナーサリー」という設定もあまり上手く扱いきれていなくて何とも締まらないシリーズだったな。
一番、というか唯一、しっかりと腰を据えて描けているのが敵のジュラスにまつわるエピソードというのもなかなかの迷走ぶりだった。
あと、観ていて最も気になったのは主人公のダリ・デリコの無能ぶりだな。
「変わり者だが『血盟議会』随一の切れ者でもある」という設定なのだが、捜査官としても、父親としても失敗ばかりであまり有能さを示す場面がないのに、態度だけは思わせぶりでデカい、負のギャップがキツかった。
・・・・・・というか、あまりにも活躍しない、役に立たないので「主人公が何でこんなにお座なりな扱いになってしまったんだろう?」と疑問に感じてしかたなかったよ。
2024/11/27 (水)
「銀河英雄伝説 Die Neue These」第44話
ユリアンとメルカッツのイゼルローン出立編。
自分がイゼルローンを去ったあと、一人になったヤンが朝起きられるか、どうかまで気にするユリアンが完全にお母さんすぎて笑ってしまった。
2024/11/26 (火)
2024/11/25 (月)
「MFゴースト 2nd Season」第20話
芦ノ湖GT決勝レース決着編。
夏向の読み通り、3位争いは夏向が僅差で敗着。
3位争いも、6位争いも最後までギリギリの攻防が続く、手に汗握る展開で面白かった。
あと、表彰式後、相葉に絡まれた沢渡が曇り無き目とドヤ顔で17歳ソムリエぶりを披露するくだりもキモくてなかなか可笑しかったな。
2024/11/24 (日)
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4」第8話
覇王玉&花無蹤コンビVS.芙爾雷伊編と、安索亞特・粛正編と、殤不患の魔界降臨編の三部構成。
かなり強引な展開だったけど、天命たちのピンチに殤不患が地上から降臨するくだりはまさに「待ってました」って感じの燃える展開でよかったな。
・・・・・・にしても、ロボが天命の琴と接続して音響攻撃モードになっただけでも面白いのに、音撃が琴の音ではなく、なぜか「His/Story」(第2期主題歌)の天命によるカバーになっていたのにはちょっと笑ってしまったよ。
攻撃の威力と東山奈央のかわいすぎるヴォーカルのギャップが強烈すぎて可笑しかった。
あと、互いに反目し合っていた覇王玉と花無蹤が格上の魔宮貴族相手に捨て身の共闘をしたことで友情が芽生える展開の「いったい俺は何を見せられているんだ」感、阿爾貝盧法以外噛ませ犬軍団だった魔宮貴族たち(残りの一人も十中八九、覚醒した浪巫謠の餌食になるんだろうしな)なんかは「よく出来ている」とは思わないが、キャラの出入りが激しく、話も動く、フックの利いた展開の連続で観ていて退屈しなかったな。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第32話
ブルーロック・イレブンVS.U-20日本代表・前半戦終了編。
「結局、最後は糸師兄の天才性・個人技に圧倒されて同点に追いつかれるんだろうな」と思っていたのでオシャの人のブロックが間に合い1点リードを守って前半終了したのには驚いた。
前回に引き続き、今回もスピード感&見どころ満点、内容充実の試合編で面白かったな。
ブルーロックでしのぎを削ったライバルたちが今度は同じチームメイトとして活躍する展開がまさにつるべ打ちのように連続する構成はオールスターバトルものみたいなノリで全編見せ場の目白押し。
また、ブルーロック側が1点差でリードしているとはいえ、内容・実力的には然程大きな差はなく拮抗しているところも純粋にゲームとして見応えがあってよろしかった。
「チ。 ―地球の運動について―」第9話
ピャスト伯の最期の決断編、続き。
「よくもまぁ、こんな残酷な話を思いついたな」という感じで今回はテーマにやられてしまったな。
確かにピャスト伯や先代所長のように生涯をかけて真摯に取り組み、その時代においては相応に高い評価を得ていた研究が後年、技術・知識の発展に伴って全否定されてしまう例なんて人類の歴史においてはまさにごまんとある出来事なんだと思うが、完全に盲点でこの角度からの掘り下げには思いっきり意表を突かれたよ。
天文学に生涯を捧げたピャスト伯と先代所長の人生と、その二人の深い絆を前回から丁寧にたっぷりと描いてきたぶん、その研究の全てが台無しになる、結末の残酷さ、悲壮感が半端ない。
また、本当にかける言葉が見つからないほどに悲惨な話である反面、現代人の目から俯瞰して見れば大真面目に見当違いも甚だしいことに心血を注いでいたことが(大変失礼な話だが)滑稽にも見えるところなんかもなかなかに複雑な様相を見せていて味わい深いものがあったな。
あと、前述した通り人類史という大きな括りで見れば「稀によくある」出来事でありながらも実質的に何の成果を残していないからか、その問題が見過ごされやすいところ(本当に無価値になってしまうところ)なんかも観ていてなかなか恐ろしかった。
「らんま1/2(2024年版)」第8話
良牙=Pちゃん/シャルロット争奪・格闘ペアスケート編・前編。
白鳥あずさ役に悠木碧。
あまりやらないタイプのキャラで、あまり聴いたことのないタイプの演技をしていたのでEDクレジットを見るまで誰が演じているのかわからなかったよ。
あと、今回は終盤の天道道場でのラブコメ展開がなかなかに甘酸っぱい仕上がりで非常に良い塩梅だったな。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第8話
Leilla!VS.トマカノーテ、学園祭決戦編。
残りの話数を考えるとこの辺で一年生組との問題に決着をつけなければならないのはわかるけど、対Leilla!強硬派最右翼だったマルガレーテちゃんがなし崩し的にLeilla!への吸収合併を容認する流れになってしまっているのには強い違和感があったなあ。
オニナッツが姉者だからってあんまり立派になりすぎるのも違うと思うので結局、最後はみっともない泣き落としになったのはよかったな(笑)。
また、鬼塚姉妹の起床から登校までの情景描写のビフォー・アフターで二人の関係性の変化を語るところもわかり易くてなかなかに良い演出だった。
あと、今回は、というか、今回もライブパートが圧巻だったな。
リアルライブでこの再現をやったら100%盛り上がるヤツだった。
対決の構図を盛り込んだフォーメーション&振り付けに、マルガレーテの提案を採用したとおぼしき、攻撃的でカッコいいサウンドといったアイデアも、相変わらず緻密な画作りもよく出来ていて見応え十分。
今シリーズはライブを重ねるたびにライブパートの最高点を更新していくような勢いがあってこの点に関しては本当に素晴らしく、ただただ感心してしまうなあ。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第32話
サンラクVS.ルスト、再戦→再々戦編。
高層ビル街を舞台にした高速空戦ロボットバトルという燃えるシチュエーションをハイクオリティなヴィジュアルでやりきっていて眼福だった。
また、生身の状態とも、「シャングリラ・フロンティア」のアバターとも、微妙にタッチが異なる「ネフィリム・ホロウ」のアバターを緻密且つ丁寧に描いている、キャラ作画全般もなかなかによく出来ていた。
2024/11/23 (土)
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイルオンラインII」第8話
サード・スクワッド・ジャム決着編。
良い最終回だった。
8話続いた長編シリーズの決着に見合った全編に渡って力の入った仕上がりだったな。
良レイアウトと甲板上のステージを舞台にした密度感のある画作りがなかなかに見応えがあってよろしかった。
ラストバトルに相応しく最後の最後までもつれ続けるレンとピトフーイのバトルも粘りのある構成でよかったな。
あと、今回はピトフーイの回想シーンに「SAO」本編主人公のキリトさんがカメオ出演するというサービス&サプライズがあったが、普段通りにただカッコつけたことをしただけなのにインパクトと存在感が凄くて、大ヒットアニメの主人公にして人気キャラらしいさすがのスター性だった。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」第8話
アルストロメリアの不協和音、甘奈のカバーガールオーディション問題編。
三人とも善良で穏やか、争い事とはほど遠いキャラクターなため、仕事上、衝突しそうな状況になってもケンカにはならず、気まずくなるだけ。
ただ、良くも悪くも決定的な状況にもならないため、落としどころもなかなか見つからない、という面倒な事態とそれに伴う三者三様の言葉にならない感情を物語に上手に落とし込み、かたちにしていて面白かった。
あと、今回は実質上、千雪さんメイン回に相応しく、冒頭の面接ごっこ、中盤の居酒屋のくだり、EDのメガネ着用と千雪さんのキャラ萌え描写が充実しているところなんかもよかったな。
2024/11/22 (金)
「ネガポジアングラー」第8話
店長と別居中の息子との面会日・ハゼ釣り編。
店長メイン回。
ぎこちなく空回り続ける久々の父子の交流を派手に盛り上げるわけでも、クールに突き放すわけでもない、終始平熱感のあるナチュラルなトーンで描ききっていてよく出来ていた。
ひたすら察しが悪く痛々しかった常宏が最後に無邪気に核心をつくかたちになるバランスの取り方、もう妻子との暮らしを取り戻すことはできない哀しさを結局、釣りで埋めるしかない店長のどうしようもない釣りキチぶり、といったまとめ方もよかったな。
あと、店長以外のエブリマートの面々が理想化ないし漫画的誇張化されたキャラクターばかりななか、店長だけが微妙に冴えなくて俗っぽい性根の淀み方をしているのがちょっと気になっていたんだけど、常宏の延長線上にいる人なんだな、この人は。
「自分の趣味の世界にだけ強い陰のモノ」なのが今回垣間見えて、たぶん、本作のメイン視聴者層のひとつの中年男性オタクが(大学生の常宏だと年齢・立場的に離れすぎていて難しい)感情移入・共感できるキャラとして設定された部分もあるんだろうな、と今回のメイン回を観て今さらながらに思ったよ。
2024/11/21 (木)
「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」第58話
プリステラ奪還、魔女教対策会議編。
〆のカチコミ展開、レグルスがこれまで時間をかけて丁寧にヘイトを積み上げてきたおかげで爽快感が半端ない。
エミリアがレグルスの狂気と凶悪さに呑まれることなく毅然と反抗の意志を示した直前の展開も含めて、主人公たちの逆襲の始まりとしては完璧な流れで面白かった。
2024/11/20 (水)
2024/11/19 (火)
2024/11/18 (月)
2024/11/17 (日)
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4」第7話
阿爾貝盧法の時空魔術のリスク編。
魔宮貴族が二人ともワリとしょうもない共倒れであっさり死んでビックリしたよ (苦笑)。
魔宮貴族のなかで唯一かわいかった子が雌ゴリラに斧で頭をカチ割られて死んだのもなかなか衝撃的だった。
この第4期に続く劇場版でシリーズ完結らしいのであと残り5話+劇場版という尺を考えるとこのレベルのキャラに対してはこのくらいサクサクいかないと収拾がつかないからこんな扱いなんだろうけど、あまり上手くはない感じ。
・・・・・・つーか、そもそも残りの尺に対してキャラが多すぎ、局面が複雑・多極化しすぎ、要するに風呂敷を拡げすぎなのが観ていて何とも気になるな。
「BLEACH 千年血戦篇 -相剋譚-」第33話
石田VS.恋次編。
アニメオリジナル展開の石田VS.恋次戦、ゴリゴリの力押し対決でヒネリはないが圧巻の作画力と蛇尾丸の多彩な変形パターンの畳みかけで盛り上げる作りがなかなかに見応えがあってよろしかった。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第31話
U-20日本代表の先取点とブルーロック・イレブンの同点弾編。
全編に渡ってスーパープレイの連続、ハイレベルな攻防が続く、見どころ満載な内容で面白かった。
攻撃のテンポが早く、局面が次々に切り替わっていく構成のリズムがサッカーらしいスピード感を生んでいるのもよかったし、一つ一つのプレイがカッコよく決まっているんだけど、最後の凪の同点ゴールがその中でも頭ひとつ抜けた際立ち方をしていて、最後の〆が一番盛り上がるかたちにちゃんとなっているのも完璧なソツの無さで素晴らしかった。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第7話
Leilla!VS.トマカノーテ、決戦決定編。
冒頭の「ラブライブ」の開催に興奮が抑えきれず、太鼓を抱えて荒ぶるクゥクゥちゃんがかわいすぎる。
後半の澁谷家女子会のくだりも親睦会展開らしく一年生コンビのくだけた表情がたくさん見られてよかったな。
また、渋谷スクランブル交差点でのクライマックスもライティング、色彩に凝った画作りの美しさ、インパクトがともに上々でよろしかった。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第31話
魔力運用ユニットの修復完了とサンラクの「ネフィリム・ホロウ」再開編。
「主人公がプレイするゲームを気分転換のために変える」という人間の行動としては全く不自然ではないけれど、物語的にはとんでもない急旋回で何かいきなりロボアニメになってしまったな(苦笑)。
ハイウェイを舞台にしたロボバトルアクションが最初のツカミに相応しく矢鱈に出来がよくって素晴らしい。
スピード感のあるアクションも、緻密な破壊・爆発のエフェクトも非常にカッコよくって大変見応えのある仕上がりだった。
2024/11/16 (土)
「ドラゴンボールDAIMA」第6話
悟空VS.グロリオ編。
悟空VS.グロリオのバトルは結局、最後は悟空が簡単にいなして終わったとはいえ、6話目にしてようやく骨のある相手とのバトルでちょっと面白かった。
あと、ミノタウロス弄りコントも「鳥山明らしい」だけではなくて掛け合いのテンポのよさ、悟空VS.グロリオの流れになってからの放置されっぷりなんかもちゃんと可笑しくってなかなか悪くなかったな。
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイルオンラインII」第7話
ピトフーイの跳梁によるBTRY(ビトレイヤーズ)の崩壊編。
田中宏紀コンテ回。
前回に引き続きサード・スクワッド・ジャムも大詰めということで今回も景気よく破壊と殺戮が続く展開で飽きさせない。
豪華客船の体当たりによる水没した高層ビルの破壊、ピトフーイVS.デヴィッドの光剣による近接格闘戦と派手な見せ場も正しく画的に力が入っていてよろしかった。
ピトフーイの「なりすまし」トリックは「裏技」とか、「ルールの隙間を上手くついた」というよりもただルールが杜撰なだけ(たとえ意図的に用意された抜け穴だったとしても)、というか、どんでん返しのための苦し紛れのこじつけ臭くて冴えなかったが、結果的にレンとボスのライバル同士タッグが成立する流れは素直に燃える展開でよかったな。
(まぁ、そもそもソレをやらせたくて用意した仕掛けなんだろうけど)
2024/11/15 (金)
「ダンダダン」第7話
VS.アクロバティックさらさら編、続き。
相当な力作回にして傑作回の榎本柊斗コンテ・作監・原画・美術設定・サブキャラクター&服装デザイン回。
前半の廃工場という舞台設定を活かした立体的チェイスアクションもなかなかのものだったが、何と言っても今回は後半のアクロバティックさらさらの過去編に尽きるなあ。
貧しくも穏やかで美しい母娘の生活と表裏一体の残酷で厳しすぎる現実(その生活を支えていた対価)、その二つの局面の間にあった被膜が当然のようにある日突然決壊して文字通り全てが終わる、――その悲劇の一部始終を繊細なタッチで理想はどこまでも美しく、暗部と破局はどこまでも生々しく残忍に描く、徹底的に作り込まれた内容がまさに圧巻の仕上がりで素晴らしかった。
また、言葉に頼らず「画で語りきる」が非常に高いレベルで達成できていて、その影響が回想終了後も続く(モモとアイラがアクロバティックさらさらに同情するくだりにも言葉による説明や補足が(必要ないから)ほとんどない)、終幕までの流れもよかったな。
しんどすぎる話を上手に作りすぎているせいで「また観たい」と思わないどころか、「もうコレっきりで結構です」って感じになってしまうのは少々困りものかもしれないが、本当によく出来ていて面白かった。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」第31話
剣心たちの京都到着編。
チャウチャウガールズのくだりがカットされていなくて嬉しかった。
・・・・・・というか、それどころか、声優も河瀬茉希、朝日奈丸佳、高柳知葉と無闇に豪華で異様な厚遇ぶりに正直ちょっと驚いたよ。
2024/11/14 (木)
「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」第57話
スバルの演説作戦編。
放送時間29分30秒と30分の放送枠をフルに使って話し合いと演説のみを描く、アニメというジャンルにおいてはエンターテイメントとして成立させるにはかなり難易度の高いお題をキッチリとやり切っていて感心する。
スバルの演説、前置きがちょっと長くてダレそうになったが、後半はしっかりとアツい盛り上がりをみせていてよかったな。
最後に美味しいところを全部浚っていく勢いでラインハルトが合流して〆るラストのダメ押しも上手かった。
「戦国妖狐 千魔混沌編」第16話
道錬VS.神雲戦の決着編。
第6話に続き二度目の登板の山内重保コンテ・演出回。
道錬VS.神雲の頂上対決の決着編に相応しく、山内演出回らしい濃厚な仕上がりだったなあ。
道錬と神雲の親父キャラをはじめとする濃密なキャラ修正や、山内演出らしいレイアウトとタイミングが独特なアクションによる迫力と緊張感の横溢ぶりが好印象。
また、道錬、神雲、野禅の三人の過去のドラマも大人らしく仲は良くてもなれ合う感じはない、それぞれがしっかりと自立した上で深い関係性を築いているのがよかったな。
ただ、山の神ですら手を焼くレベルの強さに至った神雲が「最強」というふれこみが劇中で何度も繰り返されたわりにはほとんど見せ場らしい見せ場もなく、終始道錬に主導権を握られたまま敗北したのはいささか拍子抜けでそこは少々物足りなかった。
2024/11/13 (水)
2024/11/12 (火)
2024/11/11 (月)
「MFゴースト 2nd Season」第18話
濃霧の芦ノ湖スカイライン編。
視界不良のスリッピーゾーンでの夏向のイカレた猛チャージ、第2戦における最大のハイライトっぽい展開らしく力の入った演出が見事なまでに決まっていてシビれるほどにカッコよかった。
ほとんど視界のないなか、記憶したコースとタイミング、そしてブースからのボイスカウントだけを頼りにドリフトを駆使した攻めのコーナリングをかましまくる、夏向の神業の脅威を敵・味方・実況解説、様々な角度から丹念且つ、切れ味鋭く描いていてとてもよく出来ていた。
まさに快走、まさに快進撃ともいうべき、NSX、フェラーリ連続オーバーテイクの痛快感に、立てるべき見どころがしっかりとそそり立っている勘所を外さぬ作りも含めて観ていて非常に気持ちよかったな。
「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」第7話
「業物語」前編・スーサイドマスターとアセロラ姫の邂逅編。
「ひだまりスケッチ×☆☆☆」以来13年ぶりらしい新房昭之(クレジットは東冨耶子)コンテ回。
13年ぶりの御登板というまさに満を持しての状況に見事に応えた、全編に渡るゴシックなムードとスタイリッシュな映像美が非常に濃厚な味わいでなかなかに見応えのある仕上がりだったな。
また、スーサイドマスター役の深見梨加の芝居も存在感たっぷりで好印象。
アセロラの魔性に翻弄されつつも、吸血鬼の王として尊厳と格は落とさないバランスの取り方もとても上手くてよろしかった。
2024/11/10 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -相剋譚-」第32話
一護たちと死神たちの「霊王宮」(再)突入/「真世界城」築城編。
ネリエルの声(声優)が変わってビックリ。
ゲームではもう9年も前から交代していたらしいが知らなかったので驚いたよ。
まぁ、ぶっちゃけネリエルも金田朋子に演じさせるのは無理しかなかったので代えて正解だったと思う。
あと、今回はリルカのツンデレシーンがキャラ作画も力が入っていてなかなかに良い塩梅だった。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第30話
ブルーロック・イレブンVS.U-20日本代表・キックオフ編。
U-20日本代表、たぶんほとんどがこの試合きりの出番しかないキャラたちだからか(?)多くのメンバーが描き分け・見分けのしやすさ優先のデザインで顔面偏差値がブルーロック側に比べて何か露骨に低いのな
(苦笑)。
潔たちの入場シーンはピッチの上から見る超満員のスタジアムの音と人(人数)の迫力というか、圧力を臨場感たっぷりに描いていてなかなかの出来栄えだった。
あと、前線にストライカーを7人配置し、まさに「どこからでも点が取れる」布陣を引く「ブルーロックシステム」は漫画らしいロマン溢れるトンデモ戦術でその概要を聞いているだけでちょっとワクワクしてくるところなんかもよかったな。
「青の祓魔師 雪ノ果篇」第6話
燐の告白に対するしえみの回答編。
しえみに対して獣欲剥き出しな燐が紛れもない「魔神の落胤」すぎて苦笑い。
しえみメインの日常&ラブコメ回だったが、演出・作画に力が入っていて前回までのバトル回よりも遥に丁寧な仕上がりだったな。
しえみの家に出雲がお宅訪問するくだりがまだ多少のぎこちなさを残しつつもすっかり仲良しになっていてこれまでの流れを思うと観ていて何とも感慨深いものがあった。
また、ちょっと女子女子した絵面の雰囲気も大変素晴らしくって堪らんものがあったなあ。
「らんま1/2(20204年版)」第6話
黒バラの小太刀登場編。
あかねの断髪に伴い前回のEDに引き続き今回はOPも映像が一部リニューアル。
格闘新体操というトンデモバトル設定に、小太刀の平熱で狂っているキャラクターがまさに本作の本道を行くような内容でいよいよ本格的にこの作品が走り出したという感じ。
にしても、あらためて観ると小太刀の真っ黒な性根を何の屈託もなく晒していくキャラクターがなかなかに強烈だな。
リアルタイムで観ていた(読んでいた)ときはちょっとケバ目なキャラデザが守備範囲外で刺さらなかったが、いま観ると性格の腹黒さと乱馬に対する純粋さのギャップがオモシロかわいくってリアルタイムの頃には想像できないくらいに好きなってしまったよ。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第29話
壁の町・ウォルナックでの三局の戦い編。
イゾルデが蛇に噛まれるシーンがお尻丸出しすぎて放送時間を気にしてしまうくらいにエロかった。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第6話
上海編・後編。
親への仁義優先で高校卒業後の進路を決めようとするクゥクゥの葛藤話でわざわざ親元の上海へ帰郷しているにも関わらず、親が全く物語に関与しない(まともに登場すらしない)まま、クゥクゥが自己完結して終わる展開がなかなかの荒技、力業だったなあ。
話の舞台が東京だったら全く同じ内容でもこれほどの違和感はなかったんだろうけど、海外旅行イベントの華やかさに惹かれた結果、話が歪なかたちになってしまった印象だった。
ライブパートは今回も圧巻の仕上がりでクゥクゥの表情が非常にかわいく丹念に描かれていて素晴らしかったな。
あと、クゥクゥがスクールアイドル沼にハマっていく様子を描いた回想シーンも丁寧に作り込まれていてなかなかよく出来ていた。
2024/11/09 (土)
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイルオンラインII」第6話
豪華客船での籠城/攻城戦→船内サバイバル戦編。
ゲームも終盤戦に突入してきたからか、景気よくキャラがどんどん脱落していく。
そのやられ様も様々でなかなかに観ていて飽きないものがあったな。
また、それに加え、迫り来る海水のタイムサスペンスに「裏切りイベント」によって元チームメイト同士の戦いになる展開など、バトルを盛り上げる仕掛けも多彩、そしてその盛りだくさんな内容をテンポよく捌く手際も淀みがなくって面白かった。
2024/11/08 (金)
「ネガポジアングラー」第6話
鯛ラバ編。
前々回のハナちゃん、前回のこずえちゃんに引き続き、今回はアイスさんメイン回でヒロインズの紹介は一通り完了。
アイスさんは例によって型破りなところはあるが気さくで頼りになるお姉さんキャラでハナちゃん、こずえちゃんとはまた違った味わいの魅力的なキャラ造形が好印象。
ハナちゃん、こずえちゃん、アイスさん、そして本命の貴明(笑)と何気にヒロインたちが粒ぞろいで本作は釣りアニメ、青春アニメとしても面白いがヒロインものとしてもなかなかにレベルが高くて素晴らしい。
あと、常宏の過去への言及は一回あっただけだが、日頃の陰キャぶりを見れば常宏のこれまでの生き様がどんな感じだったかはだいたい想像がつくのでラストの涙には観ていてちょっとグッとくるものがあったなあ。
「アオのハコ」第6話
雛の県大会編。
前回後半から引き続き雛メイン回。
ほぼ全編雛の主観で物語が進行していくので前回後半以上に雛メイン指数は高かったな。
雛が心身ともに崩れかけたコンディションを一度は自力で立て直すも、アクシデントによって再び窮地に立たされる、という押し引き、起伏の利いた構成、雛の高い自立性が感じられる内容がなかなかに見応えがあって面白かった。
「ダンダダン」第6話
白鳥愛羅の報復編。
オカルンがモモさんを異性として全く意識していなかったというのがピュアすぎてかわいかったな。
(対人経験値が低すぎて異性を意識するレベルにまで至っていなかった、というのは少し哀しいものがあるが)
今回は繰り返し描かれるアイラの崇高な使命感とその使命感の原点であり、原動力にもなっているモノの正体が「オカルンの睾丸」という現実のギャップ、その使命感を燃やすたびに文字通りの「金玉」になったオカルンの睾丸を弄る仕草が面白すぎて堪らなかった。
「メカウデ」第6話
VS.アマリリス編。
「メカウデを剥がされた人は死ぬ」設定、一体どこへいったんだ(苦笑)?
今期の日笠陽子は「GGOII」、「ダンまちV」、「シャンフロ(2期)」に本作と謀略大好き極悪キャラ尽くしだな。
アキさんは勉強できるようになるまで膨大な時間がかかると思われるのでずっとメガネをしていればいいと思ったよ。
あと、今回はカガミがライバルキャラから噛ませ犬キャラに降格しそうになるも意地を見せてそうはならなかったのもよかったな。
2024/11/07 (木)
「新テニスの王子様 U-17 WORD CUP SEMIFINAL」第6話
日本対ドイツ、S2、幸村VS.手塚編、続き。
試合終盤、幸村と手塚の長いラリーが続くなか、本編が終了して「幸村VS.手塚」のカッコいい一枚画をバックにエンドロールが流れる映画みたいなEDへと雪崩れ込むラストの、丸投げENDっぽい終わり方(もちろんシリーズは終わっていない)、凄まじい「何スか?これ?」感がこの作品らしい天然(?)っぷり、ズレっぷりで面白かった。
2024/11/06 (水)
2024/11/05 (火)
2024/11/04 (月)
「妻、小学生になる。」第5話
白石家再婚破談騒動編。
転生先のママンの彼氏、前回はかなり好感度の高い雰囲気だったのでとんでもない不倫二股クズ野郎だったのに心の底からビックリしたよ。
ママンの交際が上手くいかないこと自体は想定内だったが、本当に「かける言葉がない」、ここまで悲惨な仕打ちを受けるとは俄に想像できなかったわ。
また、転生妻が「最悪な振られ方をしたママンの機嫌とり」という超難易度の高い危険物処理を上手くこなしたと思ったら、今度はママンに新島家との団欒を目撃され、追求されるというまさに「一難去ってまた一難」なジェットコースター展開もまだ中盤の5話目とは思えぬ飛ばしっぷりで面白かった。
2024/11/03 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -相剋譚-」第31話
藍染の参戦編。
ここのところ、俺の知らない「BLEACH」――アニメオリジナルの補完展開がマシマシだな。
「このペース(第1、第2クールのペース)でいったら第4クールに突入する前に原作を消化しきって終わってしまいそうだな」と思っていたが、第3クールからは補完が必要な部分が多いから前半の第1、第2クールはあのくらいのテンポで話を進めないといけなかったため、あのような構成だったのか。
「らんま1/2(2024年版)」第5話
あかねの断髪事故問題編と良牙の秘密の開示編の二部構成。
今回からあかねの断髪に伴いそれに合わせてEDの映像が一部リニューアル。
「らんま」の最初期は恋愛ドラマ要素が若干対象年齢高めで湿度の高い部分もあったがあかねの断髪に伴う、あかねの東風先生への片想いの決着をもってそれもここで終了。
そして立て続く良牙の秘密の開示編でよりコメディ色の強い三角関係を直ぐさま新たに提示し、作品の大きな軸となる新たな人間関係を構築して作品の方向性を無理なく自然に再調整する手際がいま観直しても鮮やかでとても上手かった。
「SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』 魚人島編」第1話
TVアニメ「ONE PIECE」魚人島編全57話を新たに映像をブラッシュアップして全21話に再編集した特別編集版。
麦わらの一味・再結集編。
ウソップの「弱小トリオは卒業だ!!」って台詞がいま聞くととても虚しく響くなあ (苦笑)。
オリジナルだと4話分の内容を1話にまとめたようだけど、ダイジェスト感は全くなくてごくごく普通のペースで話が進行しているように観えるのは編集が上手いからなのか、それともTVアニメ「ONE
PIECE」だからなのだろうか?
(まぁ、その両方とも正解なんだろうけど)
全編に渡る撮影を中心とした映像のブラッシュアップが大したものでオリジナルはもう13年も前のアニメなのに古臭さをあまり感じない仕上がりになっているのがなかなかによく出来ていた。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第5話
上海編。
まるで劇場版(の導入部)のような内容だったな。
実際ところはどうか知らんが「本作三本目の作品が旧シリーズと同様に劇場版になるかもしれない可能性があったときに用意したプロットを流用して作った」と言われても少しも不思議じゃない感じ。
後半の上海観光地探訪のくだりは黒幕の正体も、やっていることに大した意味がなさそうなのもバレバレの茶番なのに引っ張りすぎで少しダレてしまったが、久しぶりにちぃちゃんの丸キチぶりを存分に堪能できたのと、映ったのは1ショットだけだったがLiella!随一の恵体の四季さんのビキニ姿が拝めたのは大変素晴らしくって最高だった。
2024/11/02 (土)
2024/11/01 (金)
「ネガポジアングラー」第5話
常宏の初バイト代散財編。
こずえちゃんの童貞を惑わす魔性が天然なのか、計算なのか、最終盤まで読み切れず、観ていてとてもハラハラする。
結果としてどうやら悪意はなかったようで安心したよ。
あと、アバンラストの常宏がハナちゃんとこずえちゃんに両サイドから腕組みされて釣具屋に連行されるくだりがこずえちゃんの本性がどちらであろうと美味しすぎるシチュエーションで何とも羨ましかったな
「ダンダダン」第5話
アブダクション&ターボババア騒動後の初登校編。
これは良いラブコメ回。
モモのスマホ紛失という状況を活かした昭和の王道古典恋愛ものみたいなモモとオカルンの「すれ違いのドラマ」が甘酸っぱすぎて堪らなかった。
また、そのあとのオカルンの睾丸未回収問題発覚時のモモさんのゲラっぷりもかわいかったな。
モモさんの現役JKとは思えぬ小学生低学年男子みたいな笑いのツボも可笑しいが、若山詩音らしいナチュラルさとかわいらしさが適切にブレンドされた長尺の笑い芝居も絶妙な塩梅で素晴らしかった。
2024/10/31 (木)
2024/10/30 (水)
2024/10/29 (火)
「ありふれた職業で世界最強 season 3」第3話
ガハルド皇帝との謁見編。
リリアーナ王女の陵辱未遂シーン、一点豪華的に作画に力が入っているのが「よくわかっている」正しすぎる注力ぶりでよろしかった。
2024/10/28 (月)
「MFゴースト 2nd Season」第16話
芦ノ湖GT決勝レース・第2周目突入編。
沢渡と夏向のオーバーテイク、ともにその迫力と緊張感を一切言葉を用いずに映像と音(音楽と音響効果)で語り尽くす作りになっているのが素晴らしかったな。
特に沢渡がベッケンバウアーを抜くくだりは車体同士が三度も接触するギリギリの攻防に、王者陥落の下剋上展開もアツくて非常に見応えのある内容だった。
2024/10/27 (日)
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4」第4話
天工詭匠VS.鬼奪天工/浪巫謠VS.迦麗編。
嘲風さま、木の枝でワンクッション挟んだとはいえ、空から落ちて石に頭を打ちつけて出血までしているのにワリとピンピンしているんだな (苦笑)。
二つの濃厚なバトル展開に、キャラの退場、状況の大きな変化や動きが立て続く、見せ場、見どころの多い構成でなかなかに充実度の高い内容だった。
前回、鬼奪天工がガトリング砲をぶっ放しながらカチコミしてきた時点で既に相当に面白い絵面だったが、それに天工詭匠がロボットで応戦するという、まさに悪ノリに悪ノリを重ねる、やりたい放題、し放題な展開が最高だったな。
天工詭匠のロボットは人形劇だからそうせざるを得なかったのかもしれないが、操縦席が内蔵式ではなく、背中(というか頭の後ろ)に外付けなのもレトロフューチャー感があって好印象。
この中華王朝風ファンタジー世界においてはガトリング砲もロボットもオーバーテクノロジーもいいところなのに互いに火力と膂力のゴリ押しで、戦いの様相にハイテク感が全くないのも可笑しかったな。
あと、今回は浪巫謠が魔宮貴族級の潜在能力を覚醒させる迦麗とのバトルもストレートに熱くて面白かった。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第28話
玲王の適性試験(トライアウト)編。
今回は玲王の再起復活編なのだが玲王が凪に愛想を尽かされてどん底に落ちた後、どうやってメンタルを立て直したのかアニメでは描かれていないので不全感が強い。
どうやら原作にはあった凪に敗れた後の士道のチームとの対戦のくだりがアニメでは丸ごとカットされているらしいのでこんな感じになってしまったみたいだな。
國神の敗退について言及がないのもこのためらしく、尺の都合なのかもしれないが不自然さが目立つ構成になっているのが苦しかった。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第4話
鬼塚姉妹の事情編。
かのんに折檻している最中にちぃちゃんに声をかけられてヤンキーみたいに凄むマルガレーテちゃんがあまりにも輩すぎて笑ってしまう。
2年以上も前の話なので鮮明には覚えていないが第2期の頃はこの娘、クールキャラじゃなかったっけ (苦笑)?
ま、それはさておき、今回の本筋について。
完全にライブをやって終わる流れだったのにやらないで、EDを鬼塚姉ソロVer.にしてお茶を濁して終わったのには驚いた。
姉の決意に対する妹のリアクションも描かずに終わったので尻切れ感も強かったな。
やっぱりキャラの人数がキャパオーバー気味なのだろうか。
「鬼塚姉妹は牛久からの遠距離通学」という秘密の開示もこれまで長々と引っ張った秘密だったわりには特に話が膨らむこともなく終わったし、今回は物語も設定も消化不良・不完全燃焼感が強い印象だった。
2024/10/26 (土)
「ケンガンアシュラ Season2」第4話
マーヴェラス・セキVS.ムテバ・ギゼンガ編、続き。
拮抗した戦況ながらも、決着寸前までほぼ終始、関林が勝ちそうな流れだったが、そう素直には話が転ばなかったのが面白かった。
また、ムテバが冷静で理知的で殺人術に長けた傭兵ではあるが、酷薄な男ではなく漢気のわかる意外と粋な性格をしているところや、盲目であるため、他の感覚器が不全になった場合の対策がしっかりと二重三重に用意されているところなんかもよかったな。
あと、「マーヴェラス・セキ」は悪役レスラーなので話の流れ的に「敗北も様になる」かたちにちゃんとなっていたのもソツのない組み立てでなかなかによく出来ていた。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇」第4話
シルさんとのデート終了編。
未だにフレイヤとシルの事情が伏せられたままなので上手く飲み込めない部分も多いが、フレイヤ・ファミリア内も一枚岩ではなく、様々な思惑が錯綜し、状況が二転三転する混戦模様になっているのがなかなかに飽きさせない作りで面白かった。
2024/10/25 (金)
「ネガポジアングラー」第4話
常宏のエブリマートアルバイト勤務開始編。
1話丸々使ったハナちゃんのキャラ掘り下げ回。
余命宣告に、住居喪失、破滅の顛末の開示と、3話目までは常宏の深刻で報われない事情が次々に巻き起こったり、明かされたりして不穏な空気が漂っていたが、常宏の落ち着き先も決まり、一応ひと段落ついたということで今回はこれまでになく穏やかな内容だったなあ。
4話目にしてようやっとメインヒロインのハナちゃんに焦点があたり、いろいろと常宏と絡む展開になったが、恋仲になりそうな雰囲気はカケラもないので相変わらずヒロインレースは貴明に大きく水をあけられたまま
(苦笑)。
「ハナちゃんが実はJKだった」というサプライズは見た目の年齢感的には不思議ではないんだけど、日頃の態度の大きさと自由人ぶり、自立性の高さから学生には見えないキャラ演出をしてきたのが功を奏するかたちになっていて上手かったな。
あと、Bパート冒頭のハナちゃんの1日のルーチーンがアイデアの詰まった楽しい仕上がりになっていて観ていてなかなか面白かった。
「ダンダダン」第4話
ターボババアとの決戦編。
初回から因縁が続く強敵との決戦編に相応しい1話丸々アクションバトル回で期待に違わず面白かった。
バトル中はほぼ全編画面が赤くて状況がイマイチ把握しづらいところがあるのは気になったが、駆け引きと力業を程よいバランスで織り交ぜながら、「鬼ごっこ」という走力が物を言うシチュエーションに見合ったスピード感と躍動感のあるアクションが続く展開がなかなかに飽きさせない作りでよかったな。
また、バトル決着後のエピローグが供養・晩餐・別れの挨拶と硬軟取りそろえながら三段構えで用意されているのもまとめ方・余韻の響かせ方にソツがなくってよろしかった。
「メカウデ」第4話
カガミ・ジュンの市立キタカガミ第二中学校転入編。
主人公の「戦士としての力」が本格的に覚醒し、戦いに身を投じる状況が整ったところでひと段落・新章突入といった塩梅だったが、幕間回らしい箸休め的なコメディ展開をやりつつも、本筋のアキとアルマそれぞれの因縁話も同時に進める、というなかなかに詰め詰めな内容だったな。
初期設定は早々に片付けなければならないほど全体の内容量が多いのか、何だかんだで今回で全体(全12話)の1/3が終わってしまうのでこのくらいのペースになって当然なのかはわからんが、タイトな構成のおかげで球技大会が一瞬で終わったのには驚いた
(苦笑)。
あと、ジュンの転入展開にも良い意味で意表をつかれたな。
ヒカルの中学校にメカウデ使用禁止で(戦闘目的以外で)転入してくるのも、ヒカルを巡ってアキと三角関係みたいな感じになるのも、前回の悪役ぶりからは俄に想像できない斜め上の展開すぎて面白かった。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」第28話
新月村編。
かつて原作者の和月伸宏が原作単行本収録の制作秘話で「描けなくて残念だった」と語っていた「尖角の串刺し頭突き」が令和版アニメでまさかの採用というサプライズ。
完全に原作者接待の自己満サプライズだけど、楽屋ネタすぎる優遇ぶりも、「顎をド突かれたのに何故か割れる鉄兜」のオチも可笑しかったのでヨシとする。
2024/10/24 (木)
「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」第4話
日本対ドイツ、D2、デューク&仁王ペアVS.シュナイダー&ベルティペア編。
シュナイダーくんの巨大化自体は既にネットミーム化しているので驚きはしなかったが、その現象に何の説明もないのには驚いた。
まぁ、説明をされたところで「創造(シェプフング)」も、「衛星視点(サテリートゥパスペクティーヴ)」も何が何やらという感じだったので理解できる気はしないけどな
(苦笑)。
あと、散々強者ぶり、デュークとの因縁を煽ったのに日本戦では出番がなかったカミュをこういうかたちで使ったのは上手くてちょっと感心してしまったよ。
2024/10/23 (水)
2024/10/22 (火)
2024/10/21 (月)
「MFゴースト 2nd Season」第15話
芦ノ湖GT決勝レース・第1周目編。
雨中のレース故に全編に渡って描かれる雨の水しぶきの表現が丹念且つ美しくってなかなか目を惹くものがあった。
2024/10/20 (日)
「BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-」第29話
「ミミハギ様」の解放編。
浮竹の過去編をアニメオリジナル展開で大幅に補完。
原作者総監修のおかげか、浮竹が暴漢を諭すくだりがいかにもこの作品らしくてなかなか好印象だった。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第27話
潔の適性試験(トライアウト)編、続き。
潔が決勝点を決めてゲーム終了したら、チームメイトが代わる代わる潔に愛の告白し出して噴きそうなってしまったよ。
かと思ったら、Cパートのおまけコーナー(「ブルーロック あでぃしょなる・たいむ!」)ではさらに露骨な女子向けサービスネタがあって「もうノリノリでファンの期待に応えてんなあ」と苦笑する。
あと、やっぱり画は極力動かさない方針みたいだな。
「ONE PIECE FAN LETTER」
「ONE PIECE」の短編小説「ONE PIECE novel 麦わらストリーズ」を原案にした単発特別編。
「頂上戦争」から2年後、「麦わらの一味再結集」の裏で起こった英雄ではない者たちの群像劇。
話も映像も非常によく出来た短編映画のようで面白かったな。
石谷恵監督・森佳祐キャラデザ・作画監督コンビの作品らしく作画は全編に渡って力が行き届いていて超充実。
見せ場のアクションシーンはもちろんのこと、キャラも芝居もレイアウトも大変素晴らしい仕上がりだった。
また、凝った設定の群像劇も錯綜していく個々のキャラクターと大小様々な出来事がよく練られていて飽きさせない。
それに主人公をはじめとする登場人物たちのキャラの立て方も上手かったし、「麦わらの一味」の絡ませ方・客演のさせ方も絶妙なさじ加減でソツがなかった。
あと、主人公がクライマックスのアクション展開でなりふり構わず頑張るために見栄を張ってかけていなかったメガネをかけるところが自分的にはなかなかにポイントが高かったな。
・・・・・・それにしても、これほどの傑作にして力作なだけに事前の告知、というか、宣伝が弱かったのは気になった。
メガヒットタイトルの関連作品なんだからもっと大々的に売り出してもよかったんじゃないか、と思うんだけど、このままいくと「知る人ぞ知る」みたいなところに収まりそうで何かちょっと勿体ない感じがしちゃうんだよな。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第3話
新生Liella!初ライブ編。
メイ×四季カップルはLiella!内でも百合の波動がとりわけ濃厚で堪らんな。
シリーズとしてのノウハウの蓄積が分厚いからか、やはり「ラブライブ!」のライブパートは構成が緻密にして出来がよい。
ただ、やっぱりほぼ同格のヒロインが10人もいるとキャラにストーリーが圧迫されて展開が窮屈になったり、重たくなったりしてしまうな。
リーダーの代役を任された千砂都の話とセンターを任された四季の話を相乗効果が生まれるように絡ませながら上手く組み立てられてはいるけれど、段取りで話が進んでいくように見えてしまうところも間々あって話作りがなかなか大変そうだった。
2024/10/19 (土)
「ドラゴンボールDAIMA」第2話
大魔界への旅立ち編。
初回は新登場の悪役メインだったが、今回はお馴染みの主人公たちが物語の主体になったので初回よりかは楽しめたな。
主人公たちが軒並み子供化したのに伴い声優が主演の野沢雅子以外総取っ替え。
声優問題は作品を今後も長く続けていくつもりならば避けては通れぬ問題なのでとりあえずこの機会に「子供化」という設定をワンクッション挟んだかたちでテストしてみるってところなのかな?
時間をかけて相当入念に選考を重ねたのか、今回、ザッと聴いたかぎりでは違和を感じるような部分はひとつもなくて、その点に関してはなかなか大したものだった。
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII」第3話
クラレンスとシャーリーの跳梁と対決編。
メインじゃない脇役同士対決は勝敗予測がつけにくいので面白くなるの法則が発動。
(おそらく)突発的なひらめきによる即興の奸計と3ヶ月間かけて入念に練り上げた必勝の戦術、対照的ではあるが互いに常軌を逸しているという点においては共通している、女同士の衝動と執念の跳梁と対決が観ていて非常に面白かった。
また、今回の戦いにワリと近くにいながらも主人公たちが一切関与しないまま終わるのも群像バトルロイヤルらしい雰囲気を上手に演出していてよかったな。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇」第3話
シルさんとのデート編、続き、監視からの逃避行編。
運河にダイブしたあとからずっとシルさんが透けブラしているのがとてもエッチでよろしかった。
2024/10/18 (金)
「ネガポジアングラー」第3話
釣れたら賞金100万円ゲット・ドチザメ釣りイベント編。
貴明の常宏への行動が完全に王子様すぎて苦笑する。
BLっぽい雰囲気はそこはかともなく漂うけど、媚びるようなことはギリギリのラインでしていないのであざとく見えない、というのがなかなかに絶妙なバランスだな。
今回、常宏の破滅の顛末が明らかになったが、まさに自業自得としかいいようがなく、最後に余命宣告されるところ以外は(つまり今回初だし部分に関しては)劇的なことが全くなくてありふれた短絡さとしょうもなさで破滅しているのがむしろ逆に救われない印象だった。
過剰な自意識と自己評価の低い卑屈な感情、相反する両極の心理が同居し、繰り返し振幅する、そのため端から見ると奇妙にしか見えない態度や言動の数々が陰キャあるあるすぎて胸が痛い
(苦笑)。
主人公の主観的価値観と視聴者目線で俯瞰的に見ると悪人も悪意も存在しない優しい世界とのギャップが今回も鮮明で描こうとしているものの方向性が明快なのがよかったな。
「メカウデ」第3話
ヒカル&アルマVS.カガミ&ウロボロス編。
凶悪なライバルとの初対決、主人公の力の覚醒、ヒロインとの衝突と和解を経て生まれる絆と、「勝負3話目」(配信がアニメの視聴スタイルのメインになって今はもうあまり関係ないのかもしれないが)らしいターニングポイントが一挙に重なる重要話数。
悪くて強いライバル、覚醒してカッコよく変身する主人公、かわいくて魅力的なヒロインと、いちいち的確な演出で盛り上げる作りがアツく、本当によく出来ていて感心する。
後半、展開がペースアップして主人公の葛藤・逡巡・決断までの流れや、ライバルとの対決がテキパキと進んでいくのも古き良き少年漫画・夕方アニメ的な作風にマッチしていてよかったな。
あと、覚醒したヒカルとアルマのデザインがサイズと焔エフェクトの過剰さで強大なパワーを表現しつつも、本体自体は無駄にゴチャゴチャしていないバランスの取れたデザインなのもカッコよくってなかなか好印象だった。
2024/10/17 (木)
「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」第54話
広場での大罪司教との遭遇戦、続きと、ガーフィールと母親の再会編。
ゴージャス・ミミさんが他の女たちをぶっちぎって本作のいい女ランキング一位に躍り出る話。
今回は不測の事態の連続でメンタル的にいっぱいいっぱいなガーフィールを完璧な対応でフォローするミミさんがロリコンじゃないけど惚れてしまうくらい素敵すぎて堪らんかった。
「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」第3話
鬼VS.Q・P戦の決着編。
原作でこの話をやっていたときってスポーツ界でチャレンジシステムが続々投入され、話題になり始めた時期だったりするのかな。
試合内容全般的にあまりにも大味すぎる展開でイマイチノっていけなかったのだが、あれだけ散々テンションの高い応酬を繰り返していたのに最終的な決着がチャレンジシステムによる判定の逆転というスカシぶりは想定外にも程があってそこはちょっと面白かった。
2024/10/16 (水)
「甘神さんちの縁結び」第3話
VS.甘神三姉妹、お見合い三本勝負編。
三女の「そんなことないもん」のくだりと次女のツンデレシーンが作画だけでなく撮影処理にも矢鱈に力が入っていてそれぞれ美少女ゲームのイベントスチルみたいな仕上がりなのがちょっと目を惹くものがあったな。
あと、最後に唐突にサスペンスファンタジーみたいな展開になって驚いた。
2024/10/15 (火)
「ありふれた職業で世界最強 season 3」第1話
TVアニメ「ありふれた職業で世界最強」の約2年半ぶりの続編・第3期TVシリーズ。
ハウリア族との再会編。
5年前の第1期のことなんて最早ほとんど覚えていないのでそのとき数話出ただけのキャラが再登場しても誰が誰だかという感じ (苦笑)。
ただ、それでも後半の兎人族たちによるバイオレンス&コメディ展開は悪くなく、存外にけっこう楽しんで観られたな。
2024/10/14 (月)
「MFゴースト 2nd Season」第14話
第2戦・芦ノ湖GT本戦スタート編。
「4DWの攻勢」(スタートだけ)というもの凄いサブタイトル詐欺だった (苦笑)。
2024/10/13 (日)
Webアニメ「MONSTERS 一百三情飛龍侍極」(2024年1月公開作品)をTV地上波放送で観る。
「ONE PIECE」と世界観を共有する、「ONE PIECE」連載開始前に描かれた尾田栄一郎の短編読み切り作が原作の単発短編作品。
ドラゴンにまつわる恐怖の伝説/陰謀と流浪の剣豪侍をお題に一本作った、といった感じの内容だったな。
ゾロVS.リューマの決着シーンで〆るサービス/サプライズが最後にある。
見せ場のアクションシーンの迫力・キレ味はなかなかのもので見応えがあったし、話も別につまらなくはないけれど、設定・筋立てが込み入りすぎているせいか、話のほとんどがセッティングのための段取りに費やされている感があり、いま一つ気持ちがアガり切らないまま終わる物足りなさがあったなあ。
もう少し主人公のキャラを膨らませるシーンとか、終盤の種明かしが始まる前にも楽しめる、面白がれるようなシーンがもう一つか、二つあればよかったんだけど。
あと、先日「逃げ上手の若君」で狂気の悪役を好演していた東地宏樹が本作でも悪党役を好演していてよかったな。
紳士のふりをしていたときのカッコよさと、三下クズな本性を明かにしたときのギャップが凄くて大変素晴らしかった。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第2話
適性試験(トライアウト)キックオフ編。
第2期シリーズ最初の本格的な試合編だったが、驚くほどに絵が動かなくてビックリした。
対照的にキャラ修正は濃厚・美麗なので「キャラクター(の顔面)作画>サッカーアクション作画」という優先順位が明確だったな。
「サッカーシーンは手を抜いてでもキャラの美しさは死守すべき」という方針が伝わってくるような絵面だった。
まともにサッカーをする話はこれが最初なので今後もこれが続くのか、今回が苦肉の策でこうなったのかはまだわからんが、最初の試合編でこれをやったということは第2期シリーズの画作りの方向性を示したようにも見えるのでこれが続きそうな予感がするなあ。
まぁ、メインの客層を考えれば当然の処置だとは思うけど、自分的に「サッカーシーンも含めてクオリティの高い作画」が魅力的な作品だったので今回の仕上がりは観ていて正直、残念だった。
「チ。-地球の運動について-」第3話
ラファウの最期編。
「地動説の証明には生涯の仕事になるほどの長い年月がかかる」とラファウ本人が語っていたのにも関わらずOP・EDに成長したラファウと思しき人物がいないところから、彼が大人になれないことは何となく察しがついていたが、その最期がこういうかたちになるとは全く予想できなかったな。
普通に悲劇的な展開になると思っていたので(子供が自殺する話にこういう表現を使うのも何だが)こんな痛快な逆襲劇になったのには驚くと同時に気持ちよく一本取られたような気分になってしまったよ。
この3話までの中編シリーズは異端審問による拷問から物語が始まり、ほぼ全編において恐怖の象徴として場の空気を支配していたその時の拷問官が、子供だからと侮って楽に迎合する道を諭した相手に最後は逆に精神的に呑まれ、完敗して終わる、という大逆転の構造が本当によく出来ていて上手かったな。
「わんだふるぷりきゅあ!」第37話
いろはと悟の初デート編。
この話の流れならいろは抜きのままガオガオーンに対処した方がよかったのでは?と思ってしまうけど、デートの邪魔になるような空気は全く出さずにいろはを参戦させることでその辺の台無し感は上手に緩和した感じ。
まゆちゃんもメエメエも予想通りのリアクションを期待以上のテンションでやってくれて観ていてとにかく楽しかった。
また、ここぞという場面ではキャラ修正がバッチリ入っていろはちゃんの初デート回に相応しい華のある感じにちゃんとなっているのもよかったな。
「仮面ライダーガヴ」第7話
新人芸術家を狙ったグラニュート騒動編。
冒頭のガヴとヴァレンが相互不干渉協定を結ぶくだり、勘違い・すれ違いコントみたいなやり取りも、文字を使ったユニークな演出も楽しい仕上がりでよかったな。
「ONE PIECE」第1122話
コビー奪還作戦の決着編。
放送枠移動を伴う約半年間の放送休止が決定したため、今回がこの放送枠(日曜9時半)でのレギュラー放送最終回。
エッグヘッド編はまだ途中だけど、同時進行するインナーストーリーの一つのコビー奪還作戦編の決着をもってひと区切り。
見せ場のアクションシーンの作画は相変わらずの超絶的な筆致で見応えがあったが、腕を振り下ろす動作一つで1話引っ張るのはさすがに厳しいものがあったなあ (苦笑)。
時間の無さを訴えるような台詞の多さも逆に実際の間延びしきった時間の流れを悪目立ちさせることになってしまっていて苦しかった。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第2話
「トマカノーテ」のデビューリモートライブ編。
新登場の鬼塚妹はオニナッツの妹だとか、新スクールアイドル部に参加しているとか、そんなことよりも四季と完全にキャラが被っているのが最も衝撃的だった(苦笑)。
まぁ、当然、作っている方も百も承知でやっているんだろうから、今後、そこを弄る展開とか、あったりするのかもしれないけどな。
ほかにはマルガレーテのキャラがどんどん掘り下げられていって高校一年生になったばかりの女の子らしい子供らしさやかわいさが次々に披露されるのが新鮮だった。
あと、クライマックスのライブパートは今期最初のライブシーンということでそれに見合った非常に高い完成度でまとまっているのが素晴らしかったな。
メンバーの2/3が新入生とはいえ、実力者揃いの「トマカノーテ」らしい優雅で表現力の高いダンスが大変美麗でとても見応えのある仕上がりだった。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第26話
「去栄の残骸遺道」到着編。
半年の充電期間を挟んで再開したTVアニメ「シャングリラ・フロンティア」の分割4クール、第3クール目初回。
第1期ラストが思いっきり話の途中で終わっていたのでそのまま続き。
初回らしく作画はいいし、派手なアクション的な見せ場もあってシリーズ再開一発目のツカミとしては悪くなかった。
ただ、これは自分の問題なんだけど、デジタルゲーム全般に興味がないので今回のように普通にゲーム攻略を進めていく展開になるとどうしても観ていて眠たくなってしまうなあ。
サンラクがクソゲーハンターらしい型破りの攻略法を披露したり、ゲームの枠組みを超えたやり取りになりやすい対人バトル展開になれば普通に観られるんだけど、ただのゲーム攻略アニメになってしまうと集中力が如何とも維持できなくなってしまうのだった。
2024/10/12 (土)
「ドラゴンボールDAIMA」第1話
TVアニメ「ドラゴンボール」の6年ぶりの続編・第5期シリーズ。
「魔界」からのゴマー来訪編。
初回だからか、作画は大変力が入っていてとてもよく出来ていた。
ただ、お話の方は「ドラゴンボール」の続編、毎度のことだが苦しい内容だったなあ。
オリジナルが連載を引っ張りに引っ張り、インフレを限界をとっくに超えるレベルで繰り返し、もうどんなに搾っても、ひっくり返しても何も出ないところまでやって終わっているので同じ世界観・同じ主人公でこれ以上の物語を作るのはそもそもそれ自体が無理な話という感じ。
「ドラゴンボール超 ブロリー」みたいなお話もへったくれもなく、ひたすらバトルを繰り返すような話なら面白く出来なくもないのかもしれないが長編シリーズを普通にやるのはまさに至難の業と言っていい。
あと、それとは別の問題として「ドラゴンボールZ 神と神」のときにもあった「鳥山明が描きたいものと観客が求めるものの齟齬」問題もまた発生していて、そこもなかなか厳しかったな。
コメディ色の強いノリも、子供化した主人公たちも「ドラゴンボール」のファンが観たいもののようには観えず、観客不在感、ダダスベり感がキツかった。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ」第2話
「Straylight」結成秘話編。
第2クールに入ったら何か急に虚無アニメじゃなくなって驚く。
既存のヒロインたちのなかにはいなかった腹黒で上昇志向の強い黛冬優子の登場だけでも大きな変化で新鮮だったが、天然で冬優子の急所を激しく刺激するあさひとのアイドルとしてのイデオロギーの対立とか、第1クール時には考えられないほどのエキサイティングな展開になっていて観ていて素直に面白かったな。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第159話(最終回)
トガヒミコの最期編と“無個性”オールマイトVS.巻き戻りAFO開戦編の二部構成。
最終シリーズ(第8期)に続くよEND。
「ヒロアカ」はコンスタントに劇場版が作られる作品だったので「ラストは当然のように劇場用アニメになるんだろうな」と思っていたのだが、最後までTVでやるみたいなのが少し意外な感じだったな。
バトル決着後のエピローグにそれなりのボリュームがあるからTVシリーズの方が向いているっていう判断だったりするのだろうか?
(自分はそこ(エピローグパート)は超圧縮してバトルを中心に100~120分の劇場用アニメとしてまとめるものだと思っていたよ)
でも、たぶん劇場版は何だかんだでもう一回はやると思うので「『NARUTO』みたいに真のラストは劇場版で」というかたちになるのかな?
ま、それはさておき、今回の中身について。
第7期のラストは3話連続で劇場版クオリティを貫徹して見事に幕を閉じたなあ。
前半のトガの最期の愁嘆場も、後半の激しいバトル展開もそれぞれ麗日とトガのドラマのクライマックス、“無個性”オールマイトの逆襲というシリーズ終盤の見どころに相応しいソツのない注力ぶりでよく出来ていた。
また、アーマードオールマイトの装備がオールマイトが担当していた1年A組の個性の機械的な再現なため、最後がちゃんと作品タイトル通り「ヒーロー養成学校」の想起させるかたちで終わっているのも上手くてなかなかよかったな。
2024/10/11 (金)
「ネガポジアングラー」第2話
常宏のエブリマートバイト内定とプール釣り堀編。
音にはからっきし疎いので初回ではあまり気に留めなかったのだが音楽の主張が全体的にかなり強く、リアルに描くとかなり地味な画になってしまう釣りのシーンを音でしっかりと躍動的に盛り上げいるのが上手かった。
「アオのハコ」第2話
大喜と千夏の同居生活開始と大喜の高校進学編。
雛が色の違うタイルだけを選んで飛び跳ねながら進むくだり、かなりめんどくさそうなことを日常芝居としてさり気なく組み込んでいるのもよかったし、それが最後の華麗な大ジャンプで「新体操部のホープ」という彼女の属性に因んだ見せどころに繋がっていく前フリになっているのも上手くてなかなかよろしかった。
「ダンダダン」第2話
モモ宅訪問、VS.フラットウッズモンスター編。
バトル終盤、唐突にモモの言動が「ジョジョの奇妙な冒険」の完全パロディみたいな感じになって困惑する。
オマージュにしてももう少し上手に差し込むことはできなかったものだろうか・・・・・・とちょっと思ってしまったよ (苦笑)。
ま、それはさておき、全体の内容について。
今回も初回以上にモモとオカルンの夫婦漫才に磨きがかかっていて面白かった。
また、オカルンの「肉体だけターボババア化」も異形感・オリジナリティともに秀逸でなかなかカッコよかったな。
「メカウデ」第2話
VS.トゥース&ワナーコンビ編。
アルマの兄(らしい)トリガーアーム・フィスト役に中村悠一で杉田智和と兄弟役をやるという声優ネタキャスティング。
今回はこの手のアニメの2話目ということで諸々の設定の断片的な紹介・説明がはじまったけど、観客が退屈しないようにするためにか、同時進行するコントや会話劇がかなりのキレ味で楽しく観られるように設計されているのがなかなか好印象だった。
2024/10/10 (木)
「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」第52話
VS.シリウス・ロマネコンティ編、続き。
話が動き出したら俄然面白くなってきた。
前回、90分間たっぷりと前置きをしたぶん、動き出したら出し惜しみがない。
「死に戻り」は連発するし、ラインハルトものっけから参戦してくるし、ベアトリスもエミリアもスバルをもう完全に信頼しているので話が早く、協力的で怒濤のようにバイオレンスとバトルが展開される。
また、画的にもラインハルトとエミリアのバトルアクションがよく出来ていて充実度が高く、見応えのある内容だった。
2024/10/09 (水)
2024/10/08 (火)
「夏目友人帳 漆」第1話
TVアニメ「夏目友人帳」の7年ぶりの続編・第7期シリーズ。
ミニニャンコ先生騒動編。
TVシリーズは7年ぶりだが間に二本の劇場版を挟み、作品自体はコンスタントに継続していたからか、総監督・脚本・キャラデザ・美術・編集・音楽等のコアスタッフに変化はなく、内容もいつも通りの「夏目友人帳」だった。
久しぶりのTVシリーズなのに初回が「友人帳」関連のエピソードではないのがちょっと意外な感じだったな。
この作品、ぶっちゃけ自分はもう飽きてしまっていて後半のシリーズに関しては少し観るのが億劫になっていたんだけど、かなりに久しぶりに観たら(2021年の劇場版「石起しと怪しき来訪者」は未見なので2018年の劇場版「うつせみに結ぶ」以来6年ぶり)落ち着いた語り口や、無駄な台詞・余計なやり取りのない作りがいまの自分にフィットしていて思いのほか楽しめた。
2024/10/07 (月)
「【推しの子】(第2期)」第24話(最終回)
新生「B小町」MV撮影旅行編の後編。
当然のように第3期に続くよEND。
新生「B小町」MV撮影旅行編、というか、エピローグも含めて2.5次元舞台編の完全終了をもって切りよく第2期シリーズ終了。
ここへきて(第2期においては)MAXの不穏感を漂わせて終わる「引き」も手堅くてよく出来ている。
この作品にしてはサプライズ的な仕掛けがないまま、ある意味正攻法に徹した終わり方(引き方)だったのが少し意外だったが、メガヒットタイトルへと成長した今となっては「奇策を弄さずとも観客はついてくるので堂々と横綱相撲を取ればいい」って感じだったりするのだろうか。
映像的には全体的に彩度を落とした本編と終盤の女性アイドルグループのMVらしくカラフルで賑やかな新生「B小町」MVパートとの明快なコントラストが見どころだったな。
「妻、小学生になる。」第1話
タイトル通り10年前に亡くなった妻が転生し、小学生になって再び家族の元に現れるという設定のホームドラマ。
転生小学生妻との再会編。
先行して実写ドラマ化されているのでもっとリアリティがあって、シリアスな内容かと思っていたけど、思ったよりもずっとファンタジックで軽い内容だったなあ。
転生小学生妻役に悠木碧というハマり役具合がなかなかのものだった。
あと、娘がメガネのよく似合う素敵な女性でとてもかわいらしかったな。
つーか、主人公を慕う(露骨に気がある)部下の娘も良い娘だったし、主人公の周囲の女性陣がみんな主人公に好意的かつ魅力的で何かハーレムアニメを観ているみたいな気分になってしまったよ (苦笑)。
「MFゴースト 2nd Season」第13話
TVアニメ「MFゴースト」の半年ぶりの続編・第2期シリーズ。
(実質的には分割2クール・第2クール目)
第2戦・芦ノ湖GT予選編、続き。
第1期ラストが思いっきり予選会の途中で終わっていたのでそのまま続き。
初回から主人公の夏向と最大のライバルのベッケンバウアーの超絶ドライブテクニックがたっぷりと堪能できるというアガる展開だったなあ。
まぁ、このために第1期が「いいところ」で終わったわけだから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、期待通りに見応えのあるカーアクションを初っ端から拝めてシリーズ再開一発目のツカミとしては完璧だった。
2024/10/06 (日)
劇場用アニメ「劇場版 ブルーロック -EPISODE 凪-」(2024年4月公開)を地上波TV放送で観る。
主人公のライバルキャラ・凪誠士郎を主人公にした「ブルーロック」のスピンオフ漫画と、TVアニメ「ブルーロック」の総集編をシームレスに繋いだ半総集編映画。
キャラクターのファンへの配慮か、サービスなのかよくわからんが、ED後のラストに「詳しく事情を説明する時間はないので省くが、凪と玲王の二人はこのあと仲直りするよ」っていうネタバレがあるのが余計なお世話すぎて困惑する
(苦笑)。
お話は二次選考のときの凪と玲王の訣別をもって終わっているんだから、そのままそこで終わりでよかったのになあ。
スピンオフ漫画が原作の新作パートとTVシリーズの総集編を合体させたキメラ的な構造なので、前半の新作パートは凪と玲王の話だったのに、総集編ベースの後半になると玲王の存在感が希薄になっていくのもイマイチ首尾一貫していなくて気になった。
また、完全にキャラ推しファンムービーなので「サッカーを題材にしたデスゲームもの」という作品の本質的な部分が全体的にスポイルされているのも(凪も玲王も「ブルーロック」の異常な競争システムに全く動じたり、臆したりしないので)あまり自分好みの作りじゃなくてノレなかったな。
あと、前半の新作パートで繰り返し凪に「玲王はめんどくさくないから良い」と言わせていたので「これは最後に凪と玲王の直接対決後の『めんどくさいよ、玲王』って台詞にかかってくるんだろうな」と思っていたのだが、そうならなかったのも意外だった。
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4」第1話
武侠ファンタジー人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の約3年ぶりの続編・第4期シリーズ。
阿爾貝盧法のアテンドによる浪巫謠の魔界探訪編。
主人公サイド、魔界サイド、神蝗盟サイドの三陣営の立ち位置・現状の再確認という新章一発目としてはまずまず手堅い内容だったな。
新キャラ・覇王玉の声がキャラの性格・性質・容姿に対して高く、かわいすぎるのが気になった。
ファイルーズあいならもっと低くて逞しい声も出せると思うので意図的にそうしているんだと思うけど、その辺の事情もこのまま観ていたらわかるようになっているのかな?
「BLEACH -千年血戦篇- 相剋譚」第27話
ユーハバッハVS.兵主部一兵衛/親衛隊VS.修多羅千手丸編。
1年の充電期間を挟んで再開したTVアニメ「BLEACH -千年血戦篇-」の分割4クール、第3クール目初回。
アバンのアニメ20周年記念PVからOP、本編、EDとまさに「頭の先から尻尾の先まで」画面の美しさ・迫力、演出の凝りよう・かっこよさが相当なものでヴィジュアルの充実ぶりが素晴らしかった。
ただ、お話の方は千手丸の卍解も、和尚の能力も、ユーハバッハの開眼も何が凄いのか、わかるような、よくわからないような感じなのでいま一つ気持ちがついていかなかったな。
「チ。-地球の運動について-」第1話、第2話
15世紀ヨーロッパにおける地動説の研究をテーマにした学術探究もの。
第1話:主人公・ラファウとフベルトの邂逅編。
第2話:フベルトの最期とその遺産編。
「学術探究」というジャンル自体がアニメとしては珍しく新鮮な上に、「地動説」というテーマの目のつけどころ、扱い方も上手くて評判通り面白かった。
異端審問による粛正に、拷問と、かなりヘビーで観るのがしんどくなりそうな設定もあるが、主人公の強かで(良い意味で)不誠実なキャラクターおかげで話が重くなりすぎない、トータルのバランスのとり方が上手いところなんかもよかったな。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」第25話
TVアニメ「ブルーロック」の2年ぶりの続編・第2期シリーズ。
VS.U-20日本代表戦に向けての選手選考方法説明会編。
脚本・キャラデザ・撮影監督・編集・音楽・音響関係・制作会社は同じだが、監督をはじめスタッフはかなり入れ替わっている模様。
話の内容は第1期ラストからそのまま続き。
初回はサッカーをするシーンはほとんどなく、チーム選択の話だけで終了。
でも、最早、ファンが観たいのはこっち(誰と誰がくっつくか)の方なんだろうなあ。
そう考えると正しい初回だったようにも見える (苦笑)。
というか、この複雑な選手選考システム自体、人間関係を錯綜させるための仕組みにしか見えないので原作からして複雑な人間模様の形成が作品の肝だと自覚していてそこが立つように狙ってやっているんだろうな。
「ATRI -My Dear Moments-」第13話(最終回)
「エデン」起動のためのアトリとの別れと再会編。
アンドロイドものだからかどうか知らんが、何か最後になっていきなり「攻殻機動隊」みたいなまとめ方して終わったな (苦笑)。
総じて物語の上っ面をなぞっただけで何を描きたいのか、何を見せたいのか、何を伝えたいのかよくわかない、焦点の絞れていないボンヤリとした印象だった。
さすがにアンドロイドの問題や葛藤といった部分はそれなりに描けていたが、海面上昇、サルベージ稼業、片足義足の主人公、夏生・アトリ・水菜萌の三角関係etc・・・・・・いま一つ掘り下げきれないまま終わった設定がごろごろあるので、話はちゃんと終わっているのに不全感が強く残るのが冴えなかったな。
あー、あと、自分的にはOPに出てきたメガネっ娘が途中から姿も見せなくなるくらい完全なモブキャラ扱いだったのが納得いかなさすぎてそこも大きなマイナスだったわ。
「青の祓魔師 雪ノ果篇」第1話
TVアニメ「青の祓魔師」の半年ぶりの続編・第4期シリーズ。
(実質的には3回目のTVアニメシリーズの分割3クール・第2クール目)
勝呂のライトニングへの弟子入り編。
第3期のラストからそのまま続き。
一応、冒頭の会議のシーンで現状の再確認をさせるくだりはあるけれど、新章開幕編らしい特別な展開、派手な展開は全くない。
「第4期の第1話」というより「3回目のTVアニメシリーズの第13話」という感覚で作ったんだろうなあ。
本編の内容には良くも悪くも特にこれと言ったものはなかったが、前シリーズでは全12話中8話分のコンテを一人で切っていた西村聡がいきなり初回からコンテを担当しており、今回もまた大車輪の働きぶりを披露するのか、どうか、そこはちょっと気になった。
「らんま1/2(2024年版)」第1話
TVアニメ「らんま1/2」の32年ぶりのリメイク作品。
早乙女親子の天道家来訪編。
原作第1話を丁寧かつ堅実にアニメに翻訳していてとてもよく出来ていた。
ポップな色使い、力の入った格闘アクションも好印象。
キャラデザはシンプルでかわいく、原作とはまたちょっと違った味のあるフォルムだが、これは動かしやすくするためと、作品の性質上、多く描かれるであろう裸がエロく(扇情的・官能的に)なりすぎないようにするため(健康的なお色気に見えるようにするため)の選択なんだろうなあ。
あと、話題のキャストだが、みんなアラ還なのに頑張っていて立派だったけど、やっぱり無理にオリジナルキャストの皆さんに出張って貰わなくてもよかったんじゃないか、という気がしてしまうなあ。
特にシリーズ序盤は乱馬とあかねの関係性が初々しいので足りない若さが如実に感じられて気になった。
オリジナルから10年くらいのブランクのリメイクならオリジナルキャストでも・・・・・・、と思わなくもないが、30年以上経っているんだから、別にもう新しくしてもいいだろう、とあらためてちょっと思ってしまった。
「君は冥土様。」第1話
中身は暗殺者のメイドさんがヒロインの押しかけヒロインもの。
ヒロイン・雪の横谷家来訪編。
何かもう何から何までベッタベタな内容だったが、美麗な映像と手堅い演出でキッチリと魅せる内容に仕上げていた。
渡辺歩監督なのでおそらく最後までこの調子で危なげなく完走するんだろうな、という安心感もある。
ただ、個人的な不満というか、好みの問題なんだけど、主人公の少年がかわいい感じの高校生なのはキツかったな。
子供(いわゆるショタ)なら別にいいんだけど、声変わりもしたあとなのに「かわいい子アピール」が強い男子ってどうにも受けつけないんだよなあ・・・・・・。
ヒロインの強さやかっこよさとの対比、彼女に守られる存在で尚且つ、か弱いけど陰気な感じ(いじめられっ子やオタクのような日陰者)にはしない・・・・・・、となるとこうなっちゃうのかもしれないけれど、夕食のくだりとか観ていてちょっとシンドかった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第36話
悟の告白編、続き。
渾身の神回ならぬワンダフル回。
前回の悟の告白を受けて、初めて「恋愛」というものに向き合ういろはの動揺と葛藤をこれまでになく気合いの入ったキャラ作画で描ききっていて素晴らしかった。
・・・・・・にしても、悟くんがイケメンすぎてザクロにつまみ食いされそうになる展開にはちょっと笑ってしまったよ。
あと、今回はいろはからこむぎを引き離すためにユキとまゆがこむぎを普段よりも手厚く構ってくれることに素直に喜ぶこむぎが何か矢鱈にかわいかったな。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第25話
VS.アーサー王編。
半年の充電期間を挟んで再開したTVアニメ「七つの大罪 黙示録の四騎士」の分割4クール、第3クール目初回。
第1期ラストが思いっきり話の途中で終わっていたのでそのまま続き。
今回でリオネス王国の戦いにひとまずの決着がつくなら、第1期は切りよくここまでやって終わりにした方がよかったのでは?と思ってしまった。
話の内容的には今回もランスロットさんがメチャクチャ渋くてカッコよかったな。
前世紀の週刊少年ジャンプのバトル漫画を彷彿とさせるようなどんどんエスカレーションしていくパワーゲームに、キメキメのアクション、台詞がバシッとハマっていて「初手からラスボスとの頂上決戦」に相応しい面白さだった。
あと、第3クール目OP映像もまさにバトル、バトルな内容でよかったな。
凶暴性すら感じさせる激しさが自分のよく知る、そして自分が大好きな「少年漫画」って感じがしてかなり好感度の高い仕上がりだった。
「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」第1話
TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」の2年ぶりの続編・第3期シリーズ。
かのんの留学中止問題とマルガレーテの結ヶ丘女子編入編。
いま流行の「分断と対立」展開 。
第3期初回は1話丸々かけて第2期ラストのトンデモオチの尻拭い (苦笑)。
総勢10人の大所帯じゃ場を回すのも大変だし、新加入の二人も埋もれてしまうので彼女たちを立たせるために彼女たち二人にメインヒロインのかのんを加えた三人の別働隊を編成して、当面はこの別働隊を中心に話を展開させていく、という方針なのかなあ。
話の内容は完全に第2期ラストの尻拭いのための交通整理に終始したって感じだったが、キャラ作画は初回らしく、というかこの作品らしく端正・美麗な仕上がりで上々、久々なヒロインたちとの再会を眺めているだけでもまぁ、それなりに楽しめた。
2024/10/05 (土)
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII」第1話
TVアニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」の約6年ぶりの続編・第2期シリーズ。
サード・スクワッド・ジャム開催決定編。
監督、脚本(シリーズ構成)、キャラデザ(総作監)のコアスタッフはそのまま継続らしいが(制作会社はStudio 3HzからA-1 Picturesに変更)、「このアニメってこんなに平板だったっけ?」って疑問に感じてしまうほど初回からフックに欠けるというか、面白くしようとする意識に欠ける内容でガッカリ。
アクションシーンは冒頭の1、2分のみ、残りは「サード・スクワッド・ジャム開催」に向けての各チームの動向を順繰りに描いていく構成なのだが、どこも似たり寄ったりな動きのない絵面で、どこも似たり寄ったりな再戦についての意気込みが描かれていくので最後には寝落ちしかけるくらい退屈だった。
いまさら新規の客は想定していないから、初回だからって頑張って興味を引くような演出をする必要もない、という判断なのかもしれないが、何とも冴えない滑り出しだったなあ。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇」第1話
TVアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の1年半ぶりの続編・第5期シリーズ。
シルさんからベルくんへのデートのお誘い編。
いつものようにベルくんが不当な罵倒と暴力に晒される話だったな(苦笑)。
フレイヤさまがエロコスを少しつづ着用していくEDがあまりにもエロすぎて本編の内容が全て吹っ飛びそうになってしまったよ。
・・・・・・にしても、シリーズ開始からおよそ10年で初期から思わせぶりだったシルさんの謎に迫る話をついにやることになるとは、なかなかに感慨深いものがあるなあ。
「ケンガンアシュラ Season2」第1話
「ケンガンアシュラ Season2」のTV放送フォーマット版。
2回戦第2仕合での闘技場の破損によるインターミッション編。
第1期ラストからそのまま続きだが、一応、配信版も約4年のブランクがあったみたいなので闘技場整備のための休憩時間を使って王馬の心身と企業間暗闘の状況を再確認して物語をおさらい。
ほとんど幕間の箸休め的な内容だったので、これといったものは特にないが、秋山さんが最早普通の優しいお姉さんになっていてかわいかったな。
あと、久しぶりに聴いても片原鞘香役の平田真菜の入場コールは面白かわいくて素晴らしかった。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」第1話
約3ヶ月の休止期間を挟んで再開したTVアニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の分割2クール後半戦。
283プロ所属の新ユニット「Straylight」デビュー編。
まさか真乃の言葉の空虚さにツッコミが入るとは思わず、観ていて腰を抜かしたよ (苦笑)。
いまさらこの作品の虚ろな内容をどうこうしようとするつもり(?)なのに心の底から驚いた。
もうこれはそういうもの(虚無アニメ)だと思って受け入れていたんだけどなあ。
でも、まぁ、第1クールを遠大な前フリにしてここから変わるというのならそれはそれで面白そうなので悪くはないと思うけど。
あと、今回はクライマックスのフルコーラスで描かれた「Strayligtht」のライブパートも見応えがあってよかったな。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第158話
麗日VS.トガ、最終決戦編。
トガの物語のクライマックスということで前回の「地獄の轟くん家」のクライマックスに引き続き、今回も劇場用アニメのような気合いの入った仕上がりだったな。
「無限増殖」によって拡大する戦線をワイドな画面で見せる画作りのスペクタクル、そしてクライマックスの覚醒した麗日の「個性」によって戦場一面に拡散・浮遊する光るピンクの粒子が美しくってなかなかの見応えだった。
また、極限の状況下に見合ったトガ役の福圓美里、麗日役の佐倉綾音の熱演ぶりも大したもので素晴らしかったな。
特に福圓美里の芝居はまさに鬼気迫るような迫力があって圧倒されてしまったよ。
2024/10/04 (金)
「ネガポジアングラー」第1話
タイトル通り「釣り」という趣味との出会いをきっかけに人生のどん底にあった青年の変化を描く青春もの。
主人公・佐々木常宏への余命宣告と初釣り編。
ヒロインのハナさんは終始塩対応で、代わりにピンク髪の兄ちゃんが矢鱈に親身&距離が近くてグイグイくるから、何か主人公くんはこっちの方とくっつきそうな雰囲気だったな
(苦笑)。
観ながら4年前に「放課後ていぼう日誌」で得た釣りの知識が断片的に蘇る。
主人公の絶望とエブリマートの面々の暖かさのコントラストが上手くてなかなかよろしかった。
どちらも極端ではあるが人生にはあり得るレベルのリアリティがあってバランスがちゃんと取れているのもよかったな。
あと、まさに老若男女揃っていてデザインも多種多様なメインキャラの造形が眺めているだけでも楽しく、そこもまた素晴らしかった。
「アオのハコ」第1話
バドミントン部の1年生(初回ではまだ中学3年生)・猪股大喜とバスケットボール部の2年生エース・鹿野千夏が主人公の恋愛もの。
大喜と千夏のファーストコンタクト編。
ヴィジュアル全般的に原作の絵の雰囲気はそのままにアニメらしい奥行き・立体感のあるかたちに上手に「翻訳」していて感心する。
原作は「ジャンプ」で読んでいるが、「大喜の相談事にいつも一番親身になってくれている感がある匡くん(大喜の男友達、コイツしかいねーからな (苦笑))が初期はこんなに塩対応だったのか」とか、「フルカラーのアニメになるとレオタードにジャージを羽織った雛の格好がメチャクチャエロいな」とか、いろいろと発見があって面白かった。
あと、主演の千葉翔也が原作者が絶賛するのも納得のハマり具合でよかったな。
「ダンダダン」第1話
オカルト全般をテーマにしたアクションバトルもの。
主人公・モモとオカルンの宇宙人&悪霊、二局同時遭遇編。
これは素晴らしい「オタクに優しいギャル」アニメ。
とにかくヒロインの気っぷの良さにシビれたよ。
昔の少年漫画の主人公のような豪快さと愛嬌(憎めなさ)が堪らんかったな。
制服のスカートの丈がギリギリなのもよかったし、後半かなり本格的にエロい目に遭うのもよろしかった。
悪霊による心霊現象と宇宙人によるアブダクションが同時進行して交錯する、まさに「科学と魔術が交差するとき、物語は始まる」的なカオス感、予測不能だがドライブ感全開の物語も面白かったな。
また、サイエンスSARU制作らしい作画全体の充実ぶりも見応えたっぷりで素晴らしかった。
「メカウデ」第1話
タイトル通り「トリガーアーム」と呼ばれる腕型機械生命体とそれを使役する少年が主人公のSFバトルアクションもの。
主人公・アマヅカ・ヒカルとアルマの邂逅編。
王道的な少年漫画や2、30年くらい前の夕方アニメのような趣きだったな。
少年と力ある異形(メカ)の共生・協力関係を軸にしたバディもの、成長譚の王道を行くようなストーリー展開を、少年漫画的雰囲気を強力に底上げする元気のよい作画で見せる/魅せる作りが好印象。
また、手のひらに単眼が付いた形のデザインをしているアルマの、ハンドサインと目の表情を使った感情表現が実に豊かなのもかわいく、作品の軸となるキャラの魅力が初回からキチンとそそり立っているのもよく出来ていて感心したよ。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」第25話
約10ヶ月間の充電期間を挟んで再開したTVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」の第2期シリーズ。
左之助と薫の再起編。
話数表記は継続だし、実質的には分割4クール(?)とか何だろうけど、今回から監督が山本秀世→駒田由貴に交代。
シリーズ再開一発目だけど、主人公の剣心の出番はアバンだけでメインは左之助と薫の話。
うーん、原作通りなんだけどこれだとイマイチ弾みのつかない立ち上がりのように見えてしまうなあ(苦笑)。
相変わらず仕上がり自体は可もなく不可もない出来で感想が書きにくい。
第1期では全話コンテを担当していた山本秀世監督が降りたんだから、観る人が観れば「違いがわかる」内容になっているのかもしれないが、自分には良くも悪くも第1期と代わり映えのしない印象だった。
「トリリオンゲーム」第1話、第2話
メンタルとコミュ力最強のハルと凄腕エンジニアのガクのバディが主人公の成り上がりマネーゲームもの。
初回は2話連続放送。
第1話:主人公バディの出会いと起業宣言編。
第2話:スターアップ資金調達ミッション編。
稲垣理一郎原作・池上遼一作画の青年漫画を佐藤雄三監督が手がける、という座組だけで既に「面白いに決まっているヤツ」って感じだが、期待した通りに面白かった。
話の設定もキャラもかなりベッタベタなんだけど、緩急・押し引きをしっかりと利かせ、手堅く上質の娯楽作に仕上げている。
あと、「萌え」には全く期待していなかったのだが、水樹さんも桐姫さんも矢鱈にお茶目でかわいらしく、その点なんかもなかなかポイントが高かった。
2024/10/03 (木)
「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」第51話
約3年半ぶりに再開した「Re:ゼロから始める異世界生活」の第3期TVアニメシリーズ。
水門都市プリステラ訪問編。
第2期ラストから劇中時間で1年が経過してわかり易く新章突入・・・・・・なのはいいけど、この内容で90分は長すぎる。
今シリーズ最初の「死に戻り」で話を〆て、物語を始めたかったんだろうけど、最終盤まで延々と話の前フリ、セッティングが続くので観ていてダレる。
第2期ではほとんど出番のなかった「王選」のライバルたちの再登場/再会を小出しにして興味を繋いでいく狙いだったのかもしれないが、さすがにちょっと厳しかったなあ。
たぶん、90分一挙放送ではなく、普通にTVアニメレギュラー放送一本分の30分尺に合わせて3分割して週一で放送していたら、ちょっとのんびりとした立ち上がりだとは思っただろうが、それでもこんなに苦痛に感じるようなことはなかったはず。
だから先行劇場公開とか、変な商売っ気は出さずにそのまま素直なかたちでやって貰いたかったよ。
「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」第1話
約2年ぶりに再開した「新テニスの王子様」の第3期TVアニメシリーズ。
アメリカ代表VS.スイス代表編。
前作ラストから普通に続き。
最早、さすがに新規のお客さんはいないと見たからか、説明は全くない。
それにしてもシリーズ再開一発目が主人公たちとほとんど関係のない試合のスーパーダイジェスト展開とは大胆というか、本当に固定客しか相手にしないスタンスなんだな
(苦笑)。
2024/10/02 (水)
「甘神さんちの縁結び」第1話
神社の巫女三姉妹と居候の受験生が主人公のハーレムラブコメ。
主人公・上終瓜生の甘神家居候生活開始編。
いたってプレーンでオーソドックスなハーレムラブコメだったなあ。
悪くはないけど、近年の週刊少年マガジン系のハーレムラブコメにしては設定が普通すぎるというか、パンチに欠ける内容すぎてピンとこない。
そんななか、飯塚晴子のキャラデザ・総作監だけが相変わらず繊細且つ可憐な仕上がりでよかったな。
(ただ、まぁ、そこも制作がドライブなので俄に安心できなかったりするんだけどね・・・・・・)
2024/10/01 (火)
2024/09/30 (月)
2024/09/29 (日)
「天穗のサクナヒメ」第13話(最終回)
大禍大龍との最終決戦編。
大禍大龍とのラストバトル、なんか全体的にモッサリとしていて振るわなかった。
最終回で正直これは厳しいな。
シリーズを通して設定は面白そうだけど、どこかダイジェスト風味な作りが視聴者の没入を妨げる、いかにもゲーム原作ものらしい内容だった。
それでもコメ作りの話はワリと面白かったのだが、話が進むにつれて敵のせいでコメ作りができなくなり、バトルと個々の因縁話中心のストーリーにシフトしていってしまったのも「こちらが観たいもの」と「作り手が観せたいもの」が噛み合わなくってもどかしかったな。
「逃げ上手の若君」第12話(最終回)
川中島、保科党撤退戦編・後編。
絶対に続編告知が本編終了後に来ると思っていたのだが、こなかった。
(それでも続編をやる可能性は高いと思うけど)
撤退戦を見事に成功に導いて終わるラストは「看板に偽りなし」って感じだったが、完全に弧次郎メイン回で主人公の時行の見せ場も出番もあまりなかったのには「これでいいのか?」と少し思わずにはいられなかったよ。
でも、まぁ、話の内容自体は最終回ということを抜きにすれば文句のつけようのない仕上がり具合だったけど。
騎馬戦についての蘊蓄はイチイチタメになって面白かったし、「10歳にも満たない子供の弧次郎が個の武勇ではさすがに敵将に及ばなかったが、ひたむきに自分の仕事に向き合い・手を尽くす弧次郎の姿勢が仲間の大人たちの信頼を勝ち取って彼らとの合力によって逆転勝利する」決着のつけ方もカタルシス・説得力十分でアツく、なかなかよく出来ていた。
「負けヒロインが多すぎる!」第12話(最終回)
八奈見さんの彼氏偽装作戦編。
悪い意味でTV未放映話数系OVAを観ているような気分になってしまったよ。
それなりにいろいろな出来事は起こるが展開が平坦で押し引き・起伏に乏しく、演出全般も意外性やアイデアに欠く、何ともしょっぱい仕上がりだった。
この最終回は(一応、「原作者が原案」の)アニメオリジナル展開だったらしいが、これなら小鞠ENDに見えてもいいから学園祭→文芸部新体制編で話を〆た方がよかったんじゃないのかな?
アニメオリジナル展開は話もキャラも動かせない縛りプレイなので難しいのはわかるけど、ここまでのシリーズの流れが完璧だっただけにまさに「画竜点睛を欠く」かたちになってしまったのが兎にも角にも勿体なくって残念だった。
「ザ・ファブル」第25話(最終回)
VS.ウツボ一派編のエピローグ。
退場するゲストヒロインからの手紙で〆る王道中の王道な幕引きだったが、洋子のオチの軽さとそのまま普段通りに通常EDに雪崩れ込むラストのせいで何か来週もTVをつけたらやっていそうな雰囲気だったな
(苦笑)。
つーか、原作が大ヒット作な上、既に完結していて話のストックもまだまだあるらしいから、中休みを挟みながらも完結までやる予定なのかと思っていたけど違う(?)のかー。
ま、何はともあれ、最終回も面白かった。
VS.ウツボ一派編のエピローグらしく騒動一連の後始末をきっちりとこなしつつ、井崎の遺産をマクガフィンにして登場人物たちの悲喜交々な人間模様も同時に描く、という構成が最後まで娯楽性・サービス精神の高い飽きさせない作りでなかなかによく出来ていた。
「わんだふるぷりきゅあ!」第35話
悟の告白騒動編。
「プリキュア」で主要キャラの恋愛話を話数をかけてしっかりと掘り下げるだけでも珍しいのに(過去に全くなかったわけではないが)、「結局、(告白を)言わずじまいになりそうだったのにそうはならない」、「しかもそれがよりにもよってメエメエの誤爆のせいで引き起こされる」という予定調和崩し・意表を突く展開の連続コンボが凄い急角度から決まってひっくり返る。
相変わらず恋愛脳(というか出歯亀脳)全開で浮かれまくりのまゆちゃんや、悟くんとの突然の破局に動揺するメエメエをノリノリの演出・作画で描いたドラマパート・コメディパートも普段以上のキレ味で十分に楽しかったが、それさえも霞むくらいオチ(引き)の破壊力が凄まじくってまさに圧巻だったなあ
(笑)。
「杖と剣のウィストリア」第12話(最終回)
総合実習終了編。
実質的には分割2クールだったとおぼしき、第2期に続くよEND。
原作者繋がりで「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のフィンと同じ姿・名前・声の新キャラが登場するサプライズがあったが、それよりもリアーナのあざとい腹ぺこキャラっぷりに全てが持っていかれるラストだったな。
「学園最強」と言われつつもダンジョンではイマイチ活躍しなかったぶんを、まさかバトルよりもあざとさで取り返してくるとは思わなかったよ (苦笑)。
「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」第1話
「〈物語〉シリーズ」通算10本目のアニメ化作品である「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」のTV放送フォーマット版。
斧乃木余接の正体バレ騒動編。
自分は「傷物語 -こよみヴァンプ-」は未見なので約5年ぶりの「〈物語〉シリーズ」だったのだが、いつもと変わらぬ味だったな。
1話完結だし、新キャラは出てこないし、話の構造・理屈もシンプルだし、たぶんこの作品としては見易い部類に入るんだろうけど、観ていてメチャクチャ疲れたよ・・・・・・。
シャフト流の凝った演出はもう「そういうもの」として受け流すことができたんだけど、テキスト量の膨大さにはちょっと閉口させられたなあ。
いや、これこそが、この捻った台詞の圧倒的な分量こそがこの作品の持ち味なのもわかっているし、作品の側に問題があるんじゃなくてこれを受け止めきれなくなった自分の方に問題があるのも十分わかっているんだけどね。
観ながら「こんなにひとつひとつのセンテンスが長い台詞を怒濤のようにぶつけられても、おじさんにはもう処理しきれないよ、ゴメンな」って感じになってしまったわ。
2024/09/28 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第24話(最終回)
9SVS.A2編。
言わんとすることはわかるし、それが悪いわけではないんだけど、語り口がちょっとクールでドライというか、抑制を利かせすぎで自分はイマイチノレなかったな。
この淡々とした理性的な語り口こそがSF的でカッコいい、というのもわかるんだけど、最後に尺の半分を使ってポッドさんメイン回で〆られてもな・・・・・・、というのが正直な感想だった。
あと、主人公サイドのキャラをほぼ全滅させた後、最後の土壇場で急に物分かりがよくなる機械生命体たちにも「お前ら何なん?」って気分になってしまったよ。
第2期シリーズはシリーズ中盤のA2の過去編あたりまでは「毎回がクライマックス」みたいな感じでべらぼうに面白かったのだが、後半はいかにもゲーム的な「塔」攻略のためのサブユニット歴訪展開も、唐突なパンデミックで主要キャラあっさり全滅展開も振るわなくってトータルの印象としては失速感を強く感じてしまうのが何とも残念だったなあ。
「転生したらスライムだった件(第3期)」第72話
開国祭の終了とその反省会編。
第4期&劇場版第2弾に続くよENDで会議アニメだった第3期シリーズのラストに相応しい会議END。
ラノベ原作もの、特に小説投稿サイト出身系(いわゆる「なろう」系)はシリーズ序盤にピークがあってそれ以降は続けば続くほどに下降線をたどっていく印象があるが、「こんなにつまらなかったっけ?」と首を傾げたくなるほど話の内容が落ちていて驚く。
状況の報告と説明に終始するだけの会議や視察の乱発と、彼我の戦力差がありすぎる茶番劇じみたバトルと、イベントなので本当に茶番劇なバトルで埋め尽くされた2クールで苦行のように退屈だった。
第1期・第2期にはもっとちゃんと緊張感があったような気がするし、見せ方の押し引きや展開の起伏もあったような気がするのだが・・・・・・。
本格的に国際情勢と国家の統治と発展の話になって増えたキャラや設定、複雑化する状況をわかり易く見せるためにこのくらい緩く、説明的にしたのかもしれないが、全体通してとにかく面白がれるところが少なくて観ていてちょっとシンドかったな。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第157話
荼毘の自爆阻止ミッション編。
シリーズ全体を通して長く続いた「地獄の轟くん家」編のクライマックスに相応しい劇場用アニメのような映像のクオリティだったなあ。
また、「想いの方向、強さの濃淡はそれぞれだが、大暴走している燈矢も含め、家族のことを想う気持ちはみんな同じはずだからそれがどこかで重なり、わかり合える場所、瞬間はきっとあるはずだ」という轟家の願いをこれまでのドラマの集大成に見合ったテンション・説得力で描ききっているのも素晴らしかった。
あと、焦凍が群訝山荘に現着するくだりは焦凍の見せ場はそのあとにもあるんだから「飯田くんが死力を振り絞って頑張った」でもいいのに「飯田くんのエンジンの推進力に加え、焦凍が氷結能力を駆使して諸々アシストしたおかげで脅威の速度を出すことができた」と作者自身も登場人物たちと同様に手を尽くしてアイデアをしっかり練ってくるところがいかにもこの作品らしくてその点なんかもよかったな。
2024/09/27 (金)
「先輩はおとこのこ」第12話(最終回)
まことの祖父宅訪問と母親との和解編。
続編(劇場版)に続くらしいが、シリーズ初期からの大きな障害だった母親との和解で〆るかたちになっていてコレはコレでわりとキレイに終わっている。
ギャル時代の母親がまこと似の美少女でなかなかのインパクト。
まことの母親と祖父の過去も、祖父の現在の生活も設定がよく練られていて面白かった。
また、まことが祖父の選んだ人生を目の当たりにすることによって視野が広がり、心が解け、癒やされるもそれそのものを受け入れるのではなく、自分にとっての最適解をちゃんと見つけて、そこに向かって動いていく流れになっていたのもよかったな。
2024/09/26 (木)
「恋は双子で割り切れない」第12話(最終回)
那織の夜這い編とグランピング編の二部構成。
純くんの双子二股ライフはまだまだ続くよEND。
神宮寺姉妹両者に面前で鬱屈を全て吐き出させ、純くんの立ち位置の再確認もついでにやってとりあえずの幕引き。
最後はセックス&バイオレンスというエンターテイメントの王道展開でサービスたっぷりに盛り上げて終わったな。
那織の髪ブラ生巨乳も、神宮寺姉妹の再戦バトルトークもどちらも迫力満点で素晴らしかった。
・・・・・・にしても、二股状態を引っ張れば引っ張るほどに純くんの株がグングンと下がっていったなあ 。
那織へのイジメを平和的解決に導いたときの超イケメンだった純くんはいったいどこに行ってしまったんだ・・・・・・(苦笑)。
互いに愛憎深く、微妙に生々しい双子の関係性、体育会系とオタク系、双子の趣味趣向が正反対なので学校ではそれぞれ異なる価値観・文化圏の交友関係を築く、多様な人間模様が凝っている&この手の作品ではあまり見ない手触りで好印象。
亀嵩さんが指摘する通り若干那織が負けヒロインムーブしずぎな感はあるものの、どちらに転んでもおかしくない拮抗した状況を最後まで維持していたところも含め、見どころの多い内容になっていて全編通して面白かった。
2024/09/25 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」第12話(最終回)
白夜の使える魔法紹介編。
「同じ出来事を二人それぞれの視点から描く」というギミックを使いつつも最後は二人の特別なことのない日常的な交流を描いていて〆。
原作が未完のまま絶筆していることを考慮するとこの「二人の日常は続く」というかたちで終わったのはベストな終わり方だと思う。
最後まで安定して高クオリティなヴィジュアルで繊細で可憐な世界観(特にヒロイン)を見事に描ききっていてよく出来ていた。
あと、白夜役の中原麻衣もキャリア的にはベテランの域に入りつつあるとは思えぬほどの初々しさというか、純粋無垢さで素晴らしかったな。
「異世界失格」第12話(最終回)
さっちゃんとの再会編と妖精王との邂逅編の二部構成。
巨人女のおっぱい山脈は男のロマン。
物語のゴールと目されていたさっちゃんの裏切りによる挫折と、そこからの再起動を描いてとりあえずの幕引き。
何というか、シリーズ全体通して平均点よりちょい上くらい(100点満点で50点が平均点だとすると55点~60点くらい)の面白さが続く、波がなさすぎてある意味逆にレアなシリーズだったなあ。
正直、この手の異世界転生ものは食傷気味なのでつまらなくなったら積極的に切るつもりだったんだけど、内容が大きく下がらないのと女の子キャラみんなかわいくておっぱいがデカいので見限れず、何だかんだで最後まで完走してしまったよ。
2024/09/24 (火)
「真夜中ぱんチ」第12話(最終回)
マヨぱんVS.ヴァンパイア軍団の「鬼ごっこ」緊急生配信編。
急転直下の大味なシリアス展開、ピンチと問題の山盛り展開が露骨にシリーズの大詰め風味でちょっとシラケた気分で眺めていたんだけど、まさかその全てがドッキリだったとは。
作為が透ける、雑な展開にはちゃんと正当な理由があったというオチに気持ちよく一本取られた気分になったよ。
また、真咲が最後に認めた「身も蓋もない本音」も真咲の葛藤と苦悩をシリーズ通して丁寧に描き続けていたおかげでストレートな言葉のなかにそれが腹に落ちる重みがちゃんと乗っていたのもよかったな。
「NINJA KAMUI」第13話(最終回)
マイクVS.ジョセフ/ヒガンVS.ヤマジ、最終決戦編。
ヒガンが精神世界に落ちるたびにパンイチになるのに笑う。
ジョセフも彼と裏取引をしていた政府高官たちもヤマジのクーデターで既に失脚済みなのでAUZA絡みの不正・陰謀を暴こうしたマイクの戦いが最終局面で消化試合みたいな感じになってしまったのには拍子抜け。
ヒガン・ヤマジ・ザイのバトルも「グソク・ギア同士の3DCGバトルは微妙にキレ味がない問題」があるせいでいま一つ跳ねないまま終わってしまった感じだった。
「これまでの道程のなかでの仲間たちとの出会いや、マリの残した言葉や信念の反芻によって、いつの間にかヒガンの心は復讐を果たしたあとも生きる気力を取り戻していた」というラストは大きな感動とかはないものの、それなりに納得できるものになっていてよかったな。
わかり易く変化を促すような決定的な何かがあったり、言葉で簡単に説明できる理屈もないけど「全話観たらわかる(伝わる)だろ」っていうかたちにちゃんとなっていたのはなかなかよく出来ていた。
「SHY」第24話(最終回)
ウツロ=昧の消滅・東京奪還編の決着編。
シャイが一端のヒーローとして認められるだけの実績を得る、明確な成長の跡を示して2クールのTVアニメシリーズはとりあえずの幕引き。
序盤のアマラリルクの撤退阻止戦あたりの作画が微妙で不安だったが、本題のウツロの最期の話になってからは持ち直し、そこからラストまでは最終回らしい濃厚・美麗なキャラ作画が堪能できてよろしかった。
「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」第25話(最終回)
テレオ編の決着編。
「今回は裏方」といいつつも、ホロの神通力、ロレンスの商才と主人公カップルが互いにそれぞれの特性・得意分野を駆使して活躍し、最後は二人のイチャイチャ展開で〆る手堅いラストだったなあ。
第2期に続くらしいがここで終わってもいいくらい、これはこれでとても上手くまとまっていてなかなかよく出来ていた。
2024/09/23 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第11話
「完璧・無量大数軍」第2陣襲来編。
分割2クール(?)・第1クール終了回。
新たなる戦いのための準備が整ったところで順当に一区切り。
新敵キャラ登場に合わせたジェロニモ師匠の噛ませ芸が相変わらず堂に入っていて鉄板の仕上がり具合だったなあ。
あと、クライマックスのアイドル超人軍団電撃参戦展開もまさに「待ってました」って感じの高揚感があって、こちらも手堅く王道を盛り上げる作りがなかなか良い塩梅だった。
「しかのこのこのここしたんたん」第12話(最終回)
「シカの穴」からの刺客襲来編。
最終回はのこたんと刺客として現れるシカ要素のあるご当地ゆるキャラたちとの戦いを描いて終了。
結局、面白かったのはOPと初回と「それゆけ元ヤンこしたん」だけだったような気がするな。
変なキャラに変な言動をとらせただけみたいな感じのコントと自己満足感の強いパロディネタが一本調子で続くのが厳しかった。
勢いや力業で笑いを取りに行っているというより、ただただ雑にやっつけているだけに見えてしまうのが残念だったな。
「菜なれ花なれ」第12話(最終回)
毬先輩イップス克服応援編。
失敗してかなたと毬先輩が故障→イップスを起こした「トスアップ2-1-2」って技が「これマジで高校生が部活でやるの?」っていうレベルの曲芸(左右から宙返りしながら跳んできた選手を人間タワーの上で二人同時に受け止めてポーズをとる)でビビる。
一応アバンで前フリはあったものの、シリーズ全体としてはいささか唐突な涼葉ちゃんのアイドル業に就くための上京=PoMPoMs脱退案件が最後の最後に急浮上してバタバタと幕引き。
ラストの涼葉ちゃん激励チアの作画は死守したものの、最終回も作画クオリティが下がったままだったのが残念だったな。
あと、やっぱり全12話のシリーズでメインヒロイン6人は多すぎだった印象。
個々のキャラクターはそれぞれ魅力的だっただけにそのポテンシャルを存分に発揮しきれないまま終わってしまった感があるのはちょっと勿体なかったな。
「Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」第12話(最終回)
朝霧晴ソロライブ編。
これも面白かったのは初回だけという印象だったな。
初回以降は完全に「『Vtuber』というジャンルが好きな人のためのアニメ」だったので門外漢の自分には全くノレなかった、というのが正直な感想なので「しかのこのこのここしたんたん」とは大分事情が異なるが。
「面白い、つまらない」以前に「わからない」と言った方がいいかもしれないくらい自分には観ていてあまりピンとくるものがなかったな。
2024/09/22 (日)
「逃げ上手の若君」第11話
川中島、保科党撤退戦編・前編。
「化け物的な何か」、「全体的に□いオッサン」、「顔面が集中線のオッサン」、「ハゲのおっさん」、「平和な顔の保科党」と保科党の面々の役名が面白い。
あと、「平和な顔の保科党」の人は自分的に作中1、2を争うくらい好きなキャラなのでラス前滑り込みでその姿をアニメで観られて好かったよ。
「烏は主を選ばない」第20話(最終回)
猿と仙人蓋を巡る一連の事件の最終決着編。
若宮暗殺未遂事件のときに殿下は普通に八咫烏を斬っていたような気がするけれど、あのときも峰打ちだったのだろうか?
