2019年
9月

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2019/09/30 (月)


2019/09/29 (日)

「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」第2話(後編・最終回)
密輸心臓争奪戦編、続き。

レナとマキの挌闘アクションがなかなかに力の入った仕上がりで良い出来だった。

普通にエピソード2を終えただけなのであまり最終回という感じはしないが、今回メインのレナとマキのキャラの掘り下げ、見応えのあるアクションシーン、密輸心臓争奪戦をめぐる駆け引きと豊富な見どころが上手く詰められていて内容自体は悪くなかった。

「鬼滅の刃」第26話(最終回)
鬼舞辻無惨による十二鬼月・下弦の鬼の粛清と、かまぼこ隊の蝶屋敷からの旅立ち編。

劇場版に続くよEND。
続編をやるのは予想していたが、それがTVシリーズではなく劇場用アニメなのは意外だった。
シリーズではなく単発みたいなので「とりあえず次は劇場版で1本作って、そのまま劇場で続けるか、TVに戻すか、終了するか、様子をみる」って感じなのかな?

ま、それはさておき、本編の内容について。

前半の下弦の鬼の粛清編は無限城の3D背景の空間表現が大変秀逸で素晴らしかった。
また、カナヲのヒロインポイントが爆上がりする、後半の炭治郎とカナヲのやり取りも微笑ましくってよかったな。

終わり方は完全なブツ切りENDだったけど、列車に乗り込んで旅立ったところで終わる〆方は続編への「引き」としてはわかり易く期待感が盛り上がる流れで悪くはない幕引きだった。

「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」第13話(最終回)
「魔眼蒐集列車」編のエピローグ。

個々のキャラのその後の状況、そして再びはじまる日常を丁寧に綴った良いエピローグ。

イスカンダルの顔出し&発声NGをここまで貫き通してきたぶん、ラストのイスカンダルとウェイバーの夢の中での再会(イスカンダルの顔出し&発声解禁)は観ていてかなりグッときた。
ウェイバーが個人的な執着よりもロード/講師としての立場を優先する決断をして〆る、話の展開も上手にわかり易く主人公の成長(成熟)の跡を示したまとめでよかったな。

探偵もののフォーマットを使ったアクションファンタジーサスペンスシリーズとして手堅くよく出来ていて面白かった。
「Fate」シリーズらしく安定して高い映像のクオリティ、「Fate」シリーズにしては観易いスマートな語り口も好印象。
あと、女性キャラがみんなかわいかったり、エロかったりで矢鱈に魅力的だったのが素晴らしい作品でもあり、その点なんかもなかなかにポイントが高かった。

「戦姫絶唱シンフォギアXV」第13話(最終回)
シェム・ハとの最終決戦→ユグドラシル破壊ミッション編。

アクション活劇に徹した最終回でほぼ1話丸々アクション展開。

バトルの逆転方法とかかなり強引だったけど、ストレートでシンプルな展開と演出で終始アッパーなテンションのまま、迷いなく一気呵成に駆け抜けていく作りは好印象。
簡潔なエピローグに、響と未来の関係性を節度を守って爽やかにまとめているのもよろしかった。

これまでのシリーズの総決算をして大団円にもっていく、という目標がシリーズを通してハッキリしていてそれがキチンと達成できているのが素晴らしかったな。
あと、全シリーズを通しての話になるが、バトル(&ライブ)アクションの濃度とバリエーションが毎シリーズごとに更新され続けて、ついに最後まで大きく失速することなく発展し続けたまま完走したのは本当に大したもので立派だった。


2019/09/28 (土)

OVA「キルラキル 第二十五話『さよならをもう一度』」を観る。
TVシリーズの再放送を完走した流れで積みBDの山から引っ張り出してチェック。

TVシリーズ最終回のラストとエンディングの間を埋めるエピソード。
羅暁との最終決戦から数週間後、本能寺学園の閉校と卒業式と鳳凰丸礼のリベンジマッチ編。
結局、本編では何者なのかよくわからなかった鳳凰丸キャラ設定の補完と、羅暁を倒したことで燃え尽き症候群になりかけている皐月の再起を軸に、登場人物たちの「それから」を描く物語。

TV未放映話数系OVAはだいたい「金を払ってまで観るものじゃないな」っていう感じの内容になりがちなんだけど、これは珍しく「金を払って観てよかった」と素直に思えるものになっていて嬉しかったな。

しっかりと「もう一つの最終回」と呼べるものになっているし、アンコール的なエピソードに相応しいサービスも充実していてよろしかった。
特にTVシリーズ終盤戦で完全燃焼したといっても過言ではないところまで行き着いたあとでも、本エピソードのクライマックスにはレギュラーシリーズに負けないくらいスケールが大きくて、テンションの高いバトル展開がちゃんと用意されているのには感心したよ。
また、「生命戦維」(神衣と極制服)がないなかでのバトルに関する、諸々のアイデアの出し方も上手くてなかなかよかったな。


「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」第12話(最終回)
タワーダンジョン攻略クエスト編、続き。

