2017年
7月

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2017/07/31 (月)

「セントールの悩み」第4話
Aパート:姫乃のグロマン疑惑問題編
Bパート:希の赤点回避勉強会編
の二本立て。

Aパートの話がまさかのすぎる作品タイトル回収回で驚きと納得と困惑が混在した何とも言えない気分になる(苦笑)。

あと、今回はBパートの話で希を叱る羌子の態度が完全にお母さんすぎるのが観ていてなかなか面白かった。


2017/07/30 (日)

「賭ケグルイ」第5話
債務整理大集会「二枚インディアンポーカー」編・後編。

夢子と早乙女さん、(ラストの友達宣言する前の)ゲームの最中から既に「つうかあ」の関係で、何かもうすっかり仲良しこよしって感じだな(笑)。

今回は家畜奴隷の逆襲劇と主人公コンビの逆転劇の二つのカタルシス溢れるドラマが立て続く展開がとてもアツくて盛り上がる。
また、蕾菜々美のドラマを掘り下げ、物語に新たなウネリを加えつつも、最後は主人公コンビの鮮やかな逆転劇で全てを浚ってキレイに〆る構成なんかもなかなかによく出来ていて面白かった。

「Re:CREATORS」第16話
エリミネーション・チャンバー・フェス壮行会→当日編。

大江戸温泉物語コラボサービス回。

メテオラさん以外はみんなおっぱいデカくて素晴らしいな。

また、今回は決戦前の高揚感と息抜きサービス回の気楽な愉しさが両立した全体のバランスの取り方も上手くてなかなかよろしかった。

「活撃 刀剣乱舞」第5話
「江戸城無血開城」改変阻止ミッション編・後編。

三浦貴博コンテ回らしい高低・奥行きを縦横無尽に使ったダイナミックな殺陣が要所要所で目を惹く作りでいつにも増してヴィジュアル的に見応えのある内容だった。

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第25話
ゆかりへの王子さま求婚騒動編。

ドストレートなゆかり×あきら濃厚百合回。

予想以上にフリキレたガチでウェットな内容に驚く。

また、今回はあきらの言う通り本当に「とても繊細」なゆかりさんの内面の掘り下げが丹念で、しおらしくなったり、弱音を吐いたりするゆかりさんの普段はなかなか見せない姿に観ていてかなりグッときた。


2017/07/29 (土)

「地獄少女 宵伽」第3話
家庭内サバイバル編。

最終的には歯を折っただけで済んだ親父の勝利って感じかな(笑)。

自身の凶暴さを詭弁すぎる被害者意識を盾に自己正当化して、どんどんエスカレートしていく従兄弟のキャラがなかなか強烈。

序盤で予想した家族同士が「地獄流し」を仕掛け合うような家庭内バトルロイヤル展開にはならなかったが、それでも20分強の本編のなかで6人家族+1が末っ子を除いてそれぞれ暴走し家庭が派手に崩壊していく展開はかなりのジェットコースターぶりで最初から最後まで観ていて飽きない内容だった。

「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」第17話

王都への帰還と、ニーナとシャリオス17世の悪魔スラム街デート編。

ニーナの悪魔変装コスがそこはかともなく絶妙にビッチ臭くてよろしかった。

「将国のアルタイル」第4話
マフムートの帰郷とスレイマンとの出会い編。

初回はコンテだけだったが、今回は演出処理も含めて古橋一浩監督自らが演出を担当しているからか、表情・芝居作画がきめ細かく丁寧でこれまでで最も画面のクオリティが高かったな。

ただ、それ故に何度も仕切り直しを繰り返して歯切れが悪い、後半のバトル展開の構成が上手くないのが残念だった。

「僕のヒーローアカデミア」第30話
VS.「ヒーロー殺し」ステイン戦の決着編。

今回は大塚健コンテ、馬越嘉彦作監回で大きなバトルの決着編に相応しい迫力のある画面が続く、全体的に力の入った作りがなかなかのもので見応えのある仕上がりだった。


2017/07/28 (金)

「DIVE!!」第4話
ゴールデンウィーク合同練習編。

ピンキーのハジケたBGM演出の徹底ぶりがまさにコメディリリーフといった感じの愉快なクドくさでなかなかよかった。

「ゲーマーズ!」第3話
星ノ守千秋との接触編。

すれ違いと勘違いが連鎖してますます混沌としていく主人公たちの人間模様が楽しい。

また、ゲーム部・部活ものと見せかけてそうはならない展開&人間関係が主人公一人に集約されていかないところなんかもセオリー逆張り構成が新鮮でちょっとしたヒネリの利かせ方が上手かったな。


2017/07/27 (木)

「サクラクエスト」第17話
間野山高齢世代IT革命興亡期編。

高見沢とエリカの口げんかシーンの、エリカの捨て台詞(「お前もう出禁だかんな」ってところ)がまさに黒沢ともよ節といった感じのナチュラルさ加減で笑う。

ま、それはさておき。

今回は限界集落の公共交通機関の撤廃というシビアな問題と、高齢世代へのIT文化流入による悲喜こもごもというコメディ展開が程よいバランスで構成されていて面白かったな。

あと、今回から冬服へと衣替えしたヒロインたちのコスチュームの多彩なヴァリエーションもなかなかに目に楽しくってよろしかった。

「はじめてのギャル」第3話
「黒ギャル」本城蘭子の接触編。

「黒ギャル」は常人よりも嗅覚・聴覚に優れ、対人戦闘力が高い、つまり身体性能の極めて優秀な人種なんやな、勉強になったわ。


2017/07/26 (水)

