2017年
6月

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2017/06/30 (金)

「月がきれい」第12話(最終回)
卒業と茜の引っ越し編。

最後まで千夏さんは天然厄介女だったな(苦笑)。

前回1話丸々かけて受験勉強編をやったのに容赦なく不合格にするのがこの作品らしいリアリティ。

最終回も本編は抑制が利いていて最後は主人公の二人が投稿小説を通して繋がった気持ちを確かめることができないまま終わるんだけど、その抑制がEDのエピローグでついに開放されて最終的には二人は結婚して子供ができるところまでいく、というラストのカタルシスが相当なものだった。
また、EDに関してはシリーズ通して仕込まれていたLINEの仕掛けも上手かったな。

あと、シリーズ全体としては「主人公たちはみんな基本的には『いい子』なんだけど立派になりすぎないように注意する」という部分が徹底されていたのがよかったな。
いいところもダメなところも、あくまでも「15歳の中学生」という枠組からはみ出しすぎないように抑えられていた匙加減が絶妙で、それが作品全体の心地の良いリアリティに繋がっているのが素晴らしかった。


2017/06/29 (木)

「サクラダリセット」第13話
「夢の中の世界」の調査依頼編・その2。
「野良猫屋敷のお爺さん」との接触編。

さすがの浅井ケイも美少女たちの不意打ちパンツには動揺を隠すことができなかった、というのが今回の一番のハイライト。
抜け道に入ったときのシチュエーションと、ケイの指摘を受けたあとの春埼のリアクションの連続コンボでパンツを描かずにパンツが見えたこと描く演出も冴えていてなかなかよかったな。

「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」第12話(最終回)
ゴマグ市からの脱出編。

クトリ、ヴィレム、ネフレン未帰還END。

ラストの「鼓動探知」に二つの反応があったからヴィレムとネフレンは生きているんだろうけど、ヒロインは死亡、ヒロインが身を挺して守った主人公も行方不明のままとか、なかなかのBADENDだな。

それにこの終わり方だとクトリは納得できるんだろうけど、ヴィレムがあまりにも救われなさすぎて酷だなあ。

ストーリー以外の部分に関しては全体的にヴィジュアルが充実。
圧倒的な物量差に主人公たちが追い詰められていく展開の緊張感と絶望感の出し方も上手かった。
また、クライマックスの二人のモノローグの掛け合いもよく出来ていて、この作品のクライマックスらしい切なさが最後にしっかりと盛り上がる作りになっているのもよろしかったな。

あと、シリーズ全体を通して言えることなんだけど、主演の田所あずさがかなりよかった。
たぶん今の年齢・キャリアでしかできないような瑞々しい演技でキャラクター、そして作品全体の大きな軸になっている「青臭さ」を支え、際立たせているのが素晴らしかったな。


2017/06/28 (水)

「覆面系ノイズ」第12話(最終回)
ロックホライズン当日編。

前半とクライマックスのライブシーンはイノハリのパフォーマンス・早見沙織のヴォーカルにまさになりふり構わず全てをなげうつような荒々しい迫力があって引き込まれた。
ニノにもユズにも想定外の事情が連続して乱れるも、最後まで止まらずに暴走したまま駆け抜けていくスリリングで疾走感のある仕上がりになっていたのがよかったな。

「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第13話
ゴースト騒動の首謀者判明編。

今回は敵の正体が判明して一気に盛り上がる話の展開に合わせてか、随所にキレのあるアクションシーンが配置されている画的になかなか見応えのある内容だった。


2017/06/27 (火)

「ゼロから始める魔法の書」第12話(最終回)
「封魔の儀式」発動ミッション編。

武装蜂起して国家転覆間際までいったあのタイミングで強制武装解除(魔法の強制封印)なんてされたら、蜂起した魔女・魔術師たちがただで済むはずがないのでは。
それに騒動が収束した後も魔法が使えなくなった魔女・魔術師たちには恨みと恐れを抱えた人間たちによるこれまで以上の弾圧が待っているようにしか見えないので全くもってメデタシ、メデタシという気分になれないラストだったな(苦笑)。

シリーズ前半は地に足のついた語り口でかなり慎重に話を進めていたのに傭兵が王都から出たあたりから顕著に話運びが雑になって、最終的にはこの有様というのが何とも残念なシリーズだった。


2017/06/26 (月)

「有頂天家族2」第12話(最終回)
弁天VS.二代目のリベンジマッチ編。

弁天VS.二代目の天狗バトルはかつてない程に荒々しくも壮絶で思わず見入ってしまうような迫力だったな。

何かいい話風にまとめているけど、話の流れ的にラストの海星ENDは矢三郎が弁天に失恋したので手近な海星に乗り換えたように見えてしまって(現実的ではあるけれど物語としては)あまり素直に祝福できない感じだなあ(苦笑)。