アマンテとの戦いには一応決着はつけているが、内容的には完全に平常運転で全く最終回という感じがしないなあ。

やることにブレがなくて安定しているし、これはこれでちゃんと成立しているんだろうけど、とにかく最後まで諸々の作りや話の安っぽさが気になってしまう作品だった。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII」第12話(最終回)
前回、主人公たちが滑落して川に流されたのち、漂着した山村での逗留編。

第三期に続くよEND。
劇場版1本、1クールのTVシリーズ2本、OVA1本と、今回のアニメプロジェクトは思ったよりもかなり大きな企画だったんだな。
「ソード・オラトリア」が放送していたときに既に人気のピークがすぎていた印象があったので、今回のアニメプロジェクトのこの力の入れようには正直ちょっと意外な感じがしてしまう。

ま、それはさておき、本編の内容について。

アレスとの騒動はほったらかしというか、あれで(前回までの内容で)終了していて、今回は前回問題提起された「時間の流れを共有できない神と人間の恋の話」の掘り下げに集中する、というなかなかに大胆な構成だったな。

生真面目すぎて地味な話だったが、そのぶん丁寧に作られていて手堅い仕上がりだったと思う。
また、アクションシーンが全くないからか、作画も全体的に整っていて良い出来だった。

シリーズのラストとしてはいささか食い足りなさを感じる内容ではあるが、実質的には最終回というより分割2クール前半戦終了回なので「これはこれでアリかなあ」という感じ。

「とある科学の一方通行」第12話(最終回)
VS.『完全なるゴレム』/イサク戦の決着編。

「学園都市のキケンな日常は続くよ」END。

一連の騒動に決着がつき、死霊術に関わるゲストキャラたちは総退場させ、キレイに状況を清算して終了した。

ローゼンタール家と菱形兄妹の複雑に絡み合う思惑の交錯という、中心になっている物語と、主人公のアクセラレータがあまり上手くリンクしないまま終わっているのが苦しかったな。

「本編に影響を与えるようなことは一切できない」という条件が同じだからだと思うが、ジャンプアニメのTVアニメオリジナルシリーズみたいな印象で総じていま一つ振るわない内容だった。
これを観てほぼ同じ条件の「とある科学の超電磁砲」が実はとても上手くやっていたのが今さらながらによくわかったよ。


2019/09/27 (金)

「まちカドまぞく」第12話(最終回)
吉田家の秘密編、続き。

明らかになった秘密の説明と、それに伴う今後の方針に関する意見調整といった感じの内容でイマイチ盛り上がらない展開だったが、ラストのまとめは上手い&かわいらしくてよかったな。

「グランベルム プリンセプスのふたり」第13話(最終回)
新月VS.水晶の最終決戦編、続き。

グランベルムは「結果次第では世界の在り方を変えるかもしれない戦い」なのだが、「閉ざされた魔術師同士の内輪揉め」として完結してしまっているのでいま一つそれに伴うスケール感が伝わってこなかったのだが、最後に「水晶がこれまでに味わった無間地獄と、新月がこれから味わう無間地獄」が描かれたことで深くて広い時間的な奥行きが生まれ、一気に物語のスケールが大きくなったのがよかったな。

あと、相変わらずメカ作画・魔法バトルアクションもいいんだけど、最終回は繊細なタッチで描かれた人物作画もかなりよくって映像的な満足度がいつにも増して高いのもなかなかにポイントが高かった。


2019/09/26 (木)


2019/09/25 (水)

OVA「機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.」を観る。
「U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ」の全タイトル共通映像特典。

まず収録時間44分という大ボリュームにビックリ。
「過去の『ガンダム』周年記念映像作品みたいな数分の短編作品なんだろうな」と思っていたので正直ちょっと意表を突かれた。

作品の内容は∀ガンダムの月光蝶によって文明が地球ごと埋葬される日、それを見下ろすアムロとララァの霊魂(?)が宇宙世紀という「戦争の世紀」を「歴史」、「モビルスーツ」、「思想」の三つのテーマを軸に振り返る、という構成で宇宙世紀ガンダムシリーズの総集編的な内容だった。
世界の終焉を背景にアムロとララァの霊魂(?)が全てを悟ったように俯瞰的な視点から人の行為に思いを巡らす、っていうシチュエーションと雰囲気がちょっと「イデオン発動篇」っぽかったな。

全体の構成・シナリオは福井晴敏が担当。
∀ガンダムが出てくる冒頭&ラストの新作パートの演出は脇顯太朗が演出を、仲盛文が作画監督を担当していて透明感のある撮影処理と端整なメカ作画がとても美しい仕上がりだった。
あと、青みがかった色調の加減なのか、∀ガンダムの胸部が青ではなく白っぽく見えるので∀ガンダムが「∀ガンダム」本編よりも「ホワイトドール」感が増して見えるのも面白くってなかなか印象的だったな。


2019/09/24 (火)


2019/09/23 (月)