「NEW GAME!!」第3話
青葉キャラデザ初心者空回り編。

青葉×ひふみん&うみこ×ねねっち回。

まさに組み替え自由自在といった感じの、百合模様の色とりどりな組み合わせの数々が第二期に入って円熟味を増してきたシリーズらしい好調さで好印象。

特に後半のひふみんの重箱弁当のくだり一連はそれを象徴するかのような様々な百合愛憎喜劇が凝縮された内容でとても楽しい仕上がりだった。

「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第17話
サラダのお使い編。

サクラも、いのも12、13歳くらいの子供がいるのにヘソ出しとか、さすがくノ一って感じだなー(笑)。

ま、それはさておき、今回は久々のサラダさんメイン回でキャラ作画が総じて良いが素晴らしかった。
また、サクラとの母子の絡みとか、いろいろとトラブルが続いて締まらないところとか、サラダさんの普段の気が強くて大人ぶった姿とは違う一面がたくさん観られたところなんかもよかったな。


2017/07/25 (火)

「異世界食堂」第4話
リザードマンとオムライス編と、エルフとトーフステーキ編の二本立て。

人語もままならない怪異と人とのやり取りなのにも関わらず、接客交渉をし、長期に渡る取引を成立させた先代店主と先代勇者のコミュ力がハンパなくって驚かされる(笑)。


2017/07/24 (月)

「セントールの悩み」第3話
姫乃の従姉妹の紫乃ちゃんと委員長の妹の三つ子の遭遇編と、委員長の妹たちのお留守番編の二本立て。

幼児たちの行動&心理描写のリアリティの押さえ方がなかなか上手くて感心する。

あと、委員長の声が少しオバサン臭いのはこの境遇を踏まえてのキャスティング・演技プランだったのか(?)と観ていてちょっと得心がいった。


2017/07/23 (日)

「THE REFLECTION -ザ・リフレクション-」第1話
スタン・リー&長濱博史共同原作のヒーロー群像アクションもの。

キャラやレイアウトは総じてカッコよく、切り絵風の太い描線・中間色を抑えたハイコントラストなヴィジュアルも斬新で画面のインパクトは高かったが、ストーリーもアクションも全編通してモタモタしていてキレがなく、観ていて矢鱈に眠たくなった。

半分ぐらいの尺のショートアニメだったら画面の目新しさに感心しているウチに終わって、これでもあまり問題はなかったのだろうが、30分枠フル尺でこの爽快感のないアクションが延々と続く内容を見せられるのは苦行に近いモノがあったな。

「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第4話
風鳴機関本部攻防戦編。

新装備を携えた敵に切り札のイグナイトモジュールが破られる展開だけでは終わらずに、更に強力な敵の黒幕が現れ、本部ごと蹂躙されるという、押せ押せ、盛り盛りなクライマックスの展開がこの作品らしい過剰さ加減でなかなか痛快。

また、Aパートのクリスちゃんの殺陣もキレ味充分で素晴らしく、その点なんかも今回は見応えがあってよかったな。

あー、あと、赤・青・黄を信号機に例えるのはごくごく普通の発想だけど、白・ピンク・緑を三色団子に例えるのはまさしく上手い例えといった感じでちょっと感心してしまったよ。

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第24話
キラ星シエルのいちご坂中学校転入編。

何で海老反りをしているのか全く謎だが、ダジャレで校長の気を引くくだりのいちかのドヤ顔謎ポーズがかわいすぎて素晴らしかった。

ただ、上野ケン作監のキャラ作画は良好だったし、完璧に見えて矢鱈にデカい隙のあるシエル/キラリンの七転八倒ぶりはかわいいしで面白かったのだが、シエルの正体バレ騒動を投げっぱなしにしたまま終わったのはちょっといい加減な構成すぎて観ていてかなり気になったな。


2017/07/22 (土)

劇場用アニメ「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」を観る。

お兄様がカチコミ前にダースベイダーみたいな格好で登場するシーンが衣装の奇抜さも然るものながら、登場したときの雰囲気が完全に「絶対に笑ってはいけないシリーズ」みたいで思わずフイた。
あの「シリアスな笑い」はメチャクチャレベルが高かったな(笑)。

ま、それはさておき、全体の内容について。

制作会社はマッドハウスからエイトビットに変更されるも画面の雰囲気は変わらず、TVシリーズのイメージをそのまま継承している印象。

TVシリーズは作品の肝がイマイチわからず最後までピンとこなかったし、TVシリーズ直後の話ではなく、原作のエピソードを2つ(単行本4巻分)挟んだ後のエピソードという完全な原作ファン向け作品ということであまり期待していなかったのだが、思いのほか面白かった。

最初から最後までダレ場がなく、一気に駆け抜けていくようなテンポのよい構成で大規模魔法のスペクタクル、水着・入浴シーンサービス、バトルアクションといったエンタメ性の高いイベントを次々とこなしていくアトラクションのような作りが好印象。
話がサクサクと進む歯切れのよい展開と、迷いや葛藤のないお兄様のキャラクターがマッチしているのも上手くいっている感じがした。

また、全体的にTVシリーズのときよりも作品の魅力がわかり易く立っていて男の子、つーか、お兄様はひたすらカッコよく、女の子たちは可愛く、という少年向け作品の基本が徹底されているのもよかったな。


「地獄少女 宵伽」第2話
女漫才コンビ編。

女芸人成り上がり話に、仮面逆転主従関係話に、ヤンレズ話と濃ゆいネタを三つも盛り込んで複雑に編み込んだ、お話が非常に濃密で面白かった。

「地獄流し」はあってもなくてもいいような感じになってしまってはいたが(苦笑)、三つの主題がどれも強い主張を放ちつつもちゃんと調和が取れているのがよく出来ていて上手かったな。

因みに今回の脚本は吉永亜矢が担当。

「将国のアルタイル」第2話
ヒサール反乱編、続き。

マフムート、ヒサール軍、アラバ族、ザガノス軍、ロットウルム、エルルバルデスブルク軍とそれぞれ思惑が大きく、或いは微妙に異なる陣営が一触即発の城塞都市を中心に錯綜する、緊張感の高い作りが面白かった。