話の整理や説明をわかり易くしない作品だったワリには思いのほかキレイにまとまっているラストだったが、駆け足展開や力業展開、唐突展開が全体的に目立つので総じてバタバタとした印象が否めず、正直なところ最後までいま一つ入っていけないシリーズだった。

「アリスと蔵六」第12話(最終回)
紗名と羽鳥のワンダーランドからの帰還編。

羽鳥編の決着をもってシリーズ終了。

羽鳥の話としては無難な感じにまとまっていて悪くはないけれど、シリーズとしてはまだまだ導入編というところ、本格的に紗名と蔵六の話になる前に終わってしまったという印象なのでどうにも食い足りなさを強く感じてしまう終わり方だったなあ。

「ID-0」第12話(最終回)
移動天体ラジーブとの決戦編、続き。

オリリアンになってもアダムスさんが何もわかっていなくて笑う。

黒田洋介脚本繋がりでちょっと「劇場版 機動戦士ガンダム00」を彷彿とさせるような展開だったな。

ラストミッションのくだりはベタな突貫展開なんだけど、BGMが「ソーラン節」というのがユニークすぎてなかなかに面白い仕上がりになっていた。

あと、今回も子安武人の怪演ぶりが際立つアダムスの、意外といい人だったり、やっぱりダメな人だったり、と最後まで立ち位置が揺れまくるところも面白かったな。

ただ、まとめ方は概ねそつのない感じだったのだが、全体としては2クールくらいかけてやるべき話の情報量を1クールに無理矢理納めている感じがするのが残念だったな。
特に主人公たちが序盤から組織に目を付けられてしまうのでほとんど掘削業者としての話をやっていないところと、全員訳あり風な主人公チームの背景事情にまつわる話が、物語にちゃんと絡んだ形で描かれているのが主人公のイドを除くとカーラだけなところの2点が少し消化不良な感じがして気になった。

「リトルウィッチアカデミア(TVシリーズ)」第25話(最終回)
暴走魔獣ミサイル阻止ミッション編。

オールヒロインズの協力プレイ+元気玉で迫る危急を回避するという王道的な最終決戦盛り上げ展開。

魔獣ミサイルとの追撃戦は最初から最後までテンションも疾走感も落ちない作りが上々だった。
また、この作品らしくアクション作画も充実していて、アッコとダイアナVS.魔獣ミサイルの戦闘シーンはスリリングな飛行アクションと目くるめく変身魔法の奇想がとりわけ見応えのある仕上がりだったな。

あと、シリーズ全体としては2クールという近年の深夜アニメとしてはスパンの長い構成をキチンと使いこなして、アッコの成長、アッコとダイアナのライバル関係、アッコとアーシュラ先生=シャリオとの師弟関係を丹念に描いた構造になっていたのもなかなか好印象だった。


2017/06/25 (日)

「Re:CREATORS」第12話
颯太の告白編、続き。

ラスボスのアルタイルの秘密と能力が明かされ、その対応策としての最終決戦プランが打ち立てられるとか、もうあと1クールもあるのに残り数回で終わりそうな雰囲気を濃厚に漂わせてきているのに驚いた。

「GRANBLUE FANTASY The Animation」第13話(最終回)
番外編・ジータブルーファンタジー。

実質的な最終回は前回で今回は番外編。
女主人公・ジータルートのifストーリー。

わざわざ海のリゾート地にいったのにアウギュステ列島編で水着サービス展開がなかったのはこのためか。

月島さんの攻撃を受けたみたいなすり替え総集編は少し悪趣味な気もしたが、水着サービスは充実しているし、コメディ演出も冴えているしで番外編としては申し分の無いなかなかに楽しい仕上がりだった。

「エロマンガ先生」第12話(最終回)
エロマンガフェスティバル編。

ラス前に続き、最終回も連投で原作者・伏見つかさ脚本回。
ドラマのクライマックスは前回で終わっているので最終回はサービス重視のエロコメパーティEND仕様。

昼からシラフであのテンションになれる若さの素晴らしさをヒシヒシと感じる話だったな(笑)。

サブタイトル通りのエロマンガフェスティバルであり、おちんちんフェスティバルでもある、フリキレて狂った展開がとにかく楽しいお話だった。
人々の小児心を直撃するちんこネタの鉄板ぶりに加え、テンポよくエスカレートしていくコントの捌き方も上手くて面白かったな。