「からかい上手の高木さん2」第12話(最終回)
夏祭り編。

まさかの木村株爆上げEND(笑)。

本編の落としどころの「手繋ぎ」をEDの曲と映像で上手に膨らませて、この物語を「少年少女の手と手が触れあうまでの距離で繰り広げられる恋の話」としてまとめて大団円に昇華する、ラストの構成演出がなかなかに巧かった。

「ナカノヒトゲノム【実況中】」第12話(最終回)
ボーナスステージ編。

一応、主人公たち全員に総花的に出番が用意されているところは最終回らしいと言えなくもないが、画も話もユルくてイマイチやる気が感じられず、悪い意味でTV未放映話数系のOVAみたいな内容だったな。

あと、主人公のアカツキが最後にただ囚われの身になるだけで何もしないのもちょっと冴えなくて気になった。


2019/09/22 (日)

「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Gace note-」第12話
真犯人の判明と真犯人との対決編。

EDをカットした編成でアバンからラストまで1話丸々みっしりと真犯人との対決が続く濃厚な推理戦/バトル展開だったなあ。

ラス前、「魔眼蒐集列車編」の佳境であると同時にシリーズ全体の佳境でもあるエピソードに相応しい盛り上がりと見応えで観ていて大変面白かった。

特に列車上での決戦がはじまってからは推理による駆け引きと魔術バトルが並立して進行する濃密な構成に、大規模魔術の応酬が続くまさに見せ場の連続で、終始テンションが高まったまま落ちない巧みな構成演出の手綱捌きが素晴らしかったな。

「戦姫絶唱シンフォギアXV」第12話
シェム・ハVS.キャロルと、月遺跡の攻防戦編、続き。

シリーズラス前定番のOPとEDの主題歌入れ替え演出はまさに大詰めって感じがして毎度の事ながらアガるなあ。
エクスドライブを成功させたシンフォギア奏者たちの地球帰還と同時にOP主題歌によるエンドロールが流れるラストなんかは全てが想定通りの展開なのに画面から目が離せず、気持ちが一気に引き込まれて仕方がない熱のこもった作りが堪らなかった。

また、今回はシェム・ハVS.キャロルの新旧ボスキャラ対決、響&クリスコンビVS.ヴァネッサ、ノーブルレッドの最期、シンフォギア奏者たちの地球帰還&エクスドライブ発動と見どころ盛りだくさんな内容も素晴らしく、ラス前に相応しい盛り上がりが上々だったな。

あと、お話的には「バラルの呪詛」の設定に絡んだ駆け引きの描き方や、「ダイダロスの迷宮」を使った緊急批難&地球帰還作戦といった設定の使い方が上手くてちょっと感心したよ。


2019/09/21 (土)

「女子高生の無駄づかい」第12話(最終回)
バカの留年問題編。

最終回だからか、無闇にレイアウトとキャラ作画が全編通してよかったな。

あと、今回は養豚場のくだりの声優を使った悪ふざけ、特に本作全体的にフリキレた演技が光る戸松遥の期待に違わぬ暴走ぶりが大変愉快で面白かった。

「Dr.STONE」第12話
硫酸ゲットミッション編。

今回は硫酸ゲットミッションを巡る千空とクロムの衝突、土壇場での銀狼の参戦と、文字通り命がけの作戦を前にした男の矜持をかけたアツい展開の連続がいかにも少年漫画らしい熱量の高さでなかなかに良い塩梅だった。

「フルーツバスケット」第25話(最終回)
夾の「本来の姿」開示騒動の決着と、そのエピローグ。

これからはじまる新しい季節を予感させるかたちで第二期へと「引く」、シリーズ分割もののとりあえずのラストとしてはまずまずソツのない幕引きだったな。

お話の内容的には一族での立場と現在の心理状態のネガとポジが相反する由希と夾、という対比の構図が面白かった。

「グランベルム プリンセプスのふたり」第12話
満月&新月コンビVS.水晶編。

中西和也コンテ・アルマノクス作画監督・一人原画回。

1話丸々バトル展開でちょっと大味だけれども、全編通しての派手な大技の応酬がなかなかの見応えだったなあ。
また、このカロリー高そうな内容を一人で描ききったという中西和也の仕事ぶりにも驚いた。

「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第12話(最終回)
文芸部の学校立てこもり騒動の顛末編。

登場人物たちが本音のぶつけ合いをして、最後に盛大に混ぜっ返す、岡田麿里作品らしい最終回。

結局、曾根崎先輩の冤罪問題がどうなった(どう解決させた)のかよくわからないし、まとめ方も強引だけど、追い詰められてヤケクソ気味になった登場人物たちがひたすら喧々囂々するさまは観ていて飽きず、楽しかったので「まぁ、これはこれでヨシとするか」という感じ。

あと、学園祭後の展開はともすれば深刻な方向に落ち込んでいきそうな内容だったけど、あくまでも「コメディ」としてのバランスを最後まで維持し続けていて、いわゆる鬱展開になりそうでならない絶妙なラインを上手く保っていたのがよかったな。