また、今回はヒサールの危機をほぼ単独で解決した才気と、国家の指導者としては視野の広さに欠ける若さ、そしてその欠点を素直に受け入れることができる器の大きさ、という主人公の魅力と課題をわかり易く、歯切れよく見せる構成も上手くてなかなかよかったな。

「僕のヒーローアカデミア」第29話
VS.ヒーロー殺しステイン編。

ナイトシーンはフルカラーな上、照明も効果的に使えるアニメになるとモノクロの原作漫画よりも明暗のコントラストが際立ち、格段に臨場感が出て画面が映えるな。

あと、今回は空間が制限された路地裏でのアクションの組み立て方、要所のエフェクト作画も凝った作りでその点なんかも見応えがあった。


2017/07/21 (金)

「ゲーマーズ!」第2話
景太と上原祐の接触編。

上原くん、「残念リア充」とか言われているけど、普通にアツくていい奴じゃん。

最後に亜玖璃の話もまとめてやってしまうのはちょっと詰め込みすぎな感じもしたが、それまでの上原くんの過去と景太に対するの葛藤のドラマはかなりアツくて味わい深い青春模様を描いていてなかなかに良い塩梅だった。

「アクションヒロイン チアフルーツ」第3話
赤来杏VS.紫村果音と、廃線のホームステージ編。

何かもうすっかりこじらせレズアニメになってきたな、この作品は(笑)。

杏との勝負に対する拘りが複雑すぎるムラムラちゃんの七転八倒ぶりが混迷を極めて終わったAパートを、ヒロインたちが圧力にも負けず地道にステージを作り上げていくBパートの展開を通して解きほぐしていく、緩急の利いた構成がとても上手くて感心する。

あと、今回はクライマックスのムラムラちゃん乱入シーンの殺陣がカッチョよくって素晴らしかった。


2017/07/20 (木)


2017/07/19 (水)

「アホガール」第3話
さやかちゃんの花畑家訪問編、よしこVS.犬編、よしこ&さやかちゃんのバナナ農家・佐藤さん宅探訪編、赤ちゃんプレイ編の四本立て。

今回は全編に渡って畳みかけるような勢いがあってよろしかった。

特に最初の話と最後の話は勢いのよさに加え、黙っていれば普通にキレイなよしこママンの特殊な性生活が垣間見える展開がエロ・頭が悪くて矢鱈に可笑しかったなあ。

「徒然チルドレン」第3話
内村くんと飯島さんの漫才カップル編、松浦さんの失恋と香取先輩登場編、山根くんと栗原さんの馴れ初め編、菅原くんと高野さんの掃除当番編の四本立て。

山根くんと栗原さんの馴れ初め編の、山根役の下野紘のテンパり・キョドり・ネガティブ演技が素晴らしい。
この分野の第一人者の一人だけのことはある、芸歴の厚みみたいなものが感じられる達者な好演ぶりで大変聴き応えのある内容だった。

「NEW GAME!!」第2話
新作ゲーム・キャラコンペ編。

まだ2話目だけどまるでラス前のようなシリアス展開。

今回は「青葉から見れば実績充分な大先輩だけど世間的には八神さんもまだまだこれからな若者で、若さ故の間違いやどうしたらいいかわからないこともたくさんある」というお話。
この作品が青葉だけでなく、本格的に後輩を導き、育てる立場になった八神さんの成長ドラマでもあるという構造になってきて、物語に深い奥行きを与えているのが面白かった。


2017/07/18 (火)

「恋と嘘」第3話
由佳吏の莉々奈宅初訪問と、仁坂の真実開示編。

主人公の身体からは容姿端麗な若い個体を引き寄せるフェロモンでも出ているのかな(笑)?

仁坂は普通に「親友だけど恋のライバル」的な位置づけになるのかと思っていたので、まさかの由佳吏総ウケ展開にはビックリ。
サプライズとしても素直に面白い展開だったが、これまでの基本的には男の子向けの願望充足型ラブコメちっくな展開にちょっと違った味わいが加わってきたという点においても良い変化の付け方でなかなかに面白い仕掛けだったな。


2017/07/17 (月)

「プリンセス・プリンシパル」第2話
「チェンジリング作戦」編。

初回が「case13」で今回が「case1」ということは時系列的には初回が最後の話で今回が最初の話になるわけか。

ちせを除く主人公チームの顔合わせと同時進行する二つの任務を一つの場所でまとめて処理し、タイムリミットまでの限られた時間の中で二転三転とどんどん転がっていく状況を描いていく、という濃密な構成がなかなかのものだった。

あと、今回は初回に比べて大幅にアンジェさんのメガネ着用シーンが増えていたのも個人的にポイント高めでよろしかったな。


2017/07/16 (日)

「賭ケグルイ」第3話
VS.西洞院百合子、「生か死か」編。

「夢子は西洞院のイカサマは一発で見抜いて圧勝するも、横から介入してきた生徒会長の奸計にはまんまとハマって完敗する。
しかし、心が折れたのは生徒会長に助けて貰った西洞院の方で、負けて最下層に落とされた夢子は自分と同等以上の敵を得たことに喜び、ますます元気になっていく」

――という、勝敗の結果のみでは計れない結末を捻りだし負けた夢子もちゃんと立てて、夢子と生徒会長の拮抗感を演出する、という決着のバランスの取り方が上手かった。

「Fate/Apocrypha」第3話
ジークの脱走と、“黒”のセイバーVS.“赤”のランサー編。

“黒”のセイバーVS.“赤”のランサーの超人バトルがなかなかに張り切った作画アニメをしていて「聖杯大戦」の幕開けに相応しい非常に見応えのある内容だった。

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第23話
キュアパルフェ爆誕編。

シエルの復活とピカリオ(ジュリオ)の最期が段取りが不十分でかなり強引な感じなのは気になるが、キュアパルフェの爆誕と初陣は期待通りの華々しさで好感触。
特にキラクル・レインボーの必殺技BANKは高低差・奥行きを縦横無尽に使い切る、三次元的な殺陣が大画面で観たくなるようなスケール感とゴージャスさで大変見応えのある仕上がりだった。