また、後半の下ネタコントをピークに持ってきつつも、お色気サービスや、妹萌えサービスもしっかりと押さえ、紗霧がひきこもり脱出へとちょっぴり前進して終わる構成も原作者脚本回らしい手堅いバランスでなかなかによく出来ていた。


2017/06/24 (土)

「正解するカド」第11話
人類の異方変換阻止交渉への準備編。

ヤハクィザシュニナとの対決展開に振って、急速に話をまとめだしたな。

複製真道で変換実験をしまくった後とおぼしきシーンのザシュニナのヤンホモぶりがなかなかのものだった(苦笑)。

あと、今回は真道と徭さんのキスシーンの芝居が凝っていてちょっと目を惹く仕上がりだったな。

「ひなこのーと」第12話(最終回)
バレンタイン編と下北観劇編の二部構成。

一応、原点回帰的に目標の再確認をする展開は最終回らしい仕掛けだったが、全体のトーンとしては普段通りのままを貫いた抑えた内容だったなあ。

安全策といった感じではあるが、無理して下手に盛り上げようとして滑るよりかは全然マシなので無問題。

ただ、来週続きがあってもおかしくないような終わり方だったのでEDラストの「また来週」の歌詞がいや増しに切なく響く終わり方ではあったかな(苦笑)。


2017/06/23 (金)

「冴えない彼女の育てかた♭」第11話(最終回)
倫也と恵のリベンジデートと、詩羽と英梨々の門出の見送り編の二部構成。

詩羽と英梨々との訣別はもっとシビアな感じになるのかと思っていたけど、サークルから脱退するも倫也ハーレムは維持されたまま、とかエラく甘い折衷案に落ち着いたな。
各ヒロイン、或いはヒロイン全体のキャラ目当てのファンも多いだろうから、この辺でバランスを取るのが精一杯だったのかしら?

第一期シリーズは「スケジュールのないゲーム制作」と「ハーレムラブコメ」の食い合わせが自分的に受け付けなくて(「女と遊んでいる場合じゃないだろ」とついつい思ってしまう場面が多くて)イマイチノっていけなかったのだが、今回の第二期シリーズはシナリオ・作画作業が本格的に始まってゲーム制作の方を重視した展開になったからか、第一期に比べると格段に楽しんで観られるようになったのがよかったな。
また、キャラへの踏み込んだ展開も多かったし、亀井幹太監督が初の全話コンテを担当しているだけあってか、演出的に冴えているシーン、凝ったシーンも多く、お話的にも映像的にも見応えのあるシリーズになっていたのも素晴らしかった。

「恋愛暴君」第12話(最終回)
グリ奪還、地獄潜入編。

グリと青司の話にはちゃんとなっていたし、最後まで底知れなかった樒についても答えを出して終わったし、茜と柚もしっかりと話に参加しているしでなかなかよくまとまっている。

ただ、シリーズ全体としてはパンチが効いていたのは初回だけであとはよくある設定やキャラクターや展開を適当に並べただけ、みたいな内容、作画も全編低空飛行を続けたままで初回を除いて最後までイマイチパッとしない感じだった、というのが正直な感想になってしまうシリーズだったな。


2017/06/22 (木)

「サクラダリセット」第12話
片桐穂乃歌の能力・「夢の中の世界」の調査依頼編。

今回は全体的にキャラ作画が良好だった。

また、春埼が靴下を脱ぐシーンの芝居付け、春埼と野ノ尾さんの同衾、春埼が珍しくムキになって床で寝ようとするくだりなど、春埼のキャラ描写が充実していたのもよかったな。

あと、今回はチルチル役の河西健吾の芝居が最初矢鱈に石田彰に似ていたのにはビックリしてしまったよ。

「武装少女マキャヴェリズム」第12話(最終回)
納村不道VS.天羽斬々のリベンジマッチ、決着編。

初回以来の橘秀樹監督コンテ・演出回。

とりあえず天羽さんが全ヒロインのなかで一番納村のことが好きだということはよくわかった(笑)。

天羽が何者なのか、イマイチハッキリしないままなのは引っかかるが、全体的に作画も演出もよくて、前半のバトルも後半のドラマも観ていて自然と引き込まれる作りになっていたのがよろしかったな。

特に納村に対する抑えきれない激情に終止符を打とうと葛藤する天羽の複雑な内面の突き詰め方、納村が学園に初めて訪れたときの通告をリフレインして納村の退学を引き留めるラストの係り結びなんかが良い塩梅でなかなかにポイントが高かった。

