2016年
12月

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2016/12/31 (土)

劇場用アニメ「ゼーガペインADP」をBDで観る。
TVシリーズの前日譚。
TVシリーズ+パチスロ版のアニメパート+完全新作パートの再編集版映画だけど、ループ世界設定を活かして総集編ではなく1本の独立した物語に仕立てたアイデア商品。

全体的に演出の押し引きが弱くのっぺりとした印象。
物語の焦点も散漫で、世界の秘密・主人公の葛藤・主人公と周囲の人たち(主にヒロインたち)とのドラマが上手く噛み合っていないのも気になる。
その上、台詞が専門用語だらけでわかりにくい、前日譚なのでキャラクターや物語の行く末が読める(先が読める)内容、ガッツリ120分弱もある収録時間といった要素も相まって観ていて寝落ちしそうになってしまった。

再編集版映画だけど、内容を要約した総集編でも、名場面集でも、再編集する映像を素材にしたPV風映像でもなく、作品の設定を活かしてキチンと1本の独立した物語にしたアイデアは素晴らしいし、モノとして残りにくいパチスロやゲーム等のアニメパートをこういう風に再利用して残る形にしたのも素晴らしいんだけど、それ故にそのアイデアがあまり上手く形になっていないのが非常に残念だったなあ。


2016/12/30 (金)

「ゼーガペイン Memories in the shell」
「ゼーガペインADP」のBDを観ようと思ったけど、その前にこれがHDDレコーダーに放置してあったのを思い出して先にこちらを観る。

TVシリーズ7話~16話までを中心にした総集編。

「世界の秘密」に関する設定の説明を中心にした構成。
新規の視聴者に向けての入門編というより、自分のような本放送当時ファンだったけど内容をほぼ忘れている人間のための復習編という感じだな。
設定の整理・説明に注力した内容なので本作の視聴が本放送以来10年ぶりの自分には劇場版視聴前の良い復習になったが、話の途中からはじまり、話の途中で終わる構成、悲劇と過酷な状況がひたすら続く、切ないというよりただただ辛気くさいだけのお話と一見様にはかなりハードルの高い内容だった。

「フリップフラッパーズ」第13話(最終回)
VS.ミミ(の裏人格)編、続き。

百合力を上げた主人公たちがママンの妄念を振り払って終局。

作画が悪いワケではないんだけど、最終回なのに(この作品の)普段のアベレージよりちょっと低めな仕上がりなのが物足りない。

テキパキとした語り口でテンポよく進む構成、この作品らしいラストの引っかけ展開なんかはなかなかよかった。
あと、ラストのココナとパピカの再会シーン(「志村後ろー!」状態になるとき)の、ココナのリアクションが無闇にリアルだったのが可笑しくって最高だったな。


2016/12/29 (木)

「響け!ユーフォニアム2」第13話(最終回)
三年生の引退と卒業式編。

まさかのあすか先輩END。

「尊い」っていうオタク用語って自分にはイマイチよくわからない言葉だったんだけど、ラストの久美子とあすか先輩の別れを観てわかった。
あす久美は尊い。

ラストでもの凄いメガネっ娘ヒロインアニメになって俺歓喜。

最後に吹奏楽部の話でも、初期からずっと続いていた久美子と麗奈の話でもなく、久美子とあすか先輩の話になっちゃうのはどうなの?とかいう疑問もあんな素晴らしいものを見せられたら全部吹っ飛ぶわ。

二人の別れのやり取りの、心の機微の捉え方が本当に素晴らしすぎて繰り返し何度も何度も観直してしまう。
苦手意識を乗り越えて溢れる憧れの気持ちを素直にぶつける久美子もいいし、それに微かに心を振るわせながらも普段通りの飄々として余裕のあるポーズは最後まで崩さないあすか先輩はカッコいいしで堪らんかった。

また、あすか先輩が去ったあとのくだりがEDも含めて程よい余韻を響かせつつも引っ張りすぎない、過不足無くコンパクトにまとまっているのもソツのない構成でその点なんかもよろしかったな。

「ブレイブウィッチーズ」第12話(最終回)
「フレイヤ作戦」編・後編。

「フレイヤ作戦」の成功を経て、ひかりが502部隊の戦力として再び受け入れられ、お姉ちゃんもひかりの自立を認めて手堅く終了。

映像面の仕上がりはやっぱりちょっと甘いけど、1話丸々バトル編で前回に引き続き主人公たちの打つ手、打つ手がことごとく通じず、なかなか勝機が見えてこない、という構成の粘りとボリューム感は最終決戦に相応しくなかなかのものだった。
また、最終作戦のひかりたちの突撃もそれなりにアツくてよかったな。


2016/12/28 (水)


2016/12/27 (火)


2016/12/26 (月)


2016/12/25 (日)

「ろんぐらいだぁす!」第10話
「あづみのオータムライド」編・後編と倉田妹のパンク修理編。

2本落としてしまったせいでレギュラー放送はここで終了。

3話にまたがって続いた「あづみのオータムライド」編の終局+亜美の妹を媒介にして亜美の変化と成長の跡を確認するまとめ、といった構成で、当然、狙ってやったワケではないのだろうけど、ここでこのまま終わってもいいような内容だったなあ。

「WWW.WORKING!!」第13話(最終回)
バレンチヌスとの別れ編とそれから半年後のエピローグ。

半年後のエピローグパートで、もの凄い勢いで話を一気に畳んだな。
これもあわよくば旧シリーズと同様に長く続けられるようにするんだろうな、と漠然と考えていたので最後にガッツリと話を終わらせにきたのにはチト意表を突かれて驚いた。

前半の話は丸々東田くんと宮越さんとバレンチヌスの三人芝居で主人公カップルの話を集中的に描く、という最終回らしい構成だったな。

エピローグ編は急展開の連続すぎて何か打ち切り漫画みたいな雰囲気だったし、宮越さんと永田さんの新・髪型が間に合わせみたいで似合っていないのも微妙な感じだったが、東田くんと宮越さんの噛み合わない関係が噛み合って終わり、という幕引き自体はキレイで視聴後感は悪くはなかった。