2017/07/15 (土)

「バチカン奇跡調査官」第1話
タイトル通り、キリスト教(カトリック)上の「奇跡」の真偽を調査する「奇跡調査官」が主人公のミステリーホラー。

「処女受胎」調査任務編。

演出にメリハリがなく、いま一つ見せたいものが伝わってこなくて困惑する。

「奇跡調査官」という設定はこれまでになく、興味深くもあるので面白そうなんだけど、「設定が面白そう」というところで止まってしまっているのがもどかしい。
とりあえず最初の事件が終わるまでは様子見というところかな。

「地獄少女 宵伽」第1話
8年ぶりにシリーズが復活した「地獄少女」の第四期シリーズ。

LINEいじめ編。

ネタは最新のものを取り入れているがやっていることはこれまでと概ね変わらず。

流す方も流される方も卑小で浅薄で救いようがなくありふれている、というのが本当に深刻で悲劇的。

最後のクライマックスの「お仕置き」のしょーもなさでバランスを取りつつもしっかりと後味悪く終わる鉄板の作りは8年経った今シリーズも健在で面白かった。

「RWBY Volume1-3:The Beginning」第2話
実力テスト編、続き。

後半の怪鳥型グリム&蠍型グリムとのバトル一連の殺陣が質・量ともに素晴らしい充実度で思わず画面に見入ってしまった。

「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」第15話
神の国編・前編、ジャンヌ、エル母子の再会編。

金髪・メガネっ娘・金元寿子声の天使ちゃんがマジ天使で興奮した。


2017/07/14 (金)

「ゲーマーズ!」第1話
タイトル通りゲーム部を舞台にしたラノベ原作の学園ラブコメ。

天道さんは全く悪くないんだけど、最後に主人公に掌返される展開は痛快でなかなかに良いオチだった。

ただ、前半の、先の展開を踏まえてのツッコミをテロップで入れる演出の多用はちょっと寒くてイマイチだったな。

「アクションヒロイン チアフルーツ」第2話
陽菜野市・アクションヒロインチームの始動と黒酒路子の加入編。

路子さんからの好意をわかった上で泳がせていたとか、生徒会長のジゴロぶりがホントに凄い。

今回は自宅が鉄道車両を改造したものという筋金入の鉄オタで、生徒会長とは中学生の頃からのレズカップルという、常識人ポジションかと見せかけて全くそんなことはなかった路子さんの何気に濃いキャラクターをとても楽しく掘り下げていて面白かった。


2017/07/13 (木)

「ようこそ実力主義の教室へ」第1話
タイトル通り極端な実力至上主義の学校を舞台にしたラノベ原作の学園青春群像劇。

今期の岸誠二監督枠。
「Angel Beats!」、「ダンガンロンパ」シリーズ、「暗殺教室」の岸誠二監督らしい特殊学園もの。

ラストの転落を際立たせるためなのか、主人公のキャラに引っ張られてなのか、平板な演出がイマイチ冴えない。

誰でも作品のタイトルを見れば最後のオチは丸わかりなのにそこに向かって何の衒いも無くダラダラと話が進んでいくのがツラかった。

あと、この先、さすがに何らかのフォロー(説明)が入るのかもしれないが、主人公のクラスメイトたちが特別で有名な学園の特殊な制度の一番肝心な部分に関してほぼ全員知識無しというのも観ていてかなり気になったな。

「はじめてのギャル」第1話
ギャルがメインヒロインの学園エロコメ。

主人公・羽柴ジュンイチの告白編。

テンションは高いがキレのないコントが矢鱈に冗長で観ていてダレる。
いまならショートアニメ枠でやった方がよかったのではないだろうか。

また、全体的にノリが古く、ひたすら定型をなぞるだけのキャラ描写やネタが続くのも厳しい。

あと、「パンツマイスター」とかいう役職名の破壊力は凄いが地上波規制版ではその仕事ぶりを拝むことが出来ないところもツラかった。


2017/07/12 (水)

「徒然チルドレン」第2話
新年度・入学編。

多種多様な演技と声芸を駆使する古屋妹役の戸松遥の全開ぶりがなかなかのもので素晴らしかった。

「NEW GAME!!」第1話
TVアニメ「NEW GAME!」のおよそ一年ぶりの続編・第二期シリーズ。

青葉の入社から丁度1年後、昨年度の仕事内容についての上司面談とお花見編。

かわいかったり、エロかったりと、相変わらずツボを押さえた美少女キャラ演出が絶好調で素晴らしい。

いい意味で第一期シリーズと変わらぬ内容・安定感で面白かった。


2017/07/11 (火)

「天使の3P!」第1話
「ロウきゅーぶ!」の蒼山サグ原作・てぃんくるキャラ原案(原作イラスト)、アニメ制作スタッフもTVアニメ「ロウきゅーぶ!」の制作陣が多数重複参加の、ロリータハーレムバンドもの。

ひきこもりの高校生ギタリスト・貫井響とロリータスリーピースバンドとの邂逅編。

キャラ作画は非常に端麗、ストーリーや演出も手堅い作りで悪くはないが、こういう華美なロリキャラは守備範囲外というか、自分には魅力がイマイチよくわからないのでロリたちが登場する後半以降の展開はイマイチピンとこなかったな。

「恋と嘘」第2話
由佳吏と真田莉々奈の顔合わせ編。

足りない乳はブラチラとパンモロでカバーする莉々奈ちゃんはいい娘だな。

主人公の結婚(政府通知)に関する認識が視聴者と同レベルの無知っぷりなのはご都合主義すぎて気になるが、気が強くてリアクションが賑やかな莉々奈ちゃんが三角関係に加わることでラブコメとして一気に楽しい雰囲気になってきたのはよろしかった。