「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」第11話
ヴィレムの里帰り編。

リーリァが倒れるシーンの芝居作画の、力の抜け方、身体のバランスが崩れていく感じが自然でなかなか上手かった。


2017/06/21 (水)

「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」第12話(最終回)
黒幕・ジャティス=ロウファンとの決戦、レオスの求婚騒動の決着編。

結局「禁忌教典」については名前が出てくるだけで終わったな。

最終回だけあってか、キャラ作画がいつもに比べて格段に良い。

実戦になかなか慣れないシスティーナの葛藤はシリーズ通してのこだわりが感じられてよかったが、全体的には詰め込みすぎでいささか大味な印象。

グレンが決闘をすっぽかし、雲隠れまでしていたワリにこれといって特に人工精霊召喚術対策をしていないことや、システィーナが唐突に強すぎるところなどが観ていてちょっと気になった。

ファースト・エピソード(1話~3話)は予定調和を崩す試みや、グレンの実力が明らかになっていく流れの盛り上げ方が上手かったが、それ以降はワリと平凡な異能者養成学校もの系バトルファンタジーに落ち着いてしまってツカミの上手さを活かす形にならなかったのが残念だったな。

「夏目友人帳 陸」第11話(最終回)
箱崎の遺産編・後編。

夏目の祖父も只者ではないことがほのめかされ、夏目が名取に友人帳の秘密を告白するとか、ヤケに引きの強い内容であまり最終回らしくない雰囲気だったな。

前期シリーズの第5期シリーズは全体的に作画が低調だったのが気になるシリーズだったが、第6期シリーズは前期の不備を修正するかのように毎回伊藤秀樹が総作監に入る体制に変更して作画全体の立て直しが図られていたのがよろしかった。

「王室教師ハイネ」第12話(最終回)
ハイネ先生の王室教師辞職騒動・後編。

最後の王子たちの演説は役者の芝居に王子たちの必死な想いがヒシヒシと伝わってくるような熱意がたっぷりと込められていてよかったな。

自分のようなおっさんには少々ハードルの高い美少年萌えアニメなので始まった当初は脱落せずに最後まで観られるかどうか不安だったが、蓋を開ければ思いのほか話がマトモに面白くってハイネ先生の指導を通して少しずつ人間の幅が拡がっていく王子たちを素直に応援できる内容になっており、存外に最後まで楽しめた。
シリーズ構成のうえのきみこ目当てで試しに観てみるって感じだったが、なかなかに良い拾いものをした感じ。


2017/06/20 (火)

「フレームアームズ・ガール」第12話(最終回)
轟雷VS.暴走フレズヴェルクラストバトル編と、クリスマス編の二本立て。

「源内轟雷」ってメッチャ強そうな名前だな(笑)。

とうとうあおにプロポーズしだした轟雷のガチレズぶりに引いた他のFAガールたちが空気を読んで居候を卒業するレズハーレム解散END。

前半のバトルは大味、ラストのライブも平凡な出来で、特別なことをやって盛り上げようとしたことが裏目に出て空回ってしまうパターンだったな。

中盤のクリスマスパーティのくだり前後の日常パートは普通に良い仕上がりだったので、最後はライブなんかやらないで普通に日常パートをBパート丸々使ってやる形にしてくれた方がよかったかも。

安定感のあるシリーズだっただけに最後が空回って終わってしまったのは正直ちょっと残念だったな。


2017/06/19 (月)

「アリスと蔵六」第11話
紗名と羽鳥のワンダーランド遭難編。

後半の紗名と羽鳥の対話シーンは子供ならではの、というか子供だからこそ重く切実な葛藤を丹念に掘り下げていてよろしかった。

「ID-0」第11話
移動天体ラジーブとの決戦編。

アリスを取り戻すため、イドがイドであるためにせっかく得ることが出来た人間の身体を捨ててまでイドが再びIマシンの身体にマインドトランスするくだりは、この作品のドラマの一つの大きなクライマックスといった感じでけっこうアツい展開だったのだが、後半の子安武人劇場が前回同様に面白すぎるせいでそれに全部押し流してしまったのには何というか苦笑するしかなかったな。

「つぐもも」第12話(最終回)
一也VS.すなおの決闘編、続き。

全体的に手堅い内容のシリーズだったが、最終回も崩れることなく、いつも通りの手堅い内容だったなあ。
前半のバトルも、後半のエロコメも、最後の〆もどれもソツなくまとまっていて最終回も危なげの無い運びに観ていてちょっと感心した。


2017/06/18 (日)