2019/09/20 (金)

「ギヴン」第11話(最終回)
真冬と立夏の交際開始編。

バンドものとしてはやっと全てが揃って回り出したという感じなのでもっと中途半端な終わり方になるのかと思ったけど、恋愛ものとしては主人公二人が結ばれて終わる真っ当すぎるラストなので思いのほかとてもキレイに終わったな。

真冬と立夏の交際開始によるバンドへの影響を軸にした微笑ましくも愉しいラブコメ展開で、穏やかな余韻が大変心地のよい仕上がりだった。


2019/09/19 (木)

「ダンベル何キロ持てる?」第12話(最終回)
シルバーマンジム肉乃島ツアー編。

思わずリアルに「何だこれ?」って呟いてしまったジェイソンと出入の遭難漂流ENDからの壮大な英語詞ED、最終回もルーティンを外さない本編終了後のトレーニングのおさらいコーナー、〆のひびきの体重測定、そして最後に後番組の「慎重勇者」番宣CMでも筋トレと、とことん視聴者を愉しませようというサービス精神と創意工夫に溢れた終盤の畳みかけが素晴らしい。

また、本編も海で水着回でこちらもサービス満点な内容だったのも好かったな。
ヒロインズの新調した水着姿(夏休み&アイドルオーディション編とは違うものになっている)がどれもみんな大変キュートで眼福だった。

「彼方のアストラ」第12話(最終回)
惑星ガレム編、続きと、アストラへの帰還編と、一連の騒動決着後のエピローグ。
初回に続き最終回も1時間枠SP放送。

帰還時のオリジナルとの対決でもうひと山あるのかと思ったら、帰還時の諸問題は唐突に現れたスーパー捜査官に丸投げでほとんど波瀾なく解決してしまって拍子抜け。

でも、少年少女サバイバル群像劇としては王道を行くようなラストで帰還時に旅の思い出を振り返るくだりや、個々のキャラのエピローグを丹念に描いて終わるところなんかは手堅く、素直に楽しめた。
特にアストラ帰還の最後のまとめに仲間たちの絆の象徴として繰り返し描かれてきた「カナタと手を繋ぐこと」をもってきたところなんかは、ベッタベタだけど繰り返し丁寧に描いてきたことが上手く利いていて観ていてかなりグッときたな。

あと、シリーズ全体を通して感心したのはキャラ作画の抜群の安定感。
単純にキャラ画が全く崩れないのも素晴らしいのだが、その画の安定感が全5巻の原作漫画を1クールで過不足なくまとめている物語のまとまりのよさと相まって、作品全体の完成度の高さをよりいっそう際立たせているのも素晴らしかった。
元々評価の高かった(原作の評価が高かった)巧みなストーリー構成だけでなく、画的にもソツのない作りになっていることで作品のもつ堅調さがさらに増した感じになっているのがよかったな。

「キャロル&チューズデイ」第22話
マーズ・グラミー賞編。

ラストのアンジェラのまさに鬼気迫るようなステージ→曲の途中で卒倒→緊急搬送シーン被せの特殊EDという、終盤の緊迫感が凄まじかったな。

また、クリスタルに鍛えられ、ついにクリスタルの高い要求に応えたキャロル&チューズデイfeat.クリスタルの圧巻のパフォーマンスを文字通り「前座」にしてしまう大胆な構成演出もなかなかに思いきった作りで感心する。

あと、今回はキャロル&チューズデイの新曲作りの点描や、チューズデイがキャロルに誕生日プレゼントを贈るくだりなんかもよく出来ていて見どころ盛りだくさんな内容になっているところなんかもよかったな。


2019/09/18 (水)

「手品先輩」第12話(最終回)
咲ちゃんのバルーンアート入門講座編と、消失トリック編と、先輩VS.斑さん編と、助手の狸寝入り編と、先輩のバニーコスプレ実験編の五本立て。

最終回も平常運転。

1本目の「はやす先輩」が本当に「ナニを生やす」話で苦笑い。

あと、最後の〆が盛大な先輩のおっぱいサービスネタ話だったのも求められているものをしっかりと外さぬ作りで好かったな。

「ソウナンですか?」第12話(最終回)
紫音救出ミッション編・後編。

これはアニメ史上に残る伝説の最終回といえるのでは(笑)。
「美少女たちが緊急の水分補給のために互いに口移しで汚水を肛門から流し込みあう」という内容だけでも空前絶後の大事件なのにそれでシリーズのラストを〆る、というシリーズ構成が本当にクレイジーすぎてひっくり返る。
このあとだとEDのうんこハンドクリームとか、全く引かずに観ることができてしまうのが恐ろしい…(苦笑)。

あと、ラストは紫音のパンチラサービスネタで幕を引くところなんかもよかったな。


2019/09/17 (火)