「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター」第13話(最終回)
SSSオープニングアーティスト決戦ライブ決着編。

全体通して作画が低調なシリーズだったが、最終回も、ラストライブも作画が振るわず厳しい仕上がり。

せっかく今シリーズはライブEDを封印して、ラストライブが「EDの使い回し」になるのを避けていたのに上手くいかないもんだなあ。
ライブの導入をお馴染みの春ちゃんのポエムにしたり、サブタイトルの表示がライブの曲名の表示とシンクロしたりする演出はよかっただけに、肝心のライブシーンそのものが画的にかなり粗い作りなのが本当に残念。

また、今回はいつものラストライブような狂った過剰演出も抑え気味でインパクトに欠ける内容だったのも物足りなくっていま一つパッとしなかった。

「Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-」第12話(最終回)
「オッドアイ」破壊ミッション編。

結局、ガモタン死んで終わるのかよ、死にあまり悲壮感のない設定とはいえ凄えなあ。
・・・と思っていたら、トゥルーエンドはゲームを買ってねEND(?)みたいなオマケがついてガックリ。

相変わらず凝った画作り、複雑な設定を使いこなした巧みなストーリー構成が秀逸で最後まで飽きずに楽しめたが、終盤のバタバタとした展開、「相互認識」能力の万能ぶり、思いのほか未消化な設定が多いところ等々は正直ちょっと不満が残るラストだった。

「うどんの国の金色毛鞠」第12話(最終回)
ポコの真意の開示とポコとの別れ編。

「○○の恩返し」みたいなまとめ。

宗太の古傷問題とポコの事情についての設定を回収して過不足無く終了。

ただ、キレイにまとまってはいるけれど、それだけという感じがしないでもない。
親子の話も、怪異の恩返し話も定型をなぞっている以上のものが感じられなくて自分にはイマイチピンとこなかった。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第38話
バルバトスVS.モビルアーマー・ハシュマル編とモビルアーマー騒動のその後の顛末編。

まだ残り1クールもあるのに主人公が半身不随のロボアニメとか、なかなかに凄い展開だな。

大張正己メカ作監回で、リミッター解除バルバトスとハシュマルの人智を超えた極限戦闘の凝った殺陣と荒ぶるアクション&破壊エフェクト作画のキレ味が相当なもの。

また、今回は文字通り全存在を捧げてやるから「立ち止まるな」、「失望させるな」と無言でオルガを突き上げてくる三日月の(オルガに対する)追い込み方もエゲツなくって戦いた。


2016/12/24 (土)

「ドリフターズ」第12話(最終回)
帝都ヴェルリナ争奪戦の決着編。

速水奨声・明智光秀転生サービスEND。

これも「HELLSING」みたいに原作が終わるまで地道にアニメ化を続ける予定なのだろうか。

主人公サイドがそれなりに大きな戦いに勝って終わり、という一応、盛り上げて終わる形にはなっているけれど、今後も機を見て続ける予定があるからなのか、演出的には特に最終回らしくする様子があまり感じられなくて普段とほとんど変わらぬ印象。

おかげでいつも通り面白かったけど、内容については取り立てて書くことがあまりないのが悩ましいな(苦笑)。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第39話(最終回)
吉良吉影の最期編。

原作通りに吉良との決着、承太郎・ジョセフとの別れを描き、EDにアニメオリジナルのオールキャストのエピローグを押さえてまとめる手堅い構成だったなあ。

原作を読んだ当時は仗助が吉良を倒す展開にならないことに疑問と不満があったんだけど、あらためていま、この話を観てみると「杜王町のみんなで吉良を退けた」という形になっているこれはこれで悪くはないな、と思ったり。

内容全般的には前回・前々回に引き続き、最終局面らしい力の入った演出・作画が上々だった。
特に中盤あたりまで(吉良の一件が完全決着するあたりまで)はキャラ修正がこれまでに増して濃厚且つ端麗で観ていて非常に眼福だった。

「Lostorage incited WIXOSS」第12話(最終回)
すず子VS.里見の最終決戦編。

闇の「セレクターバトル」そのものは維持されたまま、里見を排除し、すず子と千夏の物語に決着をつけて終了。
「WIXOSS」のアニメを不定期シリーズ化させたいからなんだろうけど、随分と余力を残した形で終わったな。

すず子が「ベルセルク」対策をちゃんと用意していたのはよかったが、バレバレな猿芝居と、後出し乱入合体技で逆転勝利というバトルの決着のさせ方は安すぎてイマイチ気分が盛り上がらんなあ。

あと、千夏がすず子との記憶の喪失という罰を受け入れ、それでもすず子は千夏とやり直す道を選ぶ、というまとめ方自体は悪くはないが、シリーズ通して里見の跳梁ぶりと千夏の転落ぶりが目立ちすぎているせいか、クライマックスのすず子と千夏、すず子とリルのドラマが弱いのも冴えなくって気になった。

「亜人」第26話(最終回)
佐藤さんとの最終決戦編。

佐藤さんはリセットされても傍迷惑なゲーム狂キャラは変わらんのか(苦笑)。

終わったと見せかけて、終わらないラストはこの作品が意識しているように見える洋画・海外ドラマの定型を踏襲した形かな。

とにかく佐藤さんの悪漢ぶりが最後まで強烈で、「どうやってこの人を倒すんだろう」という緊張感が途切れぬ作りがなかなかよかった。


2016/12/23 (金)

「フリップフラッパーズ」第12話
VS.ミミ(の裏人格)、ココナ奪還作戦編。

散々、無敵のラスボスぶりを見せつけていたのにワンパン決着で終わるんかい(苦笑)。

今回は1話丸々アクション回みたいな構成で作画がいつにも増して充実。

ヤヤカの変身&変身直後の格闘アクションがかわいい&カッコよくってナイスであった。

「競女!!!!!!!!」第12話(最終回)
東西戦第三レース編・後編。
坂城真夜/カヤとのラストバトル。

「尻が潰れるぅ~」という珍奇な悲鳴を迫真の苦悶演技で熱演する高橋李依の無闇な頑張りに頭が下がる(笑)。

最終回だというのに作画が完全に息切れ状態でかなり厳しい仕上がりなのが残念。

それでも往年のジャンプ漫画のような荒唐無稽でアツいバトル展開と、狂った乳・尻ネタの数々は健在で、最終決戦らしい出し惜しみのない技の応酬、のぞみVS.真夜の最終局面のテンションの高いせめぎ合いなんかはラストバトルに見合った相応の見応えがあって面白かった。

