2016年
4月

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2016/04/30 (土)

「うしおととら」第31話
とらVS秋葉流リベンジマッチ編。

とらVS流のバトルはダイジェスト展開への不満も吹き飛ぶくらいにキャラ作画(表情作画)も、役者の芝居も壮絶で圧巻だったな。

真っ直ぐな潮の眼差しが矯正不能なぐらいに心が曲がった流にとっては重かったってくだり、原作も含めて筋的には強引な後付け臭くて唐突なんだけど、映像・芝居の説得力が凄くて内容の切なさ、やるせなさに観ていてけっこうグッときた。


2016/04/29 (金)

「あんハピ♪」第4話
幸福実技・罰ゲーム宿題編。

フラワー・メイズのシーンの、撮影処理が凝っている、色鮮やかな画面がなかなかのもので見応えあり。

あと、今回は道具の使い方がベタだけど、ラストのまとめ方、EDの入り方もキレイでなかなかよかったな。


2016/04/28 (木)

「NARUTO―ナルト― 疾風伝」第458話
イタチ真伝篇・その8と、大筒木カグヤの覚醒編。

イタチ真伝篇は途中までワリと面白かったのに最後はえらく締まりなくフェードアウトして終わってしまったのが残念だった。

あと、原作を読んだときも思ったけど、カグヤの介入展開は唐突だなあ。
ナルトたちとマダラとの戦いの決着がついた段階で更なる黒幕が登場っていう流れなら飲み込み易いんだけど、マダラとの決着がウヤムヤなままな上に、マダラにナルトたちが負けている状況で、相手が更に強い敵に入れ替わるという展開が座りが悪くて原作を読んだときに戸惑ったのを思い出した。


2016/04/27 (水)

「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」第14話
OVA「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」の分割2クール後半戦。
この話からは無料ネット配信していなかったので初見。

死の森、テンマVSベロニカ編。

OP/EDは最近のアニメにしては珍しく楽曲は変わらず、映像だけが変わるパターン。

岩佐裕子総作監の筆致が冴えるキャラ作画は相変わらず美麗。

鉄仮面よりすっぴんの方が万倍いいので正しい判断だとは思うけど、結局ユズリハはマスクをしないことになったのか。


2016/04/26 (火)

「ばくおん!!」第4話
北海道ツーリング編・前編。

早川執事がナチュラルにしれっとヒロインたちと混浴していて噴く(笑)。

あと、今回はラファエロのくだりがバカバカしいにも程があって好かったな。

「ハンドレッド」第4話
霧島サクラのボディガードミッション編。

サクラさんの布面積の極端に少ない変態ヴァリアブルスーツもよかったが、それ以上にEDの生徒会(特にクレア様)のゴージャスな変態エロコス姿が素晴らエロすぎて堪らんかった。


2016/04/25 (月)

「くまみこ」第4話
Aパート:夏用巫女服品評会編の後日談。
Bパート:酒田響登場/しもむら編。

Bパート。
あらぬ方向へと話を迷走させた挙句、ものの見事にぶん投げて終わる豪快な構成が素晴らしかった(笑)。


2016/04/24 (日)

「キズナイーバー」第3話
7人目の「キズナイーバー」・日染芳春の合流編。

立川譲コンテ回。

前回(2話目)までは「設定の説明」だったが、今回は「設定を使ったエンターテイメント(コント)」にちゃんとなっていて面白かった。

「学戦都市アスタリスク」第16話
鳳凰星武祭・準々決勝、綾斗・ユリス組VS沈雲・沈華組戦、続きと、準決勝、紗夜・綺凜組VSアルディ・リムシィ組戦編。
の二部構成。

前回も作画がよかったが今回も作画がいい。

前回は安定性重視、アクションも軽快な感じだったが、今回はケレンミ重視で大胆なアクション、エフェクトや顔芸が炸裂する派手な仕上がりだったなあ。

バトルの前半戦と後半戦(決着編)でそれぞれ内容にあった画作りをしているのが好印象。

あと、今回は吹っ飛ぶシーンや拘束されるシーンなど、ユリスのダメージシーンがいちいちエロいのも眼福でなかなかにポイントが高かった。

「ハイスクール・フリート」第3話
VS潜水艦編。

現時点で一番かわいらしいキャラなのに万里小路さんが「マリコおじさん」にしか聴こえなくて難儀する(苦笑)。

「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」第4話
フル・フロンタルの追撃編。

視聴者のほとんどが「わかっている」こととはいえ、「オードリーの正体はミネバ・ラオ・ザビ」という今話の山場のネタバラシを冒頭の前回(前巻)までのあらすじでやってしまうのはダメだろう(苦笑)。

ま、それはさておき。

今回はネェル・アーガマに話の舞台が移った途端、おっさんキャラたちのキャラ描写が猛烈に活性化し、メカに比べて弱かったキャラやドラマが急に面白くなってきて戦闘シーン以外もムラなく楽しめるようになってきたのが大変良い傾向だった。