「進撃の巨人 Season2」第37話(最終回)
調査兵団&憲兵団連合によるエレン奪還追撃戦・決着、エレンの巨人操作能力覚醒編。

第一期ラストのリフレインみたいなお見舞い&反省会END。

ミカサやエルヴィンですら万策尽きて諦めたかのように見える、クライマックス直前の絶望的な緊張感がなかなかのものだった。

第二期シリーズはノリにノっている時期の週刊少年漫画を見ているみたいに毎回毎回のテンションが高く、毎回毎回がクライマックスみたいな感じで、観終わったらすぐにでも次の話が観たくなるような作りがシリーズ通して貫かれているのが凄かったな。
映像のクオリティも総じて高かったし、話も画も最初から最後まで出し惜しみのない内容になっていたのが素晴らしかった。

「GRANBLUE FANTASY The Animation」第12話
VS.リヴァイアサン、アウギュステ列島・首都ミザレア決戦編。

次回は番外編なので今回が実質的な最終回。

「俺たちの冒険はまだ始まったばかりだぜ」END。

決戦の地となったミザレアにたまたま凄腕の戦士たちが居合わせていてオールスターバトルになる、というなかなか力業な展開だったが、「危急に際して実力者たちが図らずも直感的な状況判断で連携する」というシチュエーションはアツいので観ていてけっこうアガッたな。

キャラ作画がかなり緩いのは残念だったが、派手なヒーローアクションのつるべ打ちといった感じのバトルシーンは高揚感満点で面白かった。
また、決着シーンのグランの突貫は壮大なアクション・エフェクト作画が大したもので最後の見せ場に相応しい見応えのある仕上がりだったのもよかったな。

「エロマンガ先生」第11話
和泉兄妹の新刊発売イベント秋葉原訪問編×和泉兄妹のファーストコンタクト過去編の合わせ技。

原作者・伏見つかさ脚本&竹下良平監督コンテ・演出回。

主人公たちは小学生にしては意志も意識も高すぎる気がするが、その後まもなく有言実行して共にプロになる、という結果を見れば、このくらい小学生離れしていてもいいのかな?

今回は小説の投稿と感想&イラスト寄稿及び、LINEのやり取りだけの繋がりだったが、次第に高まる創作への情熱に比例して、互いに深く影響しあっていく関係性の醸成を丁寧に積み重ねていく作りがよく出来ていて好印象。
また、相変わらず要所での注力ぶりが素晴らしい紗霧のフェティッシュなキャラ作画・芝居作画も眼福だった。

あと、今回はなんと言ってもクライマックスの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のキャラとのクロスオーバーが巧かったな。
「作家としての自信が揺らぐ主人公が図らずも耳にしたファンの生の声によって自信を取り戻す以上のモチベーションを得ることになる」というベタな流れなのだが、耳にしたファンの声が「劇中的にはただのいち購入者なれど、視聴者的にはただのいち購入者ではない」高坂桐乃ご一行にしたことでありきたりな展開が特別な展開に変わり、主人公の感動に迫る規模の感動を視聴者も得ることになる、というただのファンサービスには留まらない仕掛けになっているのがなかなかに巧くて見事だった。


2017/06/17 (土)

「正解するカド」第10話
ヤハクィザシュニナVS.徭沙羅花編。

終盤の「事後」っぽいシーン、裸Yシャツの徭さんも堪らんかったが、体育座りで移動する真道さんが思いのほかかわいいリアクションで萌えだった(笑)。

あと、序盤の宇宙創成シーンの王道的で壮大なヴィジュアルが思わずスクリーンで観たくなるような美しい仕上がりで眼福だったな。

また、今回はラストのザシュニナがコピー真道を使って計画を続行するくだりに、言葉やわかり易い芝居による説明はないけれど真道を失ったザシュニナの喪失感や虚無感がそこはかともなく漂っているように見えるところなんかも上手くてちょっと感心した。

「ひなこのーと」第11話
クリスマス編とお正月編の二部構成。

お正月編の私服の縦セーターもエロいし、最早大家さんはコスプレとか関係なく、制服とジャージ(下半身ブルマヴァージョンはのぞく)以外は何を着ててもエロくなるな(笑)。


2017/06/16 (金)

「冴えない彼女の育てかた♭」第10話
詩羽と英梨々の離別編。

自身も倫也も望むクリエーターの高みに至るためには倫也を裏切る形で倫也の元を去るよりほかない過酷な現実を前にして葛藤する詩羽と英梨々の姿を丹念に掘り下げたなかなかの力作だったな。