続きそうな(続編をやりそうな)終わり方だったが続編をやる予定がある場合、NHKはどんなに先の話になっても最後にちゃんと告知を入れる傾向があるのでたぶんこれで本当に終了ってことなんだろうなあ。
「真の黒幕は徹底的に利己的で業が深いノーマークの女だった」という第1部「登殿編」と同じオチ。
しかし「登殿編」と比べると仕込みも練りも足りなくて取って付けた感が強く、当然あえてやっているのはわかるけど二番煎じにも見えてしまって「劣化コピー」、「縮小再生」という印象になってしまうのが厳しいな。
シリーズ的にも「登殿編」は一本の話としてとてもキレイにまとまっていたが、この第2部「黄金の烏編」は長編シリーズ化することになった作品の導入編的な趣きが強く、風呂敷を拡げるだけ拡げて終わった部分も多くてこれだけでは消化不良というか、締らない。
決して出来が悪いわけではないんだけど「登殿編」の完成度の高さと比べると諸々が下回る内容なのが何とも物足りなかったな。
「負けヒロインが多すぎる!」第11話
文芸部新体制問題編。
温水くんは対人経験値が低いので気遣いが上手く回らない、というファーストエピソード終盤で八奈見さんとの間でも起こった問題が再発。
八奈見さんとの問題を経て八奈見さんと高校生活最初の友達となり、小鞠さんとの問題を経て文芸部の部長になる、何だかんだで日陰者の傍観者のつもりでいた温水くんも着実&具体的にステップアップしているのがわかる内容なのがなかなか好印象だった。
あと、八奈見さんは傍観者ポジションになると(No.1ではないが)クラスの人気者らしい慧眼を発揮するのな (苦笑)。
また、小鞠さん編は前回でキレイに終わったと思っていたので学園祭後に延長戦があるという二段構えの構成もちょっと意外で面白かった。
2024/09/21 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第23話
「塔」攻略編、続き。
何か黒幕っぽいやつが安元ポッドさんのハッキングであっさり倒されてしまって(?)困惑する。
A2が本棚の前で悩むシーンと人類の秘密を知る前の廊下を歩くシーンの尻作画がいずれも素晴らしくって眼福だった。
2024/09/20 (金)
「義妹生活」第12話(最終回)
悠太と沙季の恋愛感情(?)についての「すり合わせ」編。
結局、沙季ちゃんが持っていた幼少期の悠太の声が入っていたあのテープはなんだったの?
ま、それはさておき、最終回の内容について。
自分の感情にキチンと向き合い、相手ともこの感情や互いの立場についてしっかりと話し合い、認識の共有をして一区切り。
問題が問題だけに誰にも相談できず互いに独りで悩んでいた二人にそれぞれ謎の倫理学者と謎のメガネ美少女が助け船を出してあげる展開には作為を強く感じてしまったが
(苦笑)、互いに真面目で理性的な主人公カップルらしい生真面目で落ち着いた展開、それでも最後には抑えていた感情が溢れ出すクライマックスは素直に好感が持てるラストだった。
また、「作画の弱さをレイアウトや撮影や諸々の演出でカバーして映画的な風格のある仕上がりにする」試みが最後まで貫徹されていたのも大したものでその点なんかもよろしかったな。
「ラーメン赤猫」第12話(最終回)
サブちゃんのプロゲーマーチームからの勧誘編と、社さんの元上司来店編と、社さんの「ラーメン赤猫」正社員登用編の三本立て。
社さんが正社員になって終わることで「この物語は社さんの『ラーメン赤猫』バイト時代の物語」として最後にキレイにパッケージング。
シリーズ序盤から匂わせていた「社さんの前職(ブラック企業勤務)の暗い過去」にも一応の決着をつけて後腐れなく終わったな。
主人公(?)の店長はほとんど何もしない最終回だったけど (苦笑)、物語を回したり、常に話の中心にいたりするわけじゃなくて作品の象徴みたいな存在だからこれはこれで問題なし。
自分的には推しの社さんの出番が多かったのでそういう意味でも満足度の高いラストだったよ。
シリーズ的には基本実質一回四本立て(Cパートの「毎日赤猫」も含む)にしたのが上手くいっていたな、という印象。
長くても10分に満たない尺で一つの話が終わるので無駄がなく、歯切れよく一つ一つの話が進んでいくので観易かった。
ハイテンポというわけではないが観ていてダレるような場面がないので毎回EDが始まるとあっという間に終わったような感覚になるのがよかったな。
(ED後にCパートがあるので実際にEDは早くはじまる作りになってはいるんだけど)
どのようにこの構成が決まったのかは知らないが、この見立てをした人の漫画を映像にしたときの尺読みの勘のよさは相当なものでちょっと感心してしまったよ。
「女神のカフェテラス」第24話(最終回)
正月三が日編と桜花のフランス留学問題編の二部構成。
ヒロイン卒業制度があったのには俺もビックリしてしまったよ。
「5人全員正ヒロイン」じゃなかったのかよ、とツッコまずにはいられなかった。
桜花は大穴と見せかけて後方からまくってくるタイプだと思っていたんだけど、後の方にいる奴は普通に足切りされちゃうのな (苦笑)。
クライマックスの前回「Familia」メンバーに発生した「一回だけ隼とキスしていい権利」の使い方、ED曲の被せ方が上手かった。
ヒロインたちのドラマ(お当番回)が一巡し、カフェ経営話がどっかにいった (笑)シリーズ後半、コメディ色が強くなってからは何か矢鱈に面白かったな。
瀬尾公治は青春恋愛もの、というかメロドラマのイメージが強かったのでこんなに「笑い」のセンスがあるとは思わず、観ていてかなり驚いたよ。
「先輩はおとこのこ」第11話
修学旅行編。
OPに1カットのみ登場、竜二の過去編で見切れていた、まこと先輩の「元ともだち」早瀬藍さんがラス前滑り込みで本格的に登場。
まさに満を持しての登場だったが、期待した以上にメガネっ娘すぎるメガネっ娘で非常に良い塩梅だった。
2024/09/19 (木)
「【推しの子】(第2期)」第22話
アクアと有馬かなのデート編と、アクアと黒川あかねデート編の二部構成。
デート直前の服選びをしているシーンの有馬かなファッションショーが賑々しくも華やかな仕上がりでよかったな。
また、二つのデート編ともに軽重のバランスのとれた作りになっていたのもよく出来ていて面白かった。
2024/09/18 (水)
「銀河英雄伝説 Die Neue These」第34話
第8次イゼルローン攻防戦・開戦編。
そういえばって感じで同盟軍の重装甲服が初披露。
旧作の重装甲服はパッと見、帝国も同盟も似たり寄ったりな印象だったが(まぁ、よく観りゃ全然違うデザインなのだが)、ノイエ版は見た目からして完全に違うのな。
ともにロボットっぽいパワードスーツなのだが、帝国側は頭部と胴体が一体の重装甲冑型、一方、同盟側はスマートなシルエットの外骨格型で一目で違いがわかるデザイン。
敵味方をわかり易く区別した上で「薔薇の騎士」のいる同盟の方が装甲擲弾兵の活躍の場が多いのでよりアクション栄えするデザインにしたっていう感じだったりするのかな。
2024/09/17 (火)
「NINJA KAMUI」第12話
先代頭領が語る忍び組織壊滅の真相編。
先代頭領、菅生隆之が転生したら土師孝也になっていた、声帯ガチャの引きの強さが何気に凄いな (笑)。
あと、菅生隆之と土師孝也が同い年だっていま知ったよ。
あとあと、先代頭領に関しては「なんでヤマジに殺されたのに生きているんだ?」という当然の疑問を「『猫に九生あり』というだろ」といって煙に巻いたのがどうにも納得いかなかったな
(苦笑)。
2024/09/16 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第10話
ストロング・ザ・武道VSザ・魔雲天編。
「仲間の危機を知らせるテリーマンの靴紐」が何か最早テリーマンの異能力みたいな感じになっているのな (苦笑)。
「危機レベルに合わせて千切れる箇所の数が変わる」親切設計(?)もおかしくって笑ってしまった。
2024/09/15 (日)
「ザ・ファブル」第23話
ファブルVS.宇津帆・鈴木コンビ編、続き。
武器は一射ごとに手動排莢が必要なモデルガンの改造銃、敵に挟み撃ちのポジションで元々足の自由が利かない上、地雷を踏んだ状態のヒナコと、両手・両足を木に括られた状態の洋子を守りながらの戦いと、もの凄いハンディキャップマッチだが、これくらいやらないとファブルの強さは物語れないということか。
宇津帆がヒナコに出し抜かれた(ヒナコが宇津帆を出し抜いた)のが意外でちょっと驚いた。
ほかにも洋子が鈴木に捕らわれたことや、ヒナコが地雷を踏んだことなんかも予想外の展開で面白かったな。
あと、今回はVS.ウツボ一派編の佳境だからか、久しぶりにキャラ修正が全体的にキッチリと丁寧な仕事をしていてなかなかよかった。
また、映像的にはアキラが峠を攻めるシーンのカーアクションのCGも迫力があってよく出来ていたな。
「負けヒロインが多すぎる!」第10話
ツワブキ祭当日編。
天愛星ちゃん、というか諸星すみれの「にゃん」がどのパターンもイチイチかわいすぎて参ったよ。
悲恋と先輩後輩の絆の話が錯綜する文芸部・三角関係問題の後日談としても、各所で主要キャラに見せ場が用意されている学園祭・お祭りエピソードとしてもよく出来ていて面白かった。
また、恋バナの「切なさ」とお祭りの「楽しさ」・軽重のバランスの取り方も上手くてなかなかよろしかったな。
「小市民シリーズ」第10話
小鳩くんと小佐内さんの互助関係の解消編。
第1期完結編。
既に原作は本編全5巻で完結しているのに「そのうち前半の2編だけやって終わり」というわけもなく、当然ように「実は分割2クールでした」ENDだった。
前回から続く「小佐内ゆき誘拐事件」の欺瞞の追求が話が進むうちに二人の互助関係の欺瞞を暴く展開に変容していき、最終的には関係性の限界を知ることとなり、二人の互助関係は解消されてとりあえずの幕引き。
徐々に自己言及的に二人の関係性の本来在るべき姿(建前)と現状の錯誤へと思索を掘り下げていく対話劇を前回に引き続き神戸守監督自らのコンテで緊張感たっぷりに描いていて面白かったな。
対話の決着がついたあとの情景描写の連続(押井守監督のいうところの「ダレ場」)による余韻の響かせ方も上手くてなかなかよろしかった。
欲を言えばこのエピソードは関係解消のバッドエンドでキレイに話が終わっているので後半の次編(第2期)へのブリッジは挟まずにビターなムードを横溢させたまま終了して貰いたかったな。
第2期も含むシリーズ全体の編成上、9ヶ月も先になる続きを観て貰うためにはあのくらいの前フリが必要、というのはわかるけど。
「仮面ライダーガヴ」第3話
空き巣共犯未遂編。
出演するということ以外の情報は入れてなかったので浅沼晋太郎がレギュラーキャラっぽい配役なのに驚いた。
1話の片桐仁とか、2話の坪倉由幸みたいに「怪人役の単発ゲスト出演なんだろうな」と勝手に決めつけていたのでビックリしたよ。
2024/09/14 (土)
2024/09/13 (金)
「義妹生活」第11話
三者面談とオープンキャンパス編。
悠太との三者面談にのぞむ前の亜季子さんの「ぞいの構え」が高校生の娘がいるとは思えぬかわいらしさで参ったよ。
藤波さんとの別れ際のやり取り、無表情系クールキャラの微かな恥じらいと動揺を繊細なさじ加減で絶妙に演じきる種崎敦美がさすがの巧さで素晴らしかったな。
「女神のカフェテラス」第23話
流星のファーストキス編と隼の発情編の二部構成+α。
隼のチンコネタはさすがにちょっと短期間で繰り返し擦りすぎ、乱用しすぎかも。
最終回前・最後の次回予告でぶっ込まれる殺人トラックネタ(瀬尾公治の作風弄り自虐ネタ)には思わず噴いてしまったよ (笑)。
2024/09/12 (木)
「戦国妖狐 千魔混沌編」第9話
山の神との再会編と神雲の封印解除編の二部構成。
ラストの千夜が神雲を挑発するくだり、山の神がいう通り話の展開自体も面白かったが、絶対的な父親/師匠に対する初めての(?)反抗と横柄な態度に緊張と恐怖と昂揚で若干おかしなテンションになっている千夜の様子も妙な生々しさがあって面白かったな。
「恋は双子で割り切れない」第10話
部室を賭けたチェス勝負問題と瑞真からのデートのお誘い問題編。
「キスマーク」について純くんが双子に笑われるくだり、このアニメで初めてこの双子に同時に好かれる純くんが果報者に見える瞬間だった (笑)。
何気ないやり取りのなかに満ちる多幸感が素晴らしかったな。
また、今回は前回ラストから続く、神宮寺姉妹の口論と駆け引きも刺々しい緊迫感が途切れぬ作りになっていて観ていてとても面白かった。
那織サイドと琉実サイド、それぞれ込み入ってはいるが全く関係ない話が純くんを挟んで同時進行していく、という状況が錯綜していて情報量も多い複雑な内容だったが、話が上手く整理されていて観易く、非常によく出来ていたな。
それにただ話をわかり易く詰め込むだけでなく、ちゃんと緩急の利いた構成になっていたのもソツがなくってなかなか見事なものだった。
2024/09/11 (水)
2024/09/10 (火)
「NINJA KAMUI」第11話
ヒガンVS.ザイの決着とヤマジのクーデター編。
前回から続くヒガンVS.ザイの果たし合いをAパート丸々かけて描き、BパートではヤマジのAUZA本社ビル制圧作戦(クーデター)をメインに描くバトル展開。
ヒガンVS.ザイの果たし合い、グソク・ギアが壊れて生身の戦いになった後の方が尺も長いし、バトルも派手になっていくのな (苦笑)。
社長もザイも、完全に負けてもそれで(殺されて)終わりではない、シリーズ構成的にそれぞれもうひと山ありそうなところが主人公のヒガンが負けて全てを失うところからはじまったこの作品らしかった。
2024/09/09 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第9話
キン肉マンVS.ピークア・ブー戦の決着編。
悪魔超人たちの戦いは1試合完全燃焼といった感じで全ての技と能力を出し惜しみなく披露するかたちになっていたからか、いずれも激しいシーソーゲームになったがこのキン肉マンVS.ピークア・ブー戦はピークア・ブーの「急成長」能力の一芸攻略のみで話が終わってしまったので何だかちょっと薄口な印象というか、物足りない。
ただし「キン肉マンGo Fight!」をBGMに「風林火山」をキメるクライマックスに関してはまさに「これが観たかった」という感じの激アツの演出で大変満足度が高かった。
2024/09/08 (日)
「負けヒロインが多すぎる!」第9話
ツワブキ祭準備編・後編。
エロ塩が今回もエロかった。
エロ担当がおっぱいとか、お尻とかではなく日焼け跡がセールスポイントのスポーツ系女子というのが今さらながらにマニアックだな。
あと、小鞠家のくだりの小鞠の絶叫×2がいい感じにマイクを気にしないフリキレ具合で大変よかった。
「小市民シリーズ」第9話
小佐内ゆき誘拐事件の真相開示編。
神戸守コンテ回。
遠大にして凶悪な「小佐内ゆき誘拐事件」の真相が明らかになる解決編。
やると決めたら徹底的にやる、降りかかる火の粉を払うときも万倍返しにしてやり返さないと気が済まない、小鳩くんに「狼」と称される小佐内さんの激しくも狡猾な本性と、その手口の悪辣さを今回の事件を例に1話丸々かけて詳細に解説。
あんな演出をしてスペシャルゲストを用意していたってことは一件落着後、真相に気付いた小鳩くんから追及を受けるこの状況も想定内というか、下手すりゃ最初から計画のなかに入っていたんだろうなあ。
まさに「後の祭り」といった感じでそれが何の障害にもならないことも自明の理だからか、小鳩くんには好きに(推理を)させて種明かしに遊びまで入れてくるところが本当にタチが悪い。
全編「座席に向き合うかたちで繰り広げられる会話劇」という画作りが難しそうな内容だったが、細かく丹念なカットの積み重ねや効果的なイメージカットの挿入で独特のリズムを作り、飽きさせないかたちに仕上げているのが上手かった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第32話
動物園編。
今週公開予定の劇場版のプロモーションのために「ひろがるスカイ!プリキュア」と「魔法つかいプリキュア!」の登場人物たちがカメオ出演。
「ひろプリ」のキャラはエルちゃんを2ヴァージョン(乳児ヴァージョンと少女ヴァージョン)フォローする都合上、出番が二度もあったが本筋には結局絡まずに終わってしまって拍子抜け。
前回の次回予告にも出てきたくらいだから、もう少し何かあるもんだと思っていたよ。
2024/09/07 (土)
「異世界スーサイド・スクワッド」第10話(最終回)
リッチとの最終決戦編。
何故か異世界にいて帝国サイドについているカタナの正体=帝国皇帝の正体=真の黒幕=ジョーカーでしたEND。
俺たたENDでもあるので続編は普通に作れそうだけど、王国/フィオネの話としてはこれはこれでしっかりと終わっているのでこのまま幕引きでもいい感じ。
ラストに告知が入らず、その後に何のアナウンスもないところを見ると続きをやるかどうかは人気次第で予定は未定なんだろうなあ。
1話丸々、王都での攻防戦の続きだったが、見せ場の「英雄の鎧」による変身シーン以外、画的には平凡な仕上がりで思ったほど盛り上がらない。
クライマックスで「英雄の鎧」を装備した主人公たちが異世界ファンタジーものらしいコスプレをするアイデアは最後の仕掛け・サービスとしては悪くなかった。
原作がDCコミックスなので「ニンジャバットマン」に近い作品として紹介されることがあるけれど、自分としては「RWBY 氷雪帝国」に近い印象だったなあ。
あそこまで箸にも棒にもかからないような内容ではなかったが、米国産の人気タイトルを和製TVアニメのフォーマットに落とし込んだ結果、微妙な二次創作みたいな代物になってしまっているところに既視感を感じてしまったよ。
「NieR:Automata Ver1.1a」第21話
レジスタンスキャンプの壊滅編。
ヨルハ部隊も、バンカーも、レジスタンスキャンプも、パスカルも、何かみんなウィルスによって死んでいくのでパンデミック映画みたいな感じになってきたな。
それなりに追い詰めれていたパスカルはともかく、リリィさんがあまり前フリらしい前フリもなく、けっこう雑な展開で死んでしまったのにはビックリだった。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第154話
ジェントル・クリミナルとラブラバの救援編。
第二次決戦はじまって以来のヒーローサイドの全面的且つ圧倒的な劣勢に際して、逆襲の一手として現れるのはかつて戦いなかでデクと心を通わせたジェントル・クリミナル(&ラブラバ)と、レディ・ナガンの元・無所属系ヴィランというのがなかなかの胸熱展開だったなあ。
また、それぞれの見せ場ではジェントルが「天空の棺」をまるごと「弾性」の個性で弾き返すシーンも、ナガンが超長距離射撃で死柄木の個性の発動を阻止するシーンも空間をワイドに見せるスケール感のある画作りが迫力満点で画的にもシチュエーションに見合った盛り上がりをしっかりと演出しているのがとても良い塩梅だった。
2024/09/06 (金)
「ラーメン赤猫」第10話
城崎くんの来店編と、ハナの元飼い主の襲来編と、その後日談編の三本立て。
ハナの元飼い主のニャンフルエンサー役に上田麗奈で今週の「わんだふるぷりきゅあ!」とまさかのシンクロ。
ネットの毒気に当てられて壊れていくハナの元飼い主の話が生々しくも痛々しくてなかなかにエグかったが、それを御所川原さんとサブの意図せぬ連係プレーで無事に話を軟着陸させる収拾のさせ方も上手くて感心してしまったよ。
あと、ハナのMVというか、釘宮理恵の歌が凄かったな。
未だに衰えぬ現役感のあるアイドルヴォーカルが圧巻で「そりゃあ別班立ててMV作るわ」、「そりゃあ社さんも全画面表示で凝視するわ」と思わずにはいられなかった。
「女神のカフェテラス」第22話
クリスマス編と白菊のファーストキス問題編の二部構成。
確かに土壇場まで静観を決め込んでいた桜花が最後にまくって隼をさらっていきそうな感はある。
ヒロイン10人が一カ所に集まるとランジェリーサービスイベントが発生する仕組みになっているのな (苦笑)。
コメディパートは最早完全にキャラが自然に動く状態でキャラ同士の活き活きとした掛け合い、ドライブ感のあるコント・悪ふざけのエスカレーションが楽しかった。
また、終盤の「裁判ごっこ」というシチュエーションも役割分担が明確に設定できるので11人もいるキャラを捌くのに都合がよく、上手いネタのチョイスだったな。
2024/09/05 (木)
2024/09/04 (水)
2024/09/03 (火)
「真夜中ぱんチ」第9話
真咲の帰郷編。
低温で無愛想な感じに見えるが感情表現がわかりにくいだけで実はお姉ちゃん好きの素直な良い娘だった真咲の妹・さくらがなかなか良いキャラしていて好印象。
あと、今回は作画全般がいつもよりも総じて丁寧な仕上がりだったところなんかもよかったな。
「NINJA KAMUI」第10話
ヒガンVS.ザイ編。
ヒガンとザイの因縁話はどう考えてもヒガンとマリが悪いという話だった (苦笑)。
半ば強引に仲間に引き込んだくせに何の相談もないまま、二人の勝手な都合で命を賭けて誓った約束を反故にされたら、そりゃあザイも怒るわな。
今回は尺は短かったけど、ヒガンとザイの共闘シーンの連係アクションが凝った作りでなかなかよかった。
ただ、ラストのヒガンとザイの決闘は格闘ゲームのプレイ動画みたいで「互いに最強のグソク・ギアをまとった最強の忍同士の頂上決戦」にはあまり見えないのが残念だったな。
2024/09/02 (月)
「菜なれ花なれ」第9話
かなたと恵深の和解編。
ここでまさかの再登場をしたらら先輩の私服姿がかわいかった。
クライマックスの恵深のチアはP.A.WORKS制作らしいまさに一挙手一投足を丁寧にフォローした作画がしっかりと「チアを通して紡がれる言葉を超えた想い」を伝えるかたちになっていて素晴らしかったな。
また、いい子と変ないい子だらけのPoMPoMsの中で唯一(?)人並みに打算的で人並みに後ろ向きなところがある穏花を狂言回しにしたストーリー構成、文字通り「雨降って地固まる」なシチュエーションもベタながらにわかり易くてよろしかった。
2024/09/01 (日)
「逃げ上手の若君」第9話
VS.瘴奸率いる「征蟻党」、中山庄防衛戦・決着編。
今井有文コンテ・演出回。
時行サイド、弧次郎・亜也子・雫サイド、吹雪サイド、三局戦いいずれもアクションシーンの演出・作画がキレ味十分で大変な見応えだったな。
特に時行の超加速から分身術のくだりは伝統的な漫画的アクションを洗練された最新鋭の超絶技巧でアップデートしている感じが鮮烈なインパクトで素晴らしかった。
「ATRI-My Dear Moments-」第8話
アトリの心の有無の検証とアトリと夏生の急接近編。
ほぼ1話丸々かけてとても丁寧に夏生の葛藤を描き、非常に前向きな答えにたどり着いたと思ったら、最後の最後で梯子を外す、タメにタメた前フリが効果絶大な鬼畜展開がなかなかのもので面白かった。
「小市民シリーズ」第8話
小佐内ゆき誘拐事件編。
急転直下のリアルガチなクライムサスペンス展開だったな。
この作品でこんなドストレートな重犯罪に巻き込まれるような話をやるとは思わなかったので驚いた。
推理自体は大したものではないし、アクション・バイオレンスシーンはバッサリカットされているが、堅実な描写を丹念に積み重ねることでそれでもしっかりと瀬戸際の状況に見合った緊迫感に溢れた内容になっているのがよく出来ていて面白かった。
「仮面ライダーガヴ」第1話
お菓子をモチーフにした「令和ライダーシリーズ」第6弾。
主人公・ショウマの異世界からの来訪編。
対象年齢は前作「仮面ライダーガッチャード」から更に下がった印象で2作連続の低年齢層向けシフト。
特撮には疎い(ほぼ現行の「仮面ライダーシリーズ」しか観ていない)ので詳しいことはよくわからんが、本格的にこちらの方向に舵を切ったということなのだろうか。
格好良さよりもインパクト重視なライダーのスタイルは「電王」以後の平成ライダーシリーズを彷彿とさせるものがあったなあ。
話は敵も味方も具体的に何をしたいのかよくわからず、イマイチ内容が見えてこなかったが、アクションは充実していて見応えがあった。
特にコンテナの隙間でのバトルは殺陣がかなり凝っていてよかったな。
せいぜいシリーズ序盤だけのような気もするが、バイクチェイスシーンのVFXもなかなかの力の入りようだった。
ただ、戦闘中に地を跳ね回る無数の眷属(お菓子)を食べてダメージの回復を図るシーンはアクションの流れがイチイチ止まるのでここまで丁寧に見せるのは初回限りにして欲しいかな。
2024/08/31 (土)
「転生したらスライムだった件(第3期)」第68話
テンペスト開国祭開幕編。
ドレス姿のシオンとシュナの、おっぱいのボリューム感の出し方が大変素晴らしくって眼福だったな。
2024/08/30 (金)
「義妹生活」第9話
プール当日と翌日編。
第三章「夏休み編」のラストエピソードにしてタイトル回収回に相応しい上野壮大監督自らのコンテ・演出(演出は小林美月と共同)の力作回。
主人公カップル、「義兄妹という関係性上、順調に心の距離を縮めていっても互いに男女として意識したらその瞬間にブレーキをかけなきゃいけない」というのが今さらながらに非常に難儀でドラマ性の高い設定だな、と再認識。
今回は撮影処理に力の入った凝った画作りが随所に見受けられてなかなかの見応えだった。
また、プールのシーンをはじめ、沙季のキャラ修正も頑張っていて「今回はとりわけかわいく、魅力的にヒロインを描こう」という意識が強く伝わってくるところなんかもとても良い塩梅だったな。
2024/08/29 (木)
「戦国妖狐 千魔混沌編」第7話
VS.無の民編と、8年後、たまとの再会編の二部構成。
8年後の大人・月湖、外套の下にオフショルダーのトップスが隠れている、というコスチュームがとてもエッチでよろしかった。
「恋は双子で割り切れない」第8話
神宮寺姉妹の誕生日編。
黒幕は部長。
さすが悪魔みたいな名前をしているだけのことはある。
相変わらず三角関係の均衡を保つための気配りが繊細な精度を求められすぎで美少女双子姉妹から猛アプローチを受けているのに純くんが全くもって羨ましくない
(苦笑)。
今回のエピソードは慈衣菜は結局、賑やかしにしかなっておらず、話もいささか散漫な印象だったが部長の出番が多かったのでヨシとする。
あと、以前、麗良が「那織はぶりっ子だからちょっと苦手」と言っていた意味があまりよくわからなかったのだが(今回のような外交モードを見せる場面がなかったので)、その謎が解けてスッキリしたよ。
2024/08/28 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」第8話
クリスマス前日編。
ベラトリックスさん(CV:川澄綾子)の「らめ~~~」がなかなかに良い「らめ~~~」であった。
あと、白夜が御使い(猫)のセクハラに抵抗するくだりも珍しく感情をハッキリ出してガチで嫌がっている様子がとてもエッチで好かったな。
2024/08/27 (火)
「NINJA KAMUI」第9話
ビッグ・Dとのリベンジマッチ編。
あと4話も残っている話数で唯一の女子キャラのエマを退場させて「おっさんだらけ」にしてしまうところがこのアニメらしい構成だったな。
社長の仕掛けを二段構えにしたり、マイクが死亡フラグを回避したと思ったらエマが死んだりとミスリードを複数仕込む後半の展開が凝っている。
あと、今際の際の素顔晒したエマに対してマイクがかつてエマに語った「整形していても犯人を見抜くことはできる」という話を持ってくるくだりがよかったな。
2024/08/26 (月)
「菜なれ花なれ」第8話
PoMPoMsの応援依頼の飽和と空中分解編。
「過労は全人類の敵」という話だったな。
かなたの独断専行に怒ってもあそこでカポエイラキックをかまさなかっただけ杏那ちゃんは大人になった (笑)。
これまでのユルさが嘘みたいな急転直下の不協和音だが柿本広大監督作品らしいといえばらしいといえる展開だったな。
2024/08/25 (日)
「逃げ上手の若君」第8話
VS.瘴奸率いる「征蟻党」、中山庄防衛戦編。
瘴奸が時行を値踏みするくだりの演出、面白いけど全くもってわかりにくい(たぶん原作を読んでいないとよくわからない)。
東地宏樹はあまり怪演が求められるような変態役のイメージはないけれど(あくまでアニメの仕事限定の話ではあるが)、凄いフリキレようだったな。
今回は組織としても個人個人としても戦術と戦術がせめぎ合う質の高い戦いが全編に渡って繰り広げられていて軍記ものとしてもバトルものとしても見応えがあり、なかなかによく出来ていた。
「ザ・ファブル」第20話・第21話
二話連続放送。
第20話:貝沼の破滅と暴走編。
第21話:洋子VS.鈴木編、続き。
ここへきて一気に話が動き出す。
インテリヤクザの詐欺師グループが相手の話なのでコンゲーム的な展開になっていくのかと思ったけど、アキラとの敵対を機に詐欺の話はどっかにいってシンプルでストレートな武力抗争へと物語が急旋回。
今回(20話・21話両方)のハイライトの、アキラのお宅に奇襲をかけてきた鈴木を洋子が軽く一蹴するくだりがとても痛快だったなあ。
それなりに強キャラ感を出していた鈴木を完全な噛ませ犬にたたき落とす洋子の想像以上の強さに、洋子のユルい態度や口調とは裏腹な鈴木への辛辣な評価と、鮮やかで鋭いアクションのギャップも上々で面白かった。
また、完敗した鈴木もそれで取り乱したりはせずに最後まで平静を保ち続けたことでキャラの格を落とし切らず、今後のリベンジマッチが好ゲームになるかもしれない期待感をちゃんと残して引いていくバランスの取り方も上手かったな。
「わんだふるぷりきゅあ!」第30話
「ダイヤモンドリボンキャッスル」発現→わんだふるぷりきゅあ!4人合体必殺技「プリキュア・エターナルキズナシャワー」発動編。
ニャンダフルプリキュアがひっそりと終了。
土田豊演出&板岡錦作監という強力タッグによる4人合体必殺技初披露回。
板岡作監・原画回らしい丁寧で凝ったアクションの数々が見応えのある仕上がりだった。
あと、今回は状況打開のための協力プレイをユキが提案したところと、メエメエがニコ様への忖度よりもプリキュアたちへの信頼の方を優先してニコ様に諫言したところもシリーズ中盤の山場に相応しい関係値の積み重ねによる変化が感じられてよかったな。
「仮面ライダーガッチャード」第50話(最終回)
黄金郷の錬成を開始したグリオンとの最終決戦編。
ラスボスのグリオンを倒し、ケミーの存在も保障して大団円。
「人類とケミーの共存はそう簡単にはできないやろ」という現実的な問題意識と「だったら地球をもう一つ作ってそこにケミーを移住させればいいんや」というアクロバティックで飛躍がすぎる解決方法の掛け合わせが凄かった
(笑)。
今回、ドラマ的に最も力を入れて描いたのが宝太郎とケミーたちとの話でも、宝太郎と錬金術師の仲間たちとの話でもなく、宝太郎と母親との話というのがなかなか印象的だったな。
前者二つに関してはこれまでの物語のなかで散々描いたのでもうこれ以上描かずともよい、という判断で、逆に母親との関係性についてはあまり深掘りしてこなかったので最後に補完したってところだろうか?
母親役の南野陽子はあまり演技派という感じではないけれど、息子を戦地に送り出すくだりで精一杯虚勢を張って、気丈な態度を装っている感じがヒシヒシと伝わってくるところが好かったな。
シリーズ全体としてはこれまでの令和ライダーシリーズに比べて対象年齢をグッと下げ、主人公も高校生(子供)にしたのが上手くいった印象だった。
無理に背伸びをしたところがなくなり、大らかな気持ちで観られたのがよかったし、平成・令和ライダーシリーズ特有の謎が謎を呼ぶような思わせぶりな展開や、主人公たちを取り巻く状況が目まぐるしく変化するジェットコースター的展開が控えめになったおかげでだいぶ観易かった(観ていてあまり疲れなかった)。
毎回メチャクチャ面白いって感じではなかったが、気楽に観られて、タルくもならないところが好印象で令和ライダーシリーズのなかでは今のところ一番楽しんで観られた作品だったな。
「ONE PIECE 荒ぶる変革の記録 暗躍する革命軍!」
革命軍紹介総集編。
入野自由に声優が交代したサボの初登場エピソードの間に前任者が演じていたサボがたくさん出てくる革命軍メインの総集編を挟む編成が、当然他意はないんだろうけど「聞き比べてみて下さい」と言わんばかりの意地悪なかたちになっていて苦笑してしまったよ。
「杖と剣のウィストリア」第7話
ウィルVS.ユリウス・再戦決着編。
今話のサブタイトルにもなっている分身氷魔法「白の芸術(アルスワイス)」の使い方が上手かったな。
ユリウスの脅威の象徴であり、バトルの逆転の鍵でもあり、ユリウスのプライドを自爆させる爆弾でもあり、ウィルとエルファリアの絆・ウィルが特別な存在である証でもあり、今エピソードのオチにもなっている、まさに物語の全方位に作用する道具として使いこなし、使い切っているのが素晴らしかった。
また、内容全体的にも3話続いた連続エピソードの決着編に相応しい力の入りようで、憎たらしくて強い悪役を痛快な逆転劇で成敗する王道バトル展開を堅実な演出・作画で盛り上げ、キッチリとやり切る作りがなかなかによく出来ていた。
2024/08/24 (土)
「転生したらスライムだった件(第3期)」第67話
テンペスト開国祭の前夜祭編。
渡部由紀子の作監・一人原画回(EDクレジットでの表記は「作画」、第二原画多数あり)。
あと、今回、一番大変そうな料理作画にも別の作監がついていた。
特に目を惹くような部分はなかったが全体的に普段よりも端正かつ丁寧な仕上がりでなかなかよく出来ていた。
2024/08/23 (金)
「義妹生活」第8話
夏休み・プール交渉編。
日常のささやかなすれ違いと和解の機微を1話丸々かけてじっくりと描く、良地味回だったな、と思っていたら、Cパートがサイコホラーものみたいに不穏な空気を放ちすぎていてひっくり返る
(苦笑)。
朝食のシーンは「芝居作画が凄い」とかではないんだけど、丁寧にたっぷり時間を使って芝居を見せる作りがなかなかに良い塩梅だった。
2024/08/22 (木)
「戦国妖狐 千魔混沌編」第6話
千夜VS.ムド編と足利義輝の最期編。
山内重保コンテ・演出回。
齢70歳を越えてこの熱量の高さも凄まじいが、コンテだけじゃなくて演出処理までキッチリとやり切っているのも素晴らしい。
主人公とライバルのヒロインを賭けた決闘と人外の修羅と化した足利義輝の最後の死闘が二局同時進行する内容に見合ったアツさと壮絶さ、そして山内演出独特の美意識が全編に渡って漲っていて非常に見応えのある仕上がりだったな。
あと、退場回とはいえ、主人公とライバルの因縁対決を差し置いて最後に全てを浚っていく義輝のキャラの強さは相当なバランスブレイカーだったが、その規格外ぶりと山内演出のスペシャルサプライズ感が噛み合っていたのも面白くってなかなか好かった。
「恋は双子で割り切れない」第7話
純と慈衣菜の勉強会編、続き。
メガネ(PCグラス)教師スタイルの那織ちゃんが大変かわいらしくて麗しい。
あと、ファーストエピソード(原作第一巻相当の話数)では琉実とオタク仲間たち以外のキャラとはほとんど絡みがなかったため、持ち前の頭脳を駆使して対人無双状態だったが、自分の属するコミュニティ外の人間が相手になるとサブカルクソ女というスクールカースト下層民の本領を発揮してクソ雑魚化する那織ちゃんも新鮮でこちらもまた大変かわいらしかったな
(笑)。
2024/08/21 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」第7話
白夜と火花の再会編、続き。
御使い(鳥)が白夜の愛をバラしたときの「えっ」っていうリアクションのパス回しがよかったな (笑)。
「御使いたちの正体がイケメン」設定、メイン視聴者層(読者層)的には必須の要素なのかもしれんが、イケメンは悪の組織サイドにもう十分いるのでそこまで日和らんでもよかったような気がしてしまう。
つーか、御使いたちは「変な見た目通りのヤバイ奴ら」の方が面白いのでそのままでいて欲しかったよ。
2024/08/20 (火)
「真夜中ぱんチ」第7話
半年でチャンネル登録者数100万人達成プラン「三段階の作戦」発動編。
推しの配信者の話題になるとテンションが上がる、というか、おかしくなる譜風さんの限界オタクムーブがいい感じに振り切れていてよろしかった。
2024/08/19 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第7話
ブラックホールVS.ダルメシマン編。
いつにも増して観ていて「どういうことなの?」と思ってしまうような展開の応酬が続くお話で「頭で考えちゃいけない話」だったなあ (苦笑)。
オチの「犬(超人)だから骨の形をしたものに無意識に引き寄せられる習性」を利用した作戦、「メインの観客は大人(おじさん)だが、その大人達が求めるものは子供(幼稚園児・小学生)の頃に夢中だったものの再体験なので子供向け作品みたいな内容になる」の最たるものといった感じでその捻れた構造が観ていてちょっと面白かった。
「菜なれ花なれ」第7話
御前嘴高校応援委員会へのお届けチア編。
矢鱈に濃いゲストキャラが登場し、登場人物たちの奇行がいつにも増して目立つ、完全なイロモノコメディ回だったなあ。
前回は作画に力を入れて、今回は外注グロスという的確すぎる差配に苦笑する。
伊沢部長もこのアニメのヒロインなので「実は熱血キャラで変な類友がいる」という二面性が発覚。
今回は穏花ちゃんのネガティブな一面にスポットが当たる回でもあったが、話のノリの可笑しさのおかげでそこそこ根深く重い負の感情がいい感じにマイルドに処理されているのが上手くてなかなかよろしかったな。
2024/08/18 (日)
「負けヒロインが多すぎる!」第6話
綾野・朝雲カップル巻き込まれダブルデート編と、祖母宅逃避中・焼塩追跡編の二部構成。
焼塩が自分が考えた童話のあらすじを語るくだりの若山詩音の抑えきれない涙声演技が完全な涙声になりそうでならない絶妙なさじ加減で上手かった。
それにけっこうな長台詞なのに最後までその絶妙なバランスをキープしきっていたのも凄かったな。
また、そのシーンは今回のクライマックスでもあるからか、画的にも力が入っていて夕暮の紫がかった空や日差しの撮影処理が非常に美しい仕上がりだった。
あと、このくだりの前、プラネタリウム入り口での悶着も焼塩たち三角関係の緊迫したやり取りからの、焼塩の失言→逃走へ至る流れがかなり丹念に組み立てられていてなかなかによく出来ていたな。
「小市民シリーズ」第6話
シャルロットケーキ盗み食い事件編。
小佐内さんの追求はわかってはいたがやっぱり怖い。
だから小佐内さんが労働力の提供だけで手打ちにしてくれたのには驚いたよ。
一方、小鳩くんの行為は観ているこっちが「バカな真似はやめろ」と思わず言いたくなるような暴挙で、そんな暴挙に走ってしまう小鳩くんは本当に深刻で救いがたい「知恵働き」中毒なのな、という印象だった(苦笑)。
何はともあれ今回はこれまでで一番スリリングな内容でこれまでで一番面白かったな。
あと、まさに衝動的な犯行でトリックらしいトリックも、大した背景事情や動機もないので推理ものにありがちな長い説明台詞がなく、テンポよく話が進行していくのも、自分のような集中力が衰えたおじさんには優しい作りでその点なんかもちょっとポイントが高かった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第29話
ニコ様の復活編。
敵側からの重すぎる問題提起による絶望がシリーズ終盤みたいな雰囲気で観ていて少し驚いた。
また、ニコ様の復活に触発されてガオウがガルガルの脅威レベルを現状プリキュアたちでは対応不能なレベルにまで大きく引き上げてしまう、という展開も皮肉なヒネリが利いていてちょっと面白かった。
「ONE PIECE」第1117話
バギーの「ひとつなぎの大秘宝」挑戦宣言編と、サボの革命軍本部生還編の二部構成。
サボ役が古谷徹から入野自由に交代。
レギュラーキャラではなく、久々の登場のせいもあってか、違和感は全くといっていいほどなかったな。
あと、イワンコフが登場したのを見て「そういえばコイツも不祥事で声優が交代しているんだよな」というのを思い出してしまったよ (苦笑)。
2024/08/17 (土)
「異世界スーサイド・スクワッド」第7話
シンカーが築いたゲート妨害要塞攻略編。
全編に渡って端正・濃厚なキャラ修正に、よく動く芝居・表情・アクション作画と力の入った仕上がりだったな。
特に後半のアクションシーンは枚数をかけた速く細かい動きが目立つ、かなり張り切った作りでなかなかに見応えのある内容だった。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第151話
「天空の棺」・デクVS.オールー・フォー・ワン=死柄木、決戦開始編。
馬越嘉彦作監(上竹哲郎と共同)回。
「天空の棺」に満を持してのデク参戦、そしてこの決戦のために用意された必勝の策が見事にハマってAFOを完封・圧倒、と最高にアガる展開を力の入った演出・作画で手堅く盛り上げる作りが上々だったな。
また、正直、何が起こっているのか、よくわからんが (苦笑)とてつもないことが起こっていることだけはよくわかる、廣田光平原画の「120%デトロイトスマッシュ」のインパクトもなかなかのもので素晴らしかった。
2024/08/16 (金)
「義妹生活」第7話
沙季の再テストに向けての勉強会が始まってからの日記と、沙季のバイト開始編の二部構成。
バイトしているときの沙季ちゃんのポニーテールがかわいかった。
ギャル味が減って若干幼い印象になるのが新鮮だったな。
あと、前半の日記の話は映像の再利用が多い「沙季の再テスト編」の半総集編的趣きもあるんだけど、映像の構成・演出、新作パートの使い方が凝っているので省力感を全く感じさせない仕上がりになっているのが上手かった。
「女神のカフェテラス」第19話
「Familia」社員旅行延泊編、続き。
社員旅行最後の夜編と隼くんのハミチン・ハミタマ騒動編と「千代田食堂」メンバーへの社員旅行報告会編の三部構成。
話の2/3が隼くんのハミチン話という脅威の下ネタ回(神回)。
旅行から帰宅してからもハミチン話が続く執着ぶりに慄いた (苦笑)。
カフェテラスの話じゃ全くないけれど「これが最終回でもよかったんじゃないか」と思ってしまうほど面白かったな。
隼くんのハミチンに端を発し、サイズ談義→ハミタマ追加→秋水の参戦→旅行から帰宅後・「千代田食堂」の面々も加えてサイズについての再検証→秋水のカミングアウトと、ハミチンひとつをお題にした話の転がし方・広げ方が無闇に上手い、才気煥発ぶりに圧倒される。
あと、ハミチンのインパクトのせいで完全に霞んでしまったが、前半の三段オチコントもベタを手堅く丁寧にこなしていてこちらもなかなかよく出来ていた。
2024/08/15 (木)
「【推しの子】(第2期)」第18話
あかねとかなの因縁の原点開示編。
あかねがかなの苦悩を理解した上でかなの現状をバッサリ否定するシーンと、ラストの「本気のかなちゃんに勝ちたい」のくだりの「空気が変わる瞬間を画で語る」演出のキレ味がなかなかよかった。
「恋は双子で割り切れない」第6話
雨宮慈衣菜登場編。
5話までのファーストエピソードでは三角関係を集中的に描くために人間関係は三角関係の当事者3人とそれぞれの相談相手に絞られたコンパクトな編成だったが、今回からは横への拡がりが感じられて新鮮だった。
新ヒロインの雨宮慈衣菜の登場が象徴的だが、琉実を弄るバスケ部の同級生達とか、純と亀嵩さんのやり取りとか、これまでにはない人間関係が垣間見えて印象に残ったな。
2024/08/14 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」第6話
もう一人の魔法少女・篝火花登場編。
火花ちゃんの変身BANKが相変わらず丁寧にエッチで眼福だった。
2024/08/13 (火)
2024/08/12 (月)
「菜なれ花なれ」第6話
温泉旅行編。
Cパートの百合の波動が凄すぎてこれまでの全てがまとめて押し流されてしまいそうだったなあ(苦笑)。
それはそうとスポーツウェア姿で温泉旅行に行く杏那ちゃん、浴衣を着ても乳・尻のボリュームが隠せない杏那ちゃん、と相変わらず杏那ちゃんがかわいくて、エロくて堪らんかった。
あと、今回は温泉旅行バカンス回らしいドラマやストーリーの進行は少し脇に置いといてキャラ描写やサービスを重視した内容にこれまでになく粒だった個々のキャラ立てが絶妙にマッチしていて面白かったな。
それに若干落ち気味だったキャラ作画が持ち直して安定して好調だったのもキャラ推しを前面に押し出した内容と見事に噛み合っていてなかなかよかった。
「Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」第6話
「クイズ動物さんの不思議」編と「ニュースライブオン」編の二部構成。
サバクツノトカゲの目から血液を噴射する能力のくだりで完全に「空裂眼刺驚」なのに「空裂眼刺驚」に関する言及が全くなかったのに驚いた。
もう「ジョジョ」っていまのオタクの子には通用しないネタなんだな(まぁ、もう12年も前のアニメだからな・・・・・・)。
2024/08/11 (日)
「逃げ上手の若君」第6話
小笠原邸潜入・綸旨強奪ミッション編、続き。
菊地陽子コンテ・演出回。
貞宗と市河のおっさん同士の密着おもしろ合体が情報量が増え、解像度が増すアニメになるとクレイジーさも可笑しさも増して最高だった。
全編に渡ってトリッキーで凝った画作りが横溢していて面白かったな。
また、画的な見応えも然るものながら、玄蕃、貞宗、市河、尊氏といった今回活躍する登場人物たちのエキセントリックなキャラクターと尖った演出がよくマッチしていて演出が徒に暴走しているわけじゃないところなんかも好印象でよろしかった。
「負けヒロインが多すぎる!」第5話
焼塩と綾野の浮気疑惑問題編。
変装伊達メガネ八奈見さんが大変かわいらしくて素晴らしい。
見事彼氏を勝ち取った「正ヒロイン」の朝雲さんも負けヒロインズに負けず劣らずなクセの強さだったけど、これはキャラを掘り下げると正負関係なくこの作品のヒロインたちはみんなだいたいこんな感じということなのか、それとも朝雲さんは負けヒロインズのなかでは比較的マトモで正統派な焼塩さんのライバルキャラだからバランスをとってこの有様なのか、観ていてちょっと気になったな。
あと、今回は八奈見さん役の遠野ひかるが今まで以上に挑戦的な怪演・奇演を披露していてその点なんかも面白かった。
「小市民シリーズ」第5話
伯林あげぱんロシアンルーレット騒動編。
二本の長編シリーズの間を埋める幕間話で単発読み切り編としてとてもよく出来ていた。
ロシアンルーレットの弾丸がハバネロと判明した時点でオチはだいたい読めるんだけど、詰め将棋やパズルを解くようにロジックを一つ一つ丁寧且つ明快に積み上げていく手際が実に見事で面白かったな。
また、Bパート冒頭(というか、CMを挟んでのくだり)とラストの落とし方も上手かった。
「ONE PIECE」第1115話
クザンとティーチの邂逅編、続きと、ガープVS.クザン編と、黒ひげ海賊団VS.ハートの海賊団・決着編の三部構成。
宍戸望演出の1話丸々作画アニメ回だった。
必殺技が炸裂するシーンなどの見せ場で一点豪華・瞬間風速的に作画力が跳ね上がる回はたくさんあったが、1話丸々作画力が高い、いわゆる作画アニメ回は久しぶりな感じがするな。
それこそ前回の宍戸望演出回(1100話)以来なのではないだろうか?
作画以外のところでは「黒ひげ海賊団の幹部たちを一瞬で制圧したクザンのヒエヒエの実の能力がガープ相手には間合いを保ち、機先を制するための牽制程度の効果しか得られない」という状況を1話のなかで描くことでガープの格の違いを示すかたちになっているのがわかり易くてよかったな。
2024/08/10 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第18話
A2とリリィの再会編。
全編に渡るA2さん弄りが楽しかったな。
まさかの乳母車には笑ったし、よりにもよってその状態でリリィさんとのアツい再会が果たされるのも面白かった。
あと、やっぱり二号タイプは下半身のボリューム感が堪らんな。
A2さんの尻・フトモモ・ガーターベルトを1話丸々たっぷりと拝めるのがとてもエッチで眼福だった。
2024/08/09 (金)
「女神のカフェテラス」第18話
秋水のお婆ちゃんの認知症問題編、続きと、「Familia」社員旅行延泊編の二部構成。
ドリルをしつこく3回も繰り返したのに笑ってしまった。
あと、ラストの秋水の乳揉みイベントは秋水の明け透けすぎる態度のせいで「露天風呂でガッツリ生乳を揉む」というドストレートなエロサービス展開なのにエロスも有り難みも皆無なのが逆になかなか凄かったな
(苦笑)。
2024/08/08 (木)
「【推しの子】(第2期)」第17話
2.5次元舞台「東京ブレイド」初日開幕編。
後半のメルトが殻を破るくだりは若干やりすぎな感じがしなくもないが、変幻自在なイメージの奔流が続くクライマックスの作画芸が極まっていてなかなかの見応えだった。
また、舞台のシーンは全般的にステージや客席の空間の捉え方が臨場感たっぷりでよく練られた作りになっているのに感心してしまったよ。
「デリコズ・ナーサリー」第1話
吸血鬼をモチーフにした舞台演劇シリーズの「TRUMP」のメディアミックス・スピンオフ。
吸血種青年貴族たちによる育児&事件捜査推理もの。
「吸血種連続殺人事件」捜査本部「ナーサリー」設立編。
中世欧州風貴族社会らしいひたすらに豪奢で美麗なキャラ作画、背景美術も大したものだが、それらを最高にカッコいいバランスでカメラに収めようと腐心されたレイアウトも秀逸で全編に渡って高いヴィジュアルの充実度が素晴らしかった。
「恋は双子で割り切れない」第5話
純と双子の三角関係リスタート編。
おそらく原作第一巻に相当にするエピソードの完結編、イケメンオタク少年が正反対のタイプの美少女双子姉妹から同時に愛されるという、ベタなオタク向けラブコメみたいな設定なのに、恋敵同士になった双子の関係性がピリピリしすぎ、双子が主人公を試し、翻弄するような言動を取りすぎ、どちらに転んでも深手を負いそうな緊張感がエグすぎてモテモテなのに全く羨ましくない状況がラノベものっぽくなかったのだが、那織が強引に全ての交通整理をしたおかげで最終的にラノベらしい甘さと夢のあるかたちにキレイにまとまっているのがよく出来ていて感心する。
「ジャンルの持つ『枠組み』や『作法』を壊し、好き放題ひっかき回して終わり」ではなく、最後はちゃんと型に収めて終わる、やりっ放しで終わらないエンターテイメントとして責任のある作りがよかったな。
あと、双子の直接対決シーンは「姉」という立場の呪縛から琉実を解放しようと緩急自在に揺さぶりをかける那織と、頭の良さも要領の良さも純との相性でも勝てない那織に対する唯一のアドバンテージである(と思い込んでいる)「姉」という立場に固執し、何としても死守しようとする琉実との攻防戦がシリーズ前半のクライマックスに相応しく見応えありまくりで面白かった。
2024/08/07 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」第5話
白夜の捕獲と拘束尋問編。
で、結局、白夜ちゃんのおしっこはどうなったの?
白夜の拘束シーン、脇と強調されたおっぱいと苦悶の表情と拘束というシチュエーションの四重奏が大変美味しくて堪らんかった。
2024/08/06 (火)
2024/08/05 (月)
「菜なれ花なれ」第5話
「スタウトレコード」閉店問題編、続き。
杏那ちゃんはやさぐれていてもかわいい。
あと、今回は杏那ちゃんのカポエイラの技のキレ味が凄かったな。
あとあと、「高崎中央銀座カーニバル音頭」は脇と腰のグラインドがエロくて大変よろしかった。
2024/08/04 (日)
劇場用アニメ「映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」(2016年3月公開作品)を地上波放送で観る。
「魔法つかいプリキュア!」をメインにした「プリキュアオールスターズ」長編映画シリーズ8作品目。
「プリキュアシリーズ」映画20作記念作品で「プリキュアオールスターズ」の春公開・連続シリーズとしてはこれが最後の作品になるらしい。
「プリキュアの涙」を狙う魔女ソルシエールの襲来編。
ミュージカルパートがあるのが特徴的。
2年前に「アナと雪の女王」がヒットしているからその影響だったりするんだろうか?
話は強引で大雑把、作画も粗が目立ち、劇場クオリティどころか、TVサイズとしても少し厳しいくらいなのだが、土田豊監督らしいサービス精神が全編に横溢していて思いのほか面白かった。
アクション、歌(歌劇)、 笑い、歴代プリキュアの客演といった「娯楽性の高い展開」がテンポよくコンスタントに配置されていて飽きさせない。
たぶんメイン視聴者層の(未就学児から小学生低学年までの)低年齢層を意識して徹底的にわかり易く、退屈しない構成になっているのに感心した。
あと、当たり前かもしれないがゲストヒロイン・ソルシエール役の新妻聖子の歌がメチャクチャ上手くて「ソルシエールの師匠から教わった歌こそが究極の魔法だった」というネタばらしにしっかりと説得力を与えているのがよかったな。
「負けヒロインが多すぎる!」第4話
文芸部合宿編、続きと、温水くんと八奈見さんの醜聞編の二部構成。
1~4話までのファーストシリーズ(たぶん原作第一巻に相当するとおぼしき話数)の物語のまとまり具合・完成度が高くて感心する。
最後に温水くんが傍観者や観測者ではいられなくなる急展開の劇的さ、ドラマの緊張感の高まりがまさにファーストシリーズのクライマックスに相応しい盛り上がりで素晴らしかった。
八奈見さんとの噂話が話の軸で、ちょっと良い雰囲気にもなるんだけど、結局、恋愛話には至らないギリギリのラインを攻める感じもよかったし、最後に恋愛を青春に差し替えて高揚感をキープしているのも上手かったな。
それに笑いの要素がほとんどない小鞠さんの失恋話でシリアスな雰囲気を高めてから、温水くんの話に移行する構成もよく出来ている。
一番いいたいこと、「負けヒロイン」の矜持みたいなものを温水くんと八奈見さんが八奈見さんの幼馴染み(失恋相手)に示すくだりが終盤の一番の山場でバシッと決まっているのも完璧だった。
あと、映像的には合宿編の夜の暗がりの表現、後半の温水くんの話の夏の日差しを受ける校内(非常階段・教室・部室・校舎裏・屋上)の陰影にいつも以上に力が入っていてなかなか印象的だった。
「ONE PIECE」第1114話
ハチノスからのコビー救出ミッション編、続き。
見せ場の超必殺技「ギャラクシーインパクト」のシーンはアクション作画芸が相変わらず凄いことになっていた。
あと、今回は終盤のクザンのシーン一連が演出も子安武人の芝居も矢鱈に渋くてえらくカッコよかったな。
「杖と剣のウィストリア」第4話
魔導大祭前夜編。
池田成コンテ回。
クライマックスのウィルとユリウスの衝突シーン、善と悪の対比、両者の感情・キャラ立てが明快にそそり立っていてわかり易くメリハリの利いた作りになっているのがなかなかに良い塩梅だった。
2024/08/03 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第17話
A2率いるヨルハ残存部隊とローズ率いるレジスタンス部隊の機械生命体のサーバー破壊ミッション編。
第6話・リリィの過去編のA2サイド視点編で第6話の補完&答え合わせ。
本当に第2クールに入ってから捨て回・ハズレ回がないというか、重要話数しか存在しないな。
A2視点による第6話の語り直しということで戦闘指揮官どころか、そもそも兵士・戦士に向いていない穏やかで優しく無垢なA2の人物像をさらに掘り下げ。
その解像度が上がったA2のキャラクターに、当然のように碌でもない不可解な任務の真相も加えることによって、A2とリリィ以外全滅ENDの悲劇性をよりいっそう高める内容になっているのがよく出来ていて今回も見応えある仕上がりだった。
2024/08/02 (金)
「女神のカフェテラス」第17話
カフェレストラン「Family」改め定食屋「千代田食堂」リニュールオープン編と「Familia」の社員旅行編の二部構成。
OPに先代「Familia」メンバーのカットがサブリミナル的に追加される。
「Family」のリニューアル、「Familia」との競合を避ける配慮はいいんだけど、何だか一気に「華」がなくなってしまったな (苦笑)。
「Familia」での共同生活のなかで押さえつけていたフラストレーションが爆発したのか、流星、紅葉、白菊が隼くんの恵方巻きをいただく気満々なのが可笑しかった。
また、その後の秋水の家庭事情編がはじまってからの内容・テンションの落差も凄かったな。
2024/08/01 (木)
「【推しの子】(第2期)」第16話
2.5次元舞台「東京ブレイド」初日開幕直前編。
主要登場人物各々の因縁・問題点の再確認をして舞台開幕目前の高揚感をグッと盛り上げる手堅い作りがよく出来ている。
鴨志田のナンパシーン、まさに淀みのない流れが鴨志田のナンパ慣れっぷりを迫真性たっぷりに描いていて見事だったな。
みなみが鴨志田の手際のよさに圧倒されつつも最終的には顔を確認して「ま、イケメンだからいいか」みたいな感じになるのが何か矢鱈にリアルだった(苦笑)。
また、その後の鴨志田とナンパを阻止したメルトとの口論もよかったな。
強引なナンパの手口でヘイトを存分に高めた鴨志田がメルトの正論をメルトの急所を容赦なくつく切り返しで論破し、完勝する流れが、無駄のなくコンパクトにまとまったやり取りだけで鴨志田のヒールとしてのキャラを一気に確立するかたちになっていて上手かった。
「恋は双子で割り切れない」第4話
純と那織の水族館デート編。
那織が姉に対する最大のアドバンテージである尻(パンチラ)と乳を使って大攻勢。
ベタだけど元カノ(双子姉)とデートで行ったところで今カノ(双子妹)とデート、双子が互いに自分以外の純と姉/妹のためを思って動くもそれが全く相手のためになっていない、という状況が相変わらずの意地の悪さでよろしかった。
あと、那織のパンチラシーンは現物は映さないのにしっかりとエッチで楽しい仕上がりになっているのが上手くてなかなかよかったな。
2024/07/31 (水)
2024/07/30 (火)
「NINJA KAMUI」第5話
AUZAシティ潜入編、続き。
後半のヒガンのカチコミ鏖殺展開→ヒガンVS.「グソク・ギア」軍団戦と、マイクのカーチェイスがともにアクションアニメとして作画・ボリュームいずれも見応えがあってよかったな。
また、ヒガンVS.「グソク・ギア」軍団戦も、マイクのカーチェイスも圧倒的に形勢が不利でどうやって切り抜けるのか、最後までわからない緊張感のあったのも面白かった。
あと、エマ=ピンクの「グソク・ギア」の中の人=ヒガンの謎の協力者っぽいのにはビックリしたな。
熱血ベテラン刑事の相棒がどこかひょうひょうとした若い女性刑事というのはイマイチしっくりとこない組み合わせだし、何よりOPでの扱いの大きさが怪しかったがこんな秘密があるとは全く思わなかったよ。
「SHY」第17話
黒球への突入開始編。
ドキ襲来、「かわいいもの好きの男の子の生きづらさ」でまさかの「先輩はおとこのこ」とテーマが被る。
ただドキは自分自身もかわいくするところまで行っていないぶん、まこと先輩に比べると深刻度はまだ浅いかな。
2024/07/29 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第4話
テリーマンVS.マックス・ラジアル戦の決着編。
「予告でネタバレ」は当然あえてやっているんだろうけど、そのことには言及しない、節度の利かせぶりがなかなかに良い塩梅だった。
マックス・ラジアルはあれだけ散々大口を叩いておいて正面切ってのゴリ押し力業勝負で体格差・超人強度差が大きく開いたテリーマンに負けるのか。
あと、「メディカルサスペンションがどのタイミングで終了するのかはわからない」ということを無視したまま、どんどん話を進めようとする完璧・無量大数軍の鳥頭ぶりがヒドすぎた(笑)。
俺が正義超人だったら「だからメディカルサスペンションがいつ終わるかわからないっつってんだろ!」ってさすがにもうキレていたと思いますよ。
「菜なれ花なれ」第4話
杏那ちゃんのバイト先「スタウトレコード」閉店問題編。
ロリ時代の杏那ちゃんのパンチラ金髪幼女逆立ち回転キックを食らった男子たちはきっと特殊性癖に目覚めたと思う。
これまでの音痴な詩音、脳内は忙しない涼葉に続き、寝起きが悪い穏花、幼少期は一匹狼だった杏那と、このアニメのヒロインたちのテーマは二面性なのね。
寝起きは態度も声も悪い穏花ちゃんのギャップ萌えがなかなかのもので美味しかった。
あと、やっぱり明るく元気のよい杏那ちゃんがヒロインズのなかでは一番かわいいな。
「Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になっていた」第4話
フィットネスゲーム配信編と他のライバー配信見学編と歌コラボ収録編の三部構成。
朝霧晴のヴァイスシュバルツ配信のくだりに声優・制作会社繋がりで「ハイスクールD×D」のリアス・グレモリーが登場するサプライズ。
当該シーンは原画も「ハイスクールD×D」のキャラデザ・総作監のごとうじゅんじが担当していてまさに完全再現だった。
2024/07/28 (日)
「負けヒロインが多すぎる!」第3話
文芸部合宿編。
海で水着回。
小鞠さんはただのぼっち便所飯陰キャではなく「負け“ヒロイン”」だから顔面(の素材)はいいのか。
焼塩さんの日焼け跡が2話連続でエロい、そして八奈見さんは意外とけっこうおっぱいがデカい。
焼塩さんが本当に良い娘で、本当にアレな八奈見さんとのコントラストが際立ち、「負けヒロイン」同士でも一括りにはできない幅があるのがよろしかったな。
あと、ヒロインたちは「負けヒロイン」だから主人公の温水くんとも原則的に恋愛フラグは立たないのね。
ただ「恋愛フラグは立たない」=「女の子たちからあまり良い思いをさせてもらえない」主人公だと美少女ものとしては厳しい部分があるのでその救済措置としてあの守護天使のような謎の妹がいる、という構造なんだろうなあ。
「エルフさんは痩せられない。」第4話
獣人編とオーク編の二部構成。
獣人編、人気女性声優に「ちんちん」ってワードをたくさん言わせたいだけの話だったな。
しょうもないにも程があるが、まぁ、正直嫌いではない。
「わんだふるぷりきゅあ!」第26話
酷暑編。
オチの忘れ事ネタが二段構えになっているのが上手かったな。
つーか、メエメエの存在感が強すぎて刺繍糸の買い物の話はおじさんも完全に忘れていたよ。
最後に気持ちよく一本取られたような感覚になれるところがなかなかよかった。
2024/07/27 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第16話
2B&9Sの地上への脱出と逃走劇→2Bの討ち死に(?)編。
第2クール初回は9Sが死ぬ話だったが、今度は2Bが死ぬ話。
(まぁ、これで完全に退場するようなことにはならないんだろうけど)
第2クールに入ってからまさに毎回がクライマックスという感じだな。
今回も怒濤のような展開で面白かった。
完全に孤立無援状態となった2Bと9Sコンビに容赦なく次々と機械生命体、ウイルス汚染されたヨルハ部隊が襲来する、という1話丸々逃走戦展開を悲壮感・緊張感・スピード感たっぷりに描いていてハードなアクション悲劇としてなかなかに見応えのある内容だった。
2024/07/26 (金)
「女神のカフェテラス」第16話
「Family」の閉店→「Family」メンバーの「Familia」居候編。
ヒロインズのお着替え中に突撃するお色気サービスシーン、メイン&ライバルヒロインチーム合計10人の下着姿をパノラマで一挙にとらえ、最初の着替え中に隼くんが突撃した瞬間→バックショット→再び正面と3カットで繰り返しじっくりと現場を見せる構成になっているのがなかなかの念の入りようで好かったな。
2024/07/25 (木)
「恋は双子で割り切れない」第3話
那織の告白問題編、続き。
3話目にしてようやっと主人公の純の主観が積極的に描かれる。
今回は主人公と双子ヒロイン3人まとめて混ぜっ返される展開でメチャクチャ面白かったなあ。
双子とその幼馴染みの関係だから他人よりも互いの機微には敏感で言葉にせずともわかること、伝わることは多々ある、というのは事実ではあるけれど当然万事に当てはまるわけではない。
しかし当人たちはその特別な関係性を過信してこの三角関係における決定的な部分についての認識の共有を怠った。
その結果、それぞれの思惑はいずれも大きく崩れ、三者の歯車はますます噛み合わなくなっていく。
・・・・・・という齟齬が誤解を、誤解が軋轢が生む複雑な人間模様が恋愛ドラマとしてとてもエキサイティングな内容になっていて素晴らしかった。
2024/07/24 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた」第3話
ミラVS.御使い編。
華奢なクセして意外と出るところはしっかり出ている白夜の恵体が栄える、キャバクラのくだりはもっとじっくりと描いて欲しかった。
あと、御使いが着ぐるみみたいにデカいのは予想外すぎて面白かったな。
「銀河英雄伝説 Die NeueThese」第28話
帝国宰相ラインハルトの内政改革編。
オーベルシュタインの犬、個人的に好きすぎるので今回メチャクチャフィーチャーされていたのには観ていてちょっとテンションが上がってしまったよ。
2024/07/23 (火)
「SHY」第16話
黒球による東京断絶封鎖編。
ラストの突入メンバーを選抜→出陣の絵面が完全に「よし、かわいい子しかいないな」って感じで面白かった (笑)。
2024/07/22 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第2話
テリーマンVS.マックス・ラジアル編。
今回からEDが解禁。
エンディングディレクターにげそいくお。
これは素晴らしいファンムービーだな。
旧シリーズのPV的な内容で旧シリーズを総ざらい。
原作の再現性が高いヴィジュアル、矢鱈に凝っていてセンスのよい画面設計がなかなかのもので全編通して大変見応えのある仕上がりだった。
「しかのこのこのここしたんたん」第3話
こしたんVS.鹿編と、餡子と馬車芽の都立日野南高校入学&シカ部入部編と、第一回シカ部活動方針会議編の三部構成。
こしたんのオリジナルソングが中の人が(おそらく)世界一オリジナルソングを歌った声の持ち主だけあって大変な傑作だったな。
無闇に長い(1分半もある)のも、まさに思うがままって感じの歌詞も可笑しかったが、何よりダンス作画が地味にきめ細かく、矢鱈に上手いのがメチャクチャイカしていて素晴らしかった。
「菜なれ花なれ」第3話
涼葉×詩音の百合コメ編とかなたのイップス克服編の合わせ技。
涼葉×詩音の話も、かなたの話も濃厚で今回も中身がみっしりと詰まっていたな。
内面と表の態度が全くもってリンクしない涼葉の空回り百合コメ展開があざといくらいにギャップ萌えが極まっていて楽しかった。
あと、ヒロインズが基本的にお行儀がよく、大人しめな性格の子ばかりなせいか、杏那ちゃんの唯一、直感・直情的で元気がよく、奔放なキャラが際立っていて全体のアクセントとして上手く利いているのもなかなかに良い塩梅だったなあ。
2024/07/21 (日)
「負けヒロインが多すぎる!」第2話
焼塩檸檬の失恋編。
「負けヒロイン」たちはみんな八奈見さんみたいに人間性に問題がある人たちばかりなんだろうな、と思っていたけど、そうではなかった。
近年の酷暑を思うと全く笑えないシチュエーションなのでコントそのものに関してはイマイチノレないところもあったが、フェチシズム漲る日焼け跡を見せつけながらトップレスで迫ってくる焼塩さんはやはりエロくて堪らんかったな。
あと、今回は小鞠さんの「デュフフ」笑いが絶妙なさじ加減で矢鱈に上手かったのもちょっとポイントが高かった。
「ザ・ファブル」第16話
アキラVS.熊、洋子VS.ユウキの再戦二元同時中継編。
男たちは熊には勝ったが、洋子には勝てなかった、というオチ (笑)。
これは大変素晴らしい傑作回だったなあ。
仁義なき熊との戦いと仁義なき男女の戦いを同じ熱量で描きつつ、クロスオーバーさせる構成があまりにも面白すぎる。
また、洋子VS.ユウキのバトルは実況・解説役としてマスターを配置し、積極介入させることで前回の対決とはひと味違った変化をつけてくるところなんかもソツがなくって上手かったな。
それに内容の充実度を考えれば正しい判断だとは思うけど、洋子のキャラ修正がいつになくガッツリ入っていて作画が普段よりも格段に良いのもなかなか好印象だった。
あと、アキラサイドに関してはアキラがクロちゃんと一緒に山ごもりすることを何だかんだでけっこう楽しんでいて、最終的にはクロちゃんのことを気に入ったように見えるところが微笑ましくって(?)よかったな。
「小市民シリーズ」第3話
中間テストの放課後と小佐内さんの盗まれた自転車の行方編。
小佐内さんが報復宣言をするくだりの画面が真っ赤になるわかり易い恐怖演出もインパクト大でよかったが、窃盗犯と遭遇してから小佐内さんの苛立ちと怒りがどんどん抑えきれなくっていき、じりじりとボルテージが危険域に向かって高まってく感じも迫真性と緊張感の出し方が上手くてなかなかよろしかったな。
「わんだふるぷりきゅあ!」第25話
夏休みの自由研究編。
海で水着回。
前回に引き続き、まゆちゃんの悟くんイジりがヒドい調子のコキようだったな。
この辺のさじ加減が上手く利かないところなんかもコミュ障っぽいといえばコミュ障っぽいけれど(苦笑)。
「杖と剣のウィストリア」第3話
エルファリアからの勅令編。
乳首券発行回。
本作は男の乳首をしっかり描く系アニメだったか。
あと、今回は三つ編みメガネが大変キュートだったのでアイリスさんは永遠に変装をしていればいいと思ったよ。
2024/07/20 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第15話
殲滅作戦の失敗→バンカーの壊滅編。
まさに「おしりを出した子 一等賞」って感じでお尻を出したら強くなる2Bさんに笑ってしまう。
前回の逆転負けを2Bサイド視点から語り直し、2Bと9Sの合流と脱出、バンカーのハッキングと壊滅と、前回に引き続きまさに「怒濤の展開」といった感じの大ピンチの畳みかけが本当に見どころ満載な内容で面白かった。
「異世界スーサイド・スクワッド」第3話
帝国の要塞攻略ミッション編。
デッドショットさん、「スーサイド・スクワッド」のなかでは唯一マトモにコミュニケーションができそうな感じだったが、やはりこのメンバーに選ばれるだけのことはある難物だった
(笑)。
今回は囚人服から決まりのコスチュームに着替えるAパートラストから要塞攻略戦がはじまるBパート全般のアクション作画がなかなかに充実していてよかったな。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第149話
死柄木=AFOVS.雄英BIG3編。
ラスボスとの最終決戦ということで今回もクライマックスみたいな盛り上がりだったなあ。
サンイーターの「混成大夥 波動砲(プラズマキャノン)」の発動、爆豪の覚醒と敗死が大きな見どころらしく映像的になかなかに気合いの入った仕上がりだった。
2024/07/19 (金)
「義妹生活」第3話
悠太と沙季の打ち明け話編。
今回は上野壮大監督のコンテ・演出(共同)回で主人公義兄妹が互いに「異性の元親が原因の異性に対する不信感」という人格形成・行動原理に深く関わる内実を打ち明け合う重要話数に相応しい力の入った内容だったな。
ドアや窓、通路などで画面を仕切る枠を作ってそこに人物を収めるレイアウトの多用が印象に残る。
序盤のクライマックスといもべきドラマの盛り上がりに対してこれまで以上に極まっている静謐で低温な画作りという相反する組み合わせが「まだ兄妹になったばかりでいろいろすり合わせ中」の主人公二人の緊張感を上手に表現していてよかったな。
「先輩はおとこのこ」第3話
まことの女装終了(最終的には撤回)と創立記念パーティー編。
思わず「いい最終回だった」と言いたくなるような幕引きと、初回から今回まで全三話通しての完璧なまとまりよう。
1話から3話までを串つなぎにして本編正味60分程度の中編アニメ映画としても成立しそうなくらいストーリーの起承転結・緩急の利いた構成が上手かったな。
クライマックスの「出会いと構図が逆転するまことと咲」も見事な係り結びとキレイな着地で素晴らしかった。
あと、今回はまことがロッカーをひっくり返して「かわいいもの」を処分するくだりも自傷行為にしか見えない痛ましさでなかなか印象的だったな。
2024/07/18 (木)
「戦国妖狐 千魔混沌編」第1話
3ヶ月間の充電期間を挟んで再開した「戦国妖狐」の分割3クール、第2、第3クール目初回。
千夜の覚醒と旅立ち編。
相変わらずのダイジェスト風味。
主人公パーティが真介以外一新されても視点が散漫でどこか漫然とした語り口も変わらない。
「世直し姉弟編」は何だかんだでキャラもアクションも作画は平均的によかった印象があるのだが、今回はシリーズ再開一発目だというのにそこも微妙で初っ端から先行きが不安になってくる内容だった。
「【推しの子】(第2期)」第14話
吉祥寺先生からアビ子先生への教育的指導編。
おそらく原作連載時は「旬な存在」だったんだろうけど、今年3月、予定通りひっそりと閉館した「IHIステージアラウンド東京」を(本当に)今さらながら猛プッシュする展開に思わず苦笑してしまう。
漫画家の内実を赤裸々に明かし、愛憎が激しく入り混じる吉祥寺先生VS.アビ子先生の師弟対決バトルトークが素晴らしかった。
師弟というか、最早家族のような二人の情の深い関係性にグッとくる。
また、締め切り間近という修羅場を舞台に漫画家の業の深さ、漫画家業のブラックさをさらけ出す展開も状況と話題のかけ算が緊迫感に拍車をかけていて面白かった。
あと、伊藤静と佐倉綾音の丁々発止な掛け合いもこの対決の熱量を更に底上げしていてなかなかに聴き応えのある内容だったな。
・・・・・・というか、いまさらだけど吉祥寺先生役が伊藤静なのはこの展開を見越しての配役だったのね。
「恋は双子で割り切れない」第2話
ゴールデンウィーク、純と那織の映画鑑賞デートと、告白→交際開始編。
悪意全開で解釈すると「私みたいなどこへ出しても恥ずかしくないバスケ美少女は今後も『出会い』のチャンスはたくさんある(はずだ)けど、私と同じ顔で容姿は優れていても中身がサブカルクソ女な妹の引取先はそうそうないので私のお古でよければ譲ってあげるわ」みたいな話だったな。
全体的に会話劇がよく練られていて面白かった。
主人公と妹、父親たちとのじゃれ合うようなサブカル・オタトークも楽しいし、三角関係に関する話題のそこはかともなく緊張感の漂うやり取りもよく出来ていて上手かったな。
2024/07/17 (水)
2024/07/16 (火)
2024/07/15 (月)
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第1話
完璧・無量大数軍襲来編。
所属する団体(?)への「報連相」全部無視して勝手に条約に署名したネプチューンマンが大体悪い (笑)。
たぶんこの調子で最後まで貫徹してくれるんだろうけど、「第0話」に引き続き本編第1話も原作のイメージを丹念に再現した映像がよく出来ていて感心する。
また、ジェロニモ、カナディアンマン、スペシャルマンが早速安定の噛ませ犬っぷりを披露する展開も「お約束」をキッチリと押えた作りで旧作世代的には嬉しかったな。
ただ、(これも原作通り、原作の味なのかもしれないが)台詞が押し並べて説明的で、その説明的なやり取りを通して物語の全てが進行していく感じなのは観ていてちょっとシンドかったよ。
「菜なれ花なれ」第2話
杏那の動画企画会議と、詩音の夢と、かなたのオーディションの三題噺編。
不埒者には出会い頭に跳び蹴りくれる、このくらいはブラジルでは当たり前のバイオレンスということなのか (笑)?
やはりメインヒロイン6人は多すぎるのか、交通整理が大変そうだな。
今回は小父内さんに「ほんのりストーカー」されたり、音痴をご開帳したり、パーフェクトお嬢様キャラを様々な角度から早々に崩されて悶える詩音ちゃんが大変かわいらしくてなかなかよかった。
2024/07/14 (日)
「天穗のサクナヒメ」第2話
ヒノエ島到着、島での共同新生活の始まり編。
初回ではただのクソガキだったサクナヒメが「神」=「上に立つもの」としての資質を示す展開。
2話目で早くもあっさりと主人公の印象が良い方向に覆ってしまったので「本当は1時間枠をとって初回でここまでやりたかったんだろうなあ」とか、ちょっと思ってしまったよ。
あと、今回は共同生活をすることになる庇護対象の人間たちがことのほか無能集団でサクナヒメが自ら動き、働かないことには何も回らない状況がサクナヒメに「神」たる者の自覚と責任を生ませる展開も話の流れに無理がなくってよかったな。
「逃げ上手の若君」第2話
時行の兄・北条邦時の仇討ち編。
アクションシーンなど、要所要所のトリッキーな作画芸が良いアクセントになっていた。
あと、今回は五大院宗繁役の伊丸岡篤のノリノリな怪演ぶりも今回のみの出番で早々に退場するとはいえ、「時行の最初の敵」に相応しいインパクトがあってよかったな。
「ATRI -MY Dear Moments-」第1話
海面上昇により地表の大部分が海に沈んだ近未来を舞台にしたノベルゲー原作のSF美少女もの。
美少女型ロボット・アトリのサルベージ編。
全体的に丁寧に作られていて悪くはないが、正直「一昔前のエロゲー(アニメ)みたいなノリが懐かしい」以上でも以下でもない印象だった。
強いて言うなら見た目は長身・クールでカッコいい主人公の行動が失敗続きでひたすらカッコ悪いのは観ていてちょっと気になったかな。
「主人公にとっていまが人生のどん底だから」ということなのかもしれないがとにかく様にならなさすぎて気の毒だった (苦笑)。
「負けヒロインが多すぎる!」第1話
タイトル通り「負けヒロイン」にスポットを当てた美少女コメディ。
八奈見杏菜の失恋編。
八奈見さんは最早「負けヒロイン」なんて枠には収まりきらない「面白ヒロイン」なのではないかな? (笑)
「出オチみたいな安いメタネタをTVアニメ最高レベルのクオリティで料理することのギャップ」が本題の「負けヒロイン」云々のヒネリ以上の異彩を放っていて面白かった。
最初は大して親しくもない相手から飯をたかる八奈見さんの図太さが普通に嫌な感じだったけど、主人公とのやり取りの積み重ねのなかでその難点が「愛嬌」へと昇華されていく流れがよく出来ていて上手かったな。
あと、「最後にヒドいオチがつくんだろうな」と思いながら観ていたら、チクワが謎なだけで他は普通にキレイな青春ものみたいな感じで終わったのが逆に薄らと狂気を感じさせるものがあってなかなか印象的だった。
「ONE PIECE」第1112話
シャンクスVS.キッド、リベンジマッチ編。
塗泳策作監回(何紫薇と共同)。
原作では瞬殺だったキッドの最期を超絶アクション&エフェクト作画でたっぷりと魅せる/見せる、近年のアニメ「ONE PIECE」の重要バトル展開らしいゴージャスな作りが素晴らしかった。
「杖と剣のウィストリア」第2話
エドワルド先生の実技補習編。
純情教師エドワルド、生徒の恋バナに発狂 (笑)。
Bパートのコンテを「ブラッククローバー」でも吉原達矢監督の右腕としてアクションを支えた椅子汰が担当。
だだっ広い平面が拡がる実技場というステージを活かしたワイドでダイナミックなバトルアクションがなかなかに見応えのある仕上がりだった。
あと、OPのコンテが池田成だったのにはビックリしたよ。
自分が最後に名前を見たのは10年前の「スペース☆ダンディ」だったので久しぶりすぎて驚いたが、調べてみたら自分が目にしていなかっただけでその間もBN
Picturesの作品を中心に数年に一回くらいのペースで仕事は続けていらしたのね。
勉強不足で知らんかったよ。
2024/07/13 (土)
「NieR:Automata Ver1.1a」第14話
全ヨルハ部隊による殲滅作戦編。
前回と同様にシリーズ序盤からトバしてくる攻めた構成が好印象。
1話丸々大規模戦闘回で派手で迫力のある戦闘描写・メカ描写が盛りだくさん。
また、前回と同じ「同士討ち」が主人公バディ同士から全ヨルハ部隊規模に拡大し、盛大な逆転負けをする展開の凄惨さ、緊迫感もなかなかのもので思わず見入ってしまったよ。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第148話
群訝山荘跡地・AFOVS.エンデヴァー&ホークス&常闇&耳郎戦、続きと爆豪の新必殺技「ハウザーインパクト」炸裂編。
今回の見せ場のエンデヴァーの突貫と爆豪の新必殺技発動シーン、どちらも映像、役者の演技ともに内容に見合った非常に熱量の高い仕上がりでとても良い塩梅だった。
2024/07/12 (金)
「ラーメン赤猫」第2話
珠子の皿洗い/黒子衣装デビュー編と迷惑系YouTuber来店編の二本立て。
冒頭の珠子さんのコスプレショー、恥じらう姿と意外と大きいおっぱいと似合いすぎなメイド服がどれもエッチで最高だった。
「女神のカフェテラス」第14話
幕澤家お宅訪問編とカフェレストラン「Family」開店編の二部構成。
秋水の「暗黒聖闘士」ってツッコミが正解すぎ、世代的に直撃すぎて笑ってしまった。
「Family」のウエイトレスたちが「Familia」のヒロインたちの誇張モノマネみたいになっていて絶妙にムカつく感じなのが面白かったな。
あと、今回は「店員がこんな頓痴気な感じなら放っておいても勝手に自滅するだろ」と思っていたら「あの店員たちもそのうちおかしなキャラをやめて普通のウエイトレスになるだろうし」とか、隼くんの的確なフォローがしっかりと入ってきたのにも何だかちょっと苦笑してしまったよ。
2024/07/11 (木)
「【推しの子】(第2期)」第13話
「東京ブレイド」原作者・鮫島アビ子先生のちゃぶ台返し編。
「漫画のメディアミックス化」における構造的な問題点・悪弊をわかり易く丁寧な解説で浮き彫りにする話。
被害を訴え、糾弾する立場の原作漫画家を極めてエキセントリックなキャラに、被害を訴えられ、糾弾される立場の舞台脚本家を自制を貫き通し、大人の対応ができるキャラに、そして語り部をかつて「漫画のメディアミックス化」で痛い目に遭った経験があるものの、完全な部外者・第三者の立場からフラットな視点で状況を俯瞰できる漫画家にする、キャラ配置のバランス感覚がまさに絶妙としかいいようがなくって素晴らしかった。
「恋は双子で割り切れない」第1話
タイトル通り主人公の男子と幼なじみの双子の姉妹による三角関係ラブコメもの。
三人の出会いから純と琉実の交際から破局までの顛末編。
双子姉妹が恋敵同士になってしまった状況を愛憎・自己嫌悪たっぷりに描いていて想像以上に湿度の高い内容だったな。
初回からけっこう踏み込んだ心理描写の数々、事の顛末を姉妹両者の視点から繰り返し描く表裏一体な構成に、力の入った丁寧な演出・作画とお話的にも画的にもなかなかに見応えのある仕上がりになっていて面白かった。
2024/07/10 (水)
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」第1話
悪の組織の参謀とそれと敵対する魔法少女の善悪禁断ラブコメもの。
悪の組織の参謀・ミラと魔法少女・白夜の邂逅編。
「令和の時代に少女のメインヒロイン役に中原麻衣って凄いな」と思ったが、2015年リリースのドラマCDとキャスティングが同じなのか。
2015年でも十分に中原麻衣はメインヒロインをやるポジションではなくなっていたと思うけど(「SHIROBAKO」で興津さんやっていたり、「冴えない彼女の育てかた」で英梨々の母親やっていたりしていた頃だからな)、ドラマCDってアニメより堅いキャスティングをする傾向にあるから約10年前のドラマCDならまだその位置にいたのかもな。
ま、それはさておき。
飯塚晴子キャラデザ、新井伸宏総作監、ボンズ制作という陣容による繊細で美麗なキャラ作画が眼福だった。
特に一枚一枚丁寧に服を着せていく白夜の変身シーンがエロ美しくって素晴らしかったな。
「異世界失格」第1話
心中好きの文豪が主人公の異世界転生もの。
センセーの異世界転生編。
太宰治モチーフの主人公に神谷浩史という声優ネタキャスティング。
「さよなら絶望先生」のアニメもスタートから数えるともう17年も前の作品なんで最早逆にネタとして扱われる立場になってしまったのね。
神官ちゃんも猫耳ちゃんもヒロインがかわいくてエッチなのがとても素敵でよろしかった。
「銀河英雄伝説 Die Neue These」第26話
双璧の四方山過去語り編。
エヴァンゼリン、いまのところ作中の女性キャラのなかで一番少女っぽいんだけど人妻なんだよな。
双璧の過去語り、いろんなメディアで何度も読んだり、観たりしても「ロイエンタールの壮絶な母親との確執」よりも「17歳ときに12歳の女の子に一目惚れしたミッターマイヤー」の方が衝撃度・困惑度が高くて参ってしまう
(苦笑)。
2024/07/09 (火)
「真夜中ぱんチ」第1話
動画投稿配信×吸血鬼もの。
真咲(まさ吉)の「はりきりシスターズ」脱退とヴァンパイアのりぶとの出会い編。
今期3本あるP.A.WORKS制作作品の三本目。
炎上系動画投稿配信者と吸血鬼という組み合わせは今風でキャッチーというよりちょっと安易な感じに見えてしまった。
美少女キャラであることを忘れてしまうほどのまさ吉のヤサグレぶり、酒乱ぶりはなかなかにヒドくてそこはちょっと面白かったな。
2024/07/08 (月)
「しかのこのこのここしたんたん」第1話
頭にツノの栄えた鹿少女(?)が主人公の美少女コメディ。
鹿乃子のこの都立日野南高校転入編。
太田雅彦監督、大隈孝晴副監督、あおしまたかし脚本・シリーズ構成の三頭体制アニメ。
何かちょっと久しぶりだな、と思ったら「うちのメイドがウザすぎる!」(2018年)以来6年ぶりの座組なんだな。
「みつどもえ」(2010年)から約9年間ほぼ毎年のように新作を手がけていてヒット作の「ゆるゆり」(2011年)を筆頭に一時代を築いた感があっただけにまたこのチームが復活してくれたのは本当に嬉しい。
緩急自在な構成でテンポよく、笑いどころやキャラ萌えシーンや意味のよくわからないくだりを畳みかけてくる作り、終始途切れることのないエンターテイメント力(ちから)の高さにいちいち感心してしまったよ。
「菜なれ花なれ」第1話
チアリーディングを題材にした美少女学園もの。
小父内涼葉の存在を軸にしたヒロインたちの邂逅編。
今期3本あるP.A.WORKS制作作品の二本目。
「色づく世界の明日から」(2018年)以来、6年ぶりのP.A.WORKSオリジナルの美少女学園もの。
キャラクターの描線と髪の影がアブノーマルカラーなのが特徴的。
柿本広大監督は延々と「BanG Dream!」を作り続ける監督人生になりそうな感じだったので「BanG Dream!」ではないアニメを手がけるのは何だかちょっと意外な感じ。
説明的な台詞を極力用いずに話の流れのなかで6人もいるヒロインたちの性格・状況・関係性を上手に描き、捌いていく作りがなかなかによく出来ていて上手かった。
「キン肉マン 完璧超人始祖編」第0話
TVアニメ「キン肉マン」の32年ぶりの続編。
キン肉マンVS.テリーマンのスパーリング編。
「第0話」と銘打って描かれる旧シリーズのおさらい/名シーンダイジェスト。
途中まで「このペースでやって旧シリーズの総ざらいができるのか」と思ったけど、現場に主な対戦相手がいなくなった「黄金のマスク編」からペースアップし、最後の「王位争奪編」は速攻で畳んで何だかんだでキッチリと収めたな
(苦笑)。
内容的にはファンムービーのお手本のような印象だった。
原作イメージを的確に再現したキャラデザインと濃厚なタッチのキャラ作画で原作の名シーンを原作の大コマ、見開きの迫力そのままに描き出している。
名場面集的な構成なのでそういった見せ場が1話のなかで何度も連続して披露される、ファンの観たいもの、観たかったものを存分に堪能させる作りが徹底していてよろしかったな。
「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」第1話
タイトル通りそのまんまな内容のVTuberを題材にした美少女コメディ。
VTuber心音淡雪の配信切り忘れ事件勃発編。
「萬字ル武社亜(まんじるぶしゃあ)」とかいう超剛速球な下ネタが俺の心の中の中学生に刺さりすぎて堪らんかった (笑)。
配信者がリアルでもアバターの姿のままなのがよくわからなくて困惑したが、生々しくしすぎなくするための予防処置だったりするのかな。
淡雪さんのやらかしに対する反応が身内も観客も世間も全面的に優しすぎるのが全くもって「リアル」じゃないところからも察せられるが、「清楚系のフリをしていたが本当はだらしなくてヤバイ淡雪さん」という設定のキャラクターの話ではあるけれど、VTuberの内実を暴くような話ではない、ということなのかもしれないな。
ま、それはさておき内容的には「不徳のギルド」の朝岡卓矢監督らしいキレ味、遊び心の効いた演出が観ていてなかなか楽しかった。
また、淡雪さんの酒乱ぶりやグータラぶりをエロくなりすぎず、下品になりすぎず、不快感を与えすぎず、嫌みなく演じきる佐倉綾音の好演ぶり、キャラ・作品への理解力の高さも相当なもので素晴らしかったな。
2024/07/07 (日)
「エルフさんは痩せられない。」第1話
デブ専向けの異世界ファンタジーヒロイン来訪もの。
絵留札さんのダイエット(とリバウンド)編。
完全な出オチだけど、デブネタはけっこう鉱脈が大きそうだし、15分尺で1クールならネタ切れ、マンネリ化する前に完走できそうな感じもするな。
あと、人気女性声優たちの汚い演技がたくさん聴けそうなところも今からちょっと楽しみだ。
「天穂のサクナヒメ」第1話
稲作と日本神話を題材にした和風ファンタジーもの。
サクナヒメのヒノエ島追放編。
今期3本あるP.A.WORKS制作作品の一本目。
う~ん、この第1話の段階ではただサクナヒメの圧倒的なクソガキっぷりを見せつけられただけなので何とも言えない感じだな (苦笑)。
「御柱都」の広大で奥行きを感じさせる空間表現は丁寧に作り込まれていてなかなかよかった。
「逃げ上手の若君」第1話
北条家の生き残り・北条時行を主人公に南北朝時代黎明期の動乱を描く歴史もの。
鎌倉幕府の滅亡編。
「本気のClover Works」といった感じの内容で評判通りヴィジュアルが超充実していたな。
作画・美術も良いが一際目を惹くのはシャープでビビッドな撮影と色彩設計。
とにかく鮮烈で多彩で的確な光と色の表現が美しくって見入ってしまった。
また、アクションシーンも全般的に素晴らしく、前半の「平和な鬼ごっこ」も、後半の「命がけの鬼ごっこ」も立体的な殺陣がよく練られていて大変見応えのある仕上がりだった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第23話
七夕のお祭り編。
すみれさん、以前からどこか微妙に浮世離れした雰囲気があったがやはり非常識に寛容な大物だった。
他人の恋路にテンションが上がり、陰キャのくせにこんなときだけグイグイくるまゆちゃんが矢鱈に女子女子していてよかったな。
あと、今回は声がちょっと渋いメガネっ娘クラスメイト・烏丸さんの巫女服姿もかわいかった。
「小市民シリーズ」第1話
「小市民」を目指すために「互恵関係」を結んだ少年少女が主人公の青春学園ミステリーもの。
吉口さんのポシェット紛失事件編。
「学園の犯罪未満のトラブルを解決していく」系の推理ものらしく地味目な立ち上がりだったが、「ここまでの低温な流れからこうくるか」って感じのラストが衝撃のラストすぎてこの「引き」の立て方の巧さに観ていて思わず舌を巻いた。
また、神戸守監督の静的だがキレのある画作りも映画的な風格のある仕上がりでなかなかに見応えのある内容だったな。
「杖と剣のウィストリア」第1話
魔法至上主義の世界/魔法学園を舞台に「魔法が使えない少年剣士」の下剋上を描くアクションファンタジーもの。
イヴィル・センチネル討伐編。
吉原達矢監督、前作「ブラッククローバー」に引き続き、少年漫画原作の「魔法が全ての世界で魔法が使えない少年が下剋上を目指す物語」を連続で手がけるのな。
初回は吉原監督自らの脚本・コンテ・演出(吉本雅一と共同)で素晴らしい完成度。
キャラもアクションもレイアウトもエフェクトも色使いもシャープでスタイリッシュな仕上がりなのがカッコよかった。
話も王道中の王道でありきたりだったが、第1話としても単発の読み切りとしても上手くまとまっていてクライマックスの主人公の活躍と勝利にはしっかりとカタルシスが得られる作りになっているのがなかなかによく出来ていた。
2024/07/06 (土)
「2.5次元の誘惑」第1話
コスプレをテーマにした美少女コメディ。
天乃リリサの漫画研究部入部編。
これは素晴らしいメガネっ娘ヒロインアニメだった。
また、そのヒロインが天然でお色気サービスを連発してくるエロ天使なのもよかったな。
ただ、主人公がハイテンションなリアクションを一本調子で続ける展開が延々と繰り返されるのはあまりにもヒネリがなさすぎでそこはもう少し変化をつけて貰いたかったよ。
「NieR:Automata Ver1.1a」第13話
2B(2E)VS.9S編。
約1年3ヶ月の充電期間を挟んで再開した「NieR:Automata Ver1.1a」の分割2クール・第2クール目初回。
バトルアクションもそこそこでちょっと地味目な立ち上がりだな・・・・・・と思っていたら、後半どんどん不穏な感じになっていって最終的に主人公バディ同士の殺し合いになる、というシリーズ再開一発目に相応しいセンセーショナルな展開が面白かった。
あと、初回のツカミとしては司令官の貴重なサービスシーンがあったのも素晴らしくって眼福だったな。
「異世界スーサイド・スクワッド」第1話
「スーサイド・スクワッド」×異世界もの、という「ニンジャバットマン」に続くDCコミック原案の異世界ものネタスピンオフ。
「スーサイド・スクワッド」への異世界調査&橋頭堡構築・極秘任務発動編。
個々のデザインも、映像も全編通してよく作り込まれていて見応えがあった。
ただ、作品をお借りしている立場だからか、作品やキャラの「型」を守ることに意識が向きすぎていて、札付きのヴィランチームというこのキャラクターたちをこのトンデモな設定&展開で使うわりにいま一つハジケた内容になっていないのは少し振るわなかったな。
2024/07/05 (金)
「義妹生活」第1話
タイトル通り両親の再婚によって義理の兄妹になった二人が主人公の家庭内恋愛もの。
両親の再婚による義兄妹関係と共同生活のはじまり編。
どこか静謐な空気感に、矢鱈に丹念な日常描写と想像以上に渋く、志の高い作りには驚くと同時に少し感心してしまったよ。
ただ、それ故に初回から微妙にあやしいキャラ作画と微妙に内容にマッチしていないキャラデザインが演出の方向性と噛み合っていなくて良作になりそうでなりきれていないのが正直ちょっと惜しかったな。
「ラーメン赤猫」第1話
タイトル通り猫たちが経営するラーメン店を舞台にした飲食店日常コメディ。
主人公・社珠子の「ラーメン赤猫」転職編。
これは素晴らしいメガネっ娘ヒロインアニメだった。
初回からやろうとしていることに迷いがない堂々たる仕上がりで大変観易かったなあ。
演出のトーンを上げすぎず、下げすぎず、平熱感のある感じが特に良い。
また、的確すぎるキャスティングも安定感を上手く底上げ、下支えしていてその点なんかもよろしかったな。
「女神のカフェテラス」第13話
「Familia」内風紀問題会議と幽霊騒動編。
約1年の充電期間を挟んで再開した「女神のカフェテラス」の分割2クール・第2クール目初回。
00年代ハーレムアニメ的なノリは相変わらず健在で「実家のような安心感」がハンパない。
前半の風紀問題会議という名目のヒロインたちの打ち明け話会議で第1クール目のおさらいとヒロインたちの現状の立ち位置を再確認。
隼くんの「ちんすこう」に、お風呂バッティングに、夜中のおトイレ付き添いと、この作品らしいしょーもないエロコメ展開のつるべ打ちがシリーズ再開一発目から盛大に炸裂していてよろしかった。
「先輩はおとこのこ」第1話
女装男子と彼に恋した後輩女子が主人公の学園ラブコメもの。
蒼井咲の告白編。
まこと先輩が抱える問題のシリアスさと、咲ちゃんが絡んできたときの軽さと明るさ、軽重・硬軟の目くるめく切り替わりが全編通して絶妙なバランス感覚で捌けていてなかなかよく出来ていた。
2024/07/04 (木)
「【推しの子】(第2期)」第12話
約1年ぶりに再開した「【推しの子】」の第2期TVアニメシリーズ。
2.5次元舞台「東京ブレイド」稽古開始編。
あかねちゃん、髪が伸びて美人度がますます上がったな。
2.5次元舞台の特性と魅力を要所要所の解説とアバンのヴィジュアルでわかり易く提示、主要キャラのアクア、あかね、かなのこの舞台(の仕事)における立ち位置・状況の再確認、新規&再登場のサブキャラたちの紹介を映像的な見せ場、キャラ萌え・キャラ推し描写、笑いどころなどを交えつつバランスよく描いていて相変わらずよく出来ている。
また、美男美女揃いの「2.5次元舞台」というシチュエーションによってより栄える精緻にして美麗なキャラ作画、「原作改変問題」というデリケートで図らずも(?)ホットなテーマに切り込む尖り方も健在で初回から出し惜しみなくキッチリと観客を掴む・楽しませる気満々な内容がなかなか好印象だった。
2024/07/03 (水)
「忘却バッテリー」第12話(最終回)
小手指VS.氷河、練習試合の決着と、圭の記憶喪失に至った真相の開示編。
日常系美少女アニメを観てその平穏さと多幸感に静かに涙するとか、圭が中学生のくせに疲れた社会人オタクみたいになっていて思わず苦笑してしまう。
最終回はシニア野球残酷物語の最終章・要圭編で〆。
「宝谷シニアの天才バッテリー」といっても真の天才は葉流火だけであくまでも圭はそれに着いていける極めて優れた秀才でしかない。
それ故に葉流火のペースに合わせて凡人たちを無慈悲に蹴散らしていく行為に野球そのものを切り捨てたくなるほどの激しいストレスを感じていた、という作品の軸となる設定=圭の記憶喪失のカラクリを最後の最後で開示。
そしてその記憶喪失のカラクリを明らかにすると同時に、圭のそれに対する向き合い方をハッキリと示すことで圭の記憶喪失からはじまった物語がひとつの決着にたどり着く、というとりあえずのラストとしてはかなりキレイな幕引きだったな。
原作人気は高いし、原作ストックもまだまだ十分にあるので分割2クールでラストも話の途中で終わるか、続きを存分に匂わせて終わるかのどちらかだと思っていたよ。
だからキッチリと話をまとめて終わったのがちょっと意外な感じだったな。
「銀河英雄伝説 Die Neue These」第25話
約4年ぶりになるOVA「銀河英雄伝説 Die Neue These」の地上波放送版の続編・第3クール&第4クールシリーズの初回。
ユリアンの初陣編。
ヤンが排除した暴力教官のエピソードを膨らませて肉付け。
前作からけっこうブランクがあるのだが、先週まで第2クールまでの再放送を観ていたので懐かしさは全くない。
あと、そこは原作通りなんだけど新章の初回にも関わらずラインハルトを全く出さなかったのが何だかちょっと意外だったな。
2024/07/02 (火)
「NINJA KAMUI」第1話
現代アメリカを舞台にした抜け忍の復讐劇・忍者バイオレンスアクションもの。
ローガン一家惨殺事件編。
朴性厚監督作品らしくアクションのキレ味がよい。
序盤・中盤・後半と都合三回もバトルアクション展開が用意されているボリューム感もたっぷりで見応えはあるがアクションシーンのトーンに変化があまりないのには途中で少しダレてしまった。
あと、ラストの変装装置が切れて素顔を晒す展開もイマイチピンとこなかったな。
(素顔を隠しながらの偽装潜伏生活は確かに大変だとは思うが、その事実が明らかになる=悲しいとはなかなかならないものなので)
「SHY」第13話
シャイへの雑誌記者からの独占インタビュー編。
約半年の充電期間を挟んで再開した分割2クール・第2クール目初回。
各地に散らばるヒーローたちの活躍を同時進行でフォローしていく前半の展開がいかにも新シリーズ初回らしい導入部。
シャイちゃんのむっちりとしたフトモモとお尻が相変わらずとても美味しそうで眼福だった。
2024/07/01 (月)
「鬼滅の刃 柱稽古編」第8話(最終回)
産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨の邂逅編、続き。
劇場版三部作に続くよEND。
物語のラストまでのシリーズ構成を鑑みた結果なのだろうが、ただでさえ地味で話の進行が停滞する「修行編」をアニメオリジナル展開で大幅に水増ししたせいでシリーズ断トツのつまらなさになった「柱稽古編」だったが、最後の最後でメチャクチャ面白くなって終わったな。
前半の産屋敷と無惨の舌戦もよかったが、何と言っても今回は後半の産屋敷邸大爆発と無限城出現シーンの一大スペクタクルの連続がまさに劇場用アニメばりの大迫力と見応え、圧倒的なスケール感と精緻な作り込みようで素晴らしかった。
また、前述した通り7話目まではかなり厳しい内容だったため、最後の最後で大きくまくって終わった(続編に続いた)のもよかったな。
「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」第24話(最終回)
ルーデウス一行の帰還編。
第3期に続くよEND。
ルーデウスが家族の待つ自宅に帰還し、ロキシーを第二夫人に向かえる重婚が内定し、シルフィの子が無事生まれたところで一区切り。
ルーデウスの不倫と重婚はルーデウスが逆の立場になった場合(ルーデウスが家に帰ったらシルフィが他所の男とよろしくやっていて「今後はこの人とも夫婦になるつもりです」と切り出された場合)、ルーデウスにそれを受け入れる度量があるとはとても思えない以上、アンフェアすぎてどんなに事情や理屈を並べようが自分本位で都合のいい話にしか聞こえないわな。
自分はルーデウスが立派な人格者だなんて思っていないし、この異世界で重婚のハードルが現代日本よりも遥に低いのも理解できるのでぶっちゃけ不倫も重婚もそれ自体には別に抵抗はないんだけど、話の流れ的に「良い話」っぽい方向に持っていってまとめているのは無理筋すぎて厳しかったな。
万事が自分に都合よく運んだわけだからルーデウス自身がそう思うのは百歩譲っていいとしても、作品それ自体がこの一件を肯定的に捉えてしまっているのには違和感が強かった。
ちゃんと「そんな良い話なわけないだろ、かなりダメ寄りな話だろ」っていうツッコミは入れて貰いたかったよ。
前述した通り自分は「ルーデウスは立派な人格者ではない」と思っているのでダメな人生の選択をしてしまってもそれを綺麗事にして偽装する必要はなかったと思うんだよな。
「鋼鉄神ジーグ」第13話(最終回)
月面最終決戦編、続き。
ノリと勢いで話が進んでいくのはらしい、といえばらしいけど、連続する敵・味方の超常現象にことごとく説明がないので話にイマイチ着いていけない。
あと、最終回は終盤のエピローグを除いてほぼ1話丸々バトル展開なのだが、そのうちジーグの活躍シーンは序盤の八岐之大蛇戦と、ラストの「鋼鉄神ジーグ」の活躍シーンくらいしかないのも少し物足りなくって残念だったな。
2024/06/30 (日)
「怪獣8号」第12話
日比野カフカ=怪獣8号の処遇決定編。
第2期に続くよEND。
暴走状態のカフカと四ノ宮長官のバトル、識別怪獣VS.識別怪獣兵器の全力の戦いに相応しい迫力のある仕上がりでラストを飾るに相応しい見応えだった。
あと、これは前回からだけど玄田哲章、菅生隆之、田中美央の防衛隊三幹部の声が良すぎて重厚感が堪らんかったな。
「烏は主を選ばない」第13話
后選び編・後編。
第1クール「登殿編」の決着編。
姫サイドの話だけでも第1話目から観直したくなるようなよく出来たトリック解決編だったなあ。
前回、表情が全く描かれなかったから藤波ちゃんが黒幕だと思っていたが、藤波ちゃんは被害者寄りの共犯者でガチ百合なだけだった。
そしてあせびちゃんこそが真の黒幕でまさに「東家は腹黒」を体現するような怪物だったというオチ。
よくよく考えれば田舎育ちで要領は悪いが、純真無垢でいつも健気で甘え上手なあせびは同性から一番嫌われそうなタイプだし(偏見)、サバサバしていて旧弊的な登殿には端から無関心で自立性の高い浜木綿は同性から一番好かれそうなタイプだから(偏見)、物語がはじまったときから既に結果は見えていたんだな。
あせびが種明かしをされても豹変して高笑いしたり、激高したりせず、最後まで自分のペースを保ち続けていたのがホンモノ感・大物感があってよろしかった。
また、若宮をもってしてもあせびの犯行の完全な証明はできなかったが「この場は犯人捜しをする場ではなく后選びをする場所なのであせびが腹の黒さを若宮に見透かされた時点で勝負はついていた」という決着のつけ方も上手かったな。
あせびの犯行を看破した若宮も、それでも最後まで崩されなかったあせびも人間強度が高いレベルで拮抗しており、本当にシリーズのクライマックスに相応しい好カードといった感じに仕上がっていて面白かった。
「ザ・ファブル」第13話
一連の小島の起こした騒動の決着編。
荒事が終われば殺し屋に出番はなく、あとはケツモチが文字通り諸々の尻拭いをしにいく番、ということで海老原のカシラメイン回。
そして1話丸々、大塚明夫の好演ぶりを堪能する大塚明夫劇場回という趣だった。
小島、アキラ、武器商人、砂川と代わる代わる連続するカシラとのタイマンシーンがいずれもよい。
抑制は常にしっかりと働いているが制御した心の被膜の下にある思うところや感情のゆらぎも確かな存在感をもって滲ませる、その塩梅が絶妙すぎて素晴らしかった。
あと、今回は小島が女性を絞殺したのをきっかけにEDになったことが出所後の、つまりこの一連の騒動における小島の行動原理に繋がっているという答え合わせは因果がわかり易くてよかったな。
関係深い相手を殺したことがトラウマになる程度には人並みに繊細な心の持ち主で単純に戦闘力的にも常人の域を出ない小島と、心なき殺人マシーンのアキラが最終的に対比の構図になっているのも面白かった。
「戦隊大失格」第12話(最終回)
ペルトロラの「パイロンの巣」襲撃騒動事件の決着編。
実質的には分割2クールであったであろう、第2期に続くよEND。
同時進行で立て続けに様々なことが起こるし、キャラが死んだり、死んだふりをしたりと劇的な展開も多いので観ていて飽きることはないのだが、ペルトロラの襲撃が本格化してから全編バタバタしっぱなしな上、総じて行き当たりばったりな感じなので「面白いか、どうか」といわれると少し頭を捻ってしまうな
(苦笑)。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第39話(最終回)
翼のA代表デビュー戦とブラジルへの旅立ち編。
原作・第1期シリーズを最後まで完走して終了。
翼の両親の「翼の弟」のくだりが特に修正されることもなくそのままだったのに少し驚く。
Jリーグすら存在していない原作連載当時ならともかく女性がサッカーすることの認知は一般レベルにまであがり、サッカー業界的にもそれを推奨する立場にあるのに「サッカーは男性スポーツ」という古い価値観もろ出しなシーンをまさかそのままお出ししちゃうとは思わなかったよ。
途中交代早々のロングスローに、勝負を諦めないメンタリティーの強さ、対戦相手への観察力の高さ、優れたドリブル突破力、ドライブシュート、直接フリーキックからの得点、オーバーヘッドキックと、シリーズ最後のプレーシーンとなる翼のA代表デビュー戦がこれでもかとばかりに翼の卓越したサッカー力の高さを知らしめる展開になっていたのはまさにシリーズの集大成といった感じでよかったな。
「響け!ユーフォニアム3」第13話(最終回)
全国吹奏楽コンクール編。
前回、久美子の進路を知ったときの松本先生の「予想通りすぎてつまらん」って台詞はひょっとして自虐ネタだったのかな (苦笑)?