「舟を編む」第11話(最終回)
「大渡海」の完成編。

最後まで誠実で落ち着いた語り口を貫き通してキレイに落着。

「13年後」編になってから全く西岡さんの彼女が現れなくなっていたので「ひょっとして別れたのか」と心配したが、そのまま無事に結婚していたことにホッとする。

あと、前半の松本先生のお見舞いのくだりの、普段通り語りは穏やかなんだけど、絞り出すような苦しさがそこはかともなく感じられる麦人の演技の匙加減が絶妙すぎて素晴らしかった。

「私がモテてどうすんだ」第12話(最終回)
六見先輩の告白騒動に端を発する芹沼ハーレム軍団の告白→本命選抜デート編。

デートイベントで四ノ宮だけ好感度がアップしないまま終わっているように見えるんだけど、気のせいか(笑)?

最近はワリと普通に友達付き合いしていたように見えたけど、芹沼さんにとって未だに取り巻きたちはBL妄想の対象でしかなかったという衝撃の事実と、ラストの三次元のイケメン&イケメン女子より二次元嫁の方が上ENDがオーソドックスな原点回帰ENDとはいえヒドすぎてちょっと苦笑い。

でも、まぁ、このふざけたオチも含めて、最後までこの作品らしい安心して気楽に楽しめる軽コメディといった塩梅で悪くはないラストではあったかな。

「ガーリッシュナンバー」第12話(最終回)
「九龍覇王と千年皇女」最終話アフレコ&販促イベント編。

主人公があまり上手くいかない現実に折り合いをつける形で自己完結気味に開き直って終了。

主人公の調子がいいだけのクズキャラぶりも、アニメ・声優業界を舞台にしたブラックコメディという題材も最終的にはどう扱っていいのかわからず、持て余して終わった印象。

ネガティブな部分はなあなあな感じにしたまま、雰囲気だけはいい話風にまとめるという、曖昧な作りが観ていて凄く落ち着かなかった。


2016/12/22 (木)

「響け!ユーフォニアム2」第12話
吹奏楽コンクール全国大会(の前夜とエピローグ)編。

みぞれ先輩なりにテンションがアガっているのがわかる、グータッチのくだりがかわいくって好かった。

関西大会であんなに極まった演奏シーン描いちゃって、この先(全国大会は)どうするんだろう?と思ったが、全国ではこういう結果になるから、あそこがピークになったワケか。

「コンクールに臨むにあたって、皆が雑念を払った万全の精神状態になっているから、誰もが普段よりも素直に感情を表現するようになっている」という状況の見せ方・徹底した積み重ね方が上手かったな。
また、それと同時に「皆の態度がポジティブだから、描かれなかった演奏も後悔の無いものになっているハズ」と読ませる作りになっているのもなかなかによく出来ていた。

「文豪ストレイドッグス」第24話(最終回)
VS.フィッツジェラルド戦、白鯨落下阻止作戦の決着編。

全ては太宰の思惑通り。
今回の抗争も「来たるべき本当の戦い」に向けての序章・前哨戦にすぎなかったEND。

まさに「最初からクライマックス!」なOP主題歌にのせて描かれる敦・芥川コンビとフィッツジェラルドのラストバトルが演出も作画もテンション高くてのっけから相当な見応え。

全体的に普段よりも濃いめのキャラ修正・撮影処理に力が入っていて、劇場用アニメのようなハイクオリティなヴィジュアルが眼福だった。

また、太宰の仕掛けが一つ一つ明らかになっていって、徐々に太宰が描いた「一枚の絵」が見えてくるストーリー構成もよかったな。

あと、第二期序盤でたっぷりと話数をかけて丁寧に「黒の時代」編を描いたことで太宰の行動原理が明快になり、「組合(ギルド)」編の要所要所でそれが上手く機能する形になっているのもよく出来ていて上手かった。

「ユーリ!!! on ICE」第12話(最終回)
グランプリファイナルFS編。

最初から一貫して引退=「競技者としての死」に向かって進んでいた勇利が土壇場でヴィクトルに手を引かれ、ユーリに背中を押される形で再び競技者として生きる道を選び直す、というハッピーエンド。

最後に勇利に主人公らしい会心の演技をさせた上で、どうやって引退を撤回させるか、という難題に腐心した構成といった印象。

単純なその場の勝ち負けの話にしない、複雑で奥行きのあるドラマがこの作品らしくてよろしかった。

また、今回は画的にも、研ぎ澄まされた勇利の演技、ひたすら挑発的で、挑戦的な気迫漲るユーリの演技、しっとりとした色気漂うエキシビションの演技等々、それぞれに説得力と見応えのある演技シーンの目白押しで最終回らしい充実度の高い画面も素晴らしかった。


2016/12/21 (水)

「装神少女まとい」第12話(最終回)
まといの「頂次元」への到達とまといママンの奪還編。

伸吾くんはこれまで苦労したぶんの報いなのか、若いまま帰ってきたママンとイチャコラできて羨ましいな。

「可も無く不可も無い内容で悪くはないんだけど、引っかかりどころがなくっていま一つパッとしない」という、シリーズ全体の印象そのままな感じなラストだったなあ。

画的には神社の人たちが悪霊退散するくだりの作画がわかり易くうつのみや理原画で目立っていた。
あと、まといが頂次元の扉をこじ開けるところの作画もなかなかの迫力でよかったな。