詩羽と英梨々のライバル関係、倫也との三角関係、紅坂朱音との対立関係と詩羽と英梨々を軸にした諸々の人間模様の、複雑で相克・相乗的な関係性の見せ方が巧かった。

また、冒頭とクライマックス、詩羽と英梨々が絡むくだりはどちらも芝居作画が矢鱈に丁寧で、立てるべきところにキッチリと注力してくる的確な演出・作画もよく出来ていて素晴らしかったな。


2017/06/15 (木)

「サクラダリセット」第11話
春埼の野ノ尾さんへの友人申請編と、ケイのお見舞い編の、春埼メイン短編幕間劇の二本立て。

Bパートのお見舞い編。
これはいい短編幕間劇。
意外と豊かで普通な心理的葛藤をしている春埼さんが矢鱈に愉しい好編だったな。
話す言葉は機械的で低温な春埼さんだがモノローグでは意外とテンションが高く、さらに話が進むにつれてどんどんそれがヒートアップしていくのが新鮮&かわいらしくて面白かった。

「武装少女マキャヴェリズム」第11話
納村不道VS.天羽斬々のリベンジマッチ編。

う~ん・・・確かに見初めた男を“か弱い男の子”に横取りされたら修羅になるのも致し方なし、というところではあるのだが、不道と天羽の過去の因縁の真相が思いのほか小さな話・・・・・・とどのつまりは痴話喧嘩だったのには何だかちょっと拍子抜けしてしまったよ(苦笑)。


2017/06/14 (水)


2017/06/13 (火)

「フレームアームズ・ガール」第11話
あおのファクトリーアドバンス来訪編と、銭湯編の二本立て。

お色気サービス回に再びFAガール手描き作画演出を投入してくる有能さが素晴らしい。
ただ、後半の話し合いのくだりはラストバトル前に主人公たちが絆を確かめ合ういい話なのに、要所要所に映る生尻がエロすぎるせいで話が全く頭に入ってこなくて参ったよ(苦笑)。


2017/06/12 (月)

「ID-0」第10話
イドの過去の真相開示編。

いろいろとヒネリの利いた構造になっていて面白い。

まず、イドの流刑が冤罪ではなく、正当な量刑だった、というのが予想を超える展開で面白かった。
また、敵役のアダムスが単純な悪党ではない、・・・どころか概ね正しく、ケインに対する強すぎる執着のせいで狂っている部分があるにせよ、事態の発端に関わったものとしても、権力者としても責任のある行動をとろうとしている大義のある人物なのも面白かった。

あと、さらに今回はダイアローグの筆もノッていて黒田洋介の脚本らしいイドとアダムスの面白格好いい応酬が秀逸なのも素晴らしかったな。

あとあと、アダムスの思いのほか濃いキャラクターをエキセントリックな芝居で彩る子安武人の怪演ぶりもさすがの存在感でその点なんかも今回はなかなかの聴き応えだったなあ。

「リトルウィッチアカデミア(TVシリーズ)」第23話
シャリオとクロワの過去の訣別の真相と、アッコの失踪編。

終盤のダイアナの説得のくだりは、シリーズ序盤からダイアナのシャリオへの密かな憧れや、アッコに対する複雑な感情を丁寧に積み重ねていたことが今回アッコへ語る言葉に充分な説得力を与えていて上手かった。

あと、アッコとダイアナの関係と相似的なシャリオとクロワの話との対比、「訣別したシャリオとクロワの間には互いを繋ぐ存在がいなかったが、アッコとダイアナの間には価値観を共有できるシャリオという存在がいた」という形になっている人間模様の見せ方なんかもよく出来ていて面白かった。


2017/06/11 (日)

「進撃の巨人 Season2」第36話
調査兵団&憲兵団連合によるエレン奪還追撃戦編、続き。

いつも最後の土壇場で頼りになるのはアルミン先生の悪魔の頭脳(笑)。

調査兵団所属の元・第104期生が第二期シリーズに入ってようやく初めて一堂に会する展開がラス前らしく盛り上がるシチュエーションでいい感じ。

また、今回はエルヴィン隊長が真っ先に巨人の被害に遭って片腕を失うも、全く怯むことなく号令を出したことで、巨人の群れに正面から突撃する無謀な特攻戦が淀みなく遂行されることになった、という状況の組み立て方も上手かったし、その特攻戦の戦場の狂乱ぶりも緻密に、リアルに描かれていて見応えのある仕上がりだった。

「エロマンガ先生」第10話
夏の取材&執筆合宿編、続き。

千寿ムラマサメイン回。

ラストのムラマサを諭すくだりのマサムネの優しい語り口が年長者らしくてよかったな。

あと、今回はところどころアホなエルフが、面白い音を出しまくる高橋未奈美の好演ぶりとも相まって何か矢鱈にかわいかった。

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第19話
天才パティシエ・キラ星シエル登場編。

何やら今回は話の運びが典型的なグルメアニメみたいなノリだったな。

あと、シエルさんがいちかのライバル的なところにではなく、師匠的な立ち位置に納まりそうなのがちょっと想定外な感じでその点なんかも面白かった。


2017/06/10 (土)