「魔法つかいプリキュア!」第12話
リコのナシマホウ界中学生生活順応編。

中谷友紀子作監回。

中谷友紀子は「Go!プリンセスプリキュア」終了後も「ONE PIECE」には戻らずに「プリキュア」に残留か。

かわいい話の内容に、中谷友紀子作監の端麗なキャラ作画が見事に花を添えていて好印象。

あと、これまでのキャリアを見ても意外と珍しい早見沙織のロリキャラ演技も新鮮でちょっとよかったな。


2016/04/23 (土)

「マギ シンドバッドの冒険」第1話、第2話
シンドバッドが「七海の覇王」になる前の物語を描いた「マギ」の外伝・前日談。

初回は熊本震災の影響で二話連続放送。
第1話:シンドバッドの父・バドルの最期編。
第2話:14歳になったシンドバッドのダンジョン初挑戦編。

全体的にいま一つツカミの弱い内容。
既に人気のキャラクターを使った作品なので殊更フックを仕掛けなくてもいい、という判断なのかもしれないが、導入編にしては引っかかるもの、観るべきところがあまりに少なくてパッとしない。

第2話冒頭のアクションシーンは殺陣が凝っていてよかったが、本当に印象に残ったのはそのくらいしかなかったな。


2016/04/22 (金)

「クロムクロ」第3話
剣之介の現状の把握と受容編。

剣之介の不信の解消と現代人との仲介役にお坊さんを使い、時代劇好きの愛されキャラなロリ妹を使って剣之介の好感度を上げる、というキャラ配置のアイデアがなかなかに上手かった。

「あんハピ♪」第3話
すごろく授業編。

前歯が折れる(つまり今後は差し歯ということか…)萌えアニメのヒロインとか、いくら何でも前代未聞すぎるだろ(苦笑)。

あと、今回はレンと握手したときに牡丹ちゃんの手が地味に砕けている、さらにそのことに誰も触れないところなんかも面白かった。

「甲鉄城のカバネリ」第2話
顕金駅の陥落編、続き。

ゾンビ映画に富野アニメ、「進撃の巨人」のセルフオマージュに、美樹本晴彦のキャラクターも含めていろいろと趣味性全開だが、「ここまで面白く仕上げればどっかで観たようなものばっかりでも文句ねえだろ」って感じの開き直った豪腕ぶりが素晴らしく、気持ちよくねじ伏せられる。

今回は全編通して脱出アクションが続く内容で初回以上に濃密でテンションの高い画面に見入ってしまった。
特に主人公・生駒の意地、相棒の逞生の友情、それを汲み取るヒロイン・無名という流れを受けて、タイトル回収/主人公とヒロインをそれたらしめる秘密の開示を行って次回へと引く、クライマックスの盛り上げ方、〆方はよくキマっていて上手かったな。


2016/04/21 (木)

「文豪ストレイドッグス」第3話
芥川龍之介との邂逅編。

自分は「伊賀の影丸」とか、「劇場版 X」、「バジリスク~甲賀忍法帖~」みたいに敵も味方もキャラが容赦なくどんどん死んでいくチームバトルものが好きなので谷崎兄妹があっさりやられた(つーか、普通なら死んでいる)展開を観て瞬間的にちょっとテンションが上がったが、機関銃の斉射を受けても息がある谷崎妹観てすぐに萎える。

ただ、まぁ、それでも敵対組織が現れて、前回までよりストレートな能力者バトルもの展開になってきたのは自分的には観易く、バトル描写もボンズアニメらしくよく出来ているのでこれはこれでそんなに悪くはなかったけど。


2016/04/20 (水)

「ジョーカー・ゲーム」第3話
波多野のフランスレジスタンス潜入ミッション編。

サブタイトルの「誤算」をお題にした構成が徹底していて、最初から最後まで様々な「誤算」が幾重にも折り重なり続け、その「誤算」の連鎖によって話が澱みなく転がり続ける展開がよく出来ていて面白かった。


2016/04/19 (火)

「ハンドレッド」第3話
主人公コンビの初陣編。

相変わらずアクション作画が健闘。

あと、何といっても今回はあんなに強そうなおっぱいをしているのにおぼこいクレアさまがかわいすぎて堪らんかった。


2016/04/18 (月)

「マクロスΔ」第3話
ハヤテのΔ小隊入隊試験編。

泳ぎ(水中での動き)が空戦のヒントになるって展開はまんま「マクロス ゼロ」の焼き直しだったが、フレイアの立ち直りとハヤテの巻き返しがシンクロするクライマックスの流れは演出の盛り上げの相乗効果がとても上手くキマっていて観ていてなかなか気持ちよかった。

「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG」第15話
フューマー全滅の後先編。

現在(神化46年11月)の遙アキの暴走と、その2年前(神化44年12月)の大阪地球博覧会パビリオン内での事件を軸に、様々な伏線の回収と設置が施されるシナリオの濃密さに圧倒される。