「ステラのまほう」第12話(最終回)
夏コミ+夏コミ打ち上げ海水浴編。

自分がやりたかったことは絵を描く事じゃなくてゲームを作ることだった、という事実に主人公が最後に気付いて終わる衝撃のラストだった(笑)。

ま、それはさておき。

大きなイベントと水着サービス展開で手堅く盛り上げて〆る作りが好印象。

また、今回ははーちゃんがSNS部に合流してから影が薄くなっていた裕美音分をたっぷりと補充できたのも自分的にはなかなかに嬉しい展開でよかったな。

「夏目友人帳 伍」第11話(最終回)
夏目の長期病欠編。

第六期に続くよEND。

夏目が病床に伏せったことで人と妖両方とのこれまで意識しなかった絆に関する気づきを得る、というオーソドックスな展開。

ラストの花吹雪の画が美しく、(続編が決定しているとはいえ)最終回らしい力の入った画作りがなされているのがなかなかに良い塩梅だった。


2016/12/20 (火)

「魔法少女育成計画」第12話(最終回)
「魔法少女(人材)育成計画」サバイバルの決着編。

殺し合いをしても、しなくても(普通にキャンディ集めをするのが本採用魔法少女の選抜方法だったとしても)、最後の勝者はスノーホワイトであったであろうという皮肉。

結局、本当に最後までスノーホワイトは無力な存在のまま終わるのな。

デスゲームに対するスタンスを曖昧にしたまま、デスゲームと正面から向き合うことを避け続けてきたスノーホワイトがデスゲームの裏のカラクリを知ったことで覚醒し、ついに向き合う決断をするという、まとめ方。

ファヴが自爆し続ける展開はいささか苦しかったものの、最終的にキチンとスノーホワイトの物語として全てが収束していく構造になっているのは上手かった。

あと、シリーズ全体としては良い奴も、悪い奴も、かわいそうな死に方をした奴も、死んで当然な感じの奴も死に様が一様にあっさりしている、キャラに対して総じて平等にドライな死生観が印象的だったなあ。
それが独特の冷たく突き放したハードな雰囲気と、いつ誰がどんな形で脱落するのかわからない緊張感を生んでいるのがユニークで、個人的にはそこがとても面白かった。

「灼熱の卓球娘」第12話(最終回)
合宿編・後編。

今まであまり描かれなかった、二・三年生たちと一年生たちの縦の繋がりを描き、部活動の楽しさ・有意義さをポジティブに、テンション高めに描いてまとめ。

結局、公式戦は一切やらずに練習と練習試合ばかりやっていたアニメなので最後が練習&練習試合祭りみたいな展開になるのはわかり易い。

凝った卓球作画、要所要所のケレン味のあるアクション作画と充実度の高い画面に、総じて楽しいキャラ描写、カラッと明るい語り口が良好だった。

個々のシーン的には本当に今さらな話だがムネムネ先輩の中学生とは思えぬ色気と包容力とおっぱいが素晴らしかったな。

あと、あの肩車特訓の謎が謎のままなのがシュールすぎて観終わったあとも気になった(苦笑)。


2016/12/19 (月)

「SHOW BY ROCK!!#」第12話(最終回)
ヴィクトリアスとの決戦編、続きとシアンとの再びの別れ編。

結局あの時間移動ニンジャたちは何だったんだろうなあ・・・(苦笑)。

話の展開が総じて適当すぎて最後までなかなか身を入れて観ることができなかったが、EDが聖川詩杏さん(メガネッ娘・本体シアン)祭りだったのでそこまでの適当展開なんて何かどうでもよくなるくらいにテンションが上がる。
これぞまさに「終わりよければ全てよし」という感じだったなあ。

「DAYS」第24話(最終回)
選手権東京都予選大会・準決勝の反省会と決勝戦直前までの幕間編。

凄まじくお店臭い(笑)生方さんのセーラー服コスとPC作業時のメガネッ娘姿の破壊力!

第二期(?)に続くよEND。

生方を含む周囲の一年生たちの目線を通して、つくしの現在の立ち位置の再確認&本質の掘り下げをして一応のまとめ。

続編の制作が決定しているからとはいえ、第一期・2クールの〆、続編への引きが後半ほとんど生方さんメイン回&サービス回でよかったのか、という気がしないでもないラストだったな(苦笑)。

「刀剣乱舞-花丸-」第12話(最終回)
池田屋事件リベンジ編・後編。

本物の新撰組が立ち回る池田屋事件のシーンのアクション作画がちょっとよかった。

お話全般的にはまずまず無難な感じにまとまっているとは思うけど、終盤、大和守安定が連れ戻されて、旅立って、また帰ってくるという動きをするのは忙しなさすぎてあまり上手くなかったな。

「アイドルメモリーズ」第12話(最終回)
ワールド・アイドルリーグ・ルーキーフェス当日編。

何かどうでもいい話をどうでもいい感じに進めてどうでもいいラストを迎えたな。

最初から最後まで話や設定の枠組みがあるだけで、ドラマ的にもキャラ的にもサービス的にも中身は何も詰めていないといった感じのアニメだったなあ。

「12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~(セカンドシーズン)」第24話(最終回)
クリスマス編。

キスに照れる高尾のレアな思春期男子らしい反応が見られるところが最終回らしいサプライズ(笑)。

花日・高尾カップルのセカンドキス問題と、結衣ちゃん・桧山カップルの結衣ちゃん中学受験問題をそれぞれクリスマスデートに絡めた形で決着をつけて幕引き。

あー、最後まで良い木村珠莉ヒロインアニメだったなあ。
桧山のベットに突っ伏していたらそのまま寝落ちしちゃう結衣ちゃんが大変かわいらしくてよろしかった。


2016/12/18 (日)

「ブブキブランキ 星の巨人」第24話(最終回)
ギーとの決戦から1年後のエピローグ。

最終回も唐突な展開と唐突なキャラの感情の流れに戸惑う。
また、ラストのまとめ方もアバウトすぎて全くピンとこなかった。

第2期後半以降は数的に多すぎる上に、方向性もそれぞれ異なるキャラクターが完全に飽和状態で話の整理・キャラの整理が全くできていないのが観ていてかなりツラかったな。

キャラやメカのデザイン、漫画的表現を積極的に取り入れ、かなり違和感なくこなしているCGワークなど、ヴィジュアル面は充実していただけにお話の方がシリーズ後半、回を重ねるごとにどんどんチグハグでグダグダな感じになっていってしまったのが何とも勿体なかったな。