「正解するカド」第9話
「ナノミスハイン」の提示編。

OPの〆が膝を抱えて丸くなり宇宙に漂う徭さんの神秘的なカットな理由がわかる話。

徭さんが真道の好みのタイプの、スケールの大きな女性だったというのも明らかになってヒロイン力も更に強化された印象。

また、今回はヤハクィザシュニナが本性を現し、真道の命が危険にさらされ、徭さんのまさかの正体が明らかになる、クライマックスの劇的な展開の畳みかけもなかなかに気持ちよく決まっていて面白かった。

「ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」第9話
ベルくんとレフィーヤ、それぞれの特訓編。

これは素晴らしいレズコメ回。

前半のレフィーヤ・アイズ・ベルの三角関係ドタバタ勘違い&すれ違いレズコメディも、後半のレフィーヤとフィルヴィスの正統派レズラブコメも、どちらもレフィーヤの可愛らしさが際立っていて好印象。
とにかく今回はレフィーヤの喜怒哀楽激しく移り変わる表情を活写したキャラ演出が絶品で、イマイチ地味で冴えない感じだったレフィーヤのキャラ好感度が一気にアップした感じ。

こんな終盤戦に入ってからではなく、もっとシリーズの早い段階でこれができていれば・・・・・・と思わなくもないが、全編非常に楽しい仕上がりでこれまでで一番面白かった。

「ひなこのーと」第10話
「劇団ひととせ」の初公演編。

今回もコスプレシーンのひな子と大家さんが鉄板エロさで眼福だったな。
特に最後のHな下着にしか見えないコスは描かれるひな子と大家さんの身体の全てがHで興奮した。


2017/06/09 (金)

「月がきれい」第9話
茜の中学最後の大会編。

茜の引っ越し問題と、比良と千夏が暗躍しそうな川越まつり、という二つの波乱の予兆を前にした、比較的平穏な繋ぎの話、みたいな内容だったが、要所の芝居付けが細かく、キャラも端正な作画が全体的に丁寧な仕上がりでなかなかに良い塩梅だった。

「冴えない彼女の育てかた♭」第9話
詩羽と英梨々のヘッドハンティング編。

後半の紅坂朱音との会合シーンはサークル全体的にも、個々の活動・モチベーション的にも停滞期に入った間隙を突かれる形で、紅坂朱音の圧倒的な才気と狂気にあてられた詩羽と英梨々が倫也への想いさえも乗り越えてまで絡め取られていく、という劇的な展開の、加速的に高まっていく緊迫感がなかなかのものだった。
また、今回は新人クリエーターの詩羽たちとはまさに「役者が違う」といった感じの紅坂朱音の分厚い存在感、敵役ぶりも大したものでよろしかったな。


2017/06/08 (木)

劇場用アニメ「夜明け告げるルーのうた」を観る。
湯浅政明監督の最新作・人魚幼女とのボーイ・ミーツ・ガールもの。

全編Flashアニメ制作による長編作画アニメ。
奔放な水とキャラクター(ダンス・演奏・表情)の表現が素晴らしく、全編随所に画的な見どころが盛りだくさんな内容なのだが、緩急のコントロールがよく利いていて2時間弱もあるのに観ていて疲れないのがよく出来ていて感心した。

反面、お話の方は人魚の存在を軸に主人公の少年と周囲の人々の事情が錯綜する群像劇なのだが散漫な感じがしてあまりピンとこなかったな。

ただ、クライマックスの主人公の弾き語りと、日傘で主人公の祖父をはじめとする町民たちが人魚たちを守るシーンはなかなかにアツく、カタルシスに溢れる仕上がりで観ていてかなりグッときた。


2017/06/07 (水)


2017/06/06 (火)


2017/06/05 (月)

「リトルウィッチアカデミア(TVシリーズ)」第22話
アーシュラ先生=シャリオの正体開示編。

「アーシュラ先生=シャリオの正体がアッコにバレる」という想定通りの展開に、「アッコに魔力がない原因はシャリオのせい」という想定外の展開を重ねてくる二段構えの構成が上手くて思わず唸らされる。