あと、今回は中村豊原画担当パートとおぼしき爾朗VSフューマーの戦闘シーンの芝居・アクション作画も矢鱈にカッコよくって素晴らしかった。

「三者三葉」第2話
葉山さんのキャラ紹介編。

無敵系キャラに見えて弱点ありまくりな葉山さんがかわいすぎて堪らない。
特に運動が苦手な貧体なのは素晴らしいギャップ萌えで最高だった。

「くまみこ」第3話
Aパート:神楽編。
Bパート:夏用巫女服品評会編。
の二部構成。

入江泰浩コンテ回。

凝った芝居、濃密なディティール、フェティッシュな構図など全編渡って画的な見どころが盛り沢山な、なかなかの作画アニメ回だったなあ。

まちちゃんの着替えシーン&押し倒されシーン、…というか下着姿がガッツリと拝めるところも含めて、今回はいろいろと眼福な仕上がりで素晴らしかった。

「Re:ゼロから始める異世界生活」第3話
VSエルザ編の決着編。

原画に田中宏紀降臨のアクションシーンは相変わらずキレキレな上、今回は前回のエルザとのバトル以上のボリュームもあって非常に見応えのある仕上がりだった。

あと、ラインハルトがやってくるところにはもう一つ仕掛け(ロジック)が欲しかった気もするが、前回・前々回の「死に戻り」でエルザの強さと容赦の無さが強く印象付けられているおかげでバトル展開に最後まで気の抜けない緊張感があるところなんかもよかったな。


2016/04/17 (日)

「学戦都市アスタリスク」第15話
鳳凰星武祭・準々決勝、綾斗・ユリス組VS沈雲・沈華組戦編。

全編に渡ってキャラ良し、アクション良しな良作画回。

繋ぎの過去回想編と、バトル決着前のエピソードなのがちょっと勿体ないくらい画面が安定してよく出来ていた。

「ハイスクール・フリート」第2話
晴風VSアドミラル・グラーフ・シュペー編。

山田有慶の作画監督&一人第一原画回。

初回に比べるとかなり語り口の歯切れがよくなっていて面白かった。

また、キャラデザ/絵柄的な区別はつきにくいが、クルー個々のキャラ立てもしっかりとしていて楽しく、よく出来ているのにも感心した。

「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」第3話
ユニコーンガンダムの初陣編。

全編通して圧巻のMS戦といった感じの内容で見応えあり。

メカ描写は端正・緻密なディティールも素晴らしいが、全周囲から立体的にメカの構造を描き出すような凝ったカメラワークも素晴らしかった。

また、まさに満を持してといった感じのガンダムの初陣シーンも待った甲斐が大いにある非常にアガる仕上がりになっていて、参戦→「変身」→クシャトリヤを圧倒までを一気に畳み掛ける構成演出の爆発力がなかなか大したものだったな。

あと、今回はたった一機で数的にも戦術的にも不利な状況を覆しかけたクシャトリヤの、ニュータイプ専用機の規格外ぶり・文字通りの一騎当千ぶりを台詞による説明を一切用いずに丹念な戦闘描写だけで描いていたのもよく出来ていて、その点なんかもけっこうポイントが高かった。

「仮面ライダーゴースト」第27話
大帝アドニスの最期編。

兎にも角にも今回はガンマイザー(?)とやらの登場シーンの、雑なコラ画像みたいなアデル兄さんの大量複製画像に大原さやかの声というナナメ上同士の合わせ技が卑怯にもほどがあって笑うと同時に激しく困惑してしまったよ。


2016/04/16 (土)

「ビッグオーダー」第1話
アンチヒーローSF超能力バトルもの。

最強のオーダー(超能力者)・星宮エイジの「世界支配」計画発動編。

クライマックスの主人公の「支配」の能力発動シーンはアンチヒーロー的な負の高揚感と、能力の万能感が思春期向け作品らしいカタルシスに満ちていてよかったが、そこまでの運びがたどたどしく、強引な展開・唐突な展開が多くてイマイチノっていけなかったな。

原作の内容を上手く咀嚼しきれていないのか、そもそもの原作がそうなのかはわからんが、作りが全体的に「硬い」のが観ていてちょっと気になった。


2016/04/15 (金)

「クロムクロ」第2話
クロムクロの現代復活後・初陣編。

クロムクロが移動時に山野や田畑を駆け抜けるシーンはやはり「エヴァンゲリオン/ヱヴァンゲリヲン」リスペクトだったりするのかな?