ラストの合奏シーンにシリーズ全体の回想シーンをたっぷりと被せる構成、演出としてはこれも確かに王道なんだけど、結局、最後まで合奏シーンは省力したり、カットしたりしてちゃんと描くのを避けていたようにも見えてしまった。
仕方のないことだけど「京アニはまだまだ往時の制作能力を取り戻せていないんだな」と思い知らされて、シリーズのグランドフィナーレに対してのものとはまた別の寂しさを感じてしまったよ。
ドラマ的には、・・・・・・いや、合奏シーンがほぼ回想シーンだったので映像面も含め、やはり前回が作品のテンションのピークだったようで今回はいささか盛り上がりに欠ける印象だったな。
「響けユーフォニアム」を奏に継承させるくだりや、本番前の臨場感と緊張感のある雰囲気など、見どころはたくさんあるし、ラス前に注力した構成も間違ってはいないし、これはこれで立派な仕上がりだとも思うけど、シリーズ約10年の集大成としては正直言って少し物足りない内容だった。
2024/06/29 (土)
「魔法科高校の劣等生 第3シーズン」第13話(最終回)
周公瑾の最期、古都内乱編の決着編。
劇場版に続くよEND。
一件落着後の余韻もそこそこなまま、新章(「劇場版」)の前フリをして終わったからか、あまり最終回という感じがしない。
達也と一条の急造コンビネーション、というか、達也の一条の使い方、手綱捌きが上手いけどヒドくてちょっと面白かった。
「ガールズバンドクライ」第13話(最終回)
トゲナシトゲアリとダイヤモンドダストの「対バン」編、続き。
EDの映像は本編最終回後のエピローグだったという種明かし。
駄々ってギターをかき鳴らして盛大にコケる、仁菜の末っ子ぶりが愛おしい。
「理想と現実が対立した末、理想のために厳しい現実をあえて真正面から受け止め、敗北を選ぶ」という展開が同じく花田十輝脚本の「響け!ユーフォニアム3」第12話と完全にシンクロ。
また、「届きかけたかに見えた夢がシリーズ終盤でご破算になる」展開も同じく花田脚本の「ラブライブ!(第1期)」を彷彿とさせるものがあったなあ。
世間に上手く迎合できないはみ出し者たちによる、はみ出し者たちのためのバンドの話なので「いきなり世間に受け入れられるわけもなく終わる」初陣大敗ラスト、負けからはじまるバンドマン人生ENDはなかなかに説得力のある幕引きだった。
「11話で終わった方がよかった」と思う人もいるだろうが、この作品のテーマ、この主人公たち(トゲナシトゲアリ)の背負っているものを考えると気持ちよく勝って終わる姿よりも、一敗地にまみれながらもそこから何かをつかみ取る姿の方が断然、様になっているので自分はこのラストを全肯定したいなあ。
あと、少し嫌らしい話だが続編のことを考えたら「あがり」にさせず、「まだまだこれから」にしておいた方がリスタートさせやすいというのもあるからね。
(最初から続編含みの企画ではないようだが「アニメと同時にバンドも新たに立ち上げて売っていく」という企画なので「単発で終わっても別にいい」なんて考えてはいないだろうし)
それにしても、この最終回はシリーズ出色の内容なんじゃないかと言えるくらいに面白かったな。
最終回のここへきてこれほどのちゃぶ台返しをするとは思わなかったし、「メジャーシーンの洗礼」の生々しさ、まさに満を持しての仁菜とヒナの過去と関係性の掘り下げ話、そのヒナによって促される仁菜の最終判断、11話以上の完成度のMV風ライブパートと盛りだくさんな内容、そしてその全てがロックで素晴らしかった。
あと、メジャーデビュー編に「第二部」みたいな趣があり、ラスト2話だけだけど濃密な内容で十分「第二部」としての「分厚さ」を感じさせるものがあるところも非常によく出来ていて感心してしまったよ。
2024/06/28 (金)
「WIND BREAKER」第13話(最終回)
風鈴高校1年1組VS.キールの抗争勃発編。
実質的には分割2クールであったであろう、第2期に続くよEND。
新章の導入部だけやってシリーズ中断。
「黙示録の四騎士」といい、「シャングリラ・フロンティア」といい、「マガジン」系の分割2クール作品は話の途中でぶった切るのがトレンドなのかな?
今回は一応最終回なのに主人公たちのアクション的な見せ場が全くないからか、桜が階段を駆け下りるシーンのアクションが矢鱈に力の入った凝った仕上がりなのが画的な見せ場を無理矢理でっち上げた感が凄くて苦笑してしまったよ。
2024/06/27 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第12話(最終回)
「幻影機兵ファントム」、由美子の担当キャラ退場回アフレコ編、続きと、「コーコーセーラジオ」百合営業企画編の二部構成。
前半のアフレコシーン、BGMはカット、芝居をしている二人以外の台詞やモノローグもなく、「二人の芝居」の音(声)だけを際立たせ、それに全てを委ねるようなかたちになっているのがよかったな。
あと、後半、最後に「ライバル」という名の百合ケンカップルのイチャイチャ話をしっかりと描いて、「終わります」の挨拶と共にスパッと本編終了→ラジカセのアップがファーストカットのEDへと雪崩れ込むラストの潔さもキレ味十分でよろしかった。
「怪異と乙女と神隠し」第12話(最終回)
乙ちゃんの異界への帰還編。
今期二本目のED後のエピローグがなく、あのまま終わっていたら伝説だった作品 (笑)。
時空のおっさんとか、猫の王とか、消化しきれなかったキャラクターは残っているけれど、思いのほかしっかりと終わったな。
・・・・・・というか、何やかんやありつつも結局、化野兄妹揃って現世に残留して現状維持ENDになると思っていたので本当にちょっと意外だったわ。
あと、乙ちゃんが別れの挨拶動画で「菫子さんを普段の蔑称を用いずにちゃんと名前を呼んでお礼を言うくだり」が健気でけっこうグっときた。
「デート・ア・ライブⅤ」第12話(最終回)
「魔王」化したウェストコットとの最終決戦と澪の消滅編。
あとはもう最終章しか残っていないので続編告知が来ると思っていたのだが、来なかったな。
狂三と澪の因縁はウヤムヤになった感じだが、ラスボスポジの澪もウェストコットも退場して思いのほか後腐れなくキレイに終了。
10人以上のヒロインたちによる連続総攻撃はまさに壮観といった感じでなかなかの迫力だった。
「喧嘩独学」第12話(最終回)
光太VS.ファン・ミンギ編。
実はイロモノ対決だったというオチ。
不穏なナレーションを入れたあと、全くそれに触れないまま、いまの幸せをかみしめて終わるラストの消化不良感が凄かった。
金的とズラゲットで経戦不能になって終わるオチ自体は別に悪いとは思わないけど、テコンドーの強さの証明にも、ストライカーがグラップラーに劣っていない証明にも、シムル攻略戦にもならないまま終わったのにはちょっと引っかかるものがあったなあ。
最後にメガネ美女の医療事務の人の出番がサービスとばかりにたっぷりあったところは大変よろしかった。
「時光代理人 -LINK CLICK-II」第12話(最終回)
地下鉄道内での銭進との最終決戦編、続き。
「中国人は鉄砲で撃たれてもそう簡単には死なない」という知見を得る(苦笑)。
いまのところ告知はないみたいだけど、この終わり方だと当然、第3期に続くんだろうな。
李家の悲劇はまず大前提として父親が加害者で母子は被害者なんだけど、妹が母親(家族全体にとっても)の退路を断ち、母親が妹の言語能力を閉ざし、兄が父母を刺し違えさせ、一家全員で「子供たちの眼前で両親が殺し合う」地獄絵図を描いたかたちになっていた、という真相がなかなかに壮絶でまさに八方塞がりな絶望感が凄まじかった。
2024/06/26 (水)
「忘却バッテリー」第11話
小手指VS.氷河、練習試合編、続き。
シニア野球残酷物語パート2。
千早の藤堂へのあたりが微妙にキツいのはフィジカルエリートに対する強いコンプレックスがあるからか。
ここまでいくと「それでも野球が捨てられない」のは「愛」というより「呪い」にしか見えないんだが、俺の目が曇っているのかな?
あと、今回は試合のシーンも、回想シーンも全体的に画面がいつにも増してシャープな仕上がりだったのがカッコよくってなかなか印象的だった。
2024/06/25 (火)
「終末トレインどこへいく?」第12話(最終回)
池袋、葉香との再会編、続き。
怒濤のような静留と葉香の口論で二人の物語を一気に集約。
終始ハイテンポなリズムで進行していき、いろいろなことが起こるが演出的な押し引き・メリハリに欠けるからか、いずれも右から左へと通過していくだけでいま一つ盛り上がらない。
また、ヒロインたち個々のキャラクターが魅力的な作品だっただけに最終回はキャラ推しシーンに乏しい内容だったのも観ていてちょっと残念だったな。
「月が導く異世界道中 第二幕」第25話(最終回)
リミア王国とケリュネオンでの戦いのエピローグ。
澪が苦戦していたっぽい魔将レフトとのバトルの顛末が事後報告であっさりと処理されたのにずっこける。
話の区切りとしては妥当なところなんだろうけど、相変わらずメリハリがなく、漫然と物語が進行していくので引っかかるものが良くも悪くもあまりない。
主人公の目的意識が漠然としている上に、組織やキャラクターの相関関係が複雑すぎるせいか、第2期シリーズ全体としても散漫な印象で何を見せたいのか、何を語りたいのか、よくわからない感じになってしまっているのは観ていて何とも冴えなかったな。
2024/06/24 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第3期)」第36話(最終回)
坊ちゃんとアリスの結婚とダレスの人間化編。
ドラマ的には前回ラストの告白がクライマックスだったようで最終回は諸々の問題に決着をつけ、後腐れなく収まるべきところに全てを収めていく、まさに事後処理=後日談って感じの内容だったな。
身分の違い、種族の違いは越えられるが、年齢の違いは越えちゃダメ(おじロリはダメ)という、ロリコンに厳しいラストだった。
ほかの全てが激甘裁定で祝福されたり、許されたりしていくなか、ヴィオラだけが報われないのは現代社会の倫理的にアウトだから仕方がないとはいえ、何だか少しかわいそうな感じだったなあ。
「鬼滅の刃 柱稽古編」第7話
悲鳴嶼さんの過去語り編。
放送時間を延長してまですることが「産屋敷邸に侵入してきた無惨さまがてくてく歩く様子を描く」という贅沢の極みみたいなサプライズに戸惑う (苦笑)。
さすがにブームのピークはとっくに過ぎた感じはするけれど、未だにこんな破格の扱いを受けるほどの高い評価を得ていることに驚いた。
「ブルーアーカイブ The Animation」第12話(最終回)
ホシノ先輩奪還作戦編。
敵の本拠地にカチコミ・総力戦展開とか、確かにアクションものの最終回らしい装いではあるが、完全に「お姫様」ポジで敵にまんまと騙されたまま囚われ、仲間に救出されるだけのホシノ先輩、序盤の強行突破以外は援軍の助けを受けるばかりでいいところがあまりない他の4人のアビドス対策委員会、本当にただいるだけの先生、バッサリカットされるラスボス戦と、アクション主軸の展開なのに主人公たちが活躍した印象が薄く、気分が全くアガらない内容なのが厳しかった。
特に独断専行の挙げ句、虜囚になって足を引っ張るホシノ先輩のいいところがまるでなさ過ぎる扱いには「本当にこれでいいのか?」と少し呆れてしまったよ
(苦笑)。
「鋼鉄神ジーグ」第12話
月面、ラングーン強襲戦編。
つばきが念じただけで銅鐸が新造できるのなら、この作戦そのものが無用だったのでは・・・・・・?と困惑したが、新旧ダブルジーグ揃い踏みのアツい王道展開に、BGMに挿入歌を使ったこれまたアツい王道演出が堪らないクライマックスの展開はまさに「観たかったものが観られた」って感じでシビれるほどにカッコよかった。
2024/06/23 (日)
「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」第12話(最終回)
オカルト研究部夏合宿編、続きと、東京スカイツリーデート編の二部構成。
前半は前回に引き続き、ヒロイン総登場のバカンス話、後半はメインヒロインのとわちゃんとのデート話というバランスよく目くばりの利いた構成でこの作品らしく手堅く〆たな。
ただ、最終回なんだからパンツノルマは何としてもねじ込んで貰いたかったよ (苦笑)。
ハーレムもの、落ちものヒロインもの、オカルトモチーフ美少女ものの類型をひたすらなぞっただけの内容だったが、終始、演出・作画ともに堅調な安定感のある作りが好調で王道な内容と合わせて安心して楽しめる作品だった。
「烏は主を選ばない」第12話
后選び編。
何だか急に事件もの・推理ものの解答編みたいな感じになってきたな (苦笑)。
今回は若宮による白珠、真赭の薄への圧迫面接に、曲者・腹黒揃いの桜花宮のなかで唯一の無垢な存在と見せかけて実は一番ヤバイ奴だった(?)あせびとの対峙と全編に渡って緊迫感・不穏感が途切れぬサスペンスフルな作りがなかなかのもので面白かった。
「ザ・ファブル」第12話
岬ちゃん救出ミッション編。
けっこう出たとこ勝負な感じでも圧倒的な能力差で楽々と手際よく状況をクリアしていく明/ファブルが矢鱈にクールでシビれるほどにカッコよかった。
また、明の突入と小島暗殺(未遂)のタイミングが近かったため、図らずも三つ巴みたいな状況になってしまうのも先を読ませぬ混乱ぶりが飽きさせない作りで面白かったな。
「夜のクラゲは泳げない」第12話(最終回)
「サンフラワードールズ」と「JELEE」のコラボライブ企画編。
「越えてはならない一線を大きく越えて」あくどいことをしていた雪音がその精算をしないまま、「実はいい人だった」みたいな感じになる流れへの違和感が凄かった。
そのせいで花音が雪音に認められたことに感涙したり、イベントの成功に「親孝行できた」と思ったりするくだりも「チョロい花音ちゃんがまた良いように転がされている」ように見えてしまって参ったよ。
また、「サンフラワードールズ」と「JELEE」が一緒に仕事をすることが決まったあとも何のエクスキューズもなくまひると花音が断交状態のままライブ当日を向かえる展開にも無理があり(時間が無いわけでもないし、少なくともまひるは花音に説明や報告をするのでは?)、「まひるの描いた絵のプロジェクションマッピングで花音のメンタルが復活する」クライマックスための作為が見えすぎるのも気になった。
あと、主人公たちの将来の進路についてこれまでけっこう丁寧にフォローしてきたわりに「JELEE」の将来についてはフワッとさせたまま終わったのにも拍子抜けしてしまったよ。
シリーズ全体としてはかなり面白かったし、雪音の介入が始まってからのシリーズ終盤は特に良い感じに盛り上がっていただけに話の着地の仕方があまり上手く決まらなかったのは残念だった。
「ONE PIECE」第1109話
ルフィ・ゾロコンビとルッチ・カクコンビの共闘成立編。
序盤のS-ホークが「スパスパの実」の能力で攻撃を仕掛けてくるところの作画がきめ細かいアクションに、ダイナミックなカメラワーク、アイデア豊富な凝った殺陣と作画芸が極まっていて凄まじい見応えだった。
あと、今回はルッチとカクが参戦するくだりの志田直俊原画担当パートも今話の山場に相応しいケレン味のある仕上がりでよかったな。
「響け!ユーフォニアム3」第12話
全国大会でのユーフォニアムのソリストの座をかけた、久美子と真由の決戦オーディション編。
さすがに最後ぐらいは演奏シーンをちゃんと描くと思うから、実質的にドラマのクライマックスは今回のラストになるんだろうなあ。
確かに掲げた信念が本物か、どうかはそれが報われなかったときにこそ、その意味が問われるものかもしれないが、それにしてもハードな展開に驚いたわ。
結果的に麗奈に選ばせるかたちにしたのも、敗戦直後の久美子に「部長の仕事」をやらせたのも鬼すぎて視聴者みんな奏ちゃんみたいなテンションになってしまったのではないだろうか
(苦笑)。
ラストの大吉山のくだりはその二人への徹底的な追い込みぶりと、濃厚美麗な超絶作画、声優陣の熱演ぶりが渾然一体となったシリーズのクライマックスに相応しい極まりっぷりで大変な見応えだったな。
あと、久美子と麗奈の話に最後は全部持っていかれてしまったけど、オーディション直前のやり取りで久美子がついに真由の本心を引き出したくだりもなかなかよかった。
「自分がない」、「中身がない」と語っていた真由だが、ちゃんと「自分の演奏は曲げられない」という芯になるものが存在していた、そしてそれが言動の矛盾の生む正体であることを看破され、ミステリアスな人物像が崩れていく、その瞬間の表情がメチャクチャキュートでよろしかったな。
2024/06/22 (土)
「ガールズバンドクライ」第12話
「トゲナシトゲアリ」のメジャーデビュー曲・制作編。
ラス前のここへきて智ちゃんにメガネとか、かわいすぎて反則だろ。
桃香さんが「辞める」とか言い出したり、仁菜が一人で実家に帰ったりしていたせいでバンドが5人編成になってから5人全員で1話丸々ガッツリと絡む話って何気にいままでなかったような気がするので今回の内容は観ていてちょっと新鮮だったな。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ」第12話
283プロファーストライブ編、続き。
分割2クール・第1クール終了回。
1話丸々かけて全体曲を2曲連続フルサイズで披露するという構成。
2曲とも生脚が大胆に露出した衣装が大変エッチで眼福だったが、地味で単調でありきたりな演出のステージが延々と続く内容なのは観ていてなかなかシンドかったな。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第146話
神野区・グランドゼロ、焦凍VS.荼毘編。
馬越嘉彦、森島範子ダブル作監回で重要話数に相応しい力の入った仕上がりだったな。
焦凍VS.荼毘の濃厚な焔のエフェクト、端正なキャラ作画が素晴らしく、なかなかに見応えのある内容だった。
2024/06/21 (金)
「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」第8話(最終回)
「イスカンダル事変」の決着編。
最後の最後で大きくまくってキレイに話を着地させたな。
7話までは土門を中心にした地球サイドの話とガミラス・イスカンダルサイドの話がバラバラに進行、視点も散漫でいったい誰の、何を描きたいのか、全く見えてこなかったが、最後にそれら全てを一つに集約させて見事に話をまとめて終わった。
今回の唯一にして最大の問題点はヤマトが全く活躍しないところだが (苦笑)、自分はあまりヤマトというメカに対する思い入れがないので然程気にはならなかったかな。
それ以上に7話まで正直、いいところがあまりなかった本作が、最終回のここへきて「最後までちゃんと観ていてよかった」と思えるところまで盛り返してくれたことの方が大きかった。
「2202」は難解でイマイチ着いていけず、「2205」も7話までは微妙とシリーズへの興味が急速に落ちていたのでシリーズ全体としてもここで踏みとどまって続編への関心を繋いでくれたのは大きな収穫だったなあ。
「ゆるキャン△ SEASON3」第12話(最終回)
花見キャンプ編、続き。
EDの入り方がメチャクチャよかった。
第3期からの新体制とは思えぬほどの安定感・地続き感を最後まで維持したまま手堅く終了。
物語のはじまりからはそれなりに時間は流れ、季節も変わり、主人公たちを取り巻く状況や内面にも変化の跡はあちこちに垣間見えるが、その歩みはあくまでも緩やかなものである、というED前後のまとめ方も日常アニメの芯を丁寧に押えた作りでソツがなかった。
「うる星やつら(2022年版)」第46話
ラムとあたるの鬼ごっこリベンジマッチ編。
最終回というか、最終章の「ボーイミーツガール」編そのものの話になってしまうが、「許嫁にラムを寝取られ」、「替え玉偽装結婚式で勘違い破局」、「巨大キノコの異常増殖で地球の危機」、「記憶消去装置でリセット」と次々に提示される「最終章に相応しい主人公カップルの大きな障害」がいずれもあまり盛り上がらないまま空回っていくのがツラかったな。
また、現状維持ENDもそれ自体は悪くはないと思うが、鳴かず飛ばずな話を4週もダラダラと引っ張った挙げ句、「結局、これもいつも通りの茶番劇じみた痴話喧嘩でしかなかった」っていうまとめ方には徒労感しか感じなかった。
「変人のサラダボウル」第12話(最終回)
バレンタインデー編と、「救世グラスホッパー」の伝説・前後編と、サラの卒業式編と、エピローグの5本立て。
「信長ゆめ広場・黄金の信長像」尺稼ぎEND。
望愛がしょっ引かれたところでそのまま終わりだったら本当に「伝説」になっていたな(笑)。
サラサイドの話も決してつまらないわけではないのだが、リヴィアサイドの話が毎回飛び道具すぎるので並ぶと全部そちらに持っていかれる法則が最後にも発動して終劇。
まぁ、コレはコレでらしいと言えばらしい終わり方だったかも (苦笑)。
シリーズ通して雑多なキャラクターたちによる、雑多な人間模様をリアリティのコントロールを上手に利かせながらバランスよく描く、という何気に難しいことをサラッとこなしつつ、徹底的に気楽に観られる作りになっていたのがなかなかによく出来ていて面白かった。
2024/06/20 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第11話
「幻影機兵ファントム」、由美子の担当キャラ退場回アフレコ編。
由美子の深刻な行き詰まりを「ファントム」の現場の話だけではなく、由美子のこれまでの声優人生全体にまで拡大させ、徹底的に追い込み、そしてその窮状を打開する手立てが千佳への協力要請という流れになっているのがラス前らしいアツい展開でよろしかった。
あと、今回は視聴者目線だと二人は相思相愛のケンカップルにしか見えないので由美子が千佳に助力を請うことのハードルの高さがイマイチ実感できないのだが、「同じ立場だったら自分には絶対に出来ない選択」と千佳に悔しさ混じりに賞賛させることでこの決断の重さについて上手に補助線を引いているのもよかったな。
「この素晴らしい世界に祝福を!3」第11話(最終回)
結婚式カチコミ、ダクネス奪還ミッション編、続き。
オチのつんざくようなダクネス絶叫が本当に素晴らしかった。
TV放送版では絶叫が本編終了後の提供クレジットにまで続いているのもナイスな遊びでよかったな。
あと、今回は領主の狼藉がかなり目に余るものだったので最後にしっかりと帳尻合わせが行われたのも好印象。
人間の道理が一切通用しない、悪魔たちの無慈悲な断罪ぶりも人外の存在らしいアンタッチャブルな雰囲気がバリバリに伝わってきてよろしかった。
本作と同様の制作体制で作られたスピンオフ「この素晴らしい世界に爆焔を!」がいま一つな感じだったので放送前は少し不安だったのだが、本編の方は問題なくこれまで通り面白かったな。
まぁ、ぶっちゃけ、作画の精度はスタジオディーン制作時代に比べると落ちるんだけど、作画(キャラ絵)の精度が強く要求されるタイプの作品じゃないし、魅せるべきポイントは上手く押えられていたので十分許容の範囲だった。
「怪異と乙女と神隠し」第11話
「猫の王」と襲撃とプール編。
せっかくの(「例の」)プールで水着回なのに肝心の菫子さんが水着姿にならないとか、説教が必要なレベルのロリコンぶりで業腹だった。
2024/06/19 (水)
「忘却バッテリー」第10話
小手指VS.氷河練習試合開始編。
圭の人格の変化は「急にアホに戻って大ピンチ」みたいな展開を普通に想定していたので「徐々に人格がアホになっていく」流れはちょっと意外性があって面白かったな。
また、小手指サイドでは野球と同時に別の戦い=圭の人格を維持するための戦いが同時進行している二重構造もコントとしてなかなかによく出来ていて可笑しかった。
2024/06/18 (火)
「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」第12話(最終回)
ロイドVS.ギザルム戦の決着編。
第2期に続くよEND。
シリーズの半分を要した長編バトル展開の最終決着とエピローグを描いて無難にまとめ。
自分はチートキャラ転生無双ファンタジーも、ショタにもあまり興味が無いのだが、この作品は独自の完全内製システムが話題のつむぎ秋田アニメLab制作による安定感のあるヴィジュアルのクオリティとセンスのよさが上々で終始退屈せずに楽しめたな。
2024/06/17 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第3期)」第35話
解呪と告白編。
あと1話残っているので去ったアリスを引き留めて告白するところまで行くとは思わなんだよ。
最後の告白は足かけ3年間、3クール続いた長編シリーズの一つの大きなクライマックスに相応しい熱がまさに画面に迸っていてなかなかよかった。
「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」第22話
転移迷宮攻略/ゼニス救出ミッション完了編。
パウロ死亡の重要話数に相応しい力の入った仕上がりだったな。
全編に渡る濃いめの修正とその濃い画をそのまま派手に動かすバトルアクションが大変眼福でなかなかの見応えだった。
第2期シリーズ、とりわけこの第2クール目(分割2クール後半戦)に入ってから作画のパワーダウンが著しく、(あえて腐すほど酷くはないが)粗の目立つ仕上がりが多くなっていたので重要話数に合わせてキッチリと注力し、久々に画的に満足できる内容になっていたのがよかったな。
2024/06/16 (日)
「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」第11話
オカルト研究部・夏合宿開始編。
海で水着、温泉、メガネッ娘と俺の好きなものしかない30分で幸せだった。
「夜のクラゲは泳げない」第11話
キウイの身バレと、まひるの雪音からのイラスト依頼・悪戦苦闘編。
花音の身バレ話がちょっと温かったのはここでもう一度、さらにキツめの身バレ話をやるからか。
まひるの窮地を救うのが花音ではなくキウイなのは、花音の窮地を救ったのがまひるではなくめいだった前回と丁度対になる構図。
「JELEE」を立ち上げ、この物語をはじめたのはまひると花音だけど、この物語は「まひると花音の話」ではなく「『JELEE』を構成する4人全員の話」であることを強く打ち出すかたちになっているのがよかったな。
また、第9話ラストで決裂したままの「まひると花音の話」の結末を最終回まで温存して引っ張る構成なんかも上手くてなかなか面白かった。
「響け!ユーフォニアム3」第11話
みぞれ先輩の定期演奏会観覧編。
今回は関西大会と全国大会の幕間話とは思えぬほど濃密にして充実した内容だったな。
久美子と麗奈の和解、久美子と真由の対決→奏の諫言、黄前姉妹のメイク、定期演奏会の帰り道・・・・・・と久美子のタイマンシーンがいずれも映画的な風格のある仕上がりになっていて見応えがありまくり。
また、くだんのシーンそれぞれ異なる喜怒哀楽多様な感情とムードが表現されているのも今回のエピソードを大変豊かな味わいにしていて非常に好印象だった。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第37話
翼VS.神田編。
神田の石崎への暴行はなくなり、翼と神田のタイマンは野試合からリングの上でのボクシングに変更され、翼のキックは神田の肩の骨・骨折からリングのポストを破壊に変更・・・・・・と暴力事件認定されそうな案件は時代に合わせて全て修正されてしまった。
神田が直接翼にのされなかったことで神田のヘタレ感が随分と増した印象だったなあ。
狂犬のような絡み方をしてきたと思ったら、リングを崩壊させた翼のキックの威力にビビって降参、騒動をウヤムヤにするためとは言え、急にお調子者モードになって退散する、変わり身の早さも「なんだ、こいつ・・・・・・」って感じがして違和感が強かった。
ぶっちゃけ、神田の存在全カットで翼くんの恋愛話を進めても別に成立したような気もするだけに何でここまでいろいろと手を尽くしてまで神田のエピソードを採用したのか、謎だったな。
あと、そして何よりもサッカーはしない、改変も苦しい、捨て回有力候補エピソードなのにキャラ作画が「シリーズ屈指の出来なのでは?」と思うくらいに矢鱈にいいのが本当に不思議すぎて観ていてメチャクチャ気になってしまったよ
(苦笑)。
2024/06/15 (土)
「ガールズバンドクライ」第11話
フェス当日編。
ダイダスの新ヴォーカルの娘と仁菜さんは結局普通に仲良しなのな (苦笑)。
サウンドテストのくだり、この作品らしい臨場感のある演出が冴えていて無闇矢鱈にカッコよかった。
最後にOP主題歌をバックにエンドロールを流せばこれはこれでキレイに話が終わっていたと思うけど、あと2話も残っているんだな。
ラストのフルサイズのライヴパートは「トゲナシトゲアリ」のMVとして非常に完成度の高い仕上がりで大変見事な出来栄えだった。
最早お馴染みの演奏シーン、ステージ演出のカッコさに、珍しく(ライブパートでは何気に初めて(?))イメージカットなんかも挿入してバンドのカラーというか、思想そのものが伝わってくるような内容になっているのがまさにシリーズの集大成って感じがしてよかったな。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ」第11話
283プロファーストライブ開催編。
ほぼ1話丸々ライブ回。
「曲が盛り上がってきたところでバッステージにカメラが移る」ということが何度か繰り返されたのにはいささか閉口させられたが、4グループそれぞれ既存曲と新曲2曲ずつ披露するなかなかに豪勢な作りでヒロインたちの華やかな衣装やダンスをたっぷりと楽しめたのは見応えがあってよかったな。
2024/06/14 (金)
「ダンジョン飯」第24話
チェンジリング編、続きと、ライオスの過去語りとファリンの人体復元計画編の二部構成。
第2期に続くよEND。
最後の〆はトーデン兄妹が冒険者になるまでの話とファリンの人間社会への復帰までを射程に入れた今後の方針についての話、即ち「これまでの話」と「これからの話」で話の区切りもよくなければ、引きも強くはないが、物語の中断の前のまとめとしてはまさに最適な内容だったな。
2024/06/13 (木)
2024/06/12 (水)
「忘却バッテリー」第10話
「智将」の復活編。
ぶっちゃけ普段の宮野真守節全開な要圭のノリが少し苦手なので圭の記憶と人格が戻って普通の知性派野球漫画になった今回の方がストレスレスで観易かったな
(苦笑)。
あと、バッセンでの圭のバッティングシーンのアクション作画が流れるような連続動作を丁寧にフォローしていてなかなかに見応えある仕上がりだった。
2024/06/11 (火)
2024/06/10 (月)
2024/06/09 (日)
「烏は主を選ばない」第10話
若宮暗殺未遂事件編。
敦房と対立していた路近が味方なのは予想できたが、長束さままで味方だとは思わなかったので驚いた。
確かに雪哉を登用したのは長束さまだから納得しかないわけだけど、2ヶ月前の話なんて完全に忘れていましたよ。
ともあれ今回は裏切りとどんでん返しが次々に繰り返される展開がエンタメ性が高く、とてもよく練られていて面白かった。
「夜のクラゲは泳げない」第10話
花音の休業と復活編。
これは良いめいちゃんメイン回。
何を歌っているのか理解できないレベルの超絶音痴(ネタ的・漫画的音痴)を長尺で披露する島袋美由利の熱唱・快演(?)ぶりが素晴らしい。
自他共に認める「おバカ」で「空気が読めない」めいちゃんがその純粋な無鉄砲さを武器に花音の抱える問題にグイグイ踏み込んでいく展開がある意味頼もしすぎてよかったな。
今回の話――花音を挫折から救う話を、「まひると花音の話」ではなく、めいちゃんメインにしたことでそれそのものも含め、全体的に意外性に満ちた内容(前回の鬱展開をそのまま引き継がないコメディ要素の多い内容になっていること、めいとメロの絡み、ネタ扱いだっためいちゃんの音痴設定がドラマのキーとして大きくクローズアップされたこと、など)になっていたのが面白かった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第19話
キュアリリアン爆誕編。
キュアフレンディの決め台詞でふざけるくだりは、今回はキュアリリアン初登場の重要&シリアス回なので抑えていた(?)土田豊演出のいつものノリが思わず出ちゃったって感じだな
(苦笑)。
キュアリリアンの変身バンクは大きな動きと迫力のある構図が多用されており、内気で引っ込み思案な娘が見た目もやることも大胆で派手なプリキュアにまさに「変身」する感じが明快に強調されたストレートな作りになっていてなかなか好印象だった。
「響け!ユーフォニアム3」第10話
府大会直前、北宇治吹部内不協和音編の解決編。
まさに満を持して再登場したあすか先輩の乳・尻・腰・腕・脇・太腿のメリハリの利いたボディラインが素敵すぎて最高だった。
文字通り万策が尽き、最終手段としてあすか先輩に頼ることにしたタイミング、相談には乗り、回答も示すけれどどこか突き放すようなあすか先輩の態度、どちらも久美子とあすか先輩の未だにどこか緊張感の残る関係に相応しい展開でよかったな。
また、久美子の「うまくなりたいダッシュ」のリフレイン、最後のスピーチの黒沢ともよの迫真演技もアツく、見せ場に見合ったそそり立ち方をしていたのも素晴らしかった。
今回は「最早、いくら道理を説いても通用しない」とわかった時点であとはもう情に訴える、「わがまま」ととられようとも誠心誠意、自分の理想や願望を訴えるしか道はなかったわけだが、自分ではなかなかそこには至らない、わかっていてもそれを実行するには相応の勇気も覚悟もいる、という流れがわかり易くスマートに組み立てられていてよく出来ていた。
あと、部内の外側の人間になったあすか先輩と中世古先輩の存在が10年続いたシリーズらしい厚みを感じさせるものになっていたのもなかなか好印象だったなあ。
2024/06/08 (土)
2024/06/07 (金)
「ダンジョン飯」第23話
センシの過去語りとグリフィンスープのトラウマ編と、チェンジリング編の二部構成。
今回は通常よりも3~4分長い28分も放送時間がある上にED(1分半)もカットなのでボリュームのある内容だったな。
あの場でセンシにグリフィンスープを食わせようとするライオスのブレないサイコパスぶりがさすが・・・・・・というか、凄まじかった (苦笑)。
あと、今回は後半のチェンジリング編も「人種の入れ替わり」という「心と体の入れ替わり」ネタにこの作品ならではのアレンジを加えたっぽいアイデアが上手にひとヒネリ利いた展開で面白かったな。
「ゆるキャン△ SEASON3」第10話
花見ドライブ、続きと、千明の花見の場所取りを兼ねたソロキャン編。
イヌ子の「SEASON3」になったら無くなったおっぱい、脱いだら復活するんだな。
「うる星やつら(2022年版)」第44話
「闇の宇宙」、ラムとルパの捏造結婚式、カチコミ編。
カルラが泣くシーンの表情作画が矢鱈に丹念でちょっと目を惹くものがあったな。
あと、今回は捕らわれているときラムちゃんが鉄球足かせをつける都合上(?)足元だけ浚われたときのまま=いつもの虎柄ビキニ+白スクールソックス&スニーカーなのがフェチ度が高くてなかなかよかった。
「変人のサラダボウル」第10話
リヴィアの博徒生活編とブレンダさんの惣助ゲット作戦編の二部構成。
前半のリヴィアの博徒生活編、オチがまさに「ツッコミ不在の恐怖」って感じで脱力感が凄かった。
2024/06/06 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第9話
クリスマス→由美子の「幻影機兵ファントム」アフレコリベンジ編。
Bパートの最初からパンケーキのくだりまでの由美子と千佳の百合夫婦漫才が緩急・押し引きよく利いた作りになっていて面白かった。
「この素晴らしい世界に祝福を!3」第9話
パーティーを抜けたダクネス復帰のための説得編。
カズマがダクネスの完コピ声真似をするくだり、ダクネスへの羞恥責めというか、茅野愛衣にヒドい台詞を言わせるためのアイデアが未だにこちらの想定外の内容で提供できる、7年続いても尽きることなく、新しいネタがまさに湯水のごとく湧いてくる状況にただただ感心してしまったよ
(苦笑)。
「怪異と乙女と神隠し」第9話
VTuber・姫魚よるむんの付喪神化編。
四徹かまして限界よろしくになったのどかちゃんの表情と芝居の極まり具合がなかなかのインパクト。
望月智充監督自らがコンテを切ったダンスパート、カラオケとラスト(両方とも監督コンテなのかどうかはわからんが、)ともに派手さはないが長尺で丁寧に動きがフォローされていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
「喧嘩独学」第9話
光太と夏帆の和解編。
光太に助けられた記憶を美化・反芻して悶え、身の丈サイズの巨大ぬいぐるみにスパーリングをかます秋ちゃんがかわいすぎる。
今回の秋ちゃんはバーガーショップにあわられるシーンの美麗なキャラ修正も眼福だったし、ポジション的には明確に負けヒロインなのだが(というか、今回自分で白旗あげたし)、あまりにも正ヒロインの夏帆との魅力差がありすぎるので「もう正ヒロインはこっちでいいだろ」とついつい思ってしまったよ。
「時光代理人-LINK CLICK-II」第9話
銭進と李天辰/李天希の裏事情編。
今回は話も映像も凝りまくった異色の力作回だったなあ。
銭進と李天辰の凶行の動機に迫るエキセントリックな内容を、三部編成の変則オムニバス構成、回想シーンの黒ベタ・ハイコントラストな影付け、ファンシーな擬人化動物キャラアニメを使った隠喩などのエキセントリックな構成・演出で描く、描こうとしていることと表現が噛み合った作りが好印象。
「描かれる世間があまりにも狭い」のには苦笑してしまったが、作画も端正・美麗、ヒカルの走りなど要所の芝居も丁寧な仕上がりで映像的にも力の入った内容だったのも見応えがあってよかったな。
2024/06/05 (水)
「忘却バッテリー」第9話
土屋和季の入部編。
土屋先輩へのノックのくだりは圧力ゼロの部活野球、上手くできなかったプレイができるようになる喜びがしっかりと表現できていて、体育会系のノリの忌避していた土屋先輩の心を再び野球へと動かす展開に見合った説得力のある内容に仕上がっているのがよかったな。
2024/06/04 (火)
2024/06/03 (月)
2024/06/02 (日)
「夜のクラゲは泳げない」第9話
早川雪音からのヨルへのイベント用イラスト依頼問題編。
ラストのまひるの哀しくも複雑な表情が簡単に言葉では置き換えられない感情を捉えていてとてもよかった。
夢見る少女の懐に入るのが上手いカリスマ性と、自身の野望のためなら取り込んだその少女たちを利用するのも、使い捨てるのも厭わない強烈なエゴイズムを併せ持つ、雪音のタチの悪さが相当なもので、その彼女の悪性によって花音の人生と、まひると花音の絆が破壊される様、花音の為す術もない感じが濃厚にペシミスティックな雰囲気だったな。
まだまだ子供のまひると花音が翻弄されるのも当然で二人が悪いわけではなく、全ては雪音の野望に関わってしまったのが不味かったという感じなのが最後の破局の悲劇性というか、悲運感を際立たせていて、全体的に緊迫感・不穏感に満ちた内容に仕上がっているのが面白かった。
「響け!ユーフォニアム3」第9話
府大会メンバーオーディション結果発表後の部内の不協和音編。
ママ先輩すらも癒やすつばめちゃんは天使だな。
奏や秀一とのやり取りを通して久美子の心が次第に回復していく流れを丁寧に積み重ねていてよろしかった。
第三期TVシリーズではどこか「高みの見物」感があった麗奈がここへきて一気に最前線に引きずり出されてきてしまったな。
オーディションの結果、元々問題を抱えていた久美子と真由の関係だけに留まらず、不協和音の輪が部内全体に拡がっていき、最終的には久美子と麗奈の決裂にまで行き着いてしまう、負の連鎖反応がなかなかの緊迫感で見入ってしまう。
ただ、全体としてはひたすらストレスをかけまくる感じではなく、くだんの久美子と奏、久美子と秀一、真由とつばめのやり取りや、オーディション結果に対する葉月の毅然とした態度など、前向きな展開も多く、オーディション結果に対する反応の振幅=混乱を描いている印象で、その繊細なバランスの取り方なんかも観ていてちょっと面白かったな。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第35話
国際ジュニアユース大会決勝戦の決着編。
翼くん、今大会はコンディション不良のなかでの参戦にもかかわらず、世界の強豪相手に無双していたことがこの決勝戦の土壇場にきて判明する (苦笑)。
今回は今シリーズ最後の試合編で21話ぶりの小野勝巳監督自らのコンテ回に相応しい充実の内容だったな。
翼、岬、若林、日向、シュナイダー、ミューラー、カルツと両陣営のメインプレイヤーたちの活躍を一通り押えつつ、サッカーらしい早い攻守の切り替わりをテンポよく描いている見どころの多い作りがなかなかによく出来ていて面白かった。
2024/06/01 (土)
「ガールズバンドクライ」第9話
智のトラウマ解消編。
酒井和男監督の連続コンテ記録が途絶える。
全話コンテ完走しそうな雰囲気だったのでちょっと意外な感じだったな。
あと、今回は全体的に「バンドメンバーに壁を作って輪に入ろうとしない智の態度を気にかける仁菜」への「お前が言うな」感が凄かった (苦笑)。
2024/05/31 (金)
「変人のサラダボウル」第9話
サラの小学デビュー編と友奈の素人探偵デビュー編の二部構成。
サラの小学デビュー編、ヘンテコ小学生大集合みたいな話だったが、「父親が母親のことをよく『ビッチ』と呼んでいる」というツインテの娘の家庭事情が闇が深すぎて観ていて一番気になったよ
(苦笑)。
2024/05/30 (木)
「喧嘩独学」第8話
光太VS.新庄戦の決着編。
1話丸々バトル回。
正直これまでは「バトル展開はイマイチ」な印象だったが、今回はメチャクチャ面白かったな。
攻守が激しく切り替わる展開に、明快で歯切れの良い戦術のロジック、まさに「万策尽きた」かのように見えてからの逆転劇、そしてこの作品ならではの(格闘技の試合ではなく、「ケンカ」ならではの)最後のダメ押しと、全編通して見どころが満載だった。
特に後半の「負けイベント」にしか見えないところからの逆襲と、決着の野試合ならではの狂暴性はかなりアツくてよかったな。
2024/05/29 (水)
2024/05/28 (火)
「月が導く異世界道中 第二幕」第21話
ソフィアVS.智樹編。
異世界人(知り合いの日本人)だからなんだろうけど、よくあんな痴女みたいな格好した人見て「勇者」だと思ったな (笑)。
・・・・・・にしても今回はソフィア、ロナ、響と露出度の高い女子キャラの乳やフトモモを全編通してたっぷりと拝めて眼福だった。
2024/05/27 (月)
2024/05/26 (日)
「ザ・ファブル」第8話
洋子とユウキの出会い編。
Bパート冒頭の高橋の悪夢、夢だとは思わずに観ていたので「金庫の中から小島の兄貴がこんにちは」するシーンにはリアルに声が出るほどビビってしまった
(苦笑)。
今回のメインストーリーの洋子とユウキのモテモテイケメンこき下ろしコント、ユウキの「女にモテる」ことのみに特化した中身のなさを徹底的にコケにする、あまりにも容赦のない畳みかけっぷりに「イケメンに何か恨みでもあるのか」とか、「ヤクザ連中や貝沼のような悪事を働いたわけでもないのにこの仕打ちはかわいそすぎるだろ」とか、思わなくもないがキレキレのモノローグツッコミ芸を軸にしたコントの完成度が非常に高くて面白かった。
また、沢城みゆき劇場と言ってもよさそうな彼女の活き活きとした好演ぶりも素晴らしくって聴き応えのある内容だったな。
「わんだふるぷりきゅあ!」第17話
「赤ちゃんツアー」編。
「通りすがりのカルガモ親子の行進を巻き込み事故から助けるためにまゆちゃん大ピンチ」の流れが「真面目にふざけた」展開すぎて面白かった (笑)。
あと、初登場から1ヶ月以上も経ってようやくの、まさに満を持して初披露されるキュアニャミーの変身バンクも板岡錦原画らしい全体的に滑らかな動き、凝った仕草や表情の数々が相変わらずの充実ぶりで素晴らしかったな。
「響け!ユーフォニアム3」第8話
夏合宿編。
脱衣場のくだりを筆頭に真由との絡みの緊張感が全体的になかなか大したものだったな。
また、オーディションが複数開催になった時点で久美子が真由に直接対決で負ける展開が最低一回あるのは予想がついていたが、それでもやはりラストの久美子のソリ落選展開は相応に衝撃的で重量感のある仕上がりだった。
2024/05/25 (土)
「魔法科高校の劣等生(第3シーズン)」第8話
スティープルチェース編の決着編。
お兄様スーツがマッシブになってちょっとカッコよくなったが、お兄様は細身のシルエットなのでマッシブになるとあまりお兄様っぽく見えないのが痛し痒しといった感じ。
今回は中盤すぎまで達也VS.パラサイドールたちの軽快でキレのある超能力格闘バトルアクションをたっぷりと見せる作りでスティープルチェース編の大詰めらしく画的になかなか充実した内容だった。
「ガールズバンドクライ」第8話
バンドの方向性を巡る仁菜と桃香の対立編、続き。
互いに相手のこと、このバンドでやる音楽のことを大切に想うからこそ、激しく衝突する二人の感情が切々と伝わってくる内容で面白かった。
パーキングエリアでのケンカは居酒屋でのケンカのスケールアップ版のような作りになっていて話の内容的にも、技術的にもステップアップが感じられるのがよかったな。
仁菜が桃香の頬を叩くくだり、桃香が仁菜と音楽を始めた理由を腹を割って話したのを聞いて「そんな感傷まみれの愛情を自分に向けるな」と仁菜が桃香を拒絶する流れが、二人が相思相愛だということを(視聴者は)知っているからこそ、その語られる本心とそれに対する反発が痛ましくって切なかった。
あと、今回は終盤、クライマックスのダイヤモンドダストとの遭遇戦展開が凄かったな。
ここで、未だ対立中の二人の前に彼女たちを投入する、豪快さというか、豪腕ぶりが非常にエキサイティングで圧倒されてしまったよ。
当然、場は大いに荒れてさらにひっかき回されるんだけど、仁菜の前ではどうしても「大人をやってしまう」桃香を仁菜と同じ地平に立たせて衝動的な行動をとらせる、最後の一線を飛び越えさせるためには仁菜のような青かった頃の桃香を知っている元バンドメンバーの彼女たちが必要だった、というのは納得しかないので本当に絶妙なタイミングでの介入なのが上手かったな。
パッと見、勢い任せな感じなんだけど、冷静な計算も十分に感じられるところがまさに「筆が乗っている」といった感じで素晴らしかった。
2024/05/24 (金)
「WIND BREAKER」第8話
桜VS.十亀戦の決着編。
互いに本気になった桜VS.十亀の打撃はそれ以前よりも重く、獅子頭連最強の兎耳山のアクロバットは人外レベルの軽快さ・奔放さでなかなかの見応えだったな。
超人バトル漫画のような必殺技・過剰な破壊描写はできないし、格闘漫画のような明確な戦闘・戦術に関するロジックもないのでバトルの質や変化のほどは繊細な手つきで「画で語る」しかないんだけど、それをとても丁寧にこなしているのに感心してしまったよ。
2024/05/23 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第7話
ハートタルトお渡し会→渡辺母との賭け・本番当日編。
結局、前回の佐藤母の自信満々な煽りはただの親馬鹿だったのか・・・・・・ (苦笑)?
「何すか、これ?」と言いたくなってしまうような終盤の茶番劇に困惑。
Cパートの展開も「不快ならメールで教えて」と予防線を張ってはいたがこれで納得するのは柚日咲さんくらいだろう、という感じで全く共感できなかったな。
ファーストエピソードの解決方法の問題点に自ら手を突っ込んで、ファーストエピソードの結末をひっくり返すような果敢な展開には感心したが、この結末をみるとそれをやるには完全に荷が勝っていたんだな、と思わずにはいられない。
柚日咲さんの正体バレのくだりは愛憎激しく入り交じる百面相ぶりがなかなか愉快で面白かった。
「この素晴らしい世界に祝福を!3」第7話
シルビア討伐報酬と新魔道具開発報酬ゲットによる、カズマパーティの成金セレブ化編。
バニルのダクネスに対する羞恥プレイの数々が愉しすぎて堪らんかったな。
特にダクネスがめぐみんのワンピースを鏡の前で自分の身体に当てるくだりは「これは完全にララティーナ」と言いたくなるようなかわいらしさで最高だった
(笑)。
「時光代理人 -LINK CLICK-II」第7話
トキを連れて警察署を脱出した李天希追跡戦編。
後半に再び膨大な格闘アクションシーンあり。
第2話の前例があるのであのときのような驚きはなかったが、それでもやはりおっさん同士の格闘戦が延々と無闇に長く続く展開には困惑するしかなかったな (苦笑)。
2024/05/22 (水)
「忘却バッテリー」第7話
藤堂のイップス克服特訓編。
野球の常識にとらわれない発想ができる素人、空気を読まずに厳しいことを言うヤツ、逆に空気をしっかり読んで穏やかに優しくフォローしてくれるヤツ、状況を常に客観的かつ冷静に捉えて分析できる頭のキレるヤツ、小手指野球部1年生組の誰一人欠けていても藤堂のイップスをこれほど早く改善の方向に導くことはできなかったであろう、と思えるようなかたちにちゃんとなっているのがよく出来ていて上手かった。
あと、ラストのバッティングセンターでの藤堂と先輩の互いに顔を合わせない、背中合わせの再会もある意味、ベタなシチュエーションだけど構図とラストの先輩の口癖を使った掛け合い台詞がキレイに決まっていてよかったな。
2024/05/21 (火)
「終末トレインどこへいく?」第8話
大泉学園駅、「ネリアリランド」編。
水島努監督の脚本・コンテ・演出回。
作り手側から「ついてこれるか、この濃度と勢いに」とまるで試されているかのような内容だったな (苦笑)。
かなりユニークな世界観のアニメが改変されてさらにおかしくなっている世界を舞台にした冒険譚を普段なら1エピソード、1話以上かけてやっているところをあえて(?)1話以内に圧縮してやっているため、情報の量と密度と難解さ、それにスピード感がとてつもなくって圧倒される。
正直、1回観ただけではこれを「面白い」と自信を持って言えるほど理解はできていないのだが、トンデモ設定やトンデモ展開が矢継ぎ早に畳みかけられるので観ていて退屈する暇はなかったな。
あと、変装を解いたあとスク水姿になるヒロインたちと、アリスのコスプレをするなでこちゃんが大変エッチでよろしかった。
2024/05/20 (月)
「ブルーアーカイブ The Animation」第7話
便利屋68のアビドス学区からの撤収編。
反省文作成シーンのアコの乳乗せとヒナのフトモモのボリューミーな肉感が大変眼福でよろしかった。
2024/05/19 (日)
「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」第7話
マリちゃん襲来編。
今回のパンツノルマ担当がまさかのマリちゃん。
アラサーメガネ美人漫画家・マリちゃんが自分好みすぎて堪らんかった。
テンションの激しい乱高下に、森太郞とのテンポのよい掛け合い漫才も楽しくってこれまでで一番面白かったな。
また、茅野愛衣があまりやらないタイプの砕けまくったキャラを実に活き活きと愉しんでやっているように見えるのもなかなかに好印象でよろしかった。
「ザ・ファブル」第7話
海老原の過労による入院→小島の暴走開始編。
ひたすら好戦的で地雷がどこにあるのかわからない、・・・・・・というか、暴力的な言動に出るための口実を常に求めているようにしか見えない、小島の危険人物ぶりがなかなかのもので全編に渡って漲るような緊張感がよろしかった。
「夜のクラゲは泳げない」第7話
バイクの合宿免許トライ編。
久しぶりに地上波アニメでエロシーンのモザイクを見た (笑)。
整形巨乳美人・小春さん、前回の馬場母娘に続いてゲストのキャラが濃くて良い。
ラストのバイクに二人乗りするくだりと、ED被せの浜辺でのやり取りのまひる×花音イチャイチャ百合ップル描写が大変甘くて美味しかったな。
あと、今回はキウイちゃんに意外と社会性があったり(ちゃんと将来を見据えて進路の計画を立てている、バイクの免許合宿に普通に参加できる)、やっぱりまだまだ社会復帰には時間がかかりそうだったり(学校に行くのはやはり怖い、小春さんとリアルで遊ぶのはまだ勘弁)、前進はしていても一筋縄に解決するワケではない揺らいでいる感じもリアリティがあってなかなかよかった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第16話
こむぎの秘密・親バレ編。
「クレヨンしんちゃん」とのコラボ回。
「わんぷり」が「しんちゃん」に出張した回では「わんぷり」のキャラは「しんちゃん」の絵柄に合わせたみたいだけど、しんのすけとシロは「しんちゃん」の絵柄のまま、「わんぷり」の絵柄には合わせないのな。
まぁ、妥当な判断、というか、それで間違っていないとは思うけど (苦笑)。
ただ、絵柄はそのままだったが、キャラは「わんぷり」に合わせている感じで下品ネタは最後まで完全封印したままだったな。
異種族間コミュニケーションをテーマした展開でユルく無難に話の内容に組み込んでいたが、そのせいかインパクトはそこそこで「わんぷり」側としてはあまりコラボした意味が感じられないのが気になった。
あと、物語全体の内容としては親バレ展開のサジ加減――こむぎが人語を操り、人間に変化することや、ニコガーデンの存在については明かすが、(危険を伴う)プリキュアについては隠す、というバランスのとり方が上手に嘘をついていてズルいけれども巧かったな。
「響け!ユーフォニアム3」第7話
お盆休みの後先編。
相変わらず描かれずにカットされる合奏シーン。
「好悪の感情、自意識が極端に薄く、いわゆる『中身がない』ことに自覚的であるがゆえに、周囲の願望に合わせた人格を形成することができる」という「ガンダムUC」のフル・フロンタルや「コードギアス」のシュナイゼルみたいな自己分析を開示する真由ちゃんが不穏すぎる演出も相まってラスボスすぎて笑ってしまう。
今回は前部長・前副部長カップルの来校、大学の合同説明会、黄前姉の帰郷、みんなでプールと夏休み編らしいイベント事盛りだくさんで観ていて飽きない内容だったな。
ただ、今回一番のサービスシーンのプールで水着イベントが低音パート+αの主要吹部女子メンバー勢揃いの水着姿をたっぷりと見せるボリューム自体は充実しているのだが、くだんの真由ちゃんの告白が昏く、重く、静かな凄味がありすぎるせいで全く女子高生の水着に浮かれる気分になれないのは正直ちょっと残念だったよ
(苦笑)。
2024/05/18 (土)
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第141話
内通者発覚編。
第一期シリーズから続く内通者問題がついに決着。
本当に長々と引っ張ったわりには発覚の瞬間自体は拍子抜けするほど簡単なものだったな。
内通者=ヴィランとして追い詰められた青山ファミリーも、その真相・真意を追究する1-Aメンバーも切実な感情がヒシヒシと伝わってくる熱量の高い演出・作画に観ていて何度もグッとくる。
また、内通者が青山ファミリーだったという絶望が出久が提案した策によって一発逆転する展開も、AFOに取り込まれるしかなかった青山家の内情、無能力者同士の青山と出久の対比、逆転の策のためのフリとオチ、・・・・・・と徹底的に落としてから最後にキレイにひっくり返すための組み立て、ストーリー構成が本当によく練られていて上手かった。
2024/05/17 (金)
「うる星やつら」第41話
運命製造管理局・昇級試験編。
ほとんどの恋模様が一方通行で求愛方法に加害性が強いこの作品ではレアな互いに相思相愛で比較的平和なカップル、しのぶと因幡の1話丸々ラブコメ話。
それだけで何だか微笑ましく、素直に応援できてしまって好印象。
あと、今回はバニーガール美女がたくさん拝めたのもなかなかに眼福でよかったな。
2024/05/16 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第6話
千佳の声優業・強制休業問題勃発編。
声優人生の瀬戸際みたいな状況にあっても、この状況を利用して巨乳が揉めるチャンスがあるなら絶対に逃さない渡辺さんが(おそらく現実逃避(?)とはいえ、)あまりにもヒドすぎて面白かった
(笑)。
2024/05/15 (水)
「忘却バッテリー」第6話
藤堂家野球勉強会→藤堂の過去編。
シニア野球残酷物語。
清峰・要バッテリーに完敗→暴投で先輩の進路がかかった試合の戦犯になる→利己的な判断による先輩たちへの謝罪に自己嫌悪→イップスになる→チームに居場所がなくなり野球からリタイヤ→野球を辞めても続く鬱と不眠→それを忘れるために不良たちとのケンカに明け暮れる無為な日々を送るようになる、・・・・・・といった具合に挫折と悲劇が雪だるま式に繰り返され膨れ上がっていく藤堂の転落をこれまでになく力の入った演出と作画で非常に丹念に描いていて思わず画面に見入ってしまった。
徹底的に描かれる葛藤と悪循環も、ラストの不意に訪れる救済も「全ては藤堂が野球が好きで真摯に向き合っていたがため」という核心部が最後までブレずにしっかりと押えられているのがよかったな。
あと、今回は前半の勉強会のくだりも本当に上手い千早の左打ちの利点解説、藤堂姉妹の貴重な女子キャラ成分が良好でこちらもなかなか面白かった。
2024/05/14 (火)
「終末トレインどこへいく?」第7話
ゾンビ編、続き。
善治郎さんが初めて「ボボボ」にならず役に立ち、鉄壁スカートが破れてパンチラがあるイレギュラー連発回。
前回の静留の葛藤・周囲との対立の解答編としては弱いというか、有耶無耶にされた感が強いし、黒木さんの背景や掘り下げも少し中途半端で消化不良な部分もあるが、エロネタが充実していて、テンポもよい作りは単純に観ていて楽しく面白かったな。
丁度、会話劇主体で観客に考えさせるような作りだった前回とは対になるような構図――全編アクションコメディ展開であまり何も考えずとも楽しめるかたちになっているのもシリーズ構成的に程良いバランスの取り方だった。
2024/05/13 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第3期)」第30話
舞踏会編・後編。
アバンの概要説明が何故か第一期のものに差し替え。
(今回は母親やフィリップが坊ちゃんとの関係性を見直す話だからだろうか?)
クライマックスのダレスとウォルターのミュージカルシーン、何か久しぶりに日笠陽子の歌をじっくり聞いた気がするけれど、やっぱりメチャクチャ巧くてあらためて感心してしまったよ。
「鬼滅の刃 柱稽古編」第1話
約1年ぶりに再開した「鬼滅の刃」の第4期TVアニメシリーズ。
「柱稽古」計画発動編。
今回も第2期以降恒例の初回1時間スペシャルだったが、最後の「お館様の鎹鴉に速水奨」というキャスティングが面白すぎてそれに全てが浚われてしまう
(笑)。
あんな貫禄のある美声で喋るやつがいきなりあらわれたら、珠世さんがメチャクチャ警戒するのも無理ないわ。
メガヒット作品が人気と金に物を言わせて卑怯な悪ふざけに走ったようにしか見えないが、いろんな意味で「シリアスな笑い」が炸裂しまくっていて最高だったな。
2024/05/12 (日)
「夜のクラゲは泳げない」第6話
「JELEE」によるみー子への楽曲プロデュースミッション編。
みー子=馬場静江、デビュー14年目・31歳のベテラン地下アイドルという強烈な暴露のあとに、バツイチの子持ち(小学生の娘がいる母子家庭)というさらに強烈な暴露を被せてくる、二段構えの畳みかけがなかなか破壊力満点だった
(笑)。
フックを欲しがるオリジナル作品らしいというか、相変わらず少し内容詰め込みすぎでまとめ方がかなりの豪腕ぶりなんだけど、みー子のキャラクターのエキセントリックさ、馬場母娘のパワフルさを踏まえれば「それもまたアリ」と納得できてしまうかたちになっているのが(どこまで意図してのことかはともかく)よかったな。
あと、孤高の推し活実行者同士、めいと馬場娘が共鳴し合う流れなんかも好印象。
その状況自体も面白かったし、「JELEE」とみー子(馬場母娘)の関係性をビジネスや利害関係を超えたものにさせる接着剤としても上手く機能していてよろしかった。
「ONE PIECE」第1104話
ゾロVS.カク、再戦編、続き。
ピンポイントで作画アニメ指数が跳ね上がるセラフィム総攻撃開始シーンの一連のアクション作画がなかなかの迫力だったなあ。
また、今回はラストのステューシーの裏切りシーンも見応えのある仕上がりだった。
美麗なキャラ作画でステューシーの美しく妖艶な仕草をたっぷりと見せる作りが素晴らしい。
「ONE PIECE」TVアニメシリーズ特有の尺稼ぎのためのもったいつける演出がこのシーンにおいては上手くマッチしている印象だった。
「響け!ユーフォニアム3」第6話
コンクール府大会に向けてのメンバー選抜オーディション編。
プレイヤーであり、集団のリーダーであり、部活動を離れれば一介の進路に悩む受験生でもある久美子への、あらゆる角度から迫り来る絶え間ない気苦労の積み重ねっぷりがいつにも増して際立っていて大変だったな
(苦笑)。
そしてその中でも難易度が高い真由との微妙な軋轢は「何が引っかかるのか、具体的に上手く表現できないもどかしさ」を丹念に描いていてよく出来ていた。
特にオーディションの件ようにわかり易く意見が対立しているわけでもなく、違和感の正体が全く掴めない、個人練習のくだりでのやり取りは複雑で繊細な葛藤と両者の心理的距離感のせめぎ合いをとても丁寧に演出していて静に漲る緊張感が観ていてなかなか面白かった。
2024/05/11 (土)
「岸辺露伴は動かない」第9話
TVドラマシリーズ「岸辺露伴は動かない」の約1年5ヶ月ぶりの第4期シリーズ(といっても今回は第9話のみの単発だけど)。
「トラサルディー」来店編→ヒョウガラクロアワビ密漁編。
サブタイトルは「密漁海岸」だがその原作当該エピソードに「ジョジョの奇妙な冒険」第四部の「イタリア料理を食べに行こう」を合わせた内容になっており、それが無理なく自然なかたちでまとまっているのがよく出来ている。
原作を知らない視聴者がいきなりこれをお出しされてどう思うかはわからんが (苦笑)、トニオの料理を食すくだりはシュールでエキセントリックなコントとしてかなりハジケた作りで面白かったな。
特に京香が水を飲んで大量の涙を流す(というか、噴き出す)シーンは徹底的にやり過ぎていて最初のツカミとしては完璧、その強烈なインパクトの炸裂ぶりに思わず笑ってしまったよ。
「ガールズバンドクライ」第6話
智とルパコンビの接触編。
「新川崎女学院」のイメージカット、桃香さんのイメクラ感が大変エッチでよろしかった (笑)。
また、エッチといえばサウナのシーンのすばるちゃんの脚線美もなかなかにエッチでよかったな。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第140話
死柄木弔/オール・フォー・ワンVS.スターアンドストライプ編、続き。
キャラクターデザイン・馬越嘉彦とキャラクターデザイン協力・森島範子のダブル作監回で画的に非常に力の入った仕上がりだったな。
バトルの最後まで戦況が激しく二転三転するせめぎ合い、高度な駆け引きの連続も面白かった。
今エピソードは「立派な肩書きのぽっと出の新キャラが出たと思ったら即退場する」噛ませ犬エピソード的な構成なのだが、全くそのように感じさせない骨太な内容が素晴らしく、短い話ながらもキッチリと敵味方両陣営・現時点での最強キャラ同士の頂上対決に相応しい熱量と見応えのあるものになっているのがよろしかったな。
2024/05/10 (金)
「変人のサラダボウル」第6話
リヴィアと望愛の再会編とプリケツとリヴィアと望愛のバンド結成編の二部構成。
まさかのガールバンドアニメ展開に驚く。
・・・・・・というか、それにしても本当に今期は何の因果かガールバンドアニメが集中するな (苦笑)。
それぞれ生活にいろいろと問題のある三人が揃ってバンドを組むことで図らずもそれぞれの問題が解消され(?)、奇しくも健全な方向に向かったように見えるラストの着地が微笑ましくも狂っていて面白かった。
2024/05/09 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第5話
ブルークラウンへの謝罪訪問編と、夕陽とやすみの再起をかけた放課後共同作戦会議編の二部構成。
夕陽のマネージャーさんが矢鱈に可愛らしい人で参ったよ。
由美子がめくるにシメられるくだりがわかり易く業界バックヤードものらしい展開で面白かったな。
まさに「歯に衣着せぬ」といった感じでザクザクと由美子たちのやらかしをエグッていく、めるくのエッジの利いた言葉の畳みかけもある種の痛快さすら感じさせるものがあってなかなかよかった。
「この素晴らしい世界に祝福を!3」第5話
王都への魔王軍襲来編と「心と体の入れ替わり」神器発動編の二部構成。
ラストの風呂のくだり、白と黒の下着姿の金髪巨乳女騎士二人に迫られるシーンのおっぱいのボリューム感が非常に素晴らしくって眼福だった。
あと、王都のギルドの受付嬢がアクセルのギルドと同様におっぱいが見えそうな痴女コスな上にメガネっ娘なのもよかったな。
「怪異と乙女と神隠し」第5話
畦目先生宅でのお泊まり会編。
まさかの二話連続日常回&銭湯回 (笑)。
キャラ作画が少し微妙な感じだった前回を取り返すかのように今回は作画をしっかりと立て直した状態で銭湯シーンをはじめとするお色気サービスシーンをたっぷりと堪能できてよろしかった。
あと、視聴者代表キャラすぎる麻里ちゃんのリアクション芸の数々、畦目先生の田舎の年寄り臭い食文化に翻弄される乙ちゃんも楽しくってよかったな。
2024/05/08 (水)
2024/05/07 (火)
「終末トレインどこへいく?」第6話
静留の離脱編。
なでこちゃんの(怒ったときの)ママ味が凄い。
静留と撫子たち三人の尋問と弁明と口論、静留離脱後の撫子たち三人の議論、静留の自問自答といった濃密な会話劇を通して不在の葉香を含む主人公たち友達グループにとっての、それぞれの友情の在り方、価値観の相違や距離感のはかり方を浮き彫りにし、問うていく展開がなかなかに見応えのある内容で面白かった。
2024/05/06 (月)
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023年5月公開)を地上波TV放送で観る。
TVドラマ「岸辺露伴は動かない」の劇場版。
「最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵」にまつわる一連の騒動編。
新人漫画家時代の露伴の過去編、ルーヴル美術館編、江戸時代の「黒い絵」誕生編と場所も時間も異なるエピソードが連なる非常に盛りだくさんな内容で観ていて飽きないが、ルーヴル美術館での名画密売話と、「黒い絵」と露伴と奈々瀬の因縁話があまり上手くリンクしていないのでいささかまとまりに欠ける印象だったな。
また、サスペンスミステリー、伝奇ホラー、超能力バトルといったケレン味要素のキレ味が全体的にあと一歩な感じなのも物足りなかった。
基本的にはTVドラマ版と同様に物語の内容に合わせた閉塞感の強い画作りが貫かれているなか、パリ市街とルーヴル美術館の海外ロケのシーンだけ、解放感のある画作りになっているのはわかり易く画的な見せ場として際立っていてよかったな。
あと、奈々瀬役の木村文乃の儚くも妖しい佇まいもなかなかに雰囲気がよく出ていて素晴らしかった。
2024/05/05 (日)
「夜のクラゲは泳げない」第5話
「JELEE」の初バズりとまひるの葛藤編。
花音がその都度的確にフォローに入ってもまひるのわだかまりをしつこく何度も反芻させて「結局、最後は自分で自分を奮い立たせて納得できるまでやり切るしかない」というところまで持っていった粘りのある構成がよかったな。
あと、ラストのキスシーンは「勢いでそういうことしない」とまひるにツッコまれたあとの花音の意味深な間が上手くて非常に美味しかった。
「響け!ユーフォニアム3」第5話
あがた祭り編。
クライマックスの麗奈の家にお呼ばれしたあとの帰り道、猛烈に解き放たれた百合の波動に合わせるかのように、ここぞとばかりにつけられた濃厚・美麗なキャラ修正が大変眼福な仕上がりで素晴らしかった。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第31話
ミューラーからの初得点編。
今回のミューラーとの攻防戦はこの作品の異次元超人サッカーの集大成といっていいくらいケレン味盛り盛りな内容で凄まじかったな。
ドライブタイガーツインシュート、ミューラーの最終試験(落石特訓)、得点シーンの東邦ツインシュート→それに合わせる岬のダイビングヘッド→さらに翼が岬にドッキングと超人的プレーが目白押し。
原作連載当時の状況的にはこの試合がこの作品のラストゲームになるはずだったからなんだろうけど、行き着くところまで行っているというか、本当に出し惜しみなく派手なアイデアを次々に盛り込んでくるやり切りっぷりに圧倒されてしまったよ
(笑)。
2024/05/04 (土)
「ガールズバンドクライ」第5話
新川崎(仮)のライブハウスデビュー編。
桃香さんだって当然様々な葛藤を経て飲み込んでいる現状を「物分かりのいいフリをして誤魔化すな」と混ぜっ返す仁菜は本当に厄介だな (苦笑)。
あと、ライブパートは毎回臨場感を軸にした演出が貫かれているからか、路上、屋外ステージ、ライブハウスとシチュエーションに合わせて変化する様相を楽しませる作りがとても上手くて今回も素晴らしい仕上がりだった。
「僕のヒーローアカデミア(第7期)」第139話
約1年ぶりに再開した「僕のヒーローアカデミア」の第7期TVアニメシリーズ。
死柄木弔/オール・フォー・ワンVS.スターアンドストライプ編。
四週に渡って総集編をやったあとなので第6期ラストから普通に続き。
スターアンドストライプ、これは完全に「戻して」案件というしかないな。
あんな可憐なメガネ美少女がこんなに逞しく育ってしまうとは・・・・・・。
いろいろデカくなるのも、髪を金髪に染めるのもいいが、せめてヒーロースーツを装着していない私服姿のときくらいはメガネのままでいて欲しかったよ。
2024/05/03 (金)
「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」第1話
「宇宙戦艦ヤマト」リメイク版アニメシリーズの6作品目・劇場用アニメ「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」二部作のTV放送フォーマット版。
惑星ガルマンへのガミラス民族移民問題に端を発する民族紛争の勃発と「第65護衛隊」の誕生編。
リメイク版「宇宙戦艦ヤマト」シリーズは新作ごとにほぼ毎回監督が代わっているが今回は監督に加え、制作会社もXEBECの消滅に伴いサテライトに変更された。
お馴染みのキャラクターたちとの久しぶりの再会、前作から劇中時間で3年後の世界の様々な状況の変化がテンポよく次々に描かれていくので観ていて飽きないが、キャラにも、メカアクションにも全体的に華がなく地味でいささかパッとしない印象だったな。
本シリーズは劇場先行公開が定番化していてTVアニメながらも劇場の大画面にも耐える迫力のある映像、特に序盤は顕著な映画的で壮大な演出が売りだったため、余計に諸々TVサイズになってしまった内容には物足りなさを感じてしまった。
また、「40年近く前の古典的名作アニメを現代の最新技術とセンスでリブート」というもう一つの売りも、このシリーズ自体が既に10年以上続く長期シリーズ化してしまったことでその清新さが失われ、最早フックとしてあまり機能していないように見えるのも正直ちょっと冴えなかったな。
「ダンジョン飯」第18話
VS.シェイプシフター編。
「偽物の中から本当の仲間を探せ」というバラエティ色の強いネタを1話丸々かけて上手に料理していてなかなかに楽しい仕上がりだったな。
ライオスがモンスターマニア/モンスターハンターの経験をフルを活かして的確にシェイプシフターを追い詰めるクライマックスの流れが(オチ以外は)ワリと素直にカッコいいのも面白かった。
また、「本物探し」というテーマが主人公たちのこれまでを踏まえた上での人物批評にもなっていて、連続2クールアニメの終盤戦に相応しい積み重ねを感じさせる内容になっているのもよかったな。
「WIND BREAKER」第5話
ボウフウリンVS.獅子頭連、5対5マッチ開戦編。
蘇枋VS.鹿沼のタイマンシーン、全身をカメラに収めた投げ技主体の格闘アクションを丁寧にたっぷりと描いていてなかなかの見応えだった。
また、今回は前半の杉下VS.有馬のタイマンと合わせて「剛と柔」、「一撃と延々と続く乱取り」とわかり易く対比の構図になっているのもよかったな。
2024/05/02 (木)
2024/05/01 (水)
2024/04/30 (火)
「終末トレインどこへいく?」第5話
稲荷山公園駅編、続き。
吾野弓術、ヤベェ (笑)。
冒頭の磔にされている玲実ちゃんがエロくてよかった。
あと、クライマックスの玲実の大立ち回りはミサイルや砲弾が派手に飛び交う景気のよさに、怪獣映画的な巨大感、躍動感のある格闘アクションも上々でなかなかに見応えのある仕上がりだったな。
2024/04/29 (月)
2024/04/28 (日)
「ザ・ファブル」第4話
明VS.海老原編。
海老原&洋子のダブルギャップ萌え回だったな。
武断的性格で見た目通りの強面キャラだが、ヤクザのくせに、というか、極道だからこそ、というか、非常に情に篤いところもある海老原の人としての幅の広さ、分厚さ、人間的魅力を明との衝突と和解を通して丁寧に掘り下げていて好印象。
また、洋子の方も変態的な男性嗜好を可愛げたっぷりに描き、こちらもその表層と内実の落差からくるギャップ萌えが際立っていて面白かった。
「夜のクラゲは泳げない」第4話
「JELEE」のMV第2弾制作編。
サンフラワードールズの楽屋挨拶のくだり、あざとく凝った動きが枚数をかけて丁寧につけられていてよかったな。
「仮面ライダーガッチャード」第33話
ハンドレッド襲来/仮面ライダーレジェンド降臨編。
ヴァルバラッシャーにキスをしてヴァルバラドに変身するラケシスちゃんがエッチすぎる。
前後編の作品コラボお祭り回だと思っていたので戦いの決着が今回でつかず、さらに話が続いたのに驚いた。
設定や状況の説明は大胆に省き、プロットはシンプルかつ明快で、敵味方に新旧歴代仮面ライダーが入り乱れるバトルアクションがほぼ1話丸々延々と続く、短編劇場版みたいなストレートでゴージャスな作りが素晴らしい。
また、坂本浩一監督回ということで盛り盛りなアクション的見せ場がいずれもキレのある、カッコいい仕上がりなのもメチャクチャ見応えがあってよかったな。
「響け!ユーフォニアム3」第4話
サンライズフェスティバル当日と求の事情編。
求の打ち明け話ラストの、タクシーのライトの演出が緊張感があってなかなかよかった。
・・・・・・にしても、劇場中編の「アンサンブルコンテスト」に続き、今回(第3期TVシリーズ)のサンライズフェスティバルの演奏シーンもバッサリカットとは、作画カロリーのかかる大規模な演奏シーンはいまの京アニではおいそれと手が出せないってことなのかなあ、とかついつい勘ぐってしまうなあ。
2024/04/27 (土)
「魔法科高校の劣等生(第3シーズン)」第4話
七草双子VS.七宝→十三束VS.七宝→達也VS.十三束の決闘三本勝負編。
ダブルセブン編のラストということで派手な魔法バトル展開が三連続で続く豪勢な内容でなかなかの見応えだったな。
また、七宝へのわからせ展開が達也や深雪が直接手を下すのではなく、ワンクッション置いたかたちになっているのもヒトヒネリ利いた作りでよろしかった。
2024/04/26 (金)
「ダンジョン飯」第17話
キメラ化したファリンとの再会編。
蘇生可能なのが前提であるとはいえ、なかには相当な手練れもいるシュローパーティとカブルーパーティの面々が抵抗も間々ならぬまま、簡単に次々とファリンに蹂躙されていく展開が昏いカタルシスすら感じさせるほど壮絶でなかなかの緊迫感と見応えだったな。
また、今回は後半のライオスとシュローの青春愛憎劇を軸にしたドラマも非常に濃厚で面白かった。
特に二人の衝突の発端となる応酬はシビアで痛烈な正論でライオスたちを批判するシュローに対して、途方もない理想論をぶち上げて切り返し、行き詰まった現状を打開する新たな指針を示すライオスがまさに冒険譚の主人公に相応しい堂々たる主人公ぶりでよかったな。
「ゆるキャン△ SEASON3」第4話
大井川キャンプ編、続き。
畑薙湖の吊り橋のくだりの大ピンチぶりというか、まさに「進退窮まる」感じが面白かった (笑)。
あと、前回に引き続き、観光旅行編ということでレイアウトのよさが全編に渡って冴え渡る内容だったなあ。
「うる星やつら(2022年版)」第38話
面堂と飛鳥のデート編、続き。
飛鳥の極度の男性恐怖症×怪力による過剰な防衛本能ネタのドタバタが2話連続で繰り返されるのはさすがにちょっとワンパターンすぎて厳しかったが、1話丸々たっぷりとメガネっ娘姿のラムちゃんが堪能できたのはなかなかに眼福でよかったな。
2024/04/25 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第3話
お泊まり会編と「コーコーセーラジオ」打ち切り通告編の二部構成。
1クールアニメにしてはヒロインカップルの進展が矢鱈に早いな、と思ったが、原作は電撃大賞応募作品だから原作第1巻に相当するエピソードは先のことを考えて余力を残した構成にはあまりなっていないのか。
ま、それはさておき、今回は一緒に入浴イベント、渡辺ママとの対決、「コーコーセーラジオ」打ち切り問題に、夕陽のスキャンダルと怒濤のような見どころ盛り盛り展開で面白かったな。
特に入浴シーンは想定以上にサービスが利きまくっている、まさに文字通りの乳繰り合いっぷりが大変美味しくって素晴らしかった。
「デート・ア・ライブⅤ」第3話
ラタトスクVS.DEM全面対決編、続き。
きょうぞうちゃんのデレは相変わらず破壊力が非常に高くて美味しいな。
士道がキスと投げキッスの乱発攻撃でニベルコル軍団相手に無双するくだりのこの作品らしさと狂気と滑稽さとそこはかともない気持ち悪さが入り交じった絵面がなかなかに愉快で面白かった。
あと、今回はメカ少女的なヒロインたちの全編に渡る大規模空戦展開もCGによる物量をかけたロボットアニメ的なアクション盛りだくさんでよかったな。
「時光代理人 -LINK CLICK-II」第3話
病院襲撃編、続きと陳彬刑事の葬儀編。
葬儀場で劉旻の両親に絡まれるくだりの表情作画が矢鱈にくどくて見応えのある仕上がりだった。
第2期に入ってからいまのところ初回から三話連続で画的な見せ場が手を替え品を替え用意されているのが凝った作りというか、サービス精神旺盛な作りでなかなかにポイントが高いなあ。
2024/04/24 (水)
「忘却バッテリー」第3話
藤堂&千早入部編と練習試合のための帝徳高校訪問編の二部構成。
「ドラゴンボール」のパロディが矢鱈に気合いの入った、異様に完成度の高い仕上がりで驚いた。
また、最後に出てきた帝徳の監督が一番面白い人なのがちょっと卑怯で可笑しかったな。
あと、真面目なところでは険悪なムードになりかかったのを山田が誠意を込めた挨拶一つで和ませるくだりが、山田は山田でチームに必要不可欠な存在であることをスマートに描いていてなかなかよかった。
2024/04/23 (火)
「終末トレインどこへいく?」第4話
東吾野駅を発ってから稲荷山公園駅までの道程編。
木野日菜、ワリとレアな低音キャラをやらせているのも面白いが、前回のフリキレた発狂・絶叫演技の連続に続いて、今回は幼児退行して得意のロリキャラ化と、役者としての引き出しを全部使い切りそうな勢いの活躍ぶりが毎回大変素晴らしいな。
「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」第4話
魔獣狩り編。
景気よくおっぱいとパンツを見せてくれるシルファさんが素晴らしい。
また、意外と早く再登場して主人公と合流したタオさんとのコントラスト(クールと元気、寒色と暖色、ポニーテールとツインテール、乳担当と尻担当)も明快かつ鮮やかでなかなかに良い塩梅だった。
2024/04/22 (月)
「鋼鉄神ジーグ」第3話
VS.ハニワ幻神・馬頭羅編。
「じゃじゃ馬ならし!炸裂!地獄ビンタ」というサブタイトルだったが、何かの比喩でも何でもなく本当に「馬型のハニワ幻神をジーグがビンタでしばく話」で驚いた
(笑)。
2024/04/21 (日)
「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」第3話
和泉のえる攻略編。
パッと見、クールな感じなのにかわいいパンツをはいていて、つい最近まで引きこもりで友達のいない陰キャだという、のえるちゃんのギャップ萌えに興奮する。
あと、二股が三股になったと思ったら、三股中のヒロインたちが集結・初顔合わせして三つ巴の修羅場が完成するという急転直下のラストも見事としか言いようのない強烈な「引き」で面白かったな。
「怪獣8号」第2話
「怪獣8号」爆誕編。
命の恩人とは言え、出会ったばかりのおっさんと危うい橋を渡るのに何の躊躇もなくナチュラルに付き合ってくれるレノくんは本当にいいヤツだな。
主人公たちはかなりシビアな状況に追い込まれているのに話のノリは初回よりも少しポップな感じになったのが意外でちょっと驚いた。
あと、今回は病院から逃走するくだりのコントが個々のボケ自体の可笑しさに加え、シチュエーションに見合った加速度感もなかなかのもので面白かったな。
「夜のクラゲは泳げない」第3話
渡瀬キウイの事情編。
ベタだけどEDが完成した「JELEE」のMV→本編終了直後のCMが今回のED曲も含む「JELEE」のアルバムCDという流れがよかった。
また、前回のめいちゃん編もそうだったが、複雑な事情を抱えるヒロインの顛末を問題の重さは損なわないまま、要点を的確に押えてコンパクトに歯切れ良くまとめる構成も上手くてなかなかよろしかったな。
「わんだふるぷりきゅあ!」第12話
キュアニャミーとの邂逅編。
まゆがガルガルに襲われるシーンのホラー調演出が妙に力が入っていて気になった。
あと、「わんぷり」は約1クール、非暴力主義が基本姿勢だったので躊躇なく平気でひっかいたり、蹴ったりとガルガルに暴行を加えるキュアニャミーの異端ぶりが刺激的・衝撃的だったなあ。
プリキュアシリーズ全体としては暴力上等なキュアニャミーの方がスタンダードでワンダフルとフレンディの二人の方がむしろ異端という逆転の構図も含めてなかなか興味深かった。
「ONE PIECE」第1101話
ルフィVS.ルッチ、リベンジマッチ編、続き。
前回に比べると作画の奇想はそれほど爆発していないが相変わらずギア5VS.覚醒ルッチの戦闘シーンのバトルアクションが大変秀逸だったなあ。
今後、ルフィの戦闘シーンはギア5をガンガン使っていく感じになるんだけど、この調子でギア5を発動するたびに毎回作画が凄いことになっていくのか、観ていてちょっと気になった。
「戦隊大失格」第3話
レッドの神具略奪・潜入工作ミッション編。
今回用意された二つの逆転劇ともに「不死」と「擬態」という戦闘員Dの異能を駆使したかたちにちゃんとなっているのが基本をしっかりと押えた手堅い作りで好印象。
圧倒的な戦力差に胡座をかいて舐めた態度をとる相手から見事にその足下をすくって一泡吹かせる、という王道展開がキレイに決まっているところも含め、気持ちのよい仕上がりで面白かった。
「響け!ユーフォニアム3」第3話
義井沙里の苦悩編。
サリーちゃんの苦悩、繊細な問題を繊細な映像と声の芝居で丁寧に表現していて素晴らしかった。
あと、すずめちゃんがただの姉狂いのトラブルメーカーではない、天才系キャラらしい抜け目ない一面を見せるキャラの掘り下げ方もよかったな。
2024/04/20 (土)
「ガールズバンドクライ」第3話
仁菜とすばるの和解編と「新川崎(仮)」デビューライブ編の二部構成。
相変わらず仁菜ちゃんの狂犬ぶり、桃香さんの手綱捌きが見事なもので面白かったな。
クライマックスのライブシーン、用意された仁菜ちゃんの衣装の過剰にかわいくて、微妙にセンスのない感じと、仁菜ちゃんの激しいヴォーカルと険しい表情、楽曲とバンドのパフォーマンスのカッコよさのギャップが最高にロックしていて素晴らしかった。
2024/04/19 (金)
2024/04/18 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第2話
コロッケ編と、由美子と夕陽のTVアニメ初共演→OP主題歌リリースイベント編の二部構成。
夕陽への羞恥責めが今回も美味しかったな。
ライブパートが丁寧によく動く手描きのダンスアクション作画でなかなかに力の入った仕上がりだった。
総じて端正なキャラ作画にも言えることだが、あまり制作規模の大きい作品には見えないのに押えるべきところは的確に押えた手堅い作りが好印象。
今回のライブは結果的に主人公コンビが力不足を痛感する、いわゆる「負けイベント」なので止め画で軽く流しても成立すると思うんだけど、「主人公たちは力を尽くしたけどダメだった」かたちにキチンとさせる&声優のお仕事アニメという設定上、あまり多くはない(?)画的に派手に盛り上げられるシチュエーションなのでしっかりとサービスを利かせるためにあえて力をかけているように見えるところなんかもよかったな。
「この素晴らしい世界に祝福を!3」第2話
ライターの販売開始編とアイリス王女との会食編の二部構成。
アイリス王女との会食編、オチでパンツを抜き取られるお約束はあるけれど、仲間たちとの絆を確かめる、このアニメしては何か普通にアツくて良い話だった気がして思わずちょっとグッとくる。
ダクネスが王女を諭すくだりや、ラストなど見せ場での照明演出も力が入っていてなかなかよかった。
あと、今回は冒頭の謎のダクネスのエロメイドコス、王女との会食のためにドレスアップしたヒロインズ、直接話すようになったらかわいいアイリス王女と、ヒロインたちの立て方が上手く、いつになく華やかなのも素晴らしかったな。
「怪異と乙女と神隠し」第2話
コオネ女学院・不登校者続出問題・潜入調査開始編。
パンツに、おっぱいと今回もお色気サービスが充実していて素晴らしい。
あと、化野妹ちゃんの菫子さんに対するストレートなツンデレぶりも大変かわいらしくてよかったな。
「デート・ア・ライブⅤ」第2話
ラタトスクVS.DEM全面対決開始編。
新シリーズがはじまるたびに毎回同じことを書いているけど、声優業を事実上引退しているのに「まじひくわー」ちゃんの「まじひくわー」のためだけに毎回アフレコに参加する月宮みどりさんには頭が下がってしまうなあ
(笑)。
あと、今回は古今東西ゲームでのエロネタトークも男子中学生の放課後みたいなノリが大変愉快で面白かった。
「時光代理人 -LINK CLICK-II」第2話
陳彬刑事失踪→転落死と病院への不審者襲来編。
終盤のトキ&リンと侵入者のバトル、丁寧なアクション作画による作画カロリーの高いリアルな格闘戦が2分半も延々と続く異様な光景に驚いた。
殺陣は凝っていて多彩な攻撃パターンが駆使されてはいるものの、同じ場所で同じテイストの格闘アクションがあまりにも長く続くのでさすがに「いつまで戦っているんだよ」とツッコまずにはいられなかったな(苦笑)。
いや、確かに凄いし、見応えはあるし、あえて「やりすぎ」を狙っているのも想像できるんだけど、内容の面白さに対する感動や感心よりも異様さの方が印象としては際立っていて困惑してしまったよ。
2024/04/17 (水)
2024/04/16 (火)
「月が導く異世界道中 第二幕」第15話
闘技大会・個人戦編と商人ギルド代表からの問責編。
戦闘力に関しては既に最強クラス、少なくともヒューマン相手ならヒューマン最強の勇者パーティーですら勝負ならないほど強い真が戦闘力皆無の商人ギルド代表に完全論破されて何もやり返せずに言い負かされる展開がなかなかに意外性があってよかったな。
第2期に入ってから真と相対するものの戦力差が大きすぎて完全にヌルゲー状態になっていたので場を引き締め、流れを変えるアクセントとしても面白かった。
「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」第3話
タオとのダンジョン攻略編、続きと付与魔術実験編の二部構成。
VS.リッチ戦、相変わらず凝ったアクション、服が破れてよりエッチな感じになるタオもよかったが、ロイドVS.リッチになってからの演出のテンションの高まりが、気術の研究開発に狂気を帯びつつ昂揚するロイドのテンションの高まりと完全にシンクロしているのもとてもよく出来ていて素晴らしく、観ていてちょっと感心してしまったよ。
2024/04/15 (月)
2024/04/14 (日)
「怪獣8号」第1話
怪獣が日常的に襲来する「“怪獣大国”日本」を舞台にしたSF怪獣退治もの。
主人公・日比野カフカの怪獣化編。
映像もストーリーも初回から見どころ盛りだくさんで素晴らしかった。
巨大怪獣ものらしく奥行き・スケール感のある画面構成に、超緻密な背景美術、丁寧に組み立てられた激しいアクション、とヴィジュアルが全編に渡って充実。
アラサー中年男性の主人公の諦観と再起、職場の年齢差のある先輩と後輩/三十代のおっさんと十代の少年の年の差仁義といったドラマも主人公と相棒のキャラ立てが上手くてなかなかよろしかった。
また、「倒した怪獣の解体処理業」という設定はそのアイデアそのものも、リアリティのある丹念な描き方もよく出来ていて面白かったな。
「烏は主を選ばない」第2話
雪哉への若宮の側仕え指名編。
相変わらず複雑な設定・専門用語を物語を通して紹介していくやり方が巧い。
雪哉の出自の入り組んだ事情とそこからくる少々屈折したキャラクターを起伏に富んだ展開で描き、上手にキャラを立てていて面白かった。
あと、初回ではあまり意識しなかったが(自分に色彩センスがないからだと思うが)、キャラクターの衣装の色使いが美しく、重厚で緻密な背景美術と合わせることでよりいっそうその鮮やかさが引き立つかたちになっているのにも今さらながらに目を惹かれたよ。
「夜のクラゲは泳げない」第2話
作曲担当・高梨・キム・アヌーク・めいの「JELEE」加入編。
新キャラ、めいちゃんもなかなかに濃いといか、クセが強いというか、面倒なキャラで面白かったな。
ただ、花音との「約束」のくだりはよかったけど「JELEE」に加入する流れは勢い任せすぎるというか、ちょっと強引だったかも。
あと、めい役の島袋美由利はどちらかというとハスキーな声質を活かしたカッコいい系キャラや少年役、敵キャラが多い印象だったが、ここ最近、かわいい役というか、変なキャラを振られる機会が多くなっていろんな芝居のパターンが観られるようになってきたのも何だかちょっと嬉しかったな。
「ささやくように恋を唄う」第1話
軽音部の助っ人ヴォーカルの先輩と彼女の最初のファンの後輩が主人公の青春学園百合コメディ。
主人公・木野ひまりと朝凪依の邂逅編。
今期3本目のガールズバンド/音楽ユニットアニメ。
バンドメンバーというか、主人公を除いた主人公の友人を含むメインキャラ全員がプリキュア声優というのがオモシロい (笑)。
たぶん狙ってやってはいないんだろうけど、だからこそといった感じで凄かったな。
内容全般については悪くはないけど全体的に薄口で少々物足りない印象だった。
「響け!ユーフォニアム3」も含めて今期の音楽もの系百合・女子グループものアニメが軒並み濃いので余計にそう感じてしまう部分もあるんだろうけどドラマも映像も弱くていささかフックに欠けるところがあったな。
「わんだふるぷりきゅあ!」第11話
見晴山ガルガル探索調査ミッション編。
板岡錦作監回で全編に渡ってキャラもアクションも上々だったな。
特にキュアワンダフルVS.ガルガルのアクションがちょっと凝っていてよろしかった。
あと、余計なお世話だが次回が「新プリキュア本格参戦回」になるのなら、このリソースをそちらに回した方がよかったのでは?とちょっと思ってしまったよ (苦笑)。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第28話
第一回国際ジュニアユース大会・決勝戦、日本対ドイツ戦キックオフ編。
ミューラーくん無双回で日本代表の単体必殺シュート使いたちの必殺シュートがことごとくミューラーくんに防がれるという展開だった。
スポーツアニメというより最早完全に超人バトルアニメのノリなのだが、その展開に相応しいケレン味たっぷりな演出に、後半丸々それに終始した展開にしても飽きさせないテンポのよい畳みかけがよかったな。
「響け!ユーフォニアム3」第2話
黒江真由の北宇治高校転入とサンライズフェスティバルに向けての練習開始とコンクールの自由曲選曲問題編。
1年生編では先輩、2年生編では後輩のユーフォニアム奏者と久美子が対峙してきたが、最後の3年生編では同学年のユーフォニアム奏者と対峙することになり、全シリーズ通して三学年全てのユーフォニアム奏者と久美子が対峙するという構造になるんだな。
「いつものベンチ」で自由曲の選曲を決めるくだり、麗奈が久美子とのいまの関係性というか、これまでの関係値に対する自信を言葉にするのがなかなかにエモかった。
また、そのシーン一連の演出もいささか過剰気味に盛り上げる壮大な作りが映画的雰囲気バリバリで相当な見応えだったし、最後に上手にオチをつけてバランスを取っているのもソツがなかったな。
あと、今回は釜屋姉妹がその拗らせっぷりも、仲良しっぷりも最高にかわいくって観ていてホントに堪らんかった。
2024/04/13 (土)
「ガールズバンドクライ」第2話
桃香帰郷阻止・路上ライブの後日談と仁菜とすばるの初顔合わせ編の二部構成。
陽キャのすばるに対して逆恨み的に拗らせて盛大な逆噴射をする仁菜ちゃんがめんどくさすぎてかわいかったな。
絡んできた通りすがりのサラリーマンとストリートファイトがはじまるところなんか、最高にオモシレー女すぎてメチャクチャウケた (笑)。
あと、この一連の流れは貰った電灯の使い方が上手かったな。
対リーマン戦の武器になって貰った早々破損するのもロックだったが、仁菜ちゃんが抜き身の電灯を抱きしめながらとぼとぼ歩く姿、情けなくなって溢れた涙が電灯の笠に落ちるところも惨めさがいや増しになっていてよろしかった。
また、今回は仁菜ちゃんのこの面倒臭さと表裏一体の才能に即座に気付き、この人格も含めて愛してあげられる桃香さんと衝動的にはじまった新生活の初っ端で仁菜ちゃんが出会えたことのエモさ、まさに「運命の出会い」としか言いようのない巡り合わせをあらためて再確認というか、深掘りするような内容になっていたのもよかったな。
2024/04/12 (金)
「ダンジョン飯」第15話
VS.ドライアド編とVS.コカトリス編の二部構成。
VS.レッドドラゴン戦あたりからいろいろとイレギュラーな展開が続き、話の雰囲気も変化してきた印象だったが、作品のタイトルになっているからか、ここへきて再び軌道修正してモンスタージビエの話に戻ったな。
VS.ドライアド編、女人型植物系モンスターとの対戦話で「このすば3」とシンクロ。
VS.コカトリス編、威嚇のくだりに、石化のくだりとマルシルに対する仕打ちがとことん厳しくてヒドいのがこの作品らしくて面白かった (笑)。
2024/04/11 (木)
「声優ラジオのウラオモテ」第1話
タイトル通りラジオのパーソナリティとして共演している二人の女子高生アイドル声優が主人公のバックステージもの百合コメディ。
「夕陽とやすみのコーコーセーラジオ」放送開始編。
ケンカップルのツンデレ百合コメをベースに、オタク男子みんな大好き(偏見)女性声優ネタをブレンドしていくバランスが絶妙で魅せるべきものが明快に立っている。
声優ネタのフレーバーがバックステージものらしくビターテイストは利いているんだけど毒気やえぐみを感じさせるほどでもないサジ加減も絶妙だった。
また、話のテンポもよくて最後までダレることなく楽しめるところなんかもよかったな。
「この素晴らしい世界に祝福を!3」第1話
「この素晴らしい世界に祝福を!」の7年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
カズマの出家騒動編。
カズマたちを惑わす安楽少女、表の顔も、裏の顔も小清水亜美の芸歴の分厚さを感じさせる快演ぶりで素晴らしかったな (笑)。
「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」の後日談でカズマさんメインの話なんだけど、そのストーリーラインはキープしながらもメインヒロイン3人にバランスよく見せ場(主に醜態)が配置されているのがなかなかよく出来ていて上手かった。
あと、何か久しぶりにこの作品を観て、アクアってデリカシーがなく、酒にだらしないだけで基本的には気さくで優しくて普通にけっこういい娘なんじゃないか、とちょっと思ってしまったよ。
「怪異と乙女と神隠し」第1話
怪異をモチーフにしたミステリーホラーもの。
逆万引き本編。
主人公の緒川菫子さんのおっぱいが凄い爆乳で凄かった。
とにかくおっぱいが凄すぎて話の内容があまりよく思い出せないくらいおっぱいが凄かったな。
尻もデカい、声がファイルーズあい、自宅ではメガネっ娘、アラサー処女、どこか斜に構えていて化野くんに対してクールなお姉さんぶるけれど実はメンヘラ傾向が強いなど、他のキャラ属性も非常に濃厚でよろしかった。
あと、映像が全般的に手堅い仕上がり、望月智充監督作品らしく日常描写・生活描写が丁寧なのもなかなかに良い塩梅だったな。
「喧嘩独学」第1話
動画サイトの喧嘩配信を通してスクールカースト最下位のいじめられっ子が成り上がっていく下剋上リアルファイトアクションもの。
主人公バディ・志村光太と金子亨の初喧嘩配信編。
迷惑系配信者の取り巻きで元いじめっ子の相棒の方はもとより、いじめられっ子の方の主人公も実は相当にしたたかで腹黒く、「善良な弱者が力を得て成り上がる」みたいな感じではなくて「心に逸物あるもの同士が利害と野心で結ばれていく」流れなのが程よく泥臭くって好印象。
また、話のテンポの良さ、展開の起伏やウネリの作り方も上手くてなかなか面白かった。
「デート・ア・ライブⅤ」第1話
「デート・ア・ライブ」の約2年ぶりの第5期TVアニメシリーズ。
狂三攻略編、続き。
士道の過去の記憶封印解除失敗編。
sweet ARMS存続確認アニメ。
前置きもなく第4期のラストから普通に続き。
分身にからかわれて照れるきょうぞうちゃんがメチャかわだったな。
今後のバトル回に備えてのことなのか、ほぼ全編会話劇みたいな内容だったから割り切っているのかどうかわからんが、初回から絵は「動かざること山の如し」、レイアウトも顔のアップとバストショットと棒立ちばかりの省力設計なのは厳しく、観ていて少々退屈だった。
「時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ」第1話
「時光代理人 -LINK CLICK-」の2年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
トキVS.連続殺人犯、再戦編。
話の途中で、・・・・・・というか、主人公の相棒が刺されたところでブン投げて終わったまま2年間放置って今さらながらになかなか凄いな (苦笑)。
前作はタイムリープサスペンスものだったが、今作は異能バトルサスペンスものに様変わり(?)。
凝った映像表現や、長尺の丹念な格闘シーンなど、ヒットした前作を受けての続編らしい力のかけ方がよろしかった。
ただ、ヒカル死亡のミスリードは大仰に引っ張ったわりにオチがしょうもなさすぎてあまり上手くはなかったな。
2024/04/10 (水)
「忘却バッテリー」第1話
天才投手と野球をやっていた頃の記憶を失ったその相棒の捕手が主人公の高校野球もの。
主人公バッテリーの東京都立小手指高校入学編。
キャラデザインがちょっとスポーツをやらせるには華奢すぎる気もするがMAPPA制作らしく映像はキャラも野球シーンもハイクオリティな仕上がりでなかなかによく出来ていた。
あと、実際には宮野やディレクターが勝手に引き寄せて膨らませているだけかもしれないが、捕手のキャラの「宮野真守当て書き」感が何か矢鱈に強かったな
(苦笑)。
2024/04/09 (火)
「終末トレインどこへいく?」第2話
高麗川横断編。
初回は全くピンとこなかったが、旅が始まり、ほぼヒロインたち4人だけの話になってから俄然面白くなってきた。
車内での4人の会話劇も楽しいし、終盤の津波のスペクタクルも迫力とスリルがなかなかのものでよかったな。
2024/04/08 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド」第25話
「死神坊ちゃんと黒メイド」半年ぶりの第3期・・・・・・というか、実質的には「死神坊ちゃんと黒メイド」二度目TVアニメシリーズの分割2クール後半戦。
魔術学校短期留学終了編と覚醒したシャロンとの再会編の二部構成。
魔術学校編が挿入歌を二回流しているうちにあっという間に終わってしまってビックリしたよ。
2.5話ぶんくらいあったのでこの作品的には長めエピソードだったはずなんだけど、間に中断を挟んだこともあってか、「始まったと思ったら終わった」みたいな印象になってしまうなあ
(苦笑)。
あと、後半のシャロンとの再会編はシングルマザー・シャロンさん25歳を元気いっぱいに演じる井上喜久子の芝居が脅威の若々しさでこちらも観ていてビックリしたよ。
「ブルーアーカイブ The Animation」第1話
学園都市「キヴォトス」を舞台にした美少女SFミリタリーアクションもの。
「先生」のアビドス高等学校赴任編。
ソシャゲ原作ものらしく「一見様お断り」感の強い内容だったが「アークナイツ」よりかはだいぶわかり易くてとっつき易い。
Yostar Pictures制作らしく作画はキャラ・アクションともに上質。
最後まで観てもキャラの名前はほとんど覚えられず、細かい話の内容や世界観もよくわからないまま終わりそうな予感はするがミリタリー美少女展覧会として眺めるぶんにはそれなりに楽しめそうな感じだったな。
「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」第13話
ルーデウスの新居購入編。
分割2クール・第2クール目初回。
制作サイドの意識としては新シリーズの初回というよりただの13番目のエピソードだからなんだろうけど、初っ端から作画がちょっとユルかった。
また、話の方も悪くはないけどこじんまりとした内容・・・・・・というか、穏当な展開が今後の波乱の前フリにしか見えない内容で橋渡し的な印象が強いためか、取り立てて書くことがあまり見当たらなかったな
(苦笑)。
「鋼鉄神ジーグ」第1話
「鋼鉄ジーグ」漫画版の続編として制作されたTVアニメシリーズ。
2007年放送作品の地上波初放送版。
本放送はWOWOWスクランブル放送だったため、その視聴環境がなかった自分は今回が初見。
ハニワ幻神の再襲来編。
劇中時代設定が2025年なのがタイムリー。
本放送当時から「面白い」と評判だったが、納得の出来栄えだったな。
永井豪・ダイナミックプロ作品らしい力強さが全編に横溢していて素晴らしかった。
「合体してジーグ完成」で終わらせるために(?)事前の戦闘シーンを盛って引っ張る構成なのだが、バイクと戦闘機とハニワ幻神の激しいチェイス、銃弾、ミサイル、ビームが飛び交い、爆発と破壊が繰り返される濃厚な戦闘描写の畳みかけが秀逸でジーグが出なくても十分なくらいに見応えがある。
濃い画とテンポの良いアクション、テンションの高い演出の掛け合いが非常に良い塩梅だった。
あと、いま観ると主演の小野大輔の芝居が若いというか、幼くてEDクレジットで確認するまでわからんかったよ。
「デュラララ!!」(2010年)で低音演技を開拓する前、「黒執事(第1期)」(2008年)よりもさらに前の作品なんだな。
いまなら少年っぽさよりももっと野性味を前面に押し出した荒々しい感じになるんだろうな、と確認したあとちょっと思った。
2024/04/07 (日)
「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」第1話
天使の少女との同居生活を軸にした美少女ハーレムラブコメディ。
主人公・徳光森太郞と天使の「とわ」の邂逅編。
落ちものヒロインアニメのテンプレ・オブ・テンプレだったな。
丁寧な作りとパンツアニメなところは好印象。
あと、ヒロインの髪型が真後ろから見ると「特大の白いチンコ」にしか見えないのが気になりすぎて本当に参ってしまったよ (笑)。
「ぶっちぎり?!」第12話(最終回)
荒仁VS.真宝/千夜VS.一夜のタイマン編。
荒仁と真宝、千夜と一夜、荒仁と千夜の関係性にキッチリと決着をつけ、ソツなくまとめ。
それぞれ収まるべきところにキレイに収まった手堅いラストではあったが、このタイトル、この世界観ならもっとハジケたものを見せて貰いたかった、という気がしないでもない。
最終的に放ったらかしになったまほろちゃんが象徴的だが多くのキャラが上手く掘り下げきれず、活かしきれず終わっているのも気になるというか、惜しかったな。
全体として内海紘子監督の趣味性が全開な作品なので形(世界観)を固めるのに注力しすぎて中身を埋めるのにあまり意識が向かなかったように見えてしまう印象だった。
「烏は主を選ばない」第1話
八咫烏の一族が住まう異世界「山内」を舞台にした和風ファンタジー。
登殿開始編。
最後まで観てあせびちゃんが主人公じゃないのにちょっと驚いた。
宮廷を緻密な背景、スケール感のあるレイアウトで壮麗に描いているのが物語の内容に見合った格調高い雰囲気を十分に引き出していてよろしかったな。
また、凝った設定や複雑な人間模様をストーリーの進行を通して見せる手際に淀みがないのもなかなかによく出来ていて上手かった。
「ザ・ファブル」第1話
伝説の殺し屋の1年間の「殺さずの休業生活」を描いたバイオレンスコメディ。
「ファブル」への1年間の休業命令発令編。
初回だけかもしれないけれど、手塚プロダクション制作にしては画面の仕上がり具合が端正で良い。
あと、久々に沢城みゆきのハイトーンでちょっとテンションが高い、かわいらしい芝居をたっぷりと堪能できたのもよかったな。
「夜のクラゲは泳げない」第1話
匿名アーティストグループ「JELEE」を結成することになる少女たちが主人公の青春群像劇。
主人公・光月まひると山ノ内花音の邂逅編。
一昔前の岡田麿里脚本アニメみたいな感じだったな。
夜の乱入路上ライブがクライマックスになる構成が「ガールズバンドクライ」とシンクロ。
全体的に濃密な背景と撮影処理による情報量・情報密度の高い画面と主人公たちの葛藤や情動の濃厚な青臭さが上手い具合にマッチしていてよかったな。
「新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド」第1話
「新幹線変形ロボ シンカリオン」の約2年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
主人公・大成タイセイの進開学園転入編。
世界設定はリセット、制作スタッフもほぼ総取っ替えで仕切り直し。
主人公たちパイロットの年齢が小学生から中学生に引き上げられ、キャラデザもスタイリッシュな感じに変更されて旧作よりも自分好みになったが、画面の仕上がりは初回から既にかなりユルい。
話の方も諸々のセッティングの途中で終わってしまったので何ともいえない感じだったな。とりあえずは様子見か。
「ONE PIECE」第1101話
ルフィVS.ルッチ再戦編。
ギア5発動回は作画アニメ回になる、作画アニメ回(ギア5発動回に限らず)になると前後近辺の話数がお休み(総集編)になるのは最早このアニメの恒例行事って感じだな。
「奔放なタッチの作画芸によるビル街を舞台にした空中戦」にちょっと「渋谷事変」を思い出す。
ギア5発動直後のスパークのエフェクト、ルッチの覚醒シーンがとりわけよくって目を惹いた。
また、ギア5発動前の格闘戦はわかり易く(動きを把握しやすく)、発動後の大暴れは何が起こっているのかわからないくらいメチャクチャなタッチで描く、という対比とギャップの見せ方も明快でよかったな。
「戦隊大失格」第1話
戦隊ヒーローをモチーフにしたアンチヒーローSFサスペンスもの。
さとうけいいち監督なんで狙ってやっているのかもしれないが、「日曜決戦」のくだりは池頼広の音楽も、太田真一郎の実況も「TIGER & BUNNY」味が凄かったな
(苦笑)。
話は面白くなりそうな雰囲気はあるが物語のベースをセッティングしただけで終わってしまったのでまだ何とも言えず。
映像はYostar Pictures制作らしくハイクオリティな仕上がりだったな。
自分は両作品ともそれほど強い思い入れはないのだが、もし自分が「タイバニ」や「五等分」のファンだったら「TIGER & BUNNY2」や「映画 五等分の花嫁」もこのクオリティでやって貰いたかっただろうな、とちょっと思ってしまったよ。
「響け!ユーフォニアム3」第1話
「響け!ユーフォニアム」の約7年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
新入生勧誘編。
「自分より上手い演奏者があらわれたら麗奈との関係はどうなってしまうんだろう」という「アンサンブルコンテスト」での久美子の不安を伏線回収。
今回はまさに色とりどりといった感じの様々なキャラ同士の掛け合い、人間模様を眺めているだけでただただ楽しい話だったな。
あと、釜屋さんの妹がお姉さんとは正反対な感じのテンションが高く、派手なタイプのメガネっ娘でこちらもまたかわいかった。
2024/04/06 (土)
「アストロノオト」第1話
アパートを舞台にした大家さんと住み込みの料理人のSFラブコメディ。
主人公・宮坂拓己の「あすトろ荘」入居編。
背景や撮影は力が入っていて良いが、キャラ作画は初回からユルさが気になる仕上がりだった。
料理と食事のシーンがしっかりと美味しそうな感じになっているのは力の入れどころとしても的確でなかなかに良い塩梅だったな。
「魔法科高校の劣等生 第3シーズン」第1話
「魔法科高校の劣等生」の約4年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
主人公たちの進級編。
「来訪者編」では副監督、「追憶編」では助監督だったジミー・ストーンが今シリーズから監督に昇格。
第2期TVアニメシリーズが途中から意味がよくわからなくなってしんどかった記憶があるのであまり食指が動かなかったのだが、実際に観てみたら初回はけっこう観易くって悪くなかった。
全体的に女の子たちのキャラ描写がかわいらしく演出・作画されていてよかったな。
あと、七草三姉妹役が花澤香菜・喜多村英梨・悠木碧なのに時代を感じてしまったよ(苦笑)。
「転生したらスライムだった件(第3期)」第49話
「転生したらスライムだった件」の約3年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
ジュラ・テンペスト連邦国とファルムス王国の戦後処理編。
WEBアニメ「コリウスの夢」がいろいろとかなり厳しい内容だったので不安だったのだが、本編シリーズはこれまでと変わらぬ手堅い作りで一安心。
今回は戦後処理の圧力外交交渉をメリハリの利いた演出とテキパキとした進行で見せる作りがよく出来ていて面白かった。
「ガールズバンドクライ」第1話
タイトル通りの美少女ガールズバンドもの。
主人公・井芹仁菜の上京と、河原木桃香との邂逅編。
輩っぽいドラムとベースの人がノリのわかるメチャクチャいい人たちだった (笑)。
東映アニメーション制作の男オタク向け作品は打率が低い、・・・・・・というか、当たった記憶がほとんどない(そもそも数が少ない)のでどうなるものかと思ったが、予想に反して面白かったな。
反骨青春群像劇としてとてもよく出来ている。
主人公の微妙な屈折具合と彼女を見守るかたちになる桃香との関係性、相互作用の描き方も上手かった。
また、3DCGの表現の挑戦的な部分やどこか荒削りな感じが物語の内容にマッチしているのもよかったな。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ」第1話
「アイドルマスター」シリーズのソーシャルゲームが原作の女性グループアイドルもの。
主人公・櫻木真乃の283プロ加入→イルミネーションスターズ結成編。
主人公が虚無属性キャラでそのキャラクター性に引っ張れてか、作品全体の内容も虚無だった (苦笑)。
「ミリマス」は日朝だったのにこっちは深夜なのはキャラの造形が「ミリマス」よりかなりエッチだからだろうか。
顔のデザインもこちらの方が好み、相変わらずキャラクターは大量なので美少女展覧会として眺めるぶんにはそれなりに楽しめた。
「HIGHSPEED Ètoile」第1話
次世代レース「NEX Race」を舞台にした近未来SFカーレースもの。
ネオ富士スピードウェイ最終戦編。
そのレース(↑)を通して「NEX Race」という競技をチュートリアル。
女の子のモデリング以外はスッカスカな画面に、1話丸々(説明の為とはいえ)ひたすら退屈なレースを延々と見せられる内容に少々ゲンナリしてしまう。
何というか、勝手に令和の「サイバーフォーミュラ」を期待していたのでこの有様には盛大に拍子抜けしてしまったよ。
2024/04/05 (金)
劇場用アニメ「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」(2023年8月公開作品)を積みBDを崩して観る。
TVアニメ「響け!ユーフォニアム3」がはじまる前に未見の本作をチェック。
いわゆる「2年生編」の続きでタイトル通り久美子が部長になってからの「アンサンブルコンテスト」についてのお話だった。
シリーズ通算5本目、前作から4年ぶりの「響け!ユーフォニアム」シリーズの劇場版。
・・・・・・なのだが、企画当初はOVAだったからか、尺も内容(映像のクオリティ&物語の題材・スケール)も劇場用アニメというよりOVAといった感じの印象だったな。
いや、というか、何とまとまった演奏シーンがなく、会話劇中心の構成なので「ドラマCDが一番適していたのでは?」とさえ思ってしまう内容だった。
シリーズもスタートから既に8年目(本作公開当時)、TVシリーズ2本、新作劇場アニメ2本を経ての今作なので瑞々しさは最早なく、人間関係・部内環境もすっかり成熟しているのでドラマに緊張感もなく、ついでに予算の都合か前述した通り見せ場になるような演奏シーンもない。
代わりにあるのはなれ合うような百合描写。これが本当にたっぷりある(そして一応、滝先生、秀一の出番はあるが男キャラの存在感は全くない)。
ある意味割り切った作りでキャラ萌えのユルい百合アニメとして観るぶんには悪くはないが、青春群像、吹奏楽部アニメとしては弱いのでやっぱりOVAでやるべき内容だったと思う。
映画館まで観に行って演奏シーンがないまま終わったら、絶対に「何だこりゃ?」って感じになってしまうからな。
つばめちゃんに、小日向さん、「状況が悪化している!」の子(細野さん)とあすか先輩の穴を埋めるかのごとく、メガネっ娘キャラが矢鱈に充実しているところは大変よろしかった。
「ゆるキャン△ SEASON3」第1話
「ゆるキャン△」の約3年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
リンちゃんのキャンプの原点回想編とアルコールストーブ制作編の二部構成。
制作スタッフが音響・音楽関係以外制作会社ごと総取っ替え。
作っている人たちが違うんだから微妙な違いがなくはないけど、旧作をかなりしっかり研究して旧作にかなりしっかり寄せた作りになっていたのに感心する。
あと、全体的に台詞がよく吟味されていて会話がダラダラしていないのがよかったな。
「WIND BREAKER」第1話
劣悪な治安の街を守る自警団的組織と化した元・超不良校を舞台にしたヤンキーバトルファンタジーもの。
「ボウフウリン」が仕切る街への主人公・桜遥の来訪編。
主人公が不良グループに単身挑むくだりの長尺の格闘アクションが見せ場に相応しくなかなかに見応えある仕上がりだった。
ヤンキーのケンカバトルの表現にしては打撃が軽すぎる気もするが、女性受けしそうなスタイリッシュなキャラクターにはマッチしていてこれはこれでアリだったな。
「変人のサラダボウル」第1話
異世界からきた皇女をはじめとする様々な変わり者たちが織りなす群像美少女コメディ。
ヒロイン・皇女サラの現代日本への異世界転移編。
いわゆる「なろう系」に席巻される前の、10年以上前のラノベアニメという感じがしてそこはかともなく懐かしかったな。
全体的に「読み味」が軽くて観易い。
あと、ホームレスの才能がある女騎士がバカでエッチでかわいかった。
2024/04/04 (木)
「戦国妖狐」第13話
迅火VS.野禅・最終決戦編。
第一部「世直し姉弟編」完結。
そしてここでシリーズは一時中断する模様。
作画は濃厚・美麗な仕上がりで劇的な展開の連続を派手に盛り上げ、演出のテンションも終始高めで見応えがあった。
ただ、物語は場当たり的な進行が続き、話の軸もころころ変わるので気分はイマイチ乗らなかったな。
この問題はシリーズ全体に関しても言えることではあるけれど、今回は1本のエピソードのなかでその悪癖が濃縮されている感じがして観ていてなかなかしんどかった。
「メタリックルージュ」第13話(最終回)
ユングハルトとの最終決戦編。
シリーズ後半からずっと死相がバリバリに出ていたノアールが最後まで生き残ったのに驚く。
最初から全てを掌握していたユングハルトの遠大な計画がナオミちゃんのその場の思いつきで簡単に覆されてしまうバトルの決着、ナオミと合体したルジュの新しいグラディエーターの微妙なかっこ悪さも含めて観ていて脱力してしまったよ
(苦笑)。
黒幕がユングハルトだったことも、シルヴィアが道化だったことも意外性がないため、長々と物語のカラクリが説明されるもののいま一つ盛り上がらない。
バトルシーンのメカアクション作画はさすがボンズ制作というか、最終回というか、濃い仕上がりで見応えはあったけど。
ただ、面白いかどうかはともかく良くも悪くもボンズのオリジナルSFアクションものらしい内容ではあり、同社の25周年記念作品としてはある意味、相応しいアニメではあったかな。
いまの「『ヒロアカ』と『文スト』と『モブサイコ』」の会社になる前、10年くらい前(2010年代中盤あたりまで)のボンズアニメのテイストが濃厚に漂う感じがするのが懐かしかった。
2024/04/03 (水)
2024/04/02 (火)
「月が導く異世界道中 第二幕」第13話
学園祭準備期間→学園祭開幕編。
第1期から続く石平信司監督の連続コンテ記録が遂に途絶える。
今シリーズもこのまま全話一人コンテなんだろうな、と思っていたので意外な感じだったなあ。
今季は他にもう一本監督作があるからスケジュール的に厳しかったのだろうか?