「かつて神だった獣たちへ」第12話(最終回)
ボルドクリーク要塞攻略戦編、続き。

ケインの裏切りとその後の大陸全土を巻き込む争乱を引き起こしたきっかけはヤンホモの嫉妬だったという大概なオチがついて終了。

特筆するほど優れているワケではないが、作画は普段よりもだいぶ修正が行き届いていて最終回らしく力の入った仕上がりだったな。

ただ、内容全般的にはこれまでのシリーズと同様にバトルパートも、ドラマパートも演出が総じて弱くてパッとしない感じだった。
原作の魅力を支えている画力(迫力のある画)が作品に与えられた処理能力的に再現できない時点で作品を上手く成立させるのが難しかったのかもしれないが、結局、何を見せたかったのか、何を楽しめばいいのかわからない、漫然とはじまって、漫然と終わった感の強いシリーズだったな。


2019/09/16 (月)

「からかい上手の高木さん2」第11話
歩数当てゲーム編、ユカリ・ミナ・サナエのLINE編、お土産交換編、夏祭りの約束編の四本立て。

西片くんが高木さんを夏祭りに誘うくだりで本編終了、その後に高木さんによる第一期OPのカバーソング&名場面ダイジェストがエンドロールに流れて〆る、とてもキレイな最終回……ならぬ最終回風ラス前回だったなあ。

ついに自分から動いた西片くんに珍しくテンションがあがる高木さん&珍しく感情の制御ができずに口元が緩む高木さんも(最終回じゃないけど)最終回っぽかったな。
これまで散々もどかしい展開を引っ張ってきたぶん、高木さんの歓喜の瞬間はシリーズのクライマックスに相応しい昂揚感があってよろしかった。
また、くだんのレアな表情の連続も甚くかわいらしくてよかったな。

「BEM」第8話
声帯略奪連続殺人事件編。

今回はベラのかわいい表情がたくさん描かれる、ベラメインの恋の話に合わせてキャラ作画が安定して良い出来なのがなかなか好印象だった。


2019/09/15 (日)

「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」第11話
オークション開幕編。

オークションの競り合いがメチャクチャ加熱してきてる最中、当事者のロードがオークションを中断して唐突にトリシャ・フェローズ殺人事件の推理をはじめる強引な流れを、その場にいる関係者全員がほとんど異論なくあっさりと受け入れているのに何だかちょっと笑ってしまった。

ただ、そのギアチェンジは少し強引だったが、真犯人を追い詰めるための根回しと、時間稼ぎのためのオークションをテキパキとした手つきでテンポよく捌いていく作りはよく出来ていて面白かったな。

あと、今回は冒頭くだりのオルガマリーが情緒不安定チョロかわいくってその点なんかもよろしかった。

「戦姫絶唱シンフォギアXV」第11話
月遺跡探索戦編。

「本来の目的はシェム・ハの脅威への対抗策だった」という「真実」を後付けして第一期シリーズの重要設定「バラルの呪詛」を上手に再生・再利用。
第一期と係り結びにすることでますます今シリーズの集大成・総決算感が増強された印象だったな。

また、今回は相変わらずハイクオリティなバトルシーンのアクション作画、「ライブ会場の惨劇」を再現したミラアルクに翼とマリアのデュエットでリベンジする展開もアツくてなかなかよろしかった。

「スター☆トゥインクルプリキュア」第32話
新合体必殺技「プリキュア・スタートゥインクル・イマジネーション」発動編。

新合体必殺技のお披露目展開に合わせたであろうキャラデザ・高橋晃作監回。
端整でかわいいキャラ作画を全編通してたっぷりと堪能できて眼福だった。


2019/09/14 (土)

劇場用アニメ「ニノ国」を観る。
ゲーム原作の並行異世界往来ファンタジーもの。

人の命の因果が繋がっている現代日本とRPG風異世界「ニノ国」を行き来しながら、ヒロインの「命の選択」を巡る相克のドラマが描かれる複雑でハードな物語を、話の進行のみを優先した場当たり的で強引な運びでザクザクと捌いていく適当すぎるストーリー構成に唖然とする。
台詞による説明、唐突な急展開、超速・瞬間状況把握がひたすら立て続くので話はテンポよくてもドラマ的に響くものは何もなく、話に全く入っていけない。

また、作画は安定していて悪くはないが、映像的に突出した作り込みや奇想もないのでヴィジュアル面の印象も弱い。

あと、自分は音響関係に関する感度が低いからか、タレントキャストに対する不満ってあまり感じない方なんだけど、ヒロイン役の人の芝居になってなさ加減がもの凄くて、その点なんかも気になったな。


「女子高生の無駄づかい」第11話
ヲタと低所得Pの邂逅編。

ヲタがかわいすぎ、いい娘すぎて好きにならざるを得ない好編ラブコメ(?)回だったなあ。

憧れの低所得Pとの初の顔合わせに備えて超気合いを入れておしゃれして普段よりもかなり割り増しでかわいくなっている、健気なヲタの行為も、見た目も素晴らしくって最高だった。