「ViVid Strike!」第12話(最終回)
フーカとリンネの決闘後のエピローグ。

リンネさんの漂白されすぎっぷりがなかなか凄い(笑)。

綺麗事すぎるリンネの数々の狼藉に対する処分を長々と引っ張るくだりはかなりこそばゆい感じだったが、概ね手堅い事後処理展開&「俺たた」ENDだったと思う。

特に最後のコーチ同士の指導論・競技論を通してのまとめ方なんかはかなりキレイでよかったな。

「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター」第12話
SSSオープニングアーティスト決戦ライブ開幕編。

「プリティーリズム」、「ラブライブ!」であまたのライブ演出を手掛けてきた京極尚彦がコンテを担当しているだけあって、QUARTET NIGHTのライブシーンがなかなかに出色の出来だった。

「終末のイゼッタ」第12話(最終回)
イゼッタとゾフィーの決戦とヴェストリア秘密会議の顛末編。

まさにおとぎ話の主人公のような清廉さを貫いたクライマックスのイゼッタの提案とフィーネの訴えに観ていてかなりグッとくる。

イゼッタとフィーネと「救国の魔女の伝説」の話として押さえるべき事柄はキッチリと押さえられているとてもキレイな幕引きだったな。

イゼッタとゾフィー、ジークとベルクマンの対比、最終回の山場で作品タイトルの意味が明らかになる構成も上手くてなかなかによく出来ている。

また、魔力吸い上げ作戦で倒すなら直接対決をする必要はないのでは?と思わなくもないが(苦笑)、イゼッタとゾフィーの最後の魔法戦争も最終決戦らしいデタラメさ加減・派手な絵面の連続で大変見応えのある仕上がりだった。

「魔法つかいプリキュア!」第45話
「闇の魔法」の真実開示編。

黒幕的ポジションで、物語の進行役でもあったオルーバがここで退場してしまうのはチト意外。

校長とクシィ友情話と、「闇の魔法」の眷属たちの矜持の話と、オルーバの暗躍&退場話という、三題噺が濃密な上、プリキュアたちがあまり話に絡んでこない状況がユニークな異色回。

また、今回は脚本、演出、作画監督が全て女性スタッフで固められているからか、校長、クシィ、オルーバといった美形キャラたちが妙に艶っぽく描かれているのも特徴的&印象的でなかなかに目に楽しい内容だった。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第37話
VS.モビルアーマー・ハシュマル、クリュセ防衛戦編。

ラストのリミッターを解除したバルバトスが煙りを纏いながら現れるシーンがカッチョよすぎてシビれる。

今回は1話丸々メカバトル回で、多種多様なメカがそれぞれケレン味たっぷりに活躍する様を濃厚に描いた、有澤寛メカ作監の良い仕事ぶりを存分に堪能できてなかなかに見応えのある内容だった。


2016/12/17 (土)

劇場用アニメ「劇場版 艦これ」を観る。
TVシリーズのそのまま続き。

音響面が良いのは音響面が好評でヒットした「ガールズ&パンツァー 劇場版」を意識してのことかしら?

「吹雪の秘密」と「如月の救済」と「戦いのカラクリ」の三題噺をわかり易く整理してワリとキレイにまとめている。

話し合いが続く中盤のレイアウトに工夫がないのは惜しいけど、端麗なキャラ作画に、濃厚なバトル&メカ作画、全編力の入った撮影とヴィジュアル面は大変充実していて目に楽しい。

もの凄くよく出来ているワケでも、もの凄く面白いワケでもないが、TVシリーズの劇場版としては非常に正しい、画も話もTVシリーズの内容を正統進化させた構造になっていたのがなかなかに好感の持てる作りでよかったな。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第38話
東方仗助VS.吉良吉影編、続き。

早人さんが最後に〆た(笑)。

今回は最終決戦に相応しい演出・作画ともに相当に力の入った内容で、白熱する展開に見合った温度の高いヴィジュアルが全編通してなかなかの見応えだった。


2016/12/16 (金)

「競女!!!!!!!!」第11話
東西戦第三レース編・前編。

のぞみが尻発勁の謎を解くくだり、のぞみが真夜の尻間に顔を突っ込んで匂いをかぎ出したので「まさかあのノーモーション攻撃は放屁なのか・・・」と戦慄したが、さすがにその一線は越えていなくてホッとした(苦笑)。

あと、、今回は「二人一水着」→尻を突き出した体勢で感動友情話の強力コンボと、マスクさんの尻間から出てくるトランプが良い偏差値の低さで面白かった。


2016/12/15 (木)

「響け!ユーフォニアム2」第11話
麗奈への滝先生の奥さんバレ問題編。

大吉山で麗奈が久美子に不満をぶつけるくだりも、滝先生に奥さんのことを問いただすくだりも、重すぎて複雑すぎる麗奈の葛藤をとても丹念に描いていて非常に濃密な仕上がりだった。

また、今回は事前の話数でいろいろと仕込みがあったとはいえ、問題が発覚してから決着までを1話でやり切っているところなんかも内容の濃さを増強していてよろしかったな。

「文豪ストレイドッグス」第23話
敦、芥川、フィッツジェラルドの三つ巴の戦い編。

冒頭の太宰さんまっしぐらな芥川、終盤のフィッツジェラルドの失言のおかげで敦と芥川の同時攻撃成立のくだりのユーモアのセンスがなかなか(笑)。

今回は敦と芥川の反りの合わなさ加減が半端ないおかげで無闇に殺伐とした雰囲気になっているのがハードなバトルアクション展開と相まって面白かった。

また、激しいバトルとなじり合いを通して敦と芥川の歪んだ内面をどんどんえぐっていく展開もこの作品らしいセンシティブなキャラの魅力が際立つ作りでよかったな。

「ユーリ!!! on ICE」第11話
グランプリファイナルSP編。

勇利がミスった時点でJ.J.がミスらないと勇利に逆転の目がなくなってしまうのはわかっていたのでミスが出るのは予想できたが、これまで無敵状態だったJ.J.がここまで大崩れするとは思わず意表を突かれる。