「異世界食堂」第2話
メンツカツ編とエビフライ編の二本立て。

初回はまさかの雰囲気アニメだったが、二話目はちゃんと料理についての食レポも、世界設定について(異世界交流について)の説明も入るオーソドックスなスタイルに変わったな。

初回の雰囲気アニメ的な処理も面白かったが、オーソドックスなグルメアニメスタイルの今回も定型の安心感があって悪くない。

あと、今回は頑固なんだか、素直なんだかよくわからない、実直な騎士役に杉田智和というキャスティングがハマり役すぎて素晴らしかった。


2017/07/10 (月)

「セントールの悩み」第1話
亜人種をモチーフにした美少女学園日常コメディ。

Aパート:学園祭・演劇編/Bパート:マラソン大会編の二本立て。

いや、いくら身体を捻っても馬の胴体とデカい尻を乗り越えてアナルに手は届かないだろ。

ま、それはさておき。

「モンスター娘のいる日常」、「亜人ちゃんは語りたい」に続く三番煎じなので最早新鮮味がないのは仕方がないが、先行二作品に比べて後発の本作の方が垢抜けない、野暮ったいのは如何なものか・・・、と思ったが、原作はこちらの方が先なのか・・・。

う~ん、悪くはないけど、どうしても最初は先行二作品と比べてしまって「それより落ちる」印象になってしまうのが厳しいな。

「ナイツ&マジック」第2話
VS.ベヘモス編。

笹木信作コンテ回。

主人公の初陣編に相応しく今回も初回と同様に非常に力の入った仕上がりだった。

念願のロボットの操縦に舞い上がるエルの高揚感をストレートに表現するような王道的なヒロイックアクション展開が好感触。

また、ベヘモスのスケール感、エルが駆るシルエットナイトの躍動感といったCGワークも素晴らしくって画的にも十二分な見応えがあり、今回も面白かった。

「プリンセス・プリンシパル」第1話
19世紀末東西に分断された架空のロンドンを舞台にした美少女スパイ・スチームパンクもの。

最近流行の架空近代史美少女ミリタリものの派生形といった感じだな。

Studio 3Hz制作だけあって映像はハイクオリティで見応えあり。

いささか小さくまとまりすぎ、初回としては少々ツカミが欠ける内容ではあったが、スパイものらしい「嘘」をキーワードにした物語と、ビタースィートな結末なんかは悪くなかった。

「ボールルームへようこそ」第1話

競技社交ダンスを題材にしたマイナー競技・スポーツもの。

主人公・富士田多々良の競技社交ダンスとの出会い編。

王道的なスポーツもの系少年漫画の導入編を堂々と淀みなくやり切っているのが素晴らしい。

また、身体表現競技というテーマにあった、凄味と色気を伴った濃厚なキャラクター作画、アクション作画も上々で映像に競技や競技者たちの魅力を伝える説得力が充分に備わっているのもよろしかった。

「sin 七つの大罪」第11話
ベリアルとの決戦編。

二回も放送がとんだツケが回って地上波放送はここで打ち切り。
地上波放送は修正版だし、作品に対する思い入れもあまりないので特に未練はなかったり。


2017/07/09 (日)

「賭ケグルイ」第2話
VS.皇伊月、ダブル神経衰弱編。

初回の感想では顔芸&声優面白演技アニメと書いたが、もう一つ追加で汁アニメでもあるな、この作品は(苦笑)。

今回はクライマックスの夢子が皇に追い込みをかけるところの表情作画が前回以上に極まっていて面白かった。

「ひなろじ~from Luck & Logic~」第2話
リオンの初めての盟約編とお花見編の二本立て。

今回からOP/EDが解禁。
EDではなく、OPが劇メーションというのがなかなかに意欲的。

「アトム ザ・ビギニング」第12話(最終回)
ロボレス編のエピローグ、A106の自我の目覚めと修復編。

ロボットが自我を持つことの「絶望と希望のはじまり」の物語。

珍しく佐藤竜雄監督自らがコンテ・演出を担当していて最終回になってようやく本気になったという感じ。

A106の主観を通して彼の周囲の状況を冷静に客観的に描くという構成演出によって冷徹にそして切なく、問題の本質に迫っていく作りが唸るほどに上手かった。

ただ、これまでの展開を上手に料理して、最後に作品のグレードを一気に引き上げた手腕はさすがの一言に尽きるが、それ故に本気になるのが遅すぎるのが惜しいなあ。
本題への前フリに11話もかけるとか、いくらなんでも長すぎる。

「Re:CREATORS」第14話
対アルタイル決戦プロジェクト「エリミネーション・チャンバー・フェス」始動編。

シリーズ半分超終了でやっと設定の説明が終了し、ようやく「説明」ではない「物語」が始まったという印象。
だいぶ遅まきながらも俄然面白くなってきた。

「Fate/Apocrypha」第2話
“黒”の陣営集結編。

精神的に成熟している獅子劫が合わせている(ノせている)という感じだが、最初から“赤”のセイバーと獅子劫の気が上手く噛み合っていて非常に良好なパートナーシップを築いているのが観ていてなかなか気持ちがいい。

また、襲撃者との戦闘シーンの“赤”のセイバーの身のこなしもキレのある超人アクションがかっこよくってナイスであった。


2017/07/08 (土)