あと、それはそれとして今回は2クール目初回だからか、作画がいつもよりも端正でちょっと出来がよかったな。
「終末トレインどこへいく?」第1話
「7G事件」によって物理法則が狂った世界を舞台にした美少女グループ・ポストアポカリプス・ロードムービーもの。
ヒロインカルテットの吾野から池袋を目指しての旅立ち編。
大人がみんな喋る動物になってしまう情景は確かにシュールではあるが、展開されるやり取り自体はあまり面白くもないので趣味の悪さだけが目に付いてしまう。
画面の仕上がりも、ヒロインたちのキャラクターも平凡な感じで自分的に楽しめる要素がほとんど見当たらないのが厳しかった。
水島努監督、横手美智子シリーズ構成、西田亜沙子キャラデザとコアスタッフの実績が高いのでもう少し様子を見るつもりではいるがこの調子が続くようなら途中で離脱しまいそうだなあ。
「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」第1話
強くてニューゲーム/圧倒的強者への転生系ファンタジー無双もの。
主人公ロイドの王族への転生編。
何で10歳の少年なのに主人公はこんなに肉付きがよくてエロい下半身しているんだよ。
転生ものも、RPG風ファンタジーものも食傷気味、ショタにも全く興味がないのであまり期待せず、とりあえず初回だけ観るか・・・・・・という感じだったのだが、非常によく出来ていて思わず感心してしまう。
まぁ、話とキャラは類型以上のものにはなっていないんだけど、作画がキャラ、アクション、エフェクト全体的に素晴らしく、アクションやコメディの演出のセンスも矢鱈に冴えていて面白かった。
「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」第1話
「狼と香辛料」の15年ぶりのリメイク作品。
主人公・ホロとロレンスの邂逅編。
TVアニメのリメイク作品でキャストはともかく(総)監督が旧作と同じなのって珍しいな。
(劇場アニメだと普通によくある話だけど)
旧作は映像は弱いけど脚本・演出など他の要素で補って魅力的な作品に仕上げたって印象だったが、今回はヒットタイトルのリメイク作品らしくハイクオリティー路線なのね(しかも連続2クール)。
旧作とは違いヴィジュアル面(キャラデザや色使い)を原作イラストの雰囲気にグッと寄せた作りがいかにもリメイク作品らしかったな。
全体的に丁寧な作りが好印象。
また、円熟期に入ってますます良好な小清水亜美の芝居をたっぷりと堪能できそうなのも今からちょっと楽しみだな。
2024/04/01 (月)
2024/03/31 (日)
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第25話(最終回)
修学旅行編、続き。
原作が継続中なのに思いのほか大団円なラストでちょっと驚いた。
ラストの山田の図書室での告白シーン、差し込む夕日の過剰な眩しさはいつものことだが、劇伴が大迫力でまるで映画のクライマックスみたいな雰囲気だったな。
映像は全編余すことなく力が入っていて、笑いどころもしっかりあり、着地も完璧と大変充実した内容で大満足。
また、最終回らしくドラマ的に大いに盛り上がる展開なんだけど、中学生にできる範囲の話に収まっていて抑制がちゃんと利いている、推すところと抑えるところのバランスが最後まできちんと上手く取れているところもなかなか好印象だった。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第24話(最終回)
VS.メラガラン戦、続きと、アーサー王の降臨編。
第1期最終回ということになっているが実質的には分割4クール前半戦(第2クールまで)終了回。
シリーズを一時中断するだけとはいえ、おもくそ話の途中で区切ったな。
バトル展開がひたすらパワーゲーム一辺倒で単調なのは気になったが、最終回らしくキャラ修正にはかなり力が入っていたのと、クライマックスのアーサー降臨シーンの演出がなかなかに壮大でラスボスの登場シーンに相応しい威厳に満ちていたのがよろしかった。
あと、ロリ化したことでガウェイン役のファイルーズあいの達者ぶりがさらに際立つかたちになったのにも重ね重ね感心してしまったよ。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第25話(最終回)
アラミース&キョージュ登場編。
第1期最終回ということになっているが実質的には分割4クール前半戦(第2クールまで)終了回。
こちらも「黙示録の四騎士」と同様にシリーズを一時中断するだけとはいえ、おもくそ話の途中で区切ったな。
完全に次の展開への橋渡しエピソードで書くことがあまりない。
美少女アバターの中田譲治声キャラも「ゲームなら別にあっても可笑しくないだろ」という印象で自分にはそれほどヒットしなかった。
2024/03/30 (土)
「スナックバス江」第12話(最終回)
三沢さん登場編とテクノロジーに対する男のロマン談義編とチンポ編の三本立て。
最後にNGワードを連発して終わるやり逃げ的な終わり方。
まぁ、これはこれでらしいと言えばらしいまとめ方ではあったかな。
あと、今回は三沢さんの泥酔ぶりが大変かわいらしくてよろしかった。
2024/03/29 (金)
「ダンジョン飯」第13話
「狂乱の魔術師」シスルとの遭遇戦編。
「狂乱の魔術師」との突然の遭遇戦の末、せっかく蘇生・救出したファリンも再び失ってしまう、というまさに怒濤の展開だったなあ。
前半のシスルとのバトル→壁面プレス・トラップルームのコンボによる絶体絶命なシチュエーションの畳みかけが緊迫感たっぷりで思わずちょっと見入ってしまう。
また、今回は後半のチルチャックの葛藤もよかったな。
パーティ随一の常識人が故に山盛りの異常事態にメンタルが早々に限界突破し、頭が大人になりすぎているせいで全てを先回りして根っこの部分の一番大事なことを失念してしまう、という心理・思考面のディティールの詰め方が生々しくも丁寧で上手かった。
「勇気爆発バーンブレイバーン」第12話(最終回)
オペレーション・フリーダムドーン編、続き。
スペルビアだけ死んだままだけど (苦笑)人類は犠牲者ゼロで最終決戦に勝利し、スミスも生き返ってハッピーエンド。
ブレイバーンとスペルビアの敗死にメンタルブレイクしたイサミがヘタレたりヤサグレたりして最後にイサミというキャラクターの総決算をして終わったのがよかったな。
また、バーンブレイブビッグバーンが爆誕していからの後半の展開はまさに怒濤の展開で、ブレイバーンの黄金化、真ラスボス=釘宮ロボの登場、ATFの援軍・総力戦的展開、スペルビアも黄金化、ブレイバーンの巨大化、スペルビアの大剣変形、宇宙で決着と、バトル・ロボットアニメの快楽原理に従ったアガるお約束とインフレのつるべ打ちが最高だった。
最後までひたすら勢いだけで一気呵成に押し切る作りが気持ちよく、この作品らしいパワーと奔放さが横溢していて素晴らしかったな。
2024/03/28 (木)
「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」第13話(最終回)
文化祭当日編。
個人としての感情よりも「理想の世界」の実現に殉じようとする菊池さんの恋愛観は最後まで理解しづらかったが、菊池さんのちゃぶ台返し→振られた友崎の再起を促すみみみの背中押し→友崎が自分の言葉と考えで最適解を導き出し、菊池さんとめでたく結ばれハッピーエンドの後半の話の流れは展開の押し引きも、三角関係個々のキャラの立て方・魅せ方も非常に手堅い作りでなかなかよかった。
「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」第13話(最終回)
春休み編。
綾小路サイコパスアピールENDで第1期ラストのリフレイン。
綾小路モテモテ展開だったが、綾小路的に一番好感度が高そうなのが龍圓っぽいのが面白かった (笑)。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第12話(最終回)
安達の初夜のアフタートークと長崎転勤編。
同棲生活開始ENDかと思いきや、EDではそこからさらに飛躍して同性結婚ENDで〆。
途中で観るのがしんどくなったり、面倒くさくなったりしたらいつでも離脱するつもりで観ていたのだが結局最後まで付き合ってしまったよ。
ひたすらベタな展開が続くんだけど、関係性のステップアップや障害の設定とクリアが全体通してテンポよく構成されているのでほとんどダレることなく最後まで完走できてしまったな。
「メタリックルージュ」第12話
金星カチコミ編、続き。
ナオミがルジュの元にダッシュで引き返すくだりの原画に鈴木典光。
本当に徹底してナオミちゃん担当(優遇)って感じなんだなあ。
「魔法少女にあこがれて」第13話(最終回)
エノルミータとトレスマジアの海水浴バカンス編。
海で水着回。
水着サービス&エノルミータVS.トレスマジアの総力戦のお祭り展開ENDでも最終回としては十分成立したと思うけど、そこにマジアベーゼとマジアアズールの因縁の対決という、もうひと山持ってくる贅沢な構成が素晴らしい。
また、ベーゼとアズールの対決が互いにいろいろ大仰にカッコツケてはいるが、結局のところ変態同士が乳繰り合っているだけなところもよかったし、エノルミータとトレスマジアのパワーバランスが「トレスマジアやや優勢」の初期値に戻っているのもキレイな着地でよろしかった。
2024/03/27 (水)
2024/03/26 (火)
「HIGH CARD Season2」第24話(最終回)
戴冠式・黒騎士(サンガルガノ)襲撃騒動編。
主人公チームで唯一お当番回がなかったヴィジャイのお当番回はOVA(?)でやるよEND。
映像面は充実していてまるで劇場版みたいなハイクオリティな仕上がりだったな。
1話丸々アクションスペクタクル展開でアクション、エフェクト、レイアウトいずれもなかなかよく出来ており、全編通してとても見応えのある内容だった。
ただ、お話の方はいささか振るわなかったな。
前回、フランはフィンに一方的に異常な執着心を押しつけただけ、フィンはそれにドン引きしただけでオールドマン兄弟の関係性の構築がマトモにできていないため、物語の主軸となっている黒騎士=フランの暴走をフィンが止める流れの葛藤のドラマが上手く機能していないのは観ていてけっこう厳しかった。
「姫様“拷問”の時間です」第12話(最終回)
バニラちゃんと姫様のアイススケートデート編と、姫様の体調不良編と、魔王軍・人事異動の季節編と、姫様と魔王の異世界転移編の四部構成。
いかにも最終回っぽい「トーチャーをはじめとする拷問官たちとのなんちゃってお別れ話」でひとまず〆たあと、全体の1/3くらいの尺を使って矢鱈にたっぷり魔王メインの番外編的エピソードをやる構成に「いくら魔王が人気キャラでも最終回にこれはないだろ・・・・・・」と思っていたら、第2期に続くよEND(実質的には分割2クールでしたオチ)で納得した。
個々のエピソード自体はこの作品らしくいつも通りよく出来ていて面白かったが、欲を言えばとりあえずとは言え最終回に得意の飯テロエピソードがあまりなかった(一応、体調不良編でうどんを食すシーンはあったが)のは正直ちょっと寂しかったな。
「SYNDUALITY Noir」第24話(最終回)
イストワール最終決戦編、続き。
物語も映像も特筆するようなことはほとんど起こらない何とも平板な内容だった。
強いて言うなら、円筒状の構造物の壁面を使って飛行能力を得たことで不要になったかに見えたデイジーオーガのローラーダッシュアクションを最後に取り入れたところはちょっとよかったな。
「道産子ギャルはなまらめんこい」第12話(最終回)
冬木さんの海外留学騒動編。
一応OPにちゃんと出てくるのに後輩ちゃんズはほとんど顔見せだけして終わりって感じなんだなあ。
この作品の肝はあくまでも「美少女たちからかわいかったり、エロかったりする美味しい場面を都合良く頂戴すること」にあるのでそれを見せる場面が作りづらいシリアス風味なすれ違い展開は作品の魅力が十全に発揮し切れていない感じがしていま一つ振るわない。
最後に何か大きなイベント(事件)を起こしたい、乗り越えさせたいという意図はわかるが、こういうエピソードを最後に持ってくるのはあまり上手くはなかったような。
これも当然「あえて」やっているんだろうけどオチがバレバレで結局「つまらない茶番劇」にしかなっていないのも厳しかった。
2024/03/25 (月)
2024/03/24 (日)
「結婚指輪物語」第12話(最終回)
深淵王との初顔合わせの後先編。
ヒメに魔法の修行をつけるために生き別れになっていた妹が登場したところで第2期に続くよEND。
一応、ラスボスの深淵王との決戦展開とか、最終回らしき展開もあるけれど、内容の薄さと浅さは最後まで変わらずじまいだったなあ。
美少女アニメなんてとりあえずキャラ画さえ整っていればいいんだろ、といった感じの作りが終始貫徹されていて面白くする意欲があまり感じられないのが厳しかった。
「ゆびさきと恋々」第12話(最終回)
雪と逸臣の恋人同士になってからの初の単独デート編。
雪と逸臣が互いの好きなモノ/コトとその理由を伝え合い、また一つ相互理解を深めたところでとりあえずの幕引き。
全編通して非常に完成度の高いシリーズだったな。
端正な作画、緻密な背景、繊細に設計された淡い色使いと照明演出、絶妙な芝居(会話)の間の取り方などを駆使してどこか詩的な少女漫画の世界を映像で的確に再現しているのが素晴らしかった。
聴覚障害というデリケートな題材を決して軽くはないが、重くもしすぎない適度な匙加減で扱っているのも上手かったな。
惜しいところがあるとすれば桜志くん以外の脇役のポテンシャルをあまり上手に引き出せずに終わってしまったところだろうか。
初回の感想でも書いたけど村野佑太監督の代表作といっていいくらいよく出来ていて、今季(2024年冬季)観たTVアニメのなかでは自分的に一番面白かった作品だった。
「青の祓魔師 島根啓明結社篇」第12話(最終回)
志摩の二重スパイ問題編、続き。
第4期(?)に続くよEND。
続きがあるからか、最終回にしては随分と気の抜けた仕上がりだったな。
最終回よりも出雲の過去編や極東支部での戦いの方に注力したのは正しかったと思うけど、せっかくの水着回が画的にしょっぱい感じなのは観ていてちょっと残念だった。
「薬屋のひとりごと」第24話(最終回)
羅漢の鳳仙身請け編。
猫猫と羅漢の事情を詳らかにし、二人の因縁にとりあえずの決着をつけ、第2期に続くよEND。
結局、羅漢の訳知り顔、黒幕ムーブは猫猫の「悪い虫」な壬氏に対するただの嫌がらせだったのね (苦笑)。
画的な見せ場の猫猫の舞は緩急のついた動きを枚数のかけて丁寧に描いているのがよかったな。
また、今回はくだんの猫猫の舞に、壬氏が猫猫にお姫様抱っこ、そして色っぽい展開になりそうでならないオチとベタだけど手堅くサービスの利いた終盤のまとめ方もソツがなくってよろしかった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第8話
まゆの湾岸第二中学校転入編。
この流れでまゆちゃんのあだ名が「猫馬場敷」ならなかったのは奇跡としか言い様がないというか、いろはちゃんの守備力(フォロー力)が凄かった。
・・・・・・にしても、件のくだりはやらかし天丼をしたまゆちゃんのテンパり顔が最高にかわゆくって堪らんかったな。
あと、今回は登校(?)中のこむぎの自由奔放な徘徊ぶりがいつにも増してパワフルでこちらも非常にかわいかった。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第24話
修学旅行編。
中学生の修学旅行の入浴時間のちんぽバトル、本当に楽しそう。
何だかんだでイッチもちゃんと参戦した(その上、善戦した)っぽいのも面白かった。
2024/03/23 (土)
「葬送のフリーレン」第28話(最終回)
一級魔法使い選抜試験・最終試験編、続きと一級魔法使い選抜試験編の終了編。
一級魔法使いの「特権」授与後のドヤ顔フェルンちゃんがいつにも増してお顔がまん丸でかわいかった。
一級魔法使い選抜試験・最終試験のその後の顛末に、デンケンとヴィアベルの過去の掘り下げ、レルネンを使ったゼーリエの良心の掘り下げとなかなかに盛りだくさんな内容ながらも、最後はロードムービーのとりあえずの〆に相応しいまとめでキレイに着地。
バトル展開こそないものの、笑いどころや萌えどころといったサービスもしっかりあって1本のお話としても満足度が高く、最終回としても納得感のあるソツのない作りがこの作品らしい最後まで期待を裏切らぬ充実ぶりでよろしかった。
「アンデッドアンラック」第24話(最終回)
オータム捕獲ミッション完了編。
映像面は最終回らしくキッチリと力が入っていて文句のない仕上がりだったが、話の内容が完全に安野とリップの話でアンディと風子の物語になっていないのはいま一つ座りが悪かったな。
話の区切りとしては次の長編シリーズ、・・・・・・というか、次の次の長編シリーズの導入までやって「続きは漫画を読んでね」で終わらせる方がよかったんだろうけど。
シリーズ全体通して矢鱈に多かった回想シーンをカットして詰め込めばあと原作2巻分くらいはねじ込めそうだが(次の長編シリーズはバトルシーンも多いし)、そうすると今度は映像クオリティをキープするのが難しくなるんだろうなあ。
「ぽんのみち」第12話(最終回)
「ジャンタ君」故障→修理復活編。
電動雀卓の修理って高校生のお小遣いじゃ簡単に賄えないくらい、もっとお金がかかるもんだと思っていたよ。
・・・・・・つーか、ここで3話の雀荘お掃除回で使わなかった(断念した)リフォーム資金が遂に火を噴く展開を予想していたのだが違ったな。
いままで禄に麻雀を打ってなかったので「ジャンタ君」の故障→麻雀を打つ機会が減る→尾道市外在住組と疎遠になる、という流れのプチ鬱展開に違和感しかない
(苦笑)。
(たぶんカメラ外ではちゃんと麻雀を打っていたんだろうけど)
他の電動雀卓を使わない理由も強引だし、修理業者のくだりを矢鱈に丁寧にやるのも取材協力をして貰ったからなんだろうけど不自然だったな。
まぁ、猫ひげリーチェはかわいかったし、キャラ画は最終回らしくいつもよりさらによかった気がするしで普段と変わらず楽しい内容ではあったから、諸々気になるところも別に全然構わないとは思うけど。
また、最後に登場した謎の少女が一見ロリっぽいけどおっぱいはちゃんとデカいのがまさに首尾一貫していて大変好かった。
せっかくキャストに人気声優を引っ張ってきたんだから彼女も加えた新シリーズもぜひとも作って貰いたいところだな。
あと、シリーズ全体としてはとにかく巨乳の素晴らしさを再確認させられる作品だった。
ヒロイン5人全員おっぱいが大きいけど、特にそのことを言及したり、強調したりしない、大きなおっぱいはそこにたくさん揃っているだけで十分存在価値を示すことができる、というおっぱいの力を信じた演出が非常に好印象だった。
「め組の大吾 救国のオレンジ」第23話(最終回)
印刷工場放火事件の決着編。
最終回ということで朝比奈大吾の顔出しがついに解禁。
印刷工場放火事件の決着と、「め組」の公式発足決定をもってとりあえずの幕引きという流れ。
原作通りなんだろうけど、結局散々思わせぶりだったわりに「2年後の大災害」については謎のまま終わったな。
十朱と駿だけでも持て余して半年でメンタルが限界突破したのに全員クレイジーレスキューみたいな部隊のお守りを押しつけられるとか、山上さんの今後が地獄すぎて不憫すぎる
(苦笑)。
あと、今回は最後に十朱に「天才と凡人」、「加害者の近親者と被害者の近親者」という二つの立場の逆転が起こるのが面白かったな。
特に前者は重い宿業を背負ったが故に誰かや何かの為に命を張れる自分はまだ「当たり前」の部類で、素朴な思いやりや共感だけでそれができてしまう駿の方が「どうかしている特別な人間」という気づきは最後の仕掛けとしてはなかなか上手いどんでん返しで観ていてちょっと感心してしまったよ。
2024/03/22 (金)
「ダンジョン飯」第12話
ファリンの蘇生編。
ファリンの蘇生シーン、マルシルの詠唱もファリンの肉体の再生も作画が緻密かつ迫力のある仕上がりでなかなかの見応えだったな。
また、今回はマルシルとファリンの入浴シーンも肌色&尺がボリュームたっぷりで観ていてとても眼福だった。
「勇気爆発バーンブレイバーン」第11話
オペレーション・ボーンファイア編とオペレーション・フリーダムドーン編の二部構成。
全編奔放に筆が走りすぎなストーリーの構成・展開が凄かったな。
最終決戦に向かった前回の引きを台無しにするかのような、決戦地直前でのチルタイム(海キャンプ)に、決戦後の予定だったブレイバーンとスペルビアの果たし合いをその場のノリで前倒しと、本当にやりたい放題し放題。
それでいて最後はルルが体験した時間軸と同じブレイバーン大破の因果律に軌道修正される、というラス前らしいシリアスな窮地にちゃんと行き着くハンドリングがまさに神が掛かっていて素晴らしかった。
あと、イサミとブレイバーンのイチャイチャ、スペルビアの「食」への目覚め、生首セグニティスのツッコミ芸と基本的には可笑しな絵面ばかりなんだけど、要所要所のヒーローメカアクションはキッチリとカッコよく決まっていてロボアニメらしい満足感がちゃんとあるのもよかったな。
2024/03/21 (木)
「異修羅」第12話(最終回)
新魔王戦争のエピローグと六合上覧のプロローグの二部構成。
ファーストエピソードの結末としては無難にまとまっているけれど、全体的に地味な内容でいま一つ面白味に欠けるラストだったな、・・・・・・と思ったら第二期に続くよENDで納得した。
ところでシャルクさんは無事生き残ったのに修羅にはカウントされないのね(六合上覧に参加予定がないからかしら?)。
「魔法少女にあこがれて」第12話
VS.ロード団戦のエピローグ――うてなとマジアアズールの再会編と、こりす/ネロアリスへの論功行賞お買い物編の二部構成。
全編良作画に「いつも通りの非日常」に戻る原点回帰的まとめと、何かこれが最終回でも良さそうな内容だったなあ。
うてながアズールに欲情してからマッサージをするくだりまでの乳・尻のボリューム&弾力感満点のアズールの女体作画と、買い物編の無口・無表情キャラに見えて実は何気に表情豊かなこりすの表情作画がどちらも目を惹く仕上がりでなかなかに良い塩梅だった。
2024/03/20 (水)
2024/03/19 (火)
「HIGH CARD Season2」第23話
ティルトの告白、オールドマン家の惨劇の真相開示編。
ティルトのヤンホモブラコンぶりが凄すぎてそれに全部押し流されていってしまう、というお話だったな (苦笑)。
記憶改変に、変身に、死者蘇生と何でもありのご都合異能のオンパレードといった感じで何が起こっても安っぽく見えてしまうが、謎の癒やしキャラだったがアップル・リンクさんが辛抱堪らなくなったヤンホモ兄貴の緊急措置用偽装形態だった、というサプライズはなかなかに衝撃的でオモシロかった。
「姫様“拷問”の時間です」第11話
子犬編と明晰夢編と若返りの魔法編とデリバリーピザ編の四部構成。
幼年期・思春期・成熟期と、どの段階でもそれぞれの良さを的確に押えつつ、もれなくかわいいトーチャーさんの完璧超人ぶり、そして三つの時代をそれぞれ無理なく巧みに演じ分ける伊藤静の達者ぶりがいずれも大変素晴らしくってまさに圧巻といった感じだったなあ。
「道産子ギャルはなまらめんこい」第11話
東藻琴芝桜公園デート編。
ラストの翼の選択ミスがなければこれが最終回でも良さそうな話だったなあ。
オーイシマサヨシのライブシーンの歌唱・演奏作画が短いけどヤケに力が入っていて目立つ (苦笑)。
あと、ラストの告白シーンの夕暮れ撮影処理もクライマックスらしく頑張っていてなかなかに良い仕上がりだった。
2024/03/18 (月)
2024/03/17 (日)
「薬屋のひとりごと」第23話
猫猫VS.羅漢象棋対決編と、羅漢の過去回想編の二部構成。
羅漢の過去回想編、自分のことも家のこともどこか他人事といった感じで起こること全てを淡々と受け入れてきた羅漢が、その囲碁と象棋以外のことには頓着しない性分のせいで鳳仙の破滅に追い込んでしまったことに気づき、激しく取り乱すくだりの、前後の落差・コントラストが巧く構成・演出されていて非常によく出来ていた。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第23話
体育祭編。
騎馬戦のくだり、バトルの最中、パイロットたちが互いに感情の赴くまま口を突いて出る言葉をぶつけ合う様子の、ガンダム味というか、富野アニメ味が凄かったな
(笑)。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第22話
ジェリコVS.ギーラ→ランスロットとジェリコの再会編。
1日のうちにロリとおばさんの二人から立て続けに熱烈な求愛を受けるランスロット。
ランスロットがネタ元の「アーサー王物語」と同様にバンとエレインの息子だったことが明らかになったがジェリコの告白のインパクトに紛れて通過していってしまったな
(苦笑)。
まぁ、兎にも角にも今回は、
・18歳の年の差
・師弟関係
・「弟みたいな存在」などと言っているが、おそらくランスロットが生まれたときから知っていて実質的には甥っ子みたいな存在
・上半身黒ブラジャー姿で告白
・・・・・・とジェリコのランスロットに対する淫行条例違反の数々がエッチすぎて堪らんかったよ。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第24話
日本VS.フランス戦・延長戦前半戦編。
選手たちの健康や安全への配慮も禄にしないまま、持病持ちや怪我人を続々と投入したせいで延長戦に入ったら戦況は俄然不利に、選手たちの体調も悪化の一途を辿るばかりの最悪の状況を目の当たりにしてもどこか他人事、真っ先に勝負を諦め、選手たちの指示もキャプテンの翼に先を越されてほとんど何もしないという、見上さんの監督ぶりがあまりにもヒドすぎて苦笑してしまったよ。
2024/03/16 (土)
「スナックバス江」第10話
大人の友達作り編と「水曜どうでしょう」コラボ回編とタツ兄の食欲低下問題編の三本立て。
フライドバターって本当にあるんだな・・・・・・、思わず検索してしまったぜ。
元々はネタ料理だったみたいだけど、ちゃんと定着(?)するとはアメリカ、自由の国すぎるだろ。
明美ちゃんのイカレた食レポも含めてこのくだりは本当に衝撃的で面白かった。
あと、今回はその後の明美ちゃんがお好み焼きを作る流れも明美ちゃんのガサツさがいい感じに行為を台無しにしていて可笑しかったな。
また、明美ちゃんの涙が過去イチといっていいくらいかわいかったのもなかなかにポイントが高かった。
2024/03/15 (金)
「勇気爆発バーンブレイバーン」第10話
ルルの時間遡行と、ルルとスペルビアのOMIAI(お見合い)編。
スミスといい、ルルといい、時間遡行をすると頭がちょっと悪くなる副作用でもあるのかな (苦笑)?
パンイチで緊縛された状態でスミスの部屋でむせび泣くイサミを発見したあと、何かを察っしてその場を去る上級曹長に笑う。
前回からタイムリープを安直に使いすぎなのは少し気になるが、今回はルルの暴走っぷりやルルとスペルビアのやり取り、OMIAIの点描などがなかなかに愉快で面白かった。
2024/03/14 (木)
「異修羅」第11話
レグネジィとカーテの最期と、ソウジロウVS.ダカイ編。
当初の予定通りとっとと撤退していればよかったものを柄にもなく情にほだされてユノちゃんなんかに構ったせいでダカイ死亡。
ソウジロウとダカイ、「勝ち筋を先読みする異能が被っているな」と思ったら、最初からその性能を競わせるかたちで戦わせる予定があったからか。
このカードはEDで予告先発されてなかったので意表を突かれたし、ここまでいいところまるで無しだったユノちゃんが最後の最後で一矢報いる逆襲展開も王道的なアツい展開でよかったな。
2024/03/13 (水)
2024/03/12 (火)
「SYNDUALITY Noir」第22話
ロックタウンVS.イデアール、ミステル&ロケット争奪総力戦編。
15話に引き続き、吉沢俊一コンテの1話丸々ロボバトル回。
コフィンがどいつもこいつも飛びまくるのはローラーダッシュによる高速走行アクションが売りのロボット的にどうなの?と思わなくもないが、「飛べなかったロボットが飛べるようになる」のはパワーアップの王道的な演出だし、今回を入れてあと残り3話しかないからもういいか、という気がしないでもない。
まぁ、デイジーオーガ・フィックスの初飛行シーンもかなりカッコよかったしな。
また、今回は全体的にも15話以上にボリューミーなメカ描写がなかなかに見応えのある仕上がりだった。
2024/03/11 (月)
2024/03/10 (日)
「ゆびさきと恋々」第10話
逸臣宅外泊編、続きと、逸臣VS.桜志直接対決編の二部構成。
逸臣VS.桜志の対決は満を持しての展開に相応しく期待通りの面白さだったなあ。
大方の予想通り逸臣が桜志に人間的な格の違いを見せつける流れだったが、桜志の強めの牽制を巧くいなしつつ、自分のペースに引き込んで拒絶の姿勢を崩さない桜志に無理矢理コミュニケーションのかたちをとらせる逸臣と桜志のせめぎ合いが楽しかった。
また、桜志の雪と手話に対する想いもシンプル且つコンパクトだが上手にまとまっていてよかったな。
「結婚指輪物語」第10話
土の国「イダノカン」(の廃墟)編。
相変わらず退屈で寝落ちしそうになってしまったが、現代日本にあっさり帰還(逃亡)したのには少々意表を突かれて驚いた。
何でマルスさんまで大賢者に付き合って死地に残ったのか謎だったが、主人公たちをハーレム状態にするためだったのね。
つーか、もうこのまま異世界には戻らずにラスト2話は異世界美少女押しかけ系のハーレムエロコメにすればいいんじゃないのかなー、とか、ついつい思ってしまったよ (苦笑)。
「青の祓魔師 島根啓明結社篇」第10話
神木出雲救出ミッション完了編。
まるで最終回みたいな話だったな。
(・・・・・・というか、「島根啓明結社篇」は実質的に今回で終わりだとは思うけど)
「絵が動かないこと山のごとし」といった感じだったが、決め画の修正はバッチリ力が入っていて、それなりに長編シリーズのラストに相応しい雰囲気のある仕上がりだった。
また、出雲の話全体についてのことになるが、「神木家の話」ではなく、「出雲にとっての神木家の話」というスタンスが終始徹底していて出雲の内面は饒舌に語られるが、母親も、妹もその内面は全くといっていいほど語られず、それが出雲の孤独と孤立をよりいっそう際立たせているのがなかなかに上手くてよろしかった。
あと、2話以降、コンテは西村聡の8話連続登板だったがここで遂に途切れたな。
もう最終回まで全部一人でやりそうな勢いだったのでちょっと意外な感じだった。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第22話
市川たちの3年生進級編。
クライマックスの図書室のくだり、丈比べのために書き込まれた自分の名前を発見してときめく山田がクルクルするところと、その後のカーテンの中でのイチャイチャがたいそう甘くてよろしかった。
また、半沢さんとの流れも含めて、くだんのシーンはカーテンの使い方が手堅くも上手くてよかったな。
2024/03/09 (土)
「葬送のフリーレン」第26話
零落の王墓攻略、一級魔法使い選抜試験・第二次試験終了編。
フリーレンVS.複製体フリーレンの対決は各種魔法のエフェクトが非常に煌びやかでカラフル、形状も複雑で何が起こっているのかわからないところもあるが、それがまさに「人知を超えた戦い」そのものといった感じで面白い&大変見応えのある仕上がりだった。
ただ、お話のインパクト&面白さ的には前半のユーベルVS.複製体ゼンゼ/ユーベルの過去と魔法の秘密についての話の方が上で、最後の決着編よりも印象的なのは構成上バランスが悪くて観ていてちょっと気になったな。
「ぽんのみち」第10話
クリスマス編。
今回はリーチェのサイドポニー&エプロン姿と、ぱいちゃんのサンタコスがなかなかにかわいらしくてよろしかった。
2024/03/08 (金)
「ダンジョン飯」第10話
地下五階へと続く階段編と地下五階到達編の二部構成。
カエルスーツのくだり、カエルスーツの頓狂な出で立ちと、マルシルの険しい表情+声の合わせ技が矢鱈に愉快で大いに笑ってしまったよ。
「勇気爆発バーンブレイバーン」第9話
ブレイバーン誕生の秘密とバーンブレイバーンの降臨編。
「最終回がこんな感じでもよかったんじゃないか」と思えるほど満足度満点な内容だったな。
バレバレでも、強引でも無問題なブレイバーンの正体開示展開の「答え合わせ」が気持ちいい。
また、後半のバーンブレイバーン降臨による大逆転展開もアツくて、笑いどころもしっかりあり、ヒーローメカアクションのケレンミも存分に横溢している、まさに「観たかったモノが観られた」って感じの内容で素晴らしかったな。
あと、「勇気爆発」がキーワードとしてしきりに連呼されるからか、爆発のエフェクト作画が全体的に凝っていて濃厚なのもなかなか印象的だった。
・・・・・・にしても、怪しげな言動が目立ったブレイバーンが全てを仕組んだ黒幕とかじゃなかったのには観ていて本当に安心したよ (苦笑)。
(このアニメでそういうブラックなヒネリはノーサンキューだなー、と思っていたので)
2024/03/07 (木)
「異修羅」第10話
鵲のダカイVS.濫回凌轢ニヒロ編。
大型バイクに跨がるような騎乗姿勢もナイスなニヒロのおっぱいとお尻が気になって話になかなか集中できない (苦笑)。
ま、それはさておき、今回は切り札の「冷たい星」も含む、ダカイ単体の戦力のみでは手も足も出ず、ソウジロウがつけた刀傷と、ヒグアレからくすねた毒剣のアシストによってダカイが何とかニヒロに勝利する流れがまさに「最強同士の戦い」に相応しい拮抗した内容で面白かった。
「メタリックルージュ」第9話
真理部本部襲撃戦、続きと、ルジュと来訪者=ゼノアとの接見編。
来訪者さんがルジュを取り巻く一連の騒動の背景事情を簡潔に説明してくれたおかげで話の見通しが何か一気にクリアになっていったなあ。
ナオミが自身の正体を明かすくだり、5話に続き、鈴木典光がノンクレジットで原画に降臨(?)。
5話の担当箇所とおぼしきカットは言われるまで気付かなかったが、今回は前例がある上に前回よりもわかり易いので一目でわかった。
凝った芝居作画芸自体も面白かったが、前回に引き続きナオミちゃんのシーンなのが自分的には嬉しかったな。
2024/03/06 (水)
2024/03/05 (火)
「姫様“拷問”の時間です」第9話
トーチャーの出張編とマオマオちゃんの初めてのお菓子作り編とティーパーティー編とバニラの手作りケーキ編と「魔王の流儀」編の五部構成。
トーチャーの食事シーン、「さすが伊藤静」といった感じの息芝居の絶妙なエロさ加減が最早、匠の領域に達していて素晴らしかった。
「道産子ギャルはなまらめんこい」第9話
ホワイトデー編とワカサギ釣り編と翼の風邪罹患編の三部構成。
松尾、菓子折持ってきて謝罪とか、本格的すぎて笑う。
あと、今回は翼のお見舞いにきたときの冬木さんの服装がいつもよりちょっと清楚な感じだったのが少し新鮮でなかなかかわいらしかったな。
2024/03/04 (月)
2024/03/03 (日)
「ゆびさきと恋々」第9話
手話合宿編。
何か凄いところで終わったな。
手話合宿のくだりは車での移動中も含め、諸々多幸感が半端なかった。
あと、雪と逸臣がテントで二人きりになるくだりはテントの天井で画面の上辺を仕切って横長のワイドな画面にするレイアウトが上手くてなかなかカッコよかったな。
「薬屋のひとりごと」第21話
やぶ医者の実家の紙作り編と李白の白鈴身請け作戦編の二部構成。
「夜に負け戦がない」、「出産経験はないが母乳が出る特別な体質」と白鈴姉ちゃんの設定のパワーワードがべらぼうに強かった (笑)。
あと、身請けの話は肉欲と金にまみれた話だったが最終的には純愛展開に着地するのがよかったな。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第20話
ガウェインVS.ペルガルド編。
ガウェインのキャラと感情の乱高下が凄まじかったな。
今回のサブタイトルは傲岸不遜なガウェインにペルガルドが教育的指導を加える「わからせ」展開にちなんだ「じゃじゃ馬ならし」だったが、ガウェインの転変の激しいキャラクターを完璧にコントロールして演じきるファイルーズあいの芝居もまた、まさに「じゃじゃ馬ならし」って感じで大いに感心してしまったよ。
トリスタンに宥められて復活したあともまだ少し涙声になっているところとか、ガヤになっても全開でうるさいギャン泣きとかが素晴らしかった。
あと、今回は全体的にキャラ修正に力が入っていて美麗な仕上がりだったのも見応えがあったし、復活したメラスキュラちゃんのフトモモが相変わらず矢鱈にえっちなのも好かったな。
2024/03/02 (土)
2024/03/01 (金)
「勇気爆発バーンブレイバーン」第8話
ブレイブナイツ壊滅編。
男だけを殺す田中敦子声ロボ。
これまでとても1クールでは終わりそうもないペースだったが急に巻きが入ったな。
前回登場したばかりのルイスとルル専用の新型カッチョイイロボが一応、全武装と中の人ギミックは使ったものの、ルルにしか使えないオペレーションシステムの機能も大して披露しないまま、あっという間に退場してしまったのは勿体ないというか、拍子抜けというか、そんな感じで残念だったな。
2024/02/29 (木)
「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」第9話
1年生最後の特別試験「選抜種目試験」開始編。
登校中に遭遇した綾小路と堀北兄の世間話のくだり、鈴音は高校生になってもお兄ちゃんの真似っこばかりする重篤なブラコンだとか、クールな強面キャラもその模倣の一つで養殖キャラだとか、この問題物件を綾小路が引き取ってくれるとありがたいんだけど、とか、当人が聞いたら悶死しそうな話題で大いに盛り上がっているのがなかなかの鬼畜の所業で面白かったな(笑)。
2024/02/28 (水)
2024/02/27 (火)
2024/02/26 (月)
2024/02/25 (日)
「ゆびさきと恋々」第8話
雪&逸臣カップルの心ちゃんち電撃訪問編と逸臣・心・エマトリオの高校生時代編の二部構成。
エマちゃん、絶世の美少女な上、あんな距離感のバグり方していたら、そりゃあ友達関係上手くいかなくもなるわなあ。
あと、屋上ぼっち飯野郎で陰キャっぽいけど、好きなものが洋楽で、将来の夢が美容師で、女の子にもモテる心ちゃんがいかにも少女漫画的・・・・・・というか、自分がよく観るオタク向けアニメに出てくるタイプのぼっち飯野郎とは大違いでなかなか印象的だった
(苦笑)。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第20話
足立のホワイトデー編と二年生の修了日編と市川の誕生日編の三部構成。
市川のお誕生日会のくだり、市川姉がまさに畳みかけるような勢いで次々にしくじりを繰り出してくるのがテンポも元気もよくって観ていてとても楽しかった。
2024/02/24 (土)
「め組の大吾 救国のオレンジ」第19話
大吾から駿への過去についての告白編。
初回に配置されていた伏線を回収。
・・・・・・というか、「大吾が山上に何かを口止めしていたのを偶然目撃した駿がそこにつけ込んでマウントをとろうとした」くだりなんてもう完全に忘れていたわ
(苦笑)。
今回の話と言うよりシリーズ全体の構成の話になるが、これまでのシリーズを通して積み上げられてきた二人の関係値と、それに伴う関係性の変化と深化が「二人が本当の意味で親友になる」今回の話にしっかりと相応の説得力を与えるかたちになっているのが素晴らしい。
また、全体の半分くらい過去映像を再利用した回想シーンという省力設計だったが、それが二人の絆の再確認作業の補助線としてきちんと機能しているのも上手くてなかなかよかったな。
2024/02/23 (金)
「ダンジョン飯」第8話
マルシルとファリンの邂逅、思い出話編と、VS.ウンディーネ編の二部構成。
単純に好みの問題なのだが、ウンディーネとのバトル一連は作画の個性のあらわれ方が実に良い塩梅でナイスであった。
キャラもエフェクトも形の取り方がちょっと硬質な感じなのがカッコよくっていつにも増して見応えのある仕上がりだったな。
2024/02/22 (木)
「異修羅」第8話
メイジ市空襲編、続きと月嵐のラナ救出/暗殺ミッション編の二部構成。
図らずも「全能」と「必殺」の挟撃を受け、海たるヒグアレ死亡。
ヒグアレの死因はキアの能力の過剰反応かと思いきや、うっかりクゼを無差別即死範囲攻撃に巻き込んでしまったせいでナスティークの自動即死攻撃を誘発させてしまったため、という展開がなかなかにヒネリが利いていて面白かった。
「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」第8話
特別試験「クラス内投票」編の決着編。
龍園の学籍と一之瀬の操を守るため、綾小路の仲介によってDクラスとBクラスの間でポイントと批判票のトレードが行われる。
この展開の「クラス内の問題」が「クラス間の交渉」で解決されるというカラクリがまさに裏技的な発想かつ、取引の構造がとてもスマートに組み立てられていてよかったな。
あと、今回はCクラスの学級裁判のシーン全般の彩度が低めに落としてあるのも場に立ちこめるいつもとは違う負の緊張感をわかり易くあらわしていてよろしかった。
「戦国妖狐」第7話
灼岩の最期編。
話が終始段取りくさいのと、灼岩を殺したヤツがほとんど放置されていたのは気になるが、主人公サイドの主要キャラの退場回に相応しく要所要所の作画・撮影処理が濃厚・美麗でなかなかに力の入った仕上がりだったのは見応えがあってよかったな。
「魔法少女にあこがれて」第8話
ロード団の叛乱編。
新キャラ登場&新展開突入回に合わせて作画がキャラ・アクションともになかなかに良好な仕上がりで好印象。
作画に関してはもう低空飛行のまま最後まで行っちゃいそうな雰囲気が漂っていたのでここぞというところでしっかりと復調してくれたのは正直ちょっと嬉しかったな。
あと、今回はロコムジカの「絶妙に弄りにくい程度に下手」な歌をレオパルトの台詞通りに完全再現している相坂優歌のプロの仕事ぶりが大変素晴らしくって大いに感心してしまったよ。
2024/02/21 (水)
2024/02/20 (火)
2024/02/19 (月)
2024/02/18 (日)
「結婚指輪物語」第7話
サフィール登場編。
相変わらず演出が平板気味でイマイチ盛り上がらないが、水着回に合わせて(?)キャラ作画が良好なのは観ていて素直に嬉しかったな。
「ぶっちぎり?!」第6話
心土によって仕組まれた魅那斗會VS.シグマスクワッドの全面戦争の決着編。
これは見事な逆転勝利と大団円。
魅那斗も、シグマも、荒仁を快く思っていなかった連中も最後は一体になって心土に逆襲する荒仁を応援するくだりが「ガチンコのタイマンで一番強いヤツが一番エライ」というヤンキーらしい価値観を見事に体現していてよかったな。
ひたすら残忍で矢鱈に強い黒幕の心土、その心土に一方的に蹂躙される真宝たち、ひとり毅然と心土に立ち向かいヒロインの資質を示すまほろ、まほろのピンチに秘められしポテンシャルを覚醒させる荒仁・・・・・・と荒仁・大勝利までの流れが完璧すぎて素晴らしい。
佳境らしく全体的にテンション高めながらも押し引き・起伏がちゃんと利いていてドライブ感が高く、観ていて非常に気持ちの良い仕上がりだった。
また、今回はアクション作画も充実していて拳さんVS.摩利人、荒仁VS.心土の迫力のバトルも、魅那斗・シグマ両陣営を相手にした心土無双シーンのキレのあるアクションも見応え満点&見どころ満載でなかなか大したものだったな。
「薬屋のひとりごと」第19話
壬氏暗殺(?)未遂事件編。
第1クールから続く単発小事件の数々が連鎖していき、ついに「壬氏暗殺」という一つの大きな絵図を成していく展開がシリーズの佳境らしい盛り上がりで上々だった。
また、クライマックスの猫猫が祭事場に向かってからの流れは大きな危急に相応しい緊迫感あふれる演出に、まさに人事を尽くしてそれに対応しようとする猫猫を的確に捉えた悠木碧の熱演ぶりも相当なものでなかなかの見応え・聴き応えだったなあ。
ただ、ラストのまるでミュージカルみたいに「壬氏様のいまのお気持ちを歌にしました」みたいな挿入歌にはイマイチノレなくて正直ちょっと苦笑してしまったよ。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第19話
バスケ部カラオケ会ストーキング編とホワイトデーWデート編の二部構成。
何か毎回クライマックスみたいな感じになってきたな。
また、クライマックスの場面での撮影処理が濃厚な仕上がりになるのはいつものことだが、今回は一際特濃で夕日が矢鱈に眩しかった。
あと、原さんの私服姿が新鮮&大変かわいらしくてよかったな。
ゆったりとした感じの服を着ていても隠しきれない恵体も含めて観ていてとても堪らんかった。
2024/02/17 (土)
「スナックバス江」第6話
勇者来店編とナツキ・スバル来店編と釣り(に行きたいという願望の話)編と森田と風間の再会編の四本立て。
2本目のナツキ・スバル来店編は監督(スピンオフSDキャラコメディ版だけど)・出演声優繋がりの「Re:ゼロから始める異世界生活」コラボネタで主人公のナツキ・スバルご本人(?)登場、脚本協力に「リゼロ」原作者・長月達平クレジットというガチンコぶりがなかなかのインパクト。
あと、今回は最後の森田と風間の再会編がよかったな。
陽キャの風間は実際に関わったことのある人間との時間や(関係性の)密度の体感値によって身内(友人・知人)と他人の線引き・距離感を図るのに対して、陰キャで対人経験値が圧倒的に低い森田は人間も概念やモノと同様に対象への好悪や興味の度合い(森田の言うところの「思い入れ」の濃淡)で距離感を決める二人の価値観の違い、決して相容れることのない齟齬がとても明快な構図で描かれていて面白かった。
「ぽんのみち」第7話
ぱいちゃんの誕生日・海水浴編。
演出・作画的にはあっさりとした感じだったが、今回は1話丸々たっぷりと巨乳ヒロインたちの水着姿を堪能できて最高だったな。
跳以外ドン引きなリーチェのプレゼント・・・・・・というか、その後のゲーム大会も含め、リーチェの金持ちお嬢様キャラっぷりもだんだんと突き抜けてきて面白かった。
2024/02/16 (金)
「うる星やつら(2022年版)」第29話
謎の炬燵編とラムちゃん牛化(?)騒動編の二本立て。
イシグロキョウヘイコンテ回。
2本目の話のラムちゃんの牛化した角が露わになるくだり前後のシーン、そこだけまるで劇場用アニメのようにレイアウト、色使い、ライティング、カメラワーク、スローモーション作画が凝っていてヴィジュアルの充実ぶりが大変な見応えだったなあ。
話の流れ的に最も立てるべきところを全力で大胆に立てる思いきりのよさも含めてなかなかに良い塩梅だった。
2024/02/15 (木)
「異修羅」第7話
黄都VS.リチア新公国、開戦編。
シリーズ折り返し地点早々からクライマックス。
まさに風雲急を告げるといった感じの、メイジ市を寸断する砲撃から始まる怒濤の開戦展開が面白かった。
また、今回は前半の黄都の哨戒部隊へのシャルク&ヒグアレコンビの奇襲戦もよかったな。
ヒグアレの襲撃シーンは毒の影響で目玉が溶け落ちるグロ描写もなかなかに踏み込んでいたが、それ以上にユノへの脅迫シーンの「意思疎通は出来ても情は一切通じなさそうな」徹底的に無機質な存在の静かな圧力が矢鱈に怖くてよろしかった。
あと、スピード感満点で長尺、殺陣や駆け引きも練られたソウジロウVS.シャルクの剣戟アクションもよく出来ていて見応えのある仕上がりだったな。
「メタリックルージュ」第6話
地球への連絡船での連続殺人事件編。
いまのところお話的にはコメディ色強めなうえのきみこ脚本回だけ面白いな。
ま、それはさておき今回はフルーツサンドを頬張るナオミちゃんがえらくかわいらしくて堪らんかった。
2024/02/14 (水)
2024/02/13 (火)
2024/02/12 (月)
「姫様“拷問”の時間です」第6話
マオマオちゃんの昇級祝い編とラクレットチーズ編と採血(注射)編とルーシュ・ブリタン再訪編の四部構成。
魔王一家(?)の住居って魔王城じゃなくてマンションなんだ (笑)。
マオマオちゃんの要望に応え、全力でマオマオちゃんと遊ぶ魔王、そしてその魔王を全力で演じきる玄田哲章が最高に素晴らしかったな。
あと、何気に魔王に声オタ設定が追加されているのも可笑しかった。
また、今回は丹念な筆致でえらく美味そうなとろけるチーズ作画、前職だっただけあって矢鱈によく似合っているトーチャーのナースコスなんかもよかったな。
2024/02/11 (日)
「ゆびさきと恋々」第6話
雪と逸臣の恋人関係成立編。
エンドロールにこれまでのダイジェスト映像が流れてまさに「第一部・完」みたいな塩梅だったな。
恋人関係成立までの互いの気持ちの確認を1話丸々かけてじっくりと丁寧にやる作りがいかにもこの作品らしかった。
また、雪に聴覚障害があるがゆえの意思疎通の不全、すれ違いを使った焦らし方、店長を介して逸臣の内心を描くCパートの落とし方も上手くてなかなかよかったな。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第18話
卒業式の送辞編。
原稿を忘れた市川が空で送辞を言うことになる、ベタネタ展開が今回のクライマックスかと思ったら、真のクライマックスはその後のナンパイの告白からの、「市川が山田の想いにようやく気付く」くだりという二段構えの構成が非常に盛り上がる作りでよかったな。
また、くだんのクライマックスは山田がナンパイの告白(第二ボタンの譲渡)を断るくだりのキーホルダーの使い方なんかも上手かった。
「ONE PIECE」第1094話
黒ひげ海賊団VS.ハートの海賊団編。
後半の黒ひげ海賊団VS.ハートの海賊団の戦闘シーンと回想のクザンのショコラタウン襲撃シーンのアクション作画がいずれもなかなかよく出来ていた。
様々な表現でケレンミのあるバトルや異能を描く凝った作画の数々が目に楽しく、飽きさせない作りでよかったな。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第18話
墓守のウェザエモン攻略戦の決着編。
田中宏紀コンテ・演出・原画回。
濃厚な美修正、カッコよく決まったレイアウト、豪快で緻密なエフェクト、派手なアクション・・・・・・と4話にも及んだ墓守のウェザエモン攻略戦の決着編に相応しい全編に渡る超充実のヴィジュアルが大変見応えのある仕上がりで素晴らしかった。
2024/02/10 (土)
「葬送のフリーレン」第22話
一級魔法使い選抜試験・第一次試験と第二次試験の間の休息日編。
「デブの機嫌は胃袋でとれ」みたいな話だったな (笑)。
幕間のインターミッション的エピソードで第一次試験で活躍したキャラクターたちを日常編を通して掘り下げる作りがなかなかによく出来ていた。
また、いろんなキャラにいろんなところで絡まれたり、翻弄されたりするシュタルクの弄られキャラっぷりも久々の活躍に相応しい美味しさでよかったな。
「スナックバス江」第5話
足つぼ編と、悪口&英語編と、バレンタイン編の三本立て。
明美ちゃんというか、高橋李依渾身の「SEX~」が最高にアホエロかわいくてとても素晴らしい破壊力 (笑)。
面白すぎて繰り返し何度も何度も聞いてしまった。
あと、最初の足つぼ編も宮本侑芽の他ではあまり聞いたことのないリアクションがたくさん聞けてよかったな。
「ぽんのみち」第6話
合宿編。
相変わらず麻雀と尾道ご当地ネタの掛け合わせ方が強引すぎて凄い(苦笑)。
跳も衣装が変わり、おっぱいの形がよくわかるようになってあらためて思うが、ヒロインみんな巨乳でみんなちゃんとおっぱいの形が違うのが本当に素晴らしいなあ。
ウツラウツラするたびに泉ちゃんのテーブルに乗せたおっぱいがポヨポヨするのが堪らんかった。
あと、跳がひとり年上なのに最後発のメンバーな上、体力なしこちゃんで威厳が全くないからか、一番妹キャラ的な扱いなのもかわいくってよかったな。
2024/02/09 (金)
「勇気爆発バーンブレイバーン」第5話
日本救出奪還作戦「オペレーション・アップライジング」発動前の一週間編。
ガチムチホモレスリングネタは面白すぎるからヤメロ (笑)。
まさかの2話連続のロボ戦なしの幕間編。
前回の「謎の侵略ロボによって東京大炎上」の引きからまた箸休め回が続くとは思わなんだよ。
ただ、拗れまくったイサミとスミスの和解を1話かけてじっくりとやったのは正解だったと思うし、イサミの葛藤解消展開は真っ当にアツくてよろしかったし、要所要所の笑いどころも上手くて楽しかったしで話の内容自体は何だかんだでしっかりと面白かったのでヨシとする。
2024/02/08 (木)
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第5話
安達宅たこ焼きパーティー編。
OPに続き本編にも赤根和樹がコンテで登場。
腐女子の藤崎さんの心の絶叫を小清水亜美が期待通りに・・・というか、期待以上にハジケたテンションで演じきっていて素晴らしかった。
「メタリックルージュ」第5話
移動カーニバル・捕らわれのルジュ救出ミッション編。
ルジュの夢だか幻覚だかのシーンはもちろんのこと、それ以外のところも一度適当に眺めただけでは「何が何やら」といった感じでよくわからんことばかりだったが、ナオミがオペラに蹴り飛ばされるところからの後半のバトルアクション展開はアクション・エフェクトの派手な見せ場が盛り盛りでなかなかに見応えのある内容だった。
「魔法少女にあこがれて」第6話
ネロアリスVS.マジアマゼンダ編とトレスマジア誕生秘話編の合わせ技。
薫子が馬乗りになって悪の怪人(?)の顔面を何度もレンガで殴打しているシーンの表情・アクション作画が良い感じにフリキレていて衝撃的展開 (笑)に相応しいインパクトのある画面に仕上がっているのがよかったな。
2024/02/07 (水)
2024/02/06 (火)
「道産子ギャルはなまらめんこい」第5話
カラオケ編とバレンタインデー前日編とバレンタインデー当日編の三部構成。
本編終了後にいつもだったら後々番組の「愚かな天使は悪魔と踊る」の番宣告知CMが入るところをカットして代わりに「ロッテ×Ado ショコラカタブラ篇」のCMを入れる仕掛けがなかなかに粋で思わず感心してしまう。
あと、これまで翼の部屋を映すたびに勉強机の隣にあるピアノをさり気なくカメラに入れていたのが今回の翼のピアノの演奏展開の伏線になっているのも地味に上手くてよかったな。
2024/02/05 (月)
2024/02/04 (日)
「薬屋のひとりごと」第17話
壬氏の御忍び街歩き編。
壬氏の御忍び用特殊メイク作業工程展開に、メイクと衣装でお嬢様化した猫猫とその従者に変装した壬氏の街歩き展開というサービス指数の高い内容の連続コンボがとにかく観ていて楽しかったな。
また、ラストは猫猫の養父の出自の話でトーンを下げ、「妓女の価値を下げる方法」についての解答編で引き締める構成のバランスの取り方も上手くてなかなかよろしかった。
「わんだふるぷりきゅあ!」第1話
動物がメインモチーフの「プリキュア」シリーズ・21作品目の新作。
キュアワンダフル爆誕編。
妖精などの怪異ではないただの犬が主人公で、犬→人間→プリキュアへと二段階変身するというメイン設定が相当に挑戦的だからか、話の内容は至って堅実だったなあ。
全体的にシンプルにまとまっていて迷いや手探り感がなく、やろうとしていることが明快。
それに説明臭さがないところも観やすくって好かったな。
また、初回だけかもしれないが作画も手堅くそつなく丁寧で非常によく出来ていた。
2024/02/03 (土)
「葬送のフリーレン」第21話
一級魔法使い選抜試験・第一次試験決着編。
フリーレンチームとの対戦で見せた老練な戦略と魔法使いとしての高い技量よりもフリーレンチームに完敗したあとのそこから這い上がってくる姿にこそ、その真骨頂があるという感じのデンケンの強さ、人間的な厚みの見せ方が巧くてなかなか好印象。
あと、今回はフリーレンの結界破り→カンネの水魔法発動シーンの畳みかけるような逆襲のカタルシスの連続も前振りの手順を手堅く丁寧に積み重ねた上でキッチリと派手に盛り上げる王道的な作りがよく出来ていて観ていてとても気持ちよかった。
2024/02/02 (金)
2024/02/01 (木)
「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」第5話
一之瀬帆波の懺悔編。
一之瀬さんの罪の告白は「(自分的に)大きな買い物をするのに事前に値段を調べていなくて購入時に予算を大幅に超過していることに気付く」といううっかりミスが日常コメディのオチみたいというか、いかにも中学生らしいウカツさだったな。
騒動の裏にあるそれぞれの思惑をかなりの多層構造にすることで誤魔化しているけれど、散々大仰に引っ張ったわりに一之瀬の過去も、それを利用した坂柳の策略もあまりにもしょぼくて拍子抜けしてしまったよ。
あと、女を巧みに籠絡して手駒にしたり、自分の側に引き込むやり口が完全に綾小路の常套手段になってきているのも知略家というよりやり手のジゴロにしか見えなくて「それでいいのか?」という気分になってしまったな
(苦笑)。
「戦国妖狐」第4話
迅火VS.雷堂斬蔵編。
佐藤雄三コンテ回。
今回は人間の多面的な複雑性や人間相手の敗北と死の恐怖よって引き起こされた、迅火の「人間を全否定したい」という価値観の揺らぎを軸にした作りが上手くまとまっていて観やすかったな。
コンテが監督の相澤伽月じゃなくった途端に話の焦点が定まって物語に移入しやすくなったのには苦笑するしかないけれど。
また、迅火VS.雷堂斬蔵のバトルシーンはこの作品らしい派手な必殺技のアクションに加え、キレのある剣戟の畳みかけるような構成もよく出来ていて見応えのある仕上がりだった。
あと、着物がノースリーブになったことによって灼岩の巨乳がより強調されるようになったのもとても眼福で素晴らしかったな。
2024/01/31 (水)
2024/01/30 (火)
「道産子ギャルはなまらめんこい」第4話
冬木さんママンとの初対面編と東武イーストモール編と冬木さん入浴時ビデオ通話編の三部構成。
ギャル(女子高生)の娘とほとんど変わらぬ見た目とノリで箱入りボンボンの主人公にグイグイ絡んでくる、冬木さんママンが最高にエロくて堪らんかった。
2024/01/29 (月)
2024/01/28 (日)
「ひろがるスカイ!プリキュア」第50話(最終回)
ダイジャークとの最終決戦とソラたちのスカイランド帰還編。
最後の最後で明らかになるあげはさんとツバサくんの無闇に高い画力にビックリしたよ (笑)。
最終回はキャラデザの斎藤敦史作画監督・原画の作画アニメ回だったなあ。
前半のバトルのキレのあるアクション&エフェクトも、後半の別れのドラマの端正にして丹念な表情作画も素晴らしく、全編通してみっちりと力の行き届いた作りがなかなか大したものだった。
あまりにも立派な仕上がりすぎて、ぶっちゃけシリーズ全体の作画アベレージがそれほど高くはなかったこの作品らしくはないけど、普段とは大きく趣の異なるスペシャルな仕上がりは古き良き時代のアニメの最終回っぽくって何だかちょっと懐かしかったな。
シリーズ終盤のスカイランドとアンダーグ帝国の因縁のドラマはスキアヘッドの黒幕・謀略展開が適当かつ安っぽくすぎて拍子抜けだったが、最後は圧巻のヴィジュルの力業にものの見事にうっちゃられてしまったよ。
まさに「終わりよければすべてよし」といった感じの内容だったが、最終回の満足度的には文句のつけどころのない観ていて大変気持ちのよいラストだったなあ。
「ONE PIECE」第1093話
ルフィたちのエッグヘッド探訪編。
腰から太ももあたりまでだけガードがユルいエッグヘッド女性用コス着用ボニー、「ONE PIECE」あるあるの「アニメになったらエロコスがさらにエロくなる現象」が盛大に発動していて眼福だった。
2024/01/27 (土)
2024/01/26 (金)
「勇気爆発バーンブレイバーン」第3話
ルルの保護と海中戦編。
ダブル主人公×主人公ロボのホモトライアングラーに変な人外少女と変なオペ娘が加わることで人間模様・恋愛模様がよりいっそう錯綜してきて面白かった。
あと、出撃を促すブレイバーンにイサミがキレ散らかすシーンで「それはまだ早いレバー」をガンガン動かしているのもまさにヤケクソそのものといった感じでよかったな
(笑)。
「うる星やつら(2022年版)」第26話
真吾登場編。
今回は後年の「らんま1/2」のフォーマットの原型のようにも見える「珍奇な戦闘スタイルの変人美男子とのヒロインの身をかけたバトルアクションエピソード」を最初から最後まで勢いの落ちないテンポの良い構成・演出で一気呵成に捌ききる手際がなかなかによく出来ていて面白かった。
2024/01/25 (木)
「異修羅」第4話
「世界詞のキア」のエルフの里からの旅立ち編。
「キアさんのキャラ紹介編」というより「必勝の確信を深めていけばいくほど積み上がっていくエレア先生の失敗フラグ構築回」だったなあ (苦笑)。
あと、今回は長い詞術の設定講釈シーンを露天風呂という舞台に設定することで(要するにエレア先生のおっぱいで)保たせるアイデアが素晴らしくってナイスであった。
2024/01/24 (水)
2024/01/23 (火)
「月が導く異世界道中 第二幕」第3話
ステラ砦の攻防編。
ナバールの捨て身のしんがり自己犠牲展開、ぶっちゃけ前回登場したばかりのキャラなので悲壮感あふれる展開にも全く感情移入できないが、勇者・響の相棒の最期の戦いに相応しく演出・作画ともに力の入った内容で画的にはなかなかに見応えのある仕上がりだった。
「SYNDUALITY Noir」第15話
カナタVS.黒仮面のカルタゴ決闘編。
第2クールに入って3話目にしてようやっとのロボバトル回。
待たせたぶんだけメカ描写が超充実していてよかったな。
クレイドルコフィンらしい躍動感とスピード感のあるアクション、多彩な武装・ギミックの見せ方と機種のバリエーション、決め絵のカッコよさなど、後半のバトル展開はメカアクションの見どころが満載でロボットアニメ的に大変満足度の高い内容だった。
「道産子ギャルはなまらめんこい」第3話
秋野沙友理攻略開始・スキー授業編。
「陰キャに優しいギャル」の次は「陰キャと類友になってくれそうな黒髪清楚系美少女の陰キャ」と観客の願望を清々しいほど真っ直ぐに突いてくるヒロインたちのキャラ造形が素晴らしい
(笑)。
秋野さんは普段は近寄り難いクールな雰囲気だが話してみるとけっこう普通に気さくでかわいらしい、というキャップ萌えの押え方が手堅くて、冬木さんに続きもまたしても美少女アニメのヒロインとしてのキャラの立て方が上手かったな。
2024/01/22 (月)
2024/01/21 (日)
「ぶっちぎり?!」第2話
摩利人からの熱烈勧誘と真宝VS.蛇走のタイマンと荒仁VS.拳さん編。
真宝VS.蛇走の格闘シーン、丁寧なアクション作画による凝った殺陣をけっこうな長尺で描いていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
「青の祓魔師 島根啓明結社篇」第3話
正十字学園祭編。
これは良い青春ラブコメ・トライアングラー。
奥村兄弟としえみの三角関係の均衡の保ち方が絶妙すぎて堪らんかったな。
それに出雲のツンデレぶりもかわいかったし、今回は主人公たちの思春期らしい繊細で瑞々しい感情の押え方が上手かった。
また、燐が休憩に入ってから奥村兄弟としえみの3人でダンスするところまでのクライマックスの画作りはなかなかにリッチな仕上がりでバトルのない話でも十分に画的な満足度が高いところなんかもよかったな。
「僕の心のヤバイやつ(第2期)」第15話
山田宅再訪、バレンタインチョコ試作会編。
仲良し女子グループのバレンタインチョコ試作会に陰キャ男子が単身放り込まれる状況の地獄絵図っぷりが相当なものだったな (笑)。
また、その場を何とか乗り越えたあと、山田父登場で新たな地獄がはじまる→何だかんだで市川は山田一家に受け入れられるもそれはそれでちょっとしたカオス、と激しく転変する山田宅内の状況を緩急の上手く利いた構成で描いているのも面白くってなかなかよかった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第49話
アンダーグ帝国突入編。
ダーク化したキュアスカイ、ゴスロリ調の黒い衣装がキュアスカイのツインテール&斜めバンク&メッシュに矢鱈にマッチしていてよかったな。
また、堕天使っぽい片翼も往年のダークプリキュアを彷彿とさせるものがあってなかなかポイントが高かった。
2024/01/20 (土)
2024/01/19 (金)
「勇気爆発バーンブレイバーン」第2話
スペルビア襲来編。
前回以上にどうかしていて可笑しかったな。
イサミのことを好きすぎるのがキモい、人の話を聞かない・会話が出来ないという想定以上に濃すぎるブレイバーンのキャラクターと、イサミを苛む悪夢のような拷問と悪夢のようなBL巨大ロボの合わせ技による悲喜劇がどちらもなかなかの狂気の沙汰で面白かった。
2024/01/18 (木)
「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」第3話
一之瀬帆波の悪評問題勃発編。
綾小路の部屋で神室真澄がベッドに座るシーンのお尻のアップがパンツラインまで描き込まれていて無闇矢鱈にエロかったな。
ぶっちゃけ、鈴音の入浴シーンよりもサービス指数が高かった (苦笑)。
「メタリックルージュ」第2話
ウェルズタウンへ向かう乗合バス襲撃騒動編。
うえのきみこ脚本、(おそらく)アクションシーンのコンテに村木靖と中村豊。
今回は諸々上滑っていてちょっと冴えない印象だった初回とは打って変わってキャラ立ても見せ場(アクション)の立て方も諸々上手く決まっていてなかなかによく出来ていた。
バスに乗り合わせた老若男女・多種多様な面々の軽妙な群像劇も、装甲車っぽいバスに、戦車に、多脚兵器という盛りだくさんなメカ描写、その戦車や多脚兵器との派手なチェイスアクションも充実していて面白かった。
「魔法少女にあこがれて」第3話
うてなと阿良河キウィ/レオパルトの邂逅編。
敵も味方も変態巨乳に好かれまくるマジアベーゼさん (笑)。
下乳から太ももまでローライズTバック以外肌色剥き出しなレオパルトさんが大変エッチで眼福だったな。
また、うてな×キウィの病みキャラ同士の親睦会&百合百合展開もなかなかに味わい深くてナイスであった。
2024/01/17 (水)
2024/01/16 (火)
2024/01/15 (月)
2024/01/14 (日)
「ぶっちぎり?!」第1話
ヤンキーもの×アラビアンナイトというコンセプトの学園アクションバトルファンタジー。
主人公・灯荒仁の威血頭高校転入編。
思いのほか諸々の設定が凝っているせいか、初回は話の舞台を整えるのに多くを取られている印象だったが、テンポがよく、構成の起伏・演出の押し引きもよく利いているので十分に楽しめた。
また、コメディ色の強いヤンキーものらしくキャラ作画が派手で元気がよく楽しい仕上がりなのもよかったな。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第15話
日本VS.アルゼンチン戦、続き。
ディアスの前転ヒールキックが翼、若島津、日向と何故か日本代表チームで流行りだすのが可笑しかったな。
あと、発動→ゴール→着地失敗→負傷退場と怒濤のような勢いであっという間に立花兄弟の今シリーズ最大の見せ場・スカイラブツインシュートのくだりが終了したのもなかなか印象的だった。
2024/01/13 (土)
「佐々木とピーちゃん」第2話
佐々木の「内閣府超常現象対策局」初任務編。
伊藤浩二原画担当箇所とおぼしき後半のバトルシーンのアクション・エフェクト作画がいかにもなこってりとした濃厚な仕上がりでなかなかの見応えだった。
「スナックバス江」第1話
札幌市の北24条にある場末のスナックを舞台にしたシチュエーションコメディ。
漫談のような掛け合いを見せる作りが「スナック」という舞台設定に完全にマッチしていてよろしかったな。
ちょっとユルい感じも(5分・10分のショートアニメならもっと詰めた方がいいと思うけど)30分という尺ならば疲れずに観られて丁度良い塩梅だった。
「ぽんのみち」第2話
林リーチェの、なしこたちの(元)雀荘駄弁りグループ加入編。
巨乳しかいない素晴らしいヒロインたちのなかでも一際ボリューム満点なリーチェさんの爆乳を1話丸々たっぷりと堪能できてよろしかった。
2024/01/12 (金)
「勇気爆発バーンブレイバーン」第1話
Cygames原作×大張正己監督によるリアルロボットもののフリをしたスーパーヒーローロボットもの。
宇宙からの謎の武装勢力の地球侵攻とブレイバーンの降臨編。
どれだけプロモーションでリアルロボットもののフリをしていてもタイトルに「勇気爆発」が付いている以上、スーパーロボット「ブレイバーン」が出てくるのはさすがに予想はついてはいたが、いざ登場したときのその斜め上をいくキレ味と爆発力に圧倒される。
「それはまだ早いレバー」と「OP主題歌BGMじゃなく劇中環境音だったOP主題歌」を考えた人は天才。
初回のツカミとしてはこれ以上ないインパクトで大変見事なものだったな。
また、その「オチ」に至る「フリ」も全力投球で緻密なメカ描写・ミリタリー描写が素晴らしかった。
あと、無口でクールで有能な軍人というだけではなさそうな、主人公の繊細な人物像を1話かけてじっくりと丁寧に描いているのもよかったな。
「うる星やつら(2022年版)」第24話
約9ヶ月ぶりに再開した「うる星やつら(2022年版)」の分割4クール・後半戦。
妄想フーセンガム編とラムの日本語不能騒動編の二本立て。
一応ヒロインたちが総登場する典型的なスラップスティックコメディと少しウエットなすれ違いラブコメディの二本立てで広角な作品の魅力を一挙にお届けする編成がシリーズ再開一発目に相応しい内容でよろしかった。
また、冒頭部に簡単なキャラ紹介・設定紹介・あらすじ紹介がある親切設計も「昭和(原作連載当時)の再現」を目指すこの作品らしくてよかったな。
2024/01/11 (木)
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第1話
タイトル通り「触れた人の心が読める魔法」が使えるようになった30歳のサラリーマンが主人公のオフィスBLもの。
主人公・安達清の魔法覚醒と同僚の黒沢優一との馴れ初め編。
主人公の、自分を恋愛対象としている黒沢への警戒心と、黒沢の優しさや愛情に癒やされる渇いた心が状況に応じて行き来する「緊張と緩和」の使い方が上手かったな。
また、読心能力そのものと自分に向けての黒沢の恋愛感情、主人公だけが抱える二つの秘密を軸にした葛藤の描き方も丁寧でなかなかよく出来ていた。
「戦国妖狐」第1話
タイトル通り戦国時代を舞台にした妖怪退治もの。
VS.鬼兜編とVS.灼岩編の二部構成。
「原作を完全アニメ化するために元々2クールの予定だったものを3クールにした」らしいところから察するに、全体的に総集編っぽい駆け足感があるのは「原作を完全アニメ化」が最優先事項になっているからかもしれないなあ。
とにかく話の進行ばかりが優先されている感じで作品の焦点がピンボケ気味、どこに作品の軸があるのかよくわからないのは初回としては正直ちょっと厳しかった。
「メタリックルージュ」第1話
火星を舞台に人造人間たちの戦いを描く、変身ダークヒロイン・SFバトルアクションもの。
VS.煉獄のヴァイオラ編。
クールでダークでサイバーな雰囲気をスタイリッシュに描いてはいるが結局のところ、何を見せたいのか、何を面白がればいいのか、よくわからないので諸々カッコつけているようにしか見えないのがツラかった。
言葉による長い説明を極力避ける意識の高さや緻密に作り込まれた映像クオリティの高さは素晴らしくってよかったな。
2024/01/10 (水)
2024/01/09 (火)
「HIGH CARD Season2」第13話
約1年ぶりに再開した「HIGH CARD」の分割2クール・第2クール目。
フィンと黒い鎧の怪異との再会編。
アバンとOPまではなかなか力が入っていたが、そのあと、本編に突入してからは概ね普通(橋本敬史作画の黒い鎧がビームを撃つところのエフェクト作画はよかったが)。
シリーズ再開一発目なんだからもう少し頑張って欲しかった (苦笑)。
「月が導く異世界道中 第二幕」第1話
「月が導く異世界道中」の約3年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
タパ村救済・盗賊退治編。
制作はC2CからJ.C.STAFFに交代するも、監督・助監督・脚本・キャラデザ・音響監督・音楽といった主要スタッフの多くは継続。
ベタで簡単な人助け活劇を通して基本設定のいくつかをおさらいするシリーズ再開一発目としては手堅い内容だったなあ。
やって当たり前っちゃあ、当たり前だが、ちゃんと観客を楽しませようとする意識がしっかりと感じられる作りなのがよろしかった。
また、亜空の住人たちは「澪の手料理被害者の会」というコメディパートで紹介するバランスの取り方も上手かったな。
「SYNDUALITY Noir」第13話
約半年ぶりに再開した「SYNDUALITY Noir」の分割2クール・第2クール目。
ノワールの再生ミッション編。
ジャケットの開閉で同じコスチュームでも印象がガラリと変わるノワール/ミステルのコスチュームのアイデアが上手かったな。
シリーズ再開一発目からロボットアニメなのにロボットの活躍シーンがないかわりに水着・ライブ・相席シャワーとヒロインのサービス描写が「これでもか」というほどに充実していた。
トレードは完全に成立しているので「まぁ、これはこれでアリか」という感じではあったかな。
あと、ミステルが思いのほかあっさりと退場したと思ったら速攻で舞い戻ってくる軽さもこの作品らしくて面白かった。
「道産子ギャルはなまらめんこい」第1話
北海道ご当地もの×陰キャに優しいギャルもの・学園ラブコメディ。
主人公・四季翼と冬木美波の出会いと再会とお宅訪問編。
主人公が東京もんというだけでグイグイくるギャルの軽さと押しの強さがなかなかに良い塩梅だったなあ。
純粋さと隙の多さ(あざとさともいう)をかわいく、エロく、魅力的に描いていてヒロインのキャラクターを軸にしたシチュエーションエロコメものとしては100点満点な内容だった。
2024/01/08 (月)
「姫様“拷問”の時間です」第1話
虜囚となった姫騎士と拷問官のシチュエーションコメディ。
トースト編とたこ焼き編と深夜ラーメン編の三部構成。
いわゆる飯テロアニメ。
映像クオリティは全体的に高いが、特に「見せ(魅せ)どころ」の料理の作画と音のシズル感は凄まじいものがあったなあ。
また、白石晴香アニメでもあり、彼女の硬軟緩急自在な演技・声芸の数々も素晴らしかった。
あと、相方の喋る聖剣役が小林親弘で「ゴールデンカムイ」コンビなのはやっぱり狙ってやっているのかな?