にしても、恩師の正体が長年追い求めていた憧れの存在だったことと、恩師の主人公に対する献身の裏には主人公に対する過失への大きな罪悪感があったことの二つの事実が同時に開示される展開も、主人公の夢の出発点がそのまま主人公の夢の妨げになっていたという皮肉にも程がある運命も、どちらも過酷すぎて、よくもまぁ、こんな残酷な話を、しかも複雑な連続コンボで合わせてくるよな、と今回は作り手の残虐ファイトぶりにも観ていて思わず唸ってしまった。

あと、今回はアッコがクロワの魔導ユニットに襲われるくだりからアーシュラ先生が助けにくるくだり一連の、アクションシーンがよかったな。
下から煽るような構図を効果的に多用して魔導ユニットの巨大感の迫力と臨場感を巧みに演出しているのがカッコよくってなかなか見応えのある仕上がりだった。


2017/06/04 (日)

「エロマンガ先生」第9話
夏の取材&執筆合宿編。

EDも特殊仕様な山田エルフ大先生メインの、海で水着&温泉回。

ムラマサ先輩のビキニも肉付きが程よい具合でナイスだったが、俯せになったエルフの片手サイズの横乳もまた程よい具合でナイスであった。

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第18話
ビブリーとの初顔合わせ編。

土田豊コンテ回。

今回はコンテのみの参加だったが、相変わらず土田豊の演出はキャラ演出・コメディ演出が冴え渡っていて全編通して楽しくも充実した仕上がりだった。


2017/06/03 (土)

「正解するカド」第8話
「サンサ」の世界同時配信&放送編。

「くり」Tシャツのくだりは出会い頭にいきなり真道の度肝を抜いて、初手から主導権を握る徭さんの戦術なのかと思ったが違った。
ただの天然だった。

徭さんは知略を駆使して人や状況を動かす計略家タイプの交渉人ではなく、圧倒的な人徳・類い希に清廉な人柄をもって相手の心を掴んでいくカリスマタイプの交渉人なのね。
若干24歳の若さにして「外務省のエース」と評されるほどの有能さはイマイチ伝わりにくいけど、結果的に今回も真道の翻意を引き出す形になっているのだから、これはこれで確かに有能なんだろうな。

「sin 七つの大罪」第7話
VS.ベルゼバブ、ルシファー闘病記編。

座薬を入れられ、膝胸位の体勢でアナルを押さえながら意気消沈する全裸のヒロイン、という絵面のインパクトがなかなかのものだった(笑)。

「僕のヒーローアカデミア」第23話
雄英体育祭本戦・二回戦、緑谷出久VS.轟焦凍編。

馬越嘉彦作監回。

クライマックスの中村豊原画担当パートとおぼしき、出久と轟の本気・全力の激突シーンがまさに圧巻の仕上がりで圧倒される。
極限のパワーと凍気の衝突、迸る両者のエネルギー、互いに力も想いも持てるもの全てをなげうつような全身全霊のぶつかり合いが神々しさすら感じさせるほどの筆致で描かれていてただひたすらにカッコよかった。


2017/06/02 (金)

「月がきれい」第8話
夏休みの登校日と夏祭り編。

キャラ作画はちょっと緩い感じで冴えなかったが、祭りのくだり全編に渡って撮影に力が入っていて美しかった。

あと、今回はED後のショートショートの先生の話の2本目で、先生がワインのラッパ飲みを始めているのが面白すぎて笑ったな。

「冴えない彼女の育てかた♭」第8話
倫也と恵の和解編。

これは貫禄のメインヒロイン回・さすがの本妻といった感じの、非常に力の入った加藤恵メイン回。

終始プリプリ怒りまくりな加藤さんがひたすらにかわいらしくて素晴らしい。

低温・無表情キャラの加藤の感情の振幅をとても慎重な手つき・絶妙な匙加減で描き出す、キャラ演出と安野希世乃の演技がなかなかのもので感心する。

また、加藤の怒りの根源が倫也や視聴者が想像するような倫也一人に向けられた感情に起因するのではなく、「blessing software」のメンバー全員とゲーム制作を通して育んだ想いの裏返しという、より大きな愛情を拠り所にしているところも掘り下げ方・ヒネリ方が上手くてなかなかよろしかった。


2017/06/01 (木)

「サクラダリセット」第9話
相馬菫死亡事件の二週間後の後日談。

アツい「キットカット」(と「コアラのマーチ」)販促回。

「Have a break,Have a KitKat.」のキャッチコピーを使うから実在の商品名そのままの登場じゃないといけなかったのか。
・・・にしても、実在の商品名がそのまま、キャッチコピーまでセットで出てくると主張が激しすぎるというか、存在感が強烈すぎてイマイチ話が入ってこなくなっちゃうな(苦笑)。