「RWBY Volume1-3:The Beginning」第1話
アメリカの3DCGアニメ「RWBY」の日本語吹き替え版のTVシリーズ再編集版。

異能戦士養成学校もの。

ルビー・ローズのビーコンアカデミー入学編。

今期二本目の早見沙織充アニメ。

CGの造形はギョッとするほど粗いけど、キャラの顔とアクション・武器のギミックのかっこよさだけは何としても死守することで上手く成立させている感じ。

総集編だからか、話運びがたどたどしいのは引っかかるが、軽妙な台詞回し・会話劇を軸にしたヒロインたちの立て方は総じて好感触で面白かった。

「メイドインアビス」第1話
深く巨大な縦穴「アビス」を舞台にした秘境探検もの。

リコとレグの邂逅編。

センスの良い美術とレイアウトがなかなかの見応え。

「探窟家」という設定も、等身の低いキャラクターの造形も独特だが、緻密な筆致で丁寧に世界観を組み上げているのが好印象。

あと、この作品はヒロインがいい金髪メガネっ娘なのが素晴らしかったな。
序盤のデカいおにぎりを食っているところとか、かわいすぎて堪らんかった。

「将国のアルタイル」第1話
中世のトルコとその周辺国がモデルの異世界を舞台にしたファンタジー戦記もの。

トルキエ将国・バルトライン帝国国境地、バルトライン帝国大臣殺害騒動編。

中世の中東をモチーフにした異世界ものはここのところ「マギ」シリーズ、「アルスラーン戦記」と立て続いているがアラビア半島ではなくトルコが舞台なのがちょっと新鮮。

少し地味な仕上がりだが、知勇に優れ、若く清廉で志が高い主人公のキャラクターをわかり易く立てていてよろしかった。

あと、自分的には何と言っても踊り子さんの褐色おっぱいがとてもHでナイスだったな。

「僕のヒーローアカデミア」第27話
雄英一年生たちのインターンシップ開始編。

今回からOP/EDがリニューアル。
OPのハスキーなヴォーカルが何か矢鱈にカッコよかったな。


2017/07/07 (金)

「DIVE!!」第1話
水泳の飛び込み競技を題材にしたスポーツ青春群像劇。

今期のノイタミナ枠。
昨夏の「バッテリー」に続き、今夏もベストセラー児童文学原作ものが放送されるのは夏休みを挟む放送時期を意識してのことなのかな。

MDCの新任コーチ・麻木夏陽子登場編。

ホモが気まぐれに女の子と交際した結果、本人は軽く後悔、相手はないがしろにされて不満とか、初回から無闇に業が深いなあ。

あと、主人公が競技というよりも要一くん自身のことが好きにしか見えないのも何とも微妙で苦笑いしてしまう。

また、作画が初回からあまりよくないのも先々が不安で観ていてちょっと気になった。

「コンビニカレシ」第1話
女性向けメディアミックス青春群像恋愛もの。

主人公たちの入学編。

キャラ作画はマネキンみたいに固いし、人物と背景のサイズが全くあっていないしで画面は振るわず、話も自分向けじゃない上に地味でイマイチパッとしない。
ところが「これは1話で撤退かな」…と思い始めた矢先に釘宮理恵声のメガネっ娘委員長とかいう自分好みすぎるキャラが出てきて流れが変わった。

真面目で地味なメガネっ娘すぎるメガネっ娘というのも素晴らしいし、ロリでも高飛車でも人外でもない普通の女の子を演じる釘宮理恵というのも新鮮でポイントが高い。
とにかく委員長が最高にかわいいのでとりあえず委員長の話が終わるまでは視聴継続という感じ。

「アクションヒロイン チアフルーツ」第1話
「ご当地ヒーロー」の女性版、「ご当地ヒロイン」を題材にした美少女コメディ。

黄瀬さんのキャラデザがおもいっきり「ラブライブ!」のことりちゃんそのまんますぎてひっくり返える。

ま、それはさておき(苦笑)。

今期二本ある草川啓造監督/総監督作の二本目。

「超天界カミダイオー」ショーの中止→赤来杏&黄瀬美甘コンビの自作「カミダイオー」ショー編。

荒川稔久が得意分野の特撮ネタでのびのびと腕を振るっている印象。

初回は導入編としても、単発のエピソードとしても完成度が非常に高くて感心する。

特に状況の積み重ね、黄瀬妹の感情の変化のフォローの仕方が丁寧で上手く、自然と話に入っていける作りになっているのがよく出来ていた。


2017/07/06 (木)

「サクラクエスト」第14話
「町おこしガールズ」の夏休み・由乃の帰省編。

けっこうアツくて、相変わらず真希先輩大好きで、メガネが似合う、萌ちゃんはいい娘だな。

2クール目の一発目だからか、久しぶりにキャラ作画が安定してよかった気がする。

また、間野山から離れた由乃・真希・早苗の個々の描写も新鮮でよかったし、由乃が「毛嫌いして飛び出した故郷に間野山が目指すべき地方都市の在り方を学ぶ」=「それに気付けるくらいにいつの間にか成長していた」という流れも上手くてよろしかったな。


2017/07/05 (水)

「アホガール」第1話
タイトル通りヒロインがアホそのものなスクールコメディ。

玉木慎吾初監督作(ただし、その上には草川啓造が総監督に就いている編成)。

悠木碧充アニメ。

テンポがよくて容赦の無いキレッキレのドツキ漫才が観ていて矢鱈に楽しかったな。

アホでもこのくらい明るくていい娘なら全然アリなんじゃ…と思ったけど、バナナの拾い食いをはじめたあたりで「やっぱりないわ…」と思ってしまった(苦笑)。

「徒然チルドレン」第1話
オムニバス形式の青春群像ラブストーリー。

まさかの監督・金子ひらく。
おっぱい要素のない金子ひらく監督のアニメを観る日がやってくるなんてなー…。

本編の内容は教科書ようによく出来たイチャイチャラブコメの詰め合わせみたいな感じでイチイチ勘所を外さぬ作りに観ていてとても感心した。

「ナナマルサンバツ」第1話
競技クイズをモチーフにした青春学園もの。

主人公・越山識の高校入学とオリエンテーション・クイズ大会編。

徐々に興味を引きつけていって、最後のイベント&主人公の活躍で大きく盛り上げる、導入編としてはソツの無い構成演出が好印象。

また、「競技クイズ」というモチーフもこれまでに観た記憶が無く新鮮だったし、一昔前ならゴールデンタイムや夕方枠でやっていそうなメジャー感のある作りなんかもよろしかった。