2024/01/07 (日)
「結婚指輪物語」第1話
美少女ハーレム異世界冒険ファンタジーもの。
主人公・サトウとヒメの異世界転移と結婚編。
直谷たかし監督・Staple Enatertaiment(旧フッズエンタテインメント)制作のガンガン系原作お色気アクションものも「戦×恋」、「金装のヴェルメイユ」に続き、今回で三作目でそろそろお馴染みな感じになってきたな。
まぁ、何はともあれ、常に谷間&ブラ見せギャル風お姫様が大変エロかわいくってよろしかった。
「ゆびさきと恋々」第1話
聴覚障害のある女子大学生が主人公の恋愛もの。
主人公・糸瀬雪と波岐逸臣の出会い編。
村野佑太監督らしいソツなく力の行き届いた内容だったな。
少女漫画の詩的な世界をきっちりと映像に落とし込んでいて素晴らしい。
聴覚障害者が感じる健常者との有形・無形の壁をしっかりと画で語る作りになっていたのもよく出来ていた。
村野佑太監督・亜細亜堂制作の品のある丁寧な作風と作品の内容が完全にマッチしていて監督の代表作になりそうな予感すら伝わってくる初回だった。
「青の祓魔師 島根啓明結社篇」第1話
「青の祓魔師」の約7年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
悪魔が見えるようになった燐の級友救済・特別課外授業編。
何気に第1期と第2期の間よりも今回の方がブランクが長いのか。
制作会社がA-1 picturesからスタジオヴォルンに交代、それに伴い全シリーズ共通の音楽とキャスト、第2期から継続の脚本の大野敏哉、第1期から復帰した音響監督の若林和弘以外の主要スタッフは総取っ替え。
間が空きすぎているのでおぼろげな記憶しか残っていないが、画面の雰囲気はそれほど大きく変わらない感じだったなあ。
一番カッコよく活躍するのが主人公の燐ではなく、まさかの子猫丸なのが意外だったが (苦笑)、一連のバトル展開を通して主人公チームの個々のキャラクターや関係性を一通りさらいつつ盛り上げる作りは初回としてはなかなかに手堅い作りで好印象。
また、子猫丸の諫言や指示を受け入れ、主人公チームが一つにまとまる流れから、これまでのシリーズを通しての主人公たちの心理的な成長のほどが窺えるかたちになっていたのもよかったな。
「僕の心のヤバいやつ(第2期)」第13話
半年の充電期間を挟んで再開した「僕の心のヤバいやつ」の分割2クール・第2クール目。
右腕を骨折した市川の介護編。
実質的には分割2クールなので第1期ラストから普通に続きなのだが、何気に主要キャラは概ね全員さらうかたちになっているのが地味に上手い。
市川と山田をこっそり引き合わせた萌子が黙って立ち去るシーンが完全に「関根萌子はクールに去るぜ」って感じで面白かった。
あと、原さんは出現率に偏りのある準レギュラー的なポジションなので今回けっこうガッツリと出番があったのも観ていてちょっと嬉しかったな。
「ONE PIECE」第1090話
ルルシア王国抹消事件と麦わらの一味とジュエリー・ボニーの邂逅編。
新章突入ということでOP/EDがリニューアル。
OPは影無し作画。
ポップでカラフルな色使いも含めて相変わらずオシャレな仕上がりだったなあ。
また、本編の方も作画が充実しており、特にBパートの吹雪の海のくだりは全編アクション・エフェクト作画が凝っていてなかなかに見応えのある内容だった。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第14話
日本VS.アルゼンチン戦・キックオフ編。
3話目以来の小野勝巳監督コンテ回で全体的にケレンミがいつにも増して強く、メリハリもよく利いていて面白かった。
また、ディアスの個の力を軸に序盤から日本を圧倒するアルゼンチン、連携と攻撃手札の多彩さで反撃に出る日本とチームカラーの対比が鮮明にわかり易く描かれているのもよかったな。
2024/01/06 (土)
「佐々木とピーちゃん」第1話
おっさんと喋る文鳥のバディもの×現世界と異世界の二重生活もの×異能バトルものという合わせ技。
主人公・佐々木とピーちゃんの邂逅→佐々木の「内閣府超常現象対策局」強制入局編。
初回は1時間SP。
まさに「科学と魔術が交差するとき、物語がはじまる」的な異世界ファンタジーものと異能バトルものの合わせ技・欲張りセットな内容と、冴えない中年サラリーマンと喋る文鳥のバディが主人公という設定の落差は確かに面白くなりそうだが、実際には淡々と状況を並べて右から左へと流していくだけなので然程面白くはならない。
「波乱が起こりそうになっても蓋を開けたらそれほど大事には至らなかった」みたいな展開が続くのも盛り上がらずあまり振るわなかったな。
いまは物語の舞台設定を整える段階なのでこんな感じなのか、それともこれがこの作品の作風なのか、現段階では何とも言えずとりあえずしばらくは様子見するしかなさそうだなあ。
「葬送のフリーレン」第17話
ザインのパーティー離脱編、続きと、フェルンの風邪罹患編の二部構成。
ザインとの別れは本当にあっさりだったが、その大人びた達観ぶりがこの作品らしかった。
あと、今回はフェルンとシュタルクのケンカがきっかけも、和解までの経緯も、和解の仕方もかわいすぎて堪らんかったな。
「ぽんのみち」第1話
麻雀を題材にした美少女日常コメディもの。
駄弁り場としての(元)雀荘ゲット編。
美少女グループ日常ものも近年はすっかり衰退傾向なので何かもう懐かしさすら感じさせるノリだったな (苦笑)。
麻雀はあまり詳しくないので対局シーンの名作麻雀漫画パロディ(?)ラッシュには全くついていけなかったよ。
あと、キャラ原案が「五等分の花嫁」の人だからか、ヒロインみんなおっぱいがデカいのが素晴らしくってよかったな。
2024/01/05 (金)
「ダンジョン飯」第1話
タイトル通りRPG風異世界迷宮冒険ファンタジー×異世界ジビエグルメファンタジーの合わせ技。
ファリン奪還探索行開始編。
ダンジョンや町並み、キャラクターやモンスターに作品の肝の料理と、映像・デザインの作り込み具合がとても丁寧で感心する。
あと、まさに「食うか、食われるか」のモンスター相手のジビエ話らしい生命倫理に関するブラック気味な笑いが随所に配置されているのもいちいち愉快で楽しかったな。
「魔都精兵のスレイブ」第1話
「魔都」と呼ばれる異界と接続した結果、人を襲う化物の脅威にさらされると同時に女性のみが異能を授かるようになった現代日本を舞台にした、女尊男卑社会美少女ハーレムアクションバトルファンタジー。
主人公・和倉優希と羽前京香の邂逅編。
クライマックスの「ご褒美」のくだりは完全にエロ漫画展開でちょっと興奮したけれど、他はキャラもアクションもストーリーも諸々平凡な内容で総じて可もなく不可もなしな仕上がりだったな。
2024/01/04 (木)
「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」第1話
「弱キャラ友崎くん」、3年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
球技大会準備編。
本作第1期以後、主戦場をproject No.9からバイブリーアニメーションスタジオに移した感があった矢野茜がキャラデザ・総作監を続投しているのが嬉しかったな。
また、女子の参加種目がソフトボールに決まる流れがバッサリカットされたのには驚いたが、初回からもったいぶらずにどんどん状況が進行していくテンポの良い構成も話に入りやすくてよろしかった。
「異修羅」第1話
「修羅」と呼ばれる強者たちの殺し合いを描く、バトルファンタジー群像劇。
柳の剣のソウジロウVS.迷宮と化していた超巨大機魔(ゴーレム)編。
超人剣士対超巨大ロボというケレンミたっぷりな題材をハイクオリティ・大迫力のヴィジュアルで完璧に料理していて面白かった。
ヒロインの親友の清楚な美少女を丁寧に生きたまま四肢を引きちぎって惨殺する導入のインパクトが強烈だったな。
メカや背景のディテールは緻密、芝居付けやアクションも凝っていて画的には非常に見応えのある仕上がりだった。
ヒロインが逆恨み気味にソウジロウの死地への案内人になる最後の流れはいささか強引だったが、圧倒的な映像のパワーに押し切られてしまうような力強さを感じさせる作りはなかなかに大したものだったな。
「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」第1話
1年3ヶ月の充電期間を経て再開した「ようこそ実力至上主義の教室へ」の第3期TVアニメシリーズ。
「混合合宿」開始編。
初回はこれからの話の舞台のセッティングをしただけで終了。
シリーズももう第3期目ということでキャラが多く、陣営・派閥も多岐にわたるのでこういうことになってしまうのは仕方がないところもあるが、この内容では取り立てて感想を書くことが見つからないな
(苦笑)。
「魔法少女にあこがれて」第1話
「悪の組織の女幹部」に抜擢されてしまった魔法少女ファンの陰キャ少女が主人公のファンタジーエロコメディ。
悪の組織「エノルミータ」の「悪の女幹部」誕生編。
笑いの質もエロの質も高くて大変よろしかった。
「魔法少女にあこがれている陰キャヒロインが『悪の組織の女幹部』にさせられる」っていう反転までは想定できる範囲だったが、「魔法少女推しの本質は彼女たちが苦しめられている姿が好きな加虐性」(それが理由で「悪の組織の女幹部」に抜擢された)っていう発想は意外性抜群で面白かったな。
また、そこを軸に笑いとエロがしっかりと回っているのもなかなかよく出来ていた。
2024/01/03 (水)
OVA「蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE」(2023年公開)をTV地上波放送で観る。
「HEAVEN AND EARTH」と「EXODUS」の間の時系列の単発スピンオフ作品。
一騎世代のファフナーパイロットたちのパイロット卒業とその後の進路相談編。
ファンのリクエストに応えて作られた日常編スピンオフということでいつものようなハードな戦闘描写はないが、「ファフナーパイロットからの卒業」がテーマなので必然的に「ファフナーパイロットの業」、一騎に関しては「マークザインパイロットの業」に向き合うかたちになるため、結局、過酷でシリアスなドラマが展開していくのがこのシリーズらしくてよろしかった。
また、「HEAVEN AND EARTH」と「EXODUS」の間の時系列ということでシリーズ全体を知るものにとっては「このひとときの平穏が本当にこの場かぎりのもの」というのがわかるのも儚くてちょっと切なかったな。
OVAではあるが作画が全体的にユルい仕上がりで同じOVAの「THE BEYOND」はもとより第2期TVシリーズの「EXODUS」と比べても質が落ちるのは残念だった。
日常編=制作カロリーのかかる戦闘シーンなし、という前提だったので最初から低コスト制作だったりしたのだろうか?
2024/01/02 (火)
2024/01/01 (月)
2023/12/31 (日)
「ひきこまり吸血姫の悶々」第12話(最終回)
ムル天同盟VS.ゲラ=アルカ共和国紛争の決着編。
コマリの烈核解放で楽々逆転大勝利展開が安直すぎて脱力する。
ネリア以外のヒロインたちの存在感が薄いのも美少女アニメとしては物足りなかった。
また、作画の仕上がりも総じてユルくて息切れモードなのも振るわず、全体的に良いところがあまり見当たらないちょっと残念なラストだったな。
2023/12/30 (土)
「BURN THE WITCH」
前日談の「#0.8」(新作)と「season1」(旧作)全3話を全編接続させて一挙放送。
まさかの制作委員会による一社提供番組で全編CMなし放送。
新作の「#0.8」だけ観るつもりだったのだが、おかげで昨日観たばかりの旧作パートも含めて全部まとめて観てしまう。
実質的にはこれが「BURN THE WITCH “完全版”」って感じだったな。
先行する旧作だけだとバルゴとオスシちゃんの事情と、「笛吹き隊」の一般業務に関する描写がないのが説明不足なのでそこが補完されたことによって一本の物語としてよりしっかりとしたかたちになった印象だった。
ダーク・ドラゴンに対しては非情に徹する姿勢をリフレインしているのも一貫性が出て良い塩梅だし、新作分を足して総尺が90分弱なのも長編アニメとして丁度いい長さだしで本当にこれが「完全版」といっていい内容だったなあ。
2023/12/29 (金)
Webアニメ「BURN THE WITCH」全3話(2020年公開)を積みBDを崩して観る。
TV放送される新作を観る前に旧作をチェックする。
ドラゴンたちの保護・管理を目的とした自然ドラゴン保護機関「ウイング・バインド」に所属する魔女コンビが主人公の美少女アクションファンタジー。
久保帯人先生の描く巨乳美女に外れなし。
箒には乗らないが「魔女もの」らしいロンドン市街を舞台にした要所要所の飛行アクションが素晴らしかった。
あと、相当に入り組んだ複雑な設定に、かなり錯綜気味に状況がもつれていくストーリー展開なのだが、それらにとらわれることなく終始軽やかな語り口で滞りなく物語が進行していくのも地味によく出来ていてちょっと感心してしまったよ。
「呪術廻戦 渋谷事変」第47話(最終回)
「渋谷事変」の最終決着編。
第3期に続くよEND。
敵にはまんまと勝ち逃げされた上、後半は「渋谷事変」によってもたらされた惨憺たる日本の状況を描いて終わる、なかなかのBAD END。
丸投げENDなので着地も糞もないし、淡々と主人公サイドの敗北を描いていく展開はアガらないこと甚だしいので最終回らしさは全く感じられないが、シリーズ通してトガッた作りが印象的だったこの作品(「呪術廻戦」第2期)らしいラストではあったかな。
2023/12/28 (木)
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第13話(最終回)
キタサンブラックのラストラン、最後の有馬記念編。
シリーズを通してキタサンブラックのトゥインクル・シリーズでの競技人生の全てを最後まで語り尽くして大団円。
キタサンブラックの夢とそのための勝利にかける執念、そしてその先にある喝采と栄光を一切の衒いのないドストレートな筆致で描ききっていて大変立派な仕上がりだった。
基調はスポ根ものらしく熱く、それでいてこの作品らしい涙も笑いもサービス(まさに満を持してのウイニングライブ)もあり、個々のキャラクターたちへのフォローも行き届いていてソツがない。
当然作画も気合い十分で映像的な満足度も高く、「キタサンブラック完全燃焼」な内容に相応しい完成度の高い作りが素晴らしかった。
「16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-」第13話(最終回)
コノハの最後のタイムリープ編。
何か最後までコノハは守くんにおんぶに抱っこだったなあ。
いわゆるエロゲー全盛期を担ったレジェンドクリエーターたちが原作・脚本に名を連ねているので当時の業界事情やエロゲー制作に関する四方山話が観られるのかと思ったら、その辺はそこそこというか、思ったよりも薄口でタイムパラドックスSF展開の方にこそ比重を置いた内容にコレジャナイ感が強かった。
2023/12/27 (水)
「東京リベンジャーズ 天竺編」第50話
タケミチVS.稀咲の直接対決編、続き。
稀咲の事情を明らかにした上で稀咲を殺して終わったものの、タケミチの不安感にフォーカスしたまま、現在に戻っての「答え合わせ」もしないまま終わったので消化不良感が半端ないな。
ヒナは一言も「日本一の不良になるのが夢というタケミチ」に惚れているなんて言っていないし、そんな話はどこにもないのに、その夢を自分が先にかなえればヒナは自分に振り向いてくれるはず、と勝手に思い込んでいた、そしてそれが稀咲の全ての悪事の推進力になっていたっていう真相のイカレ具合が相当なもので面白かった。
類い希な知性であらゆる事態を先読みし、様々な人間や状況を操縦してきたのに、惚れた女の心は何一つ理解していなかったっていうのがベタだけどなかなかに皮肉が利いていてよかったな。
2023/12/26 (火)
「星屑テレパス」第12話(最終回)
前回倒れた海果のお見舞い編と瞬の復学とロケット研究同好会再始動編の二部構成。
「攻め」は守勢にまわる(自分が攻められる)と弱い。
ロケット研究同好会メンバーそれぞれの目標の再確認/再設定と、「前の席の木梨さんとLINE交換をする」という実例を踏まえての海果のコミュ力の向上と、ユウの海果に対する意識の変化という二人の百合関係の進展、シリーズを通しての諸々のステップアップ、成長の跡を最後にわかり易く示して手堅く終了。
攻守が逆転して動揺しまくるユウちゃんがとても新鮮な反応だらけでかわいかった。
あと、アイキャッチのヘソ出し肌色多めチアコス姿、特に恥じらいMAXな瞬ちゃんもエッチでなかなかよかったな。
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」第10話~第12話(最終回)
アキラの帰郷編、続き・三部作。
約3ヶ月ぶりに放送再開。
度重なる制作遅延によってレギュラー放送の枠内に収まらなかった最終3話分を特番枠で一挙に放送。
バトル漫画みたいな4対4マッチも、敵味方の無情・有情のドラマも全体的にえらく大味で安っぽい。
焼き討ちされた村に押し寄せるゾンビの大群という状況・絵面は派手だが、ゾンビの脅威というか、ゾンビの存在感そのものが薄く、ゾンビものらしいスリルが全く感じられないのも冴えなかった。
待たせたぶんだけ作画のクオリティが安定して高かったところだけが唯一の救いみたいな内容だったな。
「ミギとダリ」第13話(最終回)
一条母子の事件のエピローグ編。
「園山秘鳥」が「ミギとダリ」になるラストも、それぞれ別の道に進んで離ればなれになっても「心は一つ」であることは決して変わらないというエピローグも完璧だったな。
物語の総決算としてそれぞれの自我の完全な確立から巣立ちまでの双子の成長を二段構えでキッチリと描ききっているソツのなさがなかなか大したものだった。
また、園山夫妻が「ミギとダリ」の存在にとっくに気付いていたことを告げ、当然のように二人を受け入れるくだりや、少年院を退院してきた瑛二を園山家+αが優しく迎えるくだりの暖かな情の描き方も素晴らしくって観ていてけっこうグッときたよ。
2023/12/25 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第12話(最終回)
花園家お泊まり会編、続き。
恋太郎の入浴シーン盗撮ミッション編と羽々里完全攻略編の二部構成。
第2期に続くよEND。
前半のドタバタエロコメ展開がこの作品らしいハジケ具合でよろしかった。
あと、後半の羽々里のしがらみの精算話はちょっと苦しいご都合展開だったが、「妻子もろともの寝取られに理解のある亡夫(享年中学生)」があっさり成仏して本当に後腐れなく決着がついたのは良い感じにふざけた力業で面白かったな。
「時光代理人 -LINK CLICK-」第12話(最終回)
連続殺人鬼捜索ミッション編、続き。
何か凄いところで終わる(第2期に続く)のな。
ここで終わるのは正直ちょっとズルい気もするが、物語の局面の大きな変化と最大のピンチが訪れたところで終わる(続く)、強力すぎるラストの「引き」がこれまでになく面白かった。
2023/12/24 (日)
「SPY×FAMILY Season 2」第37話
ボンドの散歩編。
前回のフィオナに続き、豪華客船編では出番のなかったボンドの補完編。
おそらく続編をやる予定があるからだと思うが、ほぼ通常営業で全く最終回らしさがない。
ただ、豪華客船編を中心にした「Season 2」全体のパッケージを考えるとここでボンドのフォローを入れるのは的確な補足でそういう意味では上手くまとまっているラストだったな。
「地球外少年少女」第6話(最終回)
心葉蘇生/彗星落下阻止/「あんしん」からの脱出ミッションの決着編。
全6話を3話ずつ前後編にわけて先行劇場公開していたとき、後編(4~6話)の評判が芳しくなかったことに大いに納得してしまったよ。
4話以降は台詞による状況と設定の語り倒しでアニメを観ているというより「難解なSF小説の朗読劇」を観ている感じだったなあ。
これだけ作画力が高いのに画で語ることをほとんど放棄しているのが残念だった。
ある意味開き直ってやりきっているところはあるのでこういう難解なSF小説が好きな人やわかる人には楽しめるのだろうが、自分には全くついていけない内容だったな。
「薬屋のひとりごと」第12話
猫猫の後宮下女職解雇騒動編。
互いにとても聡明なのに自分たち二人の関係についての認知になると激しくバグって噛み合わない、前途多難な猫猫と壬氏の二人の話をもって「第一部・完」みたいな第1クール終了回。
宴で猫猫と壬氏が再会したところのやり取りというか、イチャイチャが、確かに姐さん方がニヤニヤせずにはいられないのもわかる実に良い塩梅の青臭さで堪らんかった。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第12話(最終回)
765プロライブ劇場・こけら落とし公演「RAISE THE DREAM!!!」当日編、続き。
機材トラブルによる一時中断も含めて手堅く王道的な1話丸々ライブ回。
Team 5th、白石紬のソロ、Team 8thのライブステージは相変わらずダンスの見せ方が上手くてとても眼福だった。
また、それ以外も含めて全体的にライブパートのボリュームが充実しているのも見応えがあってよかったな。
2023/12/23 (土)
「盾の勇者の成り上がり Season 3」第12話(最終回)
クテンロウからの刺客襲来編。
クテンロウ編のプロローグだけやって終わる「俺たた」END。
最後に新シリーズを匂わせていたのでそれを踏まえての丸投げENDなんだろうな。
話的にさほど盛り上がらない、アクション的な見せ場の少ない話とはいえ、最終回が海外グロスという割り切り方がなかなかのものだった。
(仕上がりは中の下ぐらいで極端に出来が悪かったワケではなかったが)
「ゴブリンスレイヤーII」第12話(最終回)
王女奪還任務編、続き。
最終回(最終エピソード)らしいそれなりにスケールの大きなミッションを完遂したところで無難にまとめ。
二つの大きな窮地に対して(いずれもギャンブル性は高いものの)知略と備えと連携プレイで対応する、この作品らしい戦術性の高い展開になっていたのが好印象。
あと、今シリーズではひたすら色ボケているだけに見えたドスケベ大司教が最後にしっかりとトラウマに抗って頑張っていたのもよかったな。
「カノジョも彼女 Season 2」第12話(最終回)
紫乃のカミングアウト、沖縄編の決着編。
沖縄編では出番も見せ場もあまりなかった渚ちゃんが最後に美味しいところをさらっていく構成がよかったな。
笑いどころもほとんどなく真面目且つ徹底的に紫乃さんのことを追い込んだのに結局そのままハーレム要員に収まる展開には何だかちょっと拍子抜けしてしまったよ。
あと、何と言っても今シリーズは「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」と放送時期が丸被りなのが不運だったな。
話のネタが丸被りな上、後発ながらもあちらの方が作画、 笑い、お色気、スケール全てにおいて本作の上をいっているのが観ていてなかなか厳しかった。
「キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~」第12話(最終回)
超巨大シャドウとの最終決戦編、続き。
のぞみとココが結ばれるラストのとってつけた感が凄かったな (苦笑)。
いかにも企画主導といった感じの作品で「SDGsをテーマに大人になった初期シリーズのファンに向けたプリキュアを作る」という課題をただこなしているだけに見えてしまうのが寂しかったな。
成長した主人公たちとの再会を楽しむ「同窓会アニメ」としてはそれなりに楽しめたが結局のところそれ以上でもそれ以下でもない印象だった。
2023/12/22 (金)
「魔法使いの嫁 SEASON2」第24話(最終回)
サージェント家殴り込み編の決着編。
原作は出版社を移籍したのに「続きは原作を読んでね」ENDなのに驚いた。
フィロメラとのポプリ作りの約束を果たし、フィロメラの満面の笑顔で終わるラストの納得感&満足感が高かったな。
それなりに謎や未解決の問題は残っているが、フィロメラの家族、チセとフィロメラの物語としてはしっかりとやりきってキレイに話を着地させて終わっているのがよろしかった。
シリーズ全体としては前作の内容を完全に忘れていたので前作の内容を引きずっている第1クール目は正直あまりノレなかったのだが、話の中心が学生たちに移っていった第2クール目以降はけっこう楽しんで観られたな。
特にフィロメラの絶望と救済と再起をじっくりと丁寧に描いた第2クール目後半の展開は面白かった。
あと、本作は種﨑敦美、津田美波、河瀬茉希、上田麗奈、田村睦心といった脂の乗った実力派中堅女性声優たち(河瀬はまだ「中堅」と呼べるほどのキャリアではないが)の競演ぶりや彼女たちのダークファンタジー作品に見合った重めの芝居を存分に堪能できたのも大変聴き応えがあってよかったな。
「Dr.STONE NEW WORLD」第22話(最終回)
司の復活と月へのロードマップ完成編。
最終第4期に続くよEND。
最終回らしくキャラ修正にかなり力が入っていたな。
石化装置をみんなで司の身体に押しつけるくだりがちょっとアツくてよろしかった。
また、「戦化粧」のくだりもゲンの司への気遣いが粋でなかなかよかったな。
「呪術廻戦 渋谷事変」第46話
脹相の離反編。
虎杖の「お兄ちゃん」になってからの脹相が面白すぎる (笑)。
また、夏油VS.脹相のバトルは「手数の多さ」を自慢するだけあって攻撃のパターンが多彩で見応えのある仕上がりだったな。
それに敵味方の戦力が一カ所に集結するかのように次々に呪術師・呪詛師たちが参戦してくる展開もなかなかに観ていて飽きない作りだった。
「アンダーニンジャ」第12話(最終回)
楊紀伊高校と講談高校のそれぞれの戦いの決着編。
あんだけ余裕の強者ムーブをかましていた九郎が山田の返り討ちにあって敗死する展開に驚いた。
最後の講談高校崩壊シーンCGがなかなか丁寧な作りでよかったな。
諜報組織同士の暗闘という話の題材と話の先が見通せない作りのせいか、ぶっちゃけ細かいところに関してはよくわからない部分も多かったが、そこを気にせずとも楽しめるくらい一貫してエンターテイメント性の高い内容になっていて面白かった。
また、ハードでバイオレンス満載な世界観と、コメディセンスが高く、ローテンションで適度に緩い語り口のバランス感覚も絶妙でその点なんかもよろしかったな。
2023/12/21 (木)
「ブルバスター」第12話(最終回)
龍眼島奪還作戦編。
本当に台詞で言うのは珍しい「(俺たちの)戦いはこれからだ!」END。
最終回らしくメカアクションがそれなりに盛り盛りなのはよろしかった。
結局、この物語は「ブルバスター」というロボットの話ではなかったし、主人公の沖野の話でもなかったな。
沖野と波止社員たちの話になっていない、そこの積み上げが全く足りていないので「これまで見てきた『同僚たちの頑張る背中』に触発されて最後は沖野が彼らのように奮起する」というクライマックスの展開が刺さらない(発想自体は悪くはないのだが)。
最後に主人公が搭乗して戦うのがブルバスターではなくブルダック、というのも象徴的な感じだった。
実質的には企画当初の予定通り社長、或いは巨獣に対して因縁(ドラマ)があるアル美さんが主人公だったなあ。
全体の印象としては個々の要素やキャラクターを取りこぼさずにゴールまで運ぶのに精一杯というか、お仕事ものとしても、ロボットものとしても、群像劇としても、SFサスペンスとしても、どれも中途半端で突出したものが感じられないシリーズだった。
「陰の実力者になりたくて! 2nd season」第12話(最終回)
シャドウ率いるシャドウガーデンVS.ラグナロク&モードレッド編。
劇場版に続くよEND。
「前回ラストの盛り上がりはいったい何だったのか?」と言いたくなるくらいラグナロク&モードレッドが見かけ倒しの噛ませ犬すぎて拍子抜け。
ただ、ポストアポカリプス化した日本にシド=シャドウが降臨するラストの展開は(完全に丸投げENDだけど)予想外にもほどがある&何となく円環構造END風に見えなくもない作りがちょっと面白かった。
2023/12/20 (水)
「聖女の魔力は万能です Season2」第12話(最終回)
アルベルトからセイへの愛の告白編。
セイとアルベルトが結ばれてキレイに幕引き。
原作はこの先も続くようだがアニメはここで終わるのがベターな気がするくらいしっかりと終わったな。
話はひたすらベタで意外性は一つもなかったが演出・作画は手を尽くしていてちゃんと盛り上がる内容にしているのが好印象。
冒頭の回想シーン、終盤の夕暮れ、イルミネーション花壇、「聖女の術」の発動シーンと全体的に撮影処理に力が入っているのが美しい仕上がりで特によく出来ていた。
「転生したらスライムだった件 コリウスの夢」第3話(最終回)
アークデーモンとの最終決戦編。
急にあらわれた魔王たちが主人公たちそっちのけで話を進めて終わらせてしまう展開に唖然とする。
TVアニメ第2期BDの特典小説が原作だからか、完全に一見様お断り仕様って感じだったなあ。
まぁ、それはそれでいいにしても今回も演出が機能していなくてカールの裏切りやパウロの意外な奮闘、くだんの魔王たちの登場など、立たせるべきところがことごとく盛り上がらないまま全てが右から左へと通過していくだけなのは観ていて何ともツラかった。
2023/12/19 (火)
「星屑テレパス」第11話
瞬ちゃんとのモデルロケット対決・再戦編。
クライマックスの瞬との対話のくだり、思春期の少女たちらしい繊細な感情のやり取りを、役者陣がハートのこもった芝居で熱演していてなかなかに聴き応えのある仕上がりだった。
「SHY」第12話(最終回)
VS.ツィベタ戦のエピローグと、テルの風邪罹患編の二部構成。
第2期に続くよEND。
最後のテルと惟子のほの百合展開には最終回らしい雰囲気が少しはあったが、基本的には事後の状況整理がメインの幕間話でとりあえずのラストにしてもいま一つパッとしない内容だったな。
2023/12/18 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第11話
羽香里奪還、花園邸潜入ミッション編、続き。
まさかの2話連続の「ふしだらな母と笑いなさい」オチに驚く (笑)。
そしてそこから予告通りの狂気の羽香里ママンスペシャルEDへと雪崩れ込むラストの畳みかけが凄かったな。
また、今回は嘘発見器一連のコントは楽しく、風呂&パジャマパーティのサービス展開は眼福なところなんかも大変よかった。
「MFゴースト」第12話(最終回)
MFG第2戦、芦ノ湖GT予選編、続き。
夏向の予選がスタートしたところで第2期に続くよEND。
第1戦終了後の随分とのんびりした話のペースからして予想通りの展開だったな。
実質的には分割2クールだと思われるので(「最終回」というより「第12話」として作っていると思われるので)夏向の予選の途中で終わるところがそれなりに強めの「引き」になっていること以外は淡々と予選を消化していく作りで最終回らしい盛り上がりとかはあまり感じられない内容だった。
「オーバーテイク!」第12話(最終回)
F4選手権最終戦編。
レースもの、スポーツものらしいアツい展開がないのは少し物足りなかったものの、全てのメインキャラクターを上手に立たせたり、収めたりしていてまさに大団円という感じ。
いくつかのアクシデントやサプライズはあっても波瀾はない、爽やかで穏やかな幕引きが最後にかかるOP主題歌「Tailwind」にもよくマッチしていてよかったな。
オリジナル作品らしく多様で特異な要素がふんだんに盛り込まれた内容だったが、それらの要素をバランスよく配置して最後まで過不足なく消化しきっているのが素晴らしかった。
F4の世界の両極(弱小チームとトップチーム)と、トラウマとスキャンダルに悩まされるフォトジャーナリストの世界を交差させながら描く、作品世界のレンジの広さに対してキャラクター(とそこに付随するエピソード)はよく吟味して必要最小限に絞っていたのが上手くいったポイントだろうか。
2023/12/17 (日)
「薬屋のひとりごと」第11話
里樹妃暗殺未遂事件編の決着編。
シリーズの第二章に相当する里樹妃暗殺未遂事件編のラストに相応しい力の入った仕上がりだったな。
いわゆる「解決編」のくだりは高い緊張感を上手にキープしていて非常に良い塩梅だった。
要所要所でインサートされる風明さんの顔の怖さも効果的&インパクト大で面白かったな。
また、壬氏と阿多妃が血縁関係にあるのはさすがにわかっていたが、真犯人の風明の暗躍の裏にさらにもう一つ明かされてない秘密がある(かもしれない)という二段底になっている奥深い構造なんかも粘りのある構成でなかなかよかった。
2023/12/16 (土)
「葬送のフリーレン」第15話
眠りの呪いの魔物討伐編と、領主の跡取り影武者ミッション編の二部構成。
シュタルクとフェルンが役立たずでザインが頑張り、フリーレンがいいとこ取りする話と、Aパートでサボったシュタルクとフェルンが貧乏くじを引く話、という編成で相変わらずセットになっているエピソードのバランスの取り方が上手かったな。
「ただの死んだ跡取りの生き写し」では済まされない微妙に複雑なシュタルクとオルデン卿の関係性と、これまた微妙に複雑なシュタルクのオルデン卿に対する感情を半パートで過不足なくキレイに消化しきっていて感心する。
あと、今回の見せ場のシュタルクとフェルンのダンスシーンはシュタルクのリードにフェルンの緊張が解け、次第にダンスを楽しむようになっていく様子が丁寧かつ端正な作画でたっぷり&しっかりと描いていてよかったな。
2023/12/15 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第45話
虎杖&東堂コンビVS.真人戦の決着編。
ロケットのくだり、アニメならではの奔放な (笑)膨らまし方が高田ちゃんの歌にアクションにとやりたい放題で楽しかったな。
東堂が活躍しすぎ(いいとこ取りすぎ)で虎杖の存在感が薄い、能力も強さもイマイチパッとしない真人の最強形態(「遍殺即霊体」)と、バトルそのものは主人公VS.ライバルの最終局面にしては少し微妙な内容だったが、戦いの決着がついた後の最後の対峙は研ぎ澄まされた雰囲気がなかなかのもので思わずちょっと見入ってしまった。
真人が追い込みすぎたせいで理論を捨て摂理の一部になることにした虎杖、厳しい自然の摂理(弱肉強食のルール)の前には言葉は一切通用しないので呻く以外の声が出ない真人、「狩るものと狩られるもの」の比喩が超絶にベタでわかり易いおかげでやりとりに冗長さがなく、切れ味の良い仕上がりになっているのが好印象。
また、ラストに表示されることで「変身」の示す意味が真人の最強形態よりも最後の虎杖の内面を指していることがわかるサブタイトルの見せ方なんかもよかったな。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」第24話(最終回)
大久保利通来訪編、続き。
剣心が神谷道場を去る、原作の第1部に相当するエピソードのラストまでやってリメイク版第1期TVアニメシリーズ終了。
良くも悪くも「可もなく不可もなし」なシリーズだったな。
TVアニメとしてはそこそこ無難にまとまっている反面、突出していいところもほとんどない。
アニメオリジナル要素(今回のリメイク版と重なるシリーズ初期は特に多い)やネルケキャスティング、よく話題になる主題歌など、気になるところも多いが、いわゆる「神回」といわれるような傑作回も多かった旧作とは全体通してまさに対照的な印象だった。
2023/12/14 (木)
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第11話
キタサンブラックのピークアウトと天皇賞(秋)編。
食事シーンでいつの間にかボテ腹になるネタ、本当に何度こすっても鉄板だな (笑)。
逆境を乗り越えての劇的な勝利もそこに高揚感はまるでなく、ただただ終わりに向けての悲壮感ばかりが漂うラストの濃厚な負のムードがなかなかのものだった。
また、ぬかるみまくったインコースでの激走シーンと、ラストのゴール後いつまで経っても呼吸が整わないキタサンブラックの壮絶なキャラ作画もまさに「絵で語る」ような迫力があって素晴らしかったな。
「陰の実力者になりたくて! 2nd season」第11話
ローズ先輩とドエムの結婚式編。
初回以来の中西和也監督によるコンテ・演出・アクション作画監督・原画の一人四役担当回。
ラス前、シリーズのクライマックスに相応しい派手に盛り上がる展開と力の入った内容で、硬軟いずれも全体的に見せ場の演出がバシッと決まっているのが観ていてなかなかに気持ちのよい仕上がりだったなあ。
2023/12/13 (水)
2023/12/12 (火)
「星屑テレパス」第10話
二学期開始編。
宝木さん、凹んでも怒ってもメチャクチャかわいい。
今回はいわゆる宝木さんの掘り下げ回で宝木さんのいままでにはないいろんな表情が引き出されていく展開がなかなかに良い塩梅だった。
「ミギとダリ」第11話
メトリーと一条母の過去の真相開示編。
ラストの放火シーンの青い炎が美しかった。
前回、丸太と華怜が唐突に恋人同士になったのって潜入した一条邸には「身内しかいない」状況にするためだったりするのかな?
歪みのない完璧な人生を達成するために人の道から大きく外れるほど歪み、狂った家庭を築いてしまった一条母の妄執が凄まじい。
そしてそれに翻弄された結果、生みの親と育ての親、両方を殺すはめになった(?)瑛二の悲劇もギリシア悲劇のように業が深くてなかなかに壮絶だったなあ。
また、その内容に相応しい全編に渡って緊張感漲る演出も素晴らしくって今回は思わず画面に見入ってしまった。
2023/12/11 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第9話
羽香里奪還、花園邸潜入ミッション編。
まさに「ふしだらな母と笑いなさい」を地で行くオチの破壊力が凄まじかった (笑)。
・・・・・・にしても、このオチのためのダシに使われた亡夫もなかなか不憫だな。
あと、今回は赤外線センサー攻略ミッションのくだりの唐音の嬌声もとてもエッチでよろしかった。
2023/12/10 (日)
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第9話
ドニーとハウザーの師弟再会編。
シスタナ編の感じからしてもっとしっかりした娘なのかと思っていたけど、冒険に参加するなりポンコツぶりと調子の良さを遺憾なく発揮しだしたアンさんが何か矢鱈にかわいかった。
あと、最初に主人公たちと絡む旧作キャラがハウザーなのも凄すぎず(レジェンド格ではなく)、かといってしょぼすぎない丁度いいサイズ感でよかったな。
2023/12/09 (土)
「盾の勇者の成り上がり Season 3」第10話
パーフェクト=ハイド=ジャスティスこと弓の勇者・川澄樹との再会編。
完全に「四聖勇者」=「マイン被害者の会」になっていて思わずちょっと笑ってしまった。
「葬送のフリーレン」第14話
フェルンへの誕生日プレゼント編とフリーレンがヒンメルから貰った指輪紛失事件編の二部構成。
同じ意匠のアクセサリーを使った青春ラブコメの師弟連作という構成。
相変わらずフェルンがプンプン怒る姿がかわいらしくて素晴らしい。
あと、今回は失せ物探しの魔法を使うくだりのフリーレンの髪のなびきがきめ細かかつ美しくってなかなかに良い塩梅だった。
2023/12/08 (金)
「魔法使いの嫁 SEASON2」第22話
リズベスの過去とフィロメラの救出編。
クライマックスのフィロメラの救出劇は、殻に閉じこもり徹底的に周囲との関わりを拒絶してきたフィロメラに対して、それでも何かとコンタクトをし続けてきたチセたちのささやかな言葉と善意の積み重ねが最後の土壇場で結実していくのがエモすぎて堪らんかったな。
また、その後の術式の破壊シーンも含めてここぞとばかりに演出・作画に力を入れて畳みかける作りなんかもなかなかに見事なもので素晴らしかった。
「呪術廻戦 渋谷事変」第44話
東堂参戦編。
今回はそれぞれのシチュエーションに合わせ、多彩な映像表現で魅せる作りが終始徹底していていつにも増して目に楽しい仕上がりだったな。
大変贅沢な話だがバトルアクションはシリーズ通してもう散々堪能したので、冒頭の釘崎の死に心が折れかかる虎杖、メカ丸との別れのくだりの三輪、それぞれの丹念な苦悶と悲嘆の表情作画や、何だかよくわからんが凄いことになっている黒閃発動時の東堂が逆に目立って特に印象的だった。
2023/12/07 (木)
2023/12/06 (水)
「転生したらスライムだった件 コリウスの夢」第1話
「転スラ 10thプロジェクト」の第2弾として制作された「転生したらスライムだった件」のWebアニメ三部作の地上波放送版。
TVアニメシリーズ第1期と第2期の間のエピソード。
コリウス王国潜入任務開始編。
丸々1話ほとんど状況説明、状況のセッティングに終始した内容で全く視聴者を楽しませる意識のない作りが観ていてなかなかキツかったな。
あと、ラストのゼノビア王女を治療するくだりは、散々症状の難治性を示し、治療薬の蜂蜜は食後に服用するように指示し、量もそれなりに用意したのに蜂蜜を入れた紅茶を一口飲んだだけで失われた視力があっさり回復したのが何かツッコミ不在のコントみたいで思わず笑ってしまったよ。
2023/12/05 (火)
「星屑テレパス」第9話
モデルロケット選手権・惨敗とそこからの再起編。
序盤のモデルロケット選手権の惨敗、中盤の秋月さんからの励まし、後半の海果とユウの和解・・・・・・とドラマ的に重大な局面が最初から最後まで立て続く構成が重量感たっぷりでもたれそうになるくらい見応えのある内容だったな。
また、現実を突きつけられるようなシビアな展開から異星人の歌を聴く幻想的な展開まで内容の重さは変わらないんだけど状況の質の変化が目まぐるしいところなんかもこの作品ならではのリアルとファンタジーのバランスが味わい深くて面白かった。
「SHY」第10話
VS.ツィベタ編、続き。
矢鱈に饒舌なワリに大味で退屈な過去語りや内面語りには閉口させられるが、後半のシャイのバトルアクションは修正のガッツリのった濃いキャラ作画に、派手なアクションとエフェクトという豪勢な作画がなかなかに見応えがあってよかったな。
2023/12/04 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第9話
蘭舞園フラワーパーク・ブーケトスイベント編と羽香里の離別編。
「神様がくれたエアバッグ」(巨乳トリオのおっぱいエアバッグ)は男の浪漫。
あと、今回はさすが羽香里のママンといった感じの、爆乳羽香里ママンがなかなかに自分好みの熟女キャラで観ていてちょっと興奮したよ。
「オーバーテイク!」第10話
東北から帰還した悠の小牧モータース復帰戦編。
「自分の甘い願望に対する拘りはプロのすることではないが、自分はまだプロじゃないアマチュアドライバーなのでプロになったらできないことはいまのうちにやっておく」という悠がベルソリーゾの勧誘を断って小牧モータースに残留する理由、要するに「学生のうちに出来ることは学生のうちにやっておけ」っていう話なので大変飲み込みやすくてよかったな。
あと、今回は8話に続き2度目の登板の高山カツヒコ脚本回で今回も少年たちの葛藤と試行錯誤の描き方が上手く、少年スポーツものとしてなかなかに良い仕上がりだった。
2023/12/03 (日)
「ひろがるスカイ!プリキュア」第43話
紋田=バッタモンダーの正体開示編。
紋田編というかバッターモンダーアフターストーリーの最終章。
紋田の告白を受けたあと、悲嘆に暮れるましろさんの泣き顔がとても好い泣き顔でそそられる。
バッタモンダー再登場一発目のときはただの一発ネタの賑やかしだと思っていたのだが、まさか4回も続いて1回目以降は隔週登場という厚遇を受けるようになるとは思わなんだよ
(苦笑)。
しかも紋田四部作には(主に紋田が面白いので)ハズレがないというのも素晴らしかったな。
また、バッタモンダーは極悪美形キャラだった初登場時からの転変ぶりが激しく、連続4クールの長編TVアニメシリーズらしい紆余曲折ぶりが観ていて(追っかけていて)なかなか楽しいキャラだった。
2023/12/02 (土)
「葬送のフリーレン」第13話
僧侶ザイン登場編。
投げキッスのくだりが30年くらい前のコメディ漫画みたいノリで微笑まかわいかったなあ。
あと、今回はザイン役の中村悠一の芝居が自然に脱力した、あまり聴いた覚えのないパターンの芝居に挑戦しているのもなかなか興味深かった。
「盾の勇者の成り上がり Season3」第9話
魔竜討伐編。
何だか知らんが幼女が強い。
冒頭と後半のバトルシーンのヴィジュアルが大変充実していて見応えがあったな。
特にドラゴンのブレス攻撃をはじめとするエフェクトはきめ細かでよろしかった。
あと、今回は「ドラゴンがウィンディアの育ての親だった」ってくだりがあまりにも描写に無理がありすぎで苦笑してしまったよ。
「アンデッドアンラック」第9話
ヴィクトルVS.ユニオン編。
UMAスポイル捕獲ミッション編の決着編、ユニオンの総力戦展開に相応しく多人数バトルをここぞとばかりによく動かしているけれど、それ故に夕闇の表現が暗すぎて見えにくいのが残念だったな。
2023/12/01 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第43話
野薔薇ちゃんの最期(?)編。
野薔薇ちゃんの散り様が原作以上にカッコよすぎてシビれたわ。
最後に走馬灯のように回顧する野薔薇の過去話が相応に劇的だけど非現実的じゃない(超常的な要素がない)話に終始しているのが面白かった。
日常のなかの機微や違和感の拾い方、リアリティの積み上げ方が上手くて、最後の最後に呪術師としての側面以外の釘崎野薔薇の人物像を深く掘り下げているのがよかったな。
2023/11/30 (木)
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第9話
天皇賞(春)、キタサンブラックVS.サトノダイヤモンド再戦編。
話の内容も映像の充実ぶりもまさに「まるで最終回みたいな話」だったなあ。
後半のレースも当然よかったが、前半のデートから告白までのくだりがレイアウトも、撮影も、キャラ修正も全体的に力が行き届いていて大変な見応えだった。
また、二人の仲良しデートからキタサンブラックの告白(決意表明)の一連の流れを観れば「最高の親友/幼なじみにして最高のライバル」という二人の濃厚にして複雑な関係性がストンと理解できるように映像でしっかりと語り切れているところなんかもなかなか見事なものだったな。
2023/11/29 (水)
「聖女の魔力は万能です Season2」第9話
ホーク領魔物討伐遠征編、続き。
最後の魔物討伐=シリーズ最後のアクション回だからか、終盤のアンデッドドラゴンとのバトルはアクション・エフェクト作画ともにガッツリと力が入っていてなかなかに良い出来だった。
2023/11/28 (火)
「ミギとダリ」第9話
双子と一条母との直接対決編。
一条母の暗部の開示→一条母への園山秘鳥=双子(ミギとダリ)正体バレ→みっちゃんの復活/救援・一条母VS.みっちゃん・みっちゃん死亡(?)→双子のオリゴン村からの逃亡→双子の殴り合いのケンカと和解・・・・・・と全編に渡ってスリリングな展開&アツい展開がつるべ打ちのように立て続き、1話のなかにみっしりと見どころが詰まっていて面白かった。
特に朴璐美の怪演ぶりも素晴らしい一条母の狂気と凶行のフリキレ具合、満を持しての復活に相応しいみっちゃんの頼もしさが印象的で二人の頂上対決はなかなかの見応えだったなあ。
あと、今回はミギ役の堀江瞬による一条妹のモノマネが相変わらず巧すぎるのにも感心してしまったよ。
2023/11/27 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第8話
キスゾンビバイオハザード編、続き。
嬉ションは面白いけど、何があっても最後に全部もっていってしまう(破壊力がありすぎる、ゲームバランスが崩れる)ので禁じ手にした方がいいかもしれない
(苦笑)。
羽香里と唐音にレズキスをさせて恋太郎が難を逃れるくだりの「俺はいったい何を見せられているんだ」感がなかなかのものだった。
また、今回は教頭のくだりのダイアローグの切れ味の鋭さ、キスゾンビになって理性を失っても恋太郎の彼女たちがみんなで静ちゃんをさり気なくフォローしているところなんかも好かったな。
「MFゴースト」第9話
MFG第1戦、小田原パイクスピーク・決勝レース決着編。
ラストのコーナーのブレーキング勝負は中盤の3位争いも、終盤の9位争いもコース最後の勝負所に相応しい見応えのあるバトルに仕上がっていて面白かったな。
それぞれのバトルシーンそのものもアツくてよかったが、3位争いでの相葉先輩の失敗がクライマックスの9位争いでの夏向の勝利のキレイなフリになっている構成もよく出来ていて上手かった。
「オーバーテイク!」第9話
孝哉が震災に遭った三陸の町への訪問編。
加藤誠コンテ・演出回でダブル主人公の一人、孝哉のドラマ(トラウマ問題)の大きな一つの決着編に相応しい力の入った内容だった。
後半の「被災直前の少女の写真」を巡る事情と真相についての話は「東日本大震災」を真っ正面から扱ったデリケートな展開らしい十分に抑制の利いた語り口がよかったな。
また、少女の祖父役の辻親八の重厚な芝居も強面ながらも情に篤い、町の顔役らしい人物像がよく表現されていてなかなか印象的だった。
2023/11/26 (日)
「ひきこまり吸血姫の悶々」第8話
「七紅天闘争」の決着編。
久々の良作画回。
長編エピソードのクライマックスに合わせて作画リソースをかけてくるのは優先順位が真っ当に機能していて良いのだが、その煽りを受けたのか(?)次回の放送がトンでしまったのは残念だったな。
「仮面ライダーガッチャード」第12話
仮面ライダードレッド零式登場編。
錆丸先輩、脇役とは思えぬ破格のヴィジュアルに長らく違和感があったのだが、仮面ライダーにさせられたのを観てこの配役に今さらながらに納得したよ。
あと、今回は仮面ライダードレッド零式の正当派なダークヒーローデザインもストレートにカッコよくってなかなか好印象だったなあ。
「ONE PIECE」第1085話
ワノ国編・最終回、麦わらの一味のワノ国からの旅立ち編。
旅立とうとするルフィたちに泣きながらすがりつくモモの助にルフィが「弟みたいに思っている」っていうところで思わずちょっとグッときた。
モモの助は最後までどこか腰が引けていて、弱音をすぐに吐くところが等身大でよかったな。
英雄の息子だからといって英雄のような力や精神が備わっているわけではない、というリアリティのある設定、まさに快男児だった父親との対比が面白かった。
あと、今回はラストの浪曲によるワノ国編・最終決戦のまとめ(振り返り)がプロの浪曲師を声優に起用しているだけあって迫力満点で圧巻だったな。
4年と4ヶ月続いた大長編のラストに見合ったとても素晴らしい幕引きだった。
2023/11/25 (土)
「葬送のフリーレン」第12話
剣の里編とシュタルクの誕生日編の二部構成。
市ノ瀬加那の「えっち」の言い方がイチイチ完璧で最高だったな。
シュタルクの誕生日編のフェルンとシュタルクのラブコメ(?)展開が観ていてなかなか楽しかった。
あと、今回はキャミソール姿でくつろぐフリーレンの芝居一連なんかも力が入っていてよかったな。
「アークナイツ 【冬隠帰路/PERISH IN FROST】」第16話(最終回)
フロストノヴァとの最終決戦編。
思いっきり話の途中で終わったな。
たぶん1年後ぐらいにこの続きをまたやるんだろうけど、「何か良くないものを見たチェンさんがキレてウェイのところに乗り込んできた」こととか、覚えている自信がない。
歌声まで息も絶え絶えで迫真なフロストノヴァ役の高垣彩陽の好演ぶりがなかなか大したものだった。
また、アーミヤがウェイに詰め寄って啖呵を切るくだりの黒沢ともよの芝居も静かに熱のこもった感じが絶妙なさじ加減で巧かったな。
第1期を観ていたときは話が退屈でキツかったが、今回は「話には期待できない」と最初から割り切り、画(レイアウトのかっこよさやキャラ作画の端麗さ)に集中して観たのであまりストレスを感じることもなく最後まで楽しめた。
2023/11/24 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第42話
七海の最期と虎杖VS.真人、再戦開始編。
真人の造る「肉の壁」によって人が横向きになってやっと通れるくらいに狭くなった通路を舞台にしたバトルが今までに観た記憶がない斬新すぎるシチュエーションで面白かった。
あと、今回は七海が死ぬまでの前半と虎杖VS.真人戦がはじまる後半でまさに「静と動」といった具合にガラリと切り替わる明快なテンションのコントラストなんかもよかったな。
2023/11/23 (木)
「陰の実力者になりたくて! 2nd season」第8話
ミツゴシ温泉ランド編。
原作者・逢沢大介ストーリー原案のアニメオリジナルエピソード・水着&温泉回。
そして第1期シリーズOPの七陰・謎の紅白スーツの設定回収回でもあった。
七陰の面々が更衣室で水着に着替えるシーンが丁寧な作画でエロかったな。
2023/11/22 (水)
「東京リベンジャーズ 天竺編」第45話
ココの過去編とS62世代の前科紹介編。
ココのイヌピーへの睡姦キスがあざとすぎる (苦笑)。
おねショタ関係だったイヌピー姉が火事で瀕死の重傷を負う→彼女を助けるための大金を短期間で得るために少年犯罪ブローカーに悪堕ちする→悪堕ちの甲斐もなくイヌピー姉死亡、代用品として弟のイヌピーに寄り添うことにする→イヌピーの顔が姉に似ていることに辛抱堪らなくなって睡姦キスをする、・・・・・・というココがおねショタからゲイになるまでの顛末が実に濃厚で面白かった。
あと、今回はイヌピー姉登場シーンのキャラ修正が丁寧で美しい&イヌピー姉役が上田麗奈でスペシャル感が高いところなんかも好かったな。
2023/11/21 (火)
2023/11/20 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第7話
5人目の彼女・薬膳楠莉登場編。
この話、続くのか・・・・・・ (笑)。
10分限定なのは大変口惜しいが、メガネ爆乳白衣という楠莉先輩の本来の姿が自分の好みにドストライクすぎて堪らんかった。
「オーバーテイク!」第8話
悠へのベルソリーゾセカンドドライバー勧誘編。
今回はベルソリーゾのドライバー再編成問題を軸にメイン4人の少年たちの葛藤を繊細な心理描写と会話劇で丁寧に描き出していてよく出来ていた。
どこか距離感の取り方がぎこちなく、微妙に噛み合わない悠と徳丸、悠と錮太郎のやりとり、ニキ・ラウダの故事を引用した亜梨子の励ましに春永が奮起するくだりの芝居と場の雰囲気が特に素晴らしかったなあ。
また、徳丸が悠=優秀なセカンドドライバーの前を走るプレッシャーに屈するくだりは説明的な台詞は一切用いずに演出(画作りとBGM)で悠の圧力を描ききっているのがとても上手くて感心してしまったよ。
「時光代理人-LINK CLICK-」第6話
武術家の一人娘争奪、求婚対決編。
「四川大地震」編の前に入れればよさそうな話を何故か「番外編」と銘打ってこの話数に挿入。
武術家の父親のイメージカットのフリーハンドな作画と、格闘戦シーン全般の丁寧なアクション作画がなかなかよかった。
2023/11/19 (日)
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第7話
「超風雲!真夏のデビューバトル!」編。
南の島でチーム対抗バトル水着回。
乳揺れや扇情的なアングルからのカメラワークがないのは日朝アニメだからだろうか?
とはいえ、1話丸々かけて総勢10名のアイドルたちが水着で躍動する姿をじっくりたっぷり堪能できて眼福だった。
2023/11/18 (土)
「終末のワルキューレII」第15話(最終回)
釈迦VS.波旬戦の決着編。
結局、お釈迦様が人類側に寝返った明確な理由はわからずじまいなままなのな。
相変わらず新シリーズ初回だろうと、最終回だろうと作画は常に通常運行。
あと、「釈迦編」は神VS.神→神VS.魔王のイレギュラーの天丼展開というかなり捻った内容だったのにやっていること(バトルの展開や表現)は終始いつもとほとんど変わらない感じなのにも拍子抜けしてしまったな。
2023/11/17 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第41話
宿儺VS.魔虚羅編。
土上いつき・伍柏諭・山崎晴美コンテ・演出の作画アニメ回だった。
本作で作画が凄まじい回は度々あるが、いつもに輪をかけて凄まじい出来だったなあ。
今回は劇中最強クラスキャラ同士の戦い、実質的に「渋谷事変」編、最高レベルの戦いなので、同様に作画アニメ回だった前回の宿儺VS.漏瑚戦を超えるものにする必要があるのだが、真っ正面から作画のパワーで押し切っているのが凄かった。
作画のテンションが上がりすぎて何をやっているのかわからないシーンがチラホラあったり、ときどき魔虚羅がデカすぎる(電車を雑巾みたいに搾るところとか)のはご愛敬。
渋谷のビル街を破壊次ぐ破壊で蹂躙しまくる両者の極限バトルを画面の密度、尺的なボリュームともに充実度たっぷりな作画芸の数々で存分に堪能できてよろしかった。
2023/11/16 (木)
2023/11/15 (水)
2023/11/14 (火)
「SHY」第7話
スティグマに関する新情報共有会議編と女児向けヒーローアニメ玩具販促コスプレ営業任務編の二本立て。
前半の話のスピリッツのポニテ&タンクトップ姿と、後半の話のシャイの涙目魔法少女系フリフリコスプレ姿がどちらも眼福で素晴らしかった。
2023/11/13 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第6話
スパリゾート、プールデート編。
プールで水着回。
最後にひとり「恋太郎の方からのキス」を貰った唐音大勝利展開だったな。
水着姿のヒロインたちがいずれもパレオとかいう洒落臭いものをしていなくて大変よろしい。
今回は期待した通り、この作品らしい濃厚美麗なキャラ作画によるヒロインたちの水着&エロい表情作画を1話丸々存分に堪能できて大満足。
羽香里の圧倒的なボリュームと柔軟性を丁寧に表現した乳揺れ作画の数々と、ラストの唐音がハグされるくだりのエロすぎる表情&肢体が特に眼福でよかったな。
2023/11/12 (日)
「地球外少年少女」第1話
磯光雄原作・脚本・監督のオリジナルアニメ。
近未来(2045年)の宇宙ステーションを舞台にしたSFジュブナイルもの。
未成年宇宙体験キャンペーン当選者たちの宇宙ステーション「あんしん」来訪編。
進行し続ける状況をノンストップで追いながらその流れのなかで世界観と登場人物たちを語っていくスタイルが富野アニメっぽかったな。
画面に満ちる近未来世界(近未来宇宙ステーション周辺の設備・生活空間)を構築する多種多様な大道具・小道具・衣装のアイデアの数々が実に豊潤にして多彩でまさに圧巻の一言だった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第40話
エルちゃんとツバサくんの結婚式ごっこ編。
「結婚式ごっこ」が何の波瀾もなくヤケにあっさりと終わったな、と思ったら、本題は「仕事と私、どっちが大事」話だった。
今回は0歳児にして既に面倒くさい女の素質ありすぎなエルさんが面白すぎて可笑しかったな。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第6話
765プロライブシアター完成、MILLIONSTARSデビュー記者会見&ライブ編。
2分ほどの長尺のライブシーンがイメージシーンや観客などにカメラを振らずに全編ダンス&歌唱シーンで構成されているのが3DCGアニメらしい作りだったな。
総じてメリハリの利いた振り付けがカッコよく決まっていて素晴らしい。
また、このようなダンスシーンになるとキャラ造形のスタイルのよさがいっそう際立ってその点なんかもナイスであったな。
2023/11/11 (土)
「盾の勇者の成り上がり Season 3」第6話
盗賊に落ちぶれた錬討伐編。
尚文ハーレムに入っていない準レギュラークラスの女をあてがって錬を懐柔する話。
思わせぶりに再登場したマインが奴隷紋の無効化(?)という離れ業を使ってまで錬を籠絡した結果、やったことが寝込み泥棒という脱力展開が凄かった (苦笑)。
あと、今回は明らかに元康の人格が壊れていて、武器も呪われているっぽい(?)のに誰もそのことをツッコまないのも少し異様な感じで可笑しかったな。
「葬送のフリーレン」第10話
フリーレンVS.アウラ編。
勝負の結末どころか、逆転のトリックまで早々にさらした状態で観客の期待を裏切らず、期待通りに期待以上のものを見せて、長編シリーズのクライマックスに相応しい盛り上がりをしっかりと作り上げているのが素晴らしい。
また、このシンプルな話の内容で間延びしたような感じもなく、戦いの決着がつくところでキレイに話の幕を下ろしているのにも感心してしまったよ。
それに「漏出する魔力を常時偽装(制限)する戦術を長命種のフリーレンが長期間実行することによってそれが対魔族戦における必勝の策へと昇華される」というロジックを話の流れのなかで見せていく手際も見事なもので上手かったな。
2023/11/10 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第40話
伏黒親子対決と宿儺VS.漏瑚編。
土上いつきコンテ・演出の影無し作画アニメ回。
アクションシーンは全部見どころな上、ボリュームもたっぷりで画的な満足感が高かった。
特に前半の伏黒親子戦も後半の宿儺VS.漏瑚戦もビルの内外を舞台装置にしたバトルチェイスアクションのワイドな空間表現のスペクタクルが圧倒的で素晴らしかったな。
2023/11/09 (木)
「ブルバスター」第6話
鉛修一登場編。
渚さんが猪俣に言い寄られるくだり、完全にオフィス陵辱系のエロ漫画の導入で観ていてちょっと興奮したよ。
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第6話
サトノダイヤモンドの菊花賞編。
前半のジンクス破りのくだりは完全にコントだし、後半、ワリと真面目な展開になったあとも笑いどころ(小ボケ)は要所要所に配置されているのに「ダイヤちゃんのサトノ悲願のG1初制覇からの号泣」のラストではしっかりと泣けるかたちになっているのがよかったな。
これまでのシリーズを通して「サトノのジンクス」に関するストレスをじっくりとかけ続けてきた効果が最後に上手く効いた感じ。
あと、今回はダイヤちゃんがマックイーンに諭されるくだりのキャラ修正が濃厚美麗で眼福だった。
「16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-」第6話
てんちょーの暴走と破滅編。
てんちょーのやらかし具合と事態が発覚した後の醜態の晒しっぷりが凄かったな。
また、Bパートの急転直下で全てが崩れていくアルコールソフト倒産危機の緊迫感と、Cパートのそこからの再起、いよいよコノハが「理想のゲーム作り」をはじめる(ついにこの物語の本題がはじまりそうな)高揚感の下げて上げるテンションの切り替わりも上手くてなかなかよろしかった。
2023/11/08 (水)
2023/11/07 (火)
「SHY」第6話
北極事故調査ミッション編。
「ロリキャラを演じているときの沢城みゆきみたいな声してんな、このキャラ」と思ったら沢城みゆきご本人でビックリした。
完全新作のオタク向け深夜アニメで今さら沢城みゆきがロリ役をやるとは思わなかったので完全に意表を突かれてしまったよ。
・・・・・・にしてもこのアニメ、中学2年生の主人公役に下地紫野、主人公の先輩お姉さんヒーロー役に能登麻美子、そして今回のロリキャラに沢城みゆきと要所要所のキャスティングが微妙に渋いけど、これっていったい誰のセンスなんだろうか?
2023/11/06 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第5話
栄逢凪乃攻略編。
指舐めのくだりが大変いやらしくってよろしかった。
「MFゴースト」第6話
MFG第1戦、小田原パイクスピーク・決勝レース1週目終盤の攻防編。
レース内もレース外(MFGエンジェルスのアピール合戦)もアツいバトルが繰り広げられていて面白かった。
全編に渡って展開していく様々なバトルをテキパキとした手つきでテンポよく捌いていく構成、バトルシーンのロジカルで淀みのない語り口がカーレースものらしいスピード感を増強していてよく出来ている。
また、箸休め的なMFGエンジェルスパートもちゃんと面白いのが内容に緩急だけじゃなく、厚みももたらしていて上手かったな。
「オーバーテイク!」第6話
鈴鹿サーキット編。
予定調和崩しを使った緩急の利いた展開が二段構えで立て続く、という凝ったストーリー構成が大変ドラマチックで素晴らしい。
「『何を持ってしても命を最優先すべし』という孝哉の強硬な反対意見を退け、自分の意志を貫いて勝負に出た悠だったが、退くべきところでは孝哉の諫言を思い出して冷静な判断を下すことができた」という流れだけでも十分によく出来ていて面白いのに、そこからさらに「春永のまさかのクラッシュ→たまたま目前で一部始終を見てしまった孝哉のトラウマが再発(?)」という展開が続くアップダウンの激しさと畳みかけがなかなか大したものだったな。
また、雨中のレースシーンも相変わらず臨場感たっぷり、素人目にも視界不良の危うさがよく伝わってきて映像的にも非常に見応えのある内容だった。
2023/11/05 (日)
「進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)」
「地ならし」阻止ミッション編、続き。
この物語、この主人公たちで描くべきことは全部出し切って終わったまさに完全燃焼な幕引きに大満足。
映像面についても2度も延長戦になった「Final Season」だけあってキャラも、アクションも、エフェクトも見どころ満載な充実度の高い内容でよく出来ている。
足かけ10年、TVアニメ全94話相当続いた大作アニメに相応しい本当に立派なラストで素晴らしかったな。
また、構成的には終盤、物語がエレン、アルミン、ミカサの物語にちゃんと集約されていくのが見事だった。
今回の「完結編(後編)」的に終盤にさしかかる手前で笑いどころ(エレンがミカサに対する本音/未練を白状するシーン)が用意されているのも上手かったな。
それにくだんのエレンが本心を語るくだりでは最愛の仲間たちへの想い、「進撃の巨人」の能力がゆえの混乱、大罪を犯したことへの悔恨、自分自身も気付いていなかった黒い衝動、全てを吐き出したあとに残った諦観とエレンの心に渦巻く感情や思惑の複雑性を素直にそのまま全部提示しているのがよろしかった。
あと、人類の存亡をかけたこの大戦も、その教訓を元にアルミンたちが築き上げたであろう戦後世界も、結局、連綿と続く歴史のなかにおいては一つの句読点にすぎないものとする、EDのちょっとドライな余韻の響かせ方もこの作品の印象にマッチしていてなかなかよかった。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第6話
サードレマ直前、VS.アーサー・ペンシルゴン編、続き。
まぁ、ゲームのプレイ動画よりも醜い人間同士の争いの方がいろいろと見応えがあるわな、という感じだったなあ (苦笑)。
話の縦軸のペンシルゴン(一派)とのバトルは絶体絶命のピンチに次ぐピンチといった感じで非常にスリリング、横軸として挿入される殺伐としたサンラクとペンシルゴンの過去の因縁話、明かされる斎賀玲の事情も情報量豊富で、今回は最初から最後まで飽きさせない内容を終始テンポよく捌いていく作りがなかなかによく出来ていて面白かった。
2023/11/04 (土)
「葬送のフリーレン」第9話
フリーレンとアウラ会敵、フェルンVS.リュグナー&シュタルクVS.リーニエ編。
シュタルクとフェルンのコート着脱芝居作画と、後半の魔法戦と白兵戦のアクション&エフェクト作画がいずれも素晴らしい仕上がりでなかなかの見応えだった。
また、後半の二局同時のバトル展開は主人公たちがともに敵の戦力・思考、師からの教えを冷静に分析し、知勇で相手に優って完勝しているのが観ていてとても気持ちよかったな。
2023/11/03 (金)
「アンダーニンジャ」第5話
九郎の転入試験と転校初日編。
川戸さんは気のいい酔っ払い(のデリヘル嬢)って感じだったが、野口さんは純粋に気のいいバカ(なギャル)って感じでこれはこれで非常にキャラ好感度が高かった。
また、今回は様々なシチュエーションとメンバーの組み合わせで繰り広げられるトリオコント(蜂谷が九郎のアパートにくるくだりはカルテットコント)の数々が粒ぞろいなのも非常に楽しい仕上がりでよかったな。
2023/11/02 (木)
「ウマ娘 プリティーダービー Seaosn 3」第5話
宝塚記念、キタサンブラックVS.ドゥラメンテ再々戦編。
ドゥラメンテは剛脚と謳われるだけあってレース後、跪いたときの太ももがたいそう立派で素晴らしかったな。
2023/11/01 (水)
「東京リベンジャーズ 天竺編」第42話
エマ撲殺事件編。
EDの映像が一部エマ追悼スペシャルヴァージョンに差し替え。
アバンのエマが佐野家に引き取られたばかりの頃のエピソード、単発の短編番外編としてよく出来ていて、尚且つラストの悲劇の見事な引き立てにもなっているのがベッタベタだけどなかなかに上手かった。
2023/10/31 (火)
「星屑テレパス」第4話
チーム・シューティングスターVS.雷門瞬、ペットボトルロケット対決編。
私服姿の宝木さん、縦セーターとパイスラでメインヒロインズのなかで唯一あるおっぱいを強調してくるスタイルが大変素晴らしくって堪らんかったな。
2023/10/30 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第4話
静加入、親睦会ババ抜き編。
羽香里がアヘ顔からの嬉ションという畳みかけで完全にヨゴレキャラへと堕ちていく様がなかなかに凄まじい勢いで面白かった。
「時光代理人 -LINK CLICK-」第3話
高校生時代の部活仲間への伝言依頼編。
ほぼ1話丸々バスケ回でバスケのプレイシーンのアクション作画が全編に渡って丁寧な仕上がりなのがなかなかよかった。
2023/10/29 (日)
「ひきこまり吸血姫の悶々」第4話
テラコマリVS.ミリセントタイマン編。
全体的に派手でキレのあるアクション作画がよろしかった。
また、テンションの高いサイコ悪女キャラをノリノリで演じきる雨宮天の好演ぶりもなかなかに聴き応えがあってよかったな。
「薬屋のひとりごと」第4話
梨花妃治療勅命編。
ちなコンテ・演出回で芝居作画アニメ回。
今回はキメ細やかで抑制の利いたセンスの良い芝居作画が随所に見受けられて眼福だったな。
また、クライマックスの猫猫が激怒するシーンはそこに至るまでのストレスのかけ方、怒りのきっかけ、怒ったあとの制裁の容赦のなさがいずれも的確で上手かった。
あと、これだけ緊張感の高い内容でありながら最後はエロネタで落とす構成のバランスの取り方なんかもよかったな。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第39話
ハロウィン編。
プリキュアたちの矢鱈に凝ったハロウィンコスに、キャラ作画も良好で今回は日常パートの華やかでかわいらしい画面の仕上がり具合がなかなかよかった。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第4話
「原っぱライブ」検討会議編。
37人ワンオペマネジメントの無理が早速あらわれていて思わず笑ってしまったよ。
前半の「原っぱライブ」の情報があらぬかたちで拡散していく展開の浮かれっぷりと、後半の全員会議のピリピリした雰囲気の躁鬱の落差・急変ぶりが凄かったな。
もっと脳天気で甘々なシリーズになると思っていたので後半の少し険悪な感じになる流れは正直ちょっと意外だった。
でもそのおかげで今回は話が一気に引き締まって面白かったな。
2023/10/28 (土)
「盾の勇者の成り上がり Season 3」第4話
錬、元康、マインとの再会編。
やはりこのシリーズの憎まれ役として年季の入ったマインや三勇者が出てくると俄然面白くなってくるな。
女性不信の果てにロリコンを拗らせたおかげで元康が仲間になるメチャクチャな展開がメチャクチャすぎて可笑しかった。
また、フィーロのステージシーンは元康を一発で堕としたのも納得な、気合いの入った振り付け作画でなかなかに見応えのある仕上がりだったな。
「葬送のフリーレン」第8話
グラナト伯爵領編、続き。
ラストのサブタイトルが出るシーンは作品タイトル回収シーンだけあって演出がキマりにキマっていてシビれるほどにカッコよかった。
「アンデッドアンラック」第4話
VS.ジーナ編。
原作読んだとき、キャラがよく立っていて、人気も出そうなジーナをここで容赦なく退場させた展開に驚いた記憶がある。
そして「『週刊少年ジャンプ』で王道ジャンルの異能力バトル漫画が生き残るには序盤からこのくらいの意外性と刺激を提供しないとダメなんだろうな」とも思ったな。
まさに「血の雨を降らす」バトル後半やバトル決着後の月明かりの、シャフトっぽいというか、シャフトで監督・シリーズディレクターとしてのキャリアを積んだ八瀬祐樹監督らしいハイコントラストでアブノーマルな色使いがなかなかに良い塩梅だった。
また、本当にハマり役といった感じだったジーナ役の悠木碧の好演ぶりも硬軟とも的確な表現が冴え渡っていて素晴らしかったな。
「キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~」第4話
舞の彼氏との破局問題編。
限界集落化した団地の衰退ぶりが十代の頃の感受性を失って枯れた舞の心象風景にマッチしているからなんだろうけど、団地の限界集落化問題と舞の「悩みがないのが悩み」問題を並列的に描いているのが凄かったな。
思ったよりも穏当な描かれ方だった咲の婚約や舞の恋愛よりも今回はよっぽどそっちの方が気になったよ。
2023/10/27 (金)
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」第17話
石動雷十太編の決着編。
雷十太編は作者が出来の悪さを悔いていることで有名なシリーズだったのでもっと派手に内容が変わるのかと思っていたけどラストの補足以外はほぼ原作通りで拍子抜け。
ただ、そのラストの補足はよかったな。
確かに原作のままだと「殺人剣を振るったことのない雷十太は弱くて三流」=「ダメ人間」みたいな感じになってしまうので「『人を殺していないこと』、『人殺しの一線が越えられないこと』がやり直す最後のよすがになるかもしれない」と示唆して終わるかたちにしたのはなかなかに良い修正だった。
「アンダーニンジャ」第4話
チンコ切り外国人騒動の決着編。
本作はシュールなコントが笑いの基調になっている作品だが、蜂谷がマコちゃんを籠絡するくだりは本当に「いったい自分は何を見せられているんだ・・・?」感が強くて面白かった。
あと、この美女がしきりに「母乳飲むか?」って言っていた事実にはちょっとグッとくるものがあるが、佐々魔さんはあのまま小汚いおっさんの方がキャラが立っていてよかったな。
2023/10/26 (木)
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第4話
キタサンブラックの天皇賞(春)編。
ライスシャワーが用意するメシに何のツッコミもないのがこの作品らしいシュールさでとてもよろしかった。
スズカとテイオーが故障した過去を気にするトレーナー、ブルボンのハードトレーニング指導、ライスがかつて特訓した廃校とこれまでのシリーズをしっかりと踏まえた展開の数々が好印象。
また、猛特訓に、キタサンとダイヤの互いに高め合う親友としての絆のドラマと、なかなかにストレートな熱血展開の連続もまさにスポ根ものといった感じの内容でよかったな。
2023/10/25 (水)
2023/10/24 (火)
「星屑テレパス」第3話
雷門瞬登場編。
やっとツッコミ役が登場して俄然観やすくなったなあ。
中学生時代から瞬と仲良くなりたいのにその想いが上手く届けられない海果の葛藤の繰り返しがなかなかに切実でよく内容が掘り下げられていた。
あと、今回はキャミソール姿で海果に寝起きドッキリを仕掛けるユウがかなりエッチなのもよかったな。
「ミギとダリ」第4話
みっちゃん登場編と中学校入学編と中間試験編の三部構成。
堀江瞬の三石琴乃のモノマネも、村瀬歩の美女演技もさすがの巧さでどちらもその達者な声芸ぶりがなかなか大したものだった。
2023/10/23 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第3話
恋太郎・第三の彼女・好本静攻略編。
今回はこれまでとは打って変わってコメディ要素のほとんどない正当派なラブストーリーだったが、これまでと何ら遜色のない面白さをキープしているのが凄い&素晴らしかったな。
愛読書の文章を指さすことでしか他者とコミュニケーションがとれない、ちょっと独特なコミュ障設定を持った好本さんのキャラも上手く立っていたし、一本の短編恋愛ドラマとしての完成度も高かったしで本当によく出来ていた。
2023/10/22 (日)
「薬屋のひとりごと」第1話~第3話
中華王朝風異世界を舞台にした、元薬屋の毒味役少女が主人公の後宮ミステリーもの。
初回は第1話:おしろい編、第2話:媚薬編、第3話:夢遊病編の3話連続放送だった。
全体的に話が地味、設定にも新鮮味や意外性がなく、ついでに言うと自分的にはあまり興味のない世界観なのだが、とにかく手堅い作りでとてもよく出来ている。
作画は3話とも安定感のある端正な仕上がりだったし、メインキャラは最初からそれぞれしっかりとキャラが立っているし、ストーリー展開や会話劇のテンポもいいしで3話まとめてストレスなくサクサクと一気に観られる内容が非常に良い塩梅だった。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第3話
最終オーディション組の初レッスン編。
37人のアイドルを新人一人に丸投げする765プロのブラックぶりに噴く(笑)。
あと、今回は百合子さんが先輩扱いをされて舞い上がったり、空回ったりする流れがなかなかに楽しい仕上がりでよかったな。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第4話
日本代表VS.ブレーメン練習試合編。
自分の暗躍のせいで起こった教え子同士の乱闘騒ぎを笑い話にして済まそうとする見上さん、原作を読んだ当時は特に何とも思わなかったが、現在の感覚で観るとドン引きだな。
あと、ハンブルクでの思い出がイジメとケンカばかりだからそこで鍛えられたのかもしれないが、昨日も今日も日本代表全員にケンカを売るようなマネをした挙げ句、昨日は本当に乱闘騒ぎを起こした若林が翼の代表チーム加入許可に便乗していけしゃあしゃあと自分もチームに合流しているのがメンタル強すぎでビビったよ
(苦笑)。
2023/10/21 (土)
「終末のワルキューレII」第11話
零福登場編。
約4ヶ月間の休止期間を挟んで放送再開。
普通に前回からの続き。
OP/ED主題歌もそのままで本当に通常運転のまま続きだった。
「『現実に存在する(オリジナルが存在する)』古今東西の神話・伝承・歴史から選ばれた神々と人間の英傑たちによる神VS.人類のドリームマッチ」というのがこの作品の根幹を支える設定だと思っていたので「この作品オリジナルの神」が登場し、まだ13番勝負の半分も終わっていないのにこの基本設定が崩れたのには観ていてちょっと驚いたな。
2023/10/20 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第37話
虎杖悠仁VS.脹相編。
1話丸々タイマンバトル回。
後半の公衆トイレでの一連の近接格闘戦、水しぶき、血しぶき、破片のエフェクトが常にもりもり、それにステージの狭さも相まって情報密度の高い画面が、両者の高まり続ける戦いのボルテージを画的にわかり易く底上げしていてよかったな。
また、地下鉄構内、公衆トイレという場の閉塞感の高さをより強く意識させる立体的な空間表現、(空間やオブジェクトに立体感がしっかりあるからだと思うが)写実的だが写真の書き割りっぽくはなくて実存感のある地下鉄構内の背景美術なんかも見応えがあって素晴らしかった。
「ガンダムビルドメタバース」第2話、第3話(最終回)
今回は第2話:レイドボス討伐ミッション参戦編、第3話:200テリトリーバトル編の2話一挙配信。
結局、「ガンダムメタバース」が「ガンプラバトル・ネクサスオンライン」と何が違うのか観ていてサッパリわからなかったな。
話も作画も全体的に微妙に緩くて大雑把。
メカ作画はアクションも決め画も派手でカッコいいのだが、演出が単調で工夫に欠けるのが(新MSが登場してギミック(変形・合体・秘密兵器・必殺技)を披露して終わりみたいなのばかりなのが)冴えなかったな。
総じて課せられた諸々のタスクを「こなしている感」が強いのがいま一つな印象だった。
歴代の主人公たちの登場、多数の新MSの登場、おねショタ師弟の絆・少年主人公の成長・双子姉妹の愛憎劇といった主人公サイドのドラマ、「DIVE」、「RERISE」、「TRY&FIGTH」と歴代シリーズのタイトルにちなんだストーリー展開・・・・・・といった具合にそもそも課せられたタスクが多すぎるのでそれらを「こなした」だけでも十分な気もするが、せっかくの「10周年記念作品」にしては正直言っていささか物足りない内容だったな。
2023/10/19 (木)
「ブルバスター」第3話
沖野の機密情報漏洩問題編。
沖野宅に押しかけた武藤さんが沖野に説教するくだりの武藤さん役の楠大典のまくし立てがなかなかよかった。
ただ、件のくだりの沖野のカミングアウトはあそこで唐突に台詞で説明する前にこれまでの話数の中でもっとちゃんとフリになるようなことをしておいた方がよかったな。
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第3話
有馬記念、ゴールドシップの「トゥインクル・シリーズ」ラストラン編。
コミカライズとのタイアップでいまさらゴルシメイン回。
ゴルシの「トゥインクル・シリーズ」からの勇退話だったが、あまり湿っぽくならず、明るく前向きでゴルシらしい破天荒な笑いどころも多い内容だったのがなかなかに好印象。
また、キタサンブラックとゴールドシップの関係性は薄いものの、世代交代と継承の話としてもしっかりと相応の熱量を感じさせる作りになっていたのもよく出来ていてソツがなかった。
2023/10/18 (水)
「聖女の魔力は万能です Season2」第3話
「聖女セイ」のお披露目会と舞踏会編。
櫻井孝宏の女性問題騒動からちょうど1年くらい経つが櫻井孝宏が色男役を演じるといまでもやっぱり騒動のことがチラついて思わず苦笑してしまうなあ。
ま、それはともかく、今回はセイが「式典」での諸々のお姫様扱いにテンパる姿や、セイの礼服姿やパーティドレス姿といった豊富で華やかなコスチュームパターンが大変かわいらしくてよろしかった。
2023/10/17 (火)
「ミギとダリ」第3話
ボーイスカウト編と秋山家訪問/潜入編と堤家訪問/潜入編の三部構成。
双子それぞれの人格・個性が描かれるようになりますます面白くなってきた。
あと、今回は自堕落な秋山姉のベッドシーンがなかなかエッチでよかったな。
2023/10/16 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第2話
恋太郎・羽香里・唐音のファーストキス編。
矢野茜は猫声優兼業アニメーターキャラをこれからも当面背負っていくつもりなのかしら。
コメディもエロも初回以上にパワーアップしていて今回も大変絶好調だったなあ。
羽香里というか、本渡楓に何度も「ボッキー」って言わせるプレイと、羽香里のボインタックル、唐音が猫にガシマンされるくだりが特に愉快で面白かった。
「オーバーテイク!」第3話
モビリティリゾートもてぎ、悠VS.徳丸因縁の対決編。
今回は徳丸サイドと悠サイドの陰と陽のコントラストがよかったな。
特に徳丸の葛藤は悠と直接対面したときと、ドライバーとしての成功のチャンスが巡ってきたとき以外は現状への溜まった不満を何とか抑えているのが良い負荷のかけ方で上手かった。
また、レースシーンも充実していて最終ラップの悠VS.徳丸バトルはギリギリのせめぎ合いを丁寧に描いているのがなかなかの見応えだったなあ。
「時光代理人 -LINK CLICK-」第1話
写真を介して過去を把握・過去に干渉することができる二人の超能力者コンビが主人公のSFサスペンスもの。
「雀徳ゲーム」財務データ入手ミッション編。
評判がいいので第2期シリーズに先立っての地上波再放送を機に視聴する。
「背景美術が矢鱈に良いな」と思ったら美術監督が丹治匠でビックリしたよ。
いまのところこの作品だけらしいが、新海誠監督作品以外でも美術監督として参加することがあるんだな。
話の内容については、最後の強めの「引き」以外、「少し込み入った時間遡行能力の推奨される使用方法」をチュートリアル的に描いただけなのでまだちょっと何とも言えない感じだな。
2023/10/15 (日)
「ひきこまり吸血姫の悶々」第2話
ヨハンのリベンジ編。
冒頭のコマリのラップが楠木ともりのフロウも、コマリの動きもえらくかわいくってよかったな。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第2話
未来と静香の765プロオーディション編。
ライブパートの「プロが技術で再現する絶妙に下手な素人歌唱」がもの凄い精度というか、表現力で感心する。
静香が緊張のあまりミスを連発してグダグダになるくだりのハラハラ感も相当なもので見入ってしまった。
また、まさに土壇場で静香が未来から貰った「魔法の言葉」を思い出して立て直す流れも直前までの落とし方が徹底していたぶん、かなりアツくてよろしかったな。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第2話
カッツ大道芸一座との出会い編。
パーシバルとエルバの水浴びシーン、パーシバルを同い年とは思わず無防備に裸体を晒し、おっぱいを枕にしてあげるエルバがエッチすぎて最高だった。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第3話
日本代表VS.ハンブルクの練習試合、決着編。
黒幕は見上さん。
試合に惨敗した挙げ句、若林になじられ、殴られ、泣かされて、キャプテンを降りた日向くんがあまりにもかわいそすぎると思います。
つーか、見上さんはチームマネジメントのための懲罰・暴力的指導を自分の手ですることすらせずに、まだ中学生の愛弟子に謀略的にやらせているのが輪をかけて人でなしすぎてヒドかったな
(苦笑)。
2023/10/14 (土)
「盾の勇者の成り上がり Season 3」第2話
ゼルトブル地下賭博闘技場編、続き。
獣人化したシャチ姉さんのシャチ率が想像以上に高くてなかなかのインパクト (笑)。
これには完全に意表をつかれたので観ていてかなり面白かった。
「七つの魔剣が支配する」第15話(最終回)
オフィーリア編の決着編。
オフィーリア編の決着編としては文句はないが、シリーズの決着編としては主人公のオリバーはほとんど活躍しないわ、最終的に主人公たち(剣花団)は蚊帳の外だわでいささか締らないラストだったなあ。
見せ場となるシーンでの、要所要所の演出・作画の注力の仕方は的確でなかなかによく出来ていた。
特にミリガンとオフィーリアの舌戦からの対戦シーンはキャラ、アクションともに作画が濃く、ミリガンの苛烈な挑発も容赦がなくってよろしかったな。
「アンデッドアンラック」第2話
VS.ボイド&シェンコンビ編。
ボイドさん、最初はこんなにあっさり死んでいたのか(原作は「ジャンプ」掲載時に読んでいるけど忘れている)。
・・・・・・にしても、やっぱりアニメの風子ちゃんは造形も演出も声の芝居もキャラの魅力を大きく底上げしていて素晴らしいな。
路地裏でアンディを説得するときの動きとか、最後の方のエッチしようとするくだりとか、とりわけかわいすぎて堪らんかった。
「カノジョも彼女 Season 2」第2話
夏休み限定の紫乃の同居生活参加開始編。
更衣室のくだりの紫乃さんの下半身黒パンスト+パンツ姿がエロすぎて最高だった。
「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」第2話
キュアドリームの復活編。
プリキュアたちみんな酒が飲めるようになっていて、よく見りゃみんなおっぱいがあるのに大変感慨深い気分になる (笑)。
変身&必殺技バンクが旧作からの流用でそのこと自体にも、それで全く違和感がないのにも驚いた。
キャラデザや全体の画作りが旧作のテイストをキッチリと引き継いでいるのと、旧作のバンクが15年近く経ったいまでも十分通用するくらい出来がよかったからだろうか。
あと、今回はキュアドリームのバトルシーンのアクション作画がケレンミたっぷりで目立っていたな。
2023/10/13 (金)
「Dr.STONE NEW WORLD」第12話
龍水、大樹の復活編。
3ヶ月間の充電期間を挟んでシリーズ再開。
全てが瀬戸際の状況下で、千空、コハク、ソユーズ、龍水、ゲン、大樹、それぞれがそれぞれにしか出来ない値千金の活躍をして反撃への活路を開いていく力強い総花的展開がシリーズ再開一発目からこの作品らしくてよかったな。
また、分割2クール・第2クール目初回だからか、作画が全体的に安定して端正なのも見せ場に次ぐ見せ場といった感じの今回の内容にマッチしていてよろしかった。
「呪術廻戦 渋谷事変」第36話
釘崎→七海VS.重面春太編。
重面の軽薄で下衆な跳梁ぶりも、それを圧倒的な力の差でひねり潰す七海の断罪ぶりもどちらもわかり易くメリハリが利いていてシンプルに上手かった。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」第15話
石動雷十太登場編。
アバンのサービスシーン。
薫殿は基本的に露出度が地を這うレベルで低いので生脚が見えただけでもメチャクチャエロく見えるなあ。
2023/10/12 (木)
「ブルバスター」第2話
波止工業ブランディング計画発動編。
一つ一つのシチュエーションを無駄に引っ張らずにテキパキとテンポよく捌いていく構成が観易くってなかなか好印象だった。
2023/10/11 (水)
「東京リベンジャーズ 天竺編」第39話
タケミチの8回目の現代帰還編。
やっぱり過去でヤンキー漫画をしているときよりも現代でタイムリープサスペンスをしているときの方が面白いな。
解答編(出題編でもあるが)だから話も一気に進むしね。
「聖女の魔力は万能です Season2」第2話
港町モルゲンハーフェン訪問編。
お忍び観光の変装がメガネ(と茶髪のカツラ)でもう二度とお目にかかれないと思っていたセイさんのメガネっ娘姿を再び拝むことができて俺、興奮。
また、メガネっ娘セイさんがスランタニア王国にはない元いた世界の食材の数々にテンションが上がる様子も矢鱈にかわいくってよかったな。
2023/10/10 (火)
「星屑テレパス」第1話
コミュ障の少女と自称宇宙人の少女のガール・ミーツ・ガールを軸にした百合コメディもの。
主人公・小ノ星海果の高校入学と明内ユウとの邂逅編。
これはこれでとてもよく出来ていると思うけど、自分には少し合わなかったな。
ヒロイン百合カップル二人とも揃って(躁鬱の違いはあるものの)かなりエキセントリックなキャラクターなのがキツかった。
作品全体のトーンもエキセントリックな感じに振れているギャグアニメなら問題なく受け入れられたのだが、いわゆる「きららアニメ」王道のゆるふわ甘々な感じでメインヒロインたちのキャラだけこれは厳しかったな。
キャラにノレないので要所要所の百合萌えシーンもあざとさばかりが鼻についてしまったよ。
脇のキャラが出揃って違う角度からの視点が入ればまた変わってくるのかもしれないが初回は正直ちょっとしんどかったな。
「SHY」第2話
シャイ/テルVS.惟子編。
いわゆる「英雄的行動」の是非や意義を助ける側、助けられる側、双方から問いかけ、テーマを深めていく、後半は何かもうシリーズのクライマックスみたいなテンションだったな。
熱量の高い展開を前のめりな入れ込みっぷりで描く意欲は買いたいが、まだ話がその段階まで温まっていない2話目でこれをお出しされても・・・・・・といった感じで自分はいささかついていけなかったよ。
2023/10/09 (月)
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第1話
神様のミスで「運命の人」が100人いる少年が主人公のハーレムラブコメ。
主人公・愛城恋太郎の高校入学と「運命の人」一人目と二人目、花園羽香里と院田唐音との出会い編。
振り切れた設定にマッチしたハイテンション気味なコメディ展開もよく出来ていて面白かったが、それ以上に何と言っても矢野茜キャラデザ・総作監の美少女作画の極まりっぷりが凄まじかったな。
きめ細やかな髪や瞳、表情の表現に、ヒロインごとにそれぞれ異なるシルエットの拘り、乳・尻・太ももの肉感&ボリューム感とアニメ美少女の画的な魅力がいずれも高いレベルで炸裂していて素晴らしかった。
「MFゴースト」第2話
MFG第1戦、小田原パイクスピーク予選編。
本題のカーアクション中心の話がはじまっても手堅く力の入った内容で面白かった。
あと、今回は相葉先輩が夏向のドライビングに驚いたり、否定したりするだけじゃなく、夏向の特性を考慮した上で安全のために適切なアドバイスをするくだりがあるのもよかったな。
2023/10/08 (日)
「ひきこまり吸血姫の悶々」第1話
中世欧州風ファンタジー異世界を舞台にした美少女コメディもの。
主人公・テラコマリ・ガンデスブラッドの「七紅天」就任編。
かわいいだけが取り柄の無能令嬢が実力を詐称して挑む、六つ巴・吸血鬼王国王位争奪「人が死なない」ウォーゲームという多少入り組んだ基本設定のセッティングがせわしないが、ちょっとテンション高めなキャラ同士の掛け合いはそれなりに楽しかったな。
・・・・・・にしても、結局、テラコマリさまのおしっこがどうなったのか、気になって仕方がない。
「SPY×FAMILY Season 2」第26話
「SPY×FAMILY」約1年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
臀部を負傷したヨルさんとロイドのデート編。
OPのコンテ・演出に湯浅政明というサプライズ。
既に方々で言われているように湯浅政明のセンスを作品のカラーを損なわずに落とし込んでいるのが上手かった。
また、当然、作画アニメとしても見応えのある内容だったな。
本編の内容については「銃撃を受けた臀部の負傷を隠したヨルさんとロイドのデート」というシチュエーションが卑怯なぐらいに面白かった。
特に様々な苦悶のパターンで早見沙織に「お尻が・・・・・・」と言わせるプレイが楽しすぎて最高だったな(笑)。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第36話
たけるくんの転園編。
教え子の転園/転校問題で前日放送の「キボウノチカラ」と奇しくもシンクロしていたな。
作画は基本的には低調だったが、バトルのクライマックスのキュアバタフライのアクションとラストのキュアバタフライのお見送りシーンだけピンポイントで作画クオリティがアップしていた。
単純に見応えがある作画が楽しめたのもよかったが、見せ場だけでもきっちり押えておこうとする正しい姿勢もなかなかに好印象でよろしかったな。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」第1話
「アイドルマスター」シリーズのソーシャルゲームが原作の女性グループアイドルもの。
主人公・春日未来と最上静香の邂逅と初「765PRO ALLSTARS」ライブ参戦編。
何となく全体のトーンが真面目というか、優等生的なのは日曜の朝10時の子供向け枠だからだろうか?
3DCGは若干硬いが特別腐すほど悪くはない。
ただ、画面全体の仕上がり具合は先行劇場公開されていたワリには普通かな。
良くも悪くもTVサイズという感じ。
話の方は好対照な性格のヒロインたちが出会い、惹かれ合う、ガール・ミーツ・ガール展開を爽やかなタッチでストレートに描いているのがなかなかに良い塩梅だった。
「七つの大罪 黙示録の四騎士」第1話
「七つの大罪」の16年後の世界を舞台にした続編。
主人公・パーシバルの旅立ち編。
実質的に分割4クールだった第3期(「神々の逆鱗」)と第4期(「憤怒の審判」)以外、新作が作られるたびに監督・シリーズ構成(脚本)が代わるシリーズだったが、今回は第2期(「戒めの復活」)から第3期に代わったときと同様に音楽・キャスト以外は総取っ替え。
制作会社がスタジオディーンからテレコム・アニメーションフィルムに代わって作画クオリティがV字回復していたな。
手堅い作りだが、初回はいささか華のない印象だった。
育ての親であるバルギスの死後、主人公がすぐに旅立たずに破壊された家の片付けやバルギスの埋葬を無言でするくだりがよかったな。
作品の基調となっていた元気なトーンとは反する静謐さが「亡くしたバルギスとの帰らぬ日常」への深い喪失感を際立たせていて上手かった。
「青のオーケストラ」第24話(最終回)
定期演奏会・最終演奏曲「新世界より」編。
第2期に続くよEND。
ラストの定期演奏会編に入るまでは「このアニメは『青のオーケストラ』というより『青のバイオリニスト』だな」って感じだったが、最後はちゃんと「青のオーケストラ」になって終わったな。
「新世界より」の楽曲そのものの迫力に、「このメンバー最初で最後の演奏会」というシチュエーションに見合った最後まで熱気が冷めない演出のボルテージの高さも相まって、観終わったあとはまさに感慨無量という感じ。
主人公の存在感が薄いのは多少気になるが、続き(第2期)があるなら、まぁ、納得。
演奏中に各キャラクターたちが回想していく個々のドラマも面白かったし、演奏シーンの3DCGも最後はあまりチープにならずに頑張っていたしで本当に充実した内容の最終回で素晴らしかった。
2023/10/07 (土)
「盾の勇者の成り上がり Season 3」第1話
「盾の勇者の成り上がり」の約1年3ヶ月ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
「盾の勇者」一行のゼルトブル地下賭博闘技場参戦編。
監督は第2期の神保昌登→垪和等に交代、制作会社もキネマシトラスとDR MOVIEの共同制作から再びキネマシトラスの単独制作に戻り、主要スタッフもシリーズ構成、キャラデザ、編集、音楽・音響関係以外は変更された。
「Season 2」と「Season 3」が同時に制作発表されたので実質的には分割2クールなんだろうなと思っていたけど、そういうわけではなさそうなのに驚いた。
そのためか、「Season 2」では著しく低下した映像クオリティが大きく改善されていたな。
作画全般の出来栄えも画作りのセンスも俄然よくなって元々(第1期とき)の「売り」の一つだったキネマシトラス制作らしい「ハイクオリティなヴィジュアル」が復活したのは嬉しかった。
「七つの魔剣が支配する」第14話
迷宮第三層の冒険とオフィーリアの過去編。
ラス前だからか、作画がキャラ・アクションともに上々な仕上がりだったな。
また、今回は冒頭のオリバー殿がパフュームの効果でムラムラしちゃうくだりは楽しかったし、後半のオフィーリアと生徒会の過去編も硬軟揃ってインパクトのある内容で面白かった。
「ゴブリンスレイヤーII」第1話
「ゴブリンスレイヤー」の5年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
新人冒険者・少年魔術師との出会い編。
制作会社がWHITE FOXからライデンフィルムに変更、それに伴い尾崎隆晴は監督から総監督に昇格し、監督には新たに高田美里が就任、主要スタッフもシリーズ構成、美術監督、音楽以外ごっそり交代されている。
作画はライデンフィルム制作なのでほどほどな感じなんだけど、キャラデザが加藤裕美に代わったおかげか、女子キャラが全体的にちょっとかわいくなっていたな。
初回はアバンの回想以外アクションシーンがないのは物足りなかったが、牛飼娘さんのおっぱいが相変わらずのウシ乳っぷりだったのは非常に眼福でよろしかった。
「アークナイツ 【冬隠帰路/PERISH IN FROST】」第9話
「アークナイツ」の1年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
龍門郊外に遺棄された移動都市へと向かった偵察隊救援任務編。
新しい加隈亜衣が登場したと思ったら、前作に登場した加隈亜衣が退場した。
リッチでハイクオリティなヴィジュアルと、終末感の強いシリアスなムードは良好だが、個々のキャラクターやドラマの内容が薄いのは相変わらず。
たぶんこの辺のバランスはどんなに話が進んでも固定されたまま変わらないんだろうなあ。
とりあえず今回も最後まで付き合うつもりではいるが話の退屈さ加減がしんどくなってきたら途中で脱落してしまうかもしれないな。
「アンデッドアンラック」第1話
「不死」と「不運」の能力を持つバディが主人公の異能力バトルもの。
主人公・アンディと風子の出会い編。
想像以上に作画が全般的に頑張っていてよかったな。
特に風子ちゃんの恵体が原作以上にムチムチに描かれているのが素晴らしかった。
「カノジョも彼女 Season 2」第1話
「カノジョも彼女」の2年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
渚の勉強特訓編とミリカの妹との出会い編の二部構成。
それなりにブランクはあるがほとんど説明もなく、そのまま続き。
第1期から制作会社が代わり、それに伴ってシリーズ構成、音楽・音響関係以外の主要スタッフが全取っ替えになったワリには画面の雰囲気にあまり変化を感じない。
初回からミリカの暴走っぷりが相当に飛ばしていて面白かった。
「キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~」第1話
「プリキュア」シリーズ20周年記念作品。
「Yes!プリキュア5」/「Yes!プリキュア5GoGo!」の主人公たちが大人になった未来を描く「プリキュア」シリーズのスピンオフ。
のぞみが赴任している小学校の生徒・片桐るみ転校問題と「Yes!プリキュア5」6人の再会編。
三瓶由布子と竹内順子がともにメインで女性役をやっているのが相当にレア。
「中学生時代よりもむしろ仲良くなっているんじゃないか?」とさえ思えるのぞみとりんの仲良しっぷりがエロかったな。
「大人向け作品」を謳っているが土曜の夕方という放送枠からもわかるように実質的には子供+「Yes!プリキュア5」本放送当時のファン向け作品という感じ。
その子供と大人、両にらみの方針のせいか、今話のメインテーマの「片桐るみ転校問題」の重さ・シビアさと、旧作とほぼ同じノリののぞみの脳天気なキャラクター、怪人が出てくるいかにもヒーローアクションものの「プリキュア」らしい展開とのギャップが大きく、その二つが上手く噛み合っていない印象だった。
作品の方向性があまり明確に打ち出せていなくて「どこに向かって、何をする」作品なのか、初回からは見えてこないのは気になるな。
中嶋敦子のキャラデザインは旧作の雰囲気をしっかりと押えつつ、キャラの成長させ具合・変化の付け方も絶妙でさすがというか、巧かった。
2023/10/06 (金)
「魔法使いの嫁 SEASON2」第13話
3ヶ月間の休止期間を挟んで再開した「魔法使いの嫁 SEASON2」の分割2クール・第2クール目初回。
学院封鎖編、続きと戦闘訓練編。
全24話の13話目という感覚だからなんだろうけど、OP/EDはリニューアルされたものの、本編の内容的にはあまり特別なことはやっていない。
「SEASON2」は「学院篇」と言いながらも講師が生徒に何かを教えるシーンはあまりないのでこういう(かなりスパルタだが)ちゃんと指導をするくだりが観られたのはちょっと新鮮な感じだったなあ。
「ビックリメン」第1話
「ビックリマン」、16年ぶり6作品目のTVアニメシリーズ。
ヤマトの「ビックリマンチョコ」成り行き委託配送編。
冒頭の「3億円事件」ネタに笑う。
「ビックリマン」は直撃世代なので懐かしいし、武井宏之のスタイリッシュにアレンジされたキャラクターの造形も魅力的だったけど、結局、何がしたいのか、何を見せたいのかわからない、手探り感満載な内容には不安しかなかったな。
あと、作画が全体的に緩くてシャキッとしないのも気になった。
「アンダーニンジャ」第1話
20万人もの忍者が社会に潜んでいるという設定の現代日本を舞台にした忍者アクションもの。
主人公・雲隠九郎への高校潜入任務依頼編。
基本的な設定、シチュエーションの組み立て、会話劇の組み立て、芝居の付け方、画作り、ディティールの作り込み、どれもアイデアが豊潤な上、一つ一つがよく練られていて面白かった。
初回から「現代日本を舞台にした底辺忍者もの」というテーマを使い切ってやろうとする意欲が溢れ出ていて素晴らしかったな。
「ガンダムビルドメタバース」第1話
「ガンダムビルド」シリーズ10周年記念作品。
新たな世界観・新たな主人公の物語であると同時に周年記念作品らしくオールスターもの要素も入った全3話のWEBアニメシリーズ。
主人公・リオの「ガンダムメタバースプロジェクト」初自室ログインセットからの参戦編。
世界観のすり合わせは「プリキュアオールスターズ」みたいに深く言及はしないで緩くひとつにまとめている感じ。
おねしょた属性はないんだけど、ヒロインのセリアさんが「ガンダムビルド」シリーズの年上系ヒロインらしくエロくてよかった。
作画は基本的にTVアニメレベルなんだけど、見せどころのメカ作画はさすがの気合いの入りようでなかなかに見応えのある仕上がりだったな。
2023/10/05 (木)
「ブルバスター」第1話
正体不明の巨大生物「巨獣」の解明と対処を目的とした害獣駆除会社「波止工業」を舞台にしたお仕事もの×ハードSFロボットアクションもの。
主人公・沖野鉄郎の「波止工業」出向初日編。
「お仕事ものアニメ」のくだりはちょっと類型的すぎていま一つノレなかったが、ウォーカーマシンやレイバーを彷彿とさせるような重機型ロボットはデザインもアクションも良好で後半のバトルアクション展開は観ていてなかなか面白かったな。
「陰の実力者になりたくて! 2nd season」第1話
「陰の実力者になりたくて!」の約半年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
(まぁ、実質的には分割3クール弱・第3クール目なんだろうけど)
シドの「無法都市」来訪編。
初回からテンポよくどんどん状況が進み、一気に本題のバトル展開へとなだれ込む構成の歯切れの良い畳みかけがなかなかに良い塩梅だった。
「16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-」第1話
タイムリープ90年代美少女ゲーム業界もの。
主人公・秋里コノハの2023年→1992年へのタイムリープ編。
うーん、あえてやっているんだろうけど、現代パートの地味目に抑えたモブ、彩度を落とした背景に対して見た目も言動も派手にアニメアニメしたヒロインの浮きっぷりが気になるな。
また、美少女ゲーム業界黄金期回顧ものなので解像度の高いゲーム関連=お仕事関連の描写に対して社会人であるヒロインの言動が幼稚すぎるのも観ていてちょっとキツかった。
観ればわかる吉成鋼作画パートの相変わらず素晴らしい作画芸、佐々木政勝のキャラデザのかわいらしさ、安定の作監ぶりなんかはよかったな。
「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」第1話
「ウマ娘 プリティーダービー」の2年半ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
キタサンブラックの皐月賞・日本ダービー連敗編。
主人公の連敗からはじまる「アガらない」導入は固定客が多く、ヒットが約束された人気作だからこその試みって感じだな。
(3作目だから王道を外さざるを得なかったのかもしれないが)
要所要所に挟まる及川啓監督作らしいコメディ演出の数々と、明坂聡美の熱演ぶりが冴えるレースシーンの実況が印象的でよろしかった。
2023/10/04 (水)
「Paradox Live THE ANIMATION」第1話
HIPHOPをテーマにした女性向けメディアミックス企画もの。
「Paradox Live」開幕編。
全体的にリッチなヴィジュアルがなかなか大したものだった。
絵柄の問題か、男女の等身・体格の違いのせいかわからんが、女性アイドル/音楽ものに比べて男性アイドル/音楽もののライブパートの3DCGアニメは2D手描き作画とのすり合わせが上手くなかったり、造形がチープだったりする印象が強いのだが、この作品のライブパートの3DCGアニメはそこをソツなくクリアしているのにも感心したな。
あと、話に関しては設定の説明が明快で「どういったキャラクターたちがそれぞれどんな目的で何をするのか」がハッキリと提示できているのもわかり易くてよろしかった。
「聖女の魔力は万能です Season2」第1話
「聖女の魔力は万能です」の約2年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
セイの商品を扱う商会の設立編。
TVアニメ第1期と原作の熱心なファンしか端から相手にしていないのか、シリーズのクライマックスの先取りっぽいアバンを除いた本編はひたすらに地味な展開を淡々と処理していく作りで全くフックが存在しない。
TVアニメ第1期と同様にキャラ作画は安定して端正なので眺めるぶんには悪くはないが客を引く気があまりにもなさすぎるのは気になった。
あと、どういうスケジュールを組んでいるのか謎だが、美術と音楽関係とキャスト以外同時期に放送している「鴨乃橋ロンの禁断推理」と主要制作スタッフが丸被りなのにも驚いたな。
「東京リベンジャーズ 天竺編」第38話
「東京リベンジャーズ」の半年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
(まぁ、実質的には「東京リベンジャーズ」2回目のTVアニメシリーズの分割2クール・第2クール目なんだろうけど)
第2期(「聖夜決戦編」)のラストからそのまま続き。
タケミチたちと河田兄弟の合流→横浜逆強襲編。
OPが曲は第2期から変わらず、映像だけ新作に変更という仕様だったのが前世紀のアニメみたいで懐かしかったな。
2023/10/03 (火)
「SHY」第1話
タイトル通り内気な少女が主人公のヒーローアクションもの。
主人公・シャイ=紅葉山テルと小石川惟子の出会いと再会編。
これは素晴らしい地味メガネっ娘ヒロインアニメ。
全編丁寧な演出・作画も然る事ながら、兎にも角にもヒロインのテルさんがいちいちかわいすぎて堪らんかった。
「聖剣学院の魔剣使い」第1話
魔王転生ものの亜流、主人公無双系SFファンタジーアクションもの。
不死の魔王レオニスの1000年ぶりの復活編。
これはいい太ももアニメ。
こう言っちゃなんだが意外と丁寧に作られていて面白かった。
あと、パンチラさせたり、服を破いたりしないで制服女子をエロく描くことに矢鱈に腐心している点もなかなかに好感度が高かったな。
「ミギとダリ」第1話
双子であることを隠し、二人で一人の少年を演じる謎の兄弟が主人公のミステリーコメディ。
ミギとダリが演じる「秘鳥」少年の園山家養子縁組成立編。
妙にアメリカ人かぶれなママのイントネーション、語彙、ツッコミが面白すぎてツボだった (笑)。
あと、声質自体はそれほど似ているわけではないのに声で別人だと気付かなくても不自然に感じない堀江瞬と村瀬歩の演技の寄せ方も巧くてちょっと感心したよ。
2023/10/02 (月)
「MFゴースト」第1話
「頭文字D」の約10年弱ぶりの続編、カーレースもの。
片桐夏向(カナタ・リヴィントン)の来日編。
まだメインのカーレースが始まっていないのでお話に関しては何とも言えないところもあるが、恩田尚之のキャラデザ・総作監ぶりは素晴らしかったな。
全編通して端正で丁寧な仕上がりだったし、作品のファンの人には怒られるかもしれないけれど原作の絵柄のテイストはちゃんと残しながらも主人公は美男子に、ヒロインはかわいく・セクシーに描かれているのが何気に凄くて大いに感心してしまったよ。
「オーバーテイク!」第1話
F4カテゴリを舞台にしたカーレースもの。
眞賀孝哉のF4初観戦、主人公・淺雛悠との出会い編。
「MFゴースト」に続きこちらでも畠中祐が主人公の車の整備士役で登場。
丁寧な取材に基づいた緻密なレース会場全般の描写が大変な充実ぶりでなかなかの見応えだったな。
あと、ぶっちゃけどのくらい需要があって、世間にどう受け止められているのかわからんが、「おっさんミーツボーイ」という一風変わった切り口も新鮮でちょっと面白かった。
2023/10/01 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第25話、第26話(最終回)
2話連続放送で零番隊VS.ユーハバッハ&神赦親衛隊編、続き。
零番隊大勝利END (笑)。
劇中でも指摘されていたとおり「総力は護廷十三隊全軍以上」には結局見えないワケだが原作ではバッサリカットされていた和尚以外の零番隊4人VS.「聖別」によって復活した神赦親衛隊のバトルがたっぷりと観られたのは正しくも良い補完で満足度が高かった。
あと、何が凄いのかわかるような、わからないような千手丸さんの卍解も無闇に仰々しくってよかったな。
「万聖街」第7話、第8話
「万聖街」約1年ぶりの続編、単発TVSP。
ニールたちの帰郷編、リン先生の記憶喪失編ほか。
一つ一つのエピソードがコンパクトにまとまっている上、全体通してテンポよく進むので2話連続放送でもダレることなく一気に観られる。
キャラ人気が高いからか、単に原作の順番通りなだけなのか、リン先生とニックの出番が多めで目立っていたな。
あと、何と言っても初っぱなのブラック・リリィのやさぐれっぷりが矢鱈にかわいくってよろしかった。
「うちの会社の小さい先輩の話」第12話(最終回)
新人コンペ編のエピローグ→ゴールデンウィーク・遊園地デート編。
主人公カップルが仕事上の先輩・後輩の間柄から友達へと関係性を深め、一歩前進したところでとりあえずの幕引き。
山岸くんが篠崎くんのためにわざと全員の休みが重ならないようにするくだりと、遊園地デートの待ち合わせでの主人公二人の気の合いっぷり(前日の夜眠れない、乗ってきた電車が同じ、履いてきた靴が二人ともスニーカー)を見せるくだりでの、さり気ない描き方がよかったな。
あと、今回は「擬人化イケメンにゃ~太郎ゲーム」のくだりの来栖さんのテンション落差なんかも面白かった。
「青のオーケストラ」第23話
定期演奏会開幕編。
青野と佐伯の異母兄弟がイチャイチャしていた裏でハルちゃんと町井先輩がそんな百合百合していたなんて(素晴らしい)!