ま、それはさておき。

今回は市街戦の殺陣がよく練られていてなかなかに見応えのある仕上がりだった。


2016/04/14 (木)


2016/04/13 (水)

「双星の陰陽師」第2話
神託と、ろくろVS紅緒の対決編。

夕方放送枠メイン視聴者層のキッズたちは引くだけだと思うが、お話の目的が最強の陰陽師になることでも、ケガレを全て払うことでも、仇討を果たすことでもなく、ヒロインと結ばれて子供(神子=救世主)を作ること、という予定調和外しがなかなかにユニークで面白かった。


2016/04/12 (火)

「美少女戦士セーラームーンCrystal Season III」第27話
無限学園潜入偵察と、ちびうさと土萌ほたるの出会い編。

後半のバトルシーンのアクションがケレンミたっぷりでなかなかに良い仕上がりだった。

「ハンドレッド」第2話
ハヤトVSクレア会長デュエル編。

終盤少しあやしくなったが、前半のクレア会長とのデュエル展開は初回に続き今回もキャラ、アクションともに作画がよくって好印象。

あと、何と言っても今回は目にも、耳にも楽しいクレア会長のおっぱい弄り一連とぴっちりスーツ越しのパツパツおっぱいが素晴らしすぎて最高だった。


2016/04/11 (月)

「コンクリート・レヴォルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG」第14話
分割2クール後半戦・三か月間の充電期間を挟んでシリーズ再開。

柴来人の転身編。

超人課を離脱した爾朗との劇的な再会は第一期・第1話で既に済んでいるからか、爾朗と笑美さんたちとの再会はあっさりとした感じだったな。

内容全般的には柴来人メイン回ではあるものの、第一期・第1話の白田晃の話を絡ませ、爾朗との再会と合わせて第1話と第14話の二つの話が有機的に結びつく構成になっているのが面白かった。

「三者三葉」第1話
今期のきらら枠・その2。
大食い元気娘と腹黒メガネ委員長と没落令嬢の三人がメインヒロインの美少女学園コメディ。

西山葉子と小田切双葉、葉山照の出会い編。

没個性な内容だけどそのぶんキャラの見せ方・掛け合い方が手堅くて面白かった。
また、ハリキリ気味によく動く作画も見応えがあってよかったな。

「くまみこ」第2話
まちのユニクロ初めてのおつかい編。

まちの楽しくてキュートな中学生らしい浅はかさを軸にした、緩急の利いたコントの構成がよく出来ていて面白かった。

あと、今回はまさに田舎のお調子者のおっちゃんといった感じの、松さんのキャラクターがヤケに活き活きと描かれていたのもなかなかに印象的で好かったな。


2016/04/10 (日)

「田中くんはいつもけだるげ」第1話
無気力少年介護ネタ学園コメディ。
スクウェア・エニックス系らしい女子向け萌えアニメ。

「充分な間の取り方で魅せる」タイプの作品に「のんのんびより」の川面真也監督を配した適材適所すぎるスタッフワークが◎。

前にも書いたことがあるが「男子キャラに萌える」系作品はジャンルとしてはちょっと苦手なのだが、コメディ演出のセンス、洗練された画作りが非常に冴えているので楽しめた。

「キズナイーバー」第1話
「傷の絆」で結ばれた「キズナイーバー」の少年少女たちによる青春群像サスペンス。

今期二本目の岡田麿里脚本・シリーズ構成アニメ。

ちょっとハードでスタイリッシュな「ココロコネクト」みたいな印象。

初回の構成は主人公をはじめとするキャラ紹介と「キズナイーバー」の基本設定説明回という感じ。
作画もよかったし、まずまず手堅い滑り出しなのだが、放送事前特番で観た内容そのまんまなので驚きがないのは観ていて少し物足りなかった。

「ハイスクール・フリート」第1話
タイトル通りの美少女海洋ミリタリもの。

海洋ミリタリものだけど、これは「艦これ」よりも「ガールズ&パンツァー」の後追い企画なんだろうな。

プロダクションアイムズ制作なんだけど、作画が超頑張っていて端整な美少女キャラを細かくよく動かしている。
また、ミリタリ描写も丁寧でなかなかに凝った作りだった。

ただ、それ故に演出が総じて甘いのが残念。
かわいく見せたいのか、カッコよく見せたいのか、曖昧なシーンが多かったり、進行がダラダラとしていてメリハリがなかったり、全体的に締まらない。
ラストのフェイクタイトルによるサプライズもそれほど内容がユルカワだったワケでもないので不発気味。

映像面の健闘ぶりが大したものだっただけにそれが上手く活きていないのが何とも勿体なかったな。

「ふらいんぐうぃっち」第1話
今期三本目の東北アニメ。
魔女修行ネタほのぼのコメディもの。

「神様のメモ帳」以来5年ぶりの桜美かつし監督作。

穏やかな主人公のキャラにシンクロした暖かで穏やかな世界を絶妙なリズム感で描き出していてよく出来ている。

桜美かつしは一コンテマン・一演出家としての実力は充分だが監督になるとイマイチ冴えないイメージだったんだけど、これは「あさっての方向。」以来10年ぶりのアタリな感じ。

「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」第2話
オードリーのビスト邸到着編。

何で放送が深夜じゃなくて早朝なんだよって思っていたけど、今回の完全に「逆襲のシャア」までのガンダム世代向けな内容を観ながら、早朝の落語番組なんかと同じでお年寄り向けの番組だから朝なのか、と納得した(苦笑)。