また、作風的に最後にヒドいオチがついてもおかしくないなか、上手く「いい話」としてまとめたラストの着地のさせ方も好印象。

あと、今回は低所得Pの新曲制作秘話もアバンギャルドな美容院ネタコントを、切ない系の曲の歌詞にキレイに変換して戸松遥に熱唱させる、無駄に凝った二重構造が無闇によく出来ていて面白かった。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」第10話
春姫奪還作戦、続き&イシュタル・ファミリアの壊滅編。

本気になったフレイヤ・ファミリアの参戦によって形勢は簡単にひっくり返り、何だか妙にあっさり片がついてしまったが、長編エピソードのラストに相応しくヴィジュアルは全編通して安定して充実していて端正なキャラも、凝ったアクションも、濃密なエフェクトもなかなかに見応えのある仕上がりだった。

「フルーツバスケット」第24話
夾の「本来の姿」開示編。

夾の「本来の姿」が開示されてからの展開の緊張感がなかなかのもの。
あと、今回も相変わらず薄暗いシーンの撮影処理が上手くてとてもキレイだったな。


2019/09/13 (金)


2019/09/12 (木)


2019/09/11 (水)

「手品先輩」第11話
四つ玉マジック編、咲ちゃんの腹話術編、先輩と疑惑の男密会・尾行編の三本立て。

ラス前だからか、下ネタが物量もネタの攻めっぷりも全開でえらく濃厚な仕上がりだったなあ。

軽く流れていったけど咲ちゃんがまーくんのゴミ箱から発掘した丸めたティッシュの山をクンカクンカするくだりが特にヒドい(笑)。
あと、喜多村英梨に口を半開きにした状態で「マンゴー」と連呼させる中学生の悪ふざけみたいなネタもなかなかの偏差値の低さでよろしかった。


2019/09/10 (火)

「ありふれた職業で世界最強」第9話
VS.ティオ・クラルス編。

大型ガジェットや大規模魔法を使いまくりなドラゴンとの派手なバトルも見応えがあって普通に面白かったのだが、それが全てどこかへ吹き飛ぶラストのまさかの肛虐展開(笑)。

ドラゴン(雌)のアナルに鉄杭を打ち込んで責め倒すとかいう、唐突なクレイジー展開に驚愕。
出オチみたいなネタなのに妙にたっぷりとやり取りが続く上に、日笠陽子のノリノリな熱演ぶり(笑)も素晴らしくって何かだか矢鱈に楽しかったな。

「これでいいのか?」という気がしないでもないが、これまでで一番面白かった(苦笑)。

「ブラッククローバー」第100話
ユノの戦線復帰と、アスタ&ユノコンビVS.リヒト(本物)編。

吉原達矢監督コンテ・演出(コンテは守泰佑と、演出は前屋俊広と共同)回。

監督コンテ・演出回ということでいつものように作画アニメしているが、今回はいつもの監督コンテ・演出回に比べて演出・作画の洗練度が格段に高く、まるで劇場用アニメか、最終回でも観ているみたいな感覚だったな。
美麗なキャラ作画・よく練られた殺陣・魔法/自然現象の凝ったエフェクト・主人公&ライバルコンビ共闘展開にマッチした熱量の高い演出と豊富な見どころと完成度の高さに感心しきり。

また、いつものことだが重要話数に合わせてキッチリと力を入れてくる、真っ当なリソースのかけ方も大変好印象でよろしかった。


2019/09/09 (月)


2019/09/08 (日)

「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」第1話(前編)
「グリザイア」シリーズの4年ぶりの新作・第4弾。
美少女スパイチームバイオレンスアクションもの。

有坂秋桜里先生の「美浜学園」着任編。

60分のOVAを30分のTV放送枠に合わせて分割しているからだと思うが、冒頭の捕り物以降はキャラ・組織の設定紹介に終始した内容で面白がれるところがほとんどない。
OVAらしく作画がキレイ、冒頭のアクションシーンも凝っていてよかったが、一つのお話としては「後編」と合わせて観ないと評価できない、感想が書きづらい内容だったなあ。

「戦姫絶唱シンフォギアXV」第10話
ユグドラシルの顕現と、月への調査ロケットを巡る種子島攻防戦編。

キリシラの合体必殺技は相変わらず殺る気満々な見た目すぎるのでキッチリ一撃見舞ってからの和解の提案がメチャクチャ白々しく見えるなあ(苦笑)。

「仮面ライダーゼロワン」第2話
仮面ライダーバルカン登場編。

ゼロワンに続きバルカンも変身シーン、必殺技シーンを始めとするヒーローアクション演出がひたすらストレートにカッコよくって素直に燃える。

常に新しいこと、ユニークなことに挑戦し続けてきたからこその「平成仮面ライダーシリーズ」の人気と長期定番シリーズ化だったのはわかるけど、俺が見たいのはやっぱりこういうベタにカッコいいヤツだなあ。


2019/09/07 (土)