今回はシリーズのクライマックスともいえる「定期演奏会」に相応しい演出・作画ともに全編充実した力作回だったなあ。
律子、ハル&町井先輩、高橋先輩と女子キャラが全体通して立て続けにフィーチャーされるという女子キャラ活躍回でキャラ作画が端正なのも嬉しかった。
また、自分的にはメガネっ娘時代のハルちゃんをたっぷりと観られたのもよかったな。
「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」第1話
タイトル通り「クソゲーハンター」の主人公が神ゲー「シャングリラ・フロンティア」に挑戦するフルダイブ型VRゲームもの。
窪岡俊之監督、何かすっかりファンタジー作品専門監督(本作はVRゲームだけど)になりつつあるな。
話の本題はまだ始まっていない感じなので何とも言えないが「クソゲーハンター」ライフを謳歌している主人公の明るい変人キャラは好感度が高くてなかなかよかった。
「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」第1話
国際ジュニアユース大会を舞台にした、2018年版「キャプテン翼」の約4年ぶりの続編。
日本代表ジュニアユース国内合宿編。
制作会社がdavid productionからスタジオKAIに代わり、それに伴い主要スタッフはキャラデザ・総作監、シリーズ構成、美術監督、色彩設計、音楽・音響関係以外、監督も含めてほとんど変更されていた。
ただし、前作のテイストを尊重して制作しているのか違和感は全くない。
初回は話の内容的に地味目な仕上がりだったが、ケレンミのある演出を得意とする小野勝巳監督とこの作品の相性はよさそうなので今後の展開には期待できそうな感じだな。
2023/09/30 (土)
「葬送のフリーレン」第1話~第4話
千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンが主人公の冒険ファンタジーもの。
初回は「金曜ロードショー」枠で4話一挙放送。
勇者一行の凱旋→勇者ヒンメルの大往生編からはじまり、フリーレンの元へのフェルンの弟子入りとその後の師弟二人の放浪を経て、勇者ヒンメルの魂との再会を目的とした新たなる旅立ちまでを一気に描くという構成だった。
ヴィジュアルは高品質で安定、演出やキャラ立ても堅調、あとこれは原作の手柄だと思うが長命種のエルフの悲哀を使ったスパイスの利かせ方も巧くてなかなかよく出来ている。
欲を言えばせっかく「『金曜ロードショー』枠で2時間ぶち抜き一挙放送」というスペシャルな編成なのにあんまり話の構成にそれが活きていないのが少し物足りなかったな。
「彼女、お借りします(第3期)」第34話(最終回)
励ましデート編、続きとそのエピローグ。
第1期TVシリーズ、第2期TVシリーズともに最終回放送終了後に続編の告知があったが今回はなしか。
自主制作映画関連の話だけで1クール使い切って終了。
いつ麻美ちゃんが介入してきて場を荒らすのかとヒヤヒヤしながら観ていたんだけど (苦笑)、結局、麻美ちゃんは思わせぶりに不穏な空気を匂わせただけでほとんど出番すらなく終わったのには拍子抜け。
千鶴の号泣シーンは感極まるくだりから芝居作画・表情作画が丹念でシリーズのクライマックスに相応しい注力ぶりと見応えがなかなか大したものだったな。
「デキる猫は今日も憂鬱」第13話(最終回)
諭吉のゴマフ推しと料理の原点回想編ほか。
最後に諭吉が家事全般万能な「デキる猫」になる原点のひとつを描いて〆。
くだんのラストエピソード以外は基本的に通常営業だったが、日常アニメとしては下手に普段とは違う最終回っぽい話をやって「コレジャナイ」感を出されても困るのでこれはこれでヨシという感じだったなあ。
「め組の大吾 救国のオレンジ」第1話
90年代のヒット漫画「め組の大吾」の続編、特別救助隊の消防官たちが主人公のレスキューアクションもの。
「特別救助技術研修」編。
むらた雅彦監督&ブレインズ・ベースの「不滅のあなたへ」の制作チームは「不滅のあなたへ」からは降りてこっちに流れていったのか。
(「不滅のあなたへ Season2」よりこっちの方が先に話がきていたのかもしれないけれど)
お仕事紹介アニメとして概ね堅調な仕上がりだったな。
あと、視聴者代表キャラが鉄面皮完璧超人主人公の弱みを見つけて密かに喜んだり、調子に乗って馴れ馴れしくなったりするくだりの、卑小な人物描写が妙に生々しくって面白いというか、ちょっと印象的だった。
2023/09/29 (金)
「はたらく魔王さま!! 2nd Season」第24話(最終回)
エミリアの帰郷編の決着編。
終始バタバタとした内容だったな。
結局、敵は何がしたかったのかよくわからんし、バトルシーンがグダグダなせいか、真奥や恵美よりも鈴乃が一番活躍しているように見えるし、最後のまとめ方も雑だしで締らない。
また、そんなことに気を回す余裕すらなかったってことなんだろうけど、ラス前の前回が(珍しく)作画が良くて、最終回の作画がいつも通りの低空飛行というチグハグさにも観ていてちょっと呆れてしまった。
「スパイ教室 2nd season」第24話(最終回)
ミータリオ編のエピローグ。
どうみてもティア編(ミータリオ編)のエピローグ、真のエンディングって感じなのに、この内容でリリィメイン回と言い張るのはあまりにも無理がありすぎる
(苦笑)。
ただ、リリィメインの勘違いコメディ展開はヒロインたちの誤解の連鎖が実に愉快で面白かった。
2023/09/28 (木)
「白聖女と黒牧師」第12話(最終回)
お祭り編。
結局、「ローレンスと二人きりになるとだらけるセシリア」という設定は死に設定だったなあ。
主人公二人の関係性が「聖女とそれに仕える牧師」という立場上の関係からより親密な「家族」へと変化して心理的距離感はたいぶ縮まったものの、こと恋愛という視点に立つとむしろ距離は拡がったようにも見えてしまうという、絶妙に微妙なラスト。
あと、少し前のアニメでは難しかったであろう、セシリアの花柄のワンピースがかわいくも印象的でよかったな。
「アンデッドガール・マーダーファルス」第13話(最終回)
人狼村編の決着編。
被害者の人命よりも人狼の少女たちの尊厳に重きを置いた決着は「鴉夜様は怪物であり(人間ではない)、正義の裁定者でもない」ということを思えば納得するしかないラストだったなあ。
ノーパンを見られて恥じらう静句さんはかわいかったが、戦闘シーンは一貫して演出が凝りすぎでわかりにくいのが厳しかった。
後半の推理展開は「人狼」と「少女」と「隣接する人狼と人間の寒村」という道具立てをソツなく使い切っていて面白かったな。
あと、ノラ=ユッテが最後までクールでドライなキャラを崩さずに余裕のある感じを保っていたのもよろしかった。
2023/09/27 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第13話(最終回)
1学期終業式前々日~当日編。
最後に実は幼き日から始まっていた二人の運命を描いてとりあえずの幕引き。
「人、まして好きな子には最初から優しくしておけ」という至極まっとうなメッセージがガツンと響くラストがなかなかに引き締まる終わり方でよかったな。
最初はあまりにも不吉な作品タイトルにシリーズ途中からヒロインが脱メガネしてしまうんじゃないかと戦々恐々としていたが、最後まで予想以上にしっかりとメガネっ娘アニメしていて安心したよ。
あと、本作は何と言っても主人公の小村くんのキャラ設定が素晴らしかったな。
心根の優しさと、少し卑屈な小市民根性と、思春期男子らしい異性への興味が渾然一体となった結果、美少女アニメの主人公にありがちな善良な優男キャラからは多少逸脱した、思考や挙動がちょっと気持ち悪い微妙に変な少年に仕上がっているのが面白かった。
類型からのはみ出し方や三重さんとの関係性も含むトータルのバランスの取り方が絶妙なさじ加減で「気持ち悪いのに愛せるキャラ、応援したくなるキャラ」になっているのが上手かったな。
2023/09/26 (火)
「政宗くんのリベンジ OAD」
本編最終回後のエピローグ、政宗の従姉妹の来訪編と、綱出島バカンス再び編と、吉乃の休日編の三部構成。
「R」(第2期TVシリーズ)にはなかったもの――話を面白くする意識、観客を楽しませようとする意識がちゃんとあり、「R」に足りなかったものをしっかりと補充できて大変満足。
あと、4年前に地上波放送されたときは第1期TVシリーズしか知らずに観たので本編最終回の後日談をいきなり観せられても全くノレなかったのだが、今回はキッチリシリーズのラストを観たあとだったのでしっかりと内容に移入できたのもよかったな。
「SYNDUALITY Noir」第12話
シルヴァーストーム襲来編の決着、ミステルの覚醒編。
分割2クール・第1クール終了回。
大きな危急を退け、ヒロインの人格が入れ替わる話の内容はシリーズ的に一つの大きな峠を越えた感じはするものの、まとめのかたちにはなっていないので一区切りついたようにはあまり見えない。
それに「最終的に突然覚醒したミステルさんが全部一人でやってくれた」バトルの決着もいま一つ様になっていない。
作り手としては「とりあえずの最終回」というより「ただの12話」のつもりなのかもしれないが、盛り上がりも微妙なら「引き」も弱くて続きがあまり気にならない「シリーズ中断回」なのはあまり上手くはないように感じてしまったな。
2023/09/25 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」第24話(最終回)
ダレスの魔術学校合流編と過去でのシャーデーとの初対面編の二部構成。
第3期に続くよEND。
魔術学校の話が出たあたりから話を終わらせるどころか、とりあえずまとめる気もなさそうな予感はしていたのでこの結末は想定内。
序盤のカフの修行シーンの殺陣と年甲斐もなく学生服を着て恥じらうダレスがよかったな。
「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」第13話(最終回)
「異変」騒動の決着編。
主人公の目的、作品全体の方向性、当面の問題(「異変」)についての因果関係、何もかもがフワフワしたまま、曖昧な感じなまま進行するので「異変」騒動が解決しようが、主人公の問題が解決しようが、何にどのような決着がつこうが締まらない。
ファンタジー世界を構築する諸々(衣装、町並み、大道具・小道具)の凝ったデザイン、終始安定して高水準なキャラ作画、完成度の高いライブパートとヴィジュアル面の充実ぶりは上々だったが、その全てをチャラにするくらい話や設定が一貫してあまりにも適当すぎて冴えないのが残念だった。
「英雄教室」第12話(最終回)
ソフィシリーズ襲来編・後編。
悪くはないんだけど、画で魅せたり、語ったりする場面が少ないのはちょっと物足りない。
小説(ラノベ)をあまりにも衒いなくそのままアニメに起こしている印象だった。
最後に主人公以外のキャラの服をひん剥いて終わっているのはこの作品らしく、観客の期待にしっかりと応えていてよかったな。
「無職転生II~異世界行ったら本気だす~」第12話
ルーデウスとシルフィの婚約宣言編。
分割2クール・第1クール終了回。
あの場でアリエルに諫言できるルークは本物のナイトだな。
1クールかけてルーデウスのEDを治す話だった。
勃起が復活すること、セックスができたことがゴールではなく、事後もルーデウスの元を去らずにいてくれること、エリスとの最悪の別れをやり直して上書きしてくれることがトラウマを癒やす鍵になるという着地点の納得感がなかなかのものだった。
また、それを言葉や回想で説明せずに語っているのもよかったな。
2023/09/24 (日)
「ホリミヤ -piece-」第13話(最終回)
堀さんのお団子頭編と、生徒会室掃除編と、存在しない記憶編と、卒業式当日編と、卒業式翌日編の五部構成。
後半最終回らしい大仰な演出の話をやったあと、ED後のエピローグは他愛のない日常話で〆る(でもちゃんと〆の話らしく「髪を切る」というテーマで心機一転・再出発を示唆している)構成の緩急のつけ方が上手くてよかった。
つーか、卒業式当日編の堀さんの矢鱈に長いポエムみたいなモノローグが正直タルくて「これで終わるのはイマイチだな」と思っていたので最後にもうひと山あってくれたのにはホッとしたよ。
「TIGER & BUNNY 2」第25話(最終回)
「X」の騒動の決着編。
最終回も最後までいろいろなことが起きるので観ていて飽きないが、その反面終始バタバタとしていて落ち着かない。
第1期TVシリーズ、劇場版での経験をちゃんと踏まえて、今シリーズでは一貫してタイガー&バーナビーの二人を成熟した存在として描き続けていたのには好感が持てたが、その結果、タイガー&バーナビーの二人についてはあまり描くことがない感じになってしまったのは難しいところだったなあ。
ドラマが上手く作れなくなった主人公コンビの代わりに「バディシステム」などの新設定や敵味方の新キャラをいろいろと投入して穴埋めをしようとしたみたいだが、どれもいま一つ跳ねないままで、そのおかげで作品全体としてもどこかパッとしない感じになってしまった印象だった。
「魔王学院の不適合者II ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第12話
VS.アヴォス・ディルヘヴィア、VS.天父神ノウスガリア編の決着編。
分割2クール・第1クール終了回。
偽りの魔王を倒し、神を倒し、アノスは玉座に再び着き一件落着、最後はEDに「アノス様応援歌合唱曲」を流すオチもつけてメデタシメデタシ・・・・・・でこのまま終わっても良いような気もするがまだ続くんだな、この話。
内容的には今回に限った話ではないが稗田寧々の悪のボスキャラ演技がなかなかに堂に入っていたのには感心したな。
キャリア的にこういう役はほとんど演じた経験がないだろうに無理なくしっかりと魔王の貫禄や余裕を感じさせる芝居が出来ていたのは本当に大したものだった。
「うちの会社の小さい先輩の話」第11話
新人コンペ編・後編。
低温無表情キャラと見せかけて泣き虫で喜怒哀楽が激しく、方言女子でもあった来栖さんのギャップ萌え力が高すぎて堪らんかった。
あと、篠崎くんが入っていると思われている着ぐるみが女性社員に好評なのを見てジェラシーが抑えきれない先輩も面白かわいくってよかったな。
「てんぷる」第12話(最終回)
結月の修行中断編。
最後に結月と寺の継承問題と赤神の話をやって終わるのは至極まっとうなまとめ方で悪くはないんだけど、そのおかげで自分が観たいエロ要素とハーレム要素がゴッソリ削れてしまっているのは残念でまさに痛し痒しといった感じの内容だったな
(苦笑)。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第34話
バッタモンダー再登場編。
戦線からは脱落し、もうどう料理してもいいバッタモンダーと奔放なコメディ演出を得意とする土田豊演出の相性が抜群によくて、プリキュアたちに報復しようとして空回り続けるバッタモンダーの七転八倒ぶりが実にイキイキと描かれていて面白かった。
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」第9話
ツリーハウス作成編とアキラの故郷到着編の二部構成。
レギュラー放送終了回。
仕方ないんだろうけど、不穏な展開の前振りをしたところで打ち切りなのな。
OPだけはなんとか滑り込みで映像が完成した模様。
ヒロインコンビが歌ったり、踊ったりしている姿を最後にちゃんと観られてよかった。
2023/09/23 (土)
「スプリガン」第12話(最終回)
幽霊島編の後編。
ラストに旧作で御神苗優役だった森久保祥太郎が金谷唱役で出演するサプライズあり。
第2期に続くEND・・・・・・なんだろうな。
本編の幽霊島編もアーカムへの不信を匂わせる内容だったしね。
クライマックスの優VS.ボーマンのナイフ格闘戦が凝った殺陣をたっぷりと見せる見応えのある内容でなかなかに良い仕上がりだった。
2023/09/22 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第33話
五条悟封印編。
原作だとそこそこ長く戦っていたイメージがあるけど、アニメだとほぼ1話で決着がついてしまうのな。
でも、そのぶん内容がみっしりと詰まっていて面白かった。
あと、虐殺シーンのモブが影無し作画なのは作業の負担軽減のためなのかもしれないが、結果的に生々しさを軽くする効果も生んでいて原作を読んだときよりも観やすくってよかったな。
「スパイ教室 2nd Season」第23話
ミータリオ潜入捜査任務編の決着編。
「灯」総出の大がかりな海外遠征の決着編だったが、かなり大味な内容で拍子抜け。
冒頭、「逆転のキーワードをくれ」とヒロインが敵にストレートに尋ねて敵が素直かつ丁寧に教えてあげる展開に困惑。
「紅炉」とティアの洗脳の重ねがけで「紫蟻」の洗脳の上書きができる理屈もよくわからないし、そもそも「紅炉」に洗脳能力があるという説明もない(ティアに「全てを教えた師匠」だからそこから推察してってことなんだろうけど)ので逆転劇もあまりキレイに決まらない。
極上先生合流後のバトル展開も大雑把で緊張感がまるでなかった。
ティアがローランドを陥落させるくだりの罵倒話術とメチャクチャエロい脚作画だけはよかったな。
2023/09/21 (木)
「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」第61話(最終回)
太宰VS.フョードル戦の決着と福地の最期編。
アニメ化できる原作のギリギリいっぱいまでやって打ち切りEND。
不全感は当然強く残るがシリーズ終盤の内容を観れば最後が「打ち切りEND」になるのは想定の範囲内な上、ブラムの解放、太宰VS.フョードル戦の決着、福地との戦いの決着、福地の真意の開示と思ったよりもいろいろなことに決着をつけて終わったので印象はそんなに悪くはなかったな。
「わたしの幸せな結婚」第12話(最終回)
異形によって昏睡状態に陥った清霞救出ミッション編。
番組終了後に第2期制作決定告知あり。
帝、(比喩ではなく)大炎上していたけどアレでまだ生きているんだな (苦笑)。
清霞が美世を斎森家から救出ときとは逆に今度は美世が清霞を救いに行くという構図がわかり易い。
また、淑女修行のくだりを回収しつつ、美世の純白ドレス姿で〆る構成も最後にしっかりとサービスが利いていてよかったな。
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第12話(最終回)
第六次蒼穹作戦の結末とそのエピローグ。
ショコラ大往生END。
ショコラ以外、敵も味方も誰も死なない穏当なラスト。
これがシリーズのグランドフィナーレになってもいいし、けっこう余力を残して終わっているので続編も作ろうと思えば作れそうだし、そこらへんのことを上手にバランスをとって終わった感じ。
また、バトルはなく、スペクタクル展開も序盤で早々に終わるのだが、竜宮島への帰還、様々な復活と再会の連続、第1期TVシリーズのOP/EDをBGMにする演出と盛り上がる展開、仕掛けが盛りだくさんなので派手な画があまりなくても最終回らしくしっかりと見応えのある内容になっていたのもよく出来ていて上手かった。
2023/09/20 (水)
2023/09/19 (火)
「LV1魔王とワンルーム勇者」第12話
元勇者一行の三つ巴の戦いのエピローグ。
最終的にマックスと魔王の話ではなく、元勇者一行の話になっているがそれはそれでとてもキレイにまとまっているのでヨシとする。
冒頭のマックスと魔王のイチャイチャっぷりが半端なくって凄まじかったな (苦笑)。
アニメだと美女は中年になっても老けないパターンが何故か多いが、ユリアはちゃんと中年太りしてお母ちゃんになっていたのがレアだった。
あと、ゼニアのいつものポンコツっぷりが最後に巨悪を倒すかたちになっていたのもベタだけどよいオチの付け方だったな。
「政宗くんのリベンジR」第12話
主人公たちの三年生進級編。
元サヤEND。
政宗のじんま疹問題が結局うやむやなまま終わったのには納得ができない。
前回の流れから師匠が負けるとは思わなかったのでちょっと驚いた。
シリーズ全体的に「話を終わらせるための話」として作られている印象が強く、それ以外のこと、各話ごとの面白さやキャラクターの魅力の立て方なんかは二の次といった感じで話が大きく動くところ以外はダレるところが多いのは観ていてちょっとしんどかったな。
「SYNDUALITY Noir」第11話
シルヴァーストーム襲来編、続き。
今回は米澤優の作監・一人原画回でキャラ作画が全体通してヤケによく出来ていた。
2023/09/18 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」第23話
魔術学校入学編。
アリス、ヴィオラ、カフの制服姿が三者三様の着こなし方も華やかでかわいかったな。
あと、何かそこはかともなくえっちなのもよろしかった。
「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」第12話
ライラプスの失踪(二回目)編。
相変わらずライブパートの完成度が高い。
最早パッと見、手描きと区別がつかないレベルのダンスシーンのCGが振り付けもカッコよく決まっていて大変素晴らしい出来栄えだった。
「英雄教室」第11話
ソフィシリーズの強襲編。
全体的に作画が安定して良好だったな。
また、いつにも増してバトルと美少女のつるべ打ちみたいな構成だったのも自分好みでよろしかった。
「無職転生II~異世界行ったら本気だす~」第11話
フィッツ先輩=シルフィの告白編。
シルフィがいきなり自らの強烈な性欲を開陳してきて驚いたが、性欲が矢鱈に強いのはいかにもこの作品のヒロインらしいので妙に納得してしまったよ。
2023/09/17 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第22話
VS.ジジ編、続き→VS.ぺぺ編の二部構成。
マユリ無双回だったが、それ以上に白哉のうっかりの天丼の方がヒドすぎて引っかかる (苦笑)。
あと、白哉といえばぺぺのラヴ・キッスが通用しないことに何の説明がないのも観ていてちょっと気になったな。
「ホリミヤ -piece-」第12話
堀家の日常よもやま話編。
戸松遥充実回。
喜怒哀楽が目まぐるしい堀さんの激情をキレッキレッの感情表現で演じきる戸松遥の好演ぶりを全編に渡ってたっぷりと堪能できてよろしかった。
あと、アバンの高校生時代の堀ママが因縁をつけてきた女子をシバくくだりもユニークで勢いのある(というか、勢いしかない)暴力のスイッチの入れ方がなかなかに痛快でよかったな。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第33話
「マジェスティクルニクルン」ゲット、「プリキュア・マジェスティックハレーション」発動編。
プリキュア5人揃っての合体技お披露目回だけあってキャラ、アクションともに作画が良好で見応えあり。
あと、赤ちゃんが戦いの最前線に立つことへの抵抗感をちゃんと描いたのもよかったし、「ましろが抱いたその抵抗感を払拭したのは誰でもないましろ自身がかつていまの自分と同じ気持ちになっていたソラに語った言葉」というのも見事なブーメランというか、ロングパスで上手かったな。
「ONE PIECE」第1076話
ルフィVS.カイドウ戦の最終決着編。
「ワノ国編」のクライマックスに相応しい良作画回、というか、最近の本作の作画状況から考えると相変わらずの良作画回というべきか。
決着シーンの迫力も当然素晴らしかったが、今回は炎上する鬼ヶ島を巡る水流のエフェクト作画が何気に全体的に質が高く見応えがあるのもよかったな。
「青のオーケストラ」第21話
青野と佐伯の一対一の再オーディション当日編。
青野が大きな気づきを得て、父親への葛藤に一つの決着をつける重要話数に相応しく、これまでにないほどキャラ修正に力が入っていたのが正しくもよく出来ており大変素晴らしい仕上がりだった。
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」第8話
ベアトリクス・アメルハウザー登場編。
ついに黒髪ショートボブと金髪ポニーテールの日独巨乳タンクトップ美女がそろい踏み。
今回は全編大変素晴らしい巨乳タンクトップアニメで眼福だった。
2023/09/16 (土)
「七つの魔剣が支配する」第11話
一年生最強決定戦、オリバー、ナナオ、シェラVS.オルブライト、ステイシー、フェイ、3on3編、続き。
1話丸々バトル回。
まさに「戦いに次ぐ戦い、強敵に次ぐ強敵」みたいな出し惜しみのない怒濤の展開がノッているときの少年バトル漫画みたいで面白かった。
2023/09/15 (金)
「BanG Drearm! It's MyGO!!!!!」第13話(最終回)
MyGO!!!!!本格デビューライブのエピローグとAve Mujicaのデビューライブ編の二部構成。
「BanG Drearm! Ave Mujica」に続くよEND。
「続編に続くよEND」は別に問題ないけど、「プリキュア」や「仮面ライダー」によくある「新しい主人公たちの新しい物語にバトンタッチEND」はあまり好きじゃないので微妙な感じ。
ちゃんと最後まで本題の主人公たちの物語としてしっかりと幕を引いて欲しいんだよな。
「BanG Drearm!」でゴシックロックバンドに挑戦するのは二組目だからか、Ave Mujicaは先行するRoseliaと被らないようにより尖ったコンセプトと強固な世界観を課せられている印象。
冒頭の寸劇は彼女らのバックステージを知っている観客には茶番じみている上、いささか冗長で正直ちょっとキツかったが、楽曲自体は佐々木李子のヴォーカルが圧倒的で素晴らしかった。
あと、ラストの引きは祥子が何か退っ引きならない事情を抱えているのはさすがに察せられたがこのベタにヒドい没落ぶりはストレートなインパクトがあってなかなかに上手い、というか美味しい
(苦笑)クリフハンガーだったなあ。
2023/09/14 (木)
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第11話
竜宮島到達編。
「EXODUS」に続き「英雄二人」(今回は「英雄、二人」)というタイトルの回に寺岡巌がコンテを担当。
後半は「この手の壮大なSFアニメのクライマックスによくある何が何だがよくわからない状況の連続」だったが、今回は寺岡巌コンテらしいアイデア満載の凝ったロボットバトルアクションを畳みかける全編ロボットバトル展開でもあったのでただ眺めているだけでもそれなりに楽しくてなかなか悪くなかったな。
2023/09/13 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第11話
文化祭前日編と当日編の二部構成。
ラストの頬に手を添えられながら微笑みかける三重さんは小村くんが思わず涙するのも納得の神々しさで観ているこっちも灰になるかと思ったよ。
あと、文化祭前日編の靴のくだりは好きな子の靴を持ち出す小村くんの完全にアウトな気持ち悪さと、三重さんの門限破りを完璧にフォローしたナイトぶりが絶妙なバランスでブレンドされていてよかったな。
2023/09/12 (火)
「Lv1魔王とワンルーム勇者」第11話
マックスVS.レオVS.フレッド、元勇者一行の三つ巴の戦い編。
マックスが「マキシマムドライブ」を発動させてからのバトルのボルテージの上がりっぷりが素晴らしかった。
元勇者一行=人類最強戦力同士の全力の死闘に相応しく、完全にそれまでの戦いとは次元が違って見えるのがよかったな。
「これがこの世界の人間の極限の戦いである」ということが相応の説得力をもって、言葉を用いずにしっかりと映像で語りきれているのがなかなか大したものだった。
2023/09/11 (月)
「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」第10話
ルーデウスの勃起復活編。
初々しくも美しい純愛と生々しくも(深刻な問題だが)滑稽さを帯びる不能問題が並走する内容がいかにもこの作品らしい構成だった。
2023/09/10 (日)
特撮映画「ガメラ3 邪神覚醒」(1999年3月公開作品)を観る。
平成ガメラ三部作・三週連続地上波放送を利用して先々週の第1作目、先週の第2作目に引き続き本作もチェックする。
平成ガメラ三部作の最終章・3作目。
ガメラVS.ギャオス変異体・イリス戦。
これまでのシリーズは女性学者/女性学芸員と男性自衛官のW主人公だったが本作は女性学者とガメラ被害者・復讐者の女子中学生という組み合わせなので作品の方向性が大きく変化していたな。
ミリタリー色が薄くなり、その代わりにガメラ被害者の女子中学生・比良坂綾奈の復讐のドラマが前面に、SFドラマについてもこれまでに比べてオカルト色がかなり強くなっている。
全編通して綾奈というか前田愛を撮りたい意欲は伝わってくるがキャラの背負った重いテーマというか、「業」は最後まであまり上手く扱い切れていない印象だったなあ。
また、物語のスピード感や緊迫感も落ちていて振るわない。
ストーリー面に関しては1作目よりも落ちた2作目よりもさらに大きく落ちた感じだったなあ。
一方、特撮関係は3作目に相応しいヴァージョンアップが感じられて今回も充実の見応えだった。
特に序盤の渋谷での戦闘シーンの人間目線からの恐怖感を煽るような作り、ラストバトルの京都駅というロケーションを生かしまくった屋内戦は非常によく出来ていて素晴らしかった。
「TIGER & BUNNY 2」第23話
「ミッションA」発動編。
終盤のトーマスの参戦、バーナビー禁断の能力発動の流れがアツくてよかった。
また、映像的にも頑張っていて盛り上げるべきところにしっかりと力が入っていたのもなかなか好印象だった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第32話
キュアマジェスティ誕生編、続き。
あげはちゃんは「最強の保育士」というより「最強の幼児通訳者」って感じだったなあ (苦笑)。
キュアマジェスティの変身バンク、本格的なバトルシーンはプリンセスらしいエレガントな所作を組み込んだアクションがらしくてなかなかよろしかった。
あと、今回はエルちゃんがかつてないほどたくさん喋る内容+キュアマジェスティの本格的な始動ということで古賀葵の奮闘ぶりが印象に残る内容だったな。
「ONE PIECE」第1075話
オロチの最期編。
回想(弁舌)も含むオロチの最期にまつわるくだりは作画に良さに加え、画作りもなかなかに凝っていて見応えのある仕上がりだった。
2023/09/09 (土)
「スプリガン」第10話
水晶髑髏編・後編。
多数のクローン(?)ヒトラーの集合写真で終わる原作のオカルトホラーENDはカット。
朧(とボー)を出すために選ばれたエピソードなんだろうけど、「ネオナチ」もNGワード扱いだったし、「内容的にアニメ化が面倒なら無理にやらんでもいいのにな」と思わずにはいられないシリーズだった。
「五等分の花嫁∽ 後編」
夏休み編・後編。
プール編と四葉の葛藤編の二部構成。
前半のプール編はガッツリ水着作画が楽しめる作りで正しい「プールで水着回」な内容に大満足。
後半の四葉の葛藤編はシャフトらしい凝った画作りが四葉の「内に秘めた恋心」の緊張感や寂寥感を上手く引き出していてよく出来ていた。
ただ、TVアニメシリーズ第2期と劇場版の橋渡し的作品らしく最後は「劇場版(学園祭編)に続く」みたいな感じで終わるんだけど、それに素直に従って時系列順に観るとTV1期→TV2期→TVSP(本作)と順調にステップアップしてきたクオリティが劇場版で大きく失速して終わることになってしまうので微妙な気分になってしまう
(苦笑)。
あと、本作「∽」単体でみると完全にBAD ENDで終わっているので作品のテイストには合わない後味が悪さがあるのも気になった。
2023/09/08 (金)
「呪術廻戦 渋谷事変」第31話
真人VS.メカ丸編、続き→「渋谷事変」の幕開け編の二部構成。
巨大ロボットというケレンミたっぷりなガジェットの登場にここぞとばかりに元気のハジケる作画芸の数々が目に楽しい内容だったな。
特にメカ丸のホーミングレーザーを真人が様々な生物に変化しながら逃げるチェイスシーンと、メカ丸のコックピット内での決着シーンは大変な力の入りようで素晴らしかった。
あと、後半の「渋谷事変」のはじまりのくだりも群衆が巻き上げられるシーンの迫力がなかなか大したものだったな。
「スパイ教室 2nd season」第21話
ミータリオ潜入捜査任務、続き。
「灯」VS.「紫蟻」の配下、三局の戦い編。
今話メインのモニカVS.「紫蟻」からの刺客のダーツ対決、サラの救援と敵のトリックの看破で逆転勝利、・・・・・・かと思いきや、そこではひっくり返らずにもうひと山ある予定調和崩し、粘りの利いた構成がよく出来ていて面白かった。
2023/09/07 (木)
「わたしの幸せな結婚」第10話
久堂清霞VS.鶴木改め薄刃新編。
清霞VS.新の決闘が思いのほかしっかりとした作りでかなり見応えのある内容だったな。
軍刀と拳銃の近接格闘戦も、電撃・火炎と幻術の超能力バトルもどちらも丹念に作り込まれていたし、尺的なボリュームもたっぷりで女性向けライトノベル原作ものとは思えぬバトルアクションシーンの充実ぶりに驚いた。
あと、今回は新に負けたあとの清霞と葉月のやりとりも完璧超人っぽく見える清霞が完全に弟扱いというか、小僧扱いされているのが微笑ましくも新鮮でそこもまたなかなか好印象だった。
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第10話
第六次蒼穹作戦発動編。
マークレゾンにマークドライツェン・クロノスが破壊され大ピンチなところに復活した芹ちゃんが竜宮島ごとやってきて再度逆転のクライマックスがメチャクチャアガる展開すぎて堪らんかった。
2023/09/06 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第10話
文化祭準備編、ほか。
自身の恋心を自覚し、グイグイくるようになった三重さんがいつにも増してとにかくかわいかったなあ。
あと、今回はほぼ1話丸々三重さんのポニーテール回だったのもなかなかに素敵な趣向でよろしかった。
2023/09/05 (火)
「Lv1魔王とワンルーム勇者」第10話
レオVS.フレッド編、続き。
アバンのユリアとの邂逅シーン、本格的な出番はこれが初めてだがユリアは魔法使いでもマッチョなのな。
元々はソロプレーヤーだからか、ジョブに関係なく前線に立つ戦士なら屈強な肉体なのは当たり前、という理屈なのかはわからんが。
基本的に過剰な身体性が感じられるデザインは好きなのでこの作品のヒロインらしい筋肉質な四肢に巨乳というプロポーションがこのキャラも眼福だった。
2023/09/04 (月)
特撮映画「ガメラ2 レギオン襲来」(1996年7月公開作品)を観る。
平成ガメラ三部作・三週連続地上波放送を利用して先週の第1作目に引き続き本作もチェックする。
平成ガメラ三部作の二作目。
ガメラVS.宇宙怪獣レギオン戦。
1作目よりヴィジュアルの質はグレードアップ、ストーリーの質はいささかダウンしているような。
1作目より制作規模が大きくなっているおかげか、特撮・ミリタリー描写はスケールもボリュームも大幅にアップしていて映像的な見応えは増した一方、スペクタクルシーンを優先しているせいか、話の方はバタバタとしていて大雑把、SFサスペンスの緊張感も前作に比べてだいぶ緩くなってしまっていていま一つピリッとしない、まさに一長一短という感じ。
まぁ、それでも十分面白かったけど、自分の好みとしては1作目の方が好きかなあ。
あー、あと、今作のヒロインの水野美紀がどんな状況でも一貫して(物語中盤まで冬の北海道→仙台が舞台なのに)脚を出して頑張っているのもなかなか印象的だった。
2023/09/03 (日)
「うちの会社の小さい先輩の話」第8話
温泉旅行編。
温水プールで水着&温泉&泥酔回。
舞台設定をキッチリと生かした1話丸々サービス回というソツのない内容が好印象。
特にこちらの期待の上をいく先輩の黒ビキニはとても眼福で最高だったな。
「てんぷる」第9話
餅つき編と初詣編の二部構成。
月夜さんの涙目バニーコスが大変エロくてよろしかった。
「仮面ライダーガッチャード」第1話
錬金術をテーマにした令和ライダー5作品目。
福圓美里声のバッタが思いのほかデカくてビビる (笑)。
今回は久しぶりの高校生主人公だからか、対象年齢がこれまでよりだいぶ下がった感じだったな。
話の構図がこれまでの令和ライダーに比べると単純でわかり易い。
だからか、どうかわからんが、主人公が仮面ライダーになるまでの流れが矢鱈に強引というか、大雑把で観ていていささか面食らったよ。
等身が低くて、顔が丸く少年的なシルエットだが、ちゃんとカッコいいガッチャードのデザインはなかなかよかった。
また、主人公ライダーとしては珍しい水色というカラーリングも新鮮で悪くなかったな。
「ONE PIECE」第1074話
二度目のギア5・ルフィVS.カイドウ編、続き。
今回は全体的に作画の乱高下がなかなかに凄まじかった。
ギア5の戦闘シーンは相変わらずアクション・エフェクト作画は凄いけど、起こっている現象がわかりづらいのが難点だな。
最強同士の極限の戦い、ギア5の奔放極まる能力の表現という演出意図はわかるのだが、目まぐるしくアクションが展開するなか、瞬間的に状況が把握できないのは没入感を妨げる。
あと、今回からOPがリニューアル。
OPも作画アニメだったのでこれで現在はOP・EDともに凝った演出の作画アニメという構成に。
両方ともよく出来ていて見応えがあるのはありがたいけど、正直「ONE PIECE」らしくなくて何だかちょっと落ち着かないな (苦笑)。
「青のオーケストラ」第19話
青野と佐伯の和解編。
「一度自分の家庭を崩壊させた元凶である父親の不倫よってできた異母兄弟との和解」という相当な難題を言葉と描写の的確で丁寧な積み重ねで上手く着地させているのがよろしかった。
あと、ラストの「ドヴォルザークの新世界・第4楽章」の合奏練習のくだりも作画や3DCGが特別よく出来ているわけではないがしっかりとその雄大さと力強さが表現できていてよかったな。
2023/09/02 (土)
「七つの魔剣が支配する」第9話
「剣花団」結成編。
ロッシくん、完全に噛ませ犬と化して連敗したのは想定内だが、前回ラストのあの流れで死ななかったのは意外だったな (苦笑)。
女体化したピートくんのおっぱいがデカくてエロかった。
あと、魔力貯蔵庫としての子宮の機能についてシェラがレクチャーするくだりもエロかったな。
あとあと、今回は終盤の青春グループもの的展開も爽やかな青臭さがなかなかに微笑ましくってよろしかった。
「五等分の花嫁∽ 前編」
「五等分の花嫁」のTVアニメとしては約2年半ぶりの新作TVSP前後編の前編。
風太郎と二乃のバイト先の店長お見舞い編と、一花が所属している芸能事務所の社長の娘の子守編の二部構成。
制作会社はTVシリーズ2期・劇場版を担当したバイブリーアニメーションからシャフトにさらに変更された。
TVシリーズ、劇場版ではほぼカットされた夏休み編をフォローする拾遺集的な内容だったな。
劇場版には自分は全くノレなかったのだが、これは普通に楽しめた。
作画はTVアニメ平均並みにも届かない劇場版に比べて格段によくなっていたし、演出のメリハリも劇場版よりもしっかりしていて内容に入っていきやすかった。
あと、OPがなかなかに気合いの入った凝った作りでけっこう見応えのある仕上がりだったのもよかったな。
2023/09/01 (金)
「BanG Drearm! It's MyGO!!!!!」第12話
燈たちの新しいバンド=「MyGO!!!!!」命名編。
最後の曲だけやらずに(描かずに)終わる構成の消化不良感が凄い(最終回じゃないから「あえて」なんだろうけど)。
今度こそキレイに全てがまとまったと思ったら、最後にまたそよりんと睦さんが揉めているのがこの作品らしくてよろしかった(笑)。
今回のライブは「バンドとして本当のスタートが切れたライブ」なので最初のライブや二度目のライブのような異様さはないからか、悪くはないけどインパクトや迫力にはちょっと欠ける印象だったな。
たどたどしくておぼつかない燈のMCが最終的に名MCに化ける流れは最後の急変化が自然な感じになるように全体の台詞がよく吟味されているのにちょっと感心してしまったよ。
「呪術廻戦 渋谷事変」第30話
虎杖の旧友との再会編と真人VS.メカ丸編の二部構成。
前半の日常編は原作の好きなエピソードなので端折らずにちゃんと拾ってくれたのが嬉しかったな。
また、「渋谷事変」がかなりハードな内容なのでその導入に平和な日常編を置くことで「渋谷事変」で破壊される平和や日常との対比や落差を強調する構成になっているのも上手かった。
「スパイ教室 2nd season」第20話
ミータリオ潜入、「蛇」討伐任務発動編。
前半のヒロインチームVS.極上先生のいつもの訓練のくだり、今シリーズのメインヒロインのティアの問題の前フリであると同時に、派手なバトルを通してヒロインたちの性格・能力・関係性の紹介をする流れが「TVアニメの劇場版」的な趣があって面白かった。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」第9話
御庭番衆の神谷道場襲撃編。
Cパートの観柳が密輸品に大喜びするくだりがアニメオリジナルのシーンだがいい感じに振り切れていて面白かったな。
2023/08/31 (木)
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第9話
第二次L計画編。
第二次L計画は出鼻をくじかれてそのままあっさり失敗してしまうのな (苦笑)。
ベノン軍の追跡手段を巡る駆け引きが細かい設定の理解度が低い自分には観ていてイマイチピンとこない。
この作品は登場人物をワリと容赦なく退場させることで有名なので零央と美三香のピンチはなかなかに緊迫感があってよろしかった。
総士の覚醒、ニヒトのパワーアップによるそのピンチからの逆転を前期OP主題歌で盛り上げる流れもテンションの「引き」と「押し」が手堅く押えられていて気持ちがよかった。
あと、今回はクロッシング攻撃のくだりと、ベノン軍の追跡手段を看破するくだりの総士と美羽のイチャイチャケンカも微笑ましくってかわいかったな。
2023/08/30 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第9話
校外学習の後先編。
三重さんが何だかんだで小村くんに甘えてしまう自分の不甲斐なさに涙するシーンが健気すぎて堪らなかった。
あと、純粋でどこか世間ズレしている三重さんらしい独特の感性と思考で自分と小村くんの恋愛感情を自覚するラストもちょっと特殊な感覚を伝えるために丁寧に感情や描写を積み重ねているのがよかったな。
2023/08/29 (火)
「SYNDUALITY Noir」第8話
サテライトアクア編。
プールで水着のエリーメイン回。
ヒロイン序列的にはノワールはおろか、シエルよりも下で負け犬ムードが濃厚だが、やっぱりヒロインの中ではエリーが一番かわいいなあ。
服を一枚ずつ丹念に脱がしていくエリーの着替えシーンが眼福でよろしかった。
あと、シエルのライブシーンも振り付けを手描き作画で細かく丁寧に描いているのがなかなかに見応えがあってよかったな。
2023/08/28 (月)
「英雄教室」第9話
イオナ登場編。
マオ登場編(5話)に続き、内容量・内容密度の高い構成だったなあ。
イオナとソフィのキャラ被り問題のくだりでの二人のやりとりがなかなかにかわいく、愉快で面白かった。
2023/08/27 (日)
特撮映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年3月公開作品)を観る。
特撮に疎い自分の耳にも届くくらい話題になった作品なので当時から気にはなってはいたものの、約30年間未見のままだったのだが、「週一の地上波で全三作放送」という自分にとっては観やすいかたちで観られる機会を得たのでチェックした。
平成ガメラ三部作の一作目。
ガメラVS.超遺伝子獣ギャオス戦。
前半のSFサスペンス展開の歯切れのよい構成、終盤、東京に舞台が移ってからの怒濤の大怪獣バトルの爆発力が素晴らしかった。
あと、ミサイル発射車両とか、戦車とか、自衛隊関係のメカ描写が矢鱈にカッコよかったのもなかなか印象的だったな。
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第21話
黒崎一護参戦編。
黒崎さん、修行してせっかく寡黙な強キャラにイメチェンしてきたのに結局、今話の終盤には簡単に動揺するいつもの調子に戻っていたな (苦笑)。
「満を持しての主人公参戦回」なのに作画が来週が総集編なのも納得な(この作品のアベレージ的には)精度に欠く緩い仕上がりなのも残念だった。
あー、あと今回は最終的に織姫のおっぱいの谷間むき出しな痴女コスのインパクトが強烈すぎてそれに全てが押し流されそうになってしまうのも「満を持しての主人公参戦回」にしてはあんまりな仕打ちだったなあ
(笑)。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第30話
海水浴編。
海で水着回。
浮き輪のランボーグ、普通、浮き輪モチーフのモンスターが空気を抜かれたらやられるか、大幅に弱体化するか、あたりが定石だと思うんだけど、水に沈むようになっただけで戦闘能力的には何の変化もないのが新しかったな
(苦笑)。
あと、今回はサービス回に合わせるかのようにキャラ作画が比較的良好だったのがナイスであった。
「仮面ライダーギーツ」第49話(最終回)
「終幕のデザイアグランプリ」の決着編。
身の丈に合わない高度で複雑な設定を最後まで上手く扱いきれずに終わる令和ライダーのいつものパターンだったなあ。
ラスボスに逆転勝利し、勝利者報酬の願い=「誰もが幸せになれる世界」を叶えて決着というシンプルでわかり易い展開だったが、「ツムリに射殺されたら英寿が神になる」という逆転の策が説明不足で意味不明なのはいただけなかった。
「人を騙すのが得意な狐がモチーフの仮面ライダー」なんだから最後の逆転のトリックプレーはもう少しちゃんと鮮やかに決めて貰いたかったなあ。
説明よりもバトルに尺を使った方がいい(その方がメイン視聴者の子供たちは喜ぶ)と判断したのかもしれんけど。
あと、ラストのギーツⅨのキックは美しく撮られていてよかったな。
2023/08/26 (土)
OVA「ゴブリンスレイヤー -GOBILN'S CROWN-」(2020年2月公開)を積みBDを崩して観る。
今秋放送予定のTVアニメ「ゴブリンスレイヤーII」を観る前に復習として未見の前作をチェックする。
約60分の単発中編で雪山の砦を舞台にした「知恵を与えられたゴブリン」=ゴブリンパラディンの一党討伐編。
最後の雪崩と指輪のくだり以外、ほとんど行き当たりばったりな上、バトルも全体的にヌルくてこの作品の醍醐味だったはずの戦術性も、緊張感も欠く内容に「この作品ってこんな感じだったっけ?」と首をかしげてしまったよ。
あと、自分はあまり得意ではないのでそれでも別に構わないのだが、OVAのワリにTVシリーズのときよりも売りの残酷要素が退潮しているのもちょっと気になった。
何というか作品の持ち味がことごとくスポイルされているように見えるのが冴えなくてイマイチ振るわぬ印象だったな。
「七つの魔剣が支配する」第8話
一年生最強決定バトルロイヤル開幕編。
最後のオリバーVS.ロッシの決闘は二人のキャラクター性、戦型のわかり易い対比も、力の入った殺陣もよく出来ていて感心する。
やっぱりこの作品はバトル展開になると見応えがあって面白いな。
2023/08/25 (金)
「BanG Dream1 It's MyGO!!!!!」第11話
燈たちの新しいバンドの3rdライブ突貫準備編。
次のライブまで3日で新曲と衣装の用意をしなくちゃならない修羅場という状況下での、みんな一度腹を割って衝突したことで遠慮がなくなったヒロインたちのケンカ漫才のようなやりとりが観ていてとにかく楽しすぎる。
あと、そよさん改めそよりんが「いらない子」扱いしたことをまだ許してなかった楽奈ちゃんの報復 (笑)で〆る衝撃のラストも面白かった。
2023/08/24 (木)
「アンデッドガール・マーダーファルス」第8話
「最後から二番目の夜」争奪戦の決着編。
主人公チームでもなければ、物語や伝承の有名キャラクターでもないロイズのエージェントたちは噛ませ犬要員になりそうな雰囲気バリバリだったが、ファティマちゃんの惨殺は予想を超える切り捨てられっぷりで驚いた。
普段はクールな鉄の女って感じの静句さんがカーミラの媚毒で発情酩酊状態になってしまうのがエッチすぎて堪らんかったな。
あと、倒した相手にとどめを刺さない舐めた態度で勝ち誇るジャックを津軽がスリ技で一杯食わせるラストの逆転劇もかなり痛快でなかなかよかった。
2023/08/23 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第8話
三重さんからの深夜のSOS間違い電話編、東くん告白され現場遭遇編、ほか。
濡れた靴下脱ぎに、スカートの中身(短パン)見せに、寝間着のショートパンツから伸びる太ももに、スク水姿に、ポニテ&アイスキャンディーのコンボと、今回はラストの告白の話以外、全エピソードに三重さんのエロショットが用意されているいつも以上にサービス満点な内容が非常に眼福で素晴らしかった。
2023/08/22 (火)
2023/08/21 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」第19話
坊ちゃんとアリスの魔界再訪とウォルターの魔界来訪編。
アリスの魔界潜入用変装(?)衣装がおっぱいの上半分が見えているいつも以上にエロい格好で大変よかった。
「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」第8話
夏祭り編。
9人の団体行動をするようになったからか、前回の女子会に続き、(現代日本的な)夏祭りとファンタジー要素不要な内容だったからか、今回も良くも悪くも「ラブライブ!」っぽい話だったな。
クライマックスのライブパートはこのシリーズらしい違和感のほとんどない3DCGモデルの完成度の高さに、手描きダンス作画のしなやかな動きがなかなかに眼福で非常によく出来ていた。
「無職転生II~異世界行ったら本気だす~」第7話
獣族令嬢拉致監禁事件編。
ルーデウスのヤバいところとアレなところが全編に渡って全開な問題作 (笑)。
拘束した状態で片乳揉んで、粗相をさせた時点でお仕置きは済んでいるように見えるのだが、そうはいかないところがなかなかにどうかしていたな。
また、本来ならブレーキ役になるべきところのフィッツ先輩がルーデウスに激甘なため歯止めが効かない(最終的には効いたけど)のもイカレた状況をさらに加速させていて可笑しかった。
2023/08/20 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第20話
やちるVS.グエナエル→剣八VS.グレミィ編。
VS.グレミィ戦、原作だと7話+αくらいあるんだけど、コマは大きく、台詞は少ないハッタリ合戦なのでアニメにしちゃうと約半パートで(20分かからずに)終わっちゃうのな
(苦笑)。
サブタイトルの表示演出がシリーズ屈指のカッコよさ。
最強VS.最強の戦いに相応しい決め台詞、決めカットの応酬も外さずにことごとく様になっていてよかったな。
「魔王学院の不適合者II ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第7話
アハルトヘルンの過去編、続き。
半年の休止期間を挟んで今回から新作の放送を再開。
「半年前の話の細かい内容なんて覚えてない」、「専門用語が多い」、「いきなり過去編の途中からはじまる」ので話についていくのが大変だった。
「エールドメードの行動原理がアノスへの偏執によるものなのでエールドメードのその時々の都合次第でレノにとって敵にも味方になる」っていうちょっとヒネリの利いた設定がエールドメードの敵キャラとしての存在感を他とは異質なかたちで際立たせていてよかったな。
「うちの会社の小さい先輩の話」第6話
年末年始編。
特殊な性癖のみならず、発情するタイミングまで完全一致とは篠崎くんと先輩は本当にもう結婚するしかないだろって感じだな。
2023/08/19 (土)
「七つの魔剣が支配する」第7話
ピートの「両極往来者」体質発現編。
ラノベ原作ものなのに主人公グループに最初から主人公のほかに男が二人もいるなんて珍しいな、と思ったら片方は途中からヒロイン枠に鞍替えする予定だったのか。
前にも書いた気がするけれど男が女になる性転換キャラは自分には魅力がよくわからないのだが、ピートは普通の男の子だったこれまでも既にツンデレ、やる気空回りキャラとして相当にかわいかった上、メガネっ娘なので観ていてちょっとトキメキそうになってしまったよ。
「彼女、お借りします(第3期)」第31話
瑠夏ちゃんとの誕生日デート編。
日焼け止めを塗るくだりの瑠夏ちゃんの肩甲骨と脚の表現がよかったな。
ちゃんと中身が詰まっていて、堅さや弾力性、身体のボリューム感が伝わってくる画になっているのがよく出来ていた。
あと、今回は墨ちゃんが病院に来るくだりの二度目の拍手もかわいかったな。
2023/08/18 (金)
劇場用アニメ「映画 五等分の花嫁」(2022年5月公開)を積みBDを崩して観る。
劇中時系列的には必要ないかもしれないが、TVSP「五等分の花嫁∽」を観る前に未見の前作をチェックする。
風太郎の想い人が明らかになる文化祭→その後日談→5年後のエピローグといった構成になっているシリーズの完結編。
自分の興味は「5人のヒロインのうち、誰が、どんな理由で選ばれるのか」の一点だけだったので本命が確定したあとの展開が長いのがかなり苦痛だった。
また、その自分の問題を差し引いてもヒロインたちの顔面以外はTVアニメ平均並にも届かないような映像クオリティ、総じて淡泊で平板な演出、冒頭のプールのくだり以外ほとんどないお色気サービス、そのくせ136分と無闇に長い尺なんかも観ていてなかなかシンドかったな。
文化祭をヒロイン5人別々の視点から繰り返し描く中盤の構成は工夫が利いていて面白かったが、自分的によかったと思えたところはその点くらいしかなくって何とも厳しい内容だった。
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」第10話
燈たちの新しいバンドの再起復活編。
これぞまさに「青春」といった感じの随所に迸る激情が凄まじい。
燈の奇行を受け入れ、そよさんの裏切りを水に流す、愛音ちゃん、メチャクチャ優しいな。
バンドのメンバーのなかでは多分一番ノーマルなメンタリティの人なだけに、この娘が一番ついていくのが大変な気がするのだが、一番大人になって全てを許容してあげたのが偉かった。
あと、今回は何と言ってもクライマックスのバンドメンバーが再結集してからの演奏シーンがアツかったな。
「(燈の)歌はあらゆる障害を越えて相手に想いを届けることができるはずだ」という主人公たちの確信と、「自分たちが描き出す主人公たちのステージは一般的な理屈や常識を越えてその想いや温度を観客(視聴者)に届けることができるはずだ」という作り手の確信が見事にシンクロしているのが大変素晴らしくって観ていてかなりグッときた。
「スパイ教室 2nd Season」第18話
サラのデート(詐欺)編。
ティアメインの単発エピソード。
冒頭の「ティアって実は色仕掛け上手くないだろ」ってツッコミが面白すぎる (笑)。
サラを騙した詐欺師への報復にかつてないほどの団結を見せる「灯」の面々という流れも好かったな。
また、報復がサラへのフォローにもなっている作戦もよく出来ていたし、全体的にテンポよく状況が進展していく構成も上手くてなかなかよろしかった。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023年版)」第7話
VS.鵜堂刃衛編・後編。
取り立てて良いところとか、気になったところはないんだけど、原作初期の傑作回を丁寧にアニメ化していてよろしかった。
2023/08/17 (木)
「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」第56話
異能兵器「大指令」争奪戦と太宰とフョードルの脱獄デスマッチの二局同時進行編。
ひょっとしたら既出事項なのかもしれないが、この世界にスマホがあることに驚いた(苦笑)。
あと、今回は前半の武装探偵社と「天人五衰」の「大指令」を巡る知恵比べ、策略の差し合いが逆襲劇の連続で面白かったな。
武装探偵社の勝因が「武装探偵社側には軍師が二人いたから」というのもわかり易くてよろしかった。
「アンデッドガール・マーダーファルス」第7話
各陣営集結「最後から二番目の夜」争奪戦編。
カーミラさんの尻が凄い。
巨乳はアニメでよく見かけるが、巨尻にはなかなかお目にかかる機会がないのでインパクトが強烈だったな。
あと、今回は二組の探偵に、警察に、ロイズのエージェントに、二組の賊と主要なキャラクターが一カ所に集結して混戦模様になる展開も飽きる暇のない目まぐるしい状況の転変ぶりで面白かった。
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第7話
マリス率いるベノン軍の海神島侵攻編・後編。
竜巻の規模が大きく、その描写の尺も長かったのでアレが「解放された一騎の力」なのかと思ってしまったよ (苦笑)。
前回に引き続き、1話丸々大規模戦闘回。
オレンジ制作による目くるめく激しいメカアクションの連続、くだんの竜巻などのスペクタクルシーンがなかなかの迫力だったな。
また、キャラ作画も総じて端正、表情作画にも力が入っていてシリーズ中盤の山場の大規模戦闘回に相応しい画的にかなり見応えのある仕上がりだった。
2023/08/16 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第7話
三重さんのめがねお持ち帰り編、ほか。
三重さんのめがねお持ち帰り編はまさに「神回」というしかないシチュエーションの神がかりようが凄まじかったな。
三重さんのめがねをお持ち帰りしたあとの、小村くんの奇言奇行の数々がメガネっ娘好きには刺さるものばかりで共感値の高まりようが終始半端なかったよ。
あと、今回は後半の抱きつき事故→肩もみ→寝ているときに手をまさぐるの、どんどん積極性が増していく三重さんからのスキンシップエピソードの畳みかけもエロくて大変素晴らしかった。
2023/08/15 (火)
「Lv1魔王とワンルーム勇者」第7話
ゼニアの魔導庁スパイ大作戦編。
これはいいメガネっ娘腋アニメ。
また、今回はこれぞまさに「水を得た魚」といった感じの日笠陽子の快演/怪演ぶりが冴え渡るゼニアの脳筋スパイコントの数々もとても愉快で面白かったな。
2023/08/14 (月)
「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」第7話
女子会編。
いかにも「ラブライブ!」っぽい話でこれまでで一番面白かったな。
「こういうのでいいんだよ」って言っちゃうとこの作品でやる必要があるのか(この異世界パラレルスピンオフ設定でやる必要があるのか、普通に元の設定でスピンオフを作ればいいんじゃないのか)って話になってしまうので悩ましい。
ともあれ、今回は各キャラクターのかわいらしさがこれまでになくのびのびと描かれていて、テンポよく楽しいキャラ描写が次々に観られる構成になっていたのはよかったな。
2023/08/13 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第19話
ルキアVS.エス・ノト編。
今回は見せるべきところ、決めるべきところのポイントの押え方が上手く、的確に力の入った演出・作画による「絵になる」シーンが随所に堪能できてよろしかった。
「ホリミヤ -piece-」第7話
河野さんと柳くんの漫画友達編、沢田のクラス内孤立問題編、ほか。
漫画オタクのテンションが抑えきれなくなっている河野さんが最高にかわいい。
あと、今回は友人たち相手に「心と体の入れ替わり」を妄想して悶える吉川さんも「関係性が大好物なオタク女子」っぽくってちょっとかわいらしかったな。
「ONE PIECE」第1072話
ギア5発動ルフィVS.カイドウ編、続き。
前回に引き続き、ギア5の大暴れっぷりを自由奔放な作画で活写した作画アニメ回だった。
そして一番盛り上がる「一度ガス欠になったルフィが再びギア5を発動するシーン」の原画にまさかの大平晋也降臨というのがアツすぎてシビれたよ。
あと、今回はギア5以外のシーン(ヤマトとモモの助が観戦に来るシーンとか、城内のシーンとか)の作画も劇場用アニメばりの作画クオリティだったのと、ぶっちゃけ何をしているのかよくわからないところだらけだった前回のバトルシーンとは打って変わってバトルシーンがちゃんと把握できる動きになっていたのもよかったな。
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」第5話
三日月閑との再会編。
サメゾンビとのラストバトル(ロレンチーニ瓶を攻める作戦を立ててからのバトル)一連のアクション作画の力の入りようが質・量ともになかなかのもので見応えのある仕上がりだった。
2023/08/12 (土)
「七つの魔剣が支配する」第6話
VS.ミリガン戦、続き→オリバーVS.グレンヴィル編。
これは良いラノベ原作系バトルアニメ。
このジャンルで久々に良いものを観た気がする(そもそもジャンル自体が衰退していまは観る機会そのものが少ないけれど)。
バトルシーンはテンポも、アクション作画も、凝った演出も総じてよくって上々だった。
また、黒幕の裏にはさらなる黒幕がいる二段構造、そこに伏せられていたオリバーの事情が絡むクライマックスの盛り上げ方もよかったし、復讐鬼と化したオリバーのサディスティックな拷問もまさに鬼気迫る「負のカタルシス」に満ちていて面白かった。
「スプリガン」第6話
帰らずの森編・後編。
終盤の活劇に出てくる怨霊たちがどれも凝ったメタモル系作画でなかなかの見応えだった。
あと、コミカルな演出が許される貴重なキャラだけに、ここぞとばかりに顔が崩れる (笑)芳乃のリアクションの数々もいちいちかわいくってよかったな。
2023/08/11 (金)
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」第9話
燈たちの新しいバンドの崩壊編。
前回祥子に拒絶され、現行のバンド活動に見切りをつけたそよを起点に燈たちの新しいバンドの人間関係が崩壊。
メンバー全員、我欲と打算にまみれたまさに「烏合の衆」なので関係性に大きな揺らぎが生じれば、あっという間に崩れていくのも必然というものか。
横溢するこれまで以上にギスギスとした人間模様、本音と負の感情のぶつけ合いが緊張感たっぷりで面白かった。
かなり決定的に人間関係が壊れてしまったのでここからどのように再起するのか、にわかに想像がつかないところも今後の展開がちょっと楽しみでよかったな。
2023/08/10 (木)
劇場用アニメ「劇場版 呪術廻戦0」(2021年12月公開)を積みBDを崩して観る。
本当は第2期TVアニメシリーズがはじまる前に観るつもりだったのだが、時間がとれなかったのでこのタイミングになってしまった。
劇中時系列的に「懐玉・玉折」に続くエピソードなので結果的にはTVアニメで「懐玉・玉折」を見終わったあとのこのタイミングで観たのはわかり易くてよかったな。
一言でいうと良いメガネっ娘ヒロインアニメだった。
前半は真希ちゃんの豊満なボディラインと生太ももを堪能。
後半の百鬼夜行がはじまってからは古き良きジャンプアニメ映画みたいなノリのバトル祭り感が懐かしくって楽しかったな。
この作品らしい空間を広く使った躍動感、スケール感満点なアクションも盛りだくさんで見応えも充分だった。
ただ、話の内容が全体的に本編よりも浅く感じるのは原作(「東京都立呪術高等専門学校」)が「呪術廻戦」本編のプロトタイプだからだろうか?
それとも単純に演出の問題なのかしら?
あと、TVアニメの劇場版にはもうそういうものは求められていないのかもしれないが(「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」もそうだったし、)、劇場版に相応しいTVシリーズを大きく超えるようなドラマやヴィジュアルはないのでその点なんかもちょっと拍子抜けというか、いささか物足りなさを感じてしまったな。
「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」第55話
福地桜痴VS.条野採菊編。
能力の応用が広く利く面倒そうな《猟犬》の隊員たちはどんどん隊長を裏切って(主人公たちではなく)隊長が倒してくれるのな (苦笑)。
あと、今回はOVAのゲストヒロインがTVアニメ本編に何の説明もなく初登場したので今年の正月、第4シーズンがはじまる前に作品の復習がてらに積んであったOVAをチェックしておいて正解だったと思ったよ。
2023/08/09 (水)
2023/08/08 (火)
2023/08/07 (月)
「英雄教室」第6話
魔王の娘・マリア/マオ登場編。
前回魔剣の秘められし力に覚醒したアーネストも、100人がかりで倒したクーフーリンもマオに一蹴されてしまうとは(現在、最高地点にいる「勇者時代のブレイド」が遙かな高みにいてその枠の中での話とはいえ、)戦闘力のインフレが激しすぎる。
ま、それはともかく、今回はOP・EDともにカットしてもなお、みっしりと中身の詰まった構成でなかなかに見応えのある内容だったな。
また、今回のメインヒロインがメガネっ娘、程よくえっちなシーンが程よい頻度であるところなんかも自分的にはちょっとポイントが高かった。
2023/08/06 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第18話
マスク・ド・マスキュリンVS.拳西→ローズ→恋次編。
マスクの強さの秘密も、それをも凌駕する恋次の卍解も能力の説明が全くないのに唖然とする (苦笑)。
ひたすら単純なパワーゲームが続く展開だったが、矢継ぎ早にテンポよく派手な戦いが連続して描かれるので観ていて退屈はしなかったな。
「ONE PIECE」第1071話
ゴムゴムの実の能力の覚醒、ギア5発動編。
ギア5のくだりはシリーズの大きな見せ場に相応しく全体的に演出・作画が凝っていて映像的な見応えが相当なのものだった。
終盤のバトルシーンはぶっちゃけ一度観ただけでは何が起こっているのかよくわからないところだらけなのだが、作画の奔放なタッチが「最もふざけた能力」と評される「ニカ」の能力にマッチしているのは好印象。
また、ゴム化したルフィの肉体&周囲の物質、カイドウの肉体の柔軟性の表現・質感の出し方がとても上手いのにも観ていてとても感心したな。
あと、今回から17年ぶりにEDが復活。
17年ぶりの復活の第一弾ということでEDアニメは枚数も人もかけた矢鱈に力の入った仕上がりだったな。
作画だけでなく撮影も構図もなかなかセンスよくまとまっていて素晴らしかった。
2023/08/05 (土)
「七つの魔剣が支配する」第5話
入学式のトロールの暴走事件に端を発する一連の騒動の黒幕発覚編。
キスのくだりのハーレムラブコメ指数が矢鱈に高くて素晴らしかったな。
「キスをし合うか、どうか」という、全体の流れのドキドキ感、どんどん錯綜していく人間模様の綾、最後にお返しのキスをねだるナナオのかわいらしさと、ラブコメとしての内容の充実ぶりがかなりのもので大変よかった。
2023/08/04 (金)
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」
そよと祥子の再会編。
そよさんと祥子の再会一連のドロドロぶり、ラストの祥子にすがりつくそよさんのみっともなさがなかなかのものだった。
にしても、そよさんは祥子の事情は何も知らずにただただ祥子やCRYCHIC(での思い出)に妄執していたのかよ。
・・・・・・と、一瞬、呆気にとられたが、このくらいダメじゃないとあの「アレな人間集団バンド」のメンバーは務まりそうもないので何だかんだで最終的には妙に納得してしまったな
(苦笑)。
「呪術廻戦 懐玉・玉折」第29話
夏油の「最悪の呪詛師」への転落編。
夏油の変節の原因を簡単に言葉で説明できるようなかたちにはしないで大小様々な事象が複雑に重なり合った結果として丁寧に描いているのがなかなかに真実味があってよかったな。
「スパイ教室 2nd season」第16話
マティルダの国外逃亡幇助ミッション編。
冷酷狂人母娘対決がどちらもいい感じに振り切れていて面白かった。
特にマティルダさんは顔芸の数々、斎藤千和の怪演の、猫を被っていたときとの落差がかなり強烈でよかったな。
あと、極上先生からまんまと逃げ切った白蜘蛛も食えないキャラが好印象でこちらもなかなかよろしかった。
2023/08/03 (木)
「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」第54話
福地桜痴VS.立原道造編。
立原は前シリーズのラストで今後のキーパーソンになりそうな雰囲気だったワリにはシリーズ(第5シーズン)の中盤という中途半端なタイミングで敗北してしまうのな。
とはいえ、「最強の異能者」の福地とその天敵とも言える相性の良さを持つ立原の、実力者同士の対決はその好カードに相応しい拮抗ぶり、互いに能力の特性を駆使した戦術的駆け引きの応酬が異能バトルものの醍醐味たっぷりでなかなかに面白かった。
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第5話
マリスの海神島来訪と総士のマークニヒト搭乗許可訓練編。
恐怖とエロスのムチとアメでいつの間にか総士が真矢に籠絡されているのがオモシロかった。
訓練が順調に進んでも総士が妹の仇の一騎をそう簡単には受け入れないところと、美羽への八つ当たりで家族との思い出の品の靴を投げ捨てる衝動的な行動がどちらもなかなかリアリティがあってよかったな。
あと、美羽が総士のベッドでくつろいでいるシーンでパンツが見えているのが、いかにも平井久司キャラって感じのサービスショットでよろしかった。
2023/08/02 (水)
2023/08/01 (火)
「Lv1魔王とワンルーム勇者」第5話
ガンマ共和国のスパイとの接触編→ガンマ共和国偵察ミッション発動編。
年齢を感じさせないあねごの腹筋が素晴らしい。
女子高生化魔王も、ゼニアもそうだけど、このアニメは女性の肉体の描き方に総じて強いこだわりが感じられるのが大変眼福でよろしいな。
「SYNDUALIY Noir」第4話
クラウディア&フラムコンビとの共同ミッション編。
ラストのジョンガスメーカーが車輪型エンダーズの輪の中に入って戦うシーンが完全に「Vガンダム」のアインラッドで「Vガンダム」大好きおじさんの自分は観ていてメチャクチャテンションが上がったよ。
2023/07/31 (月)
「英雄教室」第4話
学園生徒100名VS.クーフーリン編と、肥満体化したアーネストのダイエット騒動編の二部構成。
バトルとコメディの落差が楽しい構成だったが、後半のデブったアーネストのインパクトが強すぎて結局それに全部押し流されていってしまうなあ (苦笑)。
デブったアーネストの醜態をかなりじっくりたっぷり描いているのが容赦なくって面白い。
アーネスト役の山田美鈴の露骨にカリカチュア化されたデブ声演技も終始ふざけた内容にマッチしていてよろしかった。
「無職転生II~異世界行ったら本気だす~」第4話
ルーデウスとエリナリーゼの邂逅編。
冒頭のドラゴンとの戦闘シーンの各種エフェクトが多彩にして緻密で非常に見応えのある仕上がりだった。
2023/07/30 (日)
「ホリミヤ -piece-」第5話
井浦の兄妹の確執編と学校見学日編の二部構成。
一話丸々井浦メイン回。
普段は完全な賑やかし、恋愛要素もない井浦がメインということでいつもとは微妙にテイストの異なるノリがちょっと新鮮でよかったな。
また、仲は良くないけど執着は強い妹と仲良くケンカする様子もなかなかに楽しくってよろしかった。
「うちの会社の小さい先輩の話」第4話
千夏のオタバレ騒動編とハロウィン編の二部構成。
前半の千夏のオタバレ騒動編は「社会人女子のオタバレネタ・ラブコメディ」としてスタンダートな内容ながらもこれはこれで一本作品が作れそうなくらい手堅くしっかりとまとまっていて面白かった。
あと、今回は後半の話のアルコール入りチョコで泥酔状態になった先輩も矢鱈にかわいくってよかったな。
「てんぷる」第5話
お見合い編、続き。
海月さんの証言通り、結月さんが紛うことなき正真正銘のムッツリスケベで自分的にキャラ好感度が一気に上がった (笑)。
「青のオーケストラ」第17話
佐伯の一との異母兄弟カミングアウト編。
衝撃のカミングアウトがあったここで三週に渡る長期放送休止期間に突入するとはもどかしい。
ところで声楽家の佐伯ママン役に(大学で声楽を学んだ経験がある)高垣彩陽ということはこの先、佐伯ママンが歌を披露する展開があったりするのかな?
2023/07/29 (土)
「七つの魔剣が支配する」第4話
アンドリューズとの決闘騒動編。
アンドリューズが最後に加勢にきたのは評価すべきだと思うけど、死傷者多数(?)の大惨事の主催者責任がそれでチャラになったような雰囲気で〆られたのにはツッコまずにはいられなかった(苦笑)。
2023/07/28 (金)
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」第7話
燈たちの新バンドの初ライブ当日編。
梅津朋美コンテ・演出の傑作回。
とちりまくってやり直しまくりの出だしから燈の声が出ない序盤までのステージの冷え切った空気がまさに地獄で居たたまれないにもほどがある。
ライブ前からくだんのライブ序盤まで、俯瞰的な構図を基本にした客観性の高い画面構成でリアリティたっぷりにこのバンドらしい噛み合わず、ピリついた雰囲気を生々しく捉えているのが上手かったな。
また、燈の復調をきっかけにライブが上手く回り出してからもその場の勢いで「春日影」を演奏したせいで祥子とそよの心が曇って再び波瀾が巻き起こる、という落ち着くヒマもないハードモードぶりもこの作品らしくてよろしかった。
「スパイ教室 2nd season」第15話
マティルダの処遇を巡る、ティアとモニカの対決編。
モニカとの対立をバトルで(力尽くで)収める解決法も、モニカの敵対の理由が恋愛感情というのもなかなかに意外性があって面白かったな。
2023/07/27 (木)
「わたしの幸せな結婚」第4話
美世から清霞への組紐の贈物編。
美世が妹と再会したとき、一緒に元彼くんもいたのに全く眼中に入っていないのが残酷な現実だったな (苦笑)。
あと、たぶんだいたい上田麗奈のせいだと思うのだが妹のせいで気落ちしているときの芝居とか、「死ねとおっしゃるなら死にます」のくだりとか、美世の激重女ぶりが凄まじくって慄いた。
「白聖女と黒牧師」第3話
アベルの風邪罹患編と町への来訪編の二部構成。
セシリアが服を見繕って貰うくだりのファッションショーがかわいく、どの衣装も凝っていて好かったな。
あと、修道服姿のときはよくわからなかったが、意外とセシリアのおっぱいが大きかったのも収穫だった。
「アンデッドガール・マーダーファルス」第4話
吸血鬼編の決着編。
「まだ少年であること」以外は情状酌量の余地がないとはいえ、真犯人を家族のすぐそばであっさり返り討ちにして殺処分したのは予想以上の容赦のなさで驚いたな。
前半は鴉夜の推理を、後半は真打のバトルを魅せるわかり易い構成が「最初の事件」の解決編・クライマックスに相応しい手堅い作りでよろしかった。
また、真打役の八代拓の口上は毎回達者で素晴らしいが今回は見せ場のバトル展開だけあっていつにも増して聴き応えがあってよかったな。
「蒼穹のファフナー THE BEYOND(TV Edition)」第4話
海神島への帰還編、続き。
真矢はファフナーを降りてもスナイパーモードのままになっちゃったのかと思ったけど、普通に話すこともできるんだな。
・・・・・・というか、前世の行いが悪かったせいで (?)総士にだけあたりが鬼強になっていることが判明したのが何だかちょっと微笑ましかった。
2023/07/26 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第4話
三重さんと小村くんのめがね新調同伴編ほか。
ひとつひとつのエピソードが短くなり、早いテンポで次々と畳みかけるように三重さんのかわいいところと小村くんのキモいところが観られていつにも増して楽しかったな。
作り手がノってきているように見えるのも好印象。
2023/07/25 (火)
「Lv1魔王とワンルーム勇者」第4話
お見合い計画編と転生説明会編とプーキューバー編の三部構成。
ラストのプーキューバー編、ネタは総じてベタだけど、脚本の台詞回しも中村悠一の芝居もマックスの初心者下手くそ配信者ぶりを生々しく捉えているのと、「ボンクラ息子に理解のあるお母さん」みたいな魔王の優しさのコンボがあまりにも痛ましくって面白かった(笑)。
「SYNDUALITY Noir」第3話
デザイアネスト、黒仮面との邂逅編。
主人公とライバル(?)の初対面の場が娼館の待合室というシチュエーションも、黒仮面の天然キャラもなかなかに楽しくってよかったな。
あと、今さらだけどエリーの美脚がメチャクチャよくって眼福だった。
2023/07/24 (月)
「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」第3話
ルーデウスのED問題編。
ルーデウスの周囲の人間関係が出来上がってきたと思ったら唐突にあっさりと崩壊し、固定化されないお馴染みの展開に、明け透けな性に関する描写・問題というこの作品らしい内容の合わせ技。
サブタイトルがダブルミーニングというか、ミスリードというか、ルーデウスと本当に「急接近」するのがサラではなく、ゾルダートというのがヒネリの利いた手の込んだ仕掛けで面白かった。
2023/07/23 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第16話
卍解奪還作戦編。
原作では結局最後まで不明だった平子の卍解をアニメで初披露して補完。
平子は卍解も、そのあとのバンビエッタとの戦いも戦う様が悪役にしか見えないのが面白くってよかったな。
「TIGER & BUNNY 2」第17話
「X」隔離政策発動編。
「危険な感染症の流行(疑惑)による深刻な社会不安」とはいかにも現代的なテーマでなかなかに攻めているな。
あと、今回はロシツキーさんの作画だけ何だか妙に気合いが入っているのも目を惹いた。
「NieR:Automata Ver1.1a」第9話~第12話
アダムとの再会からVS.アダム編の決着まで一挙4話連続放送。
約4ヶ月の休止期間を挟んでシリーズ再開。
「みんな薄々気付いていたと思うけど、実は分割2クールでした」第2クールに続くよEND。
映像は最後まで緻密で端正、電脳空間など演出的に凝っているところも多々あり、それを4話一挙に観ればそれなりに見応えはあるのだが、アダムとの最終決戦の盛り上げ方が総じてとってつけたような感じなのにはイマイチ気分が乗らなかったな(結局「とりあえずのラストバトル」でしかなかったからなんだろうけど)。
あと、アダムとの最終決戦のくだりでは主人公の2Bさんが何気にあまり活躍していないのも観ていてちょっと気になった。
2023/07/22 (土)
「七つの魔剣が支配する」第3話
迷宮化した夜の校舎からの脱出とナナオの過去語り編。
「煉獄」の異名を持つキャラに日野聡という声優ネタ(?)キャスティングに驚いた。
2023/07/21 (金)
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」第6話
初ライブ用の新曲制作&練習編。
子供以外の男キャラが喋って何事かと思ったが、宮田俊哉のカメオ出演だったのか。
バンド活動=集団行動が本格化したことでメンバー間の距離感・バンド活動に対するスタンスと温度のギャップから生まれる軋轢やすれ違いがさらに鮮明になって、不安にはなるけど不快にはならない絶妙なバランスで描かれる人間模様の不協和音がますますもって冴え渡る。
コミュニケーション能力が不全な燈・楽奈に比べたらマシというレベルで基本的には彼女もまた一匹狼気質、決してリーダーとしての資質に長けているワケではない立希がなし崩し的に収まったリーダー的ポジションで空回っていく様がなかなか丹念に描かれていてよろしかった。
また、愛音が前回の決意を踏まえて立希からの仕打ちにギリギリまで耐え続けたのもよかったし、楽奈が演奏者としての実力はメンバーの中で一番高そうなのに実は一人だけ年下の中学生三年生というのも意外性があって面白かった。
「はたらく魔王さま!! 2nd Season」第14話
ファーファレルロとイルオーンの来訪編。
(「2nd Season」は)初回からいきなり海外グロス回で不安になったが、今回は作画がマトモだったなあ。
いや、この作品のアベレージを考えると頑張っていると言っていい内容で今回の方がむしろ初回っぽいかったような。
あと、今回は初披露になるEDアニメが千穂ちゃんメインのちょっと洒落ているかわいい仕上がりでなかなかに良い塩梅だった。
2023/07/20 (木)
2023/07/19 (水)
「好きな子がめがねを忘れた」第3話
三重さんのラブレター拾得編ほか。
小村くんが三重さんにメガネをかけてあげるくだりの破壊力が半端なくって悶絶したよ。
2023/07/18 (火)
「SYNDUALITY Noir」第2話
ランゲのロックタウン帰郷編。
相変わらずメカアクションのテンポ、躍動感、ギミックの見せ方、殺陣の組み立て方が良い。
あと、今回はドルチェさんの憎めない小悪党ぶりも妙にキャラが立っていて好かったな。
2023/07/17 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」第14話
パターゴルフと女装次男の襲来編と、ザインの過去とダレスからの共謀勧誘編の二部構成。
カフとザインの手つなぎシーンの丹念な芝居付けがよかったな。
また、ザインにも突っ込まれていたが、自分から言い出しておいて手を繋いだ瞬間照れまくるカフも矢鱈にかわいらしかった。
「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」第3話
VS.鹿編、続きと魔王マリのお宅訪問編。
前半のバトル展開、往年のサンライズ第8スタジオ古里尚丈プロデューサー美少女バトルアニメ群(「舞-HiME」シリーズ、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」、「宇宙をかける少女」)を彷彿とさせるものがあって15年弱ぶりに先祖帰りしたって感じ。
「英雄教室」第2話
ソフィとのデート編。
中野英明コンテ・演出回。
終盤の急転直下のシリアス展開には気持ちが全くついていかなくてノレなかったが、全体的にヤケに張り切った内容で演出の手数の多さに唸らされた。
2023/07/16 (日)
2023/07/15 (土)
「七つの魔剣が支配する」第2話
授業初日編。
石鹸枠アニメなのに初回に決闘がなかったのには驚いたが、それを補完するかたちで(?)二話目にちゃんと決闘展開があったので安心したよ。
「スプリガン」第2話
炎蛇編の後編。
スペシャルエフェクトアニメーターに橋本敬史がいるだけあって終盤の炎蛇関連のエフェクトはかなり凝っていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
2023/07/14 (金)
「はたらく魔王さま!! 2nd Season」第13話
1年ぶりに再開した「はたらく魔王さま!!」の分割2クール・2クール目。
千穂ちゃんの連絡用魔法特訓編。
1年ぶりのシリーズ再開一発目から海外グロス回という厳しさよ・・・・・・(苦笑)。
せっかくの銭湯回だというのに女性陣は湯着で肌色完全防御というのも何がしたいのかよくわからなくて困惑する。
あと、「内容の良し悪し、出来不出来に関係なくこのタイトルなら観るという観客だけついてこい」といわんばかりのスタイルに前期で終了した「魔術士オーフェンはぐれ旅」を何だかちょっと思い出した。
「スパイ教室 2nd season」第13話
3ヶ月ぶりに再開した「スパイ教室」の分割2クール・2クール目。
「暗殺者狩り」ミッションの選抜組サイド任務開始前夜編。
今期二本ある川口敬一郎監督作・「教室」アニメの二本目。
「暗殺者狩り」ミッション編では出番がほとんどなかった選抜組の4人を補完。
キャラ同士の掛け合いを軸にアクションあり、百合エロ展開あり、とサービスも充実、キャラ作画も上々でシリーズ再開一発目のツカミとしてはなかなかに手堅い作りだったなあ。
その辺を疎かにしまくりだった「はたらく魔王さま!! 2nd Season」初回を観たばかりだったので余計に基本を守ることの大切さ、ありがたさがしっかりと伝わってくる内容だった(苦笑)。
2023/07/13 (木)
「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」第51話
名目上は「文豪ストレイドッグス」の第5期TVアニメシリーズということになっているが、実質的には「文豪ストレイドッグス」の三度目のTVアニメ企画の分割2クール・2クール目。
乱歩さんの警察に捕縛された武装探偵社メンバー奪還作戦編。
この作品は頭脳派・切れ者系キャラが多すぎる、シリーズを重ねるごとにどんどん増えていくのでその辺のバランスを取るのがどんどん大変そうになっていくな、という印象だった。
「白聖女と黒牧師」第1話
中世欧州風異世界の教会を舞台にした、グータラな裏の顔を持つ聖女と真面目で過保護な牧師の二人による介護系イチャイチャラブコメ。
この先、話が進んだり、キャラが増えてくれば変わっていくのかもしれないが、話が一本調子で見せ方に変化がないのが気になった、・・・・・・というか、途中で寝落ちしそうになってしまったよ。
安定して繊細で丁寧なキャラ作画はよかったな。
2023/07/12 (水)
「Helck」第1話
魔王が倒されたあとの世界を舞台にしたファンタジーアクションもの。
新魔王決定戦開幕編。
可もなく不可もない内容だったな。
佐藤竜雄監督の5年ぶりの新作、自身の監督作&「銀魂」シリーズ以外では初の高松信司音響監督とスタッフ的には気になるところもあるのだが、作品の内容的にはあまりピンとこなかった。
初回だけでは作品の方向性がイマイチ見えてこないのでもうちょっとだけ付き合ってみようかとも思うけど、この先もこの調子なら脱落してしまうかもしれないなあ。
2023/07/13 (火)
「Lv1魔王とワンルーム勇者」第2話
マックスの日常・尾行追跡調査編とゼニアの来訪編の二部構成。
後半のシャワーシーンからの全裸アクション、肉弾派の戦士らしい四肢すべてがしなやかに引き締まっているゼニアさんの肉体美が大変眼福で圧巻だった。
「SYNDUALITY Noir」第1話
文明が崩壊した未来を舞台にしたSFロボットアクションもの。
主人公カナタとノワールの邂逅編。
既視感だらけの設定・絵面がインパクトに欠く一方で、ありがちな設定のパッチワークがゆえのわかり易さ、まとまりのよさもある、という印象だったな。
ロボットのメカバトルアクションの勢い、緻密で派手なプロップの数々や都市の背景美術などはけっこう見応えがあってなかなかよかった。
2023/07/10 (月)
「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」第13話
「死神坊ちゃんと黒メイド」の2年ぶりの第2期シリーズ。
トランプタワー編と魔法のプール編と「sweet dreams」編の3部構成。
新シリーズ初回だからか、キャラがたくさん顔見せ的に登場。
水着に、バニーに、と初回らしくサービスも充実していてよろしかった。
「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」第1話
ルーデウスの再起復活編。
前回の第0話の作画の精度が微妙に(前作よりも)落ち気味だったのでちょっと不安だったのだが、本当の初回の今回はバッチリと決まった仕上がりで観ていてちょっと安心したよ。
2023/07/09 (日)
「BLEACH 千年血戦篇 -訣別譚-」第14話
石田雨竜の星十字騎士団加入編。
分割4クール・2クール目初回。
OP/EDアニメが変化球なのがいかにも2クール目って感じだったな。
「ホリミヤ -piece-」第2話
体育祭準備編・前後編と調理実習編の3部構成。
ジャージの上着と制服のミニスカート&ポニテ河野さんが激カワで最高だった。
「てんぷる」第1話
尼寺を舞台にしたハーレムエロコメもの。
キングレコードの愛美プロモーション案件アニメ。
同じ吉岡公威原作の「ぐらんぶる」がいい意味でヒドかったのであのノリを期待していたのだがワリと普通で拍子抜け。
まだ初回だからセーブしているのかもしれないけれど。
OPからパンツ見せまくりだったので即物的なエロ方面は間違いなく期待できそうなのでそこはまぁ、よかったな。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第23話
VS.シャララボーグ編・後編。
シリーズ前半の山場に相応しい力の入った仕上がりだったな。
一度挫折したヒーローの再起の話としても、「プリキュア」シリーズらしい正反対のヒロイン同士の絆の話としてもよく出来ていて面白かった。
プリキュアたち、ソラの家族たちの感情表現も丁寧で好印象。
また、怒濤のキュアスカイの復活&逆襲劇もパワフルな演出と作画の勢いが上々でまさにクライマックスに見合った非常にアガる出来栄えだったな。
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」第1話
タイトル通りゾンビものスプラッタアクションブラックコメディ。
単発の短編アニメだったらこれでいいと思うが、シリーズものの初回としては微妙な感じ。
ブラック企業の過酷な労働環境のせいで「既に壊れてしまっている」からなんだろうけど、ゾンビ化した人間社会に対する主人公の感情・リアクションが飛びすぎていて全く共感できない。
ゾンビの大群を楽々とブッチぎって逃げおおせる主人公の異様な身体能力の高さも一応「元ラガーマンだから」というエクスキューズはあるものの、ご都合主義にしか見えなくてちょっとシラケてしまったよ。
単発作品だったら多少説得力がなかろうとも勢いでごまかしてやり逃げするのも全然アリだと思うけど、シリーズものの初回・導入編でそれをやられると「この作品にはもうこれ以上ついていけないな」という少し引いた気分になってしまうな。
2023/07/08 (土)
「七つの魔剣が支配する」第1話
いわゆる「石鹸枠アニメ」なのに初回で決闘をしなかったのに驚いた。
「スプリガン」第1話
昨年配信されたWebアニメ「スプリガン」の地上波放送版。
プロローグと「炎蛇」編の前編の二部構成。
評判通りよく出来ている。
現代的なアレンジはそれ相応に加えられているがリアルタイムで原作漫画を読んでいたときの雰囲気がなかなか上手く再現されていて感心したよ。
「彼女、お借りします(第3期)」第25話
「彼女、お借りします」の1年ぶりの第3期シリーズ。
千鶴主演自主制作映画クラウドファンディング検討会議と八重森みに登場編。
今期から監督が古賀一臣監督→宇根信也監督に交代したものの、ほかの主要スタッフに大きな変更はないため、作品の雰囲気はほぼ同じ。
強いていうなら書き文字演出が増えてちょっとクドい感じになったことくらいかな。
和也の部屋に入った千鶴が座るシーンの芝居が丁寧でそれを通して「千鶴の和也に対するガードがまた一つ下がった」ことをわかり易く印象付けているのが上手かったな。
また、そのくだりでは千鶴のボディラインの見せ方もエロくて大変よろしかった。
劇中でも指摘されていたが「設定上は巨乳キャラだけど劇中ではあまりそれが反映されていない千鶴の巨乳」がここぞばかりにクローズアップされいたのが堪らんかったな。
「デキる猫は今日も憂鬱」第1話
主人公のOLと家事スキルの高い巨大二足歩行猫の同居生活を軸にした日常コメディ。
今期二本あるGoHands制作アニメの二本目。
先行する「好きな子がめがねを忘れた」と音楽関係とキャスト以外は主要スタッフがほぼ同じなのな。
だから、といっていいんだろうけど、大変凝ってはいるが独特のアクが強さがある映像表現をいつもように貫く(原作ものにおいては「押しつける」といってもいい)姿勢も変わらず同じ。
石川由依のテンション高めな甘えた芝居が新鮮だった。
というか、こういうキャラだと小松未可子とえらく似た感じになるんだな。
2023/07/07 (金)
2023/07/06 (木)
2023/07/05 (水)
2023/07/04 (火)
落雷でパソコンが逝く。
2023/06/30 (金)
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」第1話~第3話
「BanG Dream!」シリーズ、約3年ぶりの第4期TVアニメシリーズ。
1話目~3話目まで一挙放送。
第1話:千早愛音の羽丘女子学園転入編。
第2話:愛音のそよへのバンド勧誘編。
第3話:CRYCHICの誕生から解散までの顛末編。
「BanG Dream!」もプロジェクト始動から8年目でついに世代交代に着手。
世界観はこれまでと同じだが、時間軸が1年進んでいるようで旧シリーズのキャラクターたちはいまのところ端役のサービス出演に留まっている模様。
初回は3話まで一挙放送で1話のアバンの状況を回収するところまでやるかたち。
楽しいシーンやかわいいシーンも当然たくさんあるけれど、これまでのシリーズに比べるとネガティブな要素が多く、それがけっこう前に出ている感じだったな。
個々のキャラがよく立っていて、人間の腹黒さや打算、人間関係の不和や不信が随所に見え隠れする緊張感のある人間模様・青春群像が面白かった。
「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」第13話(最終回)
レイガー王子への裁定とユティとの再戦編。
主人公が何の活躍もしないまま、井口豚の異能が最終決戦の勝敗を決めるまさかの展開にひっくり返る(笑)。
レイガー王子の問題も、ユティとの決戦も決着のつけ方がかなり大雑把で良くも悪くも小説投稿サイト発の異世界転生無双ものらしい適当なラストだったなあ。
板垣伸(総)監督・ミルパンセ制作にも関わらず、最初から最後までシリーズ通して画面のクオリティが高いまま安定していたのには驚いた。
板垣監督がミルパンセを主戦場にするようになってからの30分尺のTVアニメは序盤以降はクオリティがガタ落ちしたまま終わる、途中で放送を落とす(総集編・特番・再放送を挟む)のが長年常態化していたので放送を落とさずに完走しただけでも驚きなのに、画面のクオリティをキッチリ最後まで守りきっているのには本当に驚いた。
バトルアクションシーンなどを除けば、極力絵は動かさないんだけど、そのことに不満を感じさせないような画作り、美麗なキャラのカッコよさ、かわいさを動かさずに魅せる作りが上手かったし、3DCGの使い方、2D手描き作画との馴染ませ方も板垣監督の前作「クモですが、なにか?」に比べて飛躍的に向上していて観ていてちょっと感心してしまったよ。
2023/06/29 (木)
「魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編」第12話(最終回)
新大陸への旅立ち編。
アイルマンカー結界の消滅から一年後のエピローグ。
本編エピソードでは結局やらず終いになったオーフェンとコルゴン/エドの直接対決を回収。
最後は新天地への旅立ちを描いてキレイに終了。
最後の最後まで設定の説明、人間関係の見せ方がわかりにくかったが、最終回とエピローグ、両方のテイストがバランスよくブレンドされた構成になっていたところはなかなか悪くなかったな。
「【推しの子】」第11話(最終回)
ジャパンアイドルフェスティバル開催当日・新生B小町デビューライブ編と2.5次元舞台「東京ブレイド」編・プロローグの二部構成。
アニメ化以前からの原作の高い人気と、全くまとめる気のない話の内容から予想される通りの「第2期に続くよ」END。
完全に重度のメンヘラだけど激しく乱高下しまくる有馬かなの情緒の変動ぶりが面白すぎ、特に鬱から復活したあとの調子のこきっぷりがかわいすぎ、楽しすぎで最高だった。
また、やはり犬猿の仲だった黒川あかねとの対決もよかったな。
争い事が苦手キャラだったはずのあかねが敵意むき出しなのが新鮮でよろしかった。
あと、新生B小町のライブシーンも凝ったカメラワーク、キレのあるダンス作画、ヒロインたちのゴージャスなキャラ作画・表情作画と画的な見応えが非常に高くて素晴らしかったな。
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第12話(最終回)
プロダクション合同ライブ、U149緊急参戦編。
ライブパート終盤の、ヒロインたちが宇宙を巨大なガラスの靴にのって飛ぶイメージシーンが近年のマクロスシリーズっぽいな、と思ったら、ライブパート絵コンテが河森正治というサプライズ。
トップのゴリ推しによって現場が大混乱な事態と、会長がいまスキャンダルの渦中にある某大手アイドル事務所元社長を彷彿とさせるのは引っかかるが、盛り盛りな内容を一気呵成に描く構成と出役も裏方も突貫作業で仕事を進めなければならない物語の状況が上手くリンクしていて最後までテンションを落とさずに駆け抜けていっているのがよかったな。
あと、ライブシーンの演出的には二回ほど衣装の色が変わるのがなかなかに目に楽しくってよろしかった。
2023/06/28 (水)
2023/06/27 (火)
「ゴールデンカムイ(第4期)」第49話(最終回)
尾形と宇佐美の過去の因縁話編と、森林伐採巻き込まれ事故編の二部構成。
第5期(最終章)に続くよEND。
杉元・アシリパ・白石の主人公チームの絆を再確認してとりあえずの幕引き。
まぁ、ここまでやっておいて「ここでお終い、最後までやらない」はないだろうから「続編に続く」で終わるのは想定通り。
最終回だからか、作画に矢鱈に力が入っていて地味な内容ながらも無闇に画面が端整な仕上がりだった。
「君は放課後インソムニア」第12話
天文部合宿編、続きの続き。
受川の「カッコいいガンちゃんが戻ってきた」という台詞をラストの合宿続行宣言のくだりで回収するのがなかなかにアガる展開でよかったな。
2023/06/26 (月)
「ワールドダイスター」第12話(最終回)
「オペラ座の怪人」公開初日編。
歌や楽器の演奏などの音楽ライブであれば成立するが演劇(しかも断片的なダイジェスト形式での)で「考えるな、感じろ」的な内容を成立させるのはハードルが高すぎるって感じだったな。
シリーズ全体的に話も、画も、キャラクターも平均点以上の面白さはあるけれど、突出した点が全くと言っていいほどなくって物足りない印象だった。
世界観や設定がかなりぶっ飛んでいるので「そこそこキレイにまとまっている」、「地味ながらも悪くはない」があまり加点要素にならないんだよな。
「実際にやっていること」と「やって欲しいこと(自分がこの作品で観たいもの)」が噛み合わないチグハグ感が最後まで気になってしまう作品だった。
2023/06/25 (日)
「天国大魔境」第13話(最終回)
露敏との再会編、続き。
大方の想定通りの丸投げEND。
露敏との問題には一応の決着もつけるも全ての謎は謎のまま、学園サイドに至っては完全に話の途中でブツ切りになっていて予想できていたこととはいえ、不全感が強く残る終幕だった。
終わり方以外はマル・キルコサイドも学園サイドも差し迫った状況に相応しい緊張感のある内容で面白かったな。
特に怒り心頭のマルがカチこんで下衆い露敏一派を一方的に叩きのめす一連の流れはテンポのよさと容赦や躊躇がなくなったマルの感情がキレイにリンクしていてよろしかった。
「異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~」第12話(最終回)
スライム大水害編。
最後の〆の適当さ加減が凄かったな(苦笑)。
最終回は1話丸々使った総力戦展開。
これはこれで悪くはないけど、キャラクターが総登場するおかげでブラコン姉成分がちょっと薄めなのは物足りなかった。
この作品らしい粗も多いが奔放なタッチのアクション作画が全編通して楽しめる作りで画的にはそれなりに見応えのある内容だったな。
「地獄楽」第12話
佐切・杠・仙汰VS.牡丹編。
ヒロインはいるけど主人公は不在、戦力的にもいささか心許ないメンバーVS.格上の戦闘力を持つ不死の人外というカードだったため、主人公側に敗北のリスクが高くて緊張感があり、主人公側の連係プレーをはじめバトルアクションのテンポもよくって面白かった。
ただ、仙汰殿がうっかり戦場で自分語りをしたせいでかなりエグい殺され方をしてしまったのは「動ける善良デブメガネ」という良いキャラをしていただけに正直ちょっと残念だったな。
「おとなりに銀河」第12話(最終回)
スケートデート編と冬の花火大会編の二部構成。
続きは原作漫画を読んでねEND。
最後はまちちゃんの憂鬱を解消する話で悪くはないけどイマイチ最終回っぽくない話だな、と思っていたら、本編終了後に原作漫画最終巻のCMがはじまってビックリしたよ。
こういう商売の仕方もあるんだな(苦笑)。
SF伝奇的な五色さんの一族の設定、主人公の漫画家設定、主人公のアパート管理人兼業設定、・・・・・・といった特殊設定がいずれもあまり上手く機能していないのは気になったが、そんなことはどうでもよくなるくらい主人公カップルの相思相愛ぶり、甘い恋愛模様が微笑ましくも楽しかった。
また、五色さんの箱入り純粋お嬢様キャラも役者の演技、安定感のあるキャラ作画も含めて大変かわいらしくてその点なんかもよかったな。
「仮面ライダーギーツ」第41話
仮面ライダータイクーンブジンソード誕生編。
三代目ゲームマスターがホストみたいな見た目なのに生身で強い、武闘派なのに笑う。
得物あり(といっても特殊警棒)とはいえ、体格に優る英寿とパンクジャックの二人相手に格闘戦で圧倒しているのも、そのくだりが無闇に長く、無闇に殺陣に迫力があるのも力の入れどころとして可笑しくって面白かった。
「ONE PIECE」第1066話
キッド&ローコンビVS.ビッグ・マム戦、佳境編。
Henry Thurlow演出回。
ここのところ重要バトル回(両翼VS.大看板戦など)ではしっかりと力を入れて、普段よりも大きくクオリティを上げてくる傾向にあるが(代わりにその前週が総集編になるけれど)、今回もそのパターンで圧巻の仕上がりだった。
濃ゆいキャラ修正、壮大で迫力満点なバトルシーン、要所要所の凝った演出など、見応えのある画面を全編通して存分に堪能できてよろしかったな。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season 2」第23話
クワイエット・ゼロ侵攻阻止ミッション編、続き。
ベルメリアさん、やる気になったら強くて笑う。
ジェターク家の兄弟喧嘩はいまここでやることじゃないだろって感じだが、ガンダム・シュバルゼッテの戦闘シーンはひとつひとつのギミックの見せ方が丁寧でよかったな。
2023/06/24 (土)
「女神のカフェテラス」第12話(最終回)
白菊の過去と「Familia」誕生秘話編。
「結局、秋水の身の上話はやらないで終わるのか、『画竜点睛を欠く』って感じだな」って思っていたら、本編終了後に第2期の告知がきた。
近年量産されている「週刊少年マガジン」連載漫画原作のハーレムラブコメアニメのなかでは何気に一番自分好みの内容だったので(それ故に人気が無さそうなので(苦笑))嬉しいな。
あと、今回の内容的には珍しく白菊が怒ってへそを曲げるくだりが矢鱈にかわいらしくて大変好かった。
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」第25話(最終回)
全英女子オープンゴルフ最終日編。
リリィちゃん、イヴの優勝に「ガンプラ買い放題だー!」と歓声を上げたあとでイヴの優勝取り消しのニュースに号泣している流れなのでガンプラが買えなくなったことを悲しんでいるようにしか見えないな(苦笑)。
イヴのショートボブはありだけど、葵のショートは微妙だったので最後に髪がロングに戻ってよかったよ。
散々、ここまで引っ張っといて結局、イヴと葵の決戦はやらず終いとか、「そりゃないよ」としか言い様のないラストだったな。
結果がドローでお茶を濁すようなかたちだったとしても、イヴと葵の決戦は最後にちゃんと描いて欲しかった。
あと、もうどうでもいい気もするけれど、穂鷹一彦がヨーロッパから帰国したときヒドくやつれていたのと、そのときに葵を自分の娘にすることを自ら提案した意味は何だかよくわからないまま終わっちゃったな。
「江戸前エルフ」第12話(最終回)
弓耳祭編・後編とエルダの運気向上ミッション編の二部構成。
初の話数跨ぎの話でスペシャル感のあるお祭り・神事編と通常営業の日常編の二本立てで最終回らしさとこの作品らしさの両立を図る手堅いラストだったなあ。
小糸の晴れ舞台のために隅田川に自ら飛び込むのも辞さない「やるときはやる」ところを見せたあとに、後半の話で不運(?)の連続を「呪いだ」とみっともなく騒ぐ、エルダの落差の見せ方なんかも上手くてなかなかよろしかった。
2023/06/23 (金)
「魔法使いの嫁 SEASON2」第12話
廃棄塔素材採取アルバイト編。
分割2クール前半戦終了回。
話の全体像が未だに見えてこないのでここでシリーズを中断するのが区切がいいのか、どうかすらよくわからんな。
今話の内容的にはルーシーがシーツを被った状態でセスと対峙する場面がなかなかシュールで面白かった。
「私の百合はお仕事です!」第12話(最終回)
夏服編と生徒オススメティー&シュヴェスターオススメティー編の二部構成。
TV未放映話数系OVAにありそうな短編コメディ編の二本立て。
ドラマ的に重く、緊迫した展開が多かったこれまでとは打って変わって明るく楽しく微笑ましい百合コメディ展開目白押しな内容はまさにいままで応援してくれた視聴者・ファンに対するサービス回といった感じの内容だったな。
でもちゃんと「なかなか噛み合わない陽芽と美月の話」になっていて最後はかなりキレイに作品を着地させているのはよく出来ていて上手かった。
あと、最後にシリーズ開始当初から気になっていた美月の爆乳に大きく言及する話になったところも好かったな。
2023/06/22 (木)
「魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編」第11話
「第二世界図塔」での魔王召喚編。
12話はエピローグに当たる番外編なので今回が実質的な最終回。
複雑な設定を断片的で思わせぶりな台詞でわかり難く説明し、その設定をベースにこれまた複雑に錯綜する人間関係の対立やもつれを描く作りについていくのが今回も相変わらずシンドかったな。
最終局面では思惑がバラバラな主要キャラが一カ所に集まって主導権争いをするという展開なのだが、地人兄弟がそこにいないどころか、全編通して出番がないのが何かちょっと意外だった。
あと、ラストのオーフェンとクリーオウの別れのやり取りでのオーフェンが伝えるべきことだけを伝えてあっさり去って行くドライな感じがよろしかったな。
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第11話
橘ありす失踪事件編。
橘ありすメイン回。
次回はおそらくライブメイン回になると思われるのでドラマ的には今回が最終回って感じになるんだろうな。
センターヒロインのありすメイン回&実質的な最終回(?)に相応しい第1話に匹敵する劇場用アニメレベルの映像クオリティが素晴らしかった。
挿入歌がかかるありすの失踪徘徊シーン/漂流イメージシーンをはじめ、メインモチーフになっている様々な「水」(雨・波・川・水たまり・涙など)の表現にとりわけ力が入っていて印象的。
また、凝った演出やレイアウトが多いのもなかなかに見応えがあってよろしかった。
「この素晴らしい世界に爆焰を!」第12話(最終回)
上位悪魔・ホースト討伐クエスト編・後編。
本編のめぐみん初登場シーンに繋がる前日談外伝らしい王道的なラストは手堅くてよかったが、本題のホースト討伐クエスト話がいま一つ。
ホーストがあまり本気を出しているように見えないので最終決戦展開なのに危機感・緊張感がなく、話の展開も意外性がほとんどなくて平板、それに映像的に突出しているところもないので取り立てて目を惹くようなところが見当たらない。
逆に取り立てて腐すようなところもないので可も無く不可も無い内容ではあるのだが、シリーズの最終回としてはいささか寂しい内容だったな。
2023/06/21 (水)
「スキップとローファー」第12話(最終回)
文化祭2日目編、続き。
文化祭編の終了、志摩くんと梨々華の問題に一応の決着をつけてTVアニメシリーズはとりあえずの幕引き。
お話自体は文句なく面白かったけど、前回に引き続き志摩くんメインでみつみの出番が少なく、存在感も薄い話で終わるのは何かちょっとしっくりとこないものがあったなあ。
梨々華役の寿美菜子の号泣演技が迫真すぎて圧巻だった。
梨々華の印象を好転させる場面の意図を全力で汲んだ芝居が素晴らしい。
あと、ラストのメイン女子グループ同士、主人公のみつみと志摩くんのやり取りが日常会話だったのも地に足のついた作品の空気感が上手く表れていてよかったな。
「久保さんは僕を許さない」第12話(最終回)
心理テスト編と久保姉とコーヒー編と白石くんの誕生日編と久保さんと白石くんの邂逅編の四部構成。
「銀魂」の長編シリーズのラストを彷彿とさせるようなOP・ED主題歌のテレコ構成。
ラブコメ的にはクライマックスといっていい前回のような特別感はあえて抑えて平熱感のある内容でまとめているのがあくまでも「学園日常ラブコメ」であることへの拘りを感じさせるラストだったな。
とはいえ、原作と同じタイミングで終わる予定だったらしいとのことで、もっと決定的に踏み込んだかたちで終わるものだと思っていたから、この「俺たた」END的な終わり方にはちょっと拍子抜けしてしまったよ。
全ての原点に立ち戻って、これまでの道のりの紆余曲折に思いを馳せるというまとめも手堅いといえば手堅く、これはこれで悪くはないとは思うけど。
2023/06/20 (火)
「くまクマ熊ベアーぱーんち!」第12話(最終回)
ミサ誘拐事件・シーリン編の決着編。
最終回でタイトル回収。
とことんゲスく描かれた悪党を徹底的に懲らしめる王道勧善懲悪展開だったな。
王道ゆえに観易く、ノっていきやすい内容で存外に悪くはなかった。
あと、倒された悪徳貴族が後日談のなかでサラッと処刑されているのはゆるふわなこの作品らしからぬ厳しいお沙汰でそこにはちょっとビックリしたよ(苦笑)。
「ゴールデンカムイ(第4期)」第48話
杉元陣営と房太郎の同盟成立編と連続娼婦殺人事件捜査編の二部構成。
精子探偵に、射精合戦とか、中学生男子レベルの下ネタ展開が頭が悪すぎて最高だった。
「君は放課後インソムニア」第11話
天文部合宿編、続き。
打ち明け話の挙げ句に泣き出したら、伊咲から不意打ちキスを食らい、動揺して海に落ちるとか、丸太に一度にいろいろなことが巻き起こりすぎて笑う。
にしても、今回は二人で撮影旅行したり、家事したりするシーンの多幸感が半端なくって眩しかったな。
「ヴィンランド・サガ SEASON2」第24話(最終回)
トルフィンの帰郷編。
ラストの髭を剃ったトルフィン、「メッチャ若返ったな」と思ったが、22歳という年齢を考えるといままでが髭ダンディーすぎたのか。
「理想の国『ヴィンランド』建国の物語」としてはようやくスタート地点に立ったところなんだろうけど、第1期TVアニメシリーズから続くトルフィンの戦争と奴隷制、「ヴァイキングの価値観が支配する社会」に翻弄され、抗った男の物語としては文句のつけようのない幕引きで素晴らしかった。
故郷を離れてからの16年の紆余曲折を経て得た答えが父親の志を継ぐものであったことを最後に帰ってきた故郷で再確認するかたちになっているのが物語の構造として美しい。
あと、エピローグ的な要素の強い内容らしい全体に横溢するこれまでにない平穏な空気もなかなか心地よかったな。
また、リアクション、個性が両極だが、それぞれにそれぞれらしい強さがあり、キャラがよく立っているトルフィンの母姉の存在感もよろしかった。
「アリス・ギア・アイギス Expansion」第12話(最終回)
高幡のどか奪還作戦編、続き。
TVアニメオリジナルキャラ(本編終了後のCMでゲームにも登場することが告知されていたけれど)ののどかが成子坂製作所を去って作品を原作ゲームに返すかたちで終わる、アニメオリジナル系作品定番END。
メカ、アクション作画がけっこう頑張っていて良い出来だった。
ただ、メカアクション展開にはなったものの、「最後はバトルで派手に盛り上げるぜ!」って感じでもないので何となく中途半端な印象になってしまうところもあったな。
決着シーン直前の唐突な「Zガンダム」ネタには直撃世代なんで思わずちょっと笑ってしまった。
2023/06/19 (月)
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」第11話(最終回)
VS.半天狗戦の決着と鬼舞辻無惨の過去編。
70分枠放送。
「柱稽古編」に続くよEND。
中編映画相当の尺があるからか、初回と同様に劇場用アニメ的な雰囲気が漂う普段以上に豪華な作り。
ただ、これも初回と同様に演出がたびたび過剰すぎる場面もあってその大仰さに思わず何度か苦笑してしまったよ。
今回の最大のキーポイントとなる「禰豆子の太陽の克服」が炭治郎サイドと無惨サイドで緩和と緊張の両極の作用を同時にもたらすかたちになっているのがよく出来ていて面白かった。
「マイホームヒーロー」第12話(最終回)
哲雄VS.麻取最終決戦編、続き。
鳥栖家大勝利END。
原作は絶賛継続中らしいのでそこへの導線としてもっとこの先の展開を匂わせるかたちで終わるんだろうな、と思っていたのだが、余計なことはほとんどしないでワリとキレイに終わったな。
警察への対応も含めて麻取との最終決戦が「策も何もなく、なりふり構わぬ抵抗とその場しのぎの思いつきだけになる」のは「ただの非力な父親と父親の戦いになる」というシチュエーションにマッチしているのでアリだけど、戦いが終わった後の死体遺棄のくだりでは何かもう一捻りして欲しかった。
また、哲雄の策士としての側面は封印したまま終盤まで話が進み、最後は急転直下のサイコホラーENDで〆るラストも唐突で違和感が強かったな。
シリーズとしてはけっこう楽しんで観たんだけど、最終回は全体的にイマイチ振るわぬ印象だった。
麻取の切腹も意図が読み取り難かったし。
2023/06/18 (日)
「天国大魔境」第12話
学園への空爆(?)とロビンとの再会編。
終盤のキルコ・マルサイドと学園サイドにカメラを何度も切り替えながら相乗効果的にそれぞれの緊張感を高めていく構成がよく出来ていて上手かった。
「異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~」第11話
サメ退治ミッション編。
海で水着回。
TV未放映話数系OVAにありそうなサービス回。
女子の水着作画と80年代風特濃メカ作画、力を入れるべきところ、魅せたいところにガッツリと注力する正しくストレートな作り、これぞまさにサービス回といった感じの享楽的な作りが非常に好印象でよろしかった。
「地獄楽」第11話
弔兵衛VS.道士、画眉丸、巌鉄斎VS.道士編。
バトル漫画でこういうことをいうのは野暮なことだと思いつつも、ムカデの人がメッチャ丁寧に「氣(タオ)」ついて講釈してくれるところが不自然なくらいに親切で苦笑してしまったよ。
あと、「氣」の修行とメイに関するエロ設定がいかにも伝奇ものらしい悪趣味エロ設定でよろしかった。
「僕の心のヤバイやつ」第12話(最終回)
初詣編。
かなりキレイな終わり方だったのでラストの第二期の告知、というか「実質的には分割2クールでした」告知には驚いた。
「おな小」という単語からオナニーを連想する市川のクソ男子中学生っぷりに笑う。
前にも書いたけどやっぱり市川と山田のサシの話よりも第三者が介入する展開の方がコントとしては面白いな。
あと、完全に相思相愛で周囲から見ても最早出来上がった関係にしか見えないのに、結局、具体的には手を繋いで、市川が山田に仲良くしてくれることへの感謝の言葉を伝えたことくらいしかしていないのが(恋愛的には)ポンコツ同士のカップルらしい歩みの遅さでそのアンバランスなバランスの取り方なんかもよかったな。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第22話
クワイエット・ゼロ侵攻阻止ミッション編。
けっこう重大な決断や判断が下される局面が続くのだが、いささかサクサクとテンポよく進みすぎるのでひとつひとつがちょっと軽く通過していってしまうのが気になるな。
ガンダム・キャリバーン、「『化け物』と呼ばれるガンダム」とのことだったのでもっと禍々しい感じのデザインなのかと思ったら、なかなかスマートなデザインで意外だった。
1980年代後半~1990年代のメカアニメファンの心をくすぐる、目立つ長物の武器に、急遽投入された試作機らしい無色の(真っ白な)カラーリングがカッコよくってナイスだったな。
2023/06/17 (土)
「終末のワルキューレII」第10話
第5回戦・シヴァVS.雷電為右衛門戦の決着編。
地上波レギュラー放送終了回。
第5回戦の決着と釈迦の人類側への離反をもって一時中断。
(続きを地上波でやるかどうかは知らんけど)
ひとまずの区切と引きの強い展開を合わせた手堅い構成なんだろうけど、雷電の敗北も、釈迦の離反も既定路線といった感じがしてしまっていま一つ盛り上がらない。
また、映像的にも平凡な内容で少し振るわなかったな。
作っている側としてはあまり区切の意識とかはなくて「ただの10話目」みたいな感じなのかもしれないが。
「女神のカフェテラス」第11話
紅葉の告白編と銭湯編と流星の告白編の三部構成。
パンチラとフトモモと谷間と腋、セックスアピール全開で攻める紅葉も、正統派ラブコメ展開で攻める流星もどちらもハーレムラブコメもののヒロインとしてなかなか魅力的でよろしかった。
あと、最早「秋水だからしょうがない」と納得できてしまう(笑)唐突な泥団子を使ったオチもよかったな。
2023/06/16 (金)
「Dr.STONE NEW WORLD」第11話
プラチナゲット編。
分割2クール前半戦終了回。
「宝島」寄港の本来の目的だったプラチナの獲得=硝酸(石化復活液)の量産体制の確立を果たし、「宝島」勢力への反撃の狼煙をあげたところで一時中断。
シリーズ再開までそれほど間隔は空かないし(1クールのみ)、物語の区切としてはまずまず妥当なところかな。
特に最後に百夜との時代を超えた絆を確認して終わるところなんかはいい感じにウェットで、とりあえずのまとめっぽい雰囲気もあり悪くなかった。
「私の百合はお仕事です!」第11話
ブルーメ選挙結果発表編。
純加×果乃子編・決着、次回はサービス回っぽいので物語的には今回が実質的な最終回ってことになるのかな?