「魔法つかいプリキュア!」第10話
リコのナシマホウ界/人間界留学編。

ビルの壁面上で交差するバトルシーンの、高低差を強調した殺陣がケレンミたっぷりでなかなかに目を惹く仕上がりだった。

「僕のヒーローアカデミア」第2話
緑谷出久とオールマイトの邂逅編・後編。

今あらためてこのファースト・エピソードを観ると、出久が無個性のまま、傍目には何の成果も残さないまま、ヒーロー足り得る資格を得る展開がアツくて上手い。

また、クライマックスの出久が勝己に向かって駆け出すくだりから騒動の決着までの流れもパッション溢れる演出が素晴らしくって観ていてかなりグッときた。


2016/04/09 (土)

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第2話
VSアンジェロ編。

今さらながらに悪党の立たせ方が巧くてとても感心する。

また、その強くて、救いようのない下衆な悪党を最後にキチンと懲らしめて終わる構成が見事に決まっているのも非常に痛快で面白かった。

「テラフォーマーズ リベンジ」第2話
第四班の裏切り編。

第四班のテラフォーマー掃討迎撃戦、第一班・第二班VS第四班の内輪揉めのどちらもなかなかにアツい展開で面白かった。

特にラストの小吉VS劉の格闘戦シーンは班長同士の対決に見合った迫力があってよかったな。

「迷家―マヨイガ―」第1話
水島努監督得意の大規模群像劇。
「第一回人生やり直しツアー」に参加した男女30人よる閉ざされた村での共同生活を描く、クローズド・サークル群像ミステリ。

納鳴村へのバスツアー編。

碌に観たことがないのでイメージの話にすぎないのだけど、海外ドラマにありそうな雰囲気の内容だな。

まだ話の前段といったところなのでお話的には何とも言えない感じだが、キャラ捌きはさすがの巧さで感心する。
また、ツアー企画の胡散臭さ、その参加者たちの浅薄さによる不穏なムードもよく出ていて終始緊張感が途切れない作りもなかなかによく出来ていた。

「亜人」第13話(最終回)
永井圭の潜伏生活の終焉編。

劇場版に続くよEND。

圭が主人公としての矜持とやる気と示したところでTVシリーズは終了。

もっと中途半端なところで終わると思っていたので最後に物語を主人公に返して終わる、一応の区切りがついているこの終わり方はチト意外。

最終回もアクション展開はスリルがあって面白かった。
特に圭は妹公認のクズ属性キャラなので戸崎の読み通り中野を人柱にする選択肢が捨てきれない雰囲気だったのも緊張感があってよかったな。

「境界のRINNE(第2シリーズ)」第26話
分割4クール後半戦・半年間の充電期間を挟んでシリーズ再開。

黒猫・朧登場編。

鳳のアニマル柄ビキニの、そこはかともなく漂うビッチ臭がナイスだった(笑)。

直前まで第1シリーズの再放送をやっていた流れを受けているからか、仕切り直しも、おさらいの説明もなく、そのまま続き。
内容的にもいつもの「RINNE」、いつもの高橋留美子といった感じの平常運転ぶりだった。


2016/04/08 (金)

「クロムクロ」第1話
P.A.WORKS初のロボットものにして、得意の富山ご当地ものでもあるSF伝奇ロボットもの。

「鬼」の国際連合黒部研究所襲撃と青馬剣之介時貞の覚醒編。

90年代末期以後のサンライズのロボットものとか、初期のボンズのロボットものみたいな雰囲気だな。

肉親への深い葛藤を抱えるロボットアニメの主人公(剣之介ではなく由希奈の方ね)っていうのも何だかちょっと懐かしい。

映像的にはP.A.WORKS制作らしい端整な画作り、凝ったメカ描写など満足度の高い仕上がりだった。

あと、「敵」とのファーストコンタクトを基地(国際連合黒部研究所)の既存の防衛力だけでしのいだ予定調和破りが地味に面白い展開でよかったな。

「あんハピ♪」第1話
今期のきらら枠。
「不幸」、「不憫」がテーマの美少女日常系学園コメディ。

メインヒロインズの「天之御船学園」入学編。

大沼心監督らしいポップな画作りはかわいらしくていいのだが、新興宗教みたいな「不幸」を払うための授業や、ヒロインたちのユルすぎる性格、特異なキャラ属性にはちょっとついていけなくって参ったな。

取り立てて腐すような内容ではないんだけど、自分的にはフックに欠けるというか、観ていてイマイチピンとこない内容だった。

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」第1話
タイトル通りネットゲームコミュニティを舞台にしたラノベ原作の学園ラブコメ。

「アレイキャッツ」初オフ会編。

描線の強弱が絶妙な色気を醸し出すキャラ作画がなかなか良さ気。

お話的には互いの身元が割れたあとも意外と変わらぬ主人公たちの仲良しぶりが微笑ましくってちょっと好かった。

「甲鉄城のカバネリ」第1話
荒木哲郎監督×大河内一楼脚本×美樹本晴彦キャラ原案という人気クリエーター押し企画の、スチームパンクアクションファンタジー時代劇。

カバネの群体による顕金駅の陥落編。

まさに美樹本晴彦人気が全盛期だった頃の80年代~90年代初期までのOVA・劇場用アニメを現代の技術で、現代のセンスにあったフィルムに仕立て直したという印象。
キャラも、メカも、ゾンビも、背景美術も画が全部濃いゴージャスな画作りがひたすらに眼福だった。