でも、短い演技時間の中では一度大崩れしてしまうと気合いだけでは立て直せない、というのはなかなかリアル。

また、大崩れした状況でも折れずに自分のスタイルを最後まで貫いた姿勢を見せることで、無敵状態だった頃よりもJ.J.の強さがより際立ち、カッコよく見える/キャラ好感度が一気に上がる作りになっているのもよく出来ていて上手かった。


2016/12/14 (水)


2016/12/13 (火)

「魔法少女育成計画」第11話
スイムスイム一派VS.クラムベリー編の決着と、リップルの復讐戦出陣編。

これは良い大番狂わせ。
冒頭に回想死亡フラグが立っていたとはいえ、黒幕っぽい立ち位置で大物ぶっていたクラムベリーが侮りまくっていたたまの奇襲にあっさりやられる展開は予想外でなかなか痛快。
また、たまがクラムベリーを仕留めた穴掘り能力の応用の意外性&壮絶さもナイスアイデアで面白かった。

「おそ松さん おうまでこばなし」
有馬記念コラボTVSP。
競馬ネタ縛りショートショート集。

話のノリ自体はレギュラーシリーズと変わらぬ感じなのだが、全体的にネタにキレ味がないような。
ショートショート集形式でいろんなコントが描かれているのだが、自分に刺さるネタが一つもなくってイマイチ冴えない印象だった。

「灼熱の卓球娘」第11話
合宿編。

「ムネムネのおっぱいたいむ♪」が無くなったのは残念だったが、代わりにやったフォームチェックで「(ムネムネ先輩も含む)みんなのおっぱいたいむ」が始まったので結果的にプラスマイナスゼロになっているのはニクイ構成だったなあ。


2016/12/12 (月)

「12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~(セカンドシーズン)」第23話
合唱コンクール編・後編。

今回は委員長まさかの初・発声よりも大学生の綾瀬兄の身長が小学生の高尾よりも低いことの方が衝撃的で驚きだったよ(笑)。


2016/12/11 (日)

「ブブキブランキ 星の巨人」第23話
ギーとの最終決戦・決着編。

今回がラストバトルで次回の最終回は丸々エピローグって感じなのかしら?

今回に限らず第二期後半はずっとこんな感じなのだが、個々のエピソードの「フリ」と「オチ」がことごとく上手く繋がらない上に(今回だとエピメウの武装を託されたメガララたちが何もしないままやられてしまっていたりとか、ギーの最期の呪詛の言葉に対する東のリアクションが何もなかったりするところとか)、キャラの感情の流れもあまりキチンとフォローされていないところが多くて素直に気分がノッていけない。

映像面は充実しているし、東と礼央子の共闘/王舞と炎帝の合体展開なんかもアツくてなかなか悪くないだけに、最終決戦(?)に至ってもお話全般に粗が目立つのが何とも勿体なかったな。

「3月のライオン」第8話
松永七段との対局編。

本当に前回思わせぶりにカッコつけていたお義姉さんの立つ瀬がなさすぎる、フラグクラッシュ展開が愉しすぎて面白い(笑)。

今回は悲劇的なシチュエーションがことごとく様にならずに裏切られていくコントとしても単純に楽しかったし、悲劇も喜劇も紙一重みたいな、型通りにはいかない人間模様の複雑さの捉え方もよく出来ていて観ていてかなり感心させられる内容だった。

「WWW.WORKING!!」第11話
東田くんと宮越さんの勘違いキス騒動編。

三話連続でメインヒロインズ三人が順番にそれぞれエロい感じになる展開が本当に素晴らしくって俺満足(笑)。

また、今回は宮越さん役の戸松遥のちょっとフリキレた演技が随所に味わえる内容だったのもなかなかに楽しくってよろしかった。

「Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-」第10話
成沢稜歌の正体開示編。

神戸守コンテ回で今回も大胆に傾きまくる構図に目が回る。

あと、今回はサライくんがみゅうポムと澄風さんに責められる展開が微笑ましくって好かったな。

「ViVid Strike!」第11話
フーカVS.リンネ編の決着編。

意識を半ば失い欠けているおかげで雑念が消え、練習によって染みついた動きだけが素直に出るようになったとか、相変わらずの「はじめの一歩」(笑)。

そして今回は怒濤のようなワイプ演出の畳みかけが何だかけっこう特徴的だったなあ(苦笑)。

お話的には強くなるために費やした研鑽の日々がしっかりとリンネの心の浄化の糧になっていた、というところから純粋な拳と拳の語り合いへと向かっていく、わかり易くも手堅い流れが良好だった。

決着が意外とあっさりな上、バトルの決着の要因となるロジックがないのはちょっと気になったが、王道少年バトル漫画的なノリを最後まで見事にやり切って終わっているのは好印象で観ていてなかなか気持ちよかった。

「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター」第11話
音也編の決着とHE★VENSの監禁騒動編の二部構成。

両社長とも歳取ってからいろいろ変わりすぎだろう(笑)。

位置関係はよくわからんが少なくとも都心ではなさそうなひまわり畑から都心にあると思われるTV局のスタジオまで走って移動したりとか、レイジング・エンターテイメント事務所の電気を落として潜入とか、今回はST☆RISHのやりたい放題ぶりがいい感じにトバしていて面白かった。

「終末のイゼッタ」第11話
ゲルマニア帝国親衛隊のエイルシュタット残党勢力潜伏拠点強襲編と、エイルシュタット残党勢力の反攻作戦開始編。

今話のクライマックスの二人乗り夜間飛行のくだりが芝居作画も役者の演技も素晴らしく、百合ん百合んで堪らんかった。
また、その前の戦意喪失した姫様をイゼッタが叱責するくだりも叱責された姫様が直ぐに立ち直るまでの流れが歯切れよくって好印象。