複雑すぎる陽芽に対する果乃子の感情と関係性、さらにそれに輪をかけて複雑すぎる果乃子に対する純加の感情と関係性を、ほとんどサシの会話劇を通して完璧に語り切っているのに感心する。
それぞれ押さえ込んでいた感情、理解できていなかった感情が一気に発露し、爆発する展開は純加と果乃子のドラマの決着に相応しい熱量と盛り上がり。
泣き出した果乃子を純加が抱き寄せるくだりなんかはまさにクライマックスといった感じの情感の高まり具合が凄まじくって圧巻だったな。
また、最後は見事に小学生の頃以来の復縁を果たしたシリーズ前半の陽芽×美月編と陰陽の関係で対になるような構成、純加と果乃子の二人劇展開での「裏口の非常階段」という舞台装置も上手かった。
「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」第11話
優夜の王都来訪編。
王様がこれまでの登場キャラ中ぶっちぎりで面白いキャラだった。
これからも下手に主人公にほだされずにこのままの親馬鹿キャラで場を引っかき回し続けて欲しいなあ。
「王様ランキング 勇気の宝箱」第10話(最終回)
オウケンの「不死の呪い」の解除編。
実質的には「まるで最終回みたい」だった前回が今シリーズの最終回で、今回は新シリーズのプロローグって感じかな。
(来週放送予定の特番で「重大発表」が告知されるみたいだから、たぶん続編は予定されているのだろう)
オウケンの失禁からの逆襲劇が世界一カッコいい失禁だった(笑)。
古典的少年バトル漫画定番の「前シリーズの強敵が新シリーズの敵の噛ませ犬になるパターン」だと思ったのでオウケンの奇襲には自分もまんまと騙されたよ。
おかげで鮮やかな逆転勝利がとても痛快だったなあ。
2023/06/15 (木)
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第10話
第3芸能課のデビューライブ編。
ロリの腋を愉しむライブだったなあ。
ライブパートの手描きと3DCGの融合具合が凄くてとても感心してしまう。
また、手作りライブということで演出は若干大人しめだったが、丁寧に描かれたダンスをしっかりと見せる構成なんかもよろしかった。
2023/06/14 (水)
「久保さんは僕を許さない」第11話
映画鑑賞デート編。
沖田博文の絵コンテ・演出、沖田博文、今岡律之、土佐岡加奈の三人原画回。
久保さんの清楚な感じのコーディネイトと白石くんのためのポニーテールにグッとくる。
コーヒーを飲んだことがない久保さんに、アニメ映画にテンションが上がる白石くんと、今回はワリとしっかり者な二人の意外と子供っぽい一面が垣間見えたのがよかったな。
「スキップとローファー」第11話
文化祭1日目編と2日目(最終日)編の二部構成。
ラス前の大きな学校イベント回ということでみつみの存在感が若干薄くなるくらい内容がいろいろと盛りだくさん。
文化祭1日目の結月と誠の話がこれまでのシリーズを通してのメイン女子グループの関係値の変化・積み重ねてきたものの跡を上手く感じさせる作りになっていてなかなかに良い塩梅だった。
2023/06/13 (火)
「君は放課後インソムニア」第10話
天文部合宿開始編。
お行儀の悪い曲姉のキャラがよすぎ、立ちすぎで素晴らしい。
ところどころ「この素晴らしい世界に祝福を!」のアクアを彷彿とさせるような雰囲気を醸し出す雨宮天のハマリ具合もよろしかった。
お話の内容的にも曲姉の存在が要所要所で上手く生きていて全体の面白さを底上げしていたのもよかったな。
「ヴィンランド・サガ SEASON2」第23話
クヌートとの謁見編、続き→トルフィンとエイナルのケティル農場からの旅立ち編。
クヌートとの対決の決着は史実からの脚色・解釈が巧い、上質な歴史ドラマ(歴史エンターテイメント)といった感じの趣があって好印象。
また、アルネイズの墓前でトルフィンとエイナルが共に「ヴィンランド」の建国を誓い合うクライマックスも映画的な壮大な画作りが見事にキマッていてなかなか大したものだったな。
2023/06/12 (月)
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第10話
高田くんたちの西村家来訪編。
おもてなし用に選んだ西村さんの服&初めての友達のお宅訪問に張り切って準備をする西村さんがかわいい。
また、熱のせいでお見舞いに来た高田くんに甘えてしまうくだりもちょっと意表をつくような西村さんの暴走っぷりで面白かったな。
「マイホームヒーロー」第11話
哲雄と麻取の再会・直接対決編。
麻取が組織を使って本格的に動いたら哲雄に勝機はないのでタイマンのかたちになだれ込む流れ。
全てのはじまりの場所で、そのときとほとんど同じような状況になるのがシリーズのクライマックスとしてはベタだけどアツい展開だったなあ。
また、そのあとの残虐な報復方法を滔々と語り出す麻取の狂気→非力な中年のおっさん同士のステゴロ対決もまさに鬼気迫るような壮絶さがあってよろしかった。
2023/06/11 (日)
「僕の心のヤバイやつ」第11話
市川の秋田帰省編とプレゼント交換編とVS.ナンパイ編の三部構成。
腕を骨折したり、ナンパイに絡まれたり、市川にけっこう強めの受難が続くのは山田との仲が急接近していることに対して幸運量保存の法則が働いたってことなのだろうか?
あと、今回はビデオ通話のくだりでの、山田のメガネとおっぱいの合わせ技が俺の急所を直撃しすぎで最高だった。
「おとなりに銀河」第10話
五色家・家族会議編。
五色さんママンが高圧的で強権的なのは当初のイメージ通りだが「さすが五色さんの母親」といった感じのズレっぷりと抜けっぷりに、髪を下ろしてオバサン臭さが一気に減退したのも相まって今話だけでキャラ好感度が急激にアップした。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第19話
ミックスパレットの出現とプリキュア・タイタニック・レインボーアタック発動編。
あげはさん完全に凄腕ママだな。
前回に引き続き今回も作画がキャラ・アクションともに上々な仕上がりだった。
必殺技バンクも二つ目の合体技だからか、プリキュア・アップドラフト・シャイニングよりも演出・作画がかなり派手にヴァージョンアップしていて見応えがあったなあ。
あと、バトルシーンの爆発の煙のエフェクト、特に壁画へのペットボトルミサイル一斉攻撃を蝶バリアーの多量展開で防ぐカットのエフェクトが矢鱈に凝っていてなかなか印象的だった。
2023/06/10 (土)
「女神のカフェテラス」第10話
桜花の双子の妹・橘花来訪編。
妹の方は本当の狂犬だった。
攻撃性が高い上に情緒もかなり不安定でマジでヤベェ奴だったな(笑)。
妹よる初対面のヒロインたちへの謂われなき罵倒の数々が第一印象だけで言っているわりには何気に半分は当たっていて意外と打率が高かった。
今回は妹がメガネっ娘なのと、隼が桜花の部屋に押しかけるシーンで執拗に何度も桜花のパンツを映しているのが見どころといった感じでよかったな。
2023/06/09 (金)
「Dr.STONE NEW WORLD」第10話
カワイイ選抜の潜入工作ミッションとドローン製造開始編。
コハクのピンクのワンピース、絶妙にスカートの丈が短くて、肌の際どい露出が多いのが大変よろしかったなあ。
「手紙」を作るところのフンチラも素晴らしかった。
あと、今回は全体的に作画が良好で端整なキャラ作画に、躍動感のあるアクション作画の数々がなかなかに見応えがあってよかったな。
「私の百合はお仕事です!」第10話
純加の過去語り編。
気付けば「性格に難アリ人間博物館」みたいな感じになってきたな(苦笑)。
過去の苦い経験を拗らせて優しさや正義感のフリをしたエゴの押し付けをしてくる純加は純加で(果乃子ほどではないものの、)相当にタチが悪い。
また、周囲が「仕方ない」とやり過ごすしかないような身勝手を重ねていつの間にか場の主導権を握り、自分の思うままの状況を作り出すっていう五影堂のやり口も純加がトラウマになるのも納得のエゲツなさで恐ろしかった。
あと、今回は陽芽ちゃんに問い詰められて着替え途中の姿のまま座り込んで泣いちゃう果乃子がとてもエッチで堪らんかったな。
2023/06/08 (木)
「この素晴らしい世界に爆焰を!」第10話
めぐみんとゆんゆんの冒険者仲間探し編。
ゆんゆんのパジャマ姿がえっちすぎる。
それにゆんゆんがいかがわしい誘いに何度も乗せられそうになる話もえっちすぎる。
今回はA-1 Picturesグロス回で久しぶりに全編通して安定して作画がよかったな。
あと、遂にアクセルの街に到着、いよいよカズマとの出会いのときまでカウントダウンといった状況らしい、本編シリーズお馴染みのキャラクターたちの登場&ニアミスのサービス展開もこのシリーズのファン的にはいちいち楽しい仕掛けで面白かった。
2023/06/07 (水)
2023/06/06 (火)
「ヴィンランド・サガ SEASON2」第22話
トルフィンとクヌートの再会編。
前半の賭けも、後半のクヌートとの謁見もこのシリーズのひとつのクライマックスに相応しい重厚なヴィジュアルと役者陣の芝居をたっぷりと堪能できて大満足。
あと、トルフィンの口調が昔の、跳ねっ返りの若者らしい言葉遣いに戻る演出がよかったな。
今シリーズ、いや、トールズが自分のせいで死んだときからずっと続いていた鬱屈や葛藤をついに吹っ切ったというか、何かひとつの殻を破った感じがこの変化を通してわかり易く、気持ちよく伝わってきて上手かった。
2023/06/05 (月)
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第9話
運動会編。
大城勉原画担当パートとおぼしき、高田くんのリレーの爆走シーン、この作品では珍しい作画的に力の入った派手なアクションシーンだったが、見せるべきところ、ハジケて構わないところで勢いよくかましているのが好印象。
あと、今回はアバンの海美ちゃんのツッコミ芸がネタそのものの面白さも、アバンのショートコーナー(?)らしい普段とは少し違うノリも楽しくってよかったな。
2023/06/04 (日)
「天国大魔境」第10話
「壁の町」編。
五十嵐海絵コンテ・演出、竹内哲也作監回。
全編に渡って横溢する作品の枠を崩さないギリギリのラインを攻めた奔放にして凝った演出・作画がなかなかに楽しい仕上がりだったなあ。
また、恩讐が複雑に絡み合うディストピアの元住人たちによるサスペンス展開も不穏なムードが最後まで途切れぬ飽きさせない作りで面白かった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第18話
キュアバタフライ爆誕編。
ゾウさんじょうろのランボーグが完全にチンコで大いに困惑してしまう(苦笑)。
土田豊演出回らしいクレイジーさといえばそうだが、デカいチンコのバケモノがギャルキュアにオムツ巻かれて倒されるって展開のイカレ具合が相当なものだった。
内容全体的には土田豊演出&上野ケン作監による新プリキュア誕生回に相応しい演出的にも画的にも張り切った作りが上々だったな。
終始テンション高めでエネルギッシュなノリがギャルで保育士(を目指している)というあげはのパワフルなキャラクターをよりいっそう際立たせているのもよろしかった。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第20話
シャディク一派討伐戦編。
いま「ガンダム」でこんな手数の多いネチっこい殺陣を組むのは一人しかいないのでEDクレジットを確認するまでもなくわかる寺岡巌コンテ回(京田知己、小林寛と共同)。
宇宙と(仮設の)空と地上という多様なフィールドで敵味方、多種多様な機体が入り乱れるMS戦が全編に渡って見応えありまくりで面白かった。
そして話の方は今回も怒濤の展開だったなあ。
グエルに続き、今度はエラン5号が主人公みたいなことをしだした。
グエルVS.シャディクはガエリオVS.マクギリスを少し彷彿とさせるものがあったなあ。
「ガルマ的ボンボンキャラがシャア的ワケありキャラに勝つ」という結果が直近2作で続くのが興味深い。
ギャグみたいにベタなフラグを重ねまくってコレで本当に死んだら本当にギャグになってしまうのでペトラさんは存命かな?
「株式会社ガンダム」からの話の流れで身体の欠損とかはあるのかもしれないけれど。
ともあれ、スレッタもミオリネも積極的に関与しないまま、ニカやノレアのことも含めてグラスレーサイドの問題が一挙にまとめて決着がついた。
残り4話しかないからか、整理整頓が一気に進んだもんだなあ。
2023/06/03 (土)
「女神のカフェテラス」第9話
「Seaside Cafe Familia」絶賛営業中、流星の秘密の過去に纏わる問題編。
まさかのシャフトグロス回&原画に梅津泰臣降臨回。
何か元天才子役枠でもあるのかってくらい、今期のTVアニメは元天才子役キャラがメインキャラにいるアニメが多いなあ(『【推しの子】』と『スキップとローファー』と本作)。
梅津泰臣原画担当パートの水着に着替えるシーンが枚数のかかった気合いの入った仕上がりで素晴らしい。
作品の内容的に力を入れるべきところに最大級の力が入っているのも大正解でよろしかった。
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」第22話
「ヨーロッパ・レディス・オープン」決着、オーバー・ザ・レインボー発動編。
クライマックスの、絆の力が試されて最終的に信念と信念のぶつかり合いになる精神論的展開、「いつか」よりも「いま」を優先する青臭さがいつにも増して少年漫画っぽかったな。
あと、バーストの反動でダメージを受けたイヴがベッドで四つん這いになるシーンがエッチすぎて話が全く頭に入ってこなかった。
「江戸前エルフ」第9話
雨の日編と押し入れ片付け編の二部構成。
本殿が雨漏りするのと同じタイミングで気象速報テロップが入るのがミラクルすぎて噴く(笑)。
あと、今回は小糸が小柚子にドライヤーをかけるくだりの、仲良し姉妹ぶりがかわいらしくてよかったな。
2023/06/02 (金)
OVA「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 新京都編 特別版」(2014年7月リリース)を観る。
「るろうに剣心」の新作TVアニメシリーズがはじまる前に復習として未見だった「新京都編 特別版」を積みBDを崩して観る。
実写映画版「るろうに剣心」(第1作目)を中心にしたメディアミックス展開の一環として制作されたOVA「新京都編」前後編(2012年リリース)に新規カットを追加して1本の長編アニメ化したもの。
こちらは実写映画版・第二弾に合わせるかたちでリリースされた。
本編約45分の中編として制作された前後編版はそれぞれ劇場先行公開されたのに対して本編約90分の長編尺になった特別版は劇場公開されていないというのがややこしい。
なお制作スタッフは監督・音楽・音響関係・制作会社以外は旧作から全取っ替え。
評判通りかなり厳しい仕上がりだったな。
原作最長シリーズの「京都編」を90分にまとめているため、全体的にダイジェスト的で薄口な内容だった。
何となくなんだけど、原作・旧アニメシリーズの終了から10年近く経って作られたリメイク作、実写映画版の露払い的な立ち位置の作品なので旧来のファンに向けての作品というより新規ユーザー向けの入門編として作られている感じがした。
ただ、シリーズ途中の「京都編」を抜粋した内容なため、説明不足な点が多くて(主に基本的なキャラクターの背景や関係性)初心者にはかなり不親切。
新規ユーザー向けの入門編にするのなら原作の初期エピソードを中心にした構成の方が適切なんだけど、それだと実写映画版(第1作目)と内容が完全に被ってしまうので原作一番人気の「京都編」にしたのだろうか?
観易く(薄く)作られている部分と説明不足な部分がまだらに点在していてチグハグな印象を受けるのが気になった。
また、巻町操を狂言回しにして「京都編」を再構成しているのだが、操は全体を俯瞰するような立場にも、主人公に終始寄り添うような立場にもないので狂言回しとしてそれほど上手く機能していない。
それに操をクローズアップしているワリには蒼紫の扱いがぞんざいなのもバランスが悪かった。
物語の中心軸が上手く回っていないので散漫で締まりのない展開がダラダラ続く感じだったな。
あと、後半の京都市街と大阪湾の二局面の戦いで矢鱈に場面が行ったり来たりするのも気持ちがイチイチ途切れてノリにくかった。
女性向け作品的なキャラデザには好みが分かれそうだが、作画は全体的に丁寧で悪くない。
バトルシーンも演出が総じて淡泊な感じなのはイマイチだったが、新規追加カットを中心に後半は見応えのあるバトルアクションが多かったのはよかったな。
「Dr.STONE NEW WORLD」第9話
ラボカー奪還作戦編、続きと、コハクのビューティー大改造作戦編の二部構成。
「このための村瀬歩」・・・・・・かどうかは微妙だが(アニメ化決定の第一報があったのが原作の第二部のラスト(司をコールドスリープさせる話)なのでその時点で第二部以降もアニメ化する予定があったのかは微妙な気がする)、そう言わざるを得ないくらいベストチョイスな銀狼の女装展開だったなあ(笑)。
「私の百合はお仕事です!」第9話
果乃子の中学生時代過去回想・果乃子と陽芽の馴れ初め編。
陰キャの悪いところを煮染めたような中学生時代の果乃子ちゃんが見た目が最高にかわいいだけに観ていてひたすらツラかったよ(苦笑)。
陽芽のように間の抜けているところがあるせいで憎めなかったり、美月のように根は純粋で真面目とかじゃなくて、果乃子ちゃんはいまのところ(メガネっ娘好きの俺がひいき目に見ても)普通に性格が悪いだけなの、なかなかに思いきったキャラ造形で凄いよな。
「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」第9話
ルナの懐柔と球技大会準備編。
東山犬に続き井口豚が登場。
あと、「どこでもお風呂」を「お色気サービス展開発生装置」としてホントに手軽に便利に使っているのに観ていてちょっと苦笑してしまったよ。
2023/06/01 (木)
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第8話
桐生つかさのブランドのランウェイイベント編。
佐々木千枝メイン回。
挿入歌が2曲もかかるのが何かちょっと豪華だったな。
メインの佐々木さんも、ゲスト先輩枠の桐生社長も自分的にキャラ好感度が高く、佐々木さんの有能さに社長が惚れ込むという展開もなかなかにナイスな展開でよろしかった。
あと、今回はクライマックスの第3芸能課の三人でランウェイを歩き、声援に応えるくだりが最高にかわいくって堪らんかったな。
「この素晴らしき世界に爆焰を!」第9話
アクセルの街へと続く街道上での攻防編。
「めぐみんたちの絶体絶命のピンチにアクセルの街にアクア降臨」という本編とのリンク展開が上手かった。
あと、今回はラストの魔法対決のくだりのアーネスさんの腋作画がかなり力が入っていてよかったな。
2023/05/31 (水)
「久保さんは僕を許さない」第9話
クラス替え編と環境委員立候補編と須藤くんの接触編と「青春の味」編の四部構成。
けっこう話数をかけて引っ張ったワリに何の波乱もなく、レギュラーメンバーがそのままスライドしたクラス替えに拍子抜け。
白石くんに男子をあてがい二人がイチャイチャする様をニヤニヤしながら観賞する久保さんが本当にいい性格していて面白かった(笑)。
2023/05/30 (火)
「君は放課後インソムニア」第8話
ペルセウス座流星群観測会・雨天中止編。
複数話に渡るけっこう長い尺をとって丁寧に準備編を描いていたので観測会が中止になったのはちょっと意外だったなあ。
クライマックスのバス停での告白のくだり、二人揃ってカメラ目線になるカットが「こっち見んな」すぎて笑ってしまった。
たぶんカメラというものの意識があまり働かない漫画だったら問題にならないんだろうけど、アニメ(映像)だとオモシロカットになってしまうのが何とも難しいところだな(苦笑)。
2023/05/29 (月)
2023/05/28 (日)
「異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~」第8話
グローリア、クオンコンビ登場編。
あまり余裕のある制作状況には見えないのにOPタイトルアニメが新しくなるとか、身の丈に合わないマネをしていて驚いた。
両A面曲両方ともOPに使うことがTrySailとのタイアップの条件だったのではないか、とか思わずちょっと邪推してしまったよ(苦笑)。
「僕の心のヤバイやつ」第9話
LINE交換交渉編とナンパイの搦め手対策→市川と山田の軋轢と和解編の二部構成。
「LINEの交換」という係り結びで〆つつも、クリスマス(次回?)に向けての「引き」にもなっているラストの着地のさせ方がなかなかによく出来ている。
また、このラストは今話を通して大きく進展したかのように見えた二人の関係性が、結局最後のまとめが「LINEの交換」というえらくささやかで穏当なものなおかげで本当に大きく進展したのかどうか幻惑されるようなかたちになっているバランスの取り方も上手かったな。
「おとなりに銀河」第8話
クリスマス編。
互いに相思相愛なことを認識し合っていて、五色さんがとにかく自分の感情に素直に突き進んでいくから、メチャクチャとんとん拍子で二人の関係性が進展していくのが逆に新鮮で面白いな(苦笑)。
あと、相変わらず五色さんのリアクションというか、トキメキを反芻するくだりがいちいちかわいすぎて堪らんかった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第17話
体育祭・リレー編。
増田誠治作監回でセンスのよいキャラ作画が好印象。
また、ソラに誘われて熱心にリレーの練習に励むも、本番で転倒してしまい悔し涙を流すましろの、正統派な青春学園ドラマ展開もストレートな内容に下手な衒いなく堅実に取り組んでいるのがなかなかに良い塩梅だった。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第19話
ミオリネのアーシアン・デモ隊との和平交渉編。
情報量がどんどん凄いことになっているが上手に交通整理して滞りなくしっかりと話がドライブしていっているのがなかなか大したものだったな。
あと、大したものと言えばノレア役の悠木碧の発狂演技も異様に鬼気迫るものがあってこちらも大したものだった。
「青のオーケストラ」第8話
律子とハルの過去の清算編。
「いじめ」という重いテーマに1話丸々かけてガッツリと向き合い、ヒロイン二人が互いに晒したくない本心を晒しあって絆を確かめ合う、というなかなかに踏み込んだ内容が大変見応えがあってよろしかった。
あと、今回はハルさんがほぼ全編通してメガネ着用だったのがとても眼福でよかったな。
2023/05/27 (土)
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」第21話
「ヨーロッパ・レディス・オープン」開幕、レインボー・バレット・バースト発動編。
散々思わせぶりに引っ張ったのでもっとガードが堅いのかと思ったけど、意外とあっさりとレオの内面の情が露呈してしまうのな。
あと、意外と言えば亜室・葵・部長のかなりセンシティブな関係も「幸せにゴルフができれば万事OK」な葵ちゃんのおかげで(?)何事もなく通過していったのには呆気にとられてしまったよ(苦笑)。
「女神のカフェテラス」第8話
「Seaside Cafe Familia」開店編。
海で水着回。
一見、心の闇が深そうなのは酔うと露出魔になる白菊だが、少し情緒不安定で執着・嫉妬心が強い流星もヤンデレポテンシャルがなかなかに高そうだな(苦笑)。
腹筋とケツが凄い和菓子屋のおばちゃんの水着サービスが無駄にインパクトが大きすぎるのはどうかと思ったが、そこを除けば今回は手堅く、期待通りに肌色満載な内容が非常に眼福でよろしかった。
「江戸前エルフ」第8話
ハイラと小伊万里いすずの上京編。
ハイラ役に能登麻美子。
小清水亜美、釘宮理恵、能登麻美子とエルフ役には00年代スター声優という縛りでもあるのだろうか?
にしても、能登麻美子は今期、石川県出身声優として呼ばれたっぽい仕事が一度に三本も重なっている(「スキップとローファー」と「君は放課後インソムニア」と本作)のがなかなかにレアだなあ。
2023/05/26 (金)
「私の百合はお仕事です!」第8話
ブルーメ選挙・中間発表編。
無自覚クレイジーサイコレズVS.職場愛溢れるギャル先輩の暗闘が前回以上に熾烈を極めていて今回も高度な心理戦の応酬(果乃子は無自覚なので純加の独り相撲に近いけど(苦笑))が面白かった。
あと、ブルーメ選挙編に入ってから今シリーズメインの果乃子役の田中美海と純加役の小市眞琴の芝居が良いな。
互いに「核心部には触れずに雰囲気を匂わせる」みたいなシチュエーションが多いのだが、行間を読ませるような感情表現が的確で自然と画面に引き込まれる。
「王様ランキング 勇気の宝箱」第7話
ベビンの過去編と四天王の親睦会編の二本立て。
Bパートの四天王の親睦会編は亀田祥倫コンテ・演出回でこれまでで一番よかったな。
画が良いのはいつものことながら今回はお話の方も面白かった。
腕相撲とはいえ酒場のゴロツキ相手に四天王がまさかの三連敗→そのカラクリの種明かし→反目から共闘へと転換した四天王の逆襲劇といったウネリの利いた展開が淀みなく鮮やかに描かれていてなかなかによく出来ていた。
2023/05/25 (木)
「【推しの子】」第7話
黒川あかねの炎上騒動・決着編。
入江泰浩コンテ・演出回。
アクアに一喝されたディレクターがあっさり翻意するくだりがちょっと苦しいな。
ここがヤケにヌルくなっちゃうのはこの作品には「矢面に立つリスクを負って仕事をするクリエーターに血の通わぬ人間はいない」というルールがあるっぽいからなんだろうけど。
あと、今回はあかねが「ただの幸運にも救われたかわいそうな被害者」なだけではない部分、彼女の本領を最後に見せつけて終わる着地のさせ方がなかなか痛快だったなあ。
このくだりは劇中で語られているように「炎上に完全な解決はない」からか、あかねがやり返す相手をバッシングの加害者たちからアクアと観客(視聴者)にズラしているのも上手かった。
2023/05/24 (水)
「スキップとローファー」第8話
動物園デート編とお泊まり女子会編の二部構成。
ミカちゃんとナオちゃんの組み合わせの化学反応や、結月の過去の失敗談がいい感じに意外性があって面白かった。
あと、今回はあんだけガードが堅かった初登場時の面影が全くない(笑)マイペースでリラックスしすぎなまこっちゃんが観ていて矢鱈に楽しかったな。
「久保さんは僕を許さない」第8話
白石兄弟と久保姉妹&従妹のスーパーマーケット遭遇編とお花見のお弁当作り編とお花見当日編の三部構成。
久保姉が絡み酒をするシーンのおっぱい作画が非常に気合いが入っていて眼福だったな。
ボリュームも、重力・弾力性を感じさせる揺れ具合もなかなかに見事なもので素晴らしかった。
2023/05/23 (火)
「ヴィンランド・サガ SEASON 2」第20話
トールギルの奇襲とアルネイズの最期編。
トールギルの奇襲、アルネイズの最期、エイナルの怒りを受け止め、クヌートへの直談判を決意するトルフィンと、今回は動と静様々な見せ場がいずれも見事にそそり立っていてシリーズの佳境に相応しい注力ぶりと見応えのある内容だったな。
2023/05/22 (月)
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第7話
遠足編。
「事情を知っているメガネッ娘もグイグイくる。」展開がそこはかともなく百合百合しくって素晴らしかった。
あと、ラストのお弁当の話はお父さんの気遣いもよかったけど、単純に「遠足で友達と一緒に楽しくお弁当を食べる」を初体験して感動している西村さんがいじらしすぎて観ていてけっこうグッとくるものがあったなあ。
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」第7話
憎珀天出現編。
みんな同じことを書いているけど「憎珀天役に山寺宏一」というキャスティングにビックリ。
全く聞き覚えのない声質を使っていてEDクレジットを見るまで全然わからなかったな。
このキャリアでまだあまり見せていない引き出しがあるとか、底知れないにも程があってまさに度肝を抜かれてしまったよ。
2023/05/21 (日)
「僕の心のヤバイやつ」第8話
小林さんの図書室密会介入編と三者面談編と市川の雨ざらし下校編と市川の病欠編の四部構成。
三者面談編、山田とのシンクロ率が高すぎる市川ママンが微笑ましかった。
あと、最初の小林さんの話もそうだけど、ここまで話数が進んでくると市川と山田のサシの話よりも第三者が介入する展開の方が新鮮味があって面白いな。
「仮面ライダーギーツ」第36話
アルキメデルの最期編。
クライマックスのギーツとバッファの共闘展開、ライバル同士のダブルライダー並び立つ、というアツい展開に合わせるかのように気合いの入ったカッコいい決めカットが目白押しなのがストレートにアガる作りでよろしかった。
「ONE PIECE」第1062話
ゾロVS.キング、決着編。
まさかの2話連続の作画アニメ回。
前回の総集編はこのためか。
「両翼」は平等に扱う制作陣の心意気が素晴らしい。
キングの異能の秘密もその攻略方法も曖昧なまま作画の勢いに丸め込まれた感はあるものの(苦笑)、今回は全編に渡ってアクション・エフェクト作画が充実していてよかったな。
とりわけラストの「御守火龍皇」の火焔龍群のエフェクトはバトルのクライマックスに相応しい迫力と凝りようで大変見応えのある仕上がりだった。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第18話
ミオリネ・ジェターク社同盟の地球和平交渉計画開始と、スレッタとエアリアル――プロスペラ・エリクト母子の訣別編。
プロスペラっていちいち「THE ORIGIN」版(安彦良和史観版)シャアっぽいから完全な人非人なんだと思っていたのでラスト展開は正直ちょっと意外だったな。
「青のオーケストラ」第7話
小桜ハルと青野の過去の思い出話編。
日にちが変わったところで力尽きてしまったが、中盤あたりまでは珍しくキャラ作画が安定してよかったな。
ハルと青野の青春ラブコメ(?)展開に合わせて頑張ったように見えるのが好印象。
あと、今回はメガネッ娘ロリ時代のハルさんがかわいすぎて堪らんかった。
2023/05/20 (土)
「BIRDE WING -Golf Girls' Story- Season 2」第20話
「日本女子オープン」決着編。
亜室監督、けっこう死相が出ていたが病気をネタにふざける余裕があるってことは何だかんだで死なずに済みそうな感じだな(苦笑)。
葵の覚醒回に見せかけた雨音ちゃんメイン回だった「日本女子オープン」編。
正直、彼女がこんなにクローズアップされるとは思わなかったので雨音ちゃん推しの自分的にはちょっと嬉しかったなあ。
最終日の天候を読み切って会心のドヤ顔&天を指さす雨音ちゃんが超クールでシビれたわ。
あと、最後のホテルの寝室での葵×雨音の百合コメ展開が愉しく、そこはかともなくエッチな雰囲気だったところなんかも素晴らしかった。
「女神のカフェテラス」第7話
紅葉の「Familia」退職騒動編。
クライマックスの紅葉の母親との面談シーンで隼が紅葉を突き放すくだり、意外性のある展開な上、隼が言っていることの筋もちゃんと通っていて、最終的に母親との和解もスマートに決まるかたちになっているのがなかなかによく出来ていて真面目に感心してしまったよ。
2023/05/19 (金)
「Dr.STONE NEW WORLD」第7話
「宝島」上陸編。
偵察隊+スイカを除くペルセウス号クルーが全滅する(全員石化する)くだりの絶望感がなかなかのもの。
シリーズ最初期の千空と大樹・杠が分断されるところから、この作品は一貫してキャラのリストラが大胆で上手いなあ。
キャラクターを整理したい、主人公サイドを弱体化したい、という物語上の都合をドラマを劇的に盛り上げる材料として毎回上手に昇華しているのにいつも感心してしまう。
「私の百合はお仕事です!」第7話
ブルーメ選挙期間突入編。
隠し撮り画像を大量保有することが「普通のお友達」の枠に収まる行為だと認識している果乃子さんがかなりヤバイ(笑)。
今回は視野狭窄気味な果乃子と、いま一つ言動の真意が見えてこない純加、互いにクセの強いもの同士の心理的駆け引きが終始緊張感のある作りで面白かった。
2023/05/18 (木)
「【推しの子】」第6話
恋愛リアリティーショー編、続き。
黒川あかねの炎上騒動編。
多少類型的ではあるけれど、今回は人間性を見世物にする「リアリティショー」やネットの風評との相性が最悪な生真面目な性格の少女がすり減っていく残酷物語を1話丸々かけて丁寧に描いているのがなかなかの見応えだった。
また、生真面目さが裏目に出まくる薄幸若手俳優役に石見舞菜香という配役も鉄板すぎてよかったな。
2023/05/17 (水)
「スキップとローファー」第7話
前期生徒会発足編と志摩くんの夏休み前モテラッシュ編の二部構成。
みつみがウッカリ口を滑らすところからラストまでの一連の畳みかけがまさに怒濤の展開といった感じで面白かった。
「久保さんは僕を許さない」第8話
相合い傘編と沙貴ちゃんとの再会編と赤ペン編とお泊まり女子会編の四部構成。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期していた7話以降の放送が約3ヶ月ぶりに再開。
久しぶりに観たからか、今話がたまたまそうなだけか、わからんが、印象よりも作画がちょっとユルめだな(とりわけ悪いわけではないが)。
完全に不測の事態なはずな「白石くんが必要なときに赤ペンが使えない」状況にキッチリと対応してくる久保さんが最早ホラーで怖かったよ(苦笑)。
2023/05/16 (火)
「ゴールデンカムイ(第4期)」第43話
樺太脱出行編。
メインスタッフの一人の急逝による制作休止によって延期していた43話以降の放送が7ヶ月強ぶりに再開。
再開一発目からクライマックスといった感じの第七師団本隊相手の逃走戦。
久々な感じがする「不死身の杉元」の爆発力のある大立ち回りに、最後は軍艦まで出てくる派手な展開の連続がこの作品らしい勢いとテンションの高さで大満足。
また、長くわだかまっていた二人の葛藤が超克される杉元とアシリパの絆のドラマもアツかったし、要所要所のキメどころのキャラ作画・表情作画がいずれも力が入っているのも素晴らしく、全編通して「待った甲斐があった」と素直に思えるような内容がとても好印象だった。
「君は放課後インソムニア」第6話
観測会協力スタッフ勧誘編。
観測会用のポスター制作の条件として丸太に(セミ)ヌードモデルを所望する野々さん、実際に脱いだら歓声を上げつつ赤面しまくるリアクションも含めてエッチすぎて最高だった。
あと、蟹川が丸太の依頼を断るくだりが本当に腹立つ態度・おちょくり方で面白かったな(笑)。
「アリス・ギア・アイギス Expansion」第7話
夜露の元ヤン疑惑編と成子坂製作所整備部TV取材編の二本立て。
整備部TV取材編でのトレーニングウェア姿のリタさんのボリューム満点なおっぱい・ガッツリ見える腋作画が大変素晴らしくって眼福だった。
2023/05/15 (月)
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第7話
席替え編とクラス委員選出編と西村さんと海美ちゃんの交友開始編の三部構成。
高田くんと西村さんの話は前回で最初に目指していたところまではやった感があるからか、今回からは脇キャラも物語に積極的に絡ませて横に拡げていく感じ。
シリーズ後半戦のテコ入れにまずメガネっ娘を投入というがまさに妙手といった感じで素晴らしかった。
2023/05/14 (日)
「天国大魔境」第7話
「不滅教団」潜入編。
幻覚攻撃をうけ、キルコの手足がヒルコのシャッターみたいな歯に切断されるシーンのゴア描写がなかなかにエグくてよろしかった。
「TIGER & BUNNY 2」第7話
楓とサロジャのシュテルンビルト来訪・職業見学編。
「ヒーローになりたい」という楓の進路希望に対して虎徹が「そう言われてもすぐには気持ちの整理がつかず、いまの自分には答えが出せないから考える時間が欲しい」と正直に話し、それを誠意ある返答として楓がちゃんと受け入れる流れが良好な親子関係すぎてよろしかった。
第二期はこれまでのシリーズ(第一期TVアニメシリーズ、劇場版)を経て成熟した(精神的に成長した)虎徹とバーナビーの姿をしっかりと描く方針っぽいが今回はこれまでのエピソードで最も虎徹に近しい人物の問題だったからか、その特色がいつも以上に濃くあらわれている印象だったな。
「僕の心のヤバイやつ」第7話
持久走編とジャージ交換編と席替え編と演技指導編と「発見!コロンブス学園」編の五部構成。
山田が市川から「マジキモい」って台詞の演技指導を受けるくだり。
たった一言の台詞ながらも毎回違う口調の変化と、市川の演技指導を受けるたびにわかり易くちゃんと演技がよくなっているのがたぶん声優の基本スキルなんだろうけどなかなかに大したもので聴いていてちょっと感心したよ。
「おとなりに銀河」第6話
焼き肉お食事会編と久我くんからの手紙(80ページに及ぶ大作漫画)編の二部構成。
今回はラストの久我くんからの手紙(80ページに及ぶ大作漫画)を貰って感涙する五色さんの表情作画がとても丁寧で素晴らしかった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第15話
超巨大ランボーグによるスカイランド爆弾テロ事件編。
スカイランド編はもっと続くのかと思っていたけど、2話であっさり終了か。
プリキュアと同等以上に強い味方キャラの存在は扱いが難しいからか、シャララ隊長は早々にひとまず退場してしまったな。
今回はシャララ隊長の戦闘シーンのアクション作画がダイナミックかつ奔放なタッチで描かれていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
2023/05/13 (土)
「女神のカフェテラス」第6話
流星と白菊のトーストサンド対決編と、敗北者・秋水の意気消沈編と、隼の2代目マスター就任2ヶ月記念サプライズパーティー編の三部構成。
「たった2ヶ月で5人の女たち、全員手なずける隼さんマジ、パネェっす」って話だったな(笑)。
「仏の顔も三度まで」って感じでまたしてもおっぱいネタで逃げようとする秋水を隼が本当におっぱいを揉みし抱いてやり返すくだりが良いパターン崩しで面白かった。
2023/05/12 (金)
「私の百合はお仕事です!」第6話
陽芽と美月の和解編。
かなり拗れた状況を最後はキレイに解きほぐして見事に着地。
メガネっ娘の存在がなかったら、ここで終わってもいいくらいに陽芽と美月の話としては大団円なラストだったな。
週一のTVアニメシリーズとしては過去編に入るくらいまで話のポイントが掴みにくくて厳しいんだけど、この結末に至るまでの6話までを一気に観たらけっこう面白いんじゃないか、と思うくらいに最後のまとめ方、そこに至るまでの今回の紆余曲折が丁寧でよく出来ていた。
「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」第6話
「賢者」からの魔力回路の継承と、デパートショッピング→ビル火災編。
ヒロインたちがビル火災に巻き込まれるも、主人公がチート能力を駆使して見事にレスキュー成功というベッタベタな大味展開を迫力のヴィジュアルで全力でやりきっているフリキレ具合がよかったな。
2023/05/11 (木)
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第6話
晴と梨沙へのLiPPS臨時バックダンサー依頼編。
ライブパートの完成度が高かったな。
凝っていてきめ細やかな振り付けと照明の色使いが素晴らしい。
また、CGを併用するタイプのライブ・ダンスアニメってカメラを矢鱈に振り回す傾向が強いが、そういうことはしないでちゃんとキャラの動きや表情、フォーメーションをしっかりと把握できるようにフォローしているのもよかったな。
2023/05/10 (水)
「スキップとローファー」第6話
前期期末テスト期間突入、みつみと志摩くんの不協和音編。
シリーズの折り返し地点に相応しい中間決算的な内容であり、ターニングポイント的な内容でもある話だった。
みつみが志摩くんにとっての「おもしれー女」から「一番の女友達」に公式に昇格。
何が間違いだったのか、その答えに自力でちゃんとたどり着けるみつみはやっぱり賢いなあ。
二人のすれ違いも、仲直りも繊細で微妙な心理描写を相変わらず丁寧に描いていて今回も非常によく出来ていた。
2023/05/09 (火)
「ヴィンランド・サガ SEASON 2」第18話
ケティルの帰還編。
ケティル親子の話を中断してアルネイズの話をやったのはアルネイズの問題がケティルの(農場の行く末を決める)燃焼剤になるからか。
国家の都合で理不尽にこれまで積み上げてきた全ての失うハメに遭い決壊寸前だったケティルの精神が最後の拠り所だったアルネイズにも裏切られて暴発する流れの「不幸の連鎖と収斂」ぶりと、ケティルがアルネイズを折檻するシーンの殺気のこもりようがともに凄くて負のカタルシスの高まり具合が相当なものだった。
にしても、トルフィンもエイナルも前回までの頑張りがあまりにも報われなさすぎで観ていてなかなかにシンドいな。
2023/05/08 (月)
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」第5話
炭治郎の「赫刀」発動編。
「ヒノカミ神楽・日暈の龍 頭舞い」発動シーンがカラフルな焔・火花・剣閃バチバチな、クライマックスの新必殺技発動シーンに相応しいど派手な作りでなかなかの見応えだった。
2023/05/07 (日)
「天国大魔境」第6話
「100%安全水」騒動編。
前半の熊との対決も、後半の宿でのエロコメ(?)展開も主人公バディの掛け合いがいつにも増して愉しくって上手い具合に熟れてきた感じの二人の関係性がなかなかに良い塩梅だった。
「TIGER & BUNNY 2」第6話
ドラゴンキット&マジカルキャットコンビの不協和音編。
キャットは名前の通り猫を被っていて「実家では声が低い」系女子なのでは?と密かに恐れていたのだが、問題があるのは「他人への人間不信がすぎる」母親の方だった。
あと、今回は美少女コンビメイン回に相応しく全編通して作監修正が端整なのがよかったな。
「僕の心のヤバイやつ」第6話
職業見学編、続きと、少女漫画の貸し借り編と、「図書室で飲食禁止」の張り紙編の三部構成。
「学校が楽しくなってきた」というこれまでの物語を踏まえた上での市川の前向きな変化を押さえつつ、「図書室での逢瀬」終了の危機というテーマで〆る構成は何か「第一部・完」みたいな感じだったな。
また、そういう話の内容に合わせてか、今回は全体的に演出の間の使い方が巧く、印象的でなかなかに良い仕上がりだった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第14話
ソラの「青の護衛隊」入隊編。
向こうっ気が強いくせに泣き虫なベリィベリーが良いキャラしすぎ。
ソラ対ベリィベリーの格闘戦に、プリキュアのバトルシーンと今回はアクション作画に力が入っていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
「ONE PIECE」第1061話
サンジVS.クイーン決着編。
バトルシーンはいずれも作画が良い、作画アニメ回。
アクションシーンは量と質の高さに加え、表現が多彩なところも目に楽しくってなかなかよかった。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第17話
スレッタVS.グエル、三度目の決闘編。
グエルの告白がスレッタに「お断り」されるくだり、「少女漫画テイストも盛り込んだ」と喧伝されていたシリーズ初期を思い出して懐かしい気分になる(苦笑)。
ミオリネとプロスペラ(とついでにグエル)が裏で結託して八百長試合を仕組んだらスレッタに勝ち筋なんてあるワケがないのだが、初陣から現在まで桁違いに強いエアリアルは「『決闘』では全戦勝利して不敗神話を打ち立てるんだろうな」と漠然と予想していたのでここでの敗戦は正直ちょっと意外な感じ。
つーか、改修後のエアリアルは無名の雑魚相手のとき以外ではスッキリと勝利したことがなくって(ルブリス・ウル/ソーンコンビとの初戦は決着が着かず、再戦時のルブリス・ウルは自滅、今回のダリルバルデとの再戦では敗北)振るわないな。
ダリルバルデの再登板、玩具メーカーの都合に合わせて新型機が続々と登場することはなく、既存の現行機を装備を変えて使い回しているのが今どきのリアル・ロボットアニメっぽかった。
スレッタとミオリネの本線のドラマはじっくりと進むのに対してグエル、エランの話は今回もぽんぽんと駆け足気味に進んでいくストーリー構成、この辺はもう完全に割り切っている感じだな。
あと、今回は最後にスレッタの「ホルダーの証」が剥奪されるくだりの、狼狽するスレッタの言葉にならない嗚咽がなかなかに真に迫るものがあってよろしかった。
2023/05/06 (土)
「女神のカフェテラス」第5話
流星のオーバーワーク編と紅葉の秘密のバンド活動編と休日の女子会編の三部構成。
今回は毎回のお楽しみのパンツノルマがなくてビックリ&ガッカリだった。
あと、頑なに白菊を臭いもの好きキャラにしようとする秋水の執着が観ていてちょっと可笑しかったな。
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」第18話
イヴVS.リメルダ編。
貫禄のあるオバサン役をあまりにもナチュラルに演じていたのでEDクレジットに井上麻里奈の名前を見てビックリした。
あと、今回はレオのリメルダへの評価があまりにも辛辣すぎ、流れるような罵倒の畳かけが酷すぎて思わず笑ってしまったよ。
2023/05/05 (金)
2023/05/04 (木)
「魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編」第4話
「最接近領」の領主暗殺を巡る四つ巴の戦い編、続き。
戦いの決着が尻切れ状態なのは残念だったが、今回は姿見えざる最強の暗殺者ジャック・フリズビーの存在に翻弄され、どんどん錯綜していく四つ巴の抗争に、容赦なくキャラが死にまくるハードな展開も相まって全体通してなかなかに緊迫感のある作りになっていたのがよかったな。
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第5話
的場梨沙の映画出演オーディション&依頼編。
「大人しい性格の少女」の役作りとして的場さんにまずメガネの着用を提案した橘さんは名軍師だな。
地味系メガネっ娘に変身した的場さんが大変キュートで素晴らしかった。
また、一連の「ファッション改造計画」のくだりで試着する衣装がイチイチ凝っているのもよかったな。
あと、今回は的場さんの子供らしい視野の狭さからくる焦燥と葛藤にフォーカスしつつも、的場さんが「嫌な子」にならないギリギリのラインを上手についている綱渡りのようなバランス感覚もなかなかのもので観ていて思わず感心してしまったよ。
2023/05/03 (水)
「スキップとローファー」第5話
前期クラスマッチ編。
やはりというか、当然というか、彼女もまた面白おかしくて、良い娘だった江頭さん。
あと、ついにみつみが江頭さんとも打ち解けて、すっかりみんな仲良くなったみつみのクラスの、属性・立場の垣根がない理想郷的雰囲気も矢鱈に暖かく、心地よく描かれていてよかったな。
2023/05/02 (火)
「ヴィンランド・サガ SEASON2」第17話
アルネイズとガルザルの再会騒動の決着編。
トルフィンVS.蛇の殺陣は攻撃速度を売りにするもの同士の戦いらしいテンポの早さと手数の多さ、紙一重の見極めの応酬がなかなかの見応えだった。
また、蛇役の小松史法の気迫のこもった芝居、ガルザルとの再会後はずっと素晴らしい仕事が続く佐古真弓の好演ぶりも大変聴き応えがあってよかったな。
ただ、後半のガルザルの最期はちょっと冗長だったかも。
終始力の入った演出・作画で頑張って緊張感をキープしているんだけど、ガルザルが思い出したり、惑わされたりすることがあまりにも多すぎて観ている途中でダレてしまった。
2023/05/01 (月)
「マイホームヒーロー」第5話
延人生存偽装工作編。
歌仙ママンの大学生時代が自分好みのメガネ美少女でテンションが上がる。
大原さやかの清楚系少女演技もなかなかに味わい深くてよろしかった。
2023/04/30 (日)
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第16話
学園襲撃事件後のベネリットグループの混乱編。
積み重ねられた成功体験に強く紐付けられた洗脳を条理を持って解きほぐすのは難しい。
御三家と株式会社ガンダム周辺、それぞれの陣営が不穏な問題を抱えつつもつれ合う、ベネリットグループ内の混迷ぶりと緊迫感が全編通してとても良い塩梅だった。
あと、今回は何と言っても能登麻美子の黒幕声優ぶりが圧巻だったな。
アバンの狂気の芝居もよかったけど、ミオリネを返り討ちにしたラストが大変素晴らしかった。
言っていることは視聴者なら全部わかっている話なので言葉自体・話の内容自体にはそれほどインパクトはないんだけど、鉄砲玉のようにカチコんできたミオリネを逆にプロスペラが「役者の違い」を見せつけ、圧倒する展開に相応しい、まさに場を浚っていくような迫力がなかなか大したものだったな。
2023/04/29 (土)
2023/04/28 (金)
「Dr.STONE NEW WORLD」第4話
レーダー開発編。
クロムが金属探知機で鉄鉱石の鉱床を発見し、千空たちがその確認作業をするくだり、千空が金属探知機の説明をする傍らでパワーチームが無言でテキパキと採掘作業に取りかかるシーンが「現在の『科学王国』の面々の経験値とチームワークの高さからくる優秀さ」を画で巧みに語っていてよかったな。
「私の百合はお仕事です!」第4話
陽芽と美月の小学生時代の因縁話編。
今回のお話をまとめると、
独りよがりの完全な「自分ルール」で欺瞞だらけの陽芽固有の処世術を音楽室でのやり取りだけで完璧に理解し、「全てを察して自分に合わせて」と思われても難しい。
まして箱入り娘なせいか、人より純粋で融通が利かず、我が強い上に友達付き合いもあまり得意ではない美月にとっては尚のこと。
また、そのときの互いにとっての「裏切り」がともにトラウマになってしまっているため、高校生のいまになっても「小学生のときの話」と水に流すことも、冷静に当時の状況を振り返ってみる余裕もない、といったところになるだろうか。
二人の確執を生んだ周囲の事情――子供社会の陰湿なパワーゲームも含めて、今回は複雑な二人の愛憎の変遷を尺をかけて丁寧にわかり易く描いているのがなかなかによく出来ていて面白かった。
「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」第4話
レクシア王女からの求婚と、優夜の弟妹たち&暴走族のお礼参り編。
後半のお礼参り騒動一連の流れがツッコミどころだらけで参ったな(苦笑)。
学校の敷地内に暴走族が乱入という時代錯誤なシチュエーションに、悪党たちの先のことを全く考えていない行き当たりばったりな凶行の数々、ともに軽くアッサリと解消してしまう優夜のトラウマと、弟妹との確執・・・・・・と浅くて安いテキトーな展開がもの凄い分量と密度と勢いで押し寄せてきてなかなか愉快な仕上がりだった。
2023/04/27 (木)
2023/04/26 (水)
2023/04/25 (火)
「君は放課後インソムニア」第3話
天文部OB・白丸結先輩登場編。
白丸先輩、戸松遥が女性キャラではあまりやらないタイプの声質・演技をしていて面白かった。
あと、性別不詳な見た目、ぼっち特有のぶっきらぼうな態度なクセになかなかかわいいブラしているのもよかったな。
2023/04/24 (月)
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第3話
捨て猫・クロ拾得編と夏休みの計画表作成編とプール編の3部構成。
プール編の西村さん、何だかんだで普通にけっこうカワイイ水着を選んでいるのもよかったが、何よりも普段とは違う二つ結びが大変かわいらしくてよろしかった。
2023/04/23 (日)
「天国大魔境」第4話
VS.魚型ヒルコ編。
東屋でトキオとコナがちょっといい雰囲気になるくだり、きめ細やかな芝居・表情作画に、美麗なキャラ修正と撮影処理が見せ場らしく相当に力が入っていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
「僕の心のヤバイやつ」第4話
プルーチェ編と倫ちゃんの謝罪編と自転車二人乗り編とファーストフード店遭遇編と職員室呼び出し編の5部構成。
山田さん、私服になるとボディラインの強調ぶりがエグくてエロさがさらにマシマシになるな。
あと、市川がアイスを買ってしまったあとの山田さんとのやり取りがいつにも増して甘酸っぱすぎて堪らんかった。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第15話
「フォルドの夜明け」拠点殲滅作戦編。
まさかの1話丸々グエルメイン回。
第2期シリーズ3話目にして満を持しての登場かと思ったら、主人公未登場回の主役とはグエル先輩、(キャラ的に)メチャクチャ良い扱い受けてんな。
あまりにも過酷すぎる状況にも驚いたが、そこから第1期ラストの父殺し問題も含めてほとんど誰の助けも借りずに自力で再起したのにも驚いた。
第1話での「主人公初戦の噛ませ犬キャラ」という立ち位置からは想像もつかないような紆余曲折ぶりと厚遇ぶりだな、本当に。
あと、今回は後半MS戦シーンが全体的に良好だったな。
自分は「MSはとりあえず灰色に塗ると兵器としてのリアリティが増してカッコよくなる理論(G-3ガンダム理論)」の信奉者なので敵味方ともに灰色のMS同士の戦い、というだけでテンションがあがったし、超兵器・超機動演出のない地に足の着いた正統派リアルロボットアクション、暗所での灰色の機体同士の戦いなのに観易い作りなども上々でメカアニメ的にも見応えがあって面白かった。
2023/04/22 (土)
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」第16話
葵とイヴの出生の秘密編。
本当に姫川はいいところ何もないまま敗退してしまうのな。
葵とイヴ、どちらの家庭事情もかなり深刻なのだが、いつにも増して濃厚な大映ドラマみたいなノリに、ガンダムネタも面白すぎて観ていて何度も笑ってしまった。
「女神のカフェテラス」第3話
桜花との関係修復ミッション編と秋水の失敗編と「Famila」再オープン編の3部構成。
「Famila」の出資者の爺さん、口にする言葉は全て嫌味だがお婆ちゃんに対する執着が凄いので「これはもしかしてツンデレなのか?」と思ってしまった(苦笑)。
あと、パンツノルマを最後に爺さんのセクハラで達成させる展開も力業すぎて可笑しかったな。
2023/04/21 (金)
2023/04/20 (木)
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第3話
「しゅがみん☆TV」+第3芸能課コラボ編。
まさに「アイドルが天職」と言わんばかりの、赤城みりあさんの「人に好かれる才能」の迸りっぷりに目が眩む。
また、今回は突発事故的にはじまり、次々に状況が転変し続けるライブ配信をノンストップで臨場感たっぷりに描いているのもなかなかにスリリングで面白かったな。
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」第12話(最終回)
第八回イベントの決着編。
第八回イベントの終了を持って切りよく幕引き。
前回、珍しく作画がよかったので最終回も続けて前回と同等以上の作画を期待したんだけど、前回が特別に作画がよかっただけだったな。
あと、お話の方も図体だけのでくの坊なラスボスを主人公たちが袋だたきにする、いつも通りの展開で退屈だった。
第2期シリーズはゲーム攻略は進むも人間関係等の状況に目立った変化が起こらない上、話の展開も完全にマンネリ化していて新鮮味がなく、加えてメイプルのパワーアップのエスカレーションもネタ切れ気味で頭打ち、第1期にはあった要所要所のキレのあるアクション作画も鳴りを潜めて作画も低調、・・・・・・といった具合で厳しかったな。
この手のジャンル(無双主人公(パーティ)による楽勝冒険アクションもの)や個々のキャラクターにはあまり興味がないので自分には何を楽しめばいいやら・・・・・・、といった感じで正直言って最後まで脱落せずに観続けるのに難儀した。
2023/04/19 (水)
「スキップとローファー」第3話
久留米誠さんのみつみグループ加入編。
これはいい正統派地味メガネっ娘。
潘めぐみの女子高生キャラとは思えぬ枯れた演技も的確で素晴らしかった。
相変わらず「問題提起には充分なリアリティを込めて、問題の解決・解消はシラけない程度の理想論で」という基本的な組み立てのバランス感覚が絶妙で今回も上手かったなあ。
あと、今さらだけど絵柄の幅は決して広くはないのにひとりひとりのキャラの顔をしっかりと描き分けているのもよく出来ていて思わず感心してしまう。
2023/04/18 (火)
「君は放課後インソムニア」第2話
天文部復活編。
前半の天体観測室・仮眠室化ミッションのくだり、テンポのよく進む構成に、「二人だけの秘密の作業」の微かな背徳感を伴う青春ラブコメ指数の高さも上々でなかなかに良い塩梅だった。
2023/04/17 (月)
2023/04/16 (日)
「UniteUp!」第12話(最終回)
sMiLeaプロダクション合同ライブ当日編。
結局、牛嶋新一郎監督がコンテを切った初回と最終回(児玉亮と共同)だけ、ということになってしまったが初回以来11話ぶりにレイアウトがよかったな。
3DCGライブパートも会場やステージのスケール感、高低奥行き空間の拡がりの見せ方が上手くてなかなかよろしかった。
社長コンビのライブ後、いきなり釈明会見からはじまるのはのっけからテンションが下げる展開でどうかと思ったが、3ユニット+全ユニット合同曲のライブパートの4連続→打ち上げ会→まとめ&エピローグ、という単純明快な構成でストレートにライブパートや打ち上げのオフショットを楽しんで貰う作りも悪くなかった。
ぶっちゃけ、初回以降はよくある「とりあえず大量の登場人物を捌くだけで精一杯なアイドルアニメ」でお話も映像も平凡な、期待外れの内容だったが、最終回の出来がそれなりによくて最後に印象を上方修正して終わってくれたのはよかったな。
「天国大魔境」第3話
「キルコ」誕生の顛末編。
野村和也コンテ・演出回でいつにも増して端整な画面の仕上がり、テンポのよい物語の進行、歯切れのよい演出が上々だった。
いまのところ今回が一番面白かったかも。
「TIGER & BUNNY 2」第3話
ライアンの憂鬱編。
圧倒的なライアン萌え回。
ベッタベタな勘違いコントがひたすらかわいくってとても楽しい仕上がりだった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第11話
ツバサくんとあげはちゃんの初顔合わせ編。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」ではなかったので何気に久しぶりな青山充一人原画回にして、期待を裏切らぬ王道おねショタ回だった。
つーか、もう完全にツバサくんのハーレムアニメ状態だな。
自分はそれでも別に構わないからどうでもいいんだけど、「プリキュア」を百合アニメとして消費していた男性オタク層にとってはやっぱりこの状況ってあまり面白くなかったりするのだろうか?
2023/04/15 (土)
「終末のワルキューレII」第1話
Webアニメ「終末のワルキューレ」の地上波放送としては約1年3ヶ月ぶりの第2期シリーズ。
ヘラクレスVS.ジャック・ザ・リッパー戦・開戦編。
80年代ジャンプバトル漫画みたいなノリは好みだし、今どき珍しい劇画調キャラに濃厚キャラ修正がのっているのも味があってよいのだが、バトルのテンポが間延びしていて眠くなる欠点も相変わらずで終盤思わず寝落ちしそうになってしまった。
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season2」第15話
ダブルス選手権決勝、雷凰女子学園VS.灘南体育女子学園編。
あれだけ強キャラオーラを出していた姫川が特に見せ場もないまま秘めた力を覚醒させた葵とイヴの噛ませ犬にあっさりと成り下がってしまったのに驚いた。
しかも物語の焦点は葵とイヴのバックボーンに纏わる因縁話の方にあたっていて灘南との対戦そのものは後景に追いやられている状況にいたっては最早気の毒でしかなかったな(苦笑)。
「女神のカフェテラス」第2話
家事当番制開始編とプレオープン編と挨拶回り編の三部構成。
これはいいぱんつアニメ。
時間が20年くらい巻き戻ったかのような風情だがまさに「実家のような安心感」(笑)でよろしかった。
また、10分以下のショートエピソードを連続してテンポよく見せていく構成も観易くってよかったな。
「江戸前エルフ」第2話
コマちゃん来訪編ともんじゃ焼き新メニュー発案リサーチ試食会編の二部構成。
「小糸が3年間お年玉を貯めて買った大人っぽいバッグ」が初回のネタとして消費されて終わらずに2話以降もちゃんと小糸の基本装備として普段使いされているのが良い。
また、今回は初回にはあったドラマ性がほとんどなくなり、ただの「エルフ女の皮を被った引きこもりクソオタク介護コント」になってより楽しさが増したというか、磨かれた感じがしたのも面白かった。
2023/04/14 (金)
「Dr.STONE NEW WORLD」第2話
パン作り編、続き/フランソワ登場編と、写真機開発編の二部構成。
フランソワ役に坂本真綾。
硬質な演技を基調にしつつも硬くなりすぎない匙加減がまさに絶妙というしかなくって素晴らしかった。
「王様ランキング 勇気の宝箱」第1話
「王様ランキング」の1年ぶりのスピンオフ短編番外編シリーズ。
デスパー修行編時代の、カゲのお使い編と、カゲとボッジのお仕事編の二本立て。
本編シリーズと同様に丁寧な作りでよく出来ているけれど、話の内容や展開にフックがなくて感想がちょっと書きにくいな(苦笑)。
2023/04/13 (木)
「魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編」第1話
「魔術士オーフェンはぐれ旅」の第4期TVアニメシリーズ。
銀月姫登場編。
便宜上「第4期」ってことになっているみたいだけど、実質的には連続2クールの第2クール目でしかないので先週まで放送していた第3期ラストからそのまま続き。
いつものように映像クオリティは初回も最終回も関係ないって感じの通常営業だったが、話の方はたくさんのキャラクターが登場したり、再会したり、新しい展開がいろいろと楽しめてそれなりに面白かった。
「【推しの子】」第1話
転生もの×バックステージもの×復讐劇。
アイドル・星野アイの双子出産から星野アイ殺害事件までの3年間の顛末編。
90分枠で物語のプロローグに相当する3話分を一挙放送。
単純に作品の概要を伝えるには3話分かかる、というのもあるが、1話分(30分枠)で描けるところまでだと主人公の星野母子3人の印象があまりよろしくないのでそういう意味でも3話分の枠をとってプロローグ丸ごと全部やったのは英断だった気がするな。
とにかく多種多様にして山盛りな内容をそれぞれ凝った演出・作画できっちりと描ききっているのがなかなか大したものだった。
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」第11話
第八回イベント本戦・3日目編、続き。
今回は第2期になってからすっかりご無沙汰になっていたこの作品らしい80年代暴走作画風アクション作画が1話丸々たっぷりと堪能できて眼福だったな。
2023/04/12 (水)
2023/04/11 (火)
「君は放課後インソムニア」第1話
タイトル通り互いに「不眠症」同士の少年と少女が主人公の青春恋愛もの。
「夜のお楽しみ会」発足編。
「よふかしのうた」からわずか半年のスパンで再び佐藤元主演・ライデンフィルム制作の不眠症アニメを観ることになるとはな。
等身大で繊細な世界観を描くにはいささか作画がユルいのが気になるが雰囲気自体は悪くなかった。
あと、「夜のお楽しみ会」というフレーズと、ヒロインの私服のチューブトップとオーバーオールのコーディネートがエロかったな。
「アリス・ギア・アイギス Expansion」第2話
サバゲー編とコンカフェ編の二本立て。
サバゲー用のメガネに、アクトレススーツの強調された乳とむき出しの腋が俺得すぎて眼福だった。
2023/04/10 (月)
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第1話
いじめられっ子の少女と彼女の存在を全肯定してくる転校生の少年の青春ラブコメディ。
高田くんの急接近編。
ありふれた「いじめ」のパターンの数々を全てポジティブ解釈で軽やかにはね除ける展開がなかなかに痛快だったなあ。
西村さんも相当に根暗地味子かわいいんだけど、それが霞んでしまうくらいに高田くんのまさに「グイグイくる」全肯定力が凄かった(笑)。
あと、素朴でシンプルなキャラクターデザインもかわいらしくてよかったな。
「ワールドダイスター」第1話
「演劇」をモチーフにした美少女群像劇メディアミックス企画もの。
劇団「シリウス」オーディション編。
「演劇」モチーフの美少女アニメかと思ったらサイコホラーアニメだったでござるの巻。
序盤のヒロインが家を出るあたりから親友がイマジナリーフレンドなのはバレバレなので「衝撃のラスト」って感じにもなっていないため、何でこんな仕掛けを用意したのかただただ困惑してしまう。
ドイツの娘の「センス」とやらが完全に異能力だったのでイマジナリーフレンドはヒロインの娘の「センス」(っつーか、異能力が人の形を成しているので完全にスタンド(苦笑))ってことなのかもしれないが。
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」第1話
約1年ぶりの「鬼滅の刃」の第3期TVアニメシリーズ。
炭治郎の「刀鍛冶の里」訪問編。
無限城の美術・ギミックの作り込みが素晴らしい。
新シリーズの初回だからか、初回は劇場公開することになっていたからなのか、わからんが、冒頭の無限城のシーンの画作りが無闇矢鱈にゴージャスだったな。
ただ、このシーンは全体的に演出がいささか過剰気味で登場人物が何かしらの反応をするたびにいちいち大げさな演出がつくのに観ていてちょっと笑ってしまった。
2023/04/09 (日)
「天国大魔境」第2話
旅館編、続き→トマト天国編。
前半のヒルコとの戦闘シーン、ヒルコの野生動物的な予測しづらい挙動やサイズ感の見せ方がなかなかに迫真性が高くてよかったな。
あと、今回からタイトルアニメがお披露目。
OPは作画の凝った表現の数々に、洒落ていてセンスのよい構成がなかなかのもので見応えのある仕上がりだった。
「異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~」第1話
副題通り、同伴者の最強姉が無双する異世界転生ファンタジーもの。
主人公姉弟の異世界降臨編。
新井淳作画アニメだった。
加えて姉のムチムチ具合もよかったが、話は思ったほどハッチャケていなくてワリと普通だったので作画の勢いが止まったらそこで観るべきものがなくなってしまいそうなのが不安だな。
「僕の心のヤバイやつ」第2話
図書室ぼっちおやつの秘密編と文化祭編の二部構成。
原さんのおっぱいのボリューム感が素晴らしい。
あと、イケメンナンパ先輩がけっこういい人という多面的な人物造形もよかったな。
「おとなりに銀河」第1話
売れない漫画家青年と彼の元にやってきた謎の神アシスタント少女のラブコメディ。
謎の神アシスタント・五色しおりの来訪編。
映像は丁寧な作りで雰囲気も良いんだけど、キャラクターや舞台の設定のご都合がいささか目についていま一つノレなかったなあ。
「甘々と稲妻」は面白かったし、本題のラブコメが本格的に動き出せば面白くなりそうな予感もするので期待を込めつつ、とりあえずは様子見というところかな。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」第13話
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の3ヶ月ぶりの分割2クール後半戦。
「地球の魔女」コンビのアスティカシア高等専門学園編入編。
1クール目があんな終わり方をしたにも関わらずスレッタとミオリネの話はお預けにして引っ張り、代わりに水入りに終わった「地球の魔女」たちとの再戦をニカの話も合わせて早くも進める、「引き」と「押し」のバランスの取れたストーリー構成が上手かった。
あと、丁度ニカのドラマが深掘りされそうなタイミングで宮本侑芽が現場復帰できたのはよかったな。
「青のオーケストラ」第1話
高校のオーケストラ部を舞台にした文化部系青春群像劇。
主人公・青野一と秋音律子の邂逅編。
地に足の着いた語り口と丁寧な作りでよく出来ていた。
ただ、今どきのアニメにしてはややスローな展開&あまりにもフックに欠ける初回でちょっと驚いたな。
この商売っ気のなさは「大人気アニメの真裏のEテレアニメ」というポジションには妙にあっている感じはするけれど。
あと、斎藤千和声の主人公ママンが何か矢鱈にかわいかったな。
2023/04/08 (土)
「マッシュル-MASHLE-」第1話
「魔法がすべての世界」を舞台に魔法が使えない少年が魔法ではなく筋肉で無双する魔法学校ものアクションファンタジーコメディ。
悪徳警官との取引で魔法学校への入学を決めるくだり、原作では早々にフェードアウトした設定だったので完全に忘れていたわ。
自分がこの作品で最も評価している点は「読みやすさ」なんだけどアニメ化してもその良い意味での平易さがちゃんとキープできていて好印象。
あと、ジャンプの掲載順的には中盤以下が定位置の作品なので場合によっては雑に扱われてもおかしくない作品なのだが、作りがけっこう丁寧だったのもよかったな。
「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」第38話(最終回)
一巡した新世界でのエンポリオVS.プッチ最終決戦編。
一巡した新世界の承太郎似のヒト、承太郎のコスプレをして刑務所の面会室にやってくるヤベーおっさんにしか見えなくて笑う。
あと、ゆっくり顔面を押しつぶされている感じを完璧に表現したプッチ役の関智一の迫真演技もオモシロかった。
最後の結末については原作を読んだときもファンに厳しい終わり方すぎて受け止めきれなかったんだけど、再び今回アニメで観ても同じ感想になってしまうなあ。
プッチの野望は見事に挫いて終わったが、その代償が「これまでの物語のほぼ全て」ともとれる終わり方なので「そりゃないよ」って気分になる。
あと、今回アニメで「ストーンオーシャン」を観直してはじめて気付いたけど、シリーズ後半になると広域無差別攻撃(影響)型の敵が多くなり、異能力「バトル」よりも「異常な状況とそれに翻弄される人間たち/人間社会」を描くことに軸足が置かれるようになってどんどん「異能力バトル漫画」の様相を呈さなくなっていくんだな。
ラストの突き放しっぷりも含め、荒木飛呂彦が「週刊少年ジャンプ」で描き続けることの限界みたいなものが「ストーンオーシャン」の段階でけっこう濃厚に現れていたのがわかったのは発見だった。
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season2」第14話
「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」の9ヶ月ぶりの分割2クール後半戦。
ダブルス選手権準決勝、雷凰女子学園VS.香蘭女子高校編。
亜室監督は「垂れ目で薄い顔で大人びた雰囲気の重い女」に好かれる傾向がある、という話だった。
元々連続2クールの予定だったからか、話がそのまま続きなのはもちろんのこと、OPも楽曲はそのまま、映像もほとんど変わっていなかったのがこれだけ長いブランクがあると逆に新鮮で面白かったな。
「女神のカフェテラス」第1話
海辺の喫茶店を舞台にした美少女ハーレムコメディ。
主人公・粕壁隼の帰郷編。
「今年って平成何年だったっけ?」とか思ってしまうくらい古典的な美少女ハーレムコメディ展開にビックリした(苦笑)。
手塚プロダクション制作らしい古くて安っぽい作りも内容にあっていてなかなかに味わい深い仕上がりだったな。
「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」第1話
2011年のアキバを舞台にオタク弾圧からのレジスタンスを描く、美少女アクションコメディ。
魔法少女ブルー奪還作戦編。
「ロボット」が「魔法少女」に差し替わった「逆転世界ノ電池少女」。
メインヒロインが「逆転世界ノ電池少女」と同じくファイルーズあいなのは狙ってやっているのだろうか?
本編の内容については勢いで誤魔化しきれないほど適当な段取りや流れのすっ飛ばしぶりに困惑した。
おかげでエキセントリックなキャラや、見せ場の「燃えるシチュエーション」も完全に滑っている。
時代錯誤なオタクネタも痛々しいだけで観ていてかなりシンドかったな。
「江戸前エルフ」第1話
異世界から召喚したエルフを「生けるご神体」として祀る神社を舞台にした美少女コメディ。
「エルフがご神体」というどうやって捻りだしたのか謎な設定が面白かったな。
明るくユルく楽しげな美少女たちのキャラ造形もなかなかに良い塩梅だった。
端整なキャラ作画、緻密な背景美術も眼福だったし、エルフの長命ゆえの葛藤、ヒロインとエルフの因縁のドラマにヒネリがなさすぎるものの、キャラ推しのシチュエーションコメディとしては概ね手堅く仕上がっていてよかったな。
2023/04/07 (金)
「魔法使いの嫁 SEASON2」第1話
「魔法使いの嫁」の約5年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
智世の「学院」への入学編。
全くと言っていいほど話の内容を覚えてなくって難儀した。
映像は前作と同様に緻密な仕上がりで充実。
音楽の使いも洒落ていてよかったな。
あと、寮母の猫さんズ役を一人三役で演じる玉川砂記子が矢鱈に上手くて驚いた。
「Dr.STONE NEW WORLD」第1話
「Dr.STONE」のTVSPから約9ヶ月ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
気球を使った空からの地図作成と農耕のはじまり編。
相変わらずの安定感。
けっこう盛りだくさんな内容だったがサクサクとテンポよく進む構成で上手に捌いていて詰め込んでいる感じがあまりしないのがよかったな。
「私の百合はお仕事です!」第1話
コンセプトカフェ「カフェ・リーベ女学園」を舞台にした百合コメディもの。
主人公・白木陽芽のコンセプトカフェ「カフェ・リーベ女学園」初勤務編。
小倉唯、上坂すみれ、田村ゆかりと一昔前のキングレコードアニメみたいな並びだな。
腹黒で外面を気にするワリには空気が読めない主人公、詐欺紛いの手口で強引に主人公を仕事に引き込む店、激しくキレるがキレる理由は説明しないお姉様と、毒気を愉しむタイプの作品でもないのに終始ネガティブな人間模様ばかり見せられて困惑する。
作画は初回だからか芝居もレイアウトもけっこう頑張っていてよかったな。
あと、小倉唯の腹黒演技も元々の声質とのギャップを上手く活かしていて面白かった。
「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」第1話
タイトル通り「異世界への扉」を使って異世界と現実世界を往き来しながら異世界で得たチート能力を駆使し、二つの世界で無双する学園ファンタジーアクションもの。
「異世界への扉」発見編。
全体的に端麗なキャラ作画がなかなかのものだった。
ただ、制作会社がミルパンセなので画のクオリティが最後までちゃんと維持できるかどうかは不安が残る。
あと、現実世界に軸足を置いたかたちで異世界と往き来する設定も「異世界もの」ではあまり見ないパターンでよかったな。
「勇者が死んだ!」第1話
勇者を過失によって殺した「ただの村人」の少年がゾンビ化した勇者に憑依し、勇者の替え玉になる異世界ファンタジーコメディ。
勇者の死と再生編。
ムチムチヒロインはエロくてかわいいし、笑いどころもそれなりにあるが、説明臭いシーンが多くて話がなかなかドライヴしていかないのは観ていてちょっともどかしかったな。
2023/04/06 (木)
「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」第12話(最終回)
VS.ライアン戦の決着編。
最終回といっても「アーバンラマ編」が終わるだけ。
来週も副題を変えて引き続き放送するので話の区切りはつくものの、最終回らしさは全くない。
というか、実質的には連続2クールなのに驚いた。
「かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-」全4話
「かぐや様は告らせたい」の第3期TVアニメシリーズから約9ヶ月ぶりのTVSP。
クリスマス編。
大団円といっていい終わり方をした文化祭編のラストをひっくり返して白銀とかぐやの関係性とそれぞれの人間性をさらに掘り下げ、物語をさらに深化させた上で再び大団円に持っていく、という荒業をやりきった話運びの巧さに観ていて思わず感心する。
ラブストーリーとラブコメディのバランス、緩急の利かせ方、(石上以外の)サブキャラたちへの目配せも絶妙で大変素晴らしい仕上がりだった。
「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」第1話
身長149㎝以下の小学生アイドルたちが主人公の「アイドルマスター シンデレラガールズ」のスピンオフ。
第3芸能課設立編。
観ている途中で「U149」の意味に気付いて戦慄する。
何か凄いロリコンアニメがはじまったな。
「これこそ劇場公開すべきなんじゃないか」と思うほどキャラ作画、芝居作画、レイアウト、美術のクオリティが高く、まさに劇場用アニメのような風格のある作りが素晴らしかった。
「アイマス」のアニメは最初のロボが出てくるヤツも作画はよかったし、悪かったのは劇場版の劇場公開ヴァージョンぐらいなもので映像面では毎回毎回恵まれているな。
「この素晴らしい世界に爆焰を!」第1話
めぐみんが主人公の「この素晴らしい世界に祝福を!」のスピンオフ。
めぐみんたちの魔法学園・レッドプリズン入学編。
制作会社は変わったものの、主要スタッフはそのまま継続しているからか、ほとんどいつもの「このすば」だった。
多少ゆんゆんが浮いているが、概ねみんな仲良しで和気藹々としている学園生活描写が微笑ましくってよかったな。
「神無き世界のカミサマ活動」第1話
「宗教」をテーマにした異世界転生もの。
主人公・卜部征人の「神」や「宗教」の概念がない異世界への転生編。
制作時期的にただの偶然なんだろうけど、このタイミングで怪しげな新興宗教の宗教2世が主人公とか、なかなかに攻めた設定だな(苦笑)。
「宗教」というこれまでの異世界転生ものにはない切り口は悪くはないが、全体的に話も画もかなり大味な作りなのは気になった。
話の全体像がまだよく見えてこないのでとりあえず「最後に召喚した『神様』と何をする話なのか」わかるまでは何とも言えない感じだな。
2023/04/05 (水)
「スキップとローファー」第1話
過疎地から東京の進学校に進学してきた頭は良く、性格もポジティブだけどどこか抜けている女子高生が主人公の青春学園群像劇。
入学式編。
一昔前の日テレ深夜アニメっぽい。
いわゆる「おもしれー女」系話を非常にウェルメイドなタッチで描いていてよく出来ていた。
柔らかでスマートな描線と造形のキャラ作画はP.A.WORKS制作っぽくないけどセンスよくまとまっていて好印象。
また、最後まで淀みのない語り口もソツがなくってよかったな。
2023/04/04 (火)
「くまクマ熊ベアーぱーんち!」第1話
「くまクマ熊ベアー」の2年半ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
「蜂蜜の木」奪還ミッション編。
はじめからそんな大層な話ではなかったような気もするが、久しぶりに観たら自分が思っていた以上にユルくて安い作りでちょっと戸惑った。
元々出オチみたいな設定なので仕方がないところもあるのだが、第1期の段階でこのキャラクター、この設定でやるべきことは一通りやりきってしまった感が濃厚に漂っていて初回からいきなり出涸らしを飲んでいるみたいな感じがしてしまうのが厳しかったな。
「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」第37話(最終回)
8回目の時間遡行と、「天竺」の渋谷襲来編。
「天竺編」に続くよ、ブツ切りEND。
駅での逃走・乱闘劇のところのアクションの組み立てが珍しく凝った作りでよろしかった。
「聖夜決戦編」と銘打たれたシリーズだったが、「聖夜決戦」が完全に終わったあとのラスト2話の方が露骨に力が入っていたな。
まぁ、太寿も「黒龍」も張り子の虎にもほどがあったので致し方ない気もするが・・・・・・(苦笑)。
「アリス・ギア・アイギス Expansion」第1話
アクションシューティングゲームが原作のSFバトルスーツ美少女チームもの。
高幡のどかの成子坂製作所入社編。
このTVアニメシリーズでは本題(?)のバトルはやらずに番外編的・ファンムービー的な美少女コメディに徹する感じなのかなあ?
話の内容はたわいもなく、原作ゲーム未プレイなので紹介も説明も碌にないままたくさん出てくるキャラクターたちもよくわからんが、キャラ作画や画作りのセンスがよいので存外にけっこう楽しめた。
2023/04/03 (月)
「マイホームヒーロー」第1話
マイホームパパVS.反社勢力という構図のクライムアクションサスペンスもの。
娘の半グレ彼氏殺害事件編。
一昔前の日テレ深夜アニメっぽい。
朝基まさし作品と言えば実写ドラマ化(「超頭脳シルバーウルフ」(「銀狼怪奇ファイル」)、「サイコメトラーEIJI」、「クニミツの政」、「シバトラ」、「でぶせん」)って印象だが今回はアニメなのか。
これまで映像化した作品の中でひょっとしたら最も実写向きかもしれない作品が初のアニメ化作品というのがちょっと面白いな。
ジェットコースタークライムサスペンスものとして非常によく出来ていて「暖かな日常の呆気ない崩壊と奈落の底へと向かうような転落」を非常にスリリングなタッチで描いているのがよろしかった。
あと、横溢する理不尽な暴力による抑圧とそこからの弱者よる逆襲劇のカタルシスもよかったし、後半の奥さんと彼氏の父親の意表を突くようなキャラ立てによるヒネリの利かせ方、ヒキの作り方も上手かったな。
「もういっぽん!」第13話(最終回)
永遠ちゃんVS.エマ、金鷲旗大会終了編。
金鷲旗大会編の終了をもって切りよくTVアニメシリーズも終了。
主人公が全く活躍しないまま終わる苦しい展開は後半の大会後のエピローグを分厚い構成にして最終的に青葉西柔道部の物語としてまとめることで乗り切った感じ。
青葉西・霞ヶ丘合同の着替えシーンがエロすぎて興奮する。
永遠ちゃんVS.エマの試合は柔道作画は終始キレキレ、勝負の白熱ぶりも上々でシリーズのラストを飾るに相応しい見応えだった。
また、着替え、ラーメン屋台、空港、EDの海水浴と花火、夏休み最終日の部室と、大会終了後のエピローグ的シチュエーションとサービスの怒濤のような畳みかけも最後まで飽きさせない盛りだくさんな内容でよかったな。
2023/04/02 (日)
「天国大魔境」第1話
大災害により崩壊した現代日本を舞台にしたポスト・アポカリプスSF冒険サスペンスもの。
中盤の暴漢たちとのアクションシーンが矢鱈に冴えているな、と思ったらバトルシーンコンテが竹内哲也で納得。
それにキャラ作画は端整、要所の凝った芝居作画やレイアウト、文明崩壊・廃墟化した現代日本を緻密に描く背景美術も良好で総じて画面の充実度が高かった。
また、状況描写の丁寧な積み重ねで話の舞台やキャラクターの性格・関係性を語る作りもよく出来ている。
「壁の中」と「壁の外」を交互に描き、この世界の謎を深めていく構成も緊張感があったし、全編通して雰囲気たっぷりな内容がなかなかのもので面白かった。
「地獄楽」第1話
極楽浄土と噂される島を舞台に「不老不死の仙薬」=「無罪放免の約定」を得るため、死罪人たちがサバイバルバトルロイヤルを繰り広げるバトルファンタジー時代劇。
主人公・画眉丸の死刑執行編。
取り立てて腐すほど悪くはないが、MAPPA制作のワリには初回から作画がちょっとユルめで拍子抜け。
久しぶりに聴く能登麻美子の少女(人妻だけど)役演技は破壊力が高くてけっこうグッとくるものがあったなあ。
「TIGER & BUNNY 2」第1話
「TIGER & BUNNY」のTVシリーズから約11年ぶり、劇場版2作目から約8年ぶりとなる続編WEBアニメシリーズ(の地上波放送版)。
劇場版2作目のエピソードから約半年後、バディヒーロー制の導入編。
半年で肥えたアニエスさん。
ボリュームアップしたケツがエロくて大変よろしかった。
新ヒーローが三人も増えて、ヴィジュアルも過去作からの時間経過の長さに見合った大幅なブラッシュアップが為されているが、作品の雰囲気、キャラクターやドラマのノリはそのままで変わっていない・・・・・・、という正しくパワーアップした続編といった感じの内容で好印象。
また、強盗集団の捕り物を通してのヒーローたちのお披露目、新体制(新設定)の紹介、主人公バディのイチャイチャ&活躍といった導入編としてやるべきことをテキパキとした手つきでまとめていく構成もよく出来ていて上手かったな。
「僕の心のヤバイやつ」第1話
モデルとしても活躍する超天然美少女と中二病少年が主人公の学園ラブコメもの。
原作の人気の高さも頷ける内容だったなあ。
とにかく個々のシチュエーションコントが素晴らしいキレ味、唸るほど巧くて感心する。
また、ハジケた笑いを主旋律として描く一方で要所要所のキャラクターの心情や状況や行動に生々しさや繊細さがあるのも緊張感を生む良いアクセントになっていてその点なんかも面白かった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第9話
キュアウィング爆誕編。
変身シーンのときだけ、ツバサくんの声が普段よりも高く、かわいくなるのは「プリティでキュアキュア」な存在になってしまうからなのだろうか?