また、主人公をはじめとするキャラも画の濃さにあったアツさで、全編に迸る作画・キャラ演出の大時代的な温度の高さが素晴らしくって面白かった。

「坂本ですが?」第1話
挙動の全てがスタイリッシュ&クーレストな完璧超人・坂本が主人公の学園コメディ。

Aパート:VSヤンキートリオ編。
Bパート:VS読モチャラ男編。
の2本立て。

坂本役に緑川光というキャスティングだけで、もう何をやっても面白い状況に持ち込んだのは凄いなあ(笑)。

ただ、この出オチみたいな内容なら30分尺ではなく、10分くらいのショートアニメ枠でやった方がより良いのでは?とちょっと思ってしまったよ。


2016/04/07 (木)

「文豪ストレイドッグス」第1話
戦国武将ネタヒーローアクションものの亜流的な、文豪偉人ネタ異能アクションもの。

中島敦の「武装探偵社」入社編。

五十嵐卓哉監督×榎戸洋司脚本×ボンズ制作チームの新作。
この体制で原作ものをやるのは「桜蘭高校ホスト部」以来おそよ11年ぶりか。

思ったよりもコメディ色が強くて、自分が予想していたもの(もっとシリアスな感じだと思っていた)、自分の好みとは違うが堅実且つテンポのよい作りはなかなかよく出来ている。

「NARUTO―ナルト― 疾風伝」第455話
イタチ真伝篇・その5。
うちは一族惨殺事件編。

むらた雅彦コンテ・演出・作監・一人原画(村田雅彦名義)回。

木ノ葉の里全体と、うちは一族との板挟み、最愛の弟・サスケの命と、両親を含むうちは一族全体の命のどちらを取るかの選択に心を乱すイタチの葛藤を、精神的にタフで揺らぎの少ないイタチらしく抑制の利いた演出で描いているのがよく出来ている。

また、大胆な陰影の表現が凝っている全体の画作りも見応えがあって素晴らしかった。


2016/04/06 (水)

「ジョーカー・ゲーム」第1話
実写映画をはじめ既に様々なメディアミックスが展開しているベストセラー小説が原作の、日中戦争時の日本を舞台にしたスパイもの。

「攻殻機動隊」、「PSYCHO-PASS」に続くProduction I.G制作のスパイ・組織捜査ものアニメの系譜って感じだな。

作品のイメージ通り、全編に渡ってクールで知的で硬質なムードが満ちているのが好印象。

奇抜な髪の色・髪型禁止なリアル系キャラデザな上、年齢層が近く、スマートなイケメン揃いという縛りがあるせいか、キャラの区別がつかないことや、アニメ的な旨みがあまり感じられない内容、初回にしてはツカミの弱い淡白で地味すぎる展開など、気になるところもいくつかあるけど、Production I.G制作のスパイ・組織捜査ものらしい正統派な大人向けアニメ的な雰囲気はなかなか悪くなかったな。

あと、中嶋敦子作監・原画のEDもスタイリッシュで色気のあるヴィジュアルが秀逸で矢鱈にカッコよかったな。

「双星の陰陽師」第1話
原作は「ジャンプSQ」連載の、陰陽師ネタバトルアクションもの。

バトルはカッコよく、ヒロインはかわいく、ストーリー・設定・個々のキャラ立ては明快に、と手堅い作りが、まさに夕方アニメに相応しい王道少年漫画という感じで好印象。

特に主人公のバトルシーン(ワンパン決着シーン)は物語のクライマックスに、演出・作画のテンションのピークがしっかりと重なっていて観ていて非常に気持ちよかった。


2016/04/05 (火)

「美少女戦士セーラームーンCrystal Season III」第27話
およそ9か月間の充電期間を挟んで再開した「美少女戦士セーラームーンCrystal」の続編、「デス・バスターズ編」。

先祖返り事件勃発編。

今シリーズからシリーズディレクターは今千秋に、キャラクターデザインは高橋晃に変更。

キャラデザが耽美系からかわいい系にシフトして自分的には観易く(楽しみ易く)なったかな。
また、全体のノリも境宗久監督時代よりもちょっと明るくなったのも好印象。

まだ初回なので何とも言えないところもあるが、終始箸にも棒にもならない感じだった境宗久監督時代までよりは画も話も楽しめそうな雰囲気なのでとりあえずは期待しつつも様子見って感じかな。

「ばくおん!!」第1話
バイク部を舞台にした女子部活系日常コメディ。

メインヒロインズの出会い――バイク部入部とオートバイ免許取得教習編。

おもいっきり「けいおん!」の後追いというか、半ばパロディなんだけど、「けいおん!」の初回放送から既に7年(!)も経っているのでそんなところも何だか無闇に懐かしい(苦笑)。

愛すべきアホの娘アニメという感じでヒロインたちの奇行・暴走・醜態の晒しっぷりが楽しく、矢鱈にかわいかったなあ。
また、主演の上田麗奈をはじめ、キャスト陣のユルくて甘くてアホな演技の数々もキャラの魅力を非常に上手く増強していてよろしかった。

「ハンドレッド」第1話
今期のラノベ原作・異能戦士養成学校バトルもの枠。

主人公の海上学園都市艦「リトルガーデン」入学編。

プロダクションアイムズ制作なのに作画がいい。
……と驚いたが、実質的には制作協力にクレジットされているアートランドに丸投げなのかな?