ただ、問題は観た人みんなが気になったと思うがヒロイン役の川島海荷の大根演技。
初回はヒロインがちょっとミステリアスな存在として描かれているので印象的な場面で喋る機会が多いのだか、そのキメるべきシーンがことごとく台無しになっていくのがツラかった。

「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第14話
ゴースト騒動の決着編。

前半のボルトVS.鵺、後半のミツキVS.委員長の戦闘シーンが前回に続き今回もアクションのキレと構成がよく、見応えのある仕上がりだった。


2017/07/04 (火)

「恋と嘘」第1話
結婚相手が遺伝子情報によって管理されている異世界の現代日本を舞台にした学園恋愛群像劇。

主人公・根島由佳吏の真田莉々奈への告白と、由佳吏の結婚相手の「政府通知」受領編。

スタッフの編成的には「うどんの国の金色毛鞠」のチームがほぼそのままスライドしているみたいだな。

設定が奇抜なのでもっとサスペンス寄りになるのかと思ったら、ワリと普通のラブストーリー。

ヒロインのおっぱいがデカくて私服着用時のおっぱいのボリューム感が素晴らしいのはよかったけど、一途というより自分本位な思い込みが激しいストーカー気質な人に見えてしまう主人公のことを、あまり応援する気になれないところはちょっと厳しい感じだったな。

「異世界食堂」第1話
タイトル通りの異世界(ファンタジー世界)交流・グルメ人情もの。

伝説のドラゴンのビーフシチュー編と、アレッタの洋食屋「ねこや」行き倒れ編の二本立て。

「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」、「亜人ちゃんは語りたい」に続く、諏訪部順一の亜人種ゴロアニメで意外にも雰囲気アニメ。

異世界への扉についても、出されたメニューについても特に何も語らないのが意外な感じ。

出された食事と店主の人柄によってゲストの心(とお腹)が満たされていく様子をあまり言葉を用いずに雰囲気で語りきっているのがよく出来ていて感心した。

あと、今回は冒頭のケンカのくだりの客のキャストが無闇に豪華なのが楽しいサービスでちょっと面白かったなあ。


2017/07/03 (月)

「ナイツ&マジック」第1話
小説投稿サイト発のラノベ原作・異世界転生ロボットもの。

主人公の異世界転生~「ライヒアラ騎操士学園」入学~中等部進学実習編。

とにかくロボットがカッコいいのが素晴らしい。
装甲の重厚な質感、重量感のある動き、巨大感のあるレイアウト、操縦席・稼働ギミックの細かい描写と、この手のロボットに求めるポイントが全て押さえられていて感動する。

総集編みたいな話の圧縮率の高さはやや気になるものの、キャラや背景美術などロボ以外のヴィジュアルも充実していて面白かった。

「装甲騎兵ボトムズ」第52話(最終回)
ワイズマンとの決戦編。

ワイズマンとの決着が映画「2001年宇宙の旅」のモロパクリでひっくり返る。

「ワイズマンを排除しても世界は特に変わらなかった」となると、キリコがワイズマンの束縛から解放されるためだけにクエントは惑星まるごと消滅してしまったことになるワケだがル・シャッコさんはそれで別に構わないのか…(苦笑)。

現代TVアニメのテンポ感、特に1クール作品が主流になった深夜アニメを中心に観ている自分にとっては、今なら1クールで片づきそうな話を4倍に薄めてやっているようにしか見えない遅い展開・(各話の)薄い内容が全編通してツラかった。
特に前半の「クメン編」までの2クールは「キリコがフィアナに会いに行く/助けに行く→失敗する」のワンパターンが延々と繰り返されるので観ていてかなりしんどかったな。

細かい話の内容云々以前にこの部分のストレスが大きくて自分には最後までいま一つノっていけない作品だった。

「バトルガール ハイスクール」第1話
スマホ用学園アクションRPG原作の美少女学園バトルもの。

主人公たちの能力低下問題と謎の転入生「ミサキ」の登場編。

設定は「スクールガールストライカーズ」っぽいが、作品の雰囲気は「ガールフレンド(仮)」に近い印象。

数の多いヒロインたち、というか、人気若手声優たちをとにかく全員出すことを第一目標にしていて、それさえ出来ればあとはどうでもいい、といった感じの内容だったな。

変身BANKさえもやる気が全く感じられないのには観ていてかなり萎えてしまった。


2017/07/02 (日)

「賭ケグルイ」第1話

タイトル通りの美少女学園ギャンブルバトルもの。

蛇喰夢子の私立百花王学園転入編。

ギャンブルアニメというよりキャラの顔芸と声優の面白演技を愉しむギャグアニメといった印象(苦笑)。

美少女ものでもあることを活かしてギャンブルのスリルと興奮をストレートに官能的に描いているところがよかったな。
特に歌詞通り「全てを晒」していくEDは高揚感と開放感の横溢が素晴らしくって堪らなかった。

前クールの「覆面系ノイズ」に続き、早見沙織の面白演技が存分に堪能できる俺得・早見沙織充アニメになりそうなのでこれからの展開も楽しみだ。

「ひなろじ ~from Luck & Logic~」第1話
トレーディングカードゲーム原作アニメ「ラクエンロジック」の第二期(スピンオフ?)シリーズ。

リオンのピラリ学園編入編。

詳しくはわからないがどうやらTVアニメ「ラクエンロジック」と世界観をちゃんと共有しているらしいことに驚く。
(完全なパラレルなんだと思っていた)