基本的に作画は若干低調気味なシリーズだが、新プリキュアが登場する今回はさすがに作画に力が入っていてよかったな。
2023/04/01 (土)
「D4DJ All Mix」第12話(最終回)
年越しカウントダウンライブ編。
各ユニットの「6ユニット合同コラボ曲に参加する代表メンバー選出会議」を通してユニットそれぞれのこのシリーズに関するまとめを描き、最後は6ユニット合同コラボ曲で〆る、という手堅い構成だったなあ。
6ユニット合同コラボ曲「Delightful Party」は曲もパフォーマンスも大変かわいらしくて素晴らしかった。
あと、ツッコミどころだらけなクリスマスプレゼントのホラ貝と、「年越しカウントダウンライブにホラ貝を使いたい」というりんくの戯言(無茶振り)を真剣に検討し、アイデアを絞り出した真秀ちゃんの優しさもよかったな。
「Buddy Daddies」第12話(最終回)
クリスマス編。
活撃メインの逆襲劇というのは自分好みの展開でよかったけど、結局、主人公バディがミリの両親を死なせてしまったことに対するケジメはウヤムヤなまま、ミリにもその事実を告げずに終わったのは気になったな。
「Charlotte」、「神様になった日」を観たときは「登場人物たちが抱えているものの深刻さと、大味すぎる内容のつり合いが取れていないため、いま一つ物語に共感・没入できない」という問題は麻枝准の原作・脚本の問題だと認識していたけど、浅井義之監督の問題でもあったのかな、と今さらながらに思ってしまった。
2023/03/31 (金)
「コタローは1人暮らし」第10話(最終回)
狩野の元カノ登場編と、「GOD」Tシャツ誕生秘話編と、新聞編と、墓参り編の4本立て。
最後に狩野のコタローに対する覚悟とスタンスを二度に渡って繰り返し確認して終了。
最終回だからか全体的に湿度高めな雰囲気だったな。
シリーズ全体を通しての話になるが台詞や会話がいつも簡潔にまとまっていたのが好印象。
状況や設定や心情についての長い説明台詞に付き合うのが最近年々しんどくなっているので余計な言葉ややり取りがないのは非常に観易くってよかったな。
「スパイ教室」第12話(最終回)
ミートパイのレシピ防衛作戦編。
時系列を変えてグレーテの短編で〆るこの構成は最後は8ヒロイン揃って活躍する話で〆たかったからなんだろうか。
続編の告知はなかったが、人気声優たちが担当する8ヒロインのうち半数しかキャラソン特殊EDをやっていないのにそのまま終わるはずもないだろうから、たぶん分割2クールで続きは普通にあるんだろうな。
2023/03/30 (木)
「文豪ストレイドッグス(第4期)」第50話(最終回)
「天空カジノ」攻防戦編、続き。
第5期に続くよEND。
つーか、実質的には分割2クールってことなんだろうな。
結局、第4期では芥川の出番はなくてOP詐欺だった。
あと、最後に銀ちゃん(とついでに広津さん)の生存確認ができてよかったよ。
「ツルネ -つながりの一射-」第13話(最終回)
「あまつ星祭り」の神事編。
ラストの「神事」は主人公たちのまとめの回想が入ったりしてそれなりに引き締まった感じになってはいたが全体としてはまったりとした雰囲気。
実質的には監督コンテ・演出の前回がシリーズのクライマックスで今回はエクストラステージのエピローグってところだったりするんだろうな。
ベタだけど妹ちゃんが回転寿司の存在に無垢な反応をするくだりが箱入り幼女かわいかった。
「トモちゃんは女の子!」第13話(最終回)
クリスマスデート編と、智との交際許可を得るための淳一郎と相沢父の決闘編。
まさに大団円といっていい、キレイなまとめ。
みすずとキャロルは完全に後景に控えて1話丸々智と淳一郎の二人の話に集中した内容だった。
智の父親との決闘がただの親馬鹿の拗らせではなく、智の気性を考慮した上での淳一郎への試練というのがよろしかった。
智と淳一郎どちらに偏ることなく、均等に見せ場や内面の掘り下げが用意されていて、恋愛要素とコメディ要素のバランスのとり方も適切な構成が本当によく出来ていて面白かったな。
あと、最終回のエピソード全体的に淳一郎よりもトモちゃんの方が性欲が強めなのが観ていてちょっと可笑しかった。
2023/03/29 (水)
「とんでもスキルで異世界放浪メシ」第12話(最終回)
バスタブ(入浴設備)ゲット編。
お風呂回。
男とデカい犬の風呂を観ても特に楽しくはないけれど。
結局、料理作画のシズル感が極めて高いこと以外は凡庸な「チート異能or従者のおかげで楽勝異世界冒険譚」以上でも以下でもなくて退屈だったな。
「ネットスーパー」というちょっと特殊な異能力もほとんど食事とお供えにしか使わない(石鹸などの商売にも使ったこともあったけど)ので使い方に工夫や意外性が感じられなかったし、この手のタイトルにはありがちだが主人公と従者たちとのやり取りがひたすらに甘ったるいのもキツかった。
あと、主人公が食事を振る舞う相手が主にデカい犬とスライムで食っている姿に共感できない(食っている姿が美味しそうにも、羨ましくも見えない)のもせっかくの料理作画を台無しにしている感があって残念だったな。
2023/03/28 (火)
「HIGH CARD」第12話(最終回)
クリスの離反とクロンダイクのクーデター編、続き。
第2期に続くよEND。
つーか、実質的には分割2クールってことなんだろうな。
レオの異能力で道路を作るアイデアと、レッドグレイヴ兄妹の両方を生かすために「4カード」を「3カード」に役下げさせるアイデアが上手くてなかなかよろしかった。
「ヴィンランド・サガ SEASON 2」第12話
ケティルの農場接収計画発動編。
ケティルの農場はクヌートの暴政によって一方的に搾取されると思っていたのでトールギルがなかなかの傑物、王の反逆者となるこの逆境を楽しむことができるタイプの狂人だったため、思いのほか一筋縄ではいきそうにないのが予想の上をいく展開で面白かった。
2023/03/27 (月)
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第12話(最終回)
魔犬騒動編の後日談とラファンパンの人間化編。
EDが「どうした?」ってくらい変な方向にハジケていたな。
キャストのEDクレジットで宿屋の店主や通行人のお婆さんまでフィーチャーする悪ふざけは面白かったが、メインキャラ総出演の謎ダンスは正直ちょっとトバシすぎ。
爪痕を残したといえば残しているけど、これなら普通にいつものOP or ED主題歌で〆た方がよかったような気がしたな(苦笑)。
本編は気楽に安心して楽しめるシリーズ初期のようなショートショートスタイルに戻って原点回帰。
ラエルザとラファンパンのWヒロインにフォーカスしたキャラ萌え話を軸にした構成がなかなかにサービスの利いた作りでよろしかった。
「虚構推理 Season2」第12話(最終回)
うなぎ屋編。
本作は実際に怪異が存在する話なんだけど、相手の本当の心の裡を看破して呪いをかける、後半のおひいさまの手管は何かちょっと「百鬼夜行シリーズ」みたいなノリだったな。
あと、ゲストキャラがどちらも同程度に真犯人っぽい雰囲気を醸し出しているキャラ造形の絶妙さ加減に感心した。
また、事件の最後も、全体の〆もおひいさまの品性下劣ネタで落とすまとめ方がこちらの期待を裏切らないラストでよかったな。
2023/03/26 (日)
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」第12話(最終回)
体育祭の後先編。
ちゃんと最後に恋人同士になった上、周囲に「秘密の関係」の公表までして思いのほかキッチリと決着をつけて終わったな。
今期自分が観ていたTVアニメのなかでも断トツの作画の悪さを誇る作品だったが、それでもちゃんと美少女アニメとして成立させてしまうぐらい、ヒロイン・真昼役の石見舞菜香のハマリ役具合、健闘ぶりが終始光っていて素晴らしかった。
「TRIGUN STAMPED」第12話(最終回)
ヴァッシュVS.ナイヴズの最終決戦編。
完結編に続くよEND。
原作とは別のかたちで「ロスト儒来」(原作では「ロスト・ジュライ」)が描かれて、実はこのTVアニメシリーズは原作の前日譚に当たる位置づけだった(ともとれる)構造が最後に明らかになる、というサプライズ。
原作の内容を圧縮・再構成するにあたって原作の「痛快ガンアクション」要素と「バトル漫画」的要素が大幅に縮小され、代わりに悲劇性が強調される、というアレンジがどうにも自分には最後まで馴染めなかったなあ。
そのおかげで主人公のヴァッシュが強くもカッコよくも見えなくて、「大きすぎる力、人ならざるものの宿業」、「双子の兄との深刻な確執」、「大虐殺の片棒を担いだ大罪」といった重い十字架に翻弄される「哀れでかわいそうな人」にしか見えず、ひたすら辛気くさい話が続くのが観ていてどうにもノレなかった。
「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」第12話(最終回)
長瀞と先輩の水族館デート編。
大量の水しぶきから長瀞を守る先輩がピッコロさん(笑)。
同じパターンが連続するのはどうかと思ったが、ラストの弁当のくだりとハグのくだりの一回フェイントみたいにスカしてからキッチリ決める流れは感情の引きやタメが上手く利いていてよかったな。
「ブルーロック」第24話(最終回)
三次選考・一次ノルマ世界選抜戦と二次選考突破メンバー発表会編。
第2期に続くよEND。
同年代の世界トップレベルにはまだまだ及ばないが、一つ上の世代(U-20)の日本代表には届く可能性が充分ある、主人公たちの現在の実力を確認して終了。
ぶっちゃけ高揚も特別な感慨もあまりないラストだったが、とりあえずの一区切りとしては無難な感じ。
一次選考でずっとGKやらされていたかわいそうな子が順当に二次選考落ちしているのが輪をかけてかわいそうだった(苦笑)。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第8話
ソラとツバサ(人間体)の邂逅編。
今回は喜怒哀楽が激しく、その表現もイチイチ素直というか、直球なソラちゃんがひたすらかわいく、魅力的に描かれていてよかったな。
「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第293話(最終回)
ボルトの死と再生編。
ボルトがコードとのすったもんだのせいで「死と再生」を体験し、その結果、モモシキに乗っ取られることなく完全大筒木化したところで「第一部・完」。
ラス前の前回に引き続き最終回の今回も期待通りに映像のクオリティが高め安定でよろしかった。
ただ、話の方は「とりあえずのひと区切り」としてはけっこう微妙な感じだったな。
キレイに話を区切るんだったら「サスケ烈伝」後、原作エピソードは再開しないでTVアニメオリジナルエピソードでまとめた方がキレイにまとまったんだろうけど、最後にファンの意識を引くためには原作エピソードをやって終わった方がいいという判断だったんだろうなあ。
第一部のラストシリーズ(「コード襲来編」)に相当する話はまだ終わっていないのにこの先の展開にボルトの出番があまりないせいか、ここで話を打ち切らざるを得なかったように見えてしまうのも苦しかった。
2023/03/25 (土)
「僕のヒーローアカデミア(第6期)」第138話(最終回)
オールマイトとステインの邂逅編。
第7期に続くよEND。
デクの帰還編と死柄木VS.スターアンドストライプ編の幕間話で最終回らしい雰囲気は全くないが、話の一区切りのつけどころとしては妥当なところ。
Aパートラストの「A組のこれから」についてのまとめをクラス内のポジション的にも戦力的にも中心的存在というワケではない耳郎さんが担っているのがちょっとよかった。
「『艦これ』いつかあの海で」第8話(最終回)
最終決戦編。
イマジナリーみかんに、遺影ENDと最終回も相変わらずのズレた演出が目立っていたな(苦笑)。
また、パワーアップした時雨が戦線に投入されて終わった前回のラストと全く繋がらない展開、その前回1話丸々かけてパワーアップしたのに時雨があまり活躍しない、存在感がないところも観ていて困惑させられた。
2023/03/24 (金)
「REVENGER」第12話(最終回)
アヘン騒動の最終決着編。
「雷蔵の物語」として幕を引き、「『礼拝堂』の闇」に関しては温存したまま終了。
良く言えば手堅く無難、悪く言えば小さくまとまった印象だったな(元々それほどスケールの大きな話ではなかったが)。
バトルのテンポがよいのは大変よろしかったが、アヘンを巡る暗闘を何話も引っ張って描いたワリに最後はあまり駆け引きもヒネリもない、いつものカチコミ・力押し展開だったのにはいささか拍子抜けしてしまったよ。
「スパイ教室」第11話
「暗殺者狩り」ミッションの決着編。
グレーテの素顔を軸にしたドラマの組み立てはけっこう上手かった気がするのだが、グレーテの生美尻と、日笠陽子の絶品小悪党演技のインパクトが強くてそれに全てが押し流されていってしまったな(笑)。
「お兄ちゃんはおしまい!」第12話(最終回)
温泉旅行編。
薬が切れても男に戻る選択をしなかったお兄ちゃんは本当に「おしまい」というオチ。
いつもの事ながら良い話風にまとめている「ツッコミ不在の恐怖」が静かに狂っていて面白かった。
また、中盤のお兄ちゃんのちんこが復活するくだりのスリリングなドタバタぶりも楽しかったな。
画的には脱衣場でのかえでちゃんとみよちゃんの連続おっぱい解放シーンの迫力が素晴らしかった。
全体的に撮影処理に力が入っていて画面の仕上がりが美しいのもよかったな。
「うる星やつら(2022年版)」第23話(最終回)
友1クイーンコンテスト決勝戦編。
第2期に続くよEND。
1話丸々ラム・ラン・しのぶ・サクラ・竜之介の5ヒロインによるバラエティ番組的なバトル&猛獣軍団とのプロレス共闘展開で、終始賑やかな雰囲気にヒロインたちのサービスも盛りだくさんな内容がこの作品のとりあえずのラストに相応しい楽しい仕上がりでよろしかった。
また、キャラ・アクションともに作画も全体的に好調で最終回らしく画的にもキッチリと力が入っていたのもよかったな。
2023/03/23 (木)
「ツルネ -つながりの一射-」第12話
全国大会、風舞VS.桐先公式戦再戦編。
シリーズ最後の公式戦編だからか、まるで最終回、まるで劇場用アニメみたいな力の入った仕上がりだったな。
湊の弓にかける想い、湊と愁の友情、風舞の「息合い」、桐先の「息合い」、観戦する二階堂の葛藤・・・・・・といったものを説明的な描写・台詞は最小限に抑えてしっかりと映像で語り切っているのに感心する。
臨場感のある会場の雰囲気、両校の実力が伯仲し白熱する試合展開によってこもる熱気と、「弓道」らしい競技そのものの静謐さ、京都アニメーションらしい透明感のある清涼なルックという両極の要素が程よいバランスで調和しており、まさに雅さんのいう「良い緊張感」が全編に渡って満ちあふれているのがシリーズのクライマックス、1話丸々かけた頂上対決に相応しい大変な見応えで素晴らしかった。
「トモちゃんは女の子!」第12話
文化祭当日編と、淳一郎の告白編。
智が女の子らしくするためにした努力に淳一郎が気付いていなくてぶん殴れるくだりのテンポというか、勢いがよくて笑ってしまった。
あと、今回は恋愛感情は欠落しているけど、そのぶん友情には篤く、執着も強いみすずの難解で複雑な心情を丁寧にフォローしているのもよかったな。
「転生王女と天才令嬢の魔法革命」第12話(最終回)
アニスVS.ユフィ→ユフィの王位継承編。
アニスの告白という最終回にして申し訳程度の「転生もの」要素。
「スクライド」の最終回みたいに1話丸々アニスとユフィが戦って最後に仲直りのキスをして終われば傑作だった。
そもそもアニスが王族としての立場やアルガルドの存在に向き合わなかったことによって招いた事態なのに、アルガルドとの直接対決あたりから最後までアニスが状況に翻弄されるばかりだったのはあまり上手くなかったような。
「転生」も「魔法革命」も今回のTVアニメシリーズのなかではあまり掘り下げられていないことや、全体的に話のペースが遅いのも気になった。
キャラ作画が安定して良好な上、百合描写は鉄板で全編通して外しがないため、最終回も含めて、結局「アニスとユフィの百合百合っぷりが最高だったので細かいことはまぁ、いいか」と誤魔化されてしまうのだが、本筋の内容に関しては引っかかるところ、いま一つ素直にノレないところが多くて正直けっこう微妙な印象だったなあ。
「大雪海のカイナ」第11話(最終回)
バルギアのアトランド侵攻戦の決着編。
レーザートーチ(樹皮削り)万能説。
劇場版に続くよEND。
悪者はちゃんとやっつけて切りよく終わったし、TVアニメ放送開始当時から「のちに劇場版をやる」という情報は出ていたので「劇場版に続くよEND」に関する不満はほとんどなかったな。
ただ、最後の「建設者」との決着のつけ方をはじめ、話の展開の雑さ加減にはシリーズ全体通して終始閉口させられた。
所詮人間そんなものなのかもしれないが、敵も味方も登場人物全員短絡思考で目の前のことしか考えられない人ばかりなせいか、こう言っちゃ何だが「頭の悪い人たちが揃って右往左往している話」に見えてしまうのが厳しかったな。
背景美術の自然物や構造物、衣装、プロップなどはよく作り込まれていてヴィジュアル面からの世界観の構築に意欲的なのは伝わってきたが、個々のキャラクターの立て方や物語そのものには関心が薄く、酷くお座なりなのは観ていて何ともツラかった。
2023/03/22 (水)
2023/03/21 (火)
劇場用アニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER」(2017年11月公開作品)を積みBDを崩して観る。
正月に観たシリーズ1作目「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」が面白かったのでこちらもチェックした。
WEBアニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の第2期シリーズ全4話をひとつにまとめて新作カットを足したもの。
「機動戦士ガンダム サンダーボルト」第2部「地球編」の導入部だけやり、「続きは原作コミックを読んでね」と言わんばかりの丸投げENDで終わってしまうので消化不良感が凄い。
最後の戦いに主人公機のアトラスガンダムが整備中で参戦しない、結局本作においては絡むことなく終わるのにイオとダリルの状況を交錯させる後半の構成がわかりにくい&ノリにくいのも微妙だったな。
メカ描写は1作目に引き続き全編に渡って超充実。
1本の作品としてちゃんとまとまっていて、音楽の使い方も上手かった1作目の方がよく出来ていたが、過酷なドラマの重さに引っ張られてそれどころではなくなるので「純粋にメカ描写を楽しむアニメ」としてはこちらの方が観易いかもな。
MSのバリエーション、戦場のバリエーションともに激増して、目くるめく多種多様なメカアクションの連続が非常に目に楽しい仕上がりだった。
今回出番の多いMAや水中用MSは本作独自解釈のアレンジが他のメカよりも強く利いていて面白かったな。
サブレッグやレールガンといった新兵器の威力を軸に主人公機/ガンダムらしいヒロイックな演出が栄えるアトラスガンダム、元来のかわいらしさに加え多彩なオプション装備も魅力的なアッガイの活躍シーンは特に印象的だった。
あと、1作目にはいなかったタイプの明るく元気なヒロイン、ビアンカが矢鱈にかわいらしいのもよかったな。
2023/03/20 (月)
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第11話
魔犬騒動編、続きの続き。
若返ったモーロックさんが完全に服を着たダーク・シュナイダーだった(笑)。
あと、今回はラエルザがアーマーパージしながら斎藤の元に駆け寄るシーンの作画が矢鱈にゴージャスで無闇に目を惹く仕上がりだったな。
「虚構推理 Season2」第23話
音無家お家騒動編のその4・決着編。
このエピソードはもう1話、最終回まで引っ張るものだと思っていたのでここで幕引きになるのはちょっと意外だったなあ。
真犯人(の共犯者)が馬脚を現すくだりが少し安直すぎる気がしたけど、会長の思惑通りの、会長の精神衛生上都合のいい罰を目の前で取り上げて代わりに会長の許容範囲を遥かに超える苦い真実を突きつける、おひいさまの裁定は負のカタルシスに溢れていてなかなかに良い塩梅だった。
2023/03/19 (日)
「ONE PIECE」第1054話
キラーVS.ホーキンス編。
いまとなっては「『ONE PIECE』では珍しい」といっても過言ではない、異能攻略に重点を置いた正統派な能力者バトルもの展開だったなあ。
全編に渡る火災による赤い照り返しの表現、キラーとホーキンスの最後の交錯のアクション作画・レイアウトが凝っていてなかなかよかった。
対戦カード的に「捨て回」にされてもおかしくない話だったが、自分的にはかなり好きなエピソードだったのでキッチリと力を入れて作ってくれたのが正直ちょっと嬉しかったな。
「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第292話
モモシキ覚醒状態ボルトVS.「楔」復活カワキ編。
甲田正行監督による絵コンテ・演出・作監(共同)・原画回。
1話丸々バトル展開でTVアニメ第一部最後の主人公バトル回(乗っ取られ状態だけど)、大筒木VS.大筒木の頂上対決に相応しい全編充実のアクション作画アニメ回だったなあ。
特にボルトVS.カワキ後半の格闘戦シーンは手数の多い凝った殺陣が延々と続く贅沢な構成が大変見応えがあってよろしかった。
2023/03/18 (土)
「メガトン級ムサシ シーズン2」第28話(最終回)
宇宙での最終決戦のエピローグ。
何だか知らんが復活した大和とアーシェムが再会してめでたしめでたし。
舞台が宇宙に移ったあたりから話の圧縮率が限界突破していて物語が完全に破綻していたが最後まで持ち直すことなく急展開・超展開まみれで終わったな。
それでも宇宙戦争をしていた前回まではムサシXの変形合体とか、イクシオンの変形とか、ロボットアニメ的見どころがあって楽しめる部分もあったのだが、戦争が終わったあとの話の最終回はただただ着いていけない展開が続くばかりでツラかった。
シリーズ途中までは昭和のロボットアニメみたいな乱暴な語り口がいま観るとなかなか新鮮でけっこう楽しんで観ていただけにシリーズ終盤がえらいとっ散らかり方をして終わってしまったのは本当に残念だったなあ。
「D4DJ ALL Mix」第10話
Happy Around!とPeaky P-keyの合同お泊まり会編。
「重神機パンドーラ」以来の火鍋アニメ。
朝チュンシーン(笑)の響子の「おはよ」の言い方が完璧すぎて素晴らしかった。
ピーマンに怯んだり、寒さに耐えきれず響子の布団に潜り込んだりと、今回は気怠げクールキャラのしのぶの子供っぽい側面にガンガン切り込んでいく展開が好かったな。
クールなポーズが崩されまくりなしのぶの赤面ぶり・狼狽えぶりが大変キュートでよろしかった。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇」第22話(最終回)
ジャガーノートとの最終決戦編、続き。
話の展開そのものは至ってオーソドックスな内容だったが、(最終回丸々)話の主役も、ジャガーノートを倒すのもベルくんではなくリューさんというのはけっこう思いきった試みだったな。
(この先の続きがあるからこういうことができる原作をただそのままなぞっただけなのかもしれんけど)
リューさんが戦線復帰してからのラストバトル展開は最終回の山場らしく凝った殺陣・力の入ったアクション作画を長尺でたっぷりと堪能できてよろしかった。
また、今シリーズ全体通して、ともいえるけど、ラストのデートENDのリューさんのヒロイン力の高まり具合もたいそうかわいらしくてよかったな。
2023/03/17 (金)
「REVENGER」第11話
アヘンの隠し場所の探索と、その最有力候補の灯台へのカチコミ編。
ゆいさんの雷蔵への濡れ衣ブチ切れシーン、表情作画も原由実の芝居も壮絶で迫力・インパクト満点な豹変ぶりがなかなか大したものだったな。
「スパイ教室」第10話
「暗殺者狩り」ミッション・その2。
声優で犯人がバレてしまうシリーズだった。
あと、今回はキャラ修正が全体的に好調でヒロインたちの端整でかわいい表情を1話丸々ガッツリと楽しめたのがよかったな。
「お兄ちゃんはおしまい!」第11話
占いブーム編とサプライズお誕生日会編と色つきリップクリーム編の三部構成。
ラストのギャルメイクをしたみはりが頽廃美に溢れていて堪らんかった。
2023/03/16 (木)
「ツルネ -つながりの一射-」第11話
全国大会開幕、風舞VS.辻峰再々戦編。
「息合い」問題の発端となった辻峰との公式戦での再戦、という舞台で地方大会では「仲間のため」を想いながらも実際には独り暴走してチームの和を乱していた湊が今度は本当に正しく「仲間のため」の射をなし、「息合い」問題にひとつの決着をつける、というキレイな流れが心地よい。
あと、今回は前回の不破のアドバイスを受けての「波」の演出が美しくてなかなかよかったな。
2023/03/15 (水)
2023/03/14 (火)
「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」第34話
ヒナとの復縁編と、双龍邂逅編と、初詣編の三部構成。
いい最終回だった。
女子キャラ登場率、恋バナ率の高い、今回はかつてないほど華やかな内容で面白かったな。
2023/03/13 (月)
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第10話
魔犬騒動編、続き。
復活したモーロックさんの「炎の剣」の魔法が演出も作画も凝っていて矢鱈にカッコよかったな。
「もういっぽん!」第10話
金鷲旗大会2回戦・青葉西高校VS.錦山高校編。
「試合シーンなど見せる/魅せるべきところはしっかりと力を入れて見せる/魅せる」という制作方針が徹底しているため、早苗ちゃんと姫野先輩の見せ場が立て続く今回は結果的に全体通して作画が良好だったなあ。
また、互いに格上の対戦相手に数少ないチャンスにかけて奮闘するギリギリの駆け引きも見応えがあって面白かった。
2023/03/12 (日)
「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」第10話
部長の従妹、新1年生・須ノ宮の美術部入部編。
部長から威圧感・雄々しさといったアクの強さを抜いて、若返らせ、クール系美人・デカいおっぱい・脱ぎっぷりのよさといった美点は残した新キャラ・須ノ宮さんが大変キュートでよろしかった。
「不滅のあなたへ Season2」第20話(最終回)
レンリル防衛戦のエピローグ。
第三期に続くよEND。
「ミゲルがユイスじゃなくてユイスのおかんの恋人だった」のが一番衝撃的展開だったな(苦笑)。
あと、フェンとニクソンが矢鱈に長生きなのが可笑しかった。
原作第1部「前世編」の終了をもってTVアニメシリーズ第2期も切りよく終了。
・・・・・・なんだけど、結局フシが目指した理想の行方はよくわからんまま終わったので観ていてイマイチスッキリしない。
フシの仲間たちの最期を描いて終わってからの、「あの世」の世界みたいなEDへの流れはわかり易すぎるけど上手かったな。
あと、前回に引き続き「ボンの器を借りたフシ」と「王子時代に戻った霊体ボン」を一人二役で巧みに演じ分ける子安武人劇場が実に見事で素晴らしかった。
2023/03/11 (土)
「僕のヒーローアカデミア(第6期)」第136話
デクVS.雄英高校1年A組編。
Aパートラストの、轟くんの氷結から脱出して逃走しようとするデクを阻止するくだり一連はアクションの作画の凝りよう、キレ味もよかったが、飯田くんの台詞の今話冒頭部からの係り結びが巧い&アツくてとても素晴らしかった。
2023/03/10 (金)
「お兄ちゃんはおしまい!」第10話
3学期初日編と、リンパマッサージ編と、バレンタインデー編と、本屋編の四部構成。
かえでちゃんのフラフープアイキャッチ、幾らでも繰り返し観られるな。
脚とたくし上げ、おっぱいとエロマッサージ、バレンタインデーの百合と男子生徒たちの狂騒、メガネっ娘みよちゃんと今回はネタの粒がいつにも増して揃っていてみっしりと中身の詰まった内容が観ていてとても面白かった。
「異世界おじさん」第13話(最終回)
VS.神化魔炎竜編。
コロナ禍による約三ヶ月間の休止期間を挟んで放送再開。
「おじさんの冒険譚はまだ始まったばかりだぜ」END。
休止期間を都合三度も挟んだせいで図らずも「この一年いろんなことがあった」というたかふみのまとめの言葉に妙な実感が湧いてしまうな(苦笑)。
異世界転生ものネタコントと肩透かしオチラブコメを軸にしつつも、迫力のアクションやかわいい美少女キャラ描写でしっかりと魅せるところは魅せる、笑いどころも見どころも多い、最終回も安定感のある内容だった。
最終回はほぼ1話丸々、異世界ヒロイン勢揃いの総力戦バトル展開、というのはらしくてわかるいかにもな趣向だったが、そのため現世界サイドの描写がほとんどない、・・・・・・つーか、藤宮さんの出番がほとんどないのは残念だったな。
2023/03/09 (木)
「トモちゃんは女の子!」第10話
持久走大会編と中学生時代編の二本立て。
男性キャストヴァージョンのED曲、ただの小ネタ的キャラクターソングかと思ったら、スペシャルEDとして本編でちゃんと使われた上に「EDアニメの出来が通常ヴァージョンよりも良い」まであって腰抜かす(笑)。
また、後半の中学生時代編は「これまで断片的に語られてきた中学生時代に一時期疎遠になった智と淳一郎の事情の解明」、「淳一郎とみすずの交際話の深掘り」が行われ、どちらもなかなかに複雑な人間模様の綾を描いているのが面白かった。
2023/03/08 (水)
2023/03/07 (火)
「ヴィンランド・サガ SEASON 2」第9話
畑を荒らした奉公人たちとの私闘、続き。
トルフィンの悪夢と非暴力の誓い編。
トルフィンがエイナルに自分の素性を語った第4話に続く、トルフィンの(即ちこの物語の)ターニング・ポイントとなる重要話数に相応しい力の入った仕上がりだったな。
コンテは4話と同じく小林敦が担当。
4話と同様にシンプルである意味ベタな話(トルフィンが悪夢の中で見た「地獄」も、悪夢の中でトルフィンを導く「二人の父親」も、トルフィンが悪夢の果てに得た「答え」も、それそのものに特別な衒いはない)に深刻な状況に見合った重厚な説得力を与える濃密な演出・作画が今回もとてもよく出来ていて素晴らしかった。
2023/03/06 (月)
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第9話
モーロックの死と再生編。
ちんこの談義のくだりの、斎藤のちんこのサイズを何度も呟いて反芻するラエルザがエッチすぎて堪らんかった。
2023/03/05 (日)
「NieR:Automata Ver1.1a」第6話
リリィの過去回想、レジスタンスとヨルハ部隊の共同作戦の顛末編。
リリィの過去編は登場人物の数がちょっと多すぎるものの、的確な演出でそれぞれのキャラを立てつつ、コンパクトに話をまとめながらもちゃんと押し引き・起伏に富んだ構成になっていて全編通してなかなかによく出来ていた。
2023/03/04 (土)
「進撃の巨人 The Final Season 完結編(前編)」
「進撃の巨人 The Final Season」の1年ぶりの続編・完結編の前編、単発1時間(強)SP。
「地鳴らし」の発動とアルミンたちの追撃編。
この作品らしく、というか、1年間待たせただけのことはある、というか、とにかく期待通りのハイクオリティな仕上がり具合に大満足。
特にアクション・スペクタクル的な見せ場の「地鳴らし」による蹂躙シーンや、ハンジの最期の戦い、ラストの爆撃戦→アルミンたちの降下作戦のくだりは巨大感・高低差を意識したレイアウト、緻密な諸々の破壊描写や自然現象・爆発のエフェクト、疾走感・躍動感のある凝ったアクションとカメラワークと、この作品らしい映像的な快感に満ちていて大変な見応えだった。
ただ、話の進行がちょっとゆったりとしていて(劇中でアルミンも「こんなのんびり過ごすことになるなんて思いもしなかった」とか言っているけど)状況に見合った切迫感があまりないのは気になったな。
1回の特番で終わらせる予定だったはずのものが前後編になってしまったせいだったりするのだろうか。
あと、然程差し迫った感じがしないのは「地鳴らし」は既に始まっていて大陸の半分は壊滅済、最早「後の祭り」といってもいい状況になってしまっているから、というのもあるかもな。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇」第20話
アストレア・ファミリア壊滅の顛末回想編。
今シリーズの最重要エピソードといってもよさそうなお話に見合った演出・作画ともに総じて力の入った仕上がりだったな。
ただ、「厄災篇」に入ってから毎回冒頭に「アストレア・ファミリアの日常」を丁寧に積み重ねるという長い前フリをしていたため、「アストレア・ファミリア壊滅の惨劇」はトラウマになるレベルのもっと凄惨なものを覚悟していたので思いのほかアッサリとした内容だったのには正直ちょっと拍子抜けしてしまったよ。
ラストのベルくんのフェイクにリューさんも巻き込まれるくだりはリューさんのヒロイン力が最高潮に高まっていて非常にナイスな味わいだった。
2023/03/03 (金)
「REVENGER」第9話
「遍路の貞」一派の唐人街利便事編。
長崎に大量に流入したのち紛失したアヘンを巡る複雑な背景事情が明らかになってきて俄然面白くなってきた。
錯綜する敵味方の相関関係、登場人物たちそれぞれの思惑の綾もよく練られていて感心する。
特に雷蔵と劉が共通するアヘンに対する厭悪の情により、一度は激しく敵対した立場を超えた仁義を結ぶくだりに「恨噛み小判」をその触媒として使う展開は道具・設定に生かし方がとても上手くて素晴らしかったな。
「スパイ教室」第8話
「灯」への「暗殺者狩り」ミッション発令編。
クラウス先生が「美しい」と讃えるのも納得のグレーテさんの生尻が非常に美しいプリケツでグレーテさんが裸体を晒すくだんのシーンだけ繰り返し何度も何度も観直してしまったよ。
「お兄ちゃんはおしまい!」第9話
クリスマス編と正月編の二部構成。
クリスマス編終盤のサイレントになるくだり、芝居作画もレイアウトも全体的に凝っていていつも以上に見応えのある仕上がりだった。
2023/03/02 (木)
「トモちゃんは女の子!」第9話
キャロルと御崎先輩のカップル成立編。
キャロルの泣き顔、作画も気合いが入っていてエロ・・・・・・もとい、かわいかったな。
見た目も、家柄も、頭脳も、性格も浮世離れしすぎていて内面がいま一つ窺い知れないキャロルの本心に迫る、という展開だったが、そういうキャロルのキャラを大事にして丹念に状況を進めていくストーリー構成が好印象。
また、キャロルとみすずの捨て身の駆け引きも互いに大胆に踏み込んだ一手がなかなかにスリリングで面白かった。
「転生王女と天才令嬢の魔法革命」第9話
アニスフィアVS.アルガルドの姉弟対決編。
姉弟互いに「万人からは望まれない玉座」を厭い、その負担をそのまま甘受することができなかったため、相手のことを想い合いながらもすれ違い、衝突し、決定的な破局を迎えることになるというかなりビターな決着だったな。
(まぁ、次回、アルガルドが去ったあとの始末をつけるくだりというか、その後の王国の体制を示すくだりでもう少し救いのあるかたちに持っていくんだろうけど)
バトルシーンは引っ張りに引っ張った姉弟対決だけあってなかなかに見応えのある仕上がりだった。
とりわけエフェクトと撮影処理が頑張っていて大技が連続する派手な画面を美しく盛り上げていてよかったな。
2023/03/01 (水)
2023/02/28 (火)
2023/02/27 (月)
「アイドリッシュセブン Third BEAT!」第30話(最終回)
「MOP」開催当日編。
「MOP」でのIDOLiSH7とTRIGGERの再戦の決着をもってとりあえずの一区切り。
・・・・・・と書くとキリよく終わったように見えるが実際は諸々の問題全てを棚上げにしたまま終わっているので不全感が凄い。
特に喫緊の課題であるナギの帰国・脱退(?)問題と月雲了の天・陸兄弟の素性暴露作戦までもやらずに終わっているのは放り投げENDにしか見えなくて困惑する。
また、見せ場のライブパートの仕上がりがIDOLiSH7、TRIGGER双方ともに平凡な仕上がりなのも厳しかったな。
さすがに「いつもの止め画」ライブではなく、絵はちゃんと動いていたけど手描き作画もダンスの3DCGもあまり良い出来とはいえず(とりわけ腐すほど悪くもないが)、せっかくの主人公グループVS.ライバルグループの第一期ラスト以来の直接対決だというのに映像的な盛り上がり・迫力があまり感じられないのも冴えなかった。
続編をやるのは当然確定しているんだろうけど、それにしても全30話、足かけ1年半以上続いたシリーズのラストを飾るにしてはお話的にも、画的にも不完全燃焼・中途半端な内容すぎて正直ちょっと残念だったな。
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第8話
大迷宮新区画探検編のエピローグ。
EDの全裸毛ブラ寝起きラエルザがエロすぎて興奮する。
今回は恋愛話の連続構成だからか、若返った魔女が目覚めるくだりや、ラエルザの告白のくだりといった見せ場の作監修正が繊細なタッチでなかなかに美麗な仕上がりだったな。
2023/02/26 (日)
「NieR:Automata Ver1.1a」第5話
「機械生命体の村」訪問編。
今回はアバンのアダムとイヴ兄弟の白ブリーフ姿、本編終了後の人形劇の2Bさんの脱スカートとパンチの利いたサービスショット(?)でサンドするような構成が楽しくもユニークでよかったな。
「ブルーロック」第20話
二次セレクション「奪敵決戦」フォースステージ、潔・凪・馬狼・千切チームVS.凛・蟻生・時光・蜂楽チーム試合開始編。
今回のTVアニメシリーズの(おそらく)最終決戦にして頂上決戦に相応しい序盤から両者譲らずのビッグプレーの応酬がなかなかの見応えだった。
また、主人公の潔とランキング1位の凛がしのぎを削る傍らでそこに食らいついていくかのように蜂楽と凪が味方の彼らすらも喰うような活躍を見せるところもよかったな。
まさに「敵も味方もフィールド上にいるものは全てライバル」というコンセプトのこの作品らしい展開で試合開始早々、敵も味方も関係なく至る所で熱量の高いせめぎ合いが繰り広げられているのがとてもアツくて面白かった。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第4話
聖あげは登場&キュアプリズム爆誕編。
キュアスカイさんに続き、キュアプリズムさんも変身バンクの腋作画がとてもエッチでよろしかった。
2023/02/25 (土)
「僕のヒーローアカデミア(第6期)」第134話
デクVS.レディ・ナガン編、続き。
序盤のデクのワイヤーアクション、デクの奇襲、バトル決着時の攻防戦と見せ場のアクションのキレ味が総じて冴えていて思わず見入ってしまったよ。
また、今回の対決は互いに複数の能力とそれを活かす高度な戦術を持つもの同士の戦いらしい駆け引きの応酬もなかなかに見応えがあってよかったな。
2023/02/24 (金)
「お兄ちゃんはおしまい!」第8話
お泊まり女子会編。
田中宏紀コンテ・演出、佐藤利幸作監回でいつにも増して作画が充実していたな。
要所要所の矢鱈によく動く表情・芝居作画に、センスよい崩し絵の数々と画的な見どころが盛りだくさんで大変見応えのある内容だった。
また、Aパートラストの間をたっぷり使った演出、Bパートの「妖怪・枕返し」を起点にした話の転がし方・膨らませ方も巧くてなかなか面白かった。
2023/02/23 (木)
「ツルネ -つながりの一射-」第8話
風舞と桐先の合同練習編。
前回の遼平と愁の話から菅原兄弟、静弥と愁の話へと展開していく話の流れ、拡がり方がよかったな。
あと、相変わらず行射シーンがよくて、雅さんの射の凄味、風舞男子の復調ぶりをほとんど言葉に頼らず映像で語り切っているのが素晴らしかった。
「転生王女と天才令嬢の魔法革命」第8話
アルガルドの離宮襲撃編。
本当に満を持しての姉弟対決。
アルくんのアニスに対する鬱屈は初回から延々と引っ張り続けたストレスなのでようやっと爆発したのに観ていてかなりスッキリしたよ。
また、両者の衝突する主張・対立軸が明快なのも観易く、盛り上がる展開にノっていきやすいのもよかったな。
2023/02/22 (水)
2023/02/21 (火)
2023/02/20 (月)
「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」第31話
クリスマス当日、VS.柴大寿編、続き。
黒龍の援軍の奇襲によって頼みの綱の三ツ谷がノックアウトされて主人公たち絶体絶命の大ピンチ、という状況で主人公たちが敵に背を向け長々と作戦会議をはじめるくだりがコントにしか見えなくって思いっきり噴いた(笑)。
「戦闘中に相手のやり取りが終わるまで待ってあげる」っていうシチュエーション、基本的に自分はフィクションを楽しむ上での作法としてスルーすることができるんだけど、これは状況の緊迫感とやっていることの悠長さのギャップがデカすぎてツッコまずにはいられなかったよ。
2023/02/19 (日)
「NieR:Automata Ver1.1a」第4話
ヨルハ部隊員捜索任務編。
コロナ禍の影響による休止期間が明けて4週間ぶりに放送再開。
前回の「主人公たちが地盤の崩落に巻き込まれる」という引きがまるでなかったかのようにレジスタンスキャンプに帰還しているところ話がはじまって困惑する(苦笑)。
相変わらず戦闘シーンはとりわけクオリティが高くてよく出来ていたが、2Bの尻チラ(レオタードの食い込みがエグすぎて最早履いているようには見えない)が気になりすぎてイマイチ本題のアクションに集中することができなかったよ。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第3話
エルちゃんのホームシック編。
失敗してオチるフリに見えて失敗しなかったスカイランド神拳、最終的に聖闘士っぽい動きをするところが「聖闘士星矢」大好きおじさんホイホイすぎて堪らんかった。
「不滅のあなたへ Season2」第17話
レンリル攻防戦編・その3。
アルメの最期編。
第一期に比べて作画クオリティが一段階以上落ちた感のある第二期だが、ラストのフシの変身能力の暴走(?)シーンは目くるめくメタモルフォーゼをキッチリと丁寧に描いていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。
2023/02/18 (土)
「D4DJ All Mix」第6話
真秀ちゃんの悪夢編。
まさかの2話連続英会話ネタ。
悪夢(白昼夢)というテーマを活かしたカオス回。
ラストのライブパートのゾンビ化ハピアラは子供の頃に観ていたらトラウマになっていたかもしれないくらいヴィジュアル的に怖かった。
あと、真秀がダリアに空手の稽古をつけて貰うくだりで2D格闘ゲーム風画面になる演出が今回らしい遊びの利かせ方で楽しかったな。
「オーソドックスなエピソードは彼女らが主人公だった前作にたっぷりあるのでそちらを観てね」って感じなのかもしれないが、今回は前作主人公で主人公的雰囲気バリバリのHappy Around!のお当番回でこういう大胆な変化球を投げてくる意外性が大変素晴らしくって面白かった。
「僕のヒーローアカデミア」第133話
レディ・ナガンの襲来編。
レディ・ナガンさんの豊満なおっぱいと美しい腋がとても眼福でよかったな。
2023/02/17 (金)
2023/02/16 (木)
「文豪ストレイドッグス(第4期)」第44話
軍警最強の特殊部隊「猟犬」強襲編。
まさに絶体絶命のピンチに次ぐピンチといった感じの逃走戦。
スリリングな展開をテンポよく捌き、この作品らしく見せ場のバトルシーンや、新キャラの登場シーンはケレンミたっぷりに描く作りがなかなかによく出来ていて面白かった。
「陰の実力者になりたくて!」第20話(最終回)
シャドウVS.ベアトリクス&アイリス編。
中西和也監督、19話までの全話アクション作監、全20話中、半数以上の11話分のコンテとまさに大車輪の活躍だったが、最終回はコンテ・演出・一人原画か。
手が早いのは知っていたが本当に凄まじい働きぶりで恐れ入る。
いささか単調な印象もなきしもあらずだが、全編に渡る超人剣戟アクションの応酬がなかなかに見応えのある仕上がりだった。
また、ラストは思いっきり丸投げENDだったが「ブシン祭編の終了をもって一区切り」というのは原作継続中作品としては無難な着地点といった感じで終わらせ方も悪くはなかった。
(というか、続編をやりそうな雰囲気も濃厚だしな)
ただ、シリーズ全体、作品そのものに関しては最後までノっていけないところがあったな。
コメディとシリアスのバランスがあまり上手く取れていないのが気になった。
要するにこの話はブラックユーモアなのでこのようなかたちにしているのかもしれないが(或いはコメディとしてだけでなく、そのまま「万能感充足型の異世界転生無双もの」としても成立する一挙両得なかたちに持っていこうとした結果なのかもしれないが)、核心部のコメディ的要素のくだらなさ(「全ては主人公の『ごっこ遊び』に巻き込まれているだけ」という真相)と周囲のキャラクター&状況描写の深刻さとのギャップ・落差が素直に笑えたり、面白がれたりするバランスになっていなくてその構造の「趣味の悪さ」だけが目につくかたちになってしまっているのが自分的には厳しかった。
作画は全体的によかったし、ケレンミの出し方も上手くて映像的には大変健闘しているのが伝わってくるだけにそれが空回っているように見えてしまうのが残念だったな。
「ツルネ -つながりの一射-」第7話
遼平の藤原家来訪編。
誰にでもフレンドリーな遼平とクールで貴公子な愁とではキャラクターのカラーが全く異なるが真面目で善良すぎる心根は同じだからか、不思議と馬が合う、という組み合わせの妙味が面白かったな。
同世代の同じ競技の選手ではあるが学校が違う、「友達の友達」みたいな距離感のおかげで家族や同じ部活の仲間たちといった近すぎる相手には逆になかなか打ち明けられない心の裡を知らず知らずと吐露してしまう、という流れも相応の説得力があり、そういう関係性を心地よく見せる雰囲気作りも上手くてなかなかよろしかった。
「トモちゃんは女の子!」第7話
淳一郎の幼少期回想編と海水浴バカンス編の二本立て。
今回は「トモちゃんは女の子!」ならぬ「ジュンくんは(幼少期からの筋金入りの)おっぱい星人!」だったなあ(笑)。
海で水着シーンの智とキャロルの水着姿が期待通りしっかりとボインバインでよろしかった。
2023/02/15 (水)
「久保さんは僕を許さない」第6話
久保従妹との邂逅&久保姉との再会編と、期末テスト勉強編と、白石くんの病欠編と、久保さんの風邪罹患編の四部構成。
ちょっといい感じに二人の関係が盛り上がってきたところでコロナ禍のせいで放送一時中断とはじれったいな。
メガネをかけた久保さんが最高すぎて悶死するかと思ったよ。
あと、今回はPINE(この作品世界におけるLINE的なもの)を使った、揺れ動く二人の距離感の描き方が上手くてなかなかよかったな。
2023/02/14 (火)
2023/02/13 (月)
「アイドリッシュセブン Third BEAT!」第28話
「MOP」に纏わるツクモとの暗闘編。
久しぶりに了さんの跳梁ぶりが凄まじく、常に先手、先手をとって主人公たちの妨害をする、攻防の押し引きがなかなかに一筋縄ではいかない粘りの利いた構成になっていて面白かった。
「もういっぽん!」第6話
南雲の柔道部転部編。
前半の南雲が柔道部に転部してくるくだりまでの、南雲の気合いの入ったキャラ修正が美麗で眼福。
南雲の転部の決断は完全に「理屈ではなく情に訴える展開」だったので画の力で押し切るかたちに持っていったのも正しい判断、正しい作画リソースのかけ方といった感じでよかったな。
2023/02/12 (日)
「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」第6話
クリスマス編と初詣編の二部構成。
美術室には全裸の変態巨乳がいるわ、保健室にはセックスしようとしているヤツらがいるわ、屋上には乳繰り合っているヤツらだらけだわで、「校則にメッチャ厳しい山口先生」は無駄に校内を徘徊しているだけで全く機能していないのに思わずちょっと笑ってしまった。
「ブルーロック」第18話
二次セレクション「奪敵決戦」サードステージ、潔・凪・馬狼チームVS.國神・千切・玲王チーム編の決着編。
馬狼完全敗北から馬狼完全復活までを描いたまさに1話丸々馬狼劇場といった感じの内容だったな(笑)。
一度馬狼のテンションをどん底までたたき落としたあとに再びトップまで引き上げるメリハリの利きまくった逆襲劇が本当にカタルシスに溢れまくっていて面白かった。
「ONE PIECE」第1051話
ルフィVS.カイドウ再々戦編と、イヌアラシVS.ジャック戦&ネコマムシVS.ペロスペロー戦の決着編。
全編バトル回といった感じの様相で全体的に作画が良好だったなあ。
アクションだけでなく、迫力のあるレイアウトも徹底されていてなかなかに見応えのある内容だった。
「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第287話
エイダの封印解除編。
1年4ヶ月ぶりのコミック版原作エピソード。
前回までの「サスケ烈伝」編では監修に回っていた甲田正行監督も今回から監督職に復帰。
アニメで「殻」編が始まったときはけっこう大々的にアピールしていた気がするけど、今回は通常営業の続きみたいな感じでサラッとコミック版原作エピソードを再開するのな。
作画も特に豪華な感じではなかったし、思いのほか平凡すぎる内容にちょっと拍子抜けしてしまったよ。
2023/02/11 (土)
「メガトン級ムサシ シーズン2」第25話
天叢雲VS.イクシオンVS.ドラクターの三つ巴の宇宙戦争勃発編。
今回はあまりにも唐突な急展開・強引な超展開の連続すぎてさすがについていけなかったよ。
ただ、見せ場のムサシクロスの発進・合体シーンは第1期OPをBGMにして盛り上げる王道演出も上々で矢鱈にカッコよく、そこは素直に観ていて気分がアガッたな。
「D4DJ All Mix」第5話
Merm4idの日高さおりと世界的トラックメイカー・ローラ・ブラッドリーのコラボ曲制作編。
まさに「睡眠の重要性」が問われる話だったなあ(苦笑)。
さおりが一晩キチンと睡眠をとって頭をリセットしたら、コラボの迷走も、メンバーとの不協和音も問題がアッサリ解決してしまう展開がストレスフリーな内容が好まれる近年のアニメっぽい。
〆のライブパートはMerm4idのメンバーたちの腰がセクシーで大変よろしかった。
「Buddy Daddies」第6話
ミリの遠足編。
一騎の妄想シーンの「ヤンキーギャルに成長したミリ」が自分的にちょっとグッとくるもののあるルックスでなかなかに良いイメージだった(笑)。
「僕のヒーローアカデミア(第6期)」第132話
孤高のダークヒーローと化したデクの初陣編。
デクがマスキュラーを一撃で倒すシーンの演出・作画がキレッキレでメチャクチャカッコよかったな。
元々強かったデクの悲壮感がMAXになるこの辺のエピソードは原作で読んだときも面白かった話なので幸先のよい滑り出しにテンションが上がる。
これからの展開も期待できそうで楽しみだな。
2023/02/10 (金)
2023/02/09 (木)
「陰の実力者になりたくて!」第19話
ブシン祭本戦二回戦・ジミナ(シド/シャドウ)VS.アイリス戦→ローズの帰還編。
後半のジミナ(シド/シャドウ)VS.アイリス戦→ローズの討ち入り、シャドウの介入あたりまでの、高い緊張感をキープしたまま続く流れがブシン祭の実質的なクライマックス、シリーズ全体の佳境に相応しい力の入りようでなかなかに見応えのある仕上がりだった。
「ツルネ -つながりの一射-」第6話
風舞女子弓道部の市民弓道大会団体戦挑戦編。
このタイトルで女子部員メイン回を用意してくれるのは男性視聴者的には大変有り難い試みだったな。
男子たちが手こずっている「息合い」の極意を、素直な気持ちで互いを想い合うことでいち早くつかみ取る女子部員たちをひたすら健気にカッコよく、尊敬できる同じ競技の仲間として描いているのが好印象。
また、今回は女子キャラメイン回だからか、見せ場の画作りの爽やかさ、透明感がいつにも増して上々で(女子のシーンのみならず、雅さんを「ぎゃふん」と言わせた湊のイメトレシーンも含む)なかなかに良い塩梅だった。
「トモちゃんは女の子!」第6話
智の誕生日編と球技大会編の二本立て。
前半の智の誕生日編がよく出来たシチュエーションラブコメディで面白かった。
ヒールを履いていることに気付かず、普段との身長の違いから淳一郎が女装した智を別人と断定するくだりがいかにも女性慣れしていない男子高校生っぽくって上手かったな。
あと、以前のデート編のときのコーディネイトと同様に女装した智が本来の個性もちゃんと残しつつ、キレイに女性らしく変身しているサジ加減の絶妙さもなかなかのものでよろしかった。
2023/02/08 (水)
2023/02/07 (火)
「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」第29話
タケミチと稀咲の同盟成立→タケミチと日向の破局編。
逢坂良太・沼倉愛美夫妻が夫婦役で共演。
第1期のとき、沼倉が珍しく母親役をやっているのが少し気になっていたのだが、このための配役だったのか。
1年半かけてのネタの回収とか、なかなかのロングパスだなあ。
2023/02/06 (月)
「もういっぽん!」第5話
インターハイ埼玉県予選、二回戦・青葉西VS.霞ヶ丘戦、続きと、中間テスト期間編。
「県下三位の高校に二回戦で惜敗」というのは1年生のみの部活の最初の大会の戦績としては程よいリアリティのある健闘ぶりなのではないだろうか。
終盤、ポイントで勝っている状況で守りにまわらず、1本勝ちに拘り、攻め続けるのは賢くないし、団体戦であることを忘れた自分本位な行動にも見えるが、そんなことは気にせずにその愚直な試みを思わず応援したくなるくらい、未知のひたすらポジティブに柔道を楽しむ姿勢が好印象。
また、純粋に競技そのものも、永遠ちゃんVS.天音さん戦、未知VS.亜実さん戦ともに終盤の攻防戦は畳みかけ方、キレのある決着のつけ方が上手くてなかなか面白かったな。
「虚構推理 Season2」第17話
六花さん再登場編。
次回予告っぽい前回の引き(Cパート)とは全く関係ない話(?)で困惑する。
ま、それはそれとして今回は管理人さんの彼女がなかなかおっぱいがデカくてかわいかったな。
2023/02/05 (日)
「ブルーロック」第17話
二次セレクション「奪敵決戦」サードステージ、潔・凪・馬狼チームVS.國神・千切・玲王チーム編、続き。
まともなコミュニケーションが通用しない馬狼とはチームメイトとして連携するのは諦めて、行動原理を把握してフィールド上で起こる「現象」のひとつとして利用する、という潔の冷徹な対応がなかなかにエグかった。
馬狼と潔・凪コンビとの確執が決定的になった結果、実質的に1対2対3の状況になってしまうのが面白い。
セカンドステージで馬狼と対戦したときに潔たちが勝利はすれども屈服させなかったのはここでチームメイト同士の立場で徹底的にやり返すかたちに持っていくためだったのね。
今回は遂に完全な下剋上を果たした潔が馬狼の鼻を折る展開は痛快だったし、馬狼以外のキャラが全員得点に絡むため、いつにも増して気合いの入ったキメ画がたくさん観られたのも画的な満足度が高くてよかったな。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第1話
「ヒーロー」をテーマにした「プリキュア」シリーズ第20弾。
主人公・ソラ・ハレワタールの現代日本降臨編。
良くも悪くも児童向けアニメらしいザックリとしたお話と絵面だったが、「(アクション)ヒーロー」をテーマにしているだけあってアクション作画全体の気合いの入りよう、充実ぶりはなかなか大したものだった。
あと、変身シーンから最後まで(バトル決着まで)キュアスカイさんの脇が総じてエロかったのもよかったな。
2023/02/04 (土)
「メガトン級ムサシ シーズン2」第24話
「聖域(サンクチュアリ)」=オルテガ・マザーベース到着編。
約1ヶ月ぶりに放送再開。
ライバルが「小次郎」が乗る「ヨシツネ」ってことは「ムサシ」って宮本武蔵と武蔵坊弁慶のダブルミーニングだったんだな。
新天地にたどり着いて新キャラ続々登場、不穏な空気ビンビンな内容だったが、ラストの輝くんの「イケないお人形遊び」(南司令をモデルにしたアンドロイドを使った夫婦ごっこ)が強烈に病んでいて最後に何もかもが押し流されていってしまったよ(苦笑)。
「D4DJ All Mix」第4話
「アルターエゴ」の解放編。
響子ちゃんの赤面テンパりムーブが非常にレアで有り難かった。
あと、燐舞曲の新曲はカッコいい上に素人目にもえらく難しそうな曲なのがユニットの性格とガッツリとマッチしているのがよかったな。
2023/02/03 (金)
2023/02/02 (木)
「ツルネ -つながりの一射-」第5話
七緒と海斗の従兄弟ゲンカ編。
クライマックスの七緒と海斗の対決シーン、テンポのよい画の流れが次第に白熱していく二人のボルテージの高まりを上手に表現していて観ていてなかなか気持ちよかった。
また、ケンカを通して幼少期から現在までの二人の歴史や関係性を掘り下げる試みもよく出来ていたし、ケンカする二人に対する他の風舞弓道部男子たちの関わらせ方も無理がない&バランスがよく取れていて上手かったな。
2023/02/01 (水)
「久保さんは僕を許さない」第4話
「変身!」編と久保さんのタイツ編とコンビニコーヒー編とバレンタインデー当日編とバレンタインデー前日編の五部構成。
コンビニコーヒー編、何が何でも白石くんと間接キスをしようとする久保さんの執念が少し怖かった(苦笑)。
2023/01/31 (火)
「ヴィンランド・サガ SEASON2」第4話
トルフィンのエイナルへの過去の告白編。
(ほぼ)全ての感情を失ったトルフィンがエイナルに心からの感謝と謝罪の言葉を告げるだけの話なのだが、「歴戦の戦士と戦災被害者」という決して相容れない二人の立場を踏まえて、その相克を1話丸々かけてじっくりと丹念に描いているのがよかったな。
いつにも増して横溢する重厚かつ濃密なムードが大変な見応えで素晴らしかった。
2023/01/30 (月)
「アイドリッシュセブン Vibrato」第7話、第8話(最終回)
「NATSU☆しようぜ!」盗作問題、一年越しの完全決着編。
IDOLiSH7幻のデビュー曲「NATSU☆しようぜ!」に関するTRIGGERとの騒動なんてもう碌に覚えていないけど(何せもう5年も前の話なんで)、本編ではフォローしきれなかった問題をこういうかたちでキッチリと補完しているのは番外編としては至極真っ当な構成で好印象。
様々な組み合わせでの対話劇が延々と続くのと、ラストのライブパートの画が弱いのでオーディオドラマのような感じになってしまっているのは多少気になるところだが、互いのグループどちらにとってもデリケートな問題に対するそれぞれの葛藤や現在のスタンスをじっくりと慎重な手つきでとても丁寧に描いているのがよかったな。
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第4話
大迷宮新区画探検開始編。
「ラファンパンの聖水」とかいうパワーワード。
新区画探検、主人公パーティとショートエピソードで紹介されたサブキャラクターたちとの相次ぐ邂逅がとても楽しくて観ていて飽きない。
また、手練れの冒険者キラーが一組混ざっていることによる緊張感の出し方も上手かった。
あと、ラエルザの装甲展開で服の紐がひとつずつ丁寧に解けていくのもなかなかエッチでよかったな。
「もういっぽん!」第4話
インターハイ埼玉県予選、1回戦、2回戦編。
永遠ちゃんと怖い先輩、メチャクチャ相思相愛だったんだな。
愛憎反転増幅百合逆恨み展開かと思いきや、不器用すれ違い相思相愛百合展開だったという、意表を突くようなヒネリと相変わらずの百合濃度の高さが大変素晴らしくってよろしかった。
2023/01/29 (日)
「ブルーロック」第16話
二次セレクション「奪敵決戦」サードステージ、潔・凪・馬狼チームVS.國神・千切・玲王チーム編。
お風呂サービス回。
二次セレクションに入る前にハードなフィジカルトレーニングを課せられていたせいか、みんな筋肉バキバキだったな。
つーか、筋肉作画頑張りすぎなくらい頑張っていて馬狼以外はみんな、画的にちょっと面白かった(苦笑)。
あと、今回はメイドというか、オカンな馬狼、ヤンデレぶりがどんどん悪化している玲王なんかもキャラがいい感じに崩れていて観ていてとても楽しかったな。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第45話(最終回)
おいしーなタウン、お料理奪還祭りと、クッキングダム、レシピボン奪還祭り編。
ゴーダッツ/フェンネルの救済はアバンで早々に済ませて残りは1話丸々エピローグ、二つの世界を舞台に連続するパーティエンドの二段構成。
総じて手堅く無難なラストだったな。
「食」がテーマの作品なのでパーティエンドが立て続く内容にも説得力が感じられる。
エナジー妖精たちとの別れのくだりはさすがにちょっとしんみりとした感じになったけど、基本的には明るく元気にまとめられていたのもこの作品らしくてよろしかった。
あと、シリーズ全体的にはヒロインのゆいちゃんの朗らかなキャラクターがよかったな。
いつも爽やかに癒やされる雰囲気があって自分的にとても好感度が高かった。
「ONE PIECE」第1049話
ルフィとモモの助の戦線復帰編。
ラストのルフィとヤマトの連係攻撃のくだりの作画アニメ力が高かった。
最近の「ONE PIECE」は見せ場で一点豪華主義的に作画アニメ力を高める演出をよく使う印象だが(前回、3話前もそうだった)、今回はその中でも特に作画のキレ味、迫力が圧巻で非常に見応えのある仕上がりだったな。
2023/01/28 (土)
「Buddy Daddies」第4話
ミリの「あおぞら保育園」入園編。
ミリの保育園の保育士・羽生杏奈さんが非常に良い肥え方をしていて堪らんかった。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇」第15話
ベルくん不在の派閥連合パーティとボールスの合流編。
シリアスに盛り上がっているなか、恐縮な話だが、アイシャさんの胸に巻いているサラシが連戦・激闘を経て限界ギリギリな状態なのが観ていてイチイチ気になった。
「僕のヒーローアカデミア(第6期)」第130話
轟家の黒歴史編。
死柄木の過去編に次いで本作二番目にキツい内容な轟家の黒歴史編。
見渡すかぎり地獄絵図といった感じの「轟燈矢消失までの顛末」をとても丁寧に描いていて見応えあり。
思春期に入ると同時にギリギリのところで保たれていた燈矢の精神と肉体(能力)の均衡が大きく崩れて破局に至る、という流れがわかり易い。
母親に対する賢しくも無慈悲な言葉の暴力がいかにも思春期・反抗期の子供っぽい残酷さだったなあ。
クライマックスの完全に壊れた父母長男それぞれの鬼気迫る表情作画も濃厚な筆致で素晴らしかった。
あと、ラストの轟家の再起のくだりに、前回のホークスの過去話が絡んでくる構成も巧くてとてもよろしかったな。
2023/01/27 (金)
「スパイ教室」第4話
エルナの「灯」合流編。
前回、ヒロインたちに関する叙述トリックが明かされたので今回からOPが解禁。
こんなに特徴的な喋り方する娘が途中から一人増えたのにそれに全く気がつかなかった先生の師匠、ちょっと抜け作すぎないか(苦笑)?
あと、「陽炎パレスでは実際には8人いるけど7人しかいないフリをして行動していた」って前回のネタばらしで言っていたけど、エルナちゃんは陽炎パレスでも普段通り個性溢るる喋り方をしていて自分の存在を隠す気が全くないのには思わず笑ってしまったよ。
2023/01/26 (木)
2023/01/25 (水)
「久保さんは僕を許さない」第3話
白石くん弟登場編と、白石くんと久保さん姉初対面編と、クリスマス編の三部構成。
今回は「白石くんが表紙の巨乳セクシー女優にムラムラしてエロ本を手に取っていた」という冤罪を姉から報告されたときと、「白石くん巨乳好き疑惑」を確認しようとしたときの久保さん役の花澤香菜の芝居/花澤香菜へのディレクションがあまりにも絶品すぎて最高だった。
2023/01/24 (火)
「コタローは1人暮らし」第1話
アパートに1人暮らしをすることになった4歳児男子が主人公の疑似ホームドラマ。
コタローの「アパートの清水」入居編と、秋友さん登場編と、田丸さん登場編の三本立て。
主人公のコタローくんはあからさまに曰くありげな雰囲気だが、展開するストーリーも、描かれるキャラクターも明快で語り口に淀みがないので観易かったな。
ただ、主人公を含むキャラクターにも、微妙に奇妙で不穏なシチュエーションにも自分的にはあまり興味が湧かなかったのでイマイチピンとこなかった。
とりあえずは様子見かな。
「東京リベンジャーズ」第27話
柴家訪問編、続き→タケミチの千冬への秘密の告白→「タケミチ、柴兄にボコられる問題」に関する東卍幹部会議編。
ドラケンの代役の人の芝居、初めて聞いたけど、評判通り降板した人の声によく似ていて感心する。
あと、柴弟がタケミチを自宅=「黒龍」のシマというか、総長の自宅に招き入れた件についてようやくちゃんとツッコミが入ったのには正直ちょっと安心したよ(苦笑)。
2023/01/23 (月)
「アイドリッシュセブン Vibrato」第5話、第6話
IDOLiSH7全員同時の休日編。
「無為に過ぎていく貴重な休日」がテーマなのでユルく、とりとめもないやり取りが続くのだが、個々のキャラクター、個々のシチュエーションの捌き方が上手く、ダイアローグのテンポもよいので最後までダレることなく楽しめた。
派手なサービスシーンは龍之介のセクシーCMくらいしかないが、キャラの立て方・魅せ方も的確で地味な内容ながらもファンムービーのお手本みたいな仕上がりになっているのがよく出来ていて素晴らしかったな。
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第3話
大迷宮新ルート開拓開始編。
勇Tube事故配信のくだりと男根キノコのくだりが立て続く構成の下品さがなかなかのものだった(苦笑)。
特に国家公認勇者パーティに関しては初っ端からこんなにヨゴレとか、トバシすぎで今後の展開がどうなるのか、いまからメチャクチャ気になるな。
「虚構推理 Season2」第15話
雪女編、続き。
死んだ室井さんの前妻が雪女さんのそっくりさんであることが発覚して恋愛ドラマ的にも推理サスペンス的にも俄然面白くなってきた。
・・・・・・にしても、冷えたコンビニのとんかつ弁当をガツガツとかっ食らい、両手でセックスのハンドサインをするおひいさま安定の下劣さは九郎が同伴を拒否するのも納得するしかなく、何とも微笑ましかったな。
「もういっぽん!」第3話
柔道部顧問・紫乃先生登場編と、インターハイ予選準備&当日編の二部構成。
中身も外見も言動もスマートすぎる紫乃先生が矢鱈にカッコよかったな。
あと、今回は電車のなかで永遠ちゃんと南雲が遭遇するシーンの南雲のエッチな開脚ぶりと、百合修羅場展開かと思いきや百合仁義展開へと移行する流れもなかなかに良い塩梅だった。
2023/01/22 (日)
「魔王学院の不適合者II ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第3話
精霊の森・アハルトヘルン訪問編。
アノス様がファンユニオンの子たちから「アノッス棒」とかいうヒドいセクハラを受けていて笑う。
あまりにも唐突だし、ド下ネタすぎるしでクレイジーさが突き抜けていたな。
あと、今回はこの期に及んでもちゃんと「学園もの」設定を律儀に守っていて、物々しい登場の仕方をした「四邪王族」も机について講義や筆記試験を受けているのが何ともシュールで可笑しかった。
「ブルーロック」第15話
二次セレクション「奪敵決戦」セカンドステージ、潔・凪チームVS.馬狼・成早チーム編。
これもまだ「目が常人よりも優れている」の範疇なんだろうけど相手の特技のコピー能力とか、いよいよ超人・異能スポーツものの領域に踏み込んできた感じ。
・・・・・・にしても、「こいよ馬狼、お前はまだ、ここで終わる人間じゃない」って、1話で「この中で1番強いから」潔に狙われて落とされた吉良くんが聞いたらブチ切れそうな台詞だな(苦笑)。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第44話
プリキュアVS.ゴーダッツ最終決戦編。
アバンと最後の連続攻撃のそれぞれタッチは異なるが共にキレキレなアクション作画、プレシャスのゴーダッツへの説得シーンの美麗な作監修正と、ラス前の最終決戦回に相応しい充実の作画が見応えありまくりで眼福だった。
特に後半の説得と最終攻撃のくだりは力を入れるべきところにしっかりと力を入れているのが観ていてとても気持ちよく盛り上がる作りでよかったな。
2023/01/21 (土)
「D4DJ All Mix」第2話
イベント告知用シュートフィルム制作編。
Peaky P-keyというか、絵空がまさかのエロ担当。
Merm4idの銭湯レポよりも絵空の筋トレ&ホットヨガのほうがエロくてちょっと驚いた(笑)。
あと、今回は中古CD&レコードの魅力を熱く語る真秀ちゃんのくるくると変わる表情と仕草が細かく、矢鱈にキュートでよかったな。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇」第14話
アンフィス・バエナ討伐編。
VS.階層主戦の佳境に相応しい派手なアクション&エフェクト、迫力の構図、声優陣の熱演の数々がなかなかのもので盛り上がる。
また、このアンフィス・バエナ戦は全体を通しても開戦から決着までの尺の長さと途切れぬ緊張感、映像面の力の入りようが階層主戦という状況にしっかりと見合ったものになっていて見応えのある仕上がりだったな。
2023/01/20 (金)
「お兄ちゃんはおしまい!」第3話
穂月かえでの来訪編と、ショッピングモール買い物&映画観賞編と、みはりの風邪罹患編の三部構成。
かえでがまひろを押し倒して迫るシーンのおっぱい描写もよかったけど、やはり何よりも今回はかえでの水着試着シーンの爆乳作画が近年屈指の爆乳作画で堪らんかったな。
布面積の少ないビキニの変態具合も素晴らしくってくだんのシーンはまさしく眼福そのものだった。
「『艦これ』いつかあの海で」第6話
空母「龍鳳」輸送作戦編。
前回の放送が昨年の12月22日で次回の放送予定が2月12日とは完全に月イチ放送になってしまったな。
今回は巨大ロボットアニメみたいな出撃シーンと、ドラムが激しい昔のX JAPANみたいな龍玄とし(ToshI)の挿入歌の浮きっぷりが矢鱈にシュールで苦笑いしてしまったよ。
あと、演出が浮いているといえば、シリーズ通して積極的に盛り込まれている食事シーンも毎回どこかぎこちなくって、本来なら和むべきところなんだろうけど観ていていつも落ち着かない気分になってしまうんだよな。
2023/01/19 (木)
「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」第1話
「魔術士オーフェンはぐれ旅」の2年ぶりの第3期TVアニメシリーズ。
レジボーン温泉郷来訪編。
まさかの続編第3期。
実は全巻アニメ化プロジェクトだったんだな。
(3クールかけて原作全20巻中15巻までやって残り5巻/残り1クールぶんはやらずに終わるってこともないだろうから)
2年ぶりの新シリーズだろうが、新シリーズ初回だろうが、関係ない相変わらずの適当な作り。
たぶん今シリーズも最後までこの調子でいくんだろうな・・・・・・。
「毒を食らわば皿まで」という気分と「もう充分付き合ったろ」という気分が今回もせめぎ合う。
小出しにしていくスタイルではなく、全4クールぶっ通しで放送するスタイルだったら途中で「この先、何ヶ月も付き合えるか」ってことになっていたと思うから、何か余計にモヤモヤするな(苦笑)。
「陰の実力者になりたくて!」第16話
ブシン祭予選編。
このアニメの楽しみ方が自分にはこれまでなかなか掴めなかったんだけど、主人公&その取り巻きたちではなく、脇の残念な女(姫)騎士たちを眺める(愛でる)方向でいけばいいのか、と今さらながらに気がついた。
特に今回ブレイクしたアンネローゼちゃんは若山詩音の芝居もいい感じに真面目に間抜けでよろしかったな。
「大雪海のカイナ」第2話
リリハの「天膜最後の村」来訪→カイナとリリハの天膜からの旅立ち編。
コートを脱いだあとのリリハちゃんのボディラインがエッチでよかった。
程々に大きめなおっぱいと女性らしい曲線が上手く造形できていて素晴らしい。
ただ、カイナを下界に解き放つのって村に残る老人たちにとっては寿命を大幅に縮める覚悟の決断のはずなのに、そのワリにはカイナもリリハも対応がアッサリとしているのには観ていてちょっと困惑したな。
「トモちゃんは女の子!」第3話
淳一郎とみすずの交際の真相&淳一郎と御崎先輩の初顔合わせ編と、智と淳一郎のデート編の二本立て。
淳一郎とみすずの交際話はまさに「策士、策におぼれる」といった感じの内容で色気が全くないただただ残念な話なのが面白かった(笑)。
あと、みすずたちよるトモちゃんの「男のらしさを取り入れた女子」コーデが面倒くさいオーダーに応えながらもちゃんとかわいく仕上がっているのも観ていてちょっと感心してしまったよ。
2023/01/18 (水)
2023/01/17 (火)
「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」第26話
柴姉弟との邂逅→黒龍(ブラックドラゴン)との衝突編。
いつも思うことだが、あんなにヒドい目に遭って、決死の覚悟でタイムリープしてきたはずなのに過去に戻るたびに毎回感情がリセットされたみたいに速攻で日常に迎合し、ボウリングを楽しむタケミチのメンタルって一体どうなっているんだろ(苦笑)?
あと、今回は回し蹴りのときに見えた柚葉ちゃんのパンツが白だったのが意外だったな。
2023/01/16 (月)
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第2話
ヒュドラの蒲焼き編と、金属だけ溶かすスライム編と、エルフ戦士とサイコレズ神官編と、魔王討伐編と、ラファンパンの事情編と、迷宮下層強制転移編の六部構成。
凡才女神官ニニアがまさに絵に描いたようなクレイジーサイコレズでなかなかに強烈だった(笑)。
あと、今回はスライム、金貨、回復薬と道具の使い方がいろいろと上手かったのもよかったな。
「虚構推理 Season2」第14話
雪女との出会いと再会編。
メチャクチャかわいい雪女さんが「世話になっているお礼にエッチさせてあげる」とか、エロ漫画みたいなことを言いだして興奮した。
三度も大きな裏切りに遭い、そのうち二度も殺されかけて、自分で起こした会社も奪われたとか、気の毒すぎる話だが、その代償が「30年は遊んで暮らせる財産」と「気さくで気が置けなくて賢い極上の良い女(妖怪)」ならそれはそれでアリなんじゃないか、と思わなくもないような。
・・・・・・にしても雪女さん、性格の面白さに加え、端整でキュートなキャラデザも、悠木碧のバランスと抑制の利いた芝居も本当に魅力的で堪らんな。
シリーズ序盤のツカミとしては最高のフックなのではないか、という感じで素晴らしかった。
2023/01/15 (日)
「魔王学院の不適合者Ⅱ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第2話
アノス軍団VS.四邪王族の副官軍団編、続き。
RPG並にフランクに死者蘇生魔法を使いまくる話なので別にいいのかもしれないが、その位置で獄炎殲滅砲を撃ったら地面に転がっている先生も灰になっちゃうんじゃないのかな(苦笑)?
ま、それはさておき、今回は1話丸々バトル展開で同時進行する四局面の逆転劇をテンポよく見せる作りが上々で最初から最後までみっちり詰まった戦いを終始飽きることなく楽しめた。
2023/01/14 (土)
「D4DJ All Mix」第1話
「D4DJ」の約2年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
「地域活性化イベントどうすれば委員会」編。
昨年、よく似た話を「BanG Dream!」(「バンドリ! ガールズバンドパーティ! 5th Anniversary Animation -CiRCLE THANKS PARTY!-」)で観た気がする(苦笑)。
Merm4idさんがエッチで良い。
真秀ちゃんのお風呂担当が相変わらず健在・・・・・・というか、Happy Around!全体に波及しているのもナイスであった。
主要6グループ合同イベント企画の立ち上げ話で何の波瀾もなくサクサク状況は進んでいくが、キャラやグループの定番ネタ・横の繋がりを上手に押さえつつも、6×4=合計24名のキャラが続々と登場するので観ていて飽きない。
物語は終始どこかゆるふわな感じで展開していくなか、最後はPeaky P-keyのステージでカッコよく引き締めるバランスの取り方なんかもよかったな。
2023/01/13 (金)
「お兄ちゃんはおしまい!」第2話
女湯初体験編とヘアアレンジ編と初潮編の三部構成。
相変わらずの作画アニメで今回も見応えがありまくり。
女湯に、初潮とシリーズ序盤から惜しみなく攻めたテーマをぶつけてくるお話の方も作画に負けず劣らず面白かった。
2023/01/12 (木)
「ツルネ -つながりの一射-」第2話
地方大会開幕編。
初回に引き続き今回も面白かった。
地方大会の流れや雰囲気を一通り押さえつつ、主人公たちやライバルたちのキャラを立てたり、掘り下げたり、ちょっと不穏な背景を臭わせたりする作りが非常によく出来ている。
また、見せ場の湊の行射シーンも緊張感たっぷりに決まっていてなかなかカッコよかったな。
大変失礼な話だが、ぶっちゃけ第1期シリーズは終始イマイチパッとしないまま終わった印象だったので「このアニメってこんなに面白かったっけ?」ってあらためて思ってしまったよ(苦笑)。
「トモちゃんは女の子!」第2話
智の痴漢被害騒動編とキャロル登場編の二本立て。
どこまで狙ってやっているのか、不明だが、天城サリーの距離感のない芝居がキャロルの「浮世離れしていて突拍子もなく、コミュニケーションが正しく成立しているのか不安になるタイプの外国人」というキャラクターに絶妙にマッチしていて面白かった。
「大雪海のカイナ」第1話
「雪海」と言われる雪の海が拡がる異世界を舞台にした冒険ファンタジーもの。
主人公・カイナとリリハの邂逅編。
ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品で原作は「BLAME!」、「シドニアの騎士」で同社と縁が深い弐瓶勉が務めるTVアニメオリジナル作品。
細谷佳正の演技がえらく若々しくって驚いた。
自然物やセットの凝った作り込みようはまさに劇場用アニメみたいで見応えがあり、導入の静謐で雄大な雰囲気も風格があって悪くはない。
ただ、キャラクターやストーリー展開は地味でイマイチパンチに欠けるところがあったな。
気になる座組ではあるのでとりあえずしばらくは様子見という感じだろうか。
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」第1話
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」の3年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
第四階層の解放編。
ヒロインと最強イケメンキャラの同伴を普通にやったら顰蹙を買うからメイプルはずっと怪獣の姿のままなのか(苦笑)。
ミィさんは普段から素の自分を出していった方がいいと思う(メガネっ娘的な意味で)。
あと、妖刀使用時のサラシ姿のカスミさんの腋とおっぱいがエッチでとてもよかったな。
EDを観るまでOPが第1期のOPだと気付かないくらい内容を忘れていたけど、10年くらい前のアニメみたいに中堅・ベテラン声優の層が厚いことや、ケレンミたっぷりなアクション作画のキレがよかったこと等を観ていて次第に思い出したよ。
2023/01/11 (水)
「久保さんは僕を許さない」第1話
異常に影の薄い高校生の白石くんと唯一彼のことを普通に認識できる久保さんの美少女学園ラブコメもの。
いわゆる「からかい上手の高木さん」系のダル絡み美少女とのソフトSMイチャイチャアニメ。
繊細で崩し絵のタッチがかわいいキャラ作画が良好だった。
また、この手の作品にしては珍しくヒロインの好意が最初からほぼ全開なところや、ヒロインが最初から脇が甘くけっこう隙が多いところなんかも自分的には好感度が高くてよかったな。
「とんでもスキルで異世界放浪メシ」第1話
異世界からでもネットスーパーが利用できる固有スキルを持つ主人公の冒険を描く、異世界転移現代文明無双もの。
主人公・向田剛志の異世界召喚編。
よくある感じの異世界転移現代文明無双ものだが、MAPPAの高い表現力、作画クオリティで観られるレベルに力尽くで引き上げている印象だったな(苦笑)。
また、ネット受けしそうな「冷静で判断力が高いが(賢いが故に)謙虚で人当たりが良い」主人公の人物像に、シズル感たっぷりな料理作画と押さえるべきポイントが的確なのもソツがなかった。
2023/01/10 (火)
「HIGH CARD」第1話
それぞれ異なる能力を宿した52枚の「エクスプレイングカード」に選ばれた適合者(プレイヤー)たちの戦いを描く異能力バトルもの。
主人公・フィンとクリスの邂逅編。
キャラ推しの女性向け作品だと思っていたので然程期待していなかったのだがなかなか悪くなかったな。
個々の異能力の特徴や魅力を言葉に寄らずちゃんとアクションを通して語っているのが好印象。
また、初回だけかもしれないが、異能力バトルやカーチェイスといったアクションも、街の雑踏やカジノの密度の高い描き込みも画作りが総じてかなり頑張っていたのもよかったな。
「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」第25話
「東京リベンジャーズ」の約1年ちょっとぶりの第2期TVアニメシリーズ。
「血のハロウィン」編のエピローグ、現代帰還編、続き。
普通に第1期ラストからそのまま続き。
再びタイムリープをしたところまでやって終われば第1期のラストもワリとキレイな「俺たたEND」になったろうに、そうしなかったってことは第1期ラストを作る段階で既に続編の予定が立っていたってことなんだろうな。
あと、ストーリーだけでなく映像のクオリティもそのまま引き継いでいる感じだった。
そういうものが求められていない作品ということなんだろうが、アニメのヒットを起点に作品のメディアミックス展開が大成功したことの恩恵がアニメのクオリティアップに全くと言っていいほど回されていないのには観ていてちょっと驚いたな。
「ヴィンランド・サガ SEASON2」第1話
「ヴィンランド・サガ」の約3年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
エイナルの奴隷堕ち編。
ディティールが丹念に描かれているため学びもあって面白いんだけど、1話丸々使った中世欧州における強制連行から人身売買までの奴隷初体験記とか、ヘビーすぎて観ていてかなりもたれるな・・・・・・(いや、面白いんだけど・苦笑)。
制作はWIT STUDIOからMAPPAに変更されたものの監督以下主要スタッフはほぼそのまま続投している感じだった。
続編をやりそうな終わり方ではあったが、間隔もそれなりに空いているし、続編が約束されている感じでもなかった(作品がヒットしたって感じでもなかった)ので再びほぼ同一のスタッフが再結集して前作と変わらぬ印象の続編が観られたのは正直かなり嬉しかったな。
2023/01/09 (月)
「アイドリッシュセブン Vibrato」第1話、第2話
第1期中盤から第2期開始直前(2019年2月~2020年3月)までの期間に配信された「アイドリッシュセブン」の短編連作WEBアニメ全8話をTVアニメフォーマット全4話に再編成したもの。
TRIGGER結成当初の前日譚・前後編。
龍之介を軸にしたTRIGGERメイン回として手堅く、よくまとまっている。
冒頭のダンスシーンは「拳と拳でわかり合う」かのように3人で競い合うようにダンスを踊ってわかり合ったという流れがちょっとクサかったが(苦笑)、ダンス作画はきめ細かやで見応えのある良い出来だった。
「便利屋斎藤さん、異世界に行く」第1話
タイトル通り異世界に転移した便利屋の斎藤さんが主人公の異世界ファンタジーコメディ。
全体的に作画が端整で好印象。
ショートショートの連作といった感じの構成だったが話のテンポもよくって面白かった。
あと、ショートコメディだからか、主人公が無双的な凄いことを起こさない、地に足のついた語り口なのも落ち着いて観られて好かったな。
「虚構推理 Season2」第13話
「虚構推理」の3年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
マンション上階からの怪音騒動編。
序盤にたっぷり基本設定のおさらいをやってくれるのが最近の作品にしては珍しい。
ともあれ、自分ような記憶力がヤバいおじさんには有り難かった。
対外用の穏当で現実的な「虚構の推理」と、非現実的な「真相」と乱暴なその解決法、というこの作品の基軸となっている対比の構図をわかり易く押さえた作りがシリーズ再開一発目に相応しい手堅い内容だったなあ。
ちょっと間の空いた続編だったが画面の印象は前作と変わらず。
おひいさまは相変わらずお可愛かった。
ただ、そういう作品なんだから仕方がないんだけど、とにかく1話丸々、設定や状況を語り倒すような内容はまるでオーディオドラマみたいで自分のような集中力が続かないおじさんにはついていくのが大変だったよ(苦笑)。
「もういっぽん!」第1話
高校女子柔道部を舞台にしたスポーツもの。
主人公・園田未知の中学最後の柔道と高校入学編。
シリーズものの初回としても、単発読み切りとしても青春スポーツアニメとして非常によく出来ていて面白かった。
演出・作画も全編正しく的確に力が入っていてソツがない。
また、大変失礼な話だが、少しずんぐりしていて垢抜けないキャラデザも作品の内容にマッチしていてよろしかったな。
あと、ヒロインの親友のメガネおさげの娘がとても素敵な地味メガネっ娘で堪らんかった。
彼女のロッカールームでの着替えシーンが無闇に丁寧なのが本当に素晴らしいサービスカットで最高だったよ。
2023/01/08 (日)
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」第1話
同じマンションの隣同士で互いに独り暮らしをしている高校生男女の恋模様を描く青春ラブコメもの。
主人公・藤宮周と椎名真昼の秘密の交流開始編。
project No.9お得意のラノベ原作のラブコメもの。
高校生のくせにマンションで独り暮らしをしている主人公男子の隣りに同じく高校生のくせにマンションで独り暮らしをしている性格良し・ルックス良し・成績良しな完璧美少女が住んでいて、家事ができない主人公の世話を何やかんやと焼いてくれる・・・・・・とか、一昔前の願望充足型エロゲーみたいな垢抜けない設定にほっこりする(苦笑)。
作画は特別良くはないが、ヒロインのアップだけはかわいさを完璧に死守し続けているのは正しく立派な注力ぶりでなかなか好印象だった。
「TRIGUN STAMPEDE」第1話
「TRIGUN」のTVアニメとしては約四半世紀ぶりの続編リブート作品。
主人公・ヴァッシュ・ザ・スタンピードとベルナルデリ通信社の記者コンビ・メリル&ロベルトの邂逅編。
設定は原作・旧TVアニメ版からかなりのアレンジが加えられ、作画は手描き作画から3DCGへと移行し、制作陣も一新された模様。
大変なお尋ね者だけど実は人のいいヤツで、見た目は弱そうだが実は超人的なガンマンで、希少なプラントに関する知識と技能も持っており、世界の秘密に関わる過去もありそうで明らかに只者ではない、というヴァッシュの人物像を上手く整理しきれないまま一挙に描こうとしているからか、語り口が終始どこかおぼつかない。
あと、クライマックスのアクションがコメディにしてもスリリングな展開なハズなのに緊張感が全くなくてツラかった。
子爆弾に傘が着いていたから落下速度が遅いのは理解できるがチンタラしすぎ。
町を守るために空中で爆発させる必要があったのもわかるけど「もう普通にみんなと一緒に逃げればいいじゃん」って途中から冷めた気分になってしまったよ。
「原作・旧作とは別モノみたいな感じだけど、オレンジ制作ならそれはそれで面白いものになるのでは?」と期待していたのだが、アクションもコメディもことごとくあまりキレイに決まっていなくて正直ちょっと厳しかった。
「UniteUp!」第1話
男性アイドルグループもの。
主人公・清瀬明良の芸能事務所・sMiLeaプロダクション、スカウト編。
男性アイドルグループものということで完全に女性向け作品なのにメインキャラではないとはいえ、最初に主人公の背中を押す幼馴染みの親友キャラがデブの非イケメンというのがなかなかに挑戦的だった。
映像面はいま飛ぶ鳥を落とす勢いのCloverWorks制作らしい全体的にハイクオリティな仕上がりだったな。
全編充実のレイアウトアニメでとても見応えのある内容だった。
あと、(自分があまり詳しくないせいもあると思うが)男性アイドル系作品のライブパートのCGって基本的にあまりよくないイメージなんだけど、珍しく冒頭のライブCGの出来がよかったのも好印象。
また、くだんの矢鱈に友達想いな親友キャラが容姿のインパクトも含めて面白かったのも作品の幅、懐の深さを感じさせてその点なんかも好感度が高かった。
「NieR:Automata Ver1.1a」第1話
アンドロイドと機械生命体の飽くなき戦争を描くSFアクションもの。
超大型兵器強襲破壊ミッション編。
矢鱈に濃厚なエフェクト作画アニメだったな。
1話丸々バトル展開で飛行機→ロボット(パワードスーツ)可変メカアクションに、ソードアクション、巨大&超巨大メカとの戦闘と、アクション的見どころ目白押しな贅沢な内容だったが、なかでも緻密にして多様な爆発のエフェクト作画がいずれも凝った仕上がりで白眉であった。
また、最後にアンドロイドならではの悲哀を描いてまとめることでほぼ全編バトル展開ながらもSFドラマとしても引き締まった話になっているのもなかなかによく出来ていて上手かったな。
あと、レオタードっぽいようだが2Bさんの派手なアクションに合わせてスカートの中身がイチイチ見えるのがとても素晴らしくって大変眼福だったですよ。
「魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第1話
「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の約2年強ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
熾死王エールドメード・ディティジョン/天父神ノウスガリア先生の魔王学院来校編。
そこそこ久しぶりの続編な上、横文字の長い固有名詞が頻出するのでついていくのが大変だった。
毎回アノスが全く苦戦することなく、あっさり敵の策を突破するのがアノスの圧倒的な強さをわかり易くあらわしている上に、話のテンポもよくしている、まさに一石二鳥といった感じでよろしかったな。
あと、アノス役の声優交代問題は最早前作の記憶がおぼろげなので自分的には思いのほか全然問題なかったよ(苦笑)。
「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」第1話
「イジらないで、長瀞さん」の約2年弱ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
少女漫画編とあいさつ編と黒タイツ編と文化祭回転寿司打ち上げ編の四部構成。
制作スタッフは脚本・キャラデザ・音楽・音響関係以外は制作スタジオごと一新されたようだが違和感はあまりなし。
前作途中から二人の関係性のエグ味が消えてただのイチャイチャソフトSMアニメになったのをそのまま引き継いでいるので今回も安心して楽しめた。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第42話
ゴーダッツの正体開示編、続き。
尺はかなり短かったが、プリキュアVS.ウバウゾーの戦闘シーンが殺陣も作画も矢鱈に力が入っていてメチャクチャカッコよかったな。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」第12話
デリング暗殺未遂事件の決着編。
分割2クール、第1クール終了・シリーズ一時中断回。
前回のスレッタとミオリネのスピード和解はこのための(上げて落とすための)前フリだったのか。
エアリアル初期型はほんのりガンダムエクシアっぽかったが今回初登場の改修型は露骨にダブルオーガンダムっぽいな。
たぶん最低もう一回くらいヴァージョンアップすると思うのでそのとき(もしくは最終形態)はダブルオークアンタみたいに顔が元に戻るのだろうか。
グエルのうっかり父親殺しがいかにもガンダムっぽい/富野アニメライクな展開だった。
地球のガンダム、グエルの父親殺し、ニカのテロリスト素性バレ(?)に、ラストのエアリアル(スレッタ)のミオリネさんの前で人間叩き潰し事件と・・・・・・、デリング暗殺未遂事件は一応決着するも盛り盛りなセンセーショナルなトピックの数々は投げっぱなし状態のまま、というシリーズ一時中断回に相応しい「引き」の強すぎる内容がなかなかのものだった。
また、今回は1話丸々MS戦回でもあり、とりあえずのラストらしく派手なメカ描写も充実していて見応えがあったなあ。
特にエアリアル改修型登場後のクライマックスの戦闘シーンは2対1の超高速戦闘の躍動感も、最後の砲撃のケレンミも矢鱈にカッコよくって素晴らしかった。
2023/01/07 (土)
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇」第12話
ベルくん不在の派閥連合パーティVS.アンフィス・バエナ編。
3ヶ月間の充電期間を挟んで再開した「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ」の分割2クール後半戦初回。
分割2クール再開一発目だからか、見せ場のバトルシーンのアクション作画が質・量ともに充実していて見応えのある仕上がりだったな。
巨大なボスキャラとの集団戦に相応しい迫力のある構図、ド派手なアクションの数々がなかなか大したものだった。
「Buddy Daddies」第1話
殺し屋バディによる子育てがテーマのアクション&ホームコメディ。
主人公の殺し屋バディとヒロインの幼女の邂逅編。
「実は写真に写っているマフィアのボスは母親の元彼(もしくはただの知人・友人)だっただけで本当の父親は生きています」オチの可能性も高いが、終始軽い調子の内容と「ヒロインの父親殺し」の業の深さが釣り合っていなくて困惑する。
P.A.WORKS制作作品らしく作画は堅調。
日常描写も、アクションシーンも丁寧な仕上がりでよく出来ていたが、お話やキャラに関しては個人的にフックに欠けるところがあってイマイチピンとこなかったな。
ただ、殺し屋の黒髪の方が「仕事」のとき髪を縛ると印象がガラリと変わるアイデアは上手くてちょっとよろしかった。
「アルスの巨獣」第1話
「巨獣」といわれる超大型モンスターが跋扈する世界を舞台にした異世界冒険アクションファンタジーもの。
クウミの研究所脱走編。
とりわけ貶すような欠点もないが褒めたくなるようなところもない、概ね全てが平均点で意外性がなく、代わりに既視感ばかりが横溢するような内容だったな。
出来は決して悪くはないけれど、TVアニメが圧倒的に供給過多な状況のなか、突出すべき点も、話題性もない作品に割く時間があるか、と言われれば正直ちょっと微妙な感じ。
特に自分はこういう世界観やヒロインが好きってワケでもないので余計にそういう風に思ってしまった。
2023/01/06 (金)
「REVENGER」第1話
利便事屋を名乗る殺し屋集団が主人公のダークヒーロー時代劇。
繰馬雷蔵の報復戦編。
手堅くわかり易くまとまっていたけど、完全に必殺仕事人だったなあ(苦笑)。
奇抜な殺人方法、特に金箔を顔に貼り付けて窒息死させるアイデアは面白かったし、壮絶なラストも衝撃的だったが、全体の印象としては地味でいささかパッとしない。
藤森雅也監督、亜細亜堂制作なので期待したいところだが、正直言って出足はイマイチ振るわなかったな。
「スパイ教室」第1話
落ちこぼれスパイ少女たちが「不可能任務」成功のため、一流を超えるスパイになるために奮闘するスパイ育成美少女アクションファンタジーもの。
「灯」召集編。
そんなおっぱいのデカいスパイがいるか!案件だった。
ダラダラとしていて終始どこか締まりのない展開に、ヒロインの後出し超人設定VS.何でもありな先生によるクライマックスの大味な駆け引きと、何とも冴えない初回だったが、それらマイナス要因を全てひっくり返してしまうヒロインの魅力(おっぱい)といった感じの内容だったな。
「お兄ちゃんはおしまい!」第1話
天才科学者である妹によって女体化したひきこもり青年が主人公の、女体化もの美少女コメディ。
主人公・緒山まひろの女体化編。
なかなかに充実した作画アニメだったなあ。
芝居、レイアウト、人物のフォルムなどなど、作画が総じて凝った作りで見応えがある。
ぶっちゃけ女体化美少女には全くときめかないのでジャンル的には苦手分野なんだけど、圧倒的な作画力の一点突破で押し切られた。
あと、本編、OPともに大変上質な作画アニメだったにも関わらず、それらを差し置いて最後に全てを浚っていく鈴木典光の全力すぎるEDアニメはまさに圧巻そのものと言うしかない出来栄えで凄まじい仕上がりだったなあ。
2023/01/05 (木)
「氷属性男子とクールな同僚女子」第1話
雪女の末裔の主人公とその同僚のクール系女子によるオフィスラブコメもの。
主人公の氷室くんと冬月さんの邂逅編。
大事な最初の出会いのシーンだからか、序盤の撮影処理がキレイでよかった。
あと、女子向け作品っぽいけど、ヒロインの冬月さんがちゃんとかわいく、魅力的に描けているのもポイントが高い。
石川由依の低温お姉さんヴォイスもキャラに程よくマッチしていてよろしかった。
「文豪ストレイドッグス(第4期)」第38話
「文豪ストレイドッグス」の約3年半ぶりの第4期TVアニメシリーズ。
福沢諭吉と江戸川乱歩の邂逅編。
新シリーズ導入編定番の過去回。
乱歩さんならぬ乱歩くん役の神谷浩史の、あどけない感じの少年演技はさすがにちょっとこそばゆいな(苦笑)。
過去エピソードの演出としてはベタだけどモノクロ処理された画面がシャープでなかなかよろしかった。
あと、織田作之助少年のアクションもキレ味充分で素晴らしかったな。
「ツルネ -つながりの一射-」第1話
「ツルネ」の約4年ぶりの第2期TVアニメシリーズ。
球技大会と矢声稽古編。
球技大会を通して主人公たち弓道部メンバーのキャラクターや人間関係を見せていく(紹介していく)手際がとても巧くて感心する。
弓道の所作、球技大会でのスポーツアクション作画も京アニらしく相変わらず丁寧で良い出来だった。
また、画的には決め画にいい感じに気合いが乗っていてキレイに決まっているカットが散見されたのもなかなかに好印象だったなあ。
「トモちゃんは女の子!」第1話
空手の達人でボーイッシュな女子高生と彼女を女の子扱いしない・男友達のように接してくる幼馴染みの男子が主人公の学園ラブコメもの。
高校生活のはじまり編とVS.ギャル二人組編の二本立て。
幼馴染み三人の三角関係というか、主人公二人に対する群堂さんの立ち位置が主人公二人の人間模様の良いスパイスになっていて面白かった。
「転生王女と天才令嬢の魔法革命」第1話
異世界からの転生者の王女とあらゆる分野で完璧な天才公爵令嬢が主人公の異世界王宮百合ファンタジー。
主人公・アニスとユフィの邂逅編。
異世界転生無双もの×悪役令嬢追放もの×百合といった感じの内容だったが、初回はそれぞれの美味しいところの詰め合わせみたいな展開だったので見どころが盛りだくさんで面白かった。
(ただし、その反動で「初回がピーク」になりそうな悪い予感もちょっとするけど・・・・・・(苦笑))
あと、玉木慎吾監督がコンテ・演出を担当しているからか、アクション作画のキレ味が矢鱈に冴えているのもよかったな。
2023/01/04 (水)
劇場用アニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」を積みBDを崩して観る。
元日に観た「閃光のハサウェイ」と同じ理由で今さらながらに観た。
WEBアニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」全4話をひとつにまとめて新作カットを足したもの。2016年6月公開作品。
一年戦争末期、「サンダーボルト宙域」(旧サイド4宙域)を舞台に地球連邦軍所属の「ムーア同胞団」とジオン公国軍所属の「リビング・デッド師団」の戦闘の顛末編。
ドラマも、画面も、音楽も実に濃厚な味わいで70分の中編だったが観終わったあとの満腹感が凄かった。
劇画調の濃いキャラデザ、独自解釈による装備品過剰な一年戦争時代のMS群、ジャズやオールディーズを多用したBGMなど、あまり過去のシリーズにはない独特な試みの数々が意欲的で、さらにそれらがキチンと作品の内容にハマっているのに感心する。
ガンダムの短編(連作)WEBアニメはTV・劇場・OVA作品以上にガンプラの販促PVの側面が強い内容になりがちなので「キャラや描写はハードでも全体の傾向的には派手なドンパチを愉しむタイプの作品になるんだろうな」と思っていたのだが、中盤以降、両軍ともに疲弊するに従って極限の狂気と狂気のぶつかり合いになっていくエグい戦争アニメになっていったのには驚いた。
ぶっちゃけ終盤はMSV世代的には夢のカードのはずのフルアーマー・ガンダムVS.高機動型ザク(サイコ・ザク)よりも空母内での騒動をはじめとする瀬戸際の状況での人間ドラマの方が気になってしまうくらいだったよ。
でも、まぁ、とは言いつつも、もちろんやはりメカ描写も素晴らしいのでそこにも大いに目を惹かれたけど。
ディテールの密度、アクションの躍動感、デザイン・描線の硬質感、メカのバリエーションの豊富さ、メカ描写の尺的なボリューム感、どれも充実していてロボットアニメ、メカアニメとしての見応えも満点だった。
原作が継続中だから、というか原作通りなのかもしれないが、幕引きがバタバタしていていささかとりとめもない感じなのは残念だったが、そこ以外は終始最前線の戦場ドラマに相応しい演出的にも、作画的にも緊張感漲る作りで面白かったな。
2023/01/03 (火)
OVA「文豪ストレイドッグス 第二十五話『独り歩む』」を積みBDを崩して観る。
「文豪ストレイドッグス」劇場版公開と第三期放送開始のタイミングで二度、事前に観ておこうと思っていずれも観るのを忘れたものを三度目の正直といった感じで第四期放送開始前に観た。
原作単行本第13巻限定版に同梱されていた「文豪ストレイドッグス」のOVA。2017年8月販売作品。
サブタイトル通り「文豪ストレイドッグス」の第25話でいわゆるTV未放映話数OVA。
国木田VS.爆弾魔+生意気関西弁ロリゲストヒロインといった感じの内容だったな。
単発の国木田メイン回として手堅くよく出来ている。
それ以上でもそれ以下でもないんだけど、自分には「TV未放映話数OVAは基本的に出来があまりよろしくない」という先入観があるのでかなり満足できてしまった。
あと、ゲストヒロインのロリキャラに寿美菜子というのはいま観るとちょっと時代を感じるな。
2023/01/02 (月)
劇場用アニメ「シティーハンター 愛と宿命のマグナム」を観る。
tvkの「映画の時間」で放送されたものを観た。
TVアニメ「シティーハンター」の劇場版第1作目。1989年6月公開作品。
ゲストヒロインの天才ピアニストの父親探しに、東ドイツっぽい架空の国の陰謀が絡むという筋立て。
神志那弘志、山内則康、小林早苗、須田正己、逢坂浩司、山下将仁、佐藤千春、杉浦幸次、小森高博、西村誠芳、村瀬修功、高橋久美子などと、いま観ると原画陣が矢鱈に豪華で驚く。
中盤以降のカーチェイスや銃撃戦などのケレンミのあるアクションシーンが非常に丁寧且つボリュームのある内容でなかなかに見応えのある仕上がりだった。
お話はこの作品の定型を無難になぞった感じだったが、時代劇的に定型を楽しむタイプの作品なので「それもまたよし」といった感じだったかな。
ただ、ゲストヒロインの祖父が何で情報屋(スパイ)に協力していたのか、最後までよくわからないのは気になった。
2023/01/01 (日)
劇場用アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を積みBDを崩して観る。
正月に観るアニメがなかったのと、地上波分割放送するみたいだけどせっかくBDを持っているんだからそっちでちゃんとチェックしたほうがよかろう、と思って観た。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の直系続編・三部作の第1章。2021年6月公開作品。
「逆襲のシャア」から12年後、大人になってテロリストのボスになったハサウェイと、敵味方を超えた三角関係になるギギ、ケネスとの邂逅編。
富野アニメ以上に富野小説にハマっていた時期があったので富野小説まんまの会話劇にはただただ感動してしまう。
特に前半のシャトルからホテルのくだりあたりまでは台詞が決まっているシーンが多くて堪らんかった。
まさに「水を得た魚」状態の上田麗奈をはじめ、配役も完璧で素晴らしかったな。
あと、評判の戦闘シーンも評判通りよく出来ていた。
リアリティ漲る空襲シーンは圧巻そのものという感じ。
「市街戦をする巨大人型兵器の恐怖」を残酷さは抑えつつ描いている品のある作りもよろしかった。
また、「宇宙世紀史上最大級のサイズになったMSたちの戦い」らしい、メカの巨大感・重厚感の見せ方/魅せ方なんかも上手かったな。
「新春 かぐや様は今年も終わらない!スペシャル」
「かぐや様は告らせたい」全3シリーズの総集編。
かぐやと白銀のエピソードに集中してまとめた、わりとよく出来た総集編だったなあ。
冒頭・中盤・ラストにシリアス系エピソードを配置することでわかり易く緩急の利いた構成になっているのがよろしかった。
<メール> yamamoto.hp●jcom.home.ne.jp
(恐れ入りますが、連絡の際は●を@に置き換えて送信してください)
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