ま、それはさておき。

今さらテンプレ展開に文句はないが、ダラダラとした運びはちょっと気になった。

キャラデザ、身体のライン丸わかりピッチリスーツとかは自分好み。
作画も前述の通り良さ気なので、話運びに難はあってもこの手のタイプの作品としては、まぁ、充分に楽しめる内容ではあったけど。


2016/04/04 (月)

「マクロスΔ」第1話
「マクロス」シリーズ8年ぶりの新作TVシリーズ。

ハヤテとフレイア、フレイアと「ワルキューレ」の出会いと、「空中騎士団」の襲撃編。

先行放送版からの追加分はハヤテとフレイアがバルキリーに相乗りする「マクロス」導入定番展開。

実質的には2度目の視聴だが言うことはデカいが無計画なヒロイン&「AKB0048」なノリが合わないのも、後半の空戦アクションが始まってからは楽しめるのも初見と変わらず。

ただ、全体としてはやはりイマイチピンとこない感じだな。
初回だけで判断するのは早計だが今回も「アクエリオンEVOL」以後の振るわない河森アニメという印象。

「くまみこ」第1話
タイトル通り熊×巫女ネタの、東北地方田舎暮らし日常コメディ。

Aパート:進路相談編。
Bパート:村の秘密の口伝編。
の二部構成。

Aパートはちょっと間延びした感じで、これなら10分以下のショートアニメで観たかったかも、と思ったが、Bパートになったらネタのキレ味がいきなり冴えて、結果的にはAパートの緩い感じも、Bパートのトガリ具合を含めると良いバランスになっており、トータルでちゃんと面白かった。

「Re:ゼロから始まる異世界生活」第1話
初回は1時間SP。
ラノベ原作の、異世界召喚ファンタジー×タイムスリップサスペンスの合わせ技。

主人公の異世界召喚と異能の発動編。

時間がリセットされたあとに素直に同じルートを繰り返さないヒネリの利いた構成が良い。
また、第1話を通常の倍の尺でやる意味がちゃんとある内容になっていたのもよかったな。

あと、WHITE FOX制作アニメらしく背景美術・レイアウト・キャラ作画・アクション作画と画的にも諸々見応えのある仕上がりだったのもポイント高し。
なかでも都市の情景、雑踏シーンはまるで劇場用アニメのようなスケール感があって特に目を惹くものがあった。

「12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~」第1話
思春期の成長/性徴がモチーフの少女漫画原作もの。

ヒロインのファーストキス編。

個々のネタはどれも刺激的で面白いんだけど、展開のさせ方が雑というか、唐突なので何だか上手くノリ切れない。

あと、本作一番の問題シーンが主題の小学生たちのアレコレよりも先生の職場逢引きシーンだったというのには苦笑するしかなかったよ。


2016/04/03 (日)

「学戦都市アスタリスク」第13話
「学戦都市アスタリスク」の分割2クール後半戦、3か月間の充電期間を挟んでシリーズ再開。

鳳凰星武祭・五回戦、綾斗・ユリス組VS宋然・羅坤展組戦編。

シリーズ再開一発目だからか、全編に渡ってアクション作画が充実していてなかなかに見応えのある仕上がりだった。

「ワールドトリガー」第73話(最終回)
ガロプラの侵攻編。

話の途中でブツリと終わる、これぞまさに打ち切りEND。

主題歌がOPではなくEDだったこと&フルサイズヴァージョンだったことを除けば、演出のムードも作画も普段と変わらぬ通常営業。
最終回らしい雰囲気の欠片もないのが逆に清々しかったな(苦笑)。

また、清々しいと言えばラストに登場人物たちが「続きが出来るか、出来ないかは視聴者の応援次第」と視聴者に正直に語りかけてくるところなんかもぶっちゃけぶりが清々しくってよかったな。

「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」第1話
ニチアサ枠だから(?)「UC」ではなく「ユニコーン」。
OVA「機動戦士ガンダムUC」のTVシリーズ用再編集版。

バナージとミネバの邂逅編。

OVAを全巻積みDVD/BD化したままTVシリーズ用再編集版を先に観るのは何とも複雑な気分だな…。

ま、それはさておき。

画面は緻密でさすがの見応え。
話は50分で1つの話にまとまっているものを途中でぶった切った構成なので、この時点ではなんとも言えずな感じだな。
とりあえず様子見…。