本編の内容的にはゲーム原作ものらしい過剰設定を上手く処理しきれていないのがいかにもゲーム原作ものアニメの初回らしくてイマイチ振るわなかったな。

「アトム ザ・ビギニング」第11話
ロボレス決勝戦バトルロイヤル、続き。
A106VS.マルス・リベンジマッチ編。

A106VS.マルスの格闘バトルシーンは全体的に予備動作をキチンとフォローした丁寧な作りがよく出来ていて見応えのある仕上がりだった。

「Re:CREATORS」第13話
本編よりだいぶお茶目なメテオラさんのナビゲートによる総集編。

ヒドいキャラ弄りに、メタネタに、新規作画&ゲスト声優によるサプライズと、サービス&ギミック盛りだくさんな総集編。

全力で作品を遊び倒していて(正直どうかと思うけど)これまでで一番面白い話だったなあ(苦笑)。

あと、一昔前はワリとこういう凝った感じの総集編を見かけることがあった気がするが、最近はめっきり見かけなくなっていたので(ただの総集編は逆によく見るようになったけど)観ていてちょっと懐かしい感じもしたりした。

「Fate/Apocrypha」第1話
「第三次聖杯戦争」から分岐したパラレルワールドを舞台にした「Fate/stay night」のスピンアウト作品。

「聖杯大戦」の開戦編。

「Fate」シリーズの初回らしい説明回&主人公が誰だかわからない話(苦笑)。

いわゆる「忍法帖もの」系のチームバトルものは非常に大好きなジャンルなので「14騎の英霊が2つの陣営に別れて7対7のチーム戦をする」という「聖杯大戦」の設定には聴いているだけで心が踊った。
自分の好み的には(このジャンルに関しては)できるだけドライで殺伐としている方がいいのでそうなればいいな、と願いつつ、今後の展開にも期待。

「活劇 刀剣乱舞」第1話
コメディとシリアス、二つのアニメプロジェクトが同時進行していた人気ブラウザゲーム「刀剣乱舞」のシリアスサイド作品。

堀川国広の初陣編。

ufotable制作作品らしい劇場用アニメのようなクオリティ。
ただ、演出が淡泊なのもufotable制作作品らしく、映像クオリティは高いのにいま一つ引っかかりどころがないのが観ていて何とも悩ましかった。

「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第1話
「戦姫絶唱シンフォギア」2年ぶりの新作・第4期シリーズ。

前作「戦姫絶唱シンフォギアGX」・「魔法少女事変」から数週間後、アルカ・ノイズを軍事利用した軍事政権討伐作戦編。

お馴染みのライブシーンこそないものの、全編ケレン味たっぷりなヒーローアクション盛りだくさんな内容でこのシリーズの初回らしい出し惜しみのない派手なツカミが上々だった。
主人公たちのバトルアクションの爽快感を軸にテンポのよい構成演出で一気呵成に畳みかける作りがよく出来ていて面白かったな。


2017/07/01 (土)

「正解するカド」第12話(最終回)
真道VS.ヤハクィザシュニナ、人類の異方変換阻止交渉編。

「瞬くんが言った通りのヤツね」って花森はユキカに「ザシュニナはお前の親父のホモストーカー」って教えていたのかな(笑)?

宇宙と異方の双方のために命をかけた真道に負けず劣らず、16年ぶんの人生をなげうった花森の自己犠牲も大したもの。

「宇宙」と「異方」の「双方の望みを叶える」方法だから、これでいいんだろうけど真道は死んでるし、ザシュニナも死んだか、強制送還されたようにしか見えないしであんまりWin-Winな結末には見えないな。

人間と異方存在のハーフは異方存在を超える超次元存在になるとかいう、地球人とサイヤ人のハーフは強い的な唐突な謎理論はパワープレイすぎるが、サプライズのインパクトとその勢いに任せて一気に話を収束させる終盤の怒濤の展開はなかなかのものだった。

あと、今回は「全ては進歩の途中」という「正解」を象徴するアイテムとしての「しおり」の使い方が上手かったな。

「ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」第12話(最終回)
第59階層攻略、ロキ・ファミリアVS.「穢れた精霊」編。

全編RPGボス戦チックなバトル回。

大原さやかが演じる「穢れた精霊」の超高速詠唱を聴いて「スクラップド・プリンセス」終盤の超高速予告ナレーションを思い出す(笑)。

歴戦のロキ・ファミリアの精鋭たちですら追い詰められる壮絶な戦いを、演出・作画ともに高い熱量で描いていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。

約束の地にたどり着いてもレヴィスは不在で、当然あると思っていたアイズとレヴィスの再戦が果たされなかったのには大きく肩透かしを食らってしまったが、まさに総力戦といった様相のラスボス戦で派手に盛り上げて終わる展開はそれなりに満足感のあるラストで悪くはないまとめ方だった。

「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」第13話
古代兵器ドロモスの起動編。

前田真宏コンテ(横山彰利と共同)、若林厚史演出、岩瀧智作監回で、原画には上妻晋作がクレジット。

1クール目のラスト、シリーズ前半の山場だからか、映像がいつにも増してゴージャスな仕上がりで劇場用アニメ並のクオリティ。

特に前半のドロモスの攻撃に神の母船が沈むシーンは映画のようなワイドな画面の使い方と濃密なエフェクト作画が大変な見応えで目を惹いた。

また、後半の見せ場のレッドドラゴンとゴーレムの怪獣大戦争も巨大感・重量感たっぷりなアクションが力の入った作りでこちらの迫力もなかなか大したものだったな。

「ベルセルク(2016年~2017年版)」第24話(最終回)
貿易都市ヴリタニス到着編。

シールケが主人公ならこれもアリだと思うけど、最終回が脇役メイン回とか、「続きは原作で」ENDにしても締まらないラストだったなあ。

「境界のRINNE 第3シーズン」第13話
六道母登場編。

久々の複数回に渡る長編シリーズの初回、りんねの母親登場という重要話数だからか、第3シリーズに入ってからこれまでで最もキャラ作画の出来が安定してよかったな。