「女子高生の無駄づかい」第10話
バカとヲタのケンカ編と、ロボのストーカー登場編と、バカとロボのケンカ編と、ロボのストーカー告白編の四部構成。

そういえばまだやってなかったロボメイン回。

ロボのストーカーとその親友役にリアル親友声優の松岡禎丞と島崎信長という声優ネタあり。

田中がロボにあやされるくだりは「たぶん一生自分はコイツに萌えることはない」と思っていた田中がえらくかわいく見えてビックリした(笑)。

あと、ラストのロボのストーカーとその親友のコントは話がどんどんあらぬ方向に転がっていく感じが楽しくって好かったな。

「炎炎ノ消防隊」第9話
VS.烈火戦、続き。

派手なバトルとお色気サービスの合わせ技という、俺の好物の盛り合わせが美味しすぎて嬉しい。
特にバトルシーンは、エフェクトは相変わらず濃密な仕上がり、格闘アクションは丁寧、空中戦の殺陣は凝っていて見応えがあり、なかなかに良い塩梅だった。

「グランベルム プリンセプスのふたり」第10話
九音VS.水晶戦の決着と、満月の正体判明編。

石田可奈コンテ・演出・作画監督・原画回で相変わらずレイアウトのセンスが良い。

あと、完全に九音勝利の流れだったので最後にあっさり九音が逆転負けしてしまったバトルの結末がちょっと意外な感じだったな。

「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第10話
菅原氏の泉くんへの誘惑事件と、本郷さんとミロ先生のラブホ同伴事件と、百々子の告白事件が同時多発連鎖的に起こる、文芸部運命の放課後編。

まさに佳境、といった感じの展開が一度に立て続く濃密な構成で終始画面から目が離せない内容だったな。
高まりっぱなしで落ちない場面の温度と緊張感に当てられそうな濃厚な雰囲気がよろしかった。
また、ここぞという場面での表情作画に充分な気合いが入っているのも好印象だったなあ。

あと、ラブホのくだりはコントもなかなか好調でちょっと愉快な仕上がりだったのも観ていてとても面白かった。


2019/09/06 (金)

「ギヴン」第9話
真冬のデビューライブ当日編、続き。

「自分を残して自殺してしまった恋人への言葉にならない葛藤を歌にして解放する」という超難易度の高いテーマをものの見事にやりきっていてただただ感心してしまう。
感情表現が苦手な主人公が抱える、表現しづらい感情をドラマ全体の流れと「歌」でキッチリと語りきっているのが素晴らしい。

ライブシーンは真冬が由紀への想いを歌に昇華できたことが真冬個人にとって大きな出来事であると同時に、その場に居合わせ、音楽を通してその繊細な感情の一端に触れた関係者(バンドメンバーや旧友たち)、オーディエンスにとっても掛け替えのない体験になっている、というのが充分な説得力を伴ってヒシヒシと伝わってくるのが凄かったな。

また、その説得力を支える劇中歌そのものの良さ、ライブパフォーマンスの映像クオリティもなかなかのもので聴き応え・見応えも上々だった。
それに最初から最後まで緊張と緩和の緩急を上手に利かせながら緻密に組み立てられた今話全体の構成演出もとてもよく出来ていて上手かったな。
特に冒頭から静かに高まっていった緊張感が真冬のヴォーカルが入った瞬間に一気に弾ける、クライマックスのカタルシスは凄まじかった。
あと、早めにEDに突入して一度話を〆てから、長めのCパートでじっくりと真冬と由紀の「過去」についての整理をする、まとめ方・余韻の響かせ方もソツがなくってよろしかった。

(おそらく)シリーズのクライマックスとなるエピソードにキッチリと注力して頭のてっぺんから尻尾の先まで完璧に仕上げているのが本当に大したもので、今回は紛うことなき傑作回といえる内容だったなあ。


2019/09/05 (木)

劇場用アニメ「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」を観る。
先月地上波放送されたもの。

「はいからさんが通る」の38年ぶりのリメイク劇場版・後編。
「前編」のラストからそのまま続き、満州編から今回初めてアニメ化されるという物語の結末まで描かれる。

兎に角、画面の仕上がりが冴えなくて全く内容に入っていけないのがツラかった。
映像的に劇場作品として満足のいくレベルではないどころか、TVアニメの平均よりも下をいく出来なのが残念。

主人公たちがひたすら「皮肉な運命のいたずら」に翻弄され続ける、「前編」よりもシリアス度の高いお話なだけに画がことごく決まらないのがいや増しに苦しかったなあ。
それに「前編」の出来がよかったことが落差を強く意識させてしまうのも余計にマイナス印象(ガッカリ感)を強めていてその点なんかも厳しかった。


「ダンベル何キロ持てる?」第10話
クリスマス編と、栃木ディスティニーランドデート編の二部構成。

Aパート:クリスマス編。
息を吸うようにカロリーを摂取するひびきがかわいい。
ヒロインズのコスプレ&肉食と見せかけて意外と奥手なくだりなんかもかわいかった。

Bパート:栃木ディスティニーランドデート編。
里美先生のセーラー服コスプレに対する感想に何故かモッキーも参加したことでひびきたちの酷評が里美先生にスルーされる形になっているのが何だかちょっと可笑しかったな。
あと、何と言ってもこの話は街雄さんの大胸筋について病み語りをはじめる朱美が顔も語りも怖すぎなのがインパクト大で面白かった。