あと、今回は敵味方両陣営のプロデューサー同士の邂逅も似て非なる者同士の対比が上手くてなかなか面白かった。

「魔法つかいプリキュア!」第44話
プリキュア幼女化騒動編。

前半の幼女化したプリキュアたちの奮闘シーンの芝居作画が全体的に丹念につけられていてなかなかに良い仕上がりだった。


2016/12/10 (土)

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第37話
東方仗助VS.吉良吉影編。

スタンドが見えないのにスタンドバトルの実況・解説役を担い、さらには仗助のフォローにまで回る、早人さんのスーパー小学生ぶりが本当にとどまることを知らないなあ(笑)。

今回はすぐそこの曲がり角で大声でわめいたり、ドッカンドッカン爆弾を爆発させまくっているのに承太郎さんたちがバトルに気が付かないのはさすがに不自然で気になったが(苦笑)、全編に渡る濃厚且つ端正な美修正の好調ぶりはなかなかのもので観ていてとても眼福だった。

「ハイキュー!! 烏野高校VS白鳥沢学園高校」第10話(最終回)
決勝戦の決着編とエピローグ。

表彰式→春高バレーへ「俺たた」ENDで切りよく〆てもよさそうなところを、あえて話を進ませて話の途中で打ち切った(「続く」で終わる感じにした)のは、送り手の「予定は未定だが第4期もやる意欲はあります」アピールなのかしら?

ま、それはともかく、今回は最早この作品の定番メニューになりつつある、シリーズラストの攻防戦のノンストップアクション展開が相変わらずの緊張感と見応えで素晴らしかった。

また、ツッキーが5セットかけて仕掛けた満を持しての罠はウシワカには完全には通用しなかったけど、影山が陰のファインプレーでフォローして先輩たちが繋いで、繋いで最後は日向が決めて終わる、というまさに総力戦的な流れなんかもよく出来ていて面白かった。


2016/12/09 (金)

「競女!!!!!!!!」第10話
東西戦第二レース編。

シリアスでアツい正統派バトル漫画な話のノリと、やっていることのキチ○イぶりのギャップが可笑しい、今回も絶好調の頭の悪さだったなあ(笑)。

瀬戸内の生徒たちが青葉ちゃんに尻情報を提供するシーンがハーレム系エロ漫画でよく見る奴すぎ、手すりの柵を個々の尻の仕切りに使うアイデアが無駄に上手くてお腹が痛い。

また、「王の財宝」そのまんますぎる「尻の財宝」の発想と絵面もキャッチーなインパクト充分、特に尻がぷりんと揺れながら現れる動きがバカで面白かった。

「舟を編む」第9話
「大渡海」編集・総仕上げ作業突入編。

容姿がいい上に素直で賢く溌剌とした性格の、岸辺さんの「理想の後輩女子」っぷりが半端なくって露骨なおっさん転がしなのはわかっているけど釣られてしまう(苦笑)。

にしても、職場シーンに若い女の子が一人加わるだけで画面が一気に華やぐなあ。

「ガーリッシュナンバー」第10話
ナンバーワンプロデュース・ファン感謝イベントと千歳の誕生日編。

まぁ、声優アニメで、劇中で一人しか登場しない声優事務所の社長をただの馬鹿のままにはできんわな。

あと、今回はヒロインへの誕生日サプライズの悲劇がイベントでの勘違いだけで終わらずに、そのあと楽屋で悪意のないトドメをさされることになるという、まさに「隙を生じぬ二段構え」な構成のヒネリの利かせ方なんかも上手くてちょっとよかったな。


2016/12/08 (木)

「響け!ユーフォニアム2」第10話
黄前姉との別れと、あすか先輩の帰還編。

最悪の事態(部を辞めること)を想定して予防線を張りまくった言動を散々繰り返していたクセに、「全国模試の好成績を盾にして母親を説得する」という部に残るための策もちゃんと用意していた、あすか先輩のさすがの抜け目の無さに惚れ直す。

今回はあすか先輩が指摘したとおり、普通に賢く何事にも深入りせずに一線を引く久美子だからこそ、姉との別れや、あすか先輩との口論に心の奥底が揺さぶられて感情が決壊するくだりに重みが生まれる、という構造になっているのが本当によく出来ていて感心した。

また、あすか先輩への説得シーンの畳かけは役者のテンションとキャラの表情作画がマッチしていないのは惜しかったが、黒沢ともよの熱演ぶりと、それを受けて最後にあすか先輩の感情の抑制が崩れるところの寿美菜子の演技はそれを補ってあり余るほど素晴らしくって観ていてかなりグッときた。

「文豪ストレイドッグス」第22話
Aパート:乱歩さんVS.ポオ編。
Bパート:敦の白鯨潜入破壊工作ミッション発動編。

小説の世界の与謝野さん、メガネがメチャクチャ似合っているのが大変麗しくって堪らんかった。

「ブレイブウィッチーズ」第9話
ペトロザヴォーツク補給線防衛ミッション編。

菅野回。

さすが芳佳ちゃんサプライズEND。

ひかりが菅野に説教するシーン、長いまくし立てをアツいテンションで演じきる加隈亜衣の熱演ぶりがなかなかよかった。

「ユーリ!!! on ICE」第10話
グランプリファイナル前夜編。

すげーな、ついに婚約指輪をはめるところまで来ちゃったよ(笑)。

今回は最終決戦の前夜祭編ということで各キャラのサービス描写がこれでもかっていうほどに山盛りで実に華やか。

デートからの婚約、そして二人の馴れ初めの真実という、三段構えで二人の仲を大幅に進展&固めていく展開のトバシっぷりも凄かった。

また、EDの久保美津子原画によるダンスバトルの点描も素敵なサービスサプライズで、世界レベルの選手たちの表現力・身体能力の高さがうかがえる躍動感ある画の数々が大変目に楽しくって素晴らしかった。


2016/12/07 (水)