「仮面ライダーゴースト」第25話
イゴールによる人間世界の「眼魔の世界化」改造計画発動編。

たこ焼きが主食→たこ焼きの食いすぎで腹痛になったり、企みが顔に出まくってアッサリバレたりと、今回はアラン様のアホキャラ化の加速ぶりが凄すぎて観ていてとても面白かった(笑)。

「僕のヒーローアカデミア」第1話
原作は「週刊少年ジャンプ」連載の、アメリカンコミックライクなヒーロー群像劇系ヒーロー育成学園もの。

緑谷出久とオールマイトの邂逅編。

1話で原作1話分を消化しない(原作1話のほぼ半分くらいまでを消化)とか、矢鱈に丁寧な運びにちょっと驚く。

あと、原作では重い展開は意図的に重くし過ぎない(そこに入れ込みすぎない)ように気を使っている印象なのだが、アニメ版は重い展開(出久が「無個性」だと発覚するシーン)をより重く際立たせているのも「少年ジャンプ」と「日5アニメ」の嗜好の違いみたいなものが読み取れて少し興味深かった。


2016/04/02 (土)

「うしおととら」第27話
3か月の充電期間を挟んでシリーズ再開。

最終章開幕、新型婢妖による潮ととらにまつわる関係者の記憶消去作戦編。

相変わらずの圧縮総集編展開。

序盤の桜並木のシーンは凝った撮影処理が美しく、上げて落とす展開の象徴的なシーンとして際立たせる演出も上手くって、新シリーズ一発目/シリーズ再開のツカミとしては正しく力の入ったヴィジュアルがなかなか好感触だった。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第1話
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第4部にして第4期TVシリーズ。

第3部から11年後。
空条承太郎と東方仗助の邂逅編。

以前のシリーズよりもキャラデザ・キャラ作画は随分とアッサリとした雰囲気に、エキセントリックな色使いはより大胆かつビビットに変わった画面が印象的。

テンポよくサクサクと進んでいく話運びは観ていて飽きないが、俯瞰的な視点から詰め込んだ内容を一気に捌く語り口がいささか総集編的だったのは観ていてちょっと気になったな。

「テラフォーマーズ リベンジ」第1話
1年3か月ぶりの第二期シリーズ。

お話的には前シリーズの続きだが、美術・音響関係以外のスタッフ総とっかえで画面の雰囲気は全くの別物といってもいいくらいに様変わり。

第一期TVアニメシリーズ&OVAと、この春公開の実写映画と、今回のTVアニメシリーズは全て連動したメディアミックス企画なんだろうけど、にもかかわらずアニメの制作スタッフが美術・音響関係以外総とっかえとか、よほど以前のアニメシリーズの内容・評判・費用対効果に問題があったってことなのかな。
(制作サイドが想定していたほどの人気が得られなかったっぽいのは素人目にも伝わってくる内容だったし)

2014年版のアニメシリーズがそれほどよく出来ていたワケではないので全面改修されるのは別に構わないのだが、数少ない美点だった、ハードなバイオレンス展開にマッチしたキャラデザ・キャラ作画の重厚感がなくなってしまったのはとても残念。

また、キャラ作画だけでなくアクションシーンもよく動くし、殺陣も悪くはないのだけれど、打撃に重さがないので肉弾戦をやっているというより踊りを踊っているように見えてしまうのも観ていてちょっと厳しかったな。

「亜人」第12話
佐藤一派のグランド製薬本社ビル襲撃編・後編。
佐藤一派VS戸崎指揮下のSAT編。

佐藤と戸崎の互いの手の内・戦力を読み合ったテンポのよい指し合い(戦術的駆け引き)が面白い。

相手の戦術に対する即応の応酬が延々と続く濃密な展開は「頭の切れる・出来る人間同士のハイレベルな攻防感」がよく表れていて上手かった。

「昭和元禄落語心中」第13話(最終回)
「八雲と助六篇」のエピローグと「助六再び篇」のプロローグ。

第二期に続くよEND。

主人公の八雲が助六から託された落語も、娘も守れずじまいに終わるとか、「八雲と助六篇」の結末はかなりのBADENDだな。

小夏の相手不明な妊娠に、落語の衰退、何をやらかすかわからない与太郎のトリックスターぶりと今後の展開(第二期)への興味を煽る仕掛けの畳み掛けが巧くてなかなかよく出来ている。
あまり最終回を観ている気分にはならないが、第二期への橋渡し的な幕間のエピソードとしては完璧と言っていい内容でこれはこれで面白かった。


2016/04/01 (金)

「だがしかし」第12話(最終回)
Aパート:橋の下と上での男同士&女同士の恋バナ編。
Bパート:前回のBパートの続き、ほたるさん束縛問題編。
の2本立て。

いずれ訪れるこのモラトリアムの終局を示唆しつつも、とりあえずは現状維持という無難なラスト。

けっこう濃厚な百合イメージ展開に、安定のほたるさんの透けブラと、最終回だからかというか、最終回もというか、サービス満点な作りがなかなかに良い塩梅だった。