2019/09/04 (水)

劇場用アニメ「劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」を観る。
「後編」の劇場公開直前に地上波放送されたもの。
先月「後編」も地上波放送されたのでこの機会にまとめてチェックすることにする。

名作古典少女漫画「はいからさんが通る」の38年ぶりのリメイク劇場版。

「前編」では主人公・花村紅緒とその許嫁・伊集院忍少尉の出会いからシベリアで戦死したとされる少尉の生存の可能性を辿って紅緒が満州へと旅立つくだりまでを描いている。
副題通り紅緒の女学生編を中心にしつつも、後半1/4くらいは社会人編に突入しているかなり豊富な内容量。
おそらく相当な原作圧縮率で話のテンポはかなり早いが、総集編的な雰囲気をあまり感じさせないのがよく出来ていて感心する。
脚本・絵コンテを一人で担う古橋一浩監督の手腕なんだろうけど、緩急、キャラ捌きが巧みなストーリー構成で最後まで上手に乗り切っている印象だった。

あと、方々で言われているとおり主演の早見沙織の溌剌とした演技が素晴らしく、代表作と呼ばれるのも納得の内容だったなあ。
ヒロインの人間的な魅力が軸になっている作品であるということと、主演女優の魅力が全面に出た作品であるということがキレイにイコールで結ばれている。
それが早見沙織の印象をより一層際立たせているんだろうな。
兎にも角にも全編早見沙織充実な内容で耳がとても幸せだった。


「手品先輩」第10話
海水浴編×4。

ここのところキャラ作画がやや下降線をたどっていたが、ヒロイン総登場の海で水着回には作画リソースをちゃんとかけてくる、大事なところは外さぬ作りがなかなか好印象だった。


2019/09/03 (火)


2019/09/02 (月)

「ヴィンランド・サガ」第9話
ロンドン橋の攻防戦編。

トルフィンVS.トルケルの殺陣が相変わらず丁寧。
さらに加えて今回は、俊敏なトルフィン、自由奔放なトルケルのキャラ属性に合わせたケレンミもふんだんに加味させれていて面白く、非常に見応えのある内容だった。


2019/09/01 (日)

「鬼滅の刃」第22話
柱合会議編。

アニメになってフルカラーになると甘露寺さんの谷間の露出がメチャクチャエロく映るのな。
何だかもうイチイチ視線誘導されてしまって参ったよ。

「戦姫絶唱シンフォギアXV」第9話
風鳴宗家強制捜査編。

相変わらず濃密な内容で面白かった。

「今期の黒幕」といった感じの趣だったので風鳴宗家及び洗脳された翼との対立はもっと長く終盤間際まで引っ張ると思っていたのだが、尻尾を掴んでから決着まで1話でスピード解決してしまってちょっとビックリ。

翼VS.マリア、司令VS.風鳴訃堂、翼VS.風鳴訃堂と好カードが立て続く豪勢なバトル展開が見どころ盛りだくさんでよろしかった。
期待通りの超人ぶりを発揮する風鳴訃堂の跳梁ぶりも楽しかったし、ダラダラと引っ張らずにテキパキとした流れで更正して逆襲する翼さんのすったもんだも明快な語り口が心地よくてナイスであった。

あと、今回は「防人防人と馬鹿みたいに繰り返して」っていう翼さんの自虐の言葉と、巨大化してマリアさんを吹っ飛ばす風鳴訃堂の絵面がシリアスな笑いすぎて可笑しかったな。

それに未来が再び洗脳され、拐かされたにも関わらず、響が意外と元気というか、辛気くさくなっていないのも好印象。
響パパとのやり取りの力の抜け具合も良好で風鳴家の壮絶さとの対比も上手く利いていた。

「仮面ライダーゼロワン」第1話
元号が変わったことでシリーズ名称が強制変更された「令和仮面ライダー」シリーズの第1弾。
AI搭載人型ロボット「ヒューマギア」が労働力として浸透した世界を舞台に暴走ヒューマギア「マギア」と、その対抗策として開発された「仮面ライダー」の戦いを描く、近未来SFヒーローアクションもの。

主人公・飛電或人の「飛電インテリジェンス」二代目社長指名と、仮面ライダーゼロワンの初陣編。

インパクト優先でともすればふざけているようにしか見えないことも多々あった(特に後期)平成仮面ライダーシリーズのライダーたちに比べると、ストレートにカッコよく「現代版仮面ライダー」をしているライダーやガジェットのデザイン・演出が逆に新鮮でよかったな。

また、初回だからなんだろうけど殺陣も矢鱈に凝っていてアクション的な見応えが充実していたのも「令和仮面ライダー」シリーズの一発目に相応しい気合いの入りようでなかなか好印象だった。