「ステラのまほう」第10話
照先輩の高校潜入と、部長のノートPC破壊事故騒動編。

照先輩とはーちゃんにペースを乱され、髪をほどいたり、見られる快感に目覚めたり、嫉妬したり、むくれたり、唐突に脱いだりする、たまちゃんのこれまでにない一面の大開拓っぷりが矢鱈に愉しい好編だった。


2016/12/06 (火)

「灼熱の卓球娘」第10話
雀が原中学校VS.もず山中学校・練習試合編・その4。
旋風こよりVS.二重丸くるり戦。

前回の予告にもあったが「気持ちいいとこ探し」というフレーズの破壊力が凄まじい(笑)。

また、今回はラストの進化したカーブドライブを巡る攻防戦の、ケレン味ハジケるアクション作画もこの試合&今シリーズ(練習試合編)のクライマックスに相応しい熱量の高さでなかなかに見応えのある仕上がりだった。


2016/12/05 (月)

「SHOW BY ROCK!!#」第10話
アイオーン・アイレーン兄妹の和解編。

第一期に続き再びアイオーンがやらかす(というか、既にやらかしていた)話。

お話全体はかなりのとっ散らかりようだったが、アイオーンとアイレーンが兄妹だったという新事実とアイオーンの過去がともに意外性が楽しいサプライズ展開で面白かった。

「DAYS」第22話
選手権東京都予選大会・準決勝、VS.私立京王河原高校編・その3。

ラストのPK.ゲットシーン、「セカンドボール絶対に拾うマン」と化したつくしの絡ませ方が上手かったな。

また、終盤の聖蹟のカウンターは臼井のオーバーラップ/臼井のドラマ→君下のフリーキック/君下のドラマ、とアツい展開が繋がる流れも素直にテンションが上がっていく構成になっていてなかなか好かった。


2016/12/04 (日)

「ViVid Strike!」第10話
フーカVS.リンネ編、続き。

互いの主張の対立を肉体言語でぶつけ合う、ストレートにアツいバトル展開が素晴らしい。

ともに譲ることのできない激しい感情の相克を、終始高い熱量をキープしたまま演じ切った、演者二人の熱演ぶりがなかなか大したものだった。

それに作画は全体的に粗い仕上がりなのだが、ここぞというところでは外さずに気持ちの乗った表情や打撃シーンがあるのもボルテージの高い内容を上手い具合に盛り上げていてよろしかったな。

「WWW.WORKING!!」第10話
鎌倉さんと進藤さんの復縁(?)編。

確かにこれはゾクゾクする、素晴らしいとしかいいようのないS/M逆転展開だな。

また、このくだりのクライマックスの、頭をワシャワシャされて責められたことに陶然とする鎌倉さんの表情作画も素晴らしくって、エロすぎる、・・・つーか、イラマチオされたあとにしか見えない絵面に観ていてメチャクチャ興奮したわ。

「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター」第10話
一十木音也の失踪編。

鳳瑛一が「ST☆RISH」を陥れるために音也を壊したのではなく、純粋にいい曲作りをしようとした結果、天然でやりすぎて音也の精神を破壊していた、というのがオモシロすぎるズッコケ展開で、まさに「天才を超える天然」展開に戦いた(笑)。

「ONE PIECE」第766話
錦えもんとカン十郎のゾウ上陸編。

深澤敏則監督演出回で全体的にレイアウト、キャラ作画がなかなかに良い仕上がりだった。


2016/12/03 (土)

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第36話
VS.バイツァ・ダスト編・その2。

OPが「バイツァ・ダスト」仕様になるというサプライズ。
「時間の巻き戻し」をモチーフにした曲も映像もアレンジの仕方が矢鱈にカッコよくって観ていてメチャクチャシビれたわ。


2016/12/02 (金)

「競女!!!!!!!!」第9話
東西戦第一レース編。

全編試合編ということで、全編ツッコミどころみたいなもの凄い展開に(笑)。

にしても、これだけアホな展開山盛りなのにも関わらず、話のクライマックスの「乳首一本背負い」がちゃんと一番頭が悪くて、一番盛り上がるように作られているのが、何気に凄くよく出ていて観ていてとても感心してしまったよ。

「舟を編む」第8話
西岡さんの異動から13年後、岸辺みどりの辞書編集部への異動編。

すっかり辞書編集の仕事が板についてちょっとした風格すら漂う馬締さんが頼もしい。

また、新加入の岸辺さんも左遷臭い状況に落ち込みつつも、先輩たちの言葉を素直に受け入れ、立ち直れる度量のある人だったのがなかなかに好感度の高いキャラ造形でよろしかった。


2016/12/01 (木)

「文豪ストレイドッグス」第21話
武装探偵社とポートマフィアの休戦交渉と、Q奪還作戦編。

「黒の時代編」もそうだったが、敦くんが話に絡んでこない方が面白くなるんだな(苦笑)。

徹底した合理主義者で計算高いが狂っている、森鴎外のキャラの掘り下げがカッコよくって好感触。

また、今回は敦不在でハードテイストが増した話の内容に見合ったエッジの利いた濃いキャラ修正も良好で、画的にもなかなかに見応えのある仕上がりだった。

「響け!ユーフォニアム2」第9話
あすか先輩宅での久美子とあすか先輩のタイマンお勉強会編。

今回も全体的に繊細なキャラ演出が好印象。

また、久美子とあすか先輩のタイマンはあすか先輩の事情にかなり踏み込んだ話し合いだったが、互いに抑制が利いていてあまり感情的にならないのが逆に真に迫るものがあるというか、凄味を感じさせる作りでなかなかに上手かった。

「NARUTO-ナルト- 疾風伝」第484話
ノベライズ版原作の新章「サスケ真伝 来光篇」スタート。
起爆人間の襲来編。

今シリーズから監督は今期OPの演出も担当している今千秋に変更。

また、今回からキャラデザが「THE LAST」仕様に変更されたが、やはりヒナタのおっぱい強調ドスケベコスは素晴らしいな(笑)。

ただ、内容全般的には端正なキャラ作画、起爆人間の膨張グロ作画、爆発のエフェクト作画など、作画はかなり良いのだが、アクションのテンポがたどたどしくって観ていて全くノレないのが